JP2006335223A - 先行車検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車線逸脱防止制御の作動後に推定される車線と実際の車線との誤差を小さくする。
【解決手段】先行車検出装置は、ヨーレートの変化が緩やかになるようなフィルタ処理が施されたヨーレートに基づいて、自車両が走行する車線を推定し、推定した車線内で、先行車を検出する。車両の走行中に、自車両が自車線から逸脱しないように、車両を制御する車線逸脱防止制御が行われると、ヨーレートの変化がさらに緩やかになるように、フィルタ処理の特性を高くする。これにより、フィルタ特性を変更する前の推定車線11に比べて、フィルタ特性変更後の推定車線12と、実際の車線との誤差が小さくなる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両のヨーレートに基づいて自車線を推定し、推定した自車線内で先行車を検出する装置に関する。
従来、先行車を検出して、先行車との間の車間距離を保つ制御と、自車両が走行車線を逸脱しそうな場合に、車線を逸脱しないように車両を制御する車線逸脱防止制御とを併用して行う装置が知られている(特許文献1参照)。また、先行車の検出を、ヨーレートセンサによって検出されたヨーレートおよび車速に基づいて推定される自車線内で行う技術も知られている。この自車線推定技術において、ヨーレートのわずかなぶれによって、推定する車線が変動するのを防ぐために、ヨーレートセンサで検出されたヨーレートに対してフィルタ処理を行い、ヨーレートの変化に対して、推定車線の変化の応答性を低くする技術も知られている。
特開2003−306135号公報
しかしながら、車両が自車線を逸脱しそうになった時に、車線逸脱防止制御が作動して、車両の向きが変わると、推定される自車線と実際の車線との間で誤差が生じ、検出していた先行車を見失ってしまうという問題が生じる。
本発明による先行車検出装置は、ヨーレートの変化が緩やかになるようなフィルタ処理が施されたヨーレートに基づいて、自車両が走行する車線を推定し、推定した車線内で、先行車を検出する装置であって、自車両が自車線から逸脱しないように車両を制御する車線逸脱防止制御が行われた場合に、ヨーレートの変化がさらに緩やかになるように、フィルタ処理の特性を変更することを特徴とする。
本発明による先行車検出装置によれば、車線逸脱防止制御が行われた場合に、ヨーレートの変化がさらに緩やかになるように、フィルタ処理の特性を変更するので、実際の車線に対する推定車線の誤差が拡大するのを抑制して、推定車線内で先行車を見失ってしまうことを防ぐことができる。
図1は、一実施の形態における先行車検出装置の構成を示す図である。一実施の形態における先行車検出装置は、車両に搭載されて使用されるものであって、車間距離センサ1と、車速センサ2と、ヨーレートセンサ3と、スロットルアクチュエータ4と、ブレーキアクチュエータ5と、カメラ6と、制御装置7とを備える。
車間距離センサ1は、レーダ装置を備え、所定周期ごとに車両前方の所定範囲にレーザ光を送出し、先行車に反射して戻ってくる反射光を受光することにより、先行車までの車間距離を検出する。車速センサ2は、自車両の速度を検出する。ヨーレートセンサ3は、車両のヨーレート、すなわち、車両が回転する速度を検出する。
制御装置7は、ヨーレートセンサ3によって検出されたヨーレート、および、車速センサ2によって検出された車速に基づいて、自車両がこれから走行する道路(自車線)を推定する。自車線の推定は、既知の方法を用いることができる。この時、自車線の推定に際し、ヨーレートのわずかな変動によって、推定する車線が変動しないように、ヨーレートセンサ3によって検出されたヨーレートに対して、フィルタ処理を施す。このフィルタは、例えば、ローパスフィルタによって実現することができる。
図2は、制御装置7によって、自車線を推定する処理の流れを示す図である。制御装置7は、内部で行う処理機能上、フィルタ処理部7aおよび車線推定部7bを備えている。フィルタ処理部7aは、ヨーレートセンサ3によって検出されたヨーレートに対して、ヨーレートの変化が緩やかになるようなフィルタ処理を行う。車線推定部7bは、フィルタ処理が施されたヨーレートと、車速センサ2によって検出された車速とに基づいて、自車線の推定を行う。具体的には、自車線の曲率を算出し、自車線の幅の情報を加えて自車線の推定を行う。このように、フィルタ処理後のヨーレートを用いて、自車線を推定することにより、ヨーレートのわずかな変動に対して、推定する車線が変動することを防ぐことができる。すなわち、実際のヨーレートの変化に対して、推定する自車線はゆっくりと変化することになる。
