JP2006349478A - 静電容量型力学量センサおよびその製造方法 - Google Patents
静電容量型力学量センサおよびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006349478A JP2006349478A JP2005175460A JP2005175460A JP2006349478A JP 2006349478 A JP2006349478 A JP 2006349478A JP 2005175460 A JP2005175460 A JP 2005175460A JP 2005175460 A JP2005175460 A JP 2005175460A JP 2006349478 A JP2006349478 A JP 2006349478A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- electrodes
- film
- mechanical quantity
- pressure receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Abstract
【解決手段】櫛歯状の可動電極ME1〜ME4および固定電極FE1〜FE4を、基板1表面に平行な方向(横方向)に一定の間隔をおいて対向配置させ、検出対象とする圧力の印加に応じて変位する上記受圧膜2の変位に伴い、これら対向配置される電極間の容量値が、該印加される圧力に応じて変化するようにする。またこのとき、基板1として半導体基板(シリコン基板)を採用し、上記可動電極ME1〜ME4および固定電極FE1〜FE4についてはこれを、所望とされる電極形状に応じて部分加工された基板1の一部に対して導電型不純物を導入することによって形成するようにする。
【選択図】 図1
Description
・前記受圧膜が、前記基板の表面に設けられた膜材によって形成された構造。
あるいは、請求項4に記載の発明によるように、
・前記受圧膜が、前記基板の裏面もしくは内部に設けられた膜材によって形成された構造。
また、前記基板が半導体基板であるときには、請求項8に記載の発明によるように、
・前記受圧膜が、前記基板の選択的に薄膜化された部分として形成された構造。
といった構造を採用することができ、いずれの構造によっても、上述の請求項1または2に記載のセンサが好適に実現されることになる。
・前記第1および第2の電極が、前記受圧膜の一方の面にて対向配置された上に、さらに前記対向配置される電極間の容量値の変化が、前記受圧膜の撓みによる、前記第1および第2の電極間の距離の変化に基づくものとされて構成されるセンサ。
であり、そしてもう1つは、請求項11に記載の発明によるように、
・前記第1および第2の電極が、前記基板に固定された固定電極と、該固定電極に対して相対的に変位する可動電極とからなるものとされた上に、さらに前記対向配置される電極間の容量値の変化が、これら固定電極と可動電極との間の対向面積の変化に基づくものとされて構成されるセンサ。
である。いずれの構造によっても、上述の請求項1〜8のいずれか一項に記載のセンサが好適に実現されることになる。
・前記基板の表面を、前記第1および第2の電極の電極形状に応じてエッチング加工する工程と、前記第1および第2の電極が前記基板の所定の箇所のみで支持されるように、同基板裏面の、これら電極に対応する部分を、選択的にエッチングして薄膜化する工程と、前記受圧膜になる膜材を成膜する工程と、を順序不同に行うことによって、前記基板の表面に配設される態様で前記受圧膜を、また前記縦方向の直交する方向である横方向に所定の間隔をおいて対向配置される態様で前記第1および第2の電極を、それぞれ形成する方法。
あるいは、請求項17に記載の発明によるように、
・前記基板の表面を前記第1および第2の電極の電極形状に応じて加工すべく、前記基板の裏面側にエッチストッパ膜を成膜して、このエッチストッパ膜のエッチング抑止作用を利用しつつ前記基板を表面側から同エッチストッパ膜までのエッチング加工を行うことによって、前記エッチストッパ膜を前記受圧膜として機能させるとともに、前記第1および第2の電極を、前記縦方向の直交する方向である横方向に所定の間隔をおいて対向配置されるように形成する方法。
また、あるいは請求項19に記載の発明によるように、
・前記半導体基板として酸化シリコン膜上にシリコン膜が形成されたSOI基板を用意し、前記シリコン膜を、前記酸化シリコン膜のエッチング抑止作用を利用しつつ、前記第1および第2の電極の電極形状に応じてエッチング加工するとともに、前記SOI基板の前記シリコン膜とは反対側の面の、前記第1および第2の電極に対応する部分に対しても、同じく前記酸化シリコン膜のエッチング抑止作用を利用しつつ同酸化シリコン膜までのエッチング加工を行うことによって、前記酸化シリコン膜を、前記受圧膜として機能させるとともに、前記第1および第2の電極を、前記シリコン膜により、前記縦方向の直交する方向である横方向に所定の間隔をおいて対向配置されるように形成する方法。
また、あるいは請求項21に記載の発明によるように、
・前記基板の表面を前記第1および第2の電極の電極形状に応じてエッチング加工するとともに、同基板の裏面の、前記第1および第2の電極に対応する部分を、選択的にエッチングして薄膜化することによって、前記第1および第2の電極を、前記縦方向の直交する方向である横方向に所定の間隔をおいて対向配置されるように形成するとともに、前記受圧膜を、前記基板の選択的に薄膜化された部分として形成する方法。
等々の方法を採用することが有効である。
