JP2006335070A - インクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法、及びインクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法、及びインクジェットプリンタ Download PDFInfo
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Abstract
【課題】スキャニング解像度が印刷解像度より低い場合でも、ミッシングノズルを検出可能なミッシングノズルの検出方法を提供すること。
【解決手段】スキャニング解像度が印刷解像度の1/Nであるラインプリンティング方式のインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法が提供される。該検出方法は以下の通りである。ノズルをスキャニング解像度毎にグループ化して、第1テストパターンを印刷し、印刷された第1テストパターンをスキャニングして得られた光量が閾値以下であるグループを検出する。さらに、光量が閾値以下であるグループのノズルと、光量が閾値以下であるグループに隣接したグループのノズルとをグループ化して、第2テストパターンを印刷し、印刷された第2テストパターンをスキャニングして、光量が閾値以下であるグループを検出する。これらの検出結果から、ミッシングノズルを判別する。
【選択図】図3
【解決手段】スキャニング解像度が印刷解像度の1/Nであるラインプリンティング方式のインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法が提供される。該検出方法は以下の通りである。ノズルをスキャニング解像度毎にグループ化して、第1テストパターンを印刷し、印刷された第1テストパターンをスキャニングして得られた光量が閾値以下であるグループを検出する。さらに、光量が閾値以下であるグループのノズルと、光量が閾値以下であるグループに隣接したグループのノズルとをグループ化して、第2テストパターンを印刷し、印刷された第2テストパターンをスキャニングして、光量が閾値以下であるグループを検出する。これらの検出結果から、ミッシングノズルを判別する。
【選択図】図3
Description
本発明は、インクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法、及びインクジェットプリンタに関する。
一般に、インクジェットプリンタ、特に、カラーインクジェットプリンタは、複数のインクカートリッジを装着して使用する。各インクカートリッジの下部には、多くのノズルが形成されたプリントヘッドが配置されている。それらのノズルは、数百個であり、印刷時にそれらのノズルが詰まるといった問題が生じるか、または各ノズルに連結されたヒーターやアクチュエータと、該ヒーターやアクチュエータに電源を印加する回路に問題が生じることにより、ノズルが作動しない場合が発生する。このような理由により、作動しないノズルをミッシングノズルと呼ぶことにする。
このようなミッシングノズルは、印刷媒体にホワイトスペースを形成し、結果として、印刷品質の不良をもたらす。したがって、前記ミッシングノズルの位置を探し、プリンタドライバにより、前記ミッシングノズルを使用せずに印刷する方法が要求される。
図1A及び図1Bは、従来の技術に係るミッシングノズルを検出のためのテストパターンの一例を示す図面である。これは、主走査方向と副走査方向とが交差するシャトル方式のインクジェットプリンタにおいて、ミッシングノズルを探すための方法に使用される。
図1Aに示すように、スキャンシステムが認識できる程度の量(10ライン)でノズルのグループ(T1〜T10)を分類した後、印刷を実行する。その後、各グループに属するノズルにより印刷されたパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量を所定の閾値と比較することによってミッシングノズルを検出する。このように閾値との比較によってミッシングノズルがあると判断されれば、そのグループ内のそれぞれのノズルにより、さらにスキャンシステムが認識できるほどの量(10ライン)ずつ印刷する。例えば、グループT5が閾値以下である場合、図1Bに示すように、グループT5のノズル(N21〜N30)によりラインフィーディングしながら印刷する。前記ラインフィーディング時の距離は、ノズル間の距離d2に相当する。印刷されたテストパターンをさらにスキャンシステムによりスキャニングし、さらに閾値との比較をしてノズルの異常如何を確認する。このようにして、最終的にいずれのノズルに異常が発生したかを検出することができる。
近来には、用紙の幅方向に往復移送されるインクジェットヘッドの代りに、用紙の幅に相当する長さのノズル部を有するインクジェットヘッドを使用して、高速印刷を具現しようとする試みが行われている(例えば、特許文献1を参照)。このような方式で作動されるインクジェットプリンタをラインプリンティング方式(または、ページ幅方式ともいう)のインクジェットプリンタという。このようなラインプリンティング方式のインクジェットプリンタには、インクジェットヘッドが固定されており、用紙のみが移送される。したがって、インクジェットプリンタの駆動装置が単純であり、かつ高速印刷の具現が可能である。