制御装置7は、また、車間距離センサ1によって送出および受光されるレーザ光に基づいて、上述した方法により推定した自車線内に存在する先行車を検出し、検出した先行車両に自車両が追従して自動走行するための先行車追従制御を行う。すなわち、車間距離センサ1によって検出される車間距離、および、車速センサ2によって検出される自車両の速度に基づいて、自車両と先行車両との車間距離が一定距離に保たれるように、スロットルアクチュエータ4およびブレーキアクチュエータ5を制御する。
カメラ6は、自車両前方を撮像する。制御装置7は、カメラ6によって撮像される画像に対して既知の画像処理(例えば、白線検出処理)を施すことにより、自車両が走行している車線(走行レーン)を規定する線(例えば、白線)を検出し、検出した線から車両が逸脱しそうであると判定すると、車線逸脱を防止する方向のヨーモーメントが車両に作用するように、車輪に制動力を加える。すなわち、左右輪のうち、車線逸脱方向と反対側の車輪に制動力を加えることにより、車線からの逸脱を防止する。この車線逸脱防止制御は、既知の制御である。車両に対するヨーモーメントは、自車速、車線内における車両の横位置、車線に対するヨー角等に基づいて算出される。このことは、特開2003−112540号公報等で公知の技術を採用することができるので、ここでは詳しい説明を省略する。
一実施の形態における先行車検出装置では、車両が自車線から逸脱するのを防止する車線逸脱防止制御が作動すると、ヨーレートの変化がさらに緩やかになるように、フィルタ処理部7aが行うフィルタ処理の特性(フィルタ特性)を変更する。
図3は、車線逸脱防止制御が作動した時に、車線推定部7bによって推定された車線を示す図であり、フィルタ処理部7aが行うフィルタ処理の特性に応じて、2つの車線を示している。なお、車両20は、車線逸脱防止制御が作動する前の車両の向きを表しており、車両21は、車線逸脱防止制御が作動した後の車両の向きを表している。
車線11は、フィルタ処理の特性を変更する前の推定車線を示しており、車線12は、ヨーレートの変化がさらに緩やかになるように、フィルタ処理の特性を変更した後の推定車線を示している。ヨーレートの変化がさらに緩やかになるようにフィルタ処理の特性を変更することにより、図3に示すように、ヨーレートの変化に対して、推定する自車線はさらに緩やかに変化する。
フィルタ処理部7aは、ヨーレートの変化をさらに緩やかにするために、フィルタ特性を高める。すなわち、フィルタ特性を高めることは、ヨーレートの変化に応じて変化する推定車線の応答性を低くすることを意味する。逆に、フィルタ処理の特性を低くすることは、ヨーレートの変化に応じて変化する推定車線の応答性を高くすることを意味する。
図3に示すように、車線逸脱防止制御が作動して車両の向きが変わった時に、ヨーレートの変化に対する推定車線の変化の応答性が低くなるように、フィルタ処理の特性を変更することにより、推定する車線と実際の走行車線との間の誤差が拡大するのを抑制することができる。これにより、推定車線内で先行車を検出して、先行車追従制御を行っている場合に、先行車を見失うことを防ぐことができる。
一実施の形態における先行車検出装置では、車線逸脱防止制御が作動した時のフィルタ処理の特性(ヨーレートの変化に対する推定車線の変化の応答性)を、車線逸脱防止制御によって車両に付与されるヨーモーメント、および、自車両に対する先行車の相対速度に応じて変化させる。
図4(a)は、車線逸脱防止制御を作動させる際に車両に発生させるヨーモーメント(車線逸脱を防止する方向のヨーモーメント)と、フィルタ処理の特性との関係を示す図であり、図4(b)は、車線逸脱防止制御を作動させる際に車両に発生させるヨーモーメントと、ヨーレートの変化に対する推定車線の変化の応答性との関係を示す図である。車両に発生させるヨーモーメントが大きくなると、推定する自車線が実際の車線からずれるため、推定車線内に存在していた先行車が推定車線内から外れてしまう。従って、図4(a)に示すように、車両に発生させるヨーモーメントが大きくなるほど、フィルタ特性が高くなるようにする。これにより、図4(b)に示すように、車両に発生させるヨーモーメントが大きくなるほど、ヨーレートの変化に対する推定車線の変化の応答性が低くなるので、実際の車線と推定車線との間の誤差が拡大するのを抑制して、検出している先行車を見失わないようにする。