また、上記請求項17に記載の方法によれば、上記請求項5に記載のセンサなどの実現が容易になる。しかもこの場合は、請求項18に記載の発明によるように、上記請求項17に記載の方法において、前記基板裏面側へのエッチストッパ膜の成膜工程に先立ち、同基板裏面の、前記第1および第2の電極に対応する部分を、選択的にエッチングして薄膜化する工程をさらに備えるようにすれば、基板の厚さによらない任意の厚さの電極を容易に形成することができるようになる。
さらに一方、上記請求項20に記載の方法によれば、上記請求項8に記載のセンサなどの実現がより容易、ということになる。
以下、図1〜図4を参照して、この発明に係る静電容量型力学量センサおよびその製造方法を具体化した第1の実施の形態について説明する。なお、この実施の形態に係るセンサとしても、先の図18に例示したセンサと同様、基板表面に垂直な方向(縦方向)からの圧力(力学量)の印加を検出する半導体圧力センサを想定している。ただし、この実施の形態においては、図1に示すように、多重積層構造によらずに対向電極の間に適当な空間(キャビティ)を形成することで、当該センサを製造する際の工程数の削減を実現している。
すなわち1つは、図2(a)および(b)に示すように、上記可動電極MEと固定電極FEとの間の対向面積の変化に基づいてこれら対向電極間の容量値を変化させ、この容量値の変化に基づいて上記印加される圧力を検出する、というものである。詳しくは、定常状態(力学量の未印加時)においては、図2(a)に示すように、上記可動電極MEおよび固定電極FEが、いずれも同一平面上で上記受圧膜2と当接した状態にある。しかしここで、この受圧膜2に対して縦方向の圧力の印加があると、図2(b)に示すように、梁を介してこの縦方向の変位の許容される可動電極MEは、基板に固定された固定電極FEよりも大きくその圧力の印加方向へ変位する。すなわち、該可動電極MEが固定電極FEに対して相対的に変位した分(図2(b)中の相対変位量DW)だけ、これら可動電極MEと固定電極FEとの間の対向面積は減少することになる。しかもこのとき、この相対変位量DWは、上記印加された圧力の大きさに対応したものとなる。このため、このような対向電極間の対向面積の変化を、これら電極間の静電容量の変化(対向面積が大きいほど静電容量は大きくなる)として検出し、例えばスイッチドキャパシタ回路等からなる信号処理回路を通じて、これを電圧値として取り出すことで、印加された圧力の大きさを求めることができる。
この実施の形態においては、以上の工程をもって、上記図1に示したセンサが完成することになる。ただし、基板1の表面を対向電極の電極形状に応じてエッチング加工する工程(図4(a))、基板1の所定の箇所に導電型不純物を導入(ドーピング)する工程、基板1の裏面を薄膜化する工程(図4(b))、受圧膜2を成膜する工程(図4(c))は、順序不同に行うことができる。すなわち、例えば図5(a)〜(d)に示すように、受圧膜2の成膜後に、基板1の裏面を薄膜化するようにした場合も、図4(a)〜(d)の製造方法と同様もしくはこれに準ずるかたちで、上記図1に示したセンサを製造することができる。あるいは、図6(a)〜(d)に示すように、基板1の裏面を薄膜化してから、基板1の表面を対向電極の電極形状に応じてエッチング加工するようにした場合も、図4(a)〜(d)の製造方法と同様もしくはこれに準ずるかたちで、上記図1に示したセンサを製造することができる。なお、上記導電型不純物の導入(ドーピング)は、受圧膜2形成後においても、例えばイオン注入により同受圧膜2を貫通させることによって、基板1の所望の箇所に行うことができる。
(1)図1に示したように、可動電極ME1〜ME4および固定電極FE1〜FE4を、基板1表面に平行な方向(横方向)に一定の間隔をおいて対向配置させ、検出対象とする圧力の印加に応じて変位する上記受圧膜2の変位に伴い、これら対向配置される電極間の容量値が、該印加される圧力に応じて変化するような構成とした。このように、対向電極である可動電極ME1〜ME4および固定電極FE1〜FE4を、所定の間隔(キャビティ)をおいて横方向に並べることにより、これら2種の電極を、基板面に沿った同一層上に形成することが可能になる。すなわち、先の図18に示したような多重積層構造においては何回も繰り返す必要のあった電極等の成膜工程については、これを大きく削減することができることになる。具体的には、先の図4等に示したように、基板1を部分的に加工してこれに所定の導電型不純物を導入(ドーピング)することで、容易に対向電極の間に適当な空間(キャビティ)が形成されることになる。このため、このような構造によれば、製造工程数の削減が図られるとともに、製造する上で必要になるフォトマスクの枚数なども節約することができるようになる。
次に、図7および図8を参照して、この発明に係る静電容量型力学量センサおよびその製造方法を具体化した第2の実施の形態について説明する。ただし、図7に示されるように、この実施の形態に係るセンサも、基本的には、先の第1の実施の形態のセンサ(図1)に準ずる構造を有しているため、ここでは主に、上記第1の実施の形態のセンサとの相違点のみについて説明する。
以上説明したように、この実施の形態に係る静電容量型力学量センサおよびその製造方法によれば、第1の実施の形態による前記(1)〜(8)の効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果に加え、さらに次のような効果も得られるようになる。
次に、図9および図10を参照して、この発明に係る静電容量型力学量センサおよびその製造方法を具体化した第3の実施の形態について説明する。ただし、図9に示されるように、この実施の形態に係るセンサも、基本的には、先の第2の実施の形態のセンサ(図7)に準ずる構造を有しているため、ここでは主に、上記第2の実施の形態のセンサとの相違点のみについて説明する。
