JP2006345317A - 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】メカシャッタと電子シャッタのメリットを生かしてバランスの良い、使いやすい撮像装置を構築する。
【解決手段】所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、複数枚の画像を合成することにより所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像素子であって、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像素子と、撮像素子への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタと、複数枚の画像の撮影時に起こると予想される像ブレの程度に基づいて、撮像素子の電子シャッタ動作により複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、メカシャッタの動作により複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択部とを具備する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、撮像装置における手ブレを補正する技術に関するものである。
現在のカメラは、露出決定やピント合わせ等の撮影にとって重要な作業は全て自動化され、カメラ操作に未熟なユーザでも撮影失敗を起こす可能性は非常に少なくなっている。
また、最近では、カメラに加わる手ブレを防ぐシステムも研究されており、撮影者の撮影ミスを誘発する要因は殆ど無くなってきている。
ここで、手ブレを防ぐ防振システムについて簡単に説明する。
撮影時のカメラの手ブレは、周波数として通常1Hz乃至10Hzの振動であるが、露光時点においてこのような手ブレを起こしていても像ブレの無い写真を撮影可能とするための基本的な考えとして、手ブレによるカメラの振動を検出し、この検出結果に応じて補正レンズを光軸と直交する面内で変位させる方法が知られている(光学防振システム)。
この場合、カメラブレが生じても像ブレが生じない写真を撮影するためには、第1にカメラの振動を正確に検出し、第2にカメラの振動による光軸変化を補正することが必要となる。
像ブレの補正は、原理的には、加速度計、振動ジャイロ、レーザージャイロ等により加速度、角加速度、角速度、角変位等を検出し、この検出結果に対して適宜演算処理する振動検出部をカメラに搭載することによって行うことができる。そして、振動検出部からのカメラブレの検出情報に基づき撮影光軸を偏心させる補正レンズ(補正光学部)を駆動することにより像ブレ補正が行われる。
一方、手ブレが生じない程度の露光時間で複数回撮影をくり返し、これらの撮影により得られた画像に対して画像のズレを修正しながら合成して長い露光時間の撮影画像(合成画像)を得る方法がある(特許文献1)。
特開平09−261526号号公報
最近のデジタルカメラは、銀塩コンパクトカメラに比べて小さくなってきており、特にVGAクラスの撮像素子を持つカメラは携帯電子機器(例えば、携帯電話)に内蔵されるほど小型になってきている。
このような中で、上述した光学防振システムをカメラに搭載しようとすると、補正光学部をよりいっそう小型化する必要がある。
しかし、補正光学部は、補正レンズを支持し、これを手ブレに合わせて高精度且つ大きなストロークで駆動してゆく必要があるため、小型化には限度がある。
一方、別の防振システムとしての特許文献1に示すような電子防振システムでは、上述した光学防振システムのような専用の補正レンズが不要となるため、製品全体を小型にできるメリットがある。
デジタルカメラにおいては、例えば携帯電話に搭載されるカメラに多く見られるような撮像素子の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタを用いた撮影方法と、デジタルカメラに多く見られるような撮像素子への入射光路を遮蔽/開放自在なメカシャッタを用いた撮影方法がある。
C−MOS型の撮像素子を用いた電子シャッタについて以下に説明する。
図12は撮像素子の構成を示すブロック図である。
図12において41は撮像素子の画素領域であり、複数の画素が2次元的に配列されている。
42は読み出す画素行を順次選択するシフトレジスタ等の読み出し用垂直走査領域(Vs・SR)、46は蓄積開始(シャッタ)用に画素行を順次選択するシフトレジスタ等のシャッタ用垂直走査領域(Vc・SR)であり、これらの垂直走査回路42,46の2つで電子シャッタ走査を行う。
43は画素領域41からのセンサ信号、ノイズ信号を記憶するメモリである。
また、44はメモリ43からセンサ信号、ノイズ信号を出力するため、画素行毎にメモリ43を走査する水平走査回路、45はセンサ信号からノイズ信号を減算して出力信号Voutを出力する差動アンプである。
図13は電子シャッター動作を説明するための図である。
図13に示す様に垂直走査回路(Vc・SR)46で選択された行から、垂直走査回路(Vs・SR)42で選択された行までが露光する時間となり、蓄積時間となる。
図14は撮像素子の画素領域における1画素を示す回路である。
PDはフォトダイオードであり、フォトダイオードPDのカソード側からの信号を転送用トランジスタMtxをオンして増幅用トランジスタMsfから出力する。
また、MresはフォトダイオードPDのリセットを行うリセット用トランジスタ、Mselは画素からの信号を選択的に出力する選択用トランジスタである。
また、この1画素は、画素信号とノイズ信号を蓄積容量Cs,Cnに転送するトランジスタMs11、Mn11および蓄積容量Cs,Cnおよび蓄積容量Cs,Cnからの信号をそれぞれ水平出力線に画素信号Sout、ノイズ信号Noutとして出力するトランジスタMs21,Mn21から構成されている。
図15は撮像素子の駆動タイミングを示すタイムチャートであり、選択用トランジスタMselを駆動するPSEL、リセット用トランジスタMresを駆動するPRES、転送用トランジスタMtxを駆動するPTX、転送用トランジスタMn11を駆動するPTN、転送用トランジスタMs11を駆動するPTSのタイミングを表している。
ここで垂直走査回路(Vc・SR)46で選択されるラインをシャッターライン、垂直走査回路(Vs・SR)42で選択されるラインを読み出しラインという。
はじめに読み出しラインについて説明する。
時刻t1においてPRESをハイレベルにしてリセット用トランジスタMresがオンすることで増幅トランジスタMsfのゲート部分に貯められている電荷のリセットを行う。
その後時刻t2でPSELをハイレベルとして選択用トランジスタMselがオンし、時刻t3でPTNをハイレベルとして転送用トランジスタMn11がオンすることで蓄積容量Cnにリセット時における電荷を転送する(N読みという)。
時刻t4でPTXをハイレベルとし、転送用トランジスタMTXがオンすると、それまでフォトダイオードPDに蓄積されていた信号電荷が転送され、更に時刻t5でPTSをハイレベルとし、転送用トランジスタMs11がオンすることで信号電荷を蓄積容量Csに蓄積する。(S読みという)
時刻t6でPTXとPRESを同時にハイレベルとし、リセット用トランジスタMres、転送用トランジスタMtxを同時にオンすることでフォトダイオードPDのリセットを行う。
時刻t7でPTXをローレベルとして転送用トランジスタMtxがオフしてフォトダイオードPDへの蓄積を終了する。
このようなタイムチャートによれば、図12のブロックの画素領域41において水平走査回路44と垂直走査回路46によってある任意の画素だけを選択して出力Voutまで出力することが可能である。
読み出しラインに先立ってシャッターラインも同様に動作をする。
シャッターラインの垂直走査回路(Vc・SR)46により選択されたラインの画素部はシャッターラインの動作パルスPRES、PTX、PTN、PTSにより読み出しラインと同様にN読み、S読みがなされた後に画素リセットされる。
但しPSELはローレベルであり、図14の選択トランジスタMselはオフしているために画素からのデータはメモリ43内の蓄積容量Cs,Cnには出力されない。
次いで、遅れて前述した読み出しラインの動作が行われ、画素データはそれぞれ蓄積容量Cs、Cnに出力され、最終的に差動アンプ45でセンサ信号からノイズ成分の差分(減算)を行い、Voutとして出力される。
以上の様にシャッターライン動作における画素リセットから読み出しライン動作における転送までの時間が蓄積時間となり、適正露光量を調整するための蓄積時間もこのローリングシャッターを用いれば可能になる。
このような電子シャッタによる撮影方法では撮影時にメカシャッタの作動音がしないというメリットがあるが、C−MOS型の撮像素子の場合には上述した図13よりわかる様にリセット時間(シャッターライン動作時間)、読み出し時間(読み出しライン動作時間)が画面の上下ですこしずつずれて来るので撮影中における手ブレの影響が画面上下に影響してくるデメリットがある。
