JP2006346698A - レーザ加工装置およびレーザ加工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多間接ロボットの動作に起因するファイバ長さの過不足を解消して光ファイバの破損を防止することができ、レーザ加工範囲を拡大することができるレーザ加工装置を提供する。
【解決手段】 屈曲可能な多間接アーム10を有する多間接ロボット2と、多間接ロボット2のアーム先端に設けた集光装置21と、レーザ光を励起、増幅するレーザ発振器32と、レーザ発振器32から発振されたレーザ光を集光装置21へ伝達する光ファイバ31とを備え、集光装置21から被加工物へレーザ光を照射して加工するレーザ加工装置1であって、光ファイバ31の伝達経路に、集光装置21までの経路長を変更可能な光学手段40を介設した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多間接ロボットに加工ヘッドとして集光装置を搭載し、該集光装置へのレーザ光の伝達媒体として光ファイバを用いたレーザ加工装置およびレーザ加工方法に関する。
従来、レーザ溶接装置、レーザろう付け装置およびレーザ切断装置など、レーザ光のエネルギを用いたレーザ加工装置が種々実用化されている。特に、YAGレーザ(YAl12)のように光ファイバで伝達可能なレーザ光の場合には、多間接ロボットなどに搭載した加工ヘッドと呼ばれる集光装置に、レーザ発振器で励起、増幅したレーザ光を、光ファイバを用いて伝達し、上記加工ヘッドから被加工物へレーザ光を照射して加工するレーザ加工装置が知られている。このように、光ファイバと多間接ロボットを用いることにより、レーザ加工装置の汎用化や加工範囲の拡大を図ることができる。
これに関連する技術として、例えば、特開平10−180472号公報(特許文献1)には、溶接ロボットを備えたレーザ溶接装置が開示されている。
特開平10−180472号公報
ところで、上述したレーザ加工装置では、光ファイバを一定の曲率以下に曲げたり、ねじりを加えたりすると、光ファイバが破損するという欠点がある。したがって、多間接ロボットの動作可能範囲内であっても、曲げRが小さくなり過ぎると、光ファイバにねじりが発生して破損する虞があるため、レーザ加工範囲が制限されるという問題があった。
この対策として、ファイバ長さを充分に長くとって多間接ロボットへの光ファイバ固定位置を最適化したり、光ファイバを天吊りとして吊り位置を最適化したりすることなどが行われている。しかし、多間接ロボットの動作によってはファイバ長さに過不足が発生し、余った部分の光ファイバの曲げRが小さくなって破損したり、被加工物やロボット本体に干渉して破損したりするという問題があった。
また、このようにレーザ加工範囲が制限されるため、広い加工範囲を得るには多間接ロボットを複数台準備する必要があった。
本発明は、以上のような従来の技術の問題点を解消するために成されたものであり、多間接ロボットの動作に起因するファイバ長さの過不足を解消して光ファイバの破損を防止することができ、レーザ加工範囲を拡大することができるレーザ加工装置およびレーザ加工方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るレーザ加工装置は、屈曲可能な多間接アームを有する多間接ロボットと、該多間接ロボットのアーム先端に設けた集光装置と、レーザ光を励起、増幅するレーザ発振器と、該レーザ発振器から発振されたレーザ光を前記集光装置へ伝達する光ファイバとを備え、前記集光装置から被加工物へレーザ光を照射して加工するレーザ加工装置において、前記光ファイバの伝達経路に、前記集光装置までの経路長を変更可能な光学手段を介設したことを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係るレーザ加工方法は、屈曲可能な多間接アームを有する多間接ロボットと、該多間接ロボットのアーム先端に設けた集光装置と、レーザ光を励起、増幅するレーザ発振器と、該レーザ発振器から発振されたレーザ光を前記集光装置へ伝達する光ファイバとを備えたレーザ加工装置を用いて、前記集光装置から被加工物へレーザ光を照射して加工するレーザ加工方法において、前記光ファイバの伝達経路に、前記集光装置までの経路長を変更可能な光学手段を介設し、前記多間接ロボットのアーム操作に連動して、前記経路長を変えることができるようにしたことを特徴とする。
以上のように構成された本発明に係るレーザ加工装置およびレーザ加工方法によれば、多間接ロボットの動作に起因するファイバ長さの過不足を解消して光ファイバの破損を防止することができ、レーザ加工範囲を拡大することができるという優れた効果を発揮する。
