JP2006340182A - 通信装置、通信制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】送信側通信ノード200aと受信側通信ノード200bとの間で授受されるデータが通過するインタフェースを有する通信装置100a、100bにおいて、インタフェースを通過するデータに含まれている送信側ノードのアドレスである発アドレス、該データに含まれている受信側ノードのアドレスである着アドレス、及び、該データが通過するインタフェースに関する情報であるインタフェース情報を記憶しておく。故障K等のイベント発生時においては、その記憶内容に基づいて、発アドレス及び着アドレスに向けてイベント発生の旨を通知する。
【効果】通信装置への設定作業稼働の削減しつつ、通信ノードへのイベント通知を行うことができる。
【選択図】 図6
Description
ここでは、送信側通信ノード200aから受信側通信ノード200bへデータを送信する場合に、通信装置100a、100b、100cを順に経由するのが通常の経路R1であると仮定する。
このため、通信ノード側への故障通知の方法として、事前に端末から登録された障害通知先への故障通知等の方法が提案されていた(例えば、特許文献1)。
また、通信装置や通信装置間の伝送路が故障した場合、迂回経路が再設定され通信の疎通が回復するまでの時間は通信装置側の仕様や能力に委ねられており、通信ノード側での対処は不可能であるという問題があった。
加えて、優先度の高い通信データにおいても、優先度の低いデータと同じ時間だけ迂回経路再設定を待つ必要があった。
そこで本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、その目的は通信ノードによる故障の発見、経路切替、経路切替による通信断時間の短縮を可能とし、かつ、通信装置に対する事前の設定を不要とする通信装置、通信制御方法を提供することである。
本発明の請求項3による通信装置は、請求項1又は2において、前記データにはイベント発生の旨の通知要否を示すイベント通知要否情報が含まれており、前記記憶手段には前記イベント通知要否情報が通知要になっているデータのみ記憶することを特徴とする。こうすることにより、イベント通知が不要であれば該当データを記憶する必要が無い。
また、イベント発生時に、通信ノードへのイベント通知を自動的に行うことにより、現状のネットワーク状態に応じた最適な経路選択を行うことができるという効果がある。
さらに、動的にイベント通知を行う通信ノードを設定する場合と比較して、ネットワーク設計作業の稼動も削減できるという効果がある。
(本実施形態に係わる通信装置を含むネットワークの構成)
図1は、本実施形態に係わるネットワークを構成する、通信装置100a〜100fを含むネットワークの概略構成を示すブロック図である。同図に示されているように、通信装置100a、100b、100c、100d、100e、100fは当該ネットワークを利用する通信ノード200aと通信ノード200bとが通信を行えるように接続されている。
通信ノード200a、200bは、例えばサーバである。もっとも、サーバに限定されるものではなく、通信を送受信できる機器であれば良く、例えば交換機でも良い。また本実施形態では単一のハードウェアを用いて構成されることとしているが、複数のハードウェアを用いて構成されても良い。
なお本実施形態では、通信装置100a〜100fは、通信ノード200a、200bの通信経路となりえるが、ネットワークは、より多くの通信通信ノード、すなわち交換機や伝送装置等によって構成されても良いことは勿論である。
図2は、本実施形態に係わるネットワークを構成する、通信装置100aにおける論理ブロック構成を示す図である。
同図に示されているように、通信装置100aは、記憶部101と、順序制御部102と、通知制御部103と、イベント通知部104と、インタフェース部105a及び105bと、転送部106と、管理部107とを含んで構成されている。なお、通信装置100b、100c、100d、100e、100fも、同様に構成される。
なお、記憶部101に記憶される優先度情報とは、例えばIP(InternetProtocol)におけるDSCP(Differentiated Services Code Point)である。
インタフェース部105a及び105bは、ルータ等の通信装置における通信データが通過する入出力インタフェースであり、例えばGigabitEther等である。これは既存通信装置においても搭載されているものである。
管理部107は、通信装置自身や通信装置間の線の故障等のイベントを検知することができる。これは既存通信装置においても搭載されているものである。ただし本実施形態においては、故障等のイベントを検知した場合、順序制御部102に対し、記憶部101から通信データを取り出すよう要求する機能を持ち合わせている点が、既存通信装置と異なる。
次に、上述した通信装置を用いてイベント通知する場合の動作について説明する。
図4は、通信装置を流れる通信データを記憶する場合のシーケンスを示している。
まず、ステップS10において、転送部106を通過する通信データは通知制御部103に送られる。次に、ステップS20において、通知制御部103は、通信データ内の“イベント通知要否”表示を見て、イベント通知要であればステップS30に進み、イベント通知不要であれば該当通信データは破棄される。
次に、ステップS30において、イベント通知要の通信データは記憶部101に送られる。
ステップS110において、管理部107は通信装置自身、もしくは通信装置間の線、例えばPOS(Packet over SONET)回線における故障等のイベントを検知する。このイベント情報はインタフェース部105a、105b等からもたらされる。
次に、ステップS130においては、順序制御部102から記憶部101に対し、記憶部101に蓄積されている通信データの取り出しが要求される。
