JP2006345157A - 符号化装置、復号装置、符号化方法、復号方法、それらのプログラム - Google Patents

符号化装置、復号装置、符号化方法、復号方法、それらのプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを符号化する場合の処理時間を短縮できる符号化装置を提供する。
【解決手段】 処理可能MB探索回路130において、複数のピクチャデータ間の参照関係に基づいて、複数のピクチャデータ間で並列処理可能なマクロブロックMBを特定する。そして、プロセッサ111,112で、上記特定した複数のマクロブロックMBを並列処理する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像データを符号化する符号化装置、符号化方法およびそのプログラム、並びに画像データを復号する復号装置、復号方法およびそのプログラムに関する。
近年、画像データをデジタルとして取り扱い、その際、効率の高い情報の伝送、蓄積を目的とし、画像情報特有の冗長性を利用して、離散コサイン変換等の直交変換と動き補償により圧縮するMPEG(Moving Picture Experts Group)や、H.264/AVC(Advanced Video Coding)などの方式に準拠した符号化装置および復号装置が、放送局などの情報配信、及び一般家庭における情報受信の双方において普及しつつある。
ところで、上述した符号化装置および復号装置では、リアルタイム通信などの分野で、処理時間の短縮を図りたいという要請がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを符号化する場合の処理時間を短縮できる符号化装置、符号化方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
また、本発明は、予め決められた参照関係に基づいて符号化された複数のピクチャデータを復号する場合の処理時間を短縮できる復号装置、復号方法およびそのプログラムを提供することを目的とする。
上述した従来技術の問題点を解決し、上述した目的を達成するため、第1の観点の発明の符号化装置は、予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを符号化する符号化装置であって、前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の符号化処理が可能なデータを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの符号化処理を並列に行う複数の処理回路とを有する。
また、本発明の復号装置は、予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを復号する復号装置であって、前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の復号処理が可能なデータを検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの復号処理を並列に行う複数の処理回路とを有する。
また、本発明の符号化方法は、予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを符号化する符号化方法であって、前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の符号化処理が可能なデータを検出する第1の工程と、前記第1の工程の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの符号化処理を並列処理する第2の工程とを有する。
また、本発明の復号方法は、予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを復号する復号方法であって、前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の復号処理が可能なデータを検出する第1の工程と、前記第1の工程の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの復号処理を並列処理する第2の工程とを有する。
また、本発明のプログラムは、予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを符号化するコンピュータが実行するプログラムであって、前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の符号化処理が可能なデータを検出する第1の手順と、前記第1の手順の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの符号化処理を並列処理する第2の手順とを前記コンピュータに実行させる。
また、本発明のプログラムは、予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを復号するコンピュータが実行するプログラムであって、前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の復号処理が可能なデータを検出する第1の手順と、前記第1の手順の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの復号処理を並列処理する第2の手順とを前記コンピュータに実行させる。
本発明によれば、予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを符号化する場合の処理時間を短縮できる符号化装置、符号化方法およびそのプログラムを提供することができる。