以下に、本発明に係るレーザ加工装置およびレーザ加工方法の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施の形態のレーザ加工装置を示す外観図である。図示するように、本実施形態のレーザ加工装置1の本体は多間接ロボット2により構成され、この多間接ロボット2は、台座3付きの基台4上に屈曲可能な多間接アーム10を備えている。上記基台4の台座3側には、例えば、ボールベアリング等の回動手段を備えた回動部5が設けられている。この回動部5は、例えば、サーボモータ等の駆動手段により駆動操作され、上記基台4を鉛直方向軸の軸周りに回動させるように構成されている。この基台4の上部には、上記回動部5の回動軸から偏心させて、上記多間接アーム10の第1間接部(肩関節部)11が設けられており、該第1間接部11は基台4と多間接アーム10との接続部となる。さらに、多間接アーム10の中間部には第2関節部(肘関節部)12が、先端部近傍には第3関節部(手首関節部)13が介設されている。これらの各関節部11、12、13は、例えば、サーボモータ等の駆動手段により駆動操作され、水平方向軸の軸周りに回動可能に構成されている。
この多間接アーム10の先端部には、当該レーザ加工装置1の加工ヘッド21を搭載する平板状の取付ブラケット22が設けられている。この取付ブラケット22には、上記加工ヘッド21としての集光装置がその照射部を下方へ臨ませて設けられており、この集光装置21は被加工物へ向けてレーザ光を集光照射し加工を行うトーチとして機能する。また、加工ヘッド21を三次元的に操作するため、上記取付ブラッケット22の基端側には、例えば、サーボモータ等により回動操作されるヘッド回動部23が設けられている。
上記集光装置21の基部には、これにレーザ光を伝達する伝達媒体としての光ファイバ31が接続され、その接続部24は上記取付ブラケット22を貫通するように配されている。光ファイバ31は、屈曲可能な上記多間接アーム10の外側に沿うように延出されており、その延出端部はレーザ光を励起、増幅するレーザ発振器32に接続されている。すなわち、光ファイバ31は、レーザ発振器32から発振されたレーザ光を上記集光装置21へ伝達するようになっている。レーザは発振材料の種類により固体レーザ、気体レーザ、液体レーザおよび半導体レーザに大別され、加工には固体レーザおよび気体レーザが広く用いられる。本実施形態では、他のレーザに比べて大きな出力が得られる固体レーザを用いることが好ましく、例えば、光ファイバ31を介して伝達可能なYAGレーザ(YAl12)を用いる。
また、上記光ファイバ31の伝達経路には、上記集光装置21までの経路長を変更可能な光学手段40が介設されている。本実施形態では、この光学手段40は可動式レンズボックスにより構成され、図1に示すように、光ファイバ31を31a、31b、31cの3分割とし、光ファイバ31aと31bとの間に第1の可動式レンズボックス41が、光ファイバ31bと31cとの間に第2の可動式レンズボックス42が設けられている。すなわち、第1関節部11と第2関節部12との間に位置する光ファイバ部分に第1の可動式レンズボックス41が介設され、第2関節部12と第3関節部13との間に位置する光ファイバ部分に第2の可動式レンズボックス42が介設されている。第1の可動式レンズボックス41と第2の可動式レンズボックス42とは、図1においては全長が異なるように表されているが、同一の全長に構成してもよい。これらの内部構造は同一の構造を有している。
図2は、可動式レンズボックスの具体的構造を示す模式図である。上述したように、双方のレンズボックス41、42は同一の構造を有しているので、説明の便宜上、ここでは第1の可動式レンズボックス41について説明する。図示するように、可動式レンズボックス41の外箱部43は中空直方体状または中空円柱状を呈しており、その長手方向両端部には該外箱部43内に臨ませて両側に位置する光ファイバ31a、31bが挿入されている。また、この外箱部43内には、その長手方向に所定の間隔を隔てて一対のレンズホルダ44、45が配されている。本実施形態では、一方のレンズホルダ44が固定ホルダとして構成され、該固定側レンズホルダ44にはコリメーションレンズ51が保持される。このコリメーションレンズ51は、上記レーザ発振器32から光ファイバ31を介して伝達されてきたレーザ光Laを入射して平行光Lbを出射する光学系である。また、他方のレンズホルダ45は可動ホルダとして構成され、該可動側レンズホルダ45にはフォーカスレンズ52が保持される。