図5(a)は、自車両に対する先行車の相対速度と、フィルタ処理の特性との関係を示す図であり、図5(b)は、自車両に対する先行車の相対速度と、ヨーレートの変化に対する推定車線の応答性との関係を示す図である。図5(a)および図5(b)では、原点を基準として、先行車が自車両に近づく場合の相対速度を紙面左方向に設定し、先行車が自車両から遠ざかる場合の相対速度を紙面右方向に設定している。先行車が加速することにより、自車両に対する先行車の相対速度が所定速度V1を越えると、その先行車は、先行車追従制御の対象から外れる可能性が高くなるので、ヨーレートの変化に対する推定車線の変化の応答性、すなわち、フィルタ処理の特性は変更しない。相対速度が所定速度V1以下の場合には、相対速度が小さくなるほど、フィルタ処理の特性を高くして、ヨーレートの変化に対する推定車線の変化の応答性が低くなるようにする。
上述したように、先行車の検出は、車速およびヨーレートに基づいて推定する車線内で行う。ここでは、先行車を検出するための車線と、検出している先行車を見失ったと判定するための車線とを別々に設定する。図6は、先行車を検出するための車線61と、検出している先行車を見失ったと判定するための車線62とをそれぞれ示す図である。図6に示すように、先行車を見失ったと判定するための車線62を、先行車を検出するための車線61より外側に設定する。これにより、先行車の検出およびロスト(見失う)が頻繁に切り替わるのを防ぐことができる。
一実施の形態における先行車検出装置では、自車両が走行している車線からの逸脱を防止する車線逸脱防止制御が作動すると、車両に発生させるヨーモーメントおよび自車両に対する先行車の相対速度に基づいて、先行車を検出するための車線61、および、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅をそれぞれ変更する。
図7は、車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントと、先行車を検出するための車線61の車線幅との関係を示す図である。図7に示すように、先行車を検出するための車線61の車線幅は、車両に発生させるヨーモーメントが大きくなるほど、小さくする。これにより、車線逸脱防止制御が作動して、車両の向きが変わったことにより、推定車線の方向が実際の車線の方向とがずれた場合でも、隣接車線を走行している車両を誤って先行車として検出してしまうことを防ぐことができる。
図8は、車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントと、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅との関係を示す図である。図8に示すように、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅は、車両に発生させるヨーモーメントが大きくなるほど、大きくする。これにより、車線逸脱防止制御が作動して、車両の向きが変わったことにより、推定車線の方向と実際の車線の方向とがずれた場合でも、検出している先行車を見失ってしまうことを防ぐことができる。
図9は、自車両に対する先行車の相対速度と、先行車を検出するための車線61の車線幅との関係を示す図である。上述したように、先行車が加速することにより、自車両に対する先行車の相対速度が所定速度V1を越えると、先行車が先行車追従制御の対象から外れる可能性が高くなるので、車線幅は変更しない。一方、相対速度がV1以下で小さくなると、隣接車線を走行している車両を誤って先行車として検出してしまうのを防ぐために、先行車を検出するための車線61の車線幅を小さくする。
図10は、自車両に対する先行車の相対速度と、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅との関係を示す図である。この場合も、自車両に対する先行車の相対速度が所定速度V1を越えると、車線幅は変更しない。一方、相対速度がV1以下で小さくなると、検出している先行車を見失うのを防ぐために、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅を大きくする。
図11は、一実施の形態における先行車検出装置により行われる処理内容を示すフローチャートである。制御装置7は、ドライバからの指令に基づいて先行車追従制御を開始すると、ステップS10の制御を開始する。ステップS10では、車線逸脱防止制御が作動するか否かを判定する。ここでは、自車両が走行車線から逸脱しそうであると判定した時に、車線逸脱防止制御が作動すると判定する。車線逸脱防止制御が作動すると判定すると、ステップS20に進み、車線逸脱防止制御は作動しないと判定すると、ステップS10で待機する。