また、本発明によれば、予め決められた参照関係に基づいて符号化された複数のピクチャデータを復号する場合の処理時間を短縮できる復号装置、復号方法およびそのプログラムを提供することができる。
以下、本発明の実施形態に係わる符号化装置について説明する。
<第1実施形態>
先ず、本実施形態の構成要素と、本発明の構成要素との関係を説明する。
図1に示す処理可能MB探索回路130が本発明の検出手段の一例である。
また、本実施形態のプロセッサ111,112が、本発明の処理回路の一例である。
また、本実施形態のマクロブロックMBが、本発明のブロックデータの一例である。
以下、本実施形態の画像処理装置1について説明する。
図1は、本実施形態の画像処理装置1の概念図である。
図1に示すように、画像処理装置1は、例えば、マルチプロセッサ110、エントロピー符号/算術符号化回路121、エントロピー復号/算術復号回路122、処理可能MB探索回路130、ビットストリームメモリ140、ワークメモリ150、フレームメモリ160を有する。
図1に示すように、マルチプロセッサ110は、制御用バス115を介して、エントロピー符号/算術符号化回路121、エントロピー復号/算術復号回路122および処理可能MB探索回路130と接続されている。
また、マルチプロセッサ110は、画像データ用バス135を介して、ビットストリームメモリ140、ワークメモリ150およびフレームメモリ160と接続されている。
また、エントロピー符号/算術符号化回路121、エントロピー復号/算術復号回路122、処理可能MB探索回路130、ビットストリームメモリ140、ワークメモリ150およびフレームメモリ160は、画像データ用バス135を介して接続されている。
本実施形態では、マルチプロセッサ110の処理は図示しないメモリに記憶されたプログラム(本発明のプログラムの一例)に基づいて行われる。
図1に示すエントロピー符号/算術符号化回路121は、マルチプロセッサ110で符号化されたピクチャデータにエントロピー符号化あるいは算術符号化を施してビットストリームメモリ140に書き込む。
また、エントロピー復号/算術復号回路122は、マルチプロセッサ110において復号処理を行う場合に、画像データ用バス135を介してビットストリームメモリ140から入力したピクチャデータをエントロピー復号あるいは算術復号し、制御用バス115を介してマルチプロセッサ110に出力する。
また、エントロピー符号/算術符号化回路121、エントロピー復号/算術復号回路122、並びに処理可能MB探索回路130などは、例えば、CMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)ゲートで構成される。
また、ワークメモリ150は、例えば、SRAM(Static RAM)である。
また、ビットストリームメモリ140およびワークメモリ150は、例えば、DDR−SDRAMである。
[マルチプロセッサ110]
マルチプロセッサ110は、マクロブロックMBを単位とした符号化処理と復号処理とを行う。
本実施形態では、マルチプロセッサ110は、符号化方式として、例えば、H.264/AVCや、MPEGなどを採用する。
なお、本実施形態のピクチャデータは、フレームデータ、フィールドデータのいずれでもよい。
<符号化処理>
図2は、図1に示すマルチプロセッサ110が行う符号化処理の機能ブロック図である。
マルチプロセッサ110は、符号化処理において、図2に示す演算部24、直交変換部25、量子化部26、逆量子化部29、逆直交変換部30、デブロックフィルタ31、加算部33、イントラ予測部41、並びに動き予測・補償部42の機能を実現する。
演算部24は、符号化対象のピクチャデータT_PICと、イントラ予測部41または動き予測・補償部42から入力した予測画像データとの差分を示す画像データS24を生成し、これを直交変換部25に出力する。
直交変換部25は、画像データS24に離散コサイン変換(DCT:Discrete Cosine Transform)やカルーネン・レーベ変換などの直交変換を施して変換係数を示す画像データ(例えばDCT係数)S25を生成し、これを量子化部26に出力する。
量子化部26は、画像データS25(量子化前の変換係数)を量子化して量子化後の変換係数を示す画像データS26を生成し、これを図1に示すエントロピー符号/算術符号化回路121と、図2に示す逆量子化部29とに出力する。
逆量子化部29は、量子化部26の量子化に対応した逆量子化処理を画像データS26に施して、それによって得られたデータを生成し、これを逆直交変換部30に出力する。
逆直交変換部30は、逆量子化部29から入力したデータに、直交変換部25における直交変換の逆変換を施して生成した画像データを加算部33に出力する。
加算部33は、逆直交変換部30から入力した(デコードされた)画像データと、イントラ予測部41あるいは動き予測・補償部42から入力した予測画像データPIとを加算して参照(再構成)ピクチャデータを生成し、これをデブロックフィルタ31に出力する。
デブロックフィルタ31は、参照ピクチャデータのブロック歪みを除去した画像データを、参照ピクチャデータR_PICとしてワークメモリ150に書き込む。
イントラ予測部41は、イントラ符号化するマクロブロックMBにおいて、残差が最小となるイントラ予測のモードおよび予測ブロックのブロックサイズを決定する。
イントラ予測部41は、ブロックサイズとして、4x4および16x16画素を用いる。
イントラ予測部41は、イントラ予測が選択された場合に、イントラ予測による予測画像データPIを演算部24および加算部33に出力する。