図16はそのことを示す露光(蓄積)動作の概念図であり、横軸47は読み出しタイミング(図12の差動アンプ45の出力をA/D変換してマイコンなどに取り込む時間)、縦軸48は画面における各画素の縦方向の位置を示している。
シャッターラインの動作410と読み出しラインの動作411の間が露光(蓄積)時間49となるが画面の上下において各画素の読み出し時間がずれることになる。
高画素の撮像素子の場合には、この画面上下における読み出し時間差が大きくなるため、それによる画質劣化が表れてくる。
例えば画面左右位置は同じで上下方向に2点413a、413bの被写体があった構図412を撮影した場合を考える。
このときに画面の矢印414の方向に大きなブレが生じた状態で撮影してしまうと、実際の画像においては被写体点413bは413cの位置にずれて撮影されてしまう(勿論、山や人物も歪む)。
高画素の撮像素子の場合には、この画面上下における読み出し時間差が大きくなるため、それによる画質劣化も大きくなり、又、ブレが大きいほど、或いは被写体の撮影中移動速度が大きいほどこの画質劣化は大きくなる。
一方メカシャッタによる撮影方法ではC−MOSの撮像素子の場合には露光(蓄積)時間をメカシャッタで区切ることができるので短い露光時間を作り出すことができ、上記の画像が歪む問題は起きない。
図17はメカシャッタの露光(蓄積)動作の概念図であり、横軸47は読み出しタイミング(図12の差動アンプ45の出力をA/D変換してマイコンなどに取り込む時間)、縦軸48は画面における各画素の縦方向の位置を示している。
シャッターラインの動作410と読み出しラインの動作411の間にフォトダイオードは蓄積を行っているが、ハッチングしてある領域ではメカシャッタが撮像素子を遮光しているために、フォトダイオードには被写体像情報は蓄積されない。
そしてメカシャッタが開放(415aはメカシャッタが開いたタイミング、415bはメカシャッタが閉じたタイミング)している期間が被写体情報をフォトダイオードが露光(蓄積)する時間49となる。
このようにメカシャッタの動作が速い場合には画面の上下における撮影画像のずれはなくなる。
このようにメカシャッタでは像ブレ(手ブレや被写体ブレ(撮影中の被写体移動)の総称)の影響を少なくできるメリットがあるが、撮影時にシャッタ音がするので、複数枚を連写する場合にはメカシャッタの作動音が継続して不快である。通常の連写ではメカシャッタ音の継続は問題にはならないが、前述した特許文献1のように複数枚の画像から1枚の画像を合成する目的の場合には、ユーザーは実際には1枚の画像を得ることを考えているので連続するシャッタ音は不快である。
このように電子シャッタ撮影の場合には連続したシャッタ音もなく好感触の撮影が可能であり、且つメカシャッタが作動することによるブレの影響も排除できるメリットがあるが、像ブレ(手ブレや被写体ブレ(被写体の撮影中移動)の総称)を十分に抑えることが出来ない。
又、メカシャッタの場合には像ブレの影響はある程度排除できるが、連続したシャッタ音による不快感、メカシャッタ動作によるブレが問題になる。
そこで、本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、メカシャッタと電子シャッタのメリットを生かしてバランスの良い、使いやすい撮像装置を構築することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段であって、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタと、前記複数枚の画像の撮影時に起こると予想される像ブレの程度に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置は、所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段であって、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタと、前記複数枚の画像の枚数に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置は、所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、被写体像を撮像する撮像手段であって、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタと、前記撮像装置の電源状態に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択手段と、を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置で、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタとを備える撮像装置を制御する方法であって、前記複数枚の画像の撮影時に起こると予想される像ブレの程度に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択工程を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置で、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタとを備える撮像装置を制御する方法であって、前記複数枚の画像の枚数に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択工程を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置で、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタとを備える撮像装置を制御する方法であって、前記撮像装置の電源状態に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択工程を具備することを特徴とする。
また、本発明に係わるプログラムは、上記の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、本発明に係わる記憶媒体は、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする。
本発明によれば、メカシャッタと電子シャッタのメリットを生かしてバランスの良い、使いやすい撮像装置を構築することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係わるカメラ(撮像装置)の構成を示した図である。
なお、以下の説明では、手ブレや被写体ブレ(撮影中の被写体移動)を総称して、像ブレと呼ぶことにする。
図1において、撮影レンズ11aからの入射光束(撮影光)は、絞り13aで光量制限されたのちに、シャッタ12aを通り撮像部19に結像する。
撮像部19は、C−MOS型撮像素子やCCDなどの半導体撮像素子からなる。
撮影レンズ11aは更に複数の光学レンズ群により構成され、これらのレンズ群のうち一部又は全部がAF駆動モータ14aからの駆動力を受けて光軸10上を移動し、所定の合焦位置に停止することで焦点調節を行う。
AF駆動モータ14aは焦点駆動部14bからの駆動信号を受けることで駆動される。
また、撮影レンズ11aのうち一部の光学レンズ群は、ズーム駆動モータ15aからの駆動力を受けて光軸10上を移動し、所定のズーム位置に停止することで撮影画角を変更する。ズーム駆動モータ15aは、ズーム駆動部15bからの駆動信号を受けることで駆動される。
絞り13aは、複数の絞り羽根を有しており、これらの絞り羽根は、絞り駆動部13bからの駆動力を受けることで作動して光通過口となる開口面積(絞り口径)を変化させる。
シャッタ12aは、複数のシャッタ羽根を有しており、これらのシャッタ羽根は、シャッタ駆動部12bからの駆動力を受けることで光通過口となる開口部を開閉する。これにより、撮像部19に入射する光束を制御する。
また、撮影時の条件(被写体輝度等)などに応じてストロボ16aは閃光駆動部16bからの駆動信号を受けて駆動(発光)する。
さらに、撮影動作を撮影者に知らせるためにスピーカー17aが発音駆動部17bからの駆動信号を受けて駆動(発音)する。
焦点駆動部14b、ズーム駆動部15b、絞り駆動部13b、シャッタ駆動部12b、閃光駆動部16b、発音駆動部17bの駆動は、撮影制御部18により制御されている。
撮影制御部18には、レリーズ操作部12c、絞り操作部13c、ズーム操作部15c、閃光操作部16c及び後述する防振操作部120からの操作信号が入力されるようになっており、カメラの撮影状態に合わせて上記操作信号を各々焦点駆動部14b、ズーム駆動部15b、絞り駆動部13b、シャッタ駆動部12b、閃光駆動部16bに与えて撮影条件を設定し、撮影を行うようにしている。
シャッタモード切換操作部12dは前述したメカシャッタによる撮影か電子シャッタによる撮影かをユーザーが選択する操作部であり、
(1)カメラ自動選択
(2)電子シャッタ選択
(3)メカシャッタ選択
の3つのモードを撮影者が選択できる。