このフォーカスレンズ52は、上記コリメーションレンズ51から出射された平行光Lbを入射して出射側の光軸にレーザ光Lcを集束する光学系である。コリメーションレンズ51に臨む光ファイバ31aの挿入端部は、その被覆部が回転可能に外箱部43に固定されている。これに対し、フォーカスレンズ52に臨む光ファイバ31bの挿入端部は、外箱部43を通過して可動側レンズホルダ45内に挿入され、その被覆部が可動側レンズホルダ45に固定されている。この光ファイバ31bの挿入端部の被覆部を可動側レンズホルダ45に固定する場合、光ファイバ31bにねじり力が加わるのを防止するため、光ファイバ31bが回転可能なように固定することが好ましい。そして、これらレンズホルダ44、45は、これらに保持するレンズ51、52の光軸を一致させるとともに、光ファイバ31a、31bと芯出しして設けられる。
また、可動側レンズホルダ45には、該レンズホルダ45に保持したフォーカスレンズ52を光軸方向に沿って移動させてレンズ間距離を変更するホルダ移動手段61が備えられている。本実施形態では、ホルダ移動手段61は、外箱部43内にその長手方向に沿って設けられたボールねじ62と、上記可動側レンズホルダ45の一部に形成された係合ナット63と、上記ボールねじ62を回転駆動させる駆動手段としてのサーボモータ64(図3参照)とから構成されている。このボールねじ62をサーボモータ64で制御し、係合ナット63を介して可動側レンズホルダ45を移動させることにより、光ファイバ31bを外箱部43内に引き込んで収納したり、もしくは外箱部43から光ファイバ31bを引き出したりすることが可能となる。
本実施形態では、ホルダ移動手段61としてボールねじ62および係合ナット63を用いたが、これに限るものではなく、ラック・アンド・ピニオンやソレノイドなどを採用してもよい。或いは、ホルダ移動手段61としてリニアガイドのみを使用し、多間接ロボット2の動作による光ファイバ31bの引張り力や押し込み力を利用してフォーカスレンズ52を移動させるように構成してもよい。また、一方のレンズホルダ45のみを可動ホルダとして構成したが、これに限るものではなく、双方のレンズホルダ44、45を可動ホルダとして構成し、双方の光ファイバ31a、31bの挿入端部を、外箱部43を通過させてレンズホルダ44、45内に挿入し、その被覆部を回転可能にレンズホルダ44、45に固定してもよい。
また、上記ホルダ移動手段61には、上記多間接ロボット2のアーム操作に連動して該ホルダ移動手段61を作動させる制御装置71が備えられている。図3は、本実施形態における制御装置の一例を示すブロック図である。図示するように、制御装置71は、少なくとも、演算処理を行うCPU72と、制御プログラムが記録されたROM73とを備えている。また、このCPU72には、入力信号を中継する入力インターフェース74と、出力信号を中継する出力インターフェース75とが接続されている。入力インターフェース74には、多間接ロボット2の各関節部11、12、13の駆動手段であるサーボモータ76が接続され、その作動信号が入力されるようになっている。他方の出力インターフェース75には、ホルダ移動手段61のボールねじ62を回転駆動させる駆動手段としてのサーボモータ64が接続され、該サーボモータ64に駆動信号を出力するようになっている。このサーボモータ64は入力インターフェース74にも接続されており、その作動信号を制御装置71へフィードバックするようになっている。さらに、上記サーボモータ64からフィードバックされた作動信号に基づいて、制御装置71は上記関節部サーボモータ76に修正信号を出力しうるようになっている。このような制御装置71によってサーボモータ64、76が制御されることにより、上記多間接ロボット2のアーム操作に連動して該ホルダ移動手段61を作動させることができ、これにより光ファイバ31への引張り、ねじりおよび圧縮などの入力が少なくなり、光ファイバ31の破損を防止することができる。なお、図3に示した制御装置71の構成は例示であって、この構成に限定されるものではない。
次に、以上の如く構成されたレーザ加工装置1の作用について説明する。上述したように、光ファイバ31は3分割され、光ファイバ31aと31bとの間に第1の可動式レンズボックス41が、光ファイバ31bと31cとの間に第2の可動式レンズボックス42が設けられている。これらのレンズボックス41、42は同一の構造を有しているので、説明の便宜上、ここでは第1の可動式レンズボックス41について説明する。