前述したミッシングノズルの検出方法は、印刷媒体の移送方向(副走査方向)と直角方向(主走査方向)とに移送されつつ、印刷媒体にインクを噴射して画像を印刷するシャトル方式のインクジェットプリンタで使用されうるものであって、主走査方向及び副走査方向を別に有さないラインプリンティング方式のインクジェットプリンタでは適用できない。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ラインプリンティング方式のインクジェットプリンタにおいて、スキャニング解像度が印刷解像度より低い場合、ミッシングノズルを検出することが可能な、新規かつ改良されたインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法、及びインクジェットプリンタを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、スキャニング解像度が印刷解像度の1/Nであるラインプリンティング方式を採用したインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法であって、ノズルをスキャニング解像度毎にグループ化し、第1テストパターンを印刷するステップと、印刷された第1テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するステップと、閾値以下であるグループに属するノズルと、閾値以下であるグループに隣接したグループに属するノズルとをグループ化し、第2テストパターンを印刷するステップと、印刷された第2テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するステップと、検出結果からミッシングノズルを判別するステップと、を含むことを特徴とする、インクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法が提供される。なお、Nは自然数であってもよい。かかる構成により、印刷解像度よりもスキャニング解像度が低いラインプリンタにおいても、好適にミッシングノズルを検出することが可能になる。
第2テストパターンを印刷するステップは、第1テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するステップにおける検出の結果、閾値以下であるグループが2個以上である場合、グループ別に他の色に代替して印刷してもよい。
第2テストパターンを印刷するステップ以前に、閾値以下であるグループの番号及び隣接したグループの番号を保存するステップをさらに含んでいてもよい。
第1テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するステップにおいて、印刷された第1テストパターンをスキャニングするとき、スキャニング速度を調節可能であってもよい。
Nが2である場合、第1テストパターンを印刷するステップは、ノズルを2個ずつグループ化して第1テストパターンを印刷し、第2テストパターンを印刷するステップは、閾値以下であるグループに属するノズルと、隣接した以前グループのノズルとをグループ化し、さらに、閾値以下であるグループに属するノズルと、隣接した後続グループのノズルとグループ化して、第2テストパターンを印刷してもよい。
Nが3である場合、第1テストパターンを印刷するステップは、ノズルを3個ずつグループ化して第1テストパターンを印刷し、第2テストパターンを印刷するステップは、閾値以下であるグループのノズルと、隣接した以前グループのノズルとをグループ化し、さらに、閾値以下であるグループに属するノズルと、隣接した後続グループのノズルとをグループ化して、第2テストパターンを印刷してもよい。
第2テストパターンを印刷するステップは、光量が閾値以下であるグループのうち、ノズルを備える新たなグループを他の色に代替して印刷してもよい。
第1テストパターンを印刷するステップと、第2テストパターンを印刷するステップとは、一のグループを印刷した際、所定の長さだけ印刷媒体を移送して後続グループを印刷してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、スキャニング解像度が印刷解像度の1/Nであるラインプリンティング方式を採用したインクジェットプリンタにおいて、ノズルをスキャニング解像度毎にグループ化し、第1テストパターンを印刷する印刷部と、印刷された第1テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するスキャニング部と、閾値以下であるグループのノズルと、閾値以下であるグループに隣接したグループのノズルとをグループ化して、第2テストパターンを形成する制御部と、を備え、印刷部は、制御部で形成された第2テストパターンを印刷し、スキャニング部は、印刷された第2テストパターンをスキャニングして、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出し、制御部は、スキャニング部が検出した結果に基づいて、ミッシングノズルを検出することを特徴とする、インクジェットプリンタが提供される。かかる構成により、印刷解像度よりもスキャニング解像度が低いラインプリンタにおいても、好適にミッシングノズルを検出することが可能になる。