なお、絞り13aの開口径やストロボ16aの発光は、通常は撮影時にカメラ側で自動的に設定するために、絞り操作部13cおよび閃光操作部16cは不要であるが、撮影者が任意に撮影条件を設定する時のために設けられている。
撮影制御部18は、後述する信号処理部111に取り込まれた画像信号に基づいて被写体輝度の測定(測光)を行い、この測光結果に基づいて絞り13aの絞り口径とシャッタ12aの閉じタイミング(露光時間)を定めている。
また、撮影制御部18は、焦点駆動部14bを駆動させながら、信号処理部111からの出力に基づいて撮影レンズ11aの合焦位置を求めている。
撮影制御部18内には撮影条件検出部18a、モード選択部18bが含まれているが、説明の都合上図1では独立して表している。
撮影条件検出部は撮影時の以下の条件を検出している。
(1)露光時間
(2)撮影焦点距離
(3)撮影被写体距離
(4)予め設定される連写撮影枚数
(5)電源状態
モード選択部18bは撮影条件検出部18aの情報を元に連写時にはメカシャッタを用いるか電子シャッタを用いるかを選択する。
なお、モード選択部18bはシャッタモード切換操作部12dがカメラ自動選択のモードを選択している時に動作する。
モード選択部18bの選択方法については後述する。
撮像部19から出力される映像信号は、A/D変換部110によりディジタル信号に変換されて信号処理部111に入力される。
信号処理部111は、入力された信号に対して輝度信号や色信号を形成するなどの信号処理を行ってカラー映像信号を形成する。
そして、信号処理部111で信号処理された映像信号は、信号切替部112を介して第2の画像補正部117bに入力される。
第2の画像補正部117bでは、入力された信号のガンマ補正や圧縮処理を行う。
第2の画像補正部117bの信号は、表示部118と記録部119に入力され、撮影された画像が表示部118に表示されるとともに記録部119に記録される。
ここで撮影者がレリーズ操作部12cのレリーズボタンを半押ししたとき(スイッチSW1がオンしたとき)には撮影準備動作(焦点調節動作や測光動作等)が開始される。
そして測光動作により得られた測光値に基づいてシャッタ12aの閉じタイミング(露光時間)と絞り13aの絞り口径を設定する。絞り13aの口径はこの時点で適正口径に変更される。
次に撮影者がレリーズ操作部12cのレリーズボタンを押し切る(スイッチSW2がオンする)と画像記録のための露光動作が始まる。
少し詳しく説明すると撮影者がレリーズ操作部12cのレリーズボタンを押し切る(SW2)と撮像部19に蓄積中の画像データ(電荷)は一旦すべてリセットされた後、再び電荷蓄積が始まる。
そしてレリーズ操作部12cのレリーズボタン半押し(SW1)時に測光して決められた露光時間が経過した時点でシャッタ12aを閉じ、シャッタ12aが閉じている間に電荷の転送を行い、電荷の転送終了後にシャッタ12aを開ける。
ここで防振操作部120がオンの状態の時には上記露光時間を短く制限することで手ブレによる画質劣化を防いでいる。
但し、露光時間を短くすると露出がアンダーになってしまいノイズの影響を受け易くなるので、実際には短い露光時間で連続撮影を行うことで複数枚の画像を取得し、それらを合成することで露出の改善を図っている。
また、複数枚の各撮影間における手ブレにより夫々の画像は若干の構図変化が生じているので画像の構図あわせを行ってから合成するようにしている。
以下にこの機能の詳細説明を行う。
本実施形態において、連続した複数枚の画像の撮影に応じて撮像部19から撮影ごとに複数出力される画像信号は、A/D変換部110でディジタル信号に変換されてから信号処理部111にて信号処理が施される。
一方、防振操作部120を操作して防振システムがオンにされたことが撮影制御部18に伝えられると、信号処理部111からの画像データは信号切替部112を介して画像記憶部113に入力される。すなわち、第2の画像補正部117bへの入力は絶たれる。画像記憶部113は、撮影された複数枚の画像を記憶しておく。
ここで画像記憶部113は得られた画像のすべてを記憶しておくのではなく、明らかに不良な画像は、信号処理部111及び撮影制御部18で判定し、画像記憶部113にも第2の画像補正部117bにも伝わらないように信号切換部112が制御される。
ズレ検出部114は、画像記憶部113に記憶された画像内における特徴点を抽出し、この特徴点の撮影画面内における位置座標を割り出す。
例えば、図2に示すようにフレーム121aにおいて人物122aが建物123aを背景にして立っている写真を撮影する場合を考える。
複数枚撮影する場合にはフレーム121bの様に手ブレによりフレーム121aに対して構図がずれた画像が撮影されることがある。
ズレ検出部114は、画面の周辺に位置する建物123aのうち輝度の高い点である窓124aのエッジ125aをエッジ検出により特徴点として取り出し、この特徴点125aと、フレーム121bにおける特徴点125bとを比較し、その差分を補正(座標変換)する。
図2では、フレーム121bの特徴点125bを矢印126のようにフレーム121aの特徴点125aに重ねるようにして、フレーム121bを座標変換する。
ここで、特徴点として撮影画面の周辺を選択する理由を以下に説明する。
多くの撮影の場合では、画面中央近傍に主被写体が位置し、且つ主被写体は人物である場合が多い。このようなとき、主被写体を特徴点として選ぶと被写体ブレによる不都合が出てくる。
すなわち、複数枚の撮影を行っている時に撮影者の手ブレばかりでなく、被写体ブレも重畳してくるので被写体ブレに基づいて画像の座標変換をしてしまう。
この場合、主被写体の構図が適正になるように座標変換するので好ましい画像ができるように思われるが、一般的には人物の動きは複雑であり、特徴点を選ぶ場所によってズレ検出精度が大きく左右される。
例えば、主被写体(人物)の眼を特徴点として選んだ場合は瞬きの影響が出るし、手の先を特徴点として選択した場合には、手は動きやすいので実際の被写体全体のブレとは異なってしまう。
この様に人物の1点を特徴点として画像の座標変換を行っても、その人物のすべてが適正に座標変換される訳ではなく、複数の画像を座標変換して合成する場合においても、各画像ごとに座標の位置がばらつき、好ましい画像は得られない。
そこで、本実施形態の様に背景のような静止被写体を特徴点として選択して、画像の座標変換を行ったほうが好ましい画像が得られる。
なお、画像のズレを求める方法は上記の様に周辺のエッジなどの特徴点を抽出してズレとする方法ばかりではなく、画面全体における各領域の画像間の動きベクトルを検出し、それらの中で最も頻度の高い動きベクトルをズレとする方法でも良い。
座標変換部115ではズレ検出部114で求められた各画像間のズレ量に基づいて複数枚の画像の位置合わせを行う。
ここで合成前に座標変換部115は以下の動作も行っている。
先ず、各画像の座標を変換して位置合わせを行う時に基準となる画像を選ぶ。
選ばれた基準画像に対して大幅にずれている画像は以降の合成に用いないように削除する。
座標変換された各画像は、画像合成部116に出力されて各画像が1枚の画像に合成される。
デジタル画像の場合には、1枚の露出不足の写真でもゲインアップすることで露出の補正が可能であるが、ゲインを高くするとノイズも多くなり見苦しい画像になってしまう。
しかし、本実施形態のように多くの画像を合成して画像全体のゲインをアップさせる場合には、各画像のノイズが平均化されるためにS/N比の大きい画像を得ることができ、結果的にノイズを抑えて露出を適正化することができる。
別の考え方をすれば、例えばノイズを許容して撮像部19を高感度にして複数枚撮影し、これらを加算平均することで画像に含まれるランダムノイズを減少させているとも云える。
合成された画像データは、第1の画像補正部117aに入力されてガンマ補正や圧縮処理が行われ、更に合成時の各画像の端部欠損部を切り出し、画像サイズが小さくなった分を拡散補完する。すなわち、図3における互いが重ならない領域129をカットして、2枚の画像が重なった領域のみについて切り出して拡散補完処理を行う。
その後記録部119に合成画像を記録する。
一般にデジタルカメラの場合では撮影後に撮影画像をカメラの背面液晶モニタ(表示部118)に表示する。
しかし本実施形態の様に画像を合成して露出補完を図る場合には、合成画像を作成してから表示するまでに時間がかかってしまう。
そこで本実施形態においてはカメラの表示部113には合成前の画像を表示する様にしている。
これはカメラの表示部113は小さいために露出不足の画像のゲインを上げて表示しても鑑賞時に見苦しい画像にならないためである。
図1の記録部119から表示部118に入力される信号は、記録部119に記録された画像を再生する場合に必要とされる。
上述したように複数枚の画像を撮影し、それらを合成する場合には、撮影直後では特定したコマを表示するわけであるが、表示禁止部118aは合成処理が完了した後において画像を再生する時には上記特定コマを表示部118で表示するのではなく、合成処理が完了した画像を表示することで実際の画像を確認できる様にしている。
