JP2006348643A - 貫通部材の防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】防水層を上下方向に貫通する貫通部材の防水構造であって、防水層の更新を行う際に作業性を損なうことなく、且つ更新後にも安定した防水性能を発揮させる。
【解決手段】床2を上下方向に貫通する貫通部材1に、防水部材3の嵌装部3aを嵌装させ、該嵌装部3aの上部を固定金具4、5によって覆うと共に貫通部材1に固定し、更に、防水テープ6によって貫通部材1と嵌装部3a上部との間又は貫通部材1と固定金具4、5の上部との間に形成された隙間を閉鎖して止水する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建物の屋上やベランダ、或いはプールのように防水性を要求される床を上下方向に貫通する貫通部材の防水構造に関するものである。
建物の屋上やベランダ或いはプールや風呂の床面は充分な防水性を有することが必要である。これらの部位に手摺或いは物干しや日除け等を構成することがあるが、この場合、床を上下方向に貫通する貫通部材を躯体に固定し、この貫通部材と床面との防水性を確保するのが一般的である。
上記の如き防水性が要求される床面を貫通する貫通部材と該床面との接続部分の防水性を確保する技術として、屋上やベランダの床を貫通する貫通部材(柱脚)の外周表面に予め樹脂コーティングを施しておき、この貫通部材の外周に樹脂製の嵌装部を有する防水部材を嵌装して嵌装部と樹脂コーティング部とを水密的に溶着又は接着した防水構造が提案されている(例えば特許文献1参照)。
上記特許文献1の技術では、貫通部材の樹脂コーティング部と防水部材の嵌装部とを溶着又は接着し、且つ防水部材の鍔部を床面に施工した防水シートに接着することにより、防水部材と防水シートを一体化して高い防水性能を発揮することができる。また貫通部材の断面形状と防水部材の嵌装部の形状が同じであれば良いため、手摺の柱や物干しの柱等の意匠の選択の自由度が向上し、建物の雰囲気に対応した好ましい形状を選択して用いることができる。
特開2004−076381号公報
最近の60年に及ぶ超寿命化が実現された建物では、屋上やベランダの床面に施工された防水層を適当な年数を経た段階で更新することが行われ、この防水層の更新と同時に貫通部材の防水構造も更新されるのが一般的である。防水層を更新する作業は既設の防水層の上層に新たな防水層を施工することによって行われる。
特に、特許文献1の技術のように防水部材の嵌装部を合成樹脂によって形成した場合、この嵌装部が紫外線の影響で収縮したり経時的に劣化する虞があるため、防水部材の嵌装部も含めて更新される。しかし、貫通部材の樹脂コーティング部と防水部材の嵌装部とを溶着又は接着することによって防水と固定とを行うようにしているため、貫通部材の樹脂コーティング部と防水部材の嵌装部との溶着部位又は接着部位を綺麗に剥がすことが困難になる虞があり、貫通部材と防水部材の溶着部位又は接着部位を綺麗に剥がせたとしても、貫通部材には樹脂コーティング部が剥がされているため溶着や接着を行うことができなくなる虞がある。
このため、高い防水性能を発揮することが可能で、且つ防水層を更新する際の作業が容易で更に防水層を更新したとしても防水性能が劣化することのない防水構造を開発することが求められている。
本発明の目的は、防水層の更新を行う際に作業性を損なうことなく、且つ更新後にも安定した防水性能を発揮することができる貫通部材の防水構造を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る貫通部材の防水構造は、被貫通部材を上下方向に貫通する貫通部材の防水構造であって、被貫通部材を貫通する貫通部材と、貫通部材の外周に嵌装される合成樹脂製の嵌装部を有する防水部材と、前記貫通部材に固定されると共に前記防水部材の嵌装部上部を覆う固定金具と、貫通部材と固定金具上部との間及び、又は貫通部材と嵌装部上部との間に形成された隙間を止水する止水部材とを有して構成したものである。
上記貫通部材の防水構造に於いて、防水部材が、嵌装部の下部外縁に水密的に接続された鍔部を有するものであることが好ましい。
また上記何れかの貫通部材の防水構造に於いて、貫通部材が、断面形状が角部を有する柱脚であることが好ましい。