動き予測・補償部42は、既に符号化され、局所復号され、ワークメモリ150に記録されている画像から、動き予測を行い、残差を最小にする動きベクトルおよび動く補償のブロックサイズを決定する。
動き予測・補償部42は、ブロックサイズとして、16x16、16x8、8x16、8x8、8x4、4x8および4x4画素を用いる。
動き予測・補償部42は、インター予測が選択された場合に、インター予測による予測画像データPIを演算部24および加算部33に出力する。
マルチプロセッサ110は、処理可能MB探索回路130の探索結果に基づいて、複数のピクチャデータ間で並列処理して図2に示す符号化処理を行う。
また、マルチプロセッサ110は、処理可能MB探索回路130の探索結果に基づいて、ピクチャデータ内の複数のマクロブロックMB間で、図2に示す符号化処理を並列に行う。
[処理可能MB探索回路130(符号化時)]
図3は、マルチプロセッサ110の符号化時における図1に示す処理可能MB探索回路130の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST11:
処理可能MB探索回路130は、カレント(符号化対象)マクロブロックMBが未符号化であり、当該カレントマクロブロックMBの画面左および上(図4に示すマクロブロックMB_A,MB_B,MB_C)が符号化済であるという条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断するとステップST12に進み、そうでない場合にはステップST14に進む。
ステップST12:
処理可能MB探索回路130は、図5に示すように、カレントマクロブロックMBの参照ピクチャ内の探索領域(参照領域)のマクロブロックMBが符号化済であるという条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断するとステップST13に進み、そうでない場合にはステップST14に進む。
ステップST13:
処理可能MB探索回路130は、カレントマクロブロックMBを符号化処理可能マクロブロックリストEPMLに登録する。
ステップST14:
処理可能MB探索回路130は、カレントマクロブロックMBとして未選択のマクロブロックMBをカレントマクロブロックMBとして選択する。
具体的には、処理可能MB探索回路130は、選択するマクロブロックMBのアドレスをインクリメントする。
ステップST15:
処理可能MB探索回路130は、1ピクチャデータ内の全てのマクロブロックMBについてステップST11の処理を終了したと判断するとステップST16に進み、そうでない場合にはステップST11に進む。
ステップST16:
処理可能MB探索回路130は、マルチプロセッサ110で連続して符号化処理される3ピクチャデータについてステップST11〜ST15の処理が終了したと判断するとステップST18に進み、そうでない場合にはステップST17に進む。
ステップST17:
処理可能MB探索回路130は、選択するマクロブロックMBのアドレスを「0」にリセットする。
ステップST18:
処理可能MB探索回路130は、マルチプロセッサ110で並列的に符号化される3ピクチャデータについて符号化処理を終了したと判断すると処理を終了し、そうでない場合にはステップST11に戻る。
以下、図1に示す画像処理装置1の符号化処理の動作例を説明する。
図6は、図1に示す画像処理装置1の符号化処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST21:
図1に示すプロセッサ111が、エントロピー符号/算術符号化回路121を起動する。
これにより、エントロピー符号/算術符号化回路121が、後のステップST25においてマルチプロセッサ110で符号化されたピクチャデータにエントロピー符号化あるいは算術符号化を施してビットストリームメモリ140に書き込む処理を開始可能な状態になる。
ステップST22:
プロセッサ111が、図1に示す処理可能MB探索回路130を起動する。
これにより、処理可能MB探索回路130が、図3に示す処理を行い符号化処理可能MBリストEPMLを生成する。
ステップST23:
プロセッサ(親プロセッサ)111が、プロセッサ(子プロセッサ)112を起動する。
これにより、プロセッサ112が後述する図7に示す処理を行う。
ステップST24:
プロセッサ111が、処理可能MB探索回路130に符号化処理可能なマクロブロックMBを問い合わせる。
処理可能MB探索回路130は、プロセッサ111からの問い合わせに基づいて、図3に示す手順で生成した符号化処理可能マクロブロックリストEPMLを基に、プロセッサ111に割り当てられたマクロブロックMBのなかに、符号化処理可能なマクロブロックMBがあるか否かを判断し、符号化処理可能なマクロブロックMBがあると判断すると、そのマクロブロックMBをプロセッサ111に通知する。
プロセッサ111は、処理可能なマクロブロックMBがある旨の通知を受けると、ステップST25に進み、そうでない場合にはステップST26に進む。
ステップST25:
プロセッサ111は、処理対象のマクロブロックMBの符号化処理を行う。
具体的には、プロセッサ111は、処理対象のマクロブロックMBについて、図2に示す機能ブロックに従って符号化処理を行い、その結果を例えば図1に示すワークメモリ150やフレームメモリ160を介してエントロピー符号/算術符号化回路121に出力する。
ステップST26:
プロセッサ111は、例えば、マルチプロセッサ110が実行するシステム管理スレッドなどの上位システムの判断結果を基に、符号化処理を終了したと判断すると処理を終了し、そうでない場合にはステップST24に戻る。