なお、画像の再生モードの場合には一般的には記録部119内のすべての画像データを見ることが出来るが、複数枚を撮影してこれらを合成する場合においては撮影禁止部118aが合成前の画像は再生時には見えない様にしている。
これは再生時に上記複数枚の合成用画像を表示する様にすると、撮影者が認識していない画像が多く表示されることになり、画像の閲覧に時間がかかるばかりではなく混乱をきたすためである。
図4は撮影動作をまとめたフローチャートであり、このフローはカメラの電源がオンになったときにスタートする。
ステップS1001では撮影者がレリーズボタンの半押し(SW1オン)を行うまで(撮影準備の指示があるまで)、このステップを循環して待機し、SW1がオンされるとステップS1002に進む。
ステップS1002では撮像部19が被写体を撮像し、信号処理部111でその画像のコントラストを検出しながら撮影制御部18によりAFモータ14aを駆動してレンズ11aを繰り出し、もっともコントラストが高かった位置でレンズ11aの繰り出しを停止することでピント合わせを行う。また、同時に撮像部19の出力信号から被写体の明るさを求める。
ステップS1003では撮影者が防振操作部120をオンにしているか否かを判別し、オンにしているときはステップS1004に進み、オフの時はステップS1019に進む。
先ず始めに防振操作部120をオンにしている場合について説明する。
ステップS1004ではステップS1002で求めた被写体の明るさ等の撮影条件から撮影する枚数と各々の露光時間を求める。
ここで云う撮影条件とは
(1)被写体の明るさ
(2)撮影光学系の焦点距離
(3)撮影光学系の明るさ(絞りの値)
(4)撮像素子の感度
の4点である。
例えば撮像素子の感度がISO200に設定されていたとする。
このとき被写体の明るさを測光し、それを適正に露光するためには絞り13aは全開(例えばf2.8)、シャッタ12aは露光時間1/8(秒)が必要である計算になったとする。
このとき撮影焦点距離が35mmフィルム換算で30mmであるときは1/8(秒)の露光時間の撮影では手ブレの恐れがあるので、手ブレの恐れがない露光時間1/32(秒)に設定し、4回撮影を行うように設定する。なお、一般的には、35mmフィルム換算で焦点距離がFmmのレンズで撮影する場合には、露光時間を1/F(秒)よりも短くすれば撮影画像上では手ブレはほとんど目立たないといわれている。
また、被写体の明るさを測光し、それを適正に露光するためには絞り13aは全開(例えばf2.8)、シャッタ12aは露光時間1秒が必要である計算になったとする。
このとき撮影焦点距離が35mmフィルム換算で30mmであるときは1秒の撮影では手ブレの恐れがあるので、手ブレの恐れがない露光時間1/32(秒)に設定し、32回撮影を行うように設定するのが手ブレ対策では理想であるが、その場合には1回の露光時間が適性値に対してあまりにも短くなってしまうので、フォトダイオードに十分な信号蓄積が行えなくなる。そのためにそれらを合成しても良好な画像は得られない。
このような条件となった場合には多少の手ブレは我慢して、例えば1/8(秒)で8回の露光を行う様に設定する。
また、被写体の明るさを測光し、それを適正に露光するためには絞り13aは全開(例えばf2.8)、シャッタ12aは露光時間1/80(秒)が必要である計算になったとする。
撮影焦点距離が35mmフィルム換算で300mmであるときは、1/80(秒)の露光時間の撮影では手ブレの恐れがあるので、手ブレの恐れがない露光時間1/320(秒)に設定し4回撮影を行うように設定する。
また、被写体の明るさを測光し、それを適正に露光するためには絞り13aは全開(例えばf2.8)、シャッタ12aは露光時間1/20(秒)が必要である計算になったとする。
このとき撮影焦点距離が35mmフィルム換算で300mmであるときは1/20(秒)の露光時間の撮影では手ブレの恐れがあるので、手ブレの恐れがない露光時間1/300(秒)に設定し、15回撮影を行うように設定するのが手ブレ対策では理想であるが、その場合には1回の露光時間が適性値に対してあまりにも短くなってしまうのでフォトダイオードに十分な信号蓄積が行えなくなる。そのためにそれらを合成しても良好な画像は得られない。
このような条件となった場合には多少の手ブレは我慢して、1/160(秒)で8回の露光を行う様に設定する。
以上の様に、複数枚の撮影を行う時の露光時間を撮影条件に合わせて決定し、更に何枚撮影するかも撮影条件に合わせて設定する。
同一被写体を複数枚に分けて撮影するとしても、各撮影の露光条件はなるべく適正露光に近い方が撮像素子19に正確な情報が撮像できる。
そのために暗い被写体の場合や、撮影レンズが絞り込んでいる場合、撮像素子の感度が低く設定されている場合等には、複数枚撮影といえども各撮影の露光時間はなるべく長くして有効な露光条件にする。
但し、あまり露光時間を長くすると手ブレによる劣化の影響が像面に表れるために、上述したように撮影焦点距離が35mmフィルム換算で30mmであるときは手ブレの恐れのない約焦点距離分の一である露光時間1/32(秒)に設定している。そしてその露光時間では足りない分を撮影枚数で補完している。
焦点距離が長い場合には更に露光時間を短くしないと手ブレによる像劣化が生ずるので更に露光時間を短くして、その分撮影枚数を増やして露出補完を行う。
この様に複数枚撮影における露光時間は、撮影被写体が暗いほど、また撮影レンズが暗いほど、撮像素子の感度が低いほど長くなり、レンズの焦点距離が長いほど短くなる。
そして、複数枚撮影における撮影枚数は撮影被写体が暗いほど、また撮影レンズが暗いほど、撮像素子の感度が低いほど、レンズの焦点距離が長いほど多くなる。
以上の計算が終了した後で、カメラのファインダや液晶表示部(表示部118)に防振モード(複数回撮影モード)が設定されたことを表示すると同時に、求めた撮影枚数を表示して撮影者に知らせる。
ステップS1005では連写撮影時のシャッタモードを決める。
ステップS1005の詳細は後述する。
ステップS1006ではレリーズボタンを押し切る(SW2オン)まで(撮影の指示があるまで)、ステップS1001からステップS1006を循環して待機する。
ステップS1007では1枚目の撮影を開始する。
先ず撮像部19の電荷をリセットし、再蓄積を開始させる。このとき、メカシャッタが選択されている場合には、蓄積開始後にシャッタを開口する。
次にステップS1004で求められた露光時間だけ待機し、その後電荷の転送を行う。なお、メカシャッタが選択されいる場合には、電荷転送に先立ってメカシャッタを閉じる。
そして得られた画像を一旦画像記憶部113に記憶しておく。
また、この時同時に撮影開始の発音を発音駆動部17bを介してスピーカー17aで発音する。
この音は例えばピッ!と云う電子音でも良いし、フィルムカメラなどにおけるシャッタの開き音、ミラーアップの音などの擬似音でも良い。
なお、ステップS1007から後述するステップS1014までは短い露光時間の撮影を複数回繰り返し、それを合成してみかけの露出を適正にする合成撮影モードの動作である。
ステップS1008では複数枚の撮影のすべての撮影が完了するまでステップS1007、S1008を循環して待機する。
そして撮影が完了するとステップS1009に進む。
ステップS1009では撮影完了の発音を発音駆動部17bを介してスピーカー17aで発音する。
この音は例えばピッピッ!と云う電子音でも良いし、フィルムカメラなどにおけるシャッタの閉じ音、ミラーダウン音やフィルム巻き上げ音などの擬似音でも良い。
この様に複数枚撮影する場合においても、その動作を表す発音は1セット(最初の撮影の露光開始から最後の撮影の露光完了までに1回)なので撮影者に複数枚撮影の違和感を与えることはない。
特に、電子シャッタを用いて連写を行った場合においては、メカシャッタ動作の音や振動がまったく生じないので、撮影者は連写を行ったことすら認識しないで円滑な撮影が行える。
ステップS1010では、ズレ検出部114が画像の周辺領域(例えば図2の建物123a)の中から特徴的な像を抽出し、その像の座標を求める。
この座標は仮に一枚目の画像を基準としたときの2枚目以降の画像の相対的なズレ座標である。
ステップS1011では座標変換部115が各画像の座標変換を行う。
ステップS1012ではすべての画像が座標変換終了するまでステップS1010、1011を循環して待機し、すべての画像の座標変換が完了するとステップS1013に進む。
ステップS1013では画像の合成を行う。
ここで画像の合成は各画像の対応する座標の信号を加算平均することで行い、画像内のランダムノイズは加算平均することで減少させられる。
そしてノイズの減少した画像を必要に応じてゲインを調整して露出の適正化を図る。
ステップS1014では合成された画像の端部の様に各画像が構図ブレにより重ならなかった領域をカットし、元のフレームの大きさになるように画像を拡散補完する。
ステップS1015では合成画像に対して信号のガンマ補正や圧縮処理を行う。
ステップS1016ではステップS1015で求まった画像をカメラ背面などに配置された液晶表示部(表示部118)に表示する。
ステップS1017ではステップS1015で求まった画像を例えば半導体メモリなどからなりカメラに対して着脱可能な記録媒体(記録部119)に記録する。