更に、上記何れかの貫通部材の防水構造に於いて、止水部材が、貫通部材と防水部材の嵌装部にわたって且つ該嵌装部との間に絶縁部材を介在させて配置されていることが好ましい。
上記第1の防水構造では、被貫通部材を上下方向に貫通した貫通部材に防水部材の嵌装部を嵌装させると共に防水部材の嵌装部上部を固定金具によって覆って固定することで、防水部材を貫通部材に固定することができる。そして、貫通部材と固定金具上部との間及び貫通部材と嵌装部上部との間に形成された隙間、又は貫通部材と嵌装部上部との間、或いは貫通ぶ部材と固定金具上部との間に形成された隙間を止水部材によって止水することで、良好な防水性能を発揮することができ、貫通部材と被貫通部材との隙間に浸水することがない。
上記の如く、貫通部材と防水部材の嵌装部とが溶着或いは接着によることなく、固定金具によって固定され、更に止水部材によって防水性を与えられているため、止水部材と固定金具を撤去することで貫通部材と防水部材とを分離することができる。このため、経時的に行う必要がある防水層の更新を行う際に、合成樹脂製の嵌装部が劣化しているような場合でも、この部分を切除して新たな防水部材を嵌装することで円滑な作業を行うことができる。
また防水部材が、嵌装部の下部外縁に水密的に接続された鍔部を有することによって、該鍔部を屋上やベランダに施工した防水層に溶着或いは接着することで、防水部材と防水層の一体化をはかり良好な防水性能を発揮することができる。
また貫通部材が、断面形状が角部を有する柱脚である場合、屋上やベランダに設置する手摺や物干しの支柱の断面を角部を有する形状、即ち、多角形状のものとすることが可能となり、意匠的に好ましい。
また止水部材が、貫通部材と防水部材の嵌装部にわたって且つ該嵌装部との間に絶縁部材を介在させて配置されている場合、或いは固定金具の防水部材と対向する部位の形状を適宜設定することによって固定金具の上部に配置した止水部材と防水部材の間に隙間を設けた場合、防水部材の可塑剤が止水部材に移行することを防止して寿命を保持することができる。
以下、本発明に係る防水構造の最良の形態について説明する。本発明の貫通部材の防水構造は、鉄骨躯体や基礎構造に固定した貫通部材を被貫通部材となる床或いはパラペットを貫通させて配置したとき、貫通部材と床との間に防水性を発揮させる構造であり、床面の防水層を更新する際の作業も簡単に行えるようにしたものである。
このため、本発明では、貫通部材に合成樹脂製の嵌装部を有する防水部材を嵌装し、この嵌装部の上部に固定金具を配置して貫通部材に固定することによって嵌装部を貫通部材に固定し、更に、止水部材によって貫通部材と固定金具上部及び貫通部材と嵌装部上部との間に形成された隙間、又は貫通部材と嵌装部上部との間に形成された隙間を止水することで防水性を発揮させている。
このように本発明では、溶着や接着によることなく、嵌装部の貫通部材に対する固定構造と貫通部材と嵌装部との間の止水構造を異なる構造とすることによって、高い防水性能を実現すると共に、経時的に行う必要のある防水層の更新時には貫通部材と防水部材との離脱及び新たな防水部材の装着を容易とし、確実で且つ円滑な更新作業を実現し更に更新後の防水性能を確保することが可能である。
本発明に於いて、被貫通部材は防水性が要求され且つ貫通部材が上下方向に貫通して配置されるものであり、構造や部位を限定するものではない。このような被貫通部材としては、例えば建物の屋上やベランダの床、パラペット或いはプールや風呂の床等があり、本発明は何れの場合も好ましく対応することが可能である。
貫通部材は被貫通部材を上下方向に貫通して配置されるものであり、この貫通部材が如何なる部位に如何なる構造で固定されるかは限定するものではない。例えば、被貫通部材が建物の屋上やベランダの床であるような場合、貫通部材は建物の躯体に固定される。また被貫通部材がプールや風呂の床であるような場合、貫通部材はプールや風呂の躯体(例えば鉄骨躯体や基礎構造)に固定される。
貫通部材としては寸法や形状を限定するものではなく、例えば、建物の屋上やベランダ、パラペットに設置される手摺や物干し或いは日除け等を含む構造体の柱であって良い。しかし、これらの構造体の柱を直接躯体に固定して被貫通部材を貫通させた構造では、防水層の構成や更新を行う際の作業が困難であるため、貫通部材は設置すべき構造体の柱等を取り付けるための部材(柱脚)として構成されていることが好ましい。