印刷部は、第1テストパターンをスキャニングして、閾値以下であるグループを検出した結果、閾値以下であるグループが2個以上である場合、グループ別に他の色に代替して印刷してもよい。
スキャニング部により検出した結果と、閾値以下であるグループの番号と、グループの以前グループの番号と、後続グループの番号とを保存するメモリをさらに備えていてもよい。
制御部は、スキャニング部のスキャニング速度を調節可能であってもよい。
Nが2である場合、印刷部は、ノズルを2個ずつグループ化して、第1テストパターンを印刷し、閾値以下であるグループのノズルと、隣接した以前グループのノズルとをグループ化し、さらに、閾値以下であるグループのノズルと、隣接した後続グループのノズルとをグループ化して、第2テストパターンを印刷してもよい。
Nが3である場合、印刷部は、ノズルを3個ずつグループ化して、第1テストパターンを印刷し、閾値以下であるグループのノズルと、隣接した以前グループのノズルとをグループ化し、さらに、閾値以下であるグループのノズルと、隣接した後続グループのノズルとをグループ化して、第2テストパターンを印刷してもよい。
印刷部は、閾値以下であるグループのうち、ノズルを備える新たなグループを他の色に代替して印刷してもよい。
印刷部は、一つのグループを印刷した際、所定の長さだけ印刷媒体を移送して後続グループを印刷してもよい。
以上説明したように本発明によれば、主走査方向及び副走査方向を別に有さないラインプリンティング方式のインクジェットプリンタであって、スキャニング解像度が印刷解像度より低い場合においても、ミッシングノズルを検出できる。また、高性能の光センサーを備えずに既存の光センサーを利用して、分解能を向上させ、正確にミッシングノズルを検出できるため、生産コストを低減することが可能になると共に、印刷品質を向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図2は、本実施形態に係るインクジェットプリンタの構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係るインクジェットプリンタは、主に、制御部210、印刷部220、スキャニング部230及びメモリ240を備える。
制御部210は、インクジェットプリンタの全般的な動作を制御し、特に、本発明の望ましい実施形態によって、スキャニング部230から出力信号に基づいて、ミッシングノズルを検出する。また、制御部210は、スキャニング部230のスキャニング速度または認識速度を調節する。
印刷部220は、制御部210の制御の下にテストパターンを印刷用紙Pに印刷する。印刷部220には、インクを噴射する複数のノズル列が設けられたノズル部(図示せず)を備える。前記ノズル部は、印刷媒体Pの幅に相当するか、印刷媒体Pの幅より長く形成されることが望ましい。すなわち、本実施形態が適用されるラインプリンティング方式のインクジェットプリンタは、印刷媒体Pの幅に対応する長さのノズル部からインクを噴射して画像を印刷する。
スキャニング部230は、印刷用紙Pに印刷されたテストパターンをノズルのグループ単位でスキャニングして、光センサー(図示せず)のような感知装置を利用して、ミッシングノズルが含まれたグループを検出する。光センサーは、印刷媒体Pに光を照射する発光センサー(例えば、発光ダイオード)及び、印刷媒体Pから反射された光を受光する受光センサーを備える。前記受光センサーからの出力信号は、制御部230に入力されて、制御部210によりミッシングノズルの発生如何を検出する。前記のような発光センサー及び受光センサーは、一体型に構成されてもよく、分離された構造に構成されてもよい。
本発明の実施形態では、スキャニング部230が備える光センサーにより受光された光量の逆数値を閾値と比較して、受光された光量の逆数値が閾値以下でるグループが、ミッシングノズルが含まれたグループであるとして検出される。
メモリ240は、スキャニング部230から出力信号に基づいて、光センサーにより受光された光量の逆数値が閾値以下であるグループの番号、そのグループの以前グループ及び後続グループの番号を保存する。
図3は、本発明に係るスキャニング解像度が印刷解像度の1/Nである場合、インクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法を示すフローチャートであり、図2の構成要素と関連付けて説明する。