ステップS1018ではスタートに戻る。
なお、ステップS1018の段階で、まだ継続してレリーズボタンの半押し(SW1オン)操作が行われているときは、そのままステップS1001、S1002、S1003、S1004と再度フローを進めてゆくが、ステップS1018の段階でレリーズボタンの押し切り(SW2オン)が継続して操作されているときにはスタートに戻らずステップS1018で待機する。
次にステップS1003で防振操作部120がオフの場合について説明する。
このときステップS1003からステップS1019に進む。
ステップS1019では防振システムを使用しないと手ブレによる画像劣化が生ずる撮影条件であるか否かを判断している。
撮影条件は前述した様に被写体の明るさ、レンズの明るさ、撮像感度、撮影焦点距離であり、被写体の明るさ、レンズの明るさ、撮像感度に基づいて露光時間を求め、その露光時間が現状の撮影焦点距離においては手ブレによる画像劣化の可能性があるか否かをステップS1019で判断している。
そして画像劣化の可能性がある時にはステップS1020に進み、そうでない時はステップS1021に進む。
ステップS1020ではカメラのファインダや液晶表示部(表示部118)に防振モードに設定することを推奨する表示を行う。
ステップS1021ではレリーズボタンを押し切る(SW2オン)まで(撮影の指示があるまで)、ステップS1001からステップS1021を循環して待機する。
ステップS1022では通常の撮影(一回の露光で有効な露光条件を形成する通常撮影モード)が完了する迄待機し、露光完了と共にステップS1015に進む。
ここで省いているが通常撮影の場合においても撮影開始と完了の動作に合わせて撮影動作音をスピーカー17aより発音している。
即ち、合成撮影モード(複数枚の撮影の合成)においても通常撮影モードにおいても同じ様式の撮影動作音を発音しており、電子シャッタ選択時にはその動作音の間隔の長さ(撮影開始音から撮影完了音迄の長さ)の違いにより長秒時露光か否かを撮影者が認識できる程度であり、複数枚の撮影を行っているか否かは撮影者には分からない様になっている。
そのために合成撮影モードにおいても特別な撮影を行っているという認識を撮影者に与えることがなく、使いやすいカメラになっている。
ステップS1015では撮影画像に対して信号のガンマ補正や圧縮処理を行う。
ステップS1016ではステップS1015で求まった画像をカメラ背面などに配置された液晶表示部(表示部118)に表示する。
ステップS1017ではステップS1015で求まった画像を例えば半導体メモリなどからなりカメラに対して着脱可能な記録媒体(記録部119)に記録する。
ステップS1018ではスタートに戻る。
このフローで分かるように、防振操作部120をオフしている場合においても手ブレによる画像劣化が生ずる撮影条件の時には撮影者に防振システムの活用(合成撮影モード)を促す表示を行って画像劣化を未然に防いでおり、更に合成撮影モードにおいても各々の露光時間は焦点距離により変更することでいかなる焦点距離においても望ましい撮影が出来るようにしてる。
次に、モード選択部18b(ステップS1005)の動作を図5を用いて説明する。
ステップS2001でシャッタモード切換操作部12dの状況を判定し、撮影者がメカシャッタを選択している場合にはステップS2006に進み、連写撮影時にメカシャッタを選択してステップS1006に進む。
撮影者が電子シャッタを選択している場合にはステップS2007に進み、連写撮影時に電子シャッタを選択してステップS1006に進む。
撮影者がカメラ自動を選択している場合にはステップS2002に進む。
ステップS2002では撮影時の電源状態によりメカシャッタか電子シャッタを選択するようになっている。
これはメカシャッタで連写を行う場合には十分な電力が必要なためであり、電源の残容量が予め決められた容量以下の状態においてはステップS2007に進み電子シャッタを選択するようになっている。
連写する枚数に応じて閾値となる容量を複数設定しておき、連写枚数が少ないような場合には、メカシャッタを選択する様にしても良い。
ステップS2002で残容量が所定量より大きい時にはステップS2003に進む。
ステップS2003では各連写の露光時間が所定時間よりも長い場合(例えば1/8(秒)より長い露光秒時の場合)にはステップS2007に進み電子シャッタを選択する。
図16で説明した様に電子シャッタの場合には読み出し時間の関係から手ブレや被写体ブレの影響で画面上下の構図ズレが生ずるが露光時間(図16の露光時間49)が長くなってゆくと相対的に読み出し時間の影響は小さくなってゆく。
そのため電子シャッタによる連写を行ってもメカシャッタによる連写を行っても画像へのブレの影響は変わらなくなる。
よって露光時間が所定より長くなる場合には電子シャッタを選択して連写撮影を行う様にしている。
露光時間が短い場合にはステップS1004で焦点距離に応じたブレ防止に必要な露光時間が短く設定されたことになり、電子シャッタではブレの影響が出る可能性があるのでステップS2004に進み次の判断を行う。
ステップS2004では焦点距離が所定以下(例えば35mmフィルムカメラ換算で30mmより短い場合)は電子シャッタを選択するフローに進むためにステップS2005に進む。これは焦点距離が短いときは手ブレによる影響が少ないために電子シャッタによる撮影でも画像劣化が小さいためである。
焦点距離が長く、電子シャッタでは各撮影時に手ブレの影響が生じそうな場合にはステップS2006に進みメカシャッタを選択する。
ステップS2005ではステップS2004で焦点距離が短くブレの影響が少ないと判断された場合において被写体距離を条件にして、更にメカシャッタか電子シャッタの選択を行っている。
被写体距離が所定距離より遠い場合(例えば1m)には被写体ブレの影響が少ないので(このステップでは既に焦点距離も短いと分かっているので、被写体距離が遠い場合は被写体ブレは少ないと判定できる)、ステップS2007に進み電子シャッタを選択する。
被写体距離が近い場合には被写体ブレの影響が大きくなるのでステップS2006に進み、メカシャッタを選択する。
このようにシャッタのモードを選択した後にステップS1006に進む。
以上の様に撮影条件に応じてメカシャッタと電子シャッタの両方のメリットを生かすような構成とすることで違和感の少ない撮影とブレの少ない画像が得られる様になっている。
以上説明したように、上記の第1の実施形態では、複数枚の連写画像を画像合成部により各画像間のズレを位置合わせして合成することで1枚の画像を取得する合成撮影モードを有する撮像装置において、撮像素子19の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ(駆動部16、撮影制御部18で設定)と、電子シャッタを繰り返して複数枚の撮影を行う電子シャッタモードと、撮像素子への入射光路を遮蔽/開放自在なメカシャッタ12aと、メカシャッタを繰り返して複数枚の撮影を行うメカシャッタモードと、各撮影時の像ブレの影響が所定より少ない場合には電子シャッタモードを選択するモード選択部18b(ステップS1005)を設けている。
また、複数枚の連写画像を画像合成部により各画像間のズレを位置合わせして合成することで1枚の画像を取得する合成撮影モードを有する撮像装置において、撮像素子19の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ(駆動部16、撮影制御部18で設定)と、電子シャッタを繰り返して複数枚の撮影を行う電子シャッタモードと、撮像素子への入射光路を遮蔽/開放自在なメカシャッタ12aと、メカシャッタを繰り返して複数枚の撮影を行うメカシャッタモードと、撮像装置の焦点距離が所定より短い場合には電子シャッタモードを選択するモード選択部18b(ステップS1005)を設けている。
また、複数枚の連写画像を画像合成部により各画像間のズレを位置合わせして合成することで1枚の画像を取得する合成撮影モードを有する撮像装置において、撮像素子19の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ(駆動部16、撮影制御部18で設定)と、電子シャッタを繰り返して複数枚の撮影を行う電子シャッタモードと、撮像素子への入射光路を遮蔽/開放自在なメカシャッタ12aと、メカシャッタを繰り返して複数枚の撮影を行うメカシャッタモードと、撮影露光時間が所定より長い場合には電子シャッタモードを選択するモード選択部18b(ステップS1005)を設けている。
また、複数枚の連写画像を画像合成部により各画像間のズレを位置合わせして合成することで1枚の画像を取得する合成撮影モードを有する撮像装置において、撮像素子19の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ(駆動部16、撮影制御部18で設定)と、電子シャッタを繰り返して複数枚の撮影を行う電子シャッタモードと、撮像素子への入射光路を遮蔽/開放自在なメカシャッタ12aと、メカシャッタを繰り返して複数枚の撮影を行うメカシャッタモードと、撮影被写体距離が所定より遠い場合には電子シャッタモードを選択するモード選択部18b(ステップS1005)を設けている。