図7は、図6に示すステップST23において、プロセッサ111によって起動されたプロセッサ112が実行する符号化処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST31:
プロセッサ112が、処理可能MB探索回路130に符号化処理可能なマクロブロックMBを問い合わせる。
処理可能MB探索回路130は、プロセッサ112からの問い合わせに基づいて、図3に示す手順で生成した符号化処理可能マクロブロックリストEPMLを基に、プロセッサ112に割り当てられたマクロブロックMBのなかに、符号化処理可能なマクロブロックMBがあるか否かを判断し、符号化処理可能なマクロブロックMBがあると判断すると、そのマクロブロックMBをプロセッサ112に通知する。
プロセッサ112は、符号化処理可能なマクロブロックMBがある旨の通知を受けると、ステップST32に進み、そうでない場合にはステップST33に進む。
ステップST32:
プロセッサ112は、処理対象のマクロブロックMBの符号化処理を行う。
具体的には、プロセッサ112は、処理対象のマクロブロックMBについて、図2に示す機能ブロックに従って符号化処理を行い、その結果を例えば図1に示すワークメモリ150やフレームメモリ160を介してエントロピー符号/算術符号化回路121に出力する。
ステップST33:
プロセッサ112は、符号化処理を終了したと判断すると処理を終了し、そうでない場合にはステップST31に戻る。
図8は、図1に示す画像処理装置1が符号化処理を行った場合のプロセッサ111,112およびエントロピー符号/算術符号化回路121における処理の流れを説明するための図である。
図8に示すように、期間X1において、プロセッサ111がI1ピクチャデータの上半分の符号化処理を行う。
次に、期間X2において、プロセッサ111によるI1ピクチャデータの下半分の符号化処理と、プロセッサ112によるP2ピクチャデータの上半分の符号化処理とを並行して行う。
次に、期間X3において、プロセッサ111によるB3ピクチャデータの上半分の符号化処理と、プロセッサ112によるP2ピクチャデータの下半分の符号化処理とを並列に行う。また、それと並行して、エントロピー符号/算術符号化回路121が、I1ピクチャデータのエントロピー符号化あるいは算術符号化処理を行う。
次に、期間X4において、プロセッサ111によるB3ピクチャデータの下半分の符号化処理と、プロセッサ112によるB4ピクチャデータの上半分の符号化処理とを並列に行う。また、それと並行して、エントロピー符号/算術符号化回路121が、P2ピクチャデータのエントロピー符号化あるいは算術符号化処理を行う。
なお、図8に示すプロセッサ111,112の符号化処理は、図2に示す機能ブロックに従って行われる。
ところで、図8に示す例では、プロセッサ111が、I1ピクチャデータの上半分と下半分、B3ピクチャデータの上半分と下半分、P5ピクチャデータの上半分と下半分の符号化処理を実行し、プロセッサ112が、P2ピクチャデータの上半分と下半分、B4ピクチャデータの上半分と下半分、B6ピクチャデータの上半分と下半分の符号化処理を実行する場合を例示したが、各ピクチャデータのマクロブロックMBの処理は、参照関係に基づいて並列処理が可能であれば、プロセッサ111,112の何れで実行されてもよい。
<復号処理>
[マルチプロセッサ110(復号時)]
図9は、図1に示すマルチプロセッサ110が行う復号処理の機能ブロック図である。
マルチプロセッサ110は、復号処理において、図9に示す逆量子化部83、逆直交変換部84、加算部85、イントラ予測部89、並びに動き予測・補償部90などの機能を実現する。
逆量子化部83は、エントロピー復号/算術復号回路122から入力した可逆復号後の画像データS82を、図2に示す量子化部26に対応した逆量子化方法で逆量子化して画像データS83を生成し、これを逆直交変換部84に出力する。
逆直交変換部84は、逆量子化部83から入力した画像データS83を、図2に示す直交変換部25の直交変換に対応した直交逆変換を行って画像データS84を生成し、これを加算部85に出力する。
加算部85は、イントラ予測部89あるいは動き予測・補償部90から入力した予測画像と、逆直交変換部84から入力した画像データS84とを加算して画像データS85を生成し、これをワークメモリ150およびフレームメモリ160に書き込む。
イントラ予測部89は、ワークメモリ150から読み出した画像データS85内の復号対象のブロックデータがイントラ予測符号化されたものである場合に、当該ブロックデータをイントラ方式で復号して予測画像データを生成し、これを加算部85に出力する。
動き予測・補償部90は、ワークメモリ150から読み出した画像データS85内の復号対象のブロックデータがインター予測符号化されたものである場合に、当該ブロックデータをインター方式で復号して予測画像データを生成し、これを加算部85に出力する。
[処理可能MB探索回路130(復号時)]
図10は、マルチプロセッサ110の復号時における図1に示す処理可能MB探索回路130の処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST41:
処理可能MB探索回路130は、カレント(復号対象)マクロブロックMBが未復号であり、当該カレントマクロブロックMBの画面左および上(図4に示すマクロブロックMB_A,MB_B,MB_C)が復号済であるという条件を満たすか否かを判断し、満たすと判断するとステップST42に進み、そうでない場合にはステップST45に進む。
ステップST42:
処理可能MB探索回路130は、カレントマクロブロックMBがイントラ符号化されているか否かを判断し、イントラ符号化されていると判断すると、ステップST44に進み、そうでない場合(インター符号化されている場合)にステップST43に進む。