ステップS20では、自車両に対する先行車の相対速度が所定速度V1より高いか否かを判定する。自車両に対する先行車の相対速度は、車間距離センサ1によって検出される車間距離に基づいて算出する。自車両に対する先行車の相対速度が所定速度V1より高いと判定すると、先行車が先行車追従制御の対象から外れる可能性が高いと判断して、フィルタ処理の特性、および、先行車の検出/ロストを判定するための車線の車線幅を変更せずに、ステップS10に戻る。
ステップS20において、自車両に対する先行車の相対速度が所定速度V1以下であると判定すると、ステップS30に進む。ステップS30では、車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントと、図4(a)に示すヨーモーメントおよびフィルタ特性の相関関係とに基づいて、フィルタ特性を求める。車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントは、車両の状態に応じて、制御装置7が算出する。なお、図4(a)に示す、車両に発生させるヨーモーメントと、フィルタ特性との関係は、予め実験等により求めて、制御装置7の図示しないメモリに格納させておけばよい。車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントに対応するフィルタ特性を求めると、ステップS40に進む。
ステップS40では、自車両に対する先行車の相対速度と、図5(a)に示す相対速度およびフィルタ特性の相関関係とに基づいて、フィルタ特性を求める。図5(a)に示す、相対速度と、フィルタ特性との関係については、予め実験等により求めて、制御装置7の図示しないメモリに格納させておけばよい。先行車の相対速度に応じたフィルタ特性を求めると、ステップS50に進む。
ステップS50では、フィルタ処理部7aが行うフィルタ処理の特性を、ステップS30およびステップS40でそれぞれ求めたフィルタ特性のうち、値が高い方のフィルタ特性に変更する。上述したように、フィルタ特性を高くすることにより、フィルタ処理後のヨーレートの変化は、さらに緩やかになる。フィルタ処理の特性を変更すると、ステップS60に進む。
ステップS60では、車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントと、図7および図8にそれぞれ示す相関関係とに基づいて、先行車を検出するための車線61の車線幅、および、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅をそれぞれ求める。図7および図8にそれぞれ示す、車両に発生させるヨーモーメントと、車線幅との関係については、予め実験等により求めて、制御装置7の図示しないメモリに格納させておけばよい。車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントに基づいて、先行車を検出するための車線61の車線幅、および、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅をそれぞれ求めると、ステップS70に進む。
ステップS70では、自車両に対する先行車の相対速度と、図9および図10にそれぞれ示す相関関係とに基づいて、先行車を検出するための車線61の車線幅、および、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅をそれぞれ求める。図9および図10にそれぞれ示す、相対速度と車線幅との関係については、予め実験等により求めて、制御装置7の図示しないメモリに格納させておけばよい。自車両に対する先行車の相対速度に基づいて、先行車を検出するための車線61の車線幅、および、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅をそれぞれ求めると、ステップS80に進む。