また、複数枚の連写画像を画像合成部により各画像間のズレを位置合わせして合成することで1枚の画像を取得する合成撮影モードを有する撮像装置において、撮像素子19の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ(駆動部16、撮影制御部18で設定)と、電子シャッタを繰り返して複数枚の撮影を行う電子シャッタモードと、撮像素子への入射光路を遮蔽/開放自在なメカシャッタ12aと、メカシャッタを繰り返して複数枚の撮影を行うメカシャッタモードと、撮像装置の電源状態が所定より消耗している場合には電子シャッタモードを選択するモード選択部18b(ステップS1005)を設けている。
また、複数枚の連写画像を画像合成部により各画像間のズレを位置合わせして合成することで1枚の画像を取得する合成撮影モードを有する撮像装置において、撮像素子19の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ(駆動部16、撮影制御部18で設定)と、電子シャッタを繰り返して複数枚の撮影を行う電子シャッタモードと、撮像素子への入射光路を遮蔽/開放自在なメカシャッタ12aと、メカシャッタを繰り返して複数枚の撮影を行うメカシャッタモードと、電子シャッタモードかメカシャッタモードを選択するモード選択操作部12dを設けている。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態におけるモード選択部18b(ステップS1005)の動作を示す図である。
ステップS2001でシャッタモード切換操作部12dの状況を判定し、撮影者がメカシャッタを選択している場合にはステップS2006に進み、連写撮影時にメカシャッタを選択してステップS1006に進む。
撮影者が電子シャッタを選択している場合にはステップS2007に進み、連写撮影時に電子シャッタを選択してステップS1006に進む。
撮影者がカメラ自動を選択している場合にはステップS2002に進む。
ステップS2002では撮影時の電源状態によりメカシャッタか電子シャッタを選択するようになっている。
これはメカシャッタで連写を行う場合には十分な電力が必要なためであり、電源の残容量が予め決められた容量以下の状態においてはステップS2007に進み電子シャッタを選択するようになっている。
連写する枚数に応じて閾値となる容量を複数設定しておき、連写枚数が少ないような場合には、メカシャッタを選択する様にしても良い。
ステップS2002で残容量が所定量より大きい時にはステップS2008に進む。
ステップS2008では各連写の露光時間と撮影焦点距離の積を被写体距離で割った値を求め、その結果によりメカシャッタか電子シャッタを選択している。
ここで露光時間が短くても焦点距離が長い場合には手ブレの影響が大きく、逆に露光時間が長くても焦点距離が短い場合には手ブレの影響が小さいので、手ブレの影響が大きい時はメカシャッタ、影響が小さい時は電子シャッタを選択するのであるが、それに加えて焦点距離が短くても被写体に近い場合には被写体ブレの影響が大きくなり、被写体が遠くても焦点距離が長い場合にも被写体ブレの影響が大きくなる。
それらを統合して考えてステップS2008では露光時間と撮影焦点距離の積を被写体距離で割った値が所定値より小さい時はブレの影響が出にくいので電子シャッタを選択し、所定値よりも大きい場合には手ブレの影響がでる可能性があるのでメカシャッタを選択している。
ここで撮影焦点距離と被写体距離の比はほぼ撮影倍率に比例するので、このフローにおいては撮影倍率が小さい(焦点距離が短い、被写体距離が遠い)時には電子シャッタを選択するアルゴリズムとなる。
ステップS2009では撮影枚数が所定枚数より少ない場合(例えば4枚以下)はステップS2006に進みメカシャッタを選択し、多い場合にはステップS2007に進み電子シャッタを選択する。
これは撮影枚数が多い場合にメカシャッタを選択するとシャッタ動作音が大きく発生して不快なためである。
このようにシャッタのモードを選択した後にステップS1006に進む。
以上の様に撮影条件に応じてメカシャッタと電子シャッタの両方のメリットを生かすような構成とすることで違和感の少ない撮影とブレの少ない画像が得られる様になっている。
以上説明したように、上記の第2の実施形態では、複数枚の連写画像を画像合成部により各画像間のズレを位置合わせして合成することで1枚の画像を取得する合成撮影モードを有する撮像装置において、撮像素子19の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ(駆動部16、撮影制御部18で設定)と、電子シャッタを繰り返して複数枚の撮影を行う電子シャッタモードと、撮像素子への入射光路を遮蔽/開放自在なメカシャッタ12aと、メカシャッタを繰り返して複数枚の撮影を行うメカシャッタモードと、連写枚数が所定より多い場合には電子シャッタモードを選択するモード選択部18b(ステップS1005)を設けている。
また、複数枚の連写画像を画像合成部により各画像間のズレを位置合わせして合成することで1枚の画像を取得する合成撮影モードを有する撮像装置において、撮像素子19の電荷蓄積時間を制御する電子シャッタ(駆動部16、撮影制御部18で設定)と、電子シャッタを繰り返して複数枚の撮影を行う電子シャッタモードと、撮像素子への入射光路を遮蔽/開放自在なメカシャッタ12aと、メカシャッタを繰り返して複数枚の撮影を行うメカシャッタモードと、撮像装置の撮影倍率が所定より小さい場合には電子シャッタモードを選択するモード選択部18b(ステップS1005)を設けている。
(第3の実施形態)
第1の実施形態においては画像の位置あわせ及び合成処理すべてをカメラ内で行っていた。
しかし、第3の実施形態においては、カメラでは複数画像の撮影、及び合成する画像の判定(撮影した画像の中で合成に適さない画像は記録しない)を行うだけであり、その後の複数画像の内の基準画像の選定、座標変換、合成処理は撮影後にパソコンなどの外部機器を利用して行なう。
撮影された画像は半導体メモリなどで構成されカメラに対して着脱可能な記録媒体(記録部119)に記録されるわけであるが、この記録された画像の中には通常の撮影(防振モードでない撮影画像)と複数枚に分けて撮影した画像(防振モードでの撮影画像)が混在している。
それらの画像の中から複数枚に分けて撮影した画像を選び出す作業は記録されている画像の量が多くなると極めて面倒な作業である。
そこで本実施形態では複数枚に分けて撮影した画像は記録部119内で識別できる様に記録している。
そしてカメラ付属のアプリケーションソフトは上記識別を認識して、それらのみを抽出すると共に自動的に複数枚画像を位置合わせして合成する。
合成した画像は記録部119に再度記録すると共に、記録部119に記録されている上記複数枚の画像は削除される。
これにより記録部119の記録容量に余裕が生まれる。
図7はパソコンとカメラの連携図であり、ノートパソコン33にデジタルカメラ31をUSBケーブル32などでケーブル接続した状態を示す図である。
これによりデジタルカメラ31とノートパソコン33の間で画像データのやりとりを行なうことができる。
なお、USBなどのケーブル接続ではなく、デジタルカメラ31に内蔵される記録部119をカメラ本体から取り外してノートパソコン33などに設けられているスロット34に差し込むことでデータの制御を行っても良い。
ノートパソコン33には予め第3の実施形態におけるアプリケーションソフトがインストールされている。
このアプリケーションソフトの動作を以下に述べる。
(1)デジタルカメラ31の記録部119の記録画像の中から画像合成用に記録されている複数画像を識別して自動的にノートパソコン33に取り込む。なお、データを移動するので記録部119内の合成用画像は削除される。
(2)ノートパソコン33では取り込んだ画像の連写間のズレを座標変換補正した後にそれらを合成して露出の改善を行う。
(3)合成された画像にはガンマ補正や圧縮処理が施され、更に合成時の各画像の端部欠損部を切り出し、画像サイズが小さくなった分を拡散補完する。
(4)合成した画像を再び記録部119に戻す。
以上の動作に関して詳細に説明する。
図8に示す様にデジタルカメラ31内の記録部119のフォルダ35の中は2つのフォルダに分かれており、通常撮影した画像を格納する通常撮影フォルダ36と、連続して撮影された合成用画像を格納する合成用画像フォルダ37が存在する。
通常撮影フォルダ36にはその撮影順から309,310,311a,312,313a,314の画像が格納されている。
ここで連続して撮影された合成用画像のうちの一枚(例えば一番初めに撮影した画像)311a(003a)は通常画像フォルダ36にも格納されている。
そしてその画像の次の通常画像312は前の画像と一つ番号を飛ばしている。すなわち、通常画像フォルダ36において、004という番号の画像ファイルが存在しない。
同様に画像313a(006a)は合成用に撮影された複数枚の画像の内の始めの一枚である。そして、その次の通常画像である画像番号314に関しても007は飛ばされ、ファイル番号008になっている。