以上説明したように、この実施の形態に係る静電容量型力学量センサおよびその製造方法によれば、前記(1)〜(8)および(10)〜(12)の効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果に加え、さらに次のような効果も得られるようになる。
次に、図11および図12を参照して、この発明に係る静電容量型力学量センサおよびその製造方法を具体化した第4の実施の形態について説明する。ただし、図11に示されるように、この実施の形態に係るセンサも、基本的には、先の第1の実施の形態のセンサ(図1)に準ずる構造を有しているため、ここでは主に、上記第1の実施の形態のセンサとの相違点のみについて説明する。
以上説明したように、この実施の形態に係る静電容量型力学量センサおよびその製造方法によれば、前記(1)〜(8)および(11)の効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果に加え、さらに次のような効果も得られるようになる。
次に、図13および図14を参照して、この発明に係る静電容量型力学量センサおよびその製造方法を具体化した第5の実施の形態について説明する。ただし、図13に示されるように、この実施の形態に係るセンサも、基本的には、先の第1の実施の形態のセンサ(図1)に準ずる構造を有しているため、ここでは主に、上記第1の実施の形態のセンサとの相違点のみについて説明する。
以上説明したように、この実施の形態に係る静電容量型力学量センサおよびその製造方法によれば、第1の実施の形態による前記(1)および(2)および(6)〜(8)の効果と同様の効果もしくはそれに準じた効果に加え、さらに次のような効果も得られるようになる。
なお、上記各実施の形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記第1〜第4の実施の形態においては、上記可動電極を受圧膜に当接させるようにしたが、この可動電極を受圧膜と一体に形成するようにしてもよい。しかもこの場合、可動電極は受圧膜と一体に連動するようになり、ひいては当接した場合よりも確実に上記受圧膜の変位が可動電極へ伝わることになる。また、可動電極と受圧膜との間に若干の隙間が形成されている場合であっても、この隙間が、圧力の印加に伴う受圧膜の撓みにより可動電極が押圧されて、該印加された圧力の大きさに対応する変位が同電極に生じ得るような範囲に収まっていれば、電極間の対向面積の変化(図2参照)に基づいて、検出対象である圧力を検出することは可能である。
なお、これらの構造は、上記対向電極ED1およびED2が前述の可動電極や固定電極として機能する場合であっても、また機能しない場合であっても、適宜に採用することができる。要は、対向電極の相対変位に基づく電極間の対向面積の変化(図2参照)、および受圧膜の撓みによる電極間距離の変化(図3参照)の少なくとも一方の原理に基づいて、これら対向電極間の容量値を変化させ、この容量値の変化に基づいて、印加圧力を検出することができるものであれば足りる。
・さらに、これら電極等の配線方法としては、空中配線(配線間に絶縁膜を介さずにエアギャップを介して立体交差した配線)なども利用することができる。
Claims (22)
- 基板表面に垂直な方向である縦方向からの力学量の印加に応じて変位する受圧膜と、前記基板に支持されつつ前記受圧膜の変位に伴って相互に相対的な位置関係を変化させる第1および第2の電極とを有し、これら第1および第2の電極間の容量値の変化に基づいて、前記印加される力学量を検出する静電容量型力学量センサにおいて、
前記第1および第2の電極が、前記縦方向の直交する方向である横方向に所定の間隔をおいて対向配置されるとともに、前記受圧膜の変位に伴い、前記対向配置される電極間の容量値を前記印加される力学量に応じて変化させる
ことを特徴とする静電容量型力学量センサ。 - 前記基板は半導体基板であり、前記第1および第2の電極は、所望とされる電極形状に応じて部分加工された前記基板の一部に対して導電型不純物が導入されるかたちで形成されてなる
請求項1に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記受圧膜は、前記基板の表面に設けられた膜材によって形成されてなる
請求項1または2に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記受圧膜は、前記基板の裏面もしくは内部に設けられた膜材によって形成されてなる
請求項1または2に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記受圧膜は、前記基板についてのエッチストッパ膜として機能するものである
請求項4に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記基板は、酸化シリコン膜上にシリコン膜が形成されたSOI基板であり、前記第1および第2の電極が前記シリコン膜によって形成されてなるとともに、前記受圧膜が前記酸化シリコン膜によって形成されてなる
請求項5に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記基板はシリコンからなり、前記受圧膜は酸化シリコンからなる
請求項1〜5のいずれか一項に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記基板は半導体基板であり、前記受圧膜は、該基板の選択的に薄膜化された部分として形成されてなる
請求項1または2に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記第1および第2の電極は、前記受圧膜の一方の面にて対向配置されてなり、前記対向配置される電極間の容量値の変化は、前記受圧膜の撓みによる、前記第1および第2の電極間の距離の変化に基づくものである