即ち、貫通部材としては、被貫通部材を貫通して突出し、該突出部分に防水部材の嵌装部を嵌装させ且つ目的の構造体を取り付けることが可能な寸法を有していることが好ましく、取り付けるべき構造体に対応したボルト穴やネジ穴が形成されていることが好ましい。貫通部材をこのような構成とすることによって、被貫通部材を構成すると共に防水性を発揮させる工程と、被貫通部材から突出している貫通部材に構造体を取り付ける工程を互いに独立させた工程として進行させることが可能となる。
更に、貫通部材の寸法や形状は取り付けるべき構造体の寸法や形状に対応させて適宜設定することが好ましい。例えば構造体が屋上やベランダの手摺であり該手摺を構成する部材が角バーであるような場合、貫通部材も、断面形状が角部を有するものであることが好ましい。このように、貫通部材の断面形状と、該貫通部材に取り付ける構造体の断面形状が略同じであることによって意匠的な面から好ましい。
防水部材は貫通部材に嵌装されて該貫通部材との間の防水性を実現するものであり、合成樹脂製の嵌装部を有して構成される。合成樹脂製の嵌装部は、貫通部材の断面形状と相似形で該貫通部材を嵌装することが可能な寸法を有する筒状の部材として構成されている。この嵌装部は合成樹脂製であれば良く、材料を限定するものではない。即ち、嵌装部が高い剛性を持った筒状の部材として構成されるか、比較的柔軟な材料からなる筒状の部材として構成されるかを問うものではない。
上記の如く、貫通部材の断面形状が四角形であるような場合、意匠上の観点から貫通部材に嵌装される防水部材の嵌装部も四角形であることが好ましい。貫通部材をフラットバーによって構成した場合、四角形の各角部は殆どコーナーアールのない角として構成されるのが一般的であるため、止水性を考慮すると嵌装部の角部も貫通部材の角部と同じ角とすることが好ましい。
しかし、防水部材の嵌装部と貫通部材が密着しているような場合、長期間の使用に伴って角部にストレスが集中してヒビ割れ等が発生することがあり、結果的に止水性能を阻害してしまう虞がある。このような問題を解消するためには、嵌装部の角部に過度のストレスが集中することがないように、充分なコーナーアールを設けることが好ましい。このため、嵌装部に於ける四角形断面の長辺の寸法を貫通部材の長辺の寸法よりも大きくすることによって、該貫通部材の断面に於ける側面側に隙間を形成しておくことが好ましい。
この防水部材は、嵌装部を貫通部材に貫通して防水性を確保すると共に被貫通部材の床面にも防水性を確保して接続される。このため、防水部材は嵌装部の外縁に鍔部を水密的に接続した構造であることが好ましい。防水部材をこのように構成することによって、貫通部材との間の防水性を実現すると共に床面の防水層との間の防水性を確保することが容易である。
固定金具は貫通部材に嵌装された嵌装部の上部と貫通部材との間に形成された隙間を覆うと共に嵌装部を貫通部材に固定する機能を有し、この機能を発揮し得るものであれば利用することが可能である。固定金具によって嵌装部を貫通部材に固定する場合、必ずしも強固に固定する必要はなく、嵌装部と貫通部材との間に形成された隙間を覆うことが可能で且つ嵌装部の動きを拘束し得る程度であれば良い。
固定金具は、嵌装部の上部を覆うと共に貫通部材に固定し得る形状であれば良く、特に限定するものではない。また固定金具は必ずしも一ピースとして形成されたものである必要はなく、二ピース或いはそれ以上のピースによって形成されていても良い。このように固定金具を複数のピースで形成することによって、単純な形状(例えばクランク型)で目的を達成することが可能であり、コスト的な面からも好ましい。更に、固定金具を二ピースにしてバネ性を持たせるように構成することで、該固定金具を貫通部材に固定すると同時に、嵌装部を貫通部材に押圧して防水部材を貫通部材に固定することが可能となり好ましい。
固定金具を貫通部材に固定する場合、皿ビスのように突起部分のないものを用いることが好ましい。このように、突起部分を作らないことによって、貫通部材の被貫通部材から突出している部分の形状を単純で且つ美麗なものとすることが可能となる。