ステップS80では、ステップS60およびステップS70でそれぞれ求めた車線幅に基づいて、変更する車線幅を決定し、車線幅を変更する。すなわち、先行車を検出するための車線61の車線幅については、ステップS60およびステップS70でそれぞれ求めた車線幅のうち、狭い方(値が小さい方)の車線幅を、変更する車線幅として選択し、先行車を検出するための車線61の車線幅を、選択した車線幅に変更する。また、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅については、ステップS60およびステップS70でそれぞれ求めた車線幅のうち、広い方(値が大きい方)の車線幅を、変更する車線幅として選択し、先行車を見失ったと判定するための車線62の車線幅を、選択した車線幅に変更する。
ステップS80に続くステップS90では、先行車を見失ったか否かを判定する。先行車を見失っていないと判定すると、ステップS10に戻り、見失ったと判定すると、ステップS100に進む。ステップS100では、所定時間だけ、車両が減速するように、ブレーキアクチュエータ5に指令を出す。
一般的に、先行車追従制御が作動している時に、先行車を見失うと、車速を所定車速に一致させるために、車両を加速させる制御が行われる。しかし、車線逸脱防止制御が作動している時には、車線逸脱を防止する方向のヨーモーメントが車両に作用するように車輪に制動力を加えているため、車両に制動力が加わっている間に、一時的に先行車を見失うことがある。従って、所定時間だけ、車両が減速する制御を行うことにより、所定時間の間に、再び先行車を検出できれば、不必要な加速を行うことなく、車両挙動も大きく変化することもなく、先行車追従制御を再開することができる。
なお、本実施の形態において、車線逸脱防止制御によって、車両にヨーモーメントを付与するタイミングは、ステップS10であり、ヨーモーメントの付与中にフィルタ特性を変更するものであるが、本発明はこれに限らず、例えば、ステップS80とステップS90との間に新たなステップとして加えるようにしてもよい。
一実施の形態における先行車検出装置は、フィルタ処理が施されたヨーレートに基づいて自車線を推定し、推定した自車線内で先行車を検出するとともに、自車両が自車線から外れそうであると判定すると、自車両が自車線から逸脱しないように車両を制御する。このような装置において、車線逸脱防止制御が行われた場合に、ヨーレートの変化がさらに緩やかになるように、フィルタ処理の特性を高くするので、車線逸脱防止制御が作動して、車両の向きが変わった場合でも、実際の車線と推定する車線との間の誤差が拡大するのを抑制することができる。フィルタ処理の特性を変更しない従来の方法によれば、車両の向きに応じて推定する車線の方向も変化するため、推定車線内で検出していた先行車を見失う可能性があるが、一実施の形態における先行車検出装置によれば、検出している先行車を見失ってしまうことを防ぐことができる。
一実施の形態における先行車検出装置によれば、車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントが大きいほど、ヨーレートの変化が緩やかになる度合が大きくなるように、フィルタ処理の特性を高くするので、車線逸脱防止制御が作動して車両の向きが大きく変わるような場合でも、検出している先行車を見失ってしまうことを防ぐことができる。また、自車両に対する先行車の相対速度が小さくなるほど、ヨーレートの変化が緩やかになる度合が大きくなるように、フィルタ処理の特性を変更するので、先行車が減速をして自車両に接近するために、確実に先行車を捕捉したいような場面においても、先行車を見失わずに検出し続けることができる。
また、一実施の形態における先行車検出装置によれば、車線逸脱防止制御が行われた場合に、推定した自車線の車線幅を狭めるので、車線逸脱防止制御が作動して、車両の向きが変わり、推定車線の向きが実際の車線の向きと相違する場合でも、隣接車線を走行している車両を誤って先行車として認識してしまうのを防ぐことができる。この時、車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントが大きいほど、車線幅を狭める割合を大きくするので、車線逸脱防止制御が作動して車両の向きが大きく変わるような場合でも、隣接車線を走行している車両を先行車両として誤検出してしまうことを防ぐことができる。また、自車両に対する先行車の相対速度が小さくなるほど、車線幅を狭める割合を大きくするので、先行車が減速をして自車両に接近するために、確実に先行車を捕捉したいような場面においても、隣接車線を走行している車両を先行車両として誤検出してしまうことを防ぐことができる。