請求項1〜8のいずれか一項に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記第1および第2の電極がいずれも、前記受圧膜と一体に形成されてなる
請求項9に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記第1および第2の電極は、前記基板に固定された固定電極と、該固定電極に対して相対的に変位する可動電極とからなり、前記対向配置される電極間の容量値の変化は、これら固定電極と可動電極との間の対向面積の変化に基づくものである
請求項1〜8のいずれか一項に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記可動電極は、前記受圧膜に当接して、あるいは同受圧膜と一体に形成されてなる
請求項11に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記固定電極は、前記受圧膜との間に所定の隙間を空けて形成されてなる
請求項12に記載の静電容量型力学量センサ。 - 前記固定電極は、前記基板による枠と一体に櫛歯状に形成されてなり、前記可動電極は、前記基板の刳り貫かれた前記枠の内側空間に梁を介して同基板に対して相対変位可能に支持されたマスと一体に、前記固定電極と互い違いの櫛歯形状を有して形成されてなる
請求項11〜13のいずれか一項に記載の静電容量型力学量センサ。 - 当該静電容量型力学量センサは、前記印加される力学量として圧力を検出する圧力センサである
請求項1〜14のいずれか一項に記載の静電容量型力学量センサ。 - 半導体基板の表面に垂直な方向である縦方向からの力学量の印加に応じて変位する受圧膜と、前記基板に支持されつつ前記受圧膜の変位に伴って相互に相対的な位置関係を変化させる第1および第2の電極とを有し、これら第1および第2の電極間の容量値の変化に基づいて、前記印加される力学量を検出する静電容量型力学量センサを製造する方法であって、
前記基板の表面を、前記第1および第2の電極の電極形状に応じてエッチング加工する工程と、
前記第1および第2の電極が前記基板の所定の箇所のみで支持されるように、同基板裏面の、これら電極に対応する部分を、選択的にエッチングして薄膜化する工程と、
前記受圧膜になる膜材を成膜する工程と、
を順序不同に行うことによって、前記基板の表面に配設される態様で前記受圧膜を、また前記縦方向の直交する方向である横方向に所定の間隔をおいて対向配置される態様で前記第1および第2の電極を、それぞれ形成する
ことを特徴とする静電容量型力学量センサの製造方法。 - 半導体基板の表面に垂直な方向である縦方向からの力学量の印加に応じて変位する受圧膜と、前記基板に支持されつつ前記受圧膜の変位に伴って相互に相対的な位置関係を変化させる第1および第2の電極とを有し、これら第1および第2の電極間の容量値の変化に基づいて、前記印加される力学量を検出する静電容量型力学量センサを製造する方法であって、
前記基板の表面を前記第1および第2の電極の電極形状に応じて加工すべく、前記基板の裏面側にエッチストッパ膜を成膜して、このエッチストッパ膜のエッチング抑止作用を利用しつつ前記基板を表面側から同エッチストッパ膜までのエッチング加工を行うことによって、前記エッチストッパ膜を前記受圧膜として機能させるとともに、前記第1および第2の電極を、前記縦方向の直交する方向である横方向に所定の間隔をおいて対向配置されるように形成する
ことを特徴とする静電容量型力学量センサの製造方法。 - 請求項17に記載の静電容量型力学量センサの製造方法において、
前記基板の裏面側へのエッチストッパ膜の成膜工程に先立ち、同基板裏面の、前記第1および第2の電極に対応する部分を、選択的にエッチングして薄膜化する工程をさらに備える
ことを特徴とする静電容量型力学量センサの製造方法。 - 半導体基板の表面に垂直な方向である縦方向からの力学量の印加に応じて変位する受圧膜と、前記基板に支持されつつ前記受圧膜の変位に伴って相互に相対的な位置関係を変化させる第1および第2の電極とを有し、これら第1および第2の電極間の容量値の変化に基づいて、前記印加される力学量を検出する静電容量型力学量センサを製造する方法であって、
前記半導体基板として酸化シリコン膜上にシリコン膜が形成されたSOI基板を用意し、前記シリコン膜を、前記酸化シリコン膜のエッチング抑止作用を利用しつつ、前記第1および第2の電極の電極形状に応じてエッチング加工するとともに、前記SOI基板の前記シリコン膜とは反対側の面の、前記第1および第2の電極に対応する部分に対しても、同じく前記酸化シリコン膜のエッチング抑止作用を利用しつつ同酸化シリコン膜までのエッチング加工を行うことによって、前記酸化シリコン膜を、前記受圧膜として機能させるとともに、前記第1および第2の電極を、前記シリコン膜により、前記縦方向の直交する方向である横方向に所定の間隔をおいて対向配置されるように形成する
ことを特徴とする静電容量型力学量センサの製造方法。 - 半導体基板の表面に垂直な方向である縦方向からの力学量の印加に応じて変位する受圧膜と、前記基板に支持されつつ前記受圧膜の変位に伴って相互に相対的な位置関係を変化させる第1および第2の電極とを有し、これら第1および第2の電極間の容量値の変化に基づいて、前記印加される力学量を検出する静電容量型力学量センサを製造する方法であって、
前記基板の表面を前記第1および第2の電極の電極形状に応じてエッチング加工するとともに、同基板の裏面の、前記第1および第2の電極に対応する部分を、選択的にエッチングして薄膜化することによって、前記第1および第2の電極を、前記縦方向の直交する方向である横方向に所定の間隔をおいて対向配置されるように形成するとともに、前記受圧膜を、前記基板の選択的に薄膜化された部分として形成する