ステップST43:
処理可能MB探索回路130は、例えば、図1および図9に示すエントロピー復号/算術復号回路122から入力したカレントマクロブロックMBの動きベクトルMVに基づいて、その参照画像データ内の動きベクトルMVで指し示されるマクロブロックMBが既に復号済みであるか否かを判断し、復号済みであると判断するとステップST44に進み、そうでない場合にはステップST45に進む。
ステップST44:
処理可能MB探索回路130は、カレントマクロブロックMBを復号処理可能マクロブロックリストDPMLに登録する。
ステップST45:
処理可能MB探索回路130は、カレントマクロブロックMBとして未選択のマクロブロックMBをカレントマクロブロックMBとして選択する。
具体的には、処理可能MB探索回路130は、選択するマクロブロックMBのアドレスをインクリメントする。
ステップST46:
処理可能MB探索回路130は、1ピクチャデータ内の全てのマクロブロックMBについてステップST41の処理を終了したと判断するとステップST47に進み、そうでない場合にはステップST41に進む。
ステップST47:
処理可能MB探索回路130は、マルチプロセッサ110で連続して復号される3ピクチャデータについてステップST41〜ST46の処理が終了したと判断するとステップST48に進み、そうでない場合にはステップST49に進む。
ステップST48:
処理可能MB探索回路130は、選択するマクロブロックMBのアドレスを「0」にリセットする。
ステップST49:
処理可能MB探索回路130は、マルチプロセッサ110で連続して復号される3ピクチャデータについて復号処理を終了したと判断すると処理を終了し、そうでない場合にはステップST41に戻る。
以下、図1に示す画像処理装置1の復号処理の動作例を説明する。
図11は、図1に示す画像処理装置1の復号処理の動作例を説明するためのフローチャートである。
ステップST61:
図1に示すプロセッサ111が、エントロピー符号/算術復号回路122を起動する。
これにより、エントロピー復号/算術復号回路122は、マルチプロセッサ110において復号処理を行う場合に、画像データ用バス135を介してビットストリームメモリ140から入力したピクチャデータをエントロピー復号あるいは算術復号し、制御用バス115を介してマルチプロセッサ110に出力する。
ステップST62:
プロセッサ111が、図1に示す処理可能MB探索回路130を起動する。
これにより、処理可能MB探索回路130が、図10に示す処理を行い、復号処理可能MBリストDPMLを生成する。
ステップST63:
プロセッサ(親プロセッサ)111が、プロセッサ(子プロセッサ)112を起動する。
これにより、プロセッサ112が後述する図12に示す処理を行う。
ステップST64:
プロセッサ111が、処理可能MB探索回路130に復号処理可能なマクロブロックMBを問い合わせる。
処理可能MB探索回路130は、プロセッサ111からの問い合わせに基づいて、図10に示す手順で生成した復号処理可能マクロブロックリストDPMLを基に、プロセッサ111に割り当てられたマクロブロックMBのなかに、復号処理可能なマクロブロックMBがあるか否かを判断し、復号処理可能なマクロブロックMBがあると判断すると、そのマクロブロックMBをプロセッサ111に通知する。
プロセッサ111は、復号処理可能なマクロブロックMBがある旨の通知を受けると、ステップST65に進み、そうでない場合にはステップST66に進む。
ステップST65:
プロセッサ111は、復号処理対象のマクロブロックMBの復号処理を行う。
具体的には、プロセッサ111は、エントロピー復号/算術復号回路122から入力した復号処理対象のマクロブロックMBについて、図9に示す機能ブロックに従って復号処理を行い、その結果を例えば図1に示すワークメモリ150やフレームメモリ160に書き込む。
ステップST66:
プロセッサ111は、例えば、マルチプロセッサ110が実行するシステム管理スレッドなどの上位システムの判断結果を基に、復号処理を終了したと判断すると処理を終了し、そうでない場合にはステップST64に戻る。
図12は、図11に示すステップST63において、プロセッサ111によって起動されたプロセッサ112が実行する復号処理を説明するためのフローチャートである。
ステップST71:
プロセッサ112が、処理可能MB探索回路130に復号処理可能なマクロブロックMBを問い合わせる。
処理可能MB探索回路130は、プロセッサ112からの問い合わせに基づいて、図10に示す手順で生成した復号処理可能マクロブロックリストDPMLを基に、プロセッサ112に割り当てられたマクロブロックMBのなかに、復号処理可能なマクロブロックMBがあるか否かを判断し、復号処理可能なマクロブロックMBがあると判断すると、そのマクロブロックMBをプロセッサ112に通知する。
プロセッサ112は、復号処理可能なマクロブロックMBがある旨の通知を受けると、ステップST72に進み、そうでない場合にはステップST73に進む。
ステップST72:
プロセッサ112は、復号処理対象のマクロブロックMBの符号化処理を行う。
具体的には、プロセッサ112は、エントロピー復号/算術復号回路122から入力した復号処理対象のマクロブロックMBについて、図9に示す機能ブロックに従って符号化処理を行い、その結果を例えば図9に示すワークメモリ150やフレームメモリ160に書き込む。
ステップST73:
プロセッサ112は、復号処理を終了したと判断すると処理を終了し、そうでない場合にはステップST71に戻る。
図13は、図1に示す画像処理装置1が復号処理を行った場合のエントロピー復号/算術復号回路122およびプロセッサ111,112における処理の流れを説明するための図である。