合成用画像フォルダ37には合成用に連写撮影された画像がすべて記録されており、ノートパソコン33はこのフォルダ37ごとノートパソコン33にデータを移動する。
そして連写撮影された画像311aから311eに対して位置合わせを行った各々の画像は合成処理されて露出補完が行われ、ガンマ補正や圧縮処理、合成時の各画像の端部欠損部を切り出し、画像サイズが小さくなった分を拡散補完すると共に一旦ノートパソコン33のメモリに記録しておく。
同様にして連写撮影された画像313aから313dに対しても位置合わせを行った各々の画像は合成処理されて露出補完が行われ、ガンマ補正や圧縮処理、合成時の各画像の端部欠損部を切り出し、画像サイズが小さくなった分を拡散補完すると共に一旦ノートパソコン33のメモリに記録しておく。
この様にして記録された合成画像は、まとめてデジタルカメラ31の記録部119内に設けられた通常画像フォルダ36のそれぞれ撮影順番の位置に移動される。なお、このときノートパソコン33には画像データは残らない。
このように合成処理された後の画像は、図9に示すように、記録部119の通常画像フォルダ36に予め記録されている合成用に用意された画像の一枚311a,313aの次に格納されるされる。すなわち、合成画像315はファイル名004、合成画像316はファイル名007となる。
そのため、撮影者は合成した画像と合成前の露出の不足している画像を比較することができ、いずれかが不要の場合には簡単に削除することができる。
図10は、以上のようにパソコン側で画像の合成を行なう場合の、カメラ側の動作を説明するフローチャートであり、図1におけるステップS1010からS1013の画像のズレ検出、位置合わせ、合成のステップが省かれており、代わりにステップS3001が設けられている。
ステップS3001では連続撮影の時に一枚目の画像のみはステップS1015に進ませ、そうでない画像はステップS1015,S1016はスキップさせている。
これは、合成用に連続撮影された画像に対してアプリケーションで画像補正の処理を行わせるために、ステップS1015の処理を行わない画像を記録部119に記録させるためである。
そして一枚目の画像に関しても同様にステップS1015の処理を行わない画像も記録部119に記録させるわけであるが、ステップS1015の処理を行なった画像も用意し、その画像はステップS1016で液晶モニターなどの表示部118に表示させると共に、図11で示した通常画像フォルダ36にも画像311a,313aとして記録する。
図11はノートパソコン33内での画像処理のフローチャートであり、ノートパソコン33が指定されたデジタルカメラ31或いはそのカメラに搭載されていた記録部119に合成用画像フォルダ37が存在することを認識したときにスタートする。
ステップS3002では記録部119の合成画像フォルダ37をフォルダごとノートパソコン33のメモリに移動する。
この時点で記録部119の合成用画像フォルダは削除される。なお、次の撮影時には自動的にこの合成画像フォルダは再作成される。
勿論安全のために記録部119の合成用画像フォルダ37は移動ではなくコピーをノートパソコン33に作成しても良い。
ステップS3003ではノートパソコン33に新たに記録された複数枚の撮影画像を順次読み出す。
以降ステップS3004から後述するステップS3010までは撮影された合成用画像(ノートパソコンに保存された画像)の特徴点を揃えて合成することでみかけの露出を適正にする電子的補正部の動作である。
ステップS3004では各画像における特徴点を抽出する。
なお、特徴点を特定しなくても画面全領域を複数に分割し、それら各々の動きベクトルを求め、最も頻度の高い動きベクトルをズレ量としても良い。
ステップS3005では、ステップS3004でもとめたズレ量に基づいて、図1における座標変換部115に対応するノートパソコン33内のアプリケーションが各画像の座標変換を行う。
ステップS3006では、基準画像に対して座標変換された画像の合成を行う。
ここで、画像の合成は各画像の対応する座標の信号を加算平均することで行い、画像内のランダムノイズは加算平均することで減少させられる。そして、ノイズの減少した画像をゲインアップして露出の適正化を図る。
ステップS3007では、一つのシーン(例えば図11の画像311aから311d)のすべての画像について座標変換、合成が終了するまでステップS3003からS3007を循環して待機し、1シーンの画像の座標変換が完了するとステップS3008に進む。
ステップS3008では、画像データのガンマ補正や圧縮処理を行ない、更に合成時の各画像の端部欠損部を切り出し、画像サイズが小さくなった分を拡散補完する。
ステップS3009では出来上がった合成画像を記録部119の通常撮影フォルダ36の所定の場所にコピーする。
ステップS3010では、ノートパソコン33に保存した全画像の処理が完了したか否かを判定しており、全画像の処理が終わっていない場合(例えば図11の画像313aから313dの処理、合成が未終了の場合)にはステップS3003に戻り新たな画像の読出しを始める。
このようにしてすべての画像を合成し、記録部119に記録終了するとステップS3011でノートパソコン33は全処理完了の表示を行う。また、この表示処理と同時にノートパソコン33に保存した全画像を消去する。
以上によりこのフローは終了する。
なお、以上ではデジタルカメラ31とノートパソコン33を例にして説明を行ったがノートパソコン33に限らず、デスクトップのパソコンや。パソコンでなくても専用のストレージや専用の処理装置を用意して、それとカメラを接続すること(或いはその装置に記録媒体119を入れること)で複数枚の画像の処理を行っても良いことは言うまでもない。
以上のように、上記の実施形態では、長秒時の撮影を、短い秒時の数枚に分け、それらを位置合わせ合成して長秒時相当の画像を得ることで長秒時撮影時のブレの問題を軽減するシステムにおいて、短い秒時の複数枚の撮影を行う場合においても、その撮影期間中に像ブレ(手ブレや被写体ブレ)の影響が心配される場合にのみメカシャッタを用いて連続撮影合成する構成にしたので、ブレによる画質劣化を防ぐことができ、通常の連続撮影合成の場合には電子シャッタを用いてスムーズな撮影を可能にしている。
このように、通常の連写合成撮影時においては、電子シャッタを用いるため、連写音が発生しないので、
(1)撮影時の違和感を無くせる
(2)メカシャッタ動作により発生するブレを抑えることができる
という効果が得られる。
また、連写時の各撮影時にもブレ(手ブレ、被写体ブレ)が予想される撮影条件の場合にはメカシャッタを用いて連写撮影するので、ブレによる画質劣化を防ぐことができる。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の第1の実施形態に係わるカメラの構成を示した図である。 第1の実施形態における画像合成を説明する図である。 第1の実施形態における画面の欠けを説明するための図である。 第1の実施形態における撮影動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるシャッタモード選択動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるシャッタモード選択動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるカメラとパソコンの接続説明図である。 第3の実施形態における合成処理前のファイル整理状態の説明図である。 第3の実施形態における合成処理後のファイル整理状態の説明図である。 第3の実施形態におけるカメラの撮影動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態におけるパソコンでの画像処理動作を示すフローチャートである。 CMOS撮像素子の概略図である。 ローリングシャッタの概略動作の説明図である。 CMOS撮像素子の1画素の回路構成図である。 電子シャッタのタイムチャートである。 電子シャッタの問題点の説明図である。 メカシャッタの概略説明図である。
符号の説明
10 光軸
11a 撮影レンズ
12a シャッタ
12b シャッタ駆動部
12c レリーズ操作部
12d シャッタモード切換操作部
13a 絞り
13b 絞り駆動部
13c 絞り操作部
14a AF駆動モータ
14b 焦点駆動部
15a ズーム駆動モータ
15b ズーム駆動部
15c ズーム操作部
16a ストロボ
16b 閃光駆動部
16c 閃光操作部
17a スピーカー
17b 発音駆動部
18 撮影制御部
18a 撮影条件検出部
18b モード選択部
19 撮像部
31 デジタルカメラ
32 USBケーブル
33 ノートパソコン
34 カードスロット
35 フォルダ
36 通常画像フォルダ
37 合成用画像フォルダ
39 画像(001)
41 画素領域
42 垂直走査回路(Vs・SR)
43 メモリ
44 水平走査回路
45 差動アンプ
46 垂直走査回路(Vc・SR)
47 読み出し時間
48 撮像素子の各画素の垂直方向位置