ことを特徴とする静電容量型力学量センサの製造方法。 - 請求項16〜20のいずれか一項に記載の静電容量型力学量センサの製造方法において、
前記第1および第2の電極は、前記基板に固定された固定電極と、該固定電極に対して相対的に変位する可動電極とからなり、このうちの前記可動電極を、前記受圧膜に当接させたまま、前記固定電極だけを選択的に、前記受圧膜からリリースする工程をさらに備える
ことを特徴とする静電容量型力学量センサの製造方法。 - 当該静電容量型力学量センサは、前記印加される力学量として圧力を検出する圧力センサである
請求項16〜21のいずれか一項に記載の静電容量型力学量センサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005175460A JP4639979B2 (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | 静電容量型力学量センサおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005175460A JP4639979B2 (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | 静電容量型力学量センサおよびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006349478A true JP2006349478A (ja) | 2006-12-28 |
JP4639979B2 JP4639979B2 (ja) | 2011-02-23 |
Family
ID=37645497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005175460A Expired - Fee Related JP4639979B2 (ja) | 2005-06-15 | 2005-06-15 | 静電容量型力学量センサおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4639979B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010175482A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Rohm Co Ltd | Memsセンサ |
JP2012047617A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Kyocera Corp | 圧力検出用部品および圧力検出用装置 |
JP2013011587A (ja) * | 2011-05-27 | 2013-01-17 | Denso Corp | 力学量センサ装置およびその製造方法 |
JP2015045513A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 株式会社デンソー | 半導体圧力センサ |
KR20180117196A (ko) * | 2016-03-15 | 2018-10-26 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류용 용량성 발 존재 감지 디바이스 |
US11026481B2 (en) | 2016-03-15 | 2021-06-08 | Nike, Inc. | Foot presence signal processing using velocity |
US11064768B2 (en) | 2016-03-15 | 2021-07-20 | Nike, Inc. | Foot presence signal processing using velocity |
US11357290B2 (en) | 2016-03-15 | 2022-06-14 | Nike, Inc. | Active footwear sensor calibration |
Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11160181A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Omron Corp | 静電容量型センサ |
JP2000028634A (ja) * | 1998-07-07 | 2000-01-28 | Denso Corp | 容量式物理量検出装置 |
JP2000049358A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Aisin Seiki Co Ltd | 表面マイクロマシンおよびその製造方法 |
JP2000214035A (ja) * | 1998-11-16 | 2000-08-04 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 静電容量型圧力センサおよびその製造方法 |
JP2001242027A (ja) * | 2000-01-06 | 2001-09-07 | Rosemount Inc | 可動誘電体を有する容量型圧力感知装置 |
JP2003031820A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-31 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | コンデンサ型マイクロホンおよび圧力センサ |