図13に示すように、期間X11において、エントロピー復号/算術復号回路122が、I1ピクチャデータの上半分のエントロピーあるいは算術復号処理を行う。
次に、期間X12において、プロセッサ111が、図9に示す機能ブロックに従って、エントロピー復号/算術復号回路122から入力したI1ピクチャデータの上半分の復号処理を行う。また、それと並行して、エントロピー復号/算術復号回路122によるP2ピクチャデータの復号処理が行われる。
次に、期間X13において、プロセッサ111によるI1ピクチャデータの下半分の復号処理と、プロセッサ112によるP2ピクチャデータの上半分の復号処理とが並行して行われる。また、それと並行して、エントロピー復号/算術復号回路122によるB3ピクチャデータの復号処理が行われる。
次に、期間X14において、プロセッサ111によるB3ピクチャデータの上半分の復号処理と、プロセッサ112によるP2ピクチャデータの下半分の復号処理とが並行して行われる。また、それと並行して、エントロピー復号/算術復号回路122によるB4ピクチャデータの復号処理が行われる。
なお、図13に示すプロセッサ111,112の復号処理は、図9に示す機能ブロックに従って行われる。
すなわち、プロセッサ111,112は、その復号処理において、図14に示すように、I,P,Bピクチャデータの復号処理を、処理可能MB探索回路130による復号処理可能なマクロブロックMBの判断結果を基に並列に実行する。
ところで、図13に示す例では、プロセッサ111が、I1ピクチャデータの上半分と下半分、B3ピクチャデータの上半分と下半分、P5ピクチャデータの上半分と下半分の復号処理を実行し、プロセッサ112が、P2ピクチャデータの上半分と下半分、B4ピクチャデータの上半分と下半分、B6ピクチャデータの上半分と下半分の復号処理を実行する場合を例示したが、各ピクチャデータ内のマクロブロックMBの処理は、参照関係に基づいて並列処理が可能であれば、プロセッサ111,112の何れで実行されてもよい。
以上説明したように、画像処理装置1では、プロセッサ111と112とで、複数のピクチャデータの符号化処理を並行して行う。そのため、画像処理装置1によれば、符号化処理の処理時間を短縮できる。
また、画像処理装置1では、プロセッサ111と112とで、複数のピクチャデータの復号処理を並行して行う。そのため、画像処理装置1によれば、復号処理の処理時間を短縮できる。
ところで、上述したように、画像処理装置1において、H.264/AVCの符号化あるいは復号処理を行うことで、例えば、動作周波数200MHz程度の低速且つ安価なプロセッサ111,112を用いてHD(High Definition)画像の符号化あるいは復号処理をソフトウェアで実行可能になる。
<第2実施形態>
図15は、本実施形態の画像処理装置101の構成図である。
図15に示すように、画像処理装置101は、図1に示す画像処理装置と、マルチプロセッサ110aの構成、並びに処理可能MB探索回路130aの処理内容を除いて同じである。
図15に示すように、マルチプロセッサ110aは、プロセッサ1111,1112,1113と、プロセッサ1121,1122,1123とを有する。
本実施形態において、プロセッサ1111,1112,1113は、第1実施形態で説明したプロセッサ111の処理を行う。
このとき、プロセッサ1111,1112,1113は、1ピクチャデータの符号化処理および復号処理を、図16に示すように並列的に行う。
すなわち、画像処理装置101では、符号化処理および復号処理を、複数のピクチャデータ間で並列に行うことに加えて、1ピクチャデータ内でも並列処理する。
また、プロセッサ1121,1122,1123は、第1実施形態で説明したプロセッサ112の処理を行う。
このとき、プロセッサ1121,1122,1123は、1ピクチャデータの符号化処理および復号処理を、図16に示すように並列的に行う。
ここで、図16に示すように、例えば、プロセッサ1111がピクチャデータ内の垂直方向V1のライン上のマクロブロックMBについて図中左から右に向けて順に符号化処理を行う。
また、プロセッサ1111の処理と並行して、プロセッサ1112が、プロセッサ1111によって既に上側に隣接するマクロブロックMBが符号化済となった垂直方向V2のライン上のカレントマクロブロックMBの符号化処理を行う。
また、プロセッサ1111,1112の処理と並行して、プロセッサ1113が、プロセッサ1112によって既に上側に隣接するマクロブロックMBが符号化済となった垂直方向V3のライン上のカレントマクロブロックMBの符号化処理を行う。
プロセッサ1111,1112,1113は、復号処理についても、上述した符号化処理と同様に行う。
また、プロセッサ1121,1122,1123も、上述したプロセッサ1111,1112,1113と同様に符号化および復号処理を行う。
本実施形態によれば、ピクチャデータ内でのマクロブロックMBの処理が並列化されるため、第1実施形態に比べてさらに処理時間を短縮できる。
<第3実施形態>
図17は、本実施形態の画像処理装置201の構成図である。
図17に示すように、画像処理装置201は、図1に示す画像処理装置1から、エントロピー符号/算術符号化回路121を除いた構成を有している。
画像処理装置201は、符号化処理を行わず、復号処理のみを行う点を除いて、第1実施形態の画像処理装置1と同じである。
図18は、図17に示す画像処理装置201によって、3ピクチャ同時復号化処理を行った場合の処理の流れを示すタイミングチャート図である。
エントロピー復号/算術復号回路122で、ピクチャ単位の同期信号に同期して、1フレーム(1ピクチャ)ずつの復号を行う。最初のIピクチャがエントロピー復号/算術復号回路122で復号化処理の完了後、マルチプロセッサ110が復号化を開始する。