図2及び図3に示すように、S300ステップにおいて、印刷部220は、ノズルをN個ずつグループ化してテストパターンを印刷する。印刷部220は、テストパターンの各グループを印刷媒体Pに順次、印刷する。このとき、1のグループを印刷した後、所定の長さだけ印刷媒体Pを移送し、後続グループを印刷する。
S310ステップにおいて、スキャニング部230は、テストパターンをグループ単位でスキャニングし、光センサーにより受光された光量の逆数値と閾値とを比較して閾値以下であるグループを検出する。このとき、制御部210は、スキャニング部230のスキャニング速度や認識速度を調節できる。
S320ステップにおいて、制御部210は、光センサーにより受光された光量の逆数値が閾値以下であるグループの番号と、そのグループに隣接したグループである以前グループ及び後続グループの番号とをメモリ240に保存する。
S330ステップにおいて、印刷部220は、前記グループのノズルを他の方法でグループ化してテストパターンを印刷する。グループ別に印刷媒体に順次、印刷する。このとき、一つのグループを印刷した後、所定の長さだけ印刷媒体を移送し、後続グループを印刷する。このとき、隣接したグループも閾値以下であれば、そのグループに対しては他の色に代替して印刷できる。
S340ステップにおいて、スキャニング部230は、テストパターンをスキャニングして、光センサーにより受光された光量の逆数値と閾値とを比較して、閾値以下であるグループを検出する。
S350ステップにおいて、制御部210は、前記検出結果からミッシングノズルを判別する。
このようなミッシングノズルの検出方法について、Nが2である場合、及びNが3である場合をそれぞれ例を挙げて詳細に説明する。
図4は、スキャニング解像度が印刷解像度の1/2である場合、すなわちNが2である場合のミッシングノズルの検出方法の実施形態を示すフローチャートである。そこで、図4のフローチャートについて、図2の構成要素と関連付けて説明する。例えば、印刷解像度が600dpi(dots per inch)であるとき、スキャニング解像度が300dpiである場合を考える。図5A〜図5Dは、図4の実施例に係るテストパターンをそれぞれ示す。
図2、図4及び図5に示すように、S400ステップにおいて、印刷部220は、ノズルを2個ずつグループ化して第1テストパターンを印刷する。図5A及び図5Bは、第1テストパターンをそれぞれ示す。図5Aに示すように、ノズルを2個ずつグループ(N101、N102、・・・)化して、テストパターンの各グループを印刷媒体Pに順次に印刷する。このとき、一つのグループを印刷した後、所定の長さだけ印刷媒体Pを移送し、後続グループを印刷する。
S410ステップにおいて、スキャニング部230は、第1テストパターンをグループ単位でスキャニングして、光センサーにより受光された光量の逆数値と閾値とを比較して、光量の逆数値が閾値以下であるグループを検出する。図5A及び図5Bには、グループN105が閾値以下であるグループで示されている。
S420ステップにおいて、制御部210は、光量の逆数値が閾値以下であるグループN105の番号と、以前グループN104と後続グループN106の番号とをメモリ240に保存する。
S430ステップにおいて、制御部210は、第8ノズルと第9ノズルとによりグループN201を形成し、第11ノズルと第10ノズルとによりグループN202を形成する。その後、印刷部220は、第2テストパターンを印刷する。このとき、隣接したグループにより印刷された第2テストパターンをスキャニングして得られた光量の逆数値も閾値以下であれば、そのグループに対しては、他の色に代替して印刷できる。図5C及び図5Dは、第2テストパターンをそれぞれ示す。
S440ステップにおいて、スキャニング部230は、第2テストパターンをスキャニングして得られた光量の逆数値と閾値とを比較して、光量の逆数値が閾値以下であるグループを検出する。
S450ステップにおいて、制御部210は、グループN201により印刷されたテストパターンをスキャニングして得られた光量の逆数値が閾値以下であれば、第9ノズルがミッシングノズルであることを判別し、グループN202により印刷されたテストパターンをスキャニングして得られた光量の逆数値が閾値以下であれば、第10ノズルがミッシングノズルであることを判別する。
図6は、スキャニング解像度が印刷解像度の1/3である場合のミッシングノズルの検出方法の実施例を示すフローチャートである。ここでは、図6のフローチャートについて、図2の構成要素と関連付けて説明する。この状況は、例えば、印刷解像度が600dpiであり、かつ、スキャニング解像度が200dpiである場合等である。図7A〜図7Dは、図6の実施例に係るテストパターンをそれぞれ示す。
図2、図6及び図7に示すように、S600ステップにおいて、ノズルを3個ずつグループ化して第3テストパターンを印刷する。図7A及び図7Bは、第3テストパターンをそれぞれ示す。図7Aに示すように、印刷部220は、ノズルを3個ずつグループ(T101、T102、・・・)化して、各グループ毎にテストパターンを印刷媒体Pに順次に印刷する。このとき、一つのグループを印刷すれば、所定の長さだけ印刷媒体Pを移送し、後続グループを印刷できる。