JP2004286535A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Denso Corp | 半導体力学量センサ |
JP2004356707A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Hosiden Corp | 音響検出機構 |
-
2005
- 2005-06-15 JP JP2005175460A patent/JP4639979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11160181A (ja) * | 1997-11-28 | 1999-06-18 | Omron Corp | 静電容量型センサ |
JP2000028634A (ja) * | 1998-07-07 | 2000-01-28 | Denso Corp | 容量式物理量検出装置 |
JP2000049358A (ja) * | 1998-07-29 | 2000-02-18 | Aisin Seiki Co Ltd | 表面マイクロマシンおよびその製造方法 |
JP2000214035A (ja) * | 1998-11-16 | 2000-08-04 | Toyota Central Res & Dev Lab Inc | 静電容量型圧力センサおよびその製造方法 |
JP2001242027A (ja) * | 2000-01-06 | 2001-09-07 | Rosemount Inc | 可動誘電体を有する容量型圧力感知装置 |
JP2003031820A (ja) * | 2001-07-19 | 2003-01-31 | Nippon Hoso Kyokai <Nhk> | コンデンサ型マイクロホンおよび圧力センサ |
JP2004286535A (ja) * | 2003-03-20 | 2004-10-14 | Denso Corp | 半導体力学量センサ |
JP2004356707A (ja) * | 2003-05-27 | 2004-12-16 | Hosiden Corp | 音響検出機構 |
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010175482A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Rohm Co Ltd | Memsセンサ |
JP2012047617A (ja) * | 2010-08-27 | 2012-03-08 | Kyocera Corp | 圧力検出用部品および圧力検出用装置 |
JP2013011587A (ja) * | 2011-05-27 | 2013-01-17 | Denso Corp | 力学量センサ装置およびその製造方法 |
JP2015045513A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 株式会社デンソー | 半導体圧力センサ |
KR20180117196A (ko) * | 2016-03-15 | 2018-10-26 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류용 용량성 발 존재 감지 디바이스 |
KR20180126006A (ko) * | 2016-03-15 | 2018-11-26 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 능동형 신발류를 위한 발 존재 감지 시스템 |
US11026481B2 (en) | 2016-03-15 | 2021-06-08 | Nike, Inc. | Foot presence signal processing using velocity |
US11044967B2 (en) | 2016-03-15 | 2021-06-29 | Nike, Inc. | Foot presence sensing using magnets in footwear |
US11064768B2 (en) | 2016-03-15 | 2021-07-20 | Nike, Inc. | Foot presence signal processing using velocity |
US11071355B2 (en) | 2016-03-15 | 2021-07-27 | Nike, Inc. | Foot presence signal processing systems and methods |
US11213100B2 (en) | 2016-03-15 | 2022-01-04 | Nike, Inc. | Foot presence sensing systems for active footwear |
KR20220016284A (ko) * | 2016-03-15 | 2022-02-08 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류용 용량성 발 존재 감지 디바이스 |
KR102361930B1 (ko) * | 2016-03-15 | 2022-02-11 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류용 용량성 발 존재 감지 디바이스 |
KR102404495B1 (ko) * | 2016-03-15 | 2022-06-07 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 능동형 신발류를 위한 발 존재 감지 시스템 |