図18に示すように、マルチプロセッサ110は、最大3ピクチャの復号化処理を並列に行う。
マルチプロセッサ110内の各プロセッサは、常に復号化処理を行っているとは限らず、処理可能MB探索回路130が処理可能なマクロブロックMBを見つけることが出来ない期間は、待ちが発生する。
各プロセッサは、必ずしもどのピクチャを復号するかあらかじめ決まっている訳ではなく、処理可能MB探索回路130の通知に従って、処理できるマクロブロックMBをそれが属するピクチャデータを問わず、復号するようになっている。
図14は、3ピクチャ同時復号化処理の空間的なイメージを示した図である。処理タイミングに関しては、必ずしもピクチャ単位の同期信号に同期する必要はない。また、図14のようにピクチャ間の並列化(複数ピクチャ同時復号)だけでなく、ピクチャ内での並列処理(同一ピクチャ内の複数MB同時復号)も行う。
<第4実施形態>
図19は、本実施形態の画像処理装置301の構成図である。
図19に示すように、画像処理装置301は、例えば、マルチプロセッサ110、ビットストリームメモリ140、ワークメモリ150およびフレームメモリ160を有し、これらが画像データ用バス135を介して接続されている。
画像処理装置301において、マルチプロセッサ110は、例えば、3つのプロセッサ111,112,113を有し、これらに図20に示すように複数の異なるピクチャデータ(ピクチャデータ)を並列的に符号化あるいは復号処理させる。
なお、マルチプロセッサ110が備えるプロセッサは、4以上であってもよい。
<第5実施形態>
図21は、本実施形態の画像処理装置401の構成図である。
図21に示すように、画像処理装置401は、例えば、マルチプロセッサ110、エントロピー復号/算術復号回路1221,1222,1223、処理可能MB探索回路130、ビットストリームメモリ140、ワークメモリ150およびフレームメモリ160を有する。
図21において、第1実施形態と同じ符号を付した構成は、第1実施形態で説明したものと同じである。
エントロピー復号/算術復号回路1221,1222,1223は、例えば、図22に示すように、ビットストリームメモリ140から読み出したピクチャデータ(ピクチャデータ)のエントロピー復号あるいは算術復号を並列処理によって実現する。
当該並列処理は、例えば、処理可能MB探索回路130によって並列処理できるデータを特定し、これをエントロピー復号/算術復号回路1221,1222,1223に通知して行ってもよい。
なお、マルチプロセッサ110は、第1実施形態と同様に、図22に示すように各ピクチャデータを並列的に復号処理する。
本発明は上述した実施形態には限定されない。
例えば、上述した実施形態では、各構成要素を回路によって実現した場合を例示したが、上述した構成要素の全部あるいは一部を、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの処理回路がプログラムを実行して実現してもよい。
また、上述した実施形態では、複数のプロセッサで処理を並列化する場合を例示したが、本発明における並列処理は、1つのプロセッサでタイムシェアリングなどにより、スレッドを並行処理する場合も含む。
図1は、本発明は、本発明の第1実施形態の画像処理装置の構成図である。 図2は、図1に示すマルチプロセッサが実行する符号化処理の機能ブロック図である。 図3は、図1に示す処理可能MB探索回路の符号化時の処理を説明するためのフローチャートである。 図4は、同じピクチャデータ内でのマクロブロックの参照関係を説明するための図である。 図5は、図1に示すマルチプロセッサによる符号化処理を説明するための図である。 図6は、図1に示すマルチプロセッサ(プロセッサ111)による符号化処理を説明するためのフローチャートである。 図7は、図1に示すプロセッサ112による符号化処理を説明するための図である。 図8は、図1に示すマルチプロセッサによる符号化処理を説明するためのフローチャートである。 図9は、図1に示すマルチプロセッサが実行する復号処理の機能ブロック図である。 図10は、図1に示す処理可能MB探索回路の復号時の処理を説明するためのフローチャートである。 図11は、図1に示すマルチプロセッサによる復号処理を説明するための図である。 図12は、図1に示すマルチプロセッサ(プロセッサ111)による復号処理を説明するためのフローチャートである。 図13は、図1に示すマルチプロセッサによる復号処理を説明するための図である。 図14は、図1に示すマルチプロセッサによる復号処理を説明するための図である。 図15は、本発明の第2実施形態の画像処理装置の構成図である。 図16は、図15に示す画像処理装置の動作を説明するための図である。 図17は、本発明の第3実施形態の画像処理装置の構成図である。 図18は、図17に示す画像処理装置の動作を説明するための図である。 図19は、本発明の第4実施形態の画像処理装置の構成図である。 図20は、図19に示す画像処理装置の動作を説明するための図である。 図21は、本発明の第5実施形態の画像処理装置の構成図である。 図22は、図21に示す画像処理装置の動作を説明するための図である。
符号の説明
24…演算部、25…直交変換部、26…量子化部、27…可逆符号化部、28…バッファ、29…逆量子化部、30…逆直交変換部、33…加算部、41…イントラ予測部、42…動き予測・補償部、83…逆量子化部、84…逆直交変換部、85…加算部、110…マルチプロセッサ、111,112,113,1111,1112,1113,1121,1122,1123…プロセッサ、121…エントロピー符号/算術符号化回路、122…エントロピー復号/算術復号回路、130…処理可能MB探索回路、140…ビットストリームメモリ、150…ワークメモリ、160…フレームメモリ