49 露光(蓄積)時間
110 A/D変換部
111 信号処理部
112 信号切替部
113 画像記憶部
114 ズレ検出部
115 座標変換部
116 画像合成部(合成ブロック)
117a 第1の画像補正部
117b 第2の画像補正部
118 表示部
118a 表示禁止部
119 記録部
120 防振操作部
121a フレーム
122a 人物
123a 建物
124a 窓
125a 特徴点(エッジ)
126 座標変換方向(量)
129 2枚の画像が重ならない領域
310 画像(002)
311a 画像(003a)
311b 画像(003b)
311c 画像(003c)
311d 画像(003d)
311e 画像(003e)
312 画像(005)
313a 画像(006a)
313b 画像(006b)
313c 画像(006c)
313d 画像(006d)
314 画像(008)
315 合成後画像(004)
316 合成後画像(007)
410 シャッタライン
411 読み出しライン
412 撮影構図
413a 被写体点(上部)
413b 被写体点(下部)
413c 被写体点(下部、時間遅れによりずれた点)
414 ブレ方向
415a メカシャッタ開口タイミング
415b メカシャッタ閉じタイミング

Claims (21)

  1. 所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、
    被写体像を撮像する撮像手段であって、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、
    前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタと、
    前記複数枚の画像の撮影時に起こると予想される像ブレの程度に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  2. 撮影した前記複数枚の画像を合成して1枚の前記所望の露出の画像を生成する画像合成手段をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画像合成手段は、前記複数枚の画像間の構図のズレを補正するズレ補正部を備え、該ズレ補正部により補正された画像を合成することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記選択手段は、前記複数枚の画像の撮影時に起こると予想される像ブレの程度が少ないと予想される場合に、前記電子シャッタモードを選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記選択手段は、前記複数枚の画像の撮影時に起こる像ブレの程度を予想するパラメータである撮影レンズの焦点距離に基づいて、前記電子シャッターモードか、前記メカシャッターモードかを選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記選択手段は、前記撮影レンズの焦点距離が所定値よりも短い場合に、前記電子シャッタモードを選択することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 前記選択手段は、前記複数枚の画像の撮影時に起こる像ブレの程度を予想するパラメータである撮影時の露光時間に基づいて、前記電子シャッターモードか、前記メカシャッターモードかを選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記選択手段は、前記露光時間が所定値より長い場合に、前記電子シャッタモードを選択することを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記選択手段は、前記複数枚の画像の撮影時に起こる像ブレの程度を予想するパラメータである被写体距離に基づいて、前記電子シャッターモードか、前記メカシャッターモードかを選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  10. 前記選択手段は、前記被写体距離が所定値より遠い場合に、前記電子シャッタモードを選択することを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
  11. 前記選択手段は、前記複数枚の画像の撮影時に起こる像ブレの程度を予想するパラメータである撮影レンズの撮影倍率に基づいて、前記電子シャッターモードか、前記メカシャッターモードかを選択することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  12. 前記選択手段は、前記撮影倍率が所定値より小さい場合に、前記電子シャッタモードを選択することを特徴とする請求項11に記載の撮像装置。
  13. 所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、
    被写体像を撮像する撮像手段であって、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、
    前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタと、
    前記複数枚の画像の枚数に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  14. 前記選択手段は、前記複数枚の画像の枚数が多い場合に、前記電子シャッタモードを選択することを特徴とする請求項13に記載の撮像装置。
  15. 所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置であって、
    被写体像を撮像する撮像手段であって、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、
    前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタと、
    前記撮像装置の電源状態に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択手段と、
    を具備することを特徴とする撮像装置。
  16. 前記選択手段は、前記電源が所定の残容量より下回っている場合に、電子シャッタモードを選択することを特徴とする請求項15に記載の撮像装置。
  17. 所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置で、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタとを備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記複数枚の画像の撮影時に起こると予想される像ブレの程度に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択工程を具備することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  18. 所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置で、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタとを備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記複数枚の画像の枚数に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択工程を具備することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  19. 所望の露出を得るための露光時間よりも短い露光時間で複数枚の画像の撮影を行ない、該複数枚の画像を合成することにより前記所望の露出の画像を得るための撮像装置で、電子シャッタ動作を行なうことが可能な撮像手段と、前記撮像手段への入射光路を機械的に遮蔽及び開放可能なメカシャッタとを備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記撮像装置の電源状態に基づいて、前記撮像手段の電子シャッタ動作により前記複数枚の画像の撮影を行なう電子シャッタモードか、前記メカシャッタの動作により前記複数枚の画像の撮影を行なうメカシャッタモードかを選択する選択工程を具備することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  20. 請求項17乃至19のいずれか1項に記載の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  21. 請求項20に記載のプログラムをコンピュータ読み取り可能に記憶したことを特徴とする記憶媒体。
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