S610ステップにおいて、スキャニング部230は、第3テストパターンをグループ単位でスキャニングして得られた光量の逆数値と閾値とを比較して、光量の逆数値が閾値以下であるグループを検出する。
S620ステップにおいて、制御部210は、光量の逆数値が閾値以下であるグループT102の番号と、以前グループT101及び後続グループT103の番号とをメモリ240に保存する。図7A及び図7Bには、グループT102が閾値以下であるグループで示されている。
S630ステップにおいて、制御部210は、グループT102に属するノズルと他のグループのノズルとにより、グループ(T201及びT202)を形成した後、印刷部220は、第4テストパターンを印刷する。このとき、隣接したグループにより印刷された第4テストパターンをスキャニングして得られた光量の逆数値も閾値以下であれば、そのグループに対しては、他の色に代替して印刷できる。図7C及び図7Dは、第4テストパターンをそれぞれ示す。第4ノズルは、第2ノズルと第3ノズルとによりグループT201を形成し、第6ノズルは、第7ノズル及び第8ノズルとグループT202を形成する。第5ノズルは、第3ノズルと第4ノズルとによりグループT203を形成するか、または第6ノズルと第7ノズルとによりグループT204を形成する。このとき、第5ノズルを備えるグループ(T203またはT204)を他の色に代替して印刷できる。
S640ステップにおいて、スキャニング部230は、第4テストパターンをスキャニングして得られた光量の逆数値と閾値とを比較して、光量の逆数値が閾値以下であるグループを検出する。
S650ステップにおいて、制御部210は、前記検出結果からミッシングノズルを判別する。検出結果、グループT201により印刷されたテストパターンをスキャニングして得られた光量の逆数値が閾値以下であれば、第4ノズルがミッシングノズルであると判別し、グループT202により印刷されたテストパターンをスキャニングして得られた光量の逆数値が閾値以下であれば、第6ノズルがミッシングノズルであると判別する。また、グループ(T203及びT204)により印刷されたテストパターンをスキャニングして得られた光量の逆数値が閾値以下であれば、第5ノズルがミッシングノズルであると判別する。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、インクジェットプリンタに適用可能である。
210 制御部
220 印刷部
230 スキャニング部
240 メモリ
P 印刷用紙
220 印刷部
230 スキャニング部
240 メモリ
P 印刷用紙
Claims (16)
- スキャニング解像度が印刷解像度の1/Nであるラインプリンティング方式を採用したインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法であって、
ノズルを前記スキャニング解像度毎にグループ化し、第1テストパターンを印刷するステップと;
前記印刷された第1テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するステップと;
前記閾値以下であるグループに属するノズルと、前記閾値以下であるグループに隣接したグループに属するノズルとをグループ化し、第2テストパターンを印刷するステップと;
前記印刷された第2テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するステップと;
前記検出結果からミッシングノズルを判別するステップと;
を含むことを特徴とする、インクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法。 - 前記第2テストパターンを印刷するステップは、
前記第1テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するステップにおける検出の結果、前記閾値以下であるグループが2個以上である場合、グループ別に他の色に代替して印刷することを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法。 - 前記第2テストパターンを印刷するステップ以前に、
前記閾値以下であるグループの番号及び前記隣接したグループの番号を保存するステップをさらに含むことを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法。 - 前記第1テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するステップで、
前記印刷された第1テストパターンをスキャニングするとき、スキャニング速度を調節できることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法。 - 前記Nが2である場合、
前記第1テストパターンを印刷するステップは、
前記ノズルを2個ずつグループ化して第1テストパターンを印刷し、
前記第2テストパターンを印刷するステップは、