図2に示すように、レーザ発振器32で励起、増幅されたレーザ光は光ファイバ31aより出射してレーザ光Laとなるが、コリメーションレンズ51で平行光Lbになる。このコリメーションレンズ51は固定側レンズホルダ44に保持されており、光ファイバ31aとの位置関係は不変である。コリメーションレンズ51から出射された平行光Lbはフォーカスレンズ52で光軸上に集束されたレーザ光Lcになり、光ファイバ31bに入射してアーム先端に搭載された加工ヘッドとしての集光装置21へ伝達される。
フォーカスレンズ52は光ファイバ31bとともに可動側レンズホルダ45に固定されているので、フォーカスレンズ52と光ファイバ31bとの位置関係も不変となる。ここで、可動側レンズホルダ45の一部には係合ナット63が形成されており、この係合ナット63はボールねじ62に螺合されている。したがって、ボールねじ62を駆動手段としてのサーボモータ64で回転駆動することにより、可動側レンズホルダ45は外箱部43内でその長手方向に沿って移動可能と成っている。すなわち、上記制御装置71によりサーボモータ64を駆動制御して可動側レンズホルダ45を移動させることによって、光ファイバ31bを外箱部43内に引き込んで収納したり、もしくは外箱部43から引き出したりすることが可能となり、これによりレーザ光の伝達経路長を変更することができる。その際、コリメーションレンズ51とファーカスレンズ52とのレンズ間距離が変化するが、コリメーションレンズ51から出射されるレーザ光は平行光Lbであるので、レンズ間距離が変化してもレーザ光は光ファイバ31bに確実に入射され、レーザ光の品質を低下させることなく、集光装置21へと有効に伝達されることになる。
さらに、本実施形態のレーザ加工装置1の作用効果をより明確にするため、従来のレーザ加工装置101と比較して説明する。図4は、本実施形態のレーザ加工装置の動作を示す概略図である。また、図5は従来のレーザ加工装置を示す外観図であり、図6は従来のレーザ加工装置の動作を示す概略図である。
図5に示すように、従来のレーザ加工装置101では、レーザ発振器102で励起、増幅されたレーザ光は、伝達媒体としての光ファイバ103のみを介して加工ヘッド104としての集光装置に伝達され、該集光装置104から被加工物に照射される。加工ヘッド104は多間接ロボット105のアーム先端の取付ブラケット106に搭載されており、光ファイバ103は多間接ロボット105の動作の妨げにならないように光ファイバ保持ブラケット107で吊持されている。
この従来のレーザ加工装置101では、図6において、(b)のようなロボット可動範囲から離れたエリアでの加工状態を考慮すると、(a)のように光ファイバ103の長さに余裕部分aをもたせる必要がある。しかし、このような余裕部分aを設けると、光ファイバ103は多間接ロボット105の本体や周辺設備に干渉し易く、(a)に示すように、特に回転方向の動作f、gは光ファイバ103の干渉のために制限される。また、(c)のように、ロボット動作範囲に近いエリアでも光ファイバ103に余裕部分eが生じ、多間接ロボット105の本体と干渉し易くなる。さらに、光ファイバ保持ブラッケット107も周辺設備や加工物などに干渉し易く(図6中、a、c、dの部位)、多間接ロボット105の動作が制限されることになる。
これに対し、本実施形態のレーザ加工装置1では、図4において、(a)のような多間接ロボット2の初期姿勢に対して、(b)のようにロボット可動範囲から離れたエリアでの加工の際には、第2関節部12が伸びて光ファイバ31の長さが余るため、第1の可動式レンズボックス41のファーカスレンズ52をh移動させ、光ファイバ31bを外箱部43内に引き込む。また、アーム先端部近傍の光ファイバ31cは長さが不足するため、第2の可動式レンズボックス42のファーカスレンズ52を、レンズをJ移動させて光ファイバ31cを外箱部43から引き出し、ファイバ長さを最適化する。一方、(c)のようにロボット可動範囲に近いエリアでの加工の際には、第2関節部12が大きく屈曲して光ファイバ31bは長さが不足するため、第1の可動式レンズボックス41のファーカスレンズ52をk移動させて不足分の光ファイバを外箱部43から引き出す。また、アーム先端部近傍の光ファイバ31cは長さが余るため、第2の可動式レンズボックス42のフォーカスレンズ52をm移動させ、光ファイバ31cを外箱部43内に引き込み、ファイバ長さを最適化する。
以上説明したように、本実施形態のレーザ加工装置1によれば、従来のレーザ加工装置101の構成と異なり、光ファイバ31がロボット本体や周辺機器に干渉することがなく、また可動範囲も拡大する。すなわち、多間接ロボット2の動作に起因する光ファイバ31の長さの過不足を解消して光ファイバ31の破損を防止することができ、1台のロボットでも加工範囲を拡大することができる。