止水部材は、貫通部材と固定金具上部との間、貫通部材と防水部材の嵌装部との間に形成された隙間を止水するものであり、この機能を発揮し得るものであれば用いることが可能である。このようなものとして、ゴム製のキャップがあり、このキャップを用いることが可能である。しかし、ゴムは経時的に劣化する虞があるため、粘着性を有し経時変化が少なく且つ止水性能を持った防水テープを用いることが好ましい。このような防水テープを用いることで、貫通部材と固定金具及び嵌装部とが如何なる位置関係にあり、且つこれらの間に如何なる隙間を生じていても、これらの隙間を確実に止水することが可能である。
止水部材として粘着性を持った防水テープを用いた場合、該防水テープが直接合成樹脂製の防水部材に接触すると、可塑剤が移行して劣化が進行するため、両者が直接接触することがないように構成することが必要である。防水部材と防水テープを絶縁する場合、両者の間に可塑剤の移行を阻止することが可能なアルミテープを配置しておくことが好ましい。
また、固定金具の上部に止水部材を配置する場合、固定金具の防水部材と対向する部位の形状を適宜設定することによって、該固定金具を貫通部材に固定したとき防水部材と止水部材との間に確実に隙間を設けるようにすることが好ましい。この場合でも、防水部材の可塑剤が防水テープに移行することを阻止することが可能となる。
次に本発明の実施例について図を用いて説明する。図1は第1実施例に係る貫通部材の防水構造を説明する断面図である。図2は防水部材の構成を説明する図である。図3は第1実施例に係る防水構造を構成する際の手順を説明する図である。
図1に於いて、貫通部材1は下端部分が図示しない建物の躯体に固定されており、被貫通部材となる床2を貫通して起立している。貫通部材1の床2から起立している部分の長さは、取り付けるべき構造体の接地部分の構造や寸法に対応して設定されている。即ち、貫通部材1に取り付けるべき構造体が、例えば手摺や物干し或いは日除け、物置等である場合、貫通部材1はこれらの構造体に於ける接地部分の構造や寸法に対応した寸法や形状を持って形成される。
貫通部材1は躯体に固定される固定部1aを有して構成されており、断面形状は長方形として設定されている。このような貫通部材1には平坦面を持った接地部分を有する構造体を取り付けることが可能であり、このような構造体としては、屋上に於ける予め設定された範囲に、或いは屋上の外周に設けたパラペットやベランダに設置する手摺がある。
尚、図示してはないが、貫通部材1には目的の構造体の取付構造(例えばボルトによる取付構造や差し込みによる取付構造)に対応させたボルト穴や差し込み部等が構成されている。
床2の上面には防水シート2aによって防水層が施工されている。この防水シート2aの貫通部材1の配置位置に対応する部位には、該貫通部材1の断面寸法よりも大きい穴が形成されており、この穴によって貫通部材1を回避し得るように構成されている。このため、貫通部材1と防水シート2aとの間には比較的に大きい隙間が形成されて防水性能を損なっている。
床2の上部に起立した貫通部材1に防水部材3が嵌装されている。この防水部材3は、図2に示すように、貫通部材1に嵌装される嵌装部3aと、嵌装部3aの下部外縁に水密的に接続された鍔部3bと、を有して構成されている。
嵌装部3aは合成樹脂によって形成されており、内形が貫通部材1の断面形状と相似形で、且つ縦横の寸法が貫通部材1の断面に於ける縦横の寸法よりも大きい筒状に形成されており、該貫通部材1に嵌装されたときに僅かな隙間が形成される。
防水部材3の嵌装部3aと鍔部3bを同じ材料によって形成する必要はなく、貫通部材1に嵌装する際の作業性を考慮して、例えば嵌装部3aを剛性を持った塩化ビニル等の合成樹脂で、鍔部3bを柔軟性を持ったポリエチレンやゴム等の材料で形成することが可能である。特に、鍔部3bは床2に施工された防水シート2aに対し溶着或いは接着によって固着されて防水性を発揮する。このため、鍔部3bは溶着性能の良好な材料、或いは接着性能の良好な材料を用いて形成されることが好ましい。
上記の如き防水部材3は、嵌装部3aと鍔部3bを、例えばインサート成形を含む射出成形等の成形法を採用して一体成形することで水密的に接続して構成することが可能であり、また両者を溶着や接着によって水密的に接続して構成することが可能である。