前記閾値以下であるグループに属するノズルと、隣接した以前グループのノズルとをグループ化し、さらに、前記閾値以下であるグループに属するノズルと、隣接した後続グループのノズルとグループ化して、前記第2テストパターンを印刷することを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法。 - 前記Nが3である場合、
前記第1テストパターンを印刷するステップは、前記ノズルを3個ずつグループ化して第1テストパターンを印刷し、
前記第2テストパターンを印刷するステップは、
前記閾値以下であるグループのノズルと、隣接した以前グループのノズルとをグループ化し、さらに、前記閾値以下であるグループに属するノズルと、隣接した後続グループのノズルとをグループ化して、前記第2テストパターンを印刷することを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法。 - 前記第2テストパターンを印刷するステップは、
前記閾値以下であるグループのうち、ノズルを備える新たなグループを他の色に代替して印刷することを特徴とする、請求項6に記載のインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法。 - 前記第1テストパターンを印刷するステップと、前記第2テストパターンを印刷するステップとは、
一のグループを印刷した際、所定の長さだけ印刷媒体を移送して後続グループを印刷することを特徴とする、請求項1に記載のインクジェットプリンタのミッシングノズルの検出方法。 - スキャニング解像度が印刷解像度の1/Nであるラインプリンティング方式を採用したインクジェットプリンタにおいて、
ノズルを前記スキャニング解像度毎にグループ化し、第1テストパターンを印刷する印刷部と;
前記印刷された第1テストパターンをスキャニングし、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出するスキャニング部と;
前記閾値以下であるグループのノズルと、前記閾値以下であるグループに隣接したグループのノズルとをグループ化して、第2テストパターンを形成する制御部と、
を備え、
前記印刷部は、
前記制御部で形成された前記第2テストパターンを印刷し、
前記スキャニング部は、
前記印刷された第2テストパターンをスキャニングして、光センサーにより検出された光量が閾値以下であるグループを検出し、
前記制御部は、
前記スキャニング部が検出した結果に基づいて、ミッシングノズルを検出することを特徴とする、インクジェットプリンタ。 - 前記印刷部は、
前記第1テストパターンをスキャニングして、閾値以下であるグループを検出した結果、前記閾値以下であるグループが2個以上である場合、グループ別に他の色に代替して印刷することを特徴とする、請求項9に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記スキャニング部により検出した結果と、前記閾値以下であるグループの番号と、前記グループの以前グループの番号と、後続グループの番号とを保存するメモリをさらに備えることを特徴とする、請求項9に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記制御部は、
前記スキャニング部のスキャニング速度を調節できることを特徴とする、請求項9に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記Nが2である場合、
前記印刷部は、
前記ノズルを2個ずつグループ化して、前記第1テストパターンを印刷し、前記閾値以下であるグループのノズルと、隣接した以前グループのノズルとをグループ化し、さらに、前記閾値以下であるグループのノズルと、隣接した後続グループのノズルとをグループ化して、前記第2テストパターンを印刷することを特徴とする、請求項9に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記Nが3である場合、
前記印刷部は、
前記ノズルを3個ずつグループ化して、前記第1テストパターンを印刷し、前記閾値以下であるグループのノズルと、隣接した以前グループのノズルとをグループ化し、さらに、前記閾値以下であるグループのノズルと、隣接した後続グループのノズルとをグループ化して、前記第2テストパターンを印刷することを特徴とする、請求項9に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記印刷部は、
前記閾値以下であるグループのうち、ノズルを備える新たなグループを他の色に代替して印刷することを特徴とする、請求項14に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記印刷部は、
一つのグループを印刷した際、所定の長さだけ印刷媒体を移送して後続グループを印刷することを特徴とする、請求項9に記載のインクジェットプリンタ。
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