また、光ファイバ31の伝達経路に介設した光学手段40としての可動式レンズボックス41、42の作動を多間接ロボット2の動作と連動させており、光ファイバ31への引張り、ねじりおよび圧縮等の入力が少なくなるため、多間接ロボット2をより高速で動作させることができる。さらに、多間接ロボット2を改造することなく、ファイバ経路を多間接ロボット2の本体に沿わせることができ、光ファイバ31の干渉領域を最小限にすることができるものである。
本発明に係るレーザ加工装置およびレーザ加工方法は、多間接ロボットに加工ヘッドとして集光装置を搭載し、該集光装置へのレーザ光の伝達媒体として光ファイバを用いたレーザ加工装置に適用することができ、レーザ溶接装置、レーザろう付け装置およびレーザ切断装置など、レーザ光のエネルギを用いた種々の加工装置に広く応用することができる。
本実施の形態のレーザ加工装置を示す外観図である。 可動式レンズボックスの具体的構造を示す模式図である。 制御装置の一例を示すブロック図である。 本実施形態のレーザ加工装置の動作を示す概略図である。 従来のレーザ加工装置を示す外観図である。 従来のレーザ加工装置の動作を示す概略図である。
符号の説明
1 レーザ加工装置、
2 多間接ロボット、
3 台座
4 基台、
5 回動部、
10 多間接アーム、
11 第1間接部(肩関節部)、
12 第2関節部(肘関節部)、
13 第3関節部(手首関節部)、
21 加工ヘッド(集光装置)、
22 取付ブラケット、
23 ヘッド回動部、
24 接続部、
31、31a、31b、31c 光ファイバ、
32 レーザ発振器、
40 光学手段、
41 第1の可動式レンズボックス、
42 第2の可動式レンズボックス、
43 外箱部、
44 固定側レンズホルダ、
45 可動側レンズホルダ、
51 コリメーションレンズ、
52 フォーカスレンズ、
61 ホルダ移動手段、
62 ボールねじ、
63 係合ナット、
64 サーボモータ、
71 制御装置、
72 CPU、
73 ROM、
74 入力インターフェース、
75 出力インターフェース、
76 関節部サーボモータ。

Claims (4)

  1. 屈曲可能な多間接アームを有する多間接ロボットと、該多間接ロボットのアーム先端に設けた集光装置と、レーザ光を励起、増幅するレーザ発振器と、該レーザ発振器から発振されたレーザ光を前記集光装置へ伝達する光ファイバとを備え、前記集光装置から被加工物へレーザ光を照射して加工するレーザ加工装置において、
    前記光ファイバの伝達経路に、前記集光装置までの経路長を変更可能な光学手段を介設したことを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記光学手段が可動式レンズボックスであり、該可動式レンズボックス内に臨ませて両端の光ファイバを挿入し、前記可動式レンズボックスは、前記レーザ発振器から伝達されてきたレーザ光を入射して平行光を出射するコリメーションレンズと、該コリメーションレンズから出射された平行光を入射して出射側の光軸に集束するフォーカスレンズと、これらのレンズの光軸を一致させて配置する一対のレンズホルダと、これらのレンズホルダの一方または双方を光軸方向に沿って移動させてレンズ間距離を変更するホルダ移動手段とを備え、一方または双方の可動側レンズホルダに前記光ファイバの挿入端部が固定されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加工装置。
  3. 前記ホルダ移動手段には、前記多間接ロボットのアーム操作に連動して該ホルダ移動手段を作動させる制御装置が備えられていることを特徴とする請求項2に記載のレーザ加工装置。
  4. 屈曲可能な多間接アームを有する多間接ロボットと、該多間接ロボットのアーム先端に設けた集光装置と、レーザ光を励起、増幅するレーザ発振器と、該レーザ発振器から発振されたレーザ光を前記集光装置へ伝達する光ファイバとを備えたレーザ加工装置を用いて、前記集光装置から被加工物へレーザ光を照射して加工するレーザ加工方法において、
    前記光ファイバの伝達経路に、前記集光装置までの経路長を変更可能な光学手段を介設し、前記多間接ロボットのアーム操作に連動して、前記経路長を変えることができるようにしたことを特徴とするレーザ加工方法。
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