貫通部材1に嵌装された防水部材3の嵌装部3aの上方に二ピースからなる固定金具4、5が配置されて貫通部材1に固定され、この固定に伴って嵌装部3aを貫通部材1に挟み込んで押圧した状態で固定している。固定金具4、5は図3(b)に示すように、貫通部材1に固定される固定片4a、5aと、貫通部材1と防水部材3の嵌装部3aとの間の隙間を覆う覆い片4b、5bと、を有して構成されている。また、固定金具4の固定片4aには固定金具4を貫通部材1に固定するためのビス穴4cが形成され、固定金具5の固定片5aにはビスを螺合するネジ穴5cが形成されている。更に、固定金具4、5の覆い片4b、5bの両端部には該覆い片4b、5bに対しアール部分を介して直角方向に突起した突起片4d、5dが形成されている。また貫通部材1にはビス穴4cと対応してネジ穴1cが形成されている。
本実施例では、固定金具4、5は貫通部材1の幅方向(貫通部材1の断面に於ける長手方向)に夫々対向して配置し得る寸法を持つピース状に形成されている。また、固定金具4、5は、適度なバネ性を持った鋼板をクランク状に折り曲げて構成されており、固定片4a、5aの幅寸法が貫通部材1の幅寸法と略等しい値を有しており、覆い片4b、5bと二つの突起片4d、5dとを加えた幅寸法が防水部材3の嵌装部3aの幅寸法(嵌装部3aの断面に於ける長手方向の寸法)よりも充分に大きく且つ突起片4d、5dの突起長さが嵌装部3aの厚さ方向(嵌装部3aの断面に於ける短手方向の寸法)の寸法の半分よりも僅かに小さい寸法を有している。更に、突起片4d、5dの上端部は僅かな傾斜をつけて貫通部材1に嵌装された嵌装部3aの上部を覆うことが可能なように構成しておくことが好ましい。
上記の如く、構成された固定金具4、5では、貫通部材1に固定されたとき、二つの突起片4d、5dが嵌装部3aの厚さ方向の面と対向して隙間を形成するため、固定金具4、5の上部に配置された止水部材6が防水部材3と接触することがなく、可塑剤の移行を阻止することが可能となる。
貫通部材1に対向して配置された二つのピースからなる固定金具4、5を突起部分を形成することなく固定するために、一方の固定金具4の固定片4aにビスを挿通するビス穴4cを形成し、他方の固定金具5の固定片5aにビスを螺合するネジ穴5cを形成し、貫通部材1にビスを挿通するビス穴1cを形成し、貫通部材1に固定金具4、5を対向して配置すると共に固定金具4のビス穴4c、貫通部材1のビス穴1cにビスを挿通して固定金具5のネジ穴5cに締結するように構成することが好ましい。このような構成とすることで、ビスやナットが突出することがない。尚、5bは嵌装部3aの上部を覆う覆い片であり、固定金具4、5の覆い片4b、5bの有するバネ性によって、嵌装部3aを貫通部材1に対し押圧した状態で固定している。
固定金具4、5によって貫通部材1に固定されると共に隙間を覆われた嵌装部3aの上部は、更に止水部材6によって止水されており、この止水部材6によって止水することで、貫通部材1の厚さに対応する面と嵌装部3aとの間に形成された隙間が止水されている。
止水部材6は、粘着性と可撓性を有し且つ防水性を発揮し得る防水テープによって構成されており、この防水テープ6を固定金具4、5の固定片4a、5aの上部、及び嵌装部1aの上部を覆うように巻き付けて貫通部材1に接着させることによって、夫々の部位に形成された隙間を覆うことで防水性が発揮されている。尚、止水部材6(防水テープ6)は、防水部材3に対し直接接触することがないように構成されている。
次に、図3により本実施例に係る防水構造を構成する手順について説明する。
先ず同図(a)に示すように、床2を貫通部材1が貫通して防水シート2aの上部に起立している。防水シート2aには貫通部材1を回避するために形成された穴2bが形成されており、この穴2bによって防水性が損なわれている。
同部(b)に示すように、起立している貫通部材1の上部から防水部材3が嵌装され、鍔部3bが防水シート2aに溶着又は接着され、これにより、防水シート2aに形成されたいた穴2bが覆われる。