一実施の形態における先行車検出装置によれば、推定した自車線より外側に、検出している先行車を見失ったと判定するための車線(ロスト判定車線)を設定するとともに、車線逸脱防止制御が行われた場合に、ロスト判定車線の車線幅を広げるので、車線逸脱防止制御が作動して、車両の向きが変わり、推定車線の向きが実際の車線の向きと相違する場合でも、検出している先行車を見失ってしまうことを防ぐことができる。この時、車線逸脱防止制御時に車両に発生させるヨーモーメントが大きいほど、ロスト判定車線の車線幅を広げる割合を大きくするので、車線逸脱防止制御が作動して車両の向きが大きく変わるような場合でも、検出している先行車を見失ってしまうことを防ぐことができる。また、自車両に対する先行車の相対速度が小さくなるほど、ロスト判定車線の車線幅を広げる割合を大きくするので、先行車が減速をして自車両に接近するために、確実に先行車を捕捉したいような場面においても、検出している先行車を見失ってしまうことを防ぐことができる。
一実施の形態における先行車検出装置によれば、車線逸脱防止制御の作動時に、先行車を見失ってしまった場合に、所定時間は減速を行うので、所定時間の間に、再び先行車を検出できれば、不必要な加速を行うことなく、先行車追従制御を再開することができる。
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、先行車の検出は、車間距離センサ1からレーザ光を送出・受光することにより行ったが、レーザ光以外の信号の送受信に基づいて行うこともできるし、他の機器を利用することもできる。例えば、車両前方を撮像するカメラを車両に搭載して、車載カメラで撮像した画像に基づいて、推定車線内に存在する先行車を検出するようにしてもよい。
上述した一実施の形態では、車線逸脱防止制御を作動させる際に車両に発生させるヨーモーメントに基づいて、フィルタ処理の特性や、車線幅を変更したが、車線逸脱防止制御の作動後に、ヨーレートセンサ3によって検出されたヨーレートに基づいて、フィルタ処理の特性および車線幅を変更するようにしてもよい。
車線逸脱防止制御では、車線逸脱を防止する方向のヨーモーメントが車両に作用するように車輪に制動力を加えたが、ステアリングを操作することにより、車線逸脱を防止するようにしてもよい。すなわち、車線逸脱方向と反対側にステアリングを回すことにより、車線逸脱を防止することができる。また、車線(白線)の検出も画像処理以外に、例えば、赤外線センサ等を用いて検出する構成であってもよい。さらに、車線からの逸脱に限らず、道路(アスファルト路面)からの逸脱を検出するものであってもよい。
フィルタ処理を行うためのフィルタの一例として、ローパスフィルタを挙げたが、ローパスフィルタ以外のフィルタを用いることもできる。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、ヨーレートセンサ3がヨーレート検出手段を、制御装置7が車線推定手段、先行車検出手段、車線逸脱防止制御手段、フィルタ特性変更手段、相対速度検出手段、車線幅変更手段、ロスト判定車線設定手段およびロスト判定車線幅変更手段を、制御装置7およびブレーキアクチュエータ5が車両制御手段をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
一実施の形態における先行車検出装置の構成を示す図 自車線を推定する処理の流れを示す図 フィルタ処理後のヨーレートを用いて推定した自車線を示す図 図4(a)は、車線逸脱防止制御を作動させる際に車両に発生させるヨーモーメントと、フィルタ処理の特性との関係を示す図、図4(b)は、車線逸脱防止制御を作動させる際に車両に発生させるヨーモーメントと、ヨーレートの変化に対する推定車線の変化の応答性との関係を示す図 自車両に対する先行車の相対速度と、ヨーレートの変化に対する応答性との関係を示す図 先行車を検出するための車線と、検出している先行車を見失ったと判定するための車線とをそれぞれ示す図 車線逸脱防止制御時に、車両に発生させるヨーモーメントと、先行車を検出するための車線の車線幅との関係を示す図 車線逸脱防止制御時に、車両に発生させるヨーモーメントと、先行車を見失ったと判定するための車線の車線幅との関係を示す図 自車両に対する先行車の相対速度と、先行車を検出するための車線51の車線幅との関係を示す図 自車両に対する先行車の相対速度と、先行車を見失ったと判定するための車線の車線幅との関係を示す図 一実施の形態における先行車検出装置により行われる処理内容を示すフローチャート
符号の説明
1…車間距離センサ、2…車速センサ、3…ヨーレートセンサ、4…スロットルアクチュエータ、5…ブレーキアクチュエータ、6…カメラ、7…制御装置