次に、ステップS150において、記憶部101から取り出された通信データの優先度を判定する。この際に、記憶部101から取り出された通信データ内の優先度表示を基に判定しても良い。
次に、ステップS170において、イベント通知部104は通信ノードに送るイベント通知情報を生成する。このイベント通知情報には、通信ノードのアドレス、及びイベント情報が含まれている。
なお、イベント通知について、具体的には、図3の通信データを用いて説明すると、インタフェース部105aから通信ノード200aに対して、イベント情報が送られる。また、インタフェース部105bから通信ノード200bに対して、イベント情報が送られる。
ここでは、送信側通信ノード200aから受信側通信ノード200bへデータを送信する場合に、通信装置100a、100b、100cを順に経由するのが通常の経路R1であると仮定する。
このような状態において故障Kが発生すると、その故障発生の旨が、通信装置100aから送信側通信ノード200aへ通知され(同図中の矢印Y61)、通信装置100bから受信側通信ノード200bへ通知される(同図中の矢印Y62)。
また、イベント発生時に、通信ノードへのイベント通知を行うことにより、現状のネットワーク状態に応じた最適な経路選択を行うことができる。さらに、動的にイベント通知を行う通信ノードを設定する場合と比較して、ネットワーク設計作業の稼動も削減できる。
以上説明した通信装置には、以下のような通信制御方法が採用されている。すなわち、送信側ノードと受信側ノードとの間で授受されるデータが通過するインタフェースを有する装置を制御する通信制御方法であって、インタフェースを通過するデータに含まれている送信側ノードのアドレスである発アドレス、該データに含まれている受信側ノードのアドレスである着アドレス、及び、該データが通過するインタフェースに関する情報であるインタフェース情報を記憶する記憶ステップ(図4中のステップS40等に対応)と、イベント発生時において上記記憶ステップにおいて記憶した記憶内容に基づいて、上記発アドレス及び上記着アドレスに向けてイベント発生の旨を通知するイベント通知ステップ(図5中のステップS200等に対応)とを含む通信制御方法が採用されている。このような通信制御方法を用いれば、通信ノードによる故障の発見、経路切替、経路切替による通信断時間の短縮を可能とし、かつ、通信装置に対する事前の設定を不要とすることができる。
101 記憶部
102 順序制御部
103 通知制御部
104 イベント通知部
105a、105b インタフェース部
106 転送部
107 管理部
200a、200b 通信ノード
R1〜R3 経路
Claims (4)
- 送信側ノードと受信側ノードとの間で授受されるデータが通過するインタフェースを有する通信装置であって、前記インタフェースを通過するデータに含まれている送信側ノードのアドレスである発アドレス、該データに含まれている受信側ノードのアドレスである着アドレス、及び、該データが通過するインタフェースに関する情報であるインタフェース情報を記憶する記憶手段と、イベント発生時において前記記憶手段の記憶内容に基づいて、前記発アドレス及び前記着アドレスに向けてイベント発生の旨を通知するイベント通知手段とを含むことを特徴とする通信装置。
- 前記イベント通知手段は、イベント発生時において、前記データに予め定められた優先順位に従って、前記イベント発生の旨を通知することを特徴とする請求項1記載の通信装置。
- 前記データにはイベント発生の旨の通知要否を示すイベント通知要否情報が含まれており、前記記憶手段には前記イベント通知要否情報が通知要になっているデータのみ記憶することを特徴とする請求項1又は2記載の通信装置。
- 送信側ノードと受信側ノードとの間で授受されるデータが通過するインタフェースを有する装置を制御する通信制御方法であって、インタフェースを通過するデータに含まれている送信側ノードのアドレスである発アドレス、該データに含まれている受信側ノードのアドレスである着アドレス、及び、該データが通過するインタフェースに関する情報であるインタフェース情報を記憶する記憶ステップと、イベント発生時において前記記憶ステップにおいて記憶した記憶内容に基づいて、前記発アドレス及び前記着アドレスに向けてイベント発生の旨を通知するイベント通知ステップとを含むことを特徴とする通信制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005164291A JP2006340182A (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 通信装置、通信制御方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008099497A1 (ja) * | 2007-02-15 | 2008-08-21 | Media Global Links Co., Ltd. | 回線切替システム |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1065696A (ja) * | 1996-08-23 | 1998-03-06 | Hitachi Ltd | 通信ネットワークおよび障害通知方法 |
JP2003218912A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | Nec Corp | パス障害回復方式及び障害復旧後の切戻方式並びにそれらを用いるノード |
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2005
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