貫通部材1に固定金具4、5が対向して配置され、固定金具4のビス穴4c、貫通部材1に形成されたビス穴1cにビス7を挿通して固定金具5のネジ穴5cに締結することで固定される。このとき、同図(c)に示すように、固定金具4、5の覆い片4b、5bによって嵌装部3aの上部が覆われ、突起片4d、5dが嵌装部3aの厚さ方向の面に対向して該面との間に隙間を形成する。そして固定金具4、5の貫通部材1に対する固定に伴って、嵌装部3aと貫通部材1との間に形成された隙間が覆われて防水性を発揮する。
また、貫通部材1に固定金具4、5を固定することによって、防水部材3の嵌装部3aの厚さ方向の面と突起片4d、5dとの間に隙間が形成される。このため、嵌装部3aの幅方向の面には固定金具4、5の覆い片4a、5aによる押圧力が作用するものの、防水部材の角部及び厚さ方向の面には力が作用することがなく、この結果、角部に過度のストレスが生じることがない。
更に、貫通部材1に固定された固定金具4、5の上部及び貫通部材1に嵌装された防水部材3の嵌装部3aの上部に防水テープ6が配置され、同図(d)に示すように、貫通部材1、固定金具4、5、嵌装部3aの周囲に巻き付けられると共に接着することで、貫通部材1と固定金具4、5上部との間に形成された隙間、貫通部材1と嵌装部3a上部との間に形成された隙間を閉鎖することで止水し、良好な防水性を発揮することが可能である。このとき、嵌装部3aの厚さ方向の面に対向して固定金具4、5の突起片4a、5aが配置されるため、防水テープ6はこれらの突起片4d、5dによって嵌装部3aに対する接触が阻止され、これにより、防水テープ6に可塑剤が移行することがない。
上記の如き本実施例の防止構造では、床2の防水層を更新する場合、防水テープ6を剥がすことで固定金具4、5及び嵌装部3aを露出させ、その後、ビス7を緩めて固定金具4、5の貫通部材1に対する固定及び覆い片4b、5bによる嵌装部3aの貫通部材1に対する固定を解除することが可能である。この状態で、防水部材3の鍔部3bを防水シート2aから剥離させるか、嵌装部3aを鍔部3bから切除することによって、貫通部材1を露出させることが可能である。
そして、新たな防水シート2aを施工する場合には、既設の防水シート2aに溶着或いは接着されている鍔部3bの上部に新たな防水シート2aを接着することによって、防水層を更新することが可能である。
上記の如く、本実施例では、貫通部材に嵌装した防水部材の嵌装部と貫通部材との上部を固定金具の覆い片で覆い、且つ貫通部材と固定金具の上部に該貫通部材から嵌装部にわたって止水部材である防水テープを配置することによって、貫通部材と固定金具上部との間に形成された隙間及び貫通部材と嵌装部上部との間に形成された隙間を止水することが可能である。
また本実施例では、固定金具4、5を、覆い片4b、5bの幅方向の両端に突起片4d、5dを接続してコ字状に形成しているが、この形状に限定するものではなく、突起片4d、5dの一方の端部に嵌装部3aの厚さ方向の面の寸法よりも僅かに小さい寸法を持った屈折片を連続させてL字状に形成しても良い。このような固定金具を利用する場合でも、該固定金具を貫通部材1に固定することによって、嵌装部3aの厚さ方向の面に屈折片を対向させて隙間を構成することが可能である。そして貫通部材1から固定金具に防水テープ6を配置したとき、該防水テープ6と嵌装部3aとの間に隙間を確保して可塑剤の移行を阻止することが可能である。
次に第2実施例に係る防水構造について図4により説明する。尚、図に於いて前述の実施例と同一の部分及び同一の機能を有する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施例は、貫通部材1と防水部材3の嵌装部3a上部との間に形成された隙間を、先ず防水テープ6によって閉鎖して止水した後、該防水テープ6の上から固定金具4、5によって固定して構成されている。
本実施例では、図4(a)に示すように、床2を貫通して防水シート2aの上部に起立している貫通部材1に防水部材3の嵌装部3aを嵌装し、同部(b)に示すように、防水部材3の鍔部3bを防水シート2aに溶着又は接着する。次に、嵌装部3aの外周から上部にかけて、防水テープ6の幅よりも大きい寸法になるように、粘着性を持ったアルミテープ8を粘着する。
その後、アルミテープ8の上から防水テープ6を巻き付け、同図(c)に示すように、防水部材3の嵌装部3aと貫通部材1との間に形成された隙間を全周にわたって閉鎖して止水することで、防水性を発揮することが可能である。このとき、防水テープ6はアルミテープ8によって防水部材3の嵌装部3aと絶縁されており、可塑剤の移行を阻止することが可能となる。