Claims (11)

  1. 車両のヨーレートを検出するヨーレート検出手段と、
    前記ヨーレート検出手段によって検出されたヨーレートに対して、ヨーレートの変化が緩やかになるようなフィルタ処理を施して、自車両が走行する車線を推定する車線推定手段と、
    前記車線推定手段によって推定される車線内で、先行車を検出する先行車検出手段と、
    自車両が自車線から外れそうになると判定すると、自車両が自車線から逸脱しないように、車両にヨーモーメントを発生させる車線逸脱防止制御手段と、
    前記車線逸脱防止制御手段によって、自車両が自車線から逸脱しないようにする制御(以下、車線逸脱防止制御)が行われた場合に、ヨーレートの変化がさらに緩やかになるように、前記フィルタ処理の特性(以下、フィルタ特性)を変更するフィルタ特性変更手段とを備えることを特徴とする先行車検出装置。
  2. 請求項1に記載の先行車検出装置において、
    前記フィルタ特性変更手段は、前記車線逸脱防止制御の作動時に車両に発生させるヨーモーメントが大きいほど、前記ヨーレートの変化が緩やかになる度合が大きくなるように、前記フィルタ特性を変更することを特徴とする先行車検出装置。
  3. 請求項1または2に記載の先行車検出装置において、
    自車両に対する先行車の相対速度を検出する相対速度検出手段をさらに備え、
    前記フィルタ特性変更手段は、前記車線逸脱防止制御の作動時に、前記相対速度検出手段によって検出された相対速度が小さくなるほど、ヨーレートの変化が緩やかになる度合が大きくなるように、前記フィルタ特性を変更することを特徴とする先行車検出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の先行車検出装置において、
    前記車線逸脱防止制御手段によって、前記車線逸脱防止制御が行われた場合に、前記車線推定手段で推定される車線の車線幅を狭める車線幅変更手段とをさらに備えることを特徴とする先行車検出装置。
  5. 請求項4に記載の先行車検出装置において、
    前記車線幅変更手段は、前記車線逸脱防止制御の作動時に車両に発生させるヨーモーメントが大きいほど、前記車線幅を狭める割合を大きくすることを特徴とする先行車検出装置。
  6. 請求項4または5に記載の先行車検出装置において、
    前記車線幅変更手段は、自車両に対する先行車の相対速度が小さいほど、前記車線幅を狭める割合を大きくすることを特徴とする先行車検出装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の先行車検出装置において、
    前記車線推定手段で推定される車線より外側に、検出している先行車を見失ったと判定するための車線(以下、ロスト判定車線と呼ぶ)を設定するロスト判定車線設定手段と、
    前記車線逸脱防止制御手段によって、前記車線逸脱防止制御が行われた場合に、前記ロスト判定車線設定手段で設定されるロスト判定車線の車線幅を広げるロスト判定車線幅変更手段とをさらに備えることを特徴とする先行車検出装置。
  8. 請求項7に記載の先行車検出装置において、
    前記ロスト判定車線幅変更手段は、前記車線逸脱防止制御の作動時に車両に発生させるヨーモーメントが大きいほど、前記ロスト判定車線の車線幅を広げる割合を大きくすることを特徴とする先行車検出装置。
  9. 請求項7または8に記載の先行車検出装置において、
    前記ロスト判定車線幅変更手段は、自車両に対する先行車の相対速度が小さくなるほど、前記ロスト判定車線の車線幅を広げる割合を大きくすることを特徴とする先行車検出装置。
  10. 請求項1〜9のいずれかに記載の先行車検出装置において、
    前記車線逸脱防止制御の作動時に前記先行車検出手段が検出している先行車を見失った場合に、所定時間の間は、車両を減速させる制御を行う車両制御手段をさらに備えることを特徴とする先行車検出装置。
  11. ヨーレートの変化が緩やかになるようなフィルタ処理が施されたヨーレートに基づいて、自車両が走行する車線を推定し、推定した車線内で、先行車を検出する先行車検出装置において、
    自車両が自車線から逸脱しないように車両を制御する車線逸脱防止制御が行われた場合に、ヨーレートの変化がさらに緩やかになるように、前記フィルタ処理の特性を変更することを特徴とする先行車検出装置。
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