Claims (12)

  1. 予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを符号化する符号化装置であって、
    前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の符号化処理が可能なデータを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの符号化処理を並列に行う複数の処理回路と
    を有する符号化装置。
  2. 前記処理回路は、前記ピクチャデータを構成する複数のブロックデータを単位として前記符号化処理を行い、
    前記検出手段は、前記複数のピクチャデータ内の符号化処理が可能な前記ブロックデータを検出する
    請求項1に記載の符号化装置。
  3. 前記検出手段は、ピクチャデータ内で検出対象の前記ブロックデータに対して所定の位置にある他の前記ブロックデータの符号化処理が終了し、且つ、当該検出対象のブロックデータの符号化に用いる参照対象のピクチャデータ内の参照対象の領域内のブロックデータの符号化が終了していることを条件に、前記検出対象のブロックデータの符号化処理が可能であると判断する
    請求項2に記載の符号化装置。
  4. 前記検出手段は、前記ピクチャデータ内の複数のブロックデータ間での参照関係にさらに基づいて前記符号化処理可能なブロックデータを検出し、
    前記処理回路は、前記検出手段の検出結果に基づいて、同じ前記ピクチャデータ内に属する複数の前記ブロックデータを並列に処理する
    請求項2に記載の符号化装置。
  5. 予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを復号する復号装置であって、
    前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の復号処理が可能なデータを検出する検出手段と、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの復号処理を並列に行う複数の処理回路と
    を有する復号装置。
  6. 前記処理回路は、前記ピクチャデータを構成する複数のブロックデータを単位として前記復号処理を行い、
    前記検出手段は、前記複数のピクチャデータ内の復号処理が可能な前記ブロックデータを検出する
    請求項5に記載の復号装置。
  7. 前記検出手段は、ピクチャデータ内で検出対象の前記ブロックデータに対して所定の位置にある他の前記ブロックデータの復号処理が終了し、且つ、当該検出対象のブロックデータの復号に用いる参照対象のブロックデータの復号が終了していることを条件に、前記検出対象のブロックデータの復号処理が可能であると判断する
    請求項6に記載の復号装置。
  8. 前記検出手段は、前記ピクチャデータ内の複数のブロックデータ間での参照関係にさらに基づいて前記復号処理可能なブロックデータを検出し、
    前記処理回路は、前記検出手段の検出結果に基づいて、同じ前記ピクチャデータ内に属する複数の前記ブロックデータを並列に処理する
    請求項6に記載の復号装置。
  9. 予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを符号化する符号化方法であって、
    前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の符号化処理が可能なデータを検出する第1の工程と、
    前記第1の工程の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの符号化処理を並列処理する第2の工程と
    を有する符号化方法。
  10. 予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを復号する復号方法であって、
    前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の復号処理が可能なデータを検出する第1の工程と、
    前記第1の工程の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの復号処理を並列処理する第2の工程と
    を有する復号方法。
  11. 予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを符号化するコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の符号化処理が可能なデータを検出する第1の手順と、
    前記第1の手順の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの符号化処理を並列処理する第2の手順と
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
  12. 予め決められた参照関係に基づいて複数のピクチャデータを復号するコンピュータが実行するプログラムであって、
    前記複数のピクチャデータの前記参照関係に基づいて、前記複数のピクチャデータ内の復号処理が可能なデータを検出する第1の手順と、
    前記第1の手順の検出結果に基づいて、前記複数のピクチャデータの復号処理を並列処理する第2の手順と
    を前記コンピュータに実行させるプログラム。
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