更に、貫通部材1に固定金具4、5を対向して配置し、固定金具4のビス穴4c、貫通部材1に形成されたビス穴1cにビス7を挿通して固定金具5のネジ穴5cに締結することで、同図(d)に示すように、防水テープ6の外周に位置する固定金具4、5の覆い片4b、5bによって嵌装部3aが貫通部材1に固定される。
本実施例の防水構造であっても、防水層の更新を行う際には固定金具4、5を離脱させた後、防水テープ6及びアルミテープ8を剥がすことで、貫通部材1と防水部材3の嵌装部3aを露出させ、その後、嵌装部3aを鍔部3bから切除して鍔部3bの上方に起立した状態で露出させることが可能である。
上記の如く、本実施例では、貫通部材に嵌装した防水部材の嵌装部の上部と貫通部材とにわたって止水部材である防水テープを配置し、防水テープの上部に固定金具を配置して貫通部材に固定することで、貫通部材と嵌装部上部との間に形成された隙間を止水することが可能である。
前述の第1実施例及び第2実施例では、二ピースからなる固定金具4、5を用いた場合について説明したが、筒状に形成された一材からなる固定金具を利用することも可能である。このような固定金具を貫通部材1に固定することによって防水部材3の嵌装部3aの上部全域を覆うことが可能となり、貫通部材1と固定金具の上部とに防水テープ6を配置することによって、確実な止水を実現することが可能である。また、防水テープ6が嵌装部3aに接触することがないため、可塑剤の移行を阻止することも可能である。このような固定金具を利用する場合、部品点数が少なくなり、コスト的に有利である。
また、貫通部材1に防水部材3の嵌装部3aを嵌装した後、前述の第2実施例のように貫通部材1と嵌装部3aの上部に防水テープ6を配置して両者の間に形成された隙間を閉塞して止水し、更に、貫通部材1に固定金具4、5を固定した後、貫通部材1と固定金具4、5の上部に防水テープ6を配置して両者の間に形成された隙間を閉塞して止水するようにしても良い。この場合、貫通部材1と嵌装部3aとの間に形成された隙間、及び貫通部材1と固定金具4、5との間に形成された隙間を個別に止水することで、確実な止水を実現することが可能である。
本発明の防水構造は、建物の屋上やベランダの床或いはプールや風呂の床等の防水性を要求される床を貫通して設けた貫通部材の防水構造として利用することが可能である。
第1実施例に係る貫通部材の防水構造を説明する断面図である。 防水部材の構成を説明する図である。 第1実施例に係る防水構造を構成する際の手順を説明する図である。 第2実施例に係る防水構造を構成する際の手順を説明する図である。
符号の説明
1 貫通部材
1a 固定部
1c ビス穴
2 床
2a 防水シート
2b 穴
3 防水部材
3a 嵌装部
3b 鍔部
4、5 固定金具
4a、5a 固定片
4b、5b 覆い片
4c ビス穴
4d、5d 突起片
5c ネジ穴
6 止水部材、防水テープ
7 ビス
8 アルミテープ

Claims (4)

  1. 被貫通部材を上下方向に貫通する貫通部材の防水構造であって、被貫通部材を貫通する貫通部材と、貫通部材の外周に嵌装される合成樹脂製の嵌装部を有する防水部材と、前記貫通部材に固定されると共に前記防水部材の嵌装部上部を覆う固定金具と、貫通部材と固定金具上部との間及び、又は貫通部材と嵌装部上部との間に形成された隙間を止水する止水部材と、を有することを特徴とする貫通部材の防水構造。
  2. 前記防水部材が、嵌装部の下部外縁に水密的に接続された鍔部を有するものであることを特徴とする請求項1に記載した貫通部材の防水構造。
  3. 前記貫通部材が、断面形状が角部を有する柱脚であることを特徴とする請求項1又は2に記載した貫通部材の防水構造。
  4. 前記止水部材が、貫通部材と防水部材の嵌装部にわたって且つ該嵌装部との間に絶縁部材を介在させて配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載した貫通部材の防水構造。
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