US11357290B2 (en) | 2016-03-15 | 2022-06-14 | Nike, Inc. | Active footwear sensor calibration |
KR102428289B1 (ko) | 2016-03-15 | 2022-08-02 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류용 용량성 발 존재 감지 디바이스 |
KR20220110613A (ko) * | 2016-03-15 | 2022-08-08 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류용 용량성 발 존재 감지 디바이스 |
US11766095B2 (en) | 2016-03-15 | 2023-09-26 | Nike, Inc. | Foot presence signal processing using velocity |
KR102609358B1 (ko) | 2016-03-15 | 2023-12-01 | 나이키 이노베이트 씨.브이. | 신발류용 용량성 발 존재 감지 디바이스 |
US11857029B2 (en) | 2016-03-15 | 2024-01-02 | Nike, Inc. | Foot presence signal processing systems and methods |
US11889900B2 (en) | 2016-03-15 | 2024-02-06 | Nike, Inc. | Capacitive foot presence sensing for footwear |
US11925239B2 (en) | 2016-03-15 | 2024-03-12 | Nike, Inc. | Foot presence sensing systems for active footwear |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4639979B2 (ja) | 2011-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4639979B2 (ja) | 静電容量型力学量センサおよびその製造方法 | |
JP4737276B2 (ja) | 半導体力学量センサおよびその製造方法 | |
JP2011022137A (ja) | Mems装置及びその製造方法 | |
US20160187370A1 (en) | Sensor and its manufacturing method | |
JP2010019716A (ja) | センサおよびその製造方法 | |
JP4335545B2 (ja) | 圧力と加速度との双方を検出するセンサおよびその製造方法 | |
US20140216156A1 (en) | Acceleration sensor | |
US9446938B2 (en) | SOI substrate, physical quantity sensor, SOI substrate manufacturing method, and physical quantity sensor manufacturing method | |
US20160341759A1 (en) | Sensor and method of manufacturing same | |
JP2007309654A (ja) | 加速度センサおよびその製造方法 | |
JP2004361115A (ja) | 半導体力学量センサ | |
JP2007263765A (ja) | ウェハレベルパッケージ構造体およびセンサ装置 | |
JP2011220765A (ja) | 慣性センサ及びその製造方法 | |
JP2007333665A (ja) | 加速度センサ及び加速度センサの製造方法 | |
JP4665733B2 (ja) | センサエレメント | |
JP2009250632A (ja) | 半導体力学量センサおよびその製造方法 | |
JP2006030158A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2006214963A (ja) | 加速度センサ及び電子機器並びに加速度センサの製造方法 | |
JP4466344B2 (ja) | 加速度センサ | |
JP6773437B2 (ja) | 応力センサ | |
JP6882850B2 (ja) | 応力センサ | |
JP5401820B2 (ja) | センサ | |
JP6908355B2 (ja) | 応力センサ | |
JP6691414B2 (ja) | 応力センサ | |
JP2008170271A (ja) | 外力検知センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070717 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100405 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100720 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100913 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20101102 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20101115 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |