JP2006334235A - 管腔器官把持アクチュエータおよびこれを用いた管腔器官の直径の変化を監視するための装置 - Google Patents
管腔器官把持アクチュエータおよびこれを用いた管腔器官の直径の変化を監視するための装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】管腔器官把持アクチュエータ1は、管腔器官Xを把持するための把持部5と、把持部5が管腔器官Xを把持するように動作する動作部6を少なくとも備えた形状記憶合金薄膜体2の表面に、把持部5と動作部6のそれぞれを形状回復温度よりも高い温度にまで別個に加熱することを可能とする加熱手段と、形状記憶合金薄膜体2が把持した管腔器官Xの直径の変化を電気信号に変換して検知する変位薄膜センサを設け、管腔器官Xの直径の変化を監視する装置は、この管腔器官把持アクチュエータ1を備える。
【選択図】図3
Description
Anilkumar K Reddy, George E Taffet, Sridhar Madala, Lloyd H Michael, Mark L Entman, and Craig J Hartley :" Noninvasive blood pressure measurement in mice using pulsed Doppler ultrasound ", Ultrasound in Medicine & Biology 29 (2003) 379-385 Reza Tabrizchi, Michael K Pugsley :" Methods of blood flow measurement in the arterial circulatory system ", Journal of Pharmacological Methods 44 (2000) 375-384 古口晴敏、山海嘉之、榛沢和彦「微小血栓(栓子)検出におけるレーザー計測の有効性の検討」第3回日本栓子検出と治療研究会予稿集pp.56-57(2000.12) 広田賢一、山田圭一、牧野英司、菅原卓、藤哲、柴田隆行「TiNiCu形状記憶合金薄膜による血管把持アクチュエータの形成」社団法人表面技術協会第109回講演大会要旨集p266(2004.3)
そこで本発明は、外科手術を行った際の血管吻合部における血栓の発生を、患者に侵襲を与えるといったことなく、簡易、迅速かつ正確に検知することができる、使用時の十分な血管把持力と、使用後の取り外しの容易性を兼ね備えた血管把持アクチュエータなどとして有用な管腔器官把持アクチュエータおよびこれを用いた管腔器官の直径の変化を監視するための装置を提供することを目的とする。
また、請求項2記載の管腔器官把持アクチュエータは、請求項1記載の管腔器官把持アクチュエータにおいて、形状記憶合金薄膜体が平板状に形状記憶されてなり、動作部は形状回復時に把持部が管腔器官を把持するように、把持部は動作部の形状回復時に管腔器官を把持するとともに自身の形状回復時に把持していた管腔器官を開放するように、それぞれ外力によって変形させて使用されることを特徴とする。
また、請求項3記載の管腔器官把持アクチュエータは、請求項1または2記載の管腔器官把持アクチュエータにおいて、形状記憶合金薄膜体の厚さが1μm〜500μmであることを特徴とする。
また、請求項3記載の管腔器官把持アクチュエータは、請求項1乃至3のいずれかに記載の管腔器官把持アクチュエータにおいて、形状記憶合金薄膜体の形状回復温度が45℃〜70℃であることを特徴とする。
また、請求項5記載の管腔器官把持アクチュエータは、請求項1乃至4のいずれかに記載の管腔器官把持アクチュエータにおいて、加熱手段が金属薄膜からなるマイクロヒータであることを特徴とする。
また、請求項6記載の管腔器官把持アクチュエータは、請求項1乃至5のいずれかに記載の管腔器官把持アクチュエータにおいて、変位薄膜センサが金属薄膜からなる歪みゲージ抵抗型センサであることを特徴とする。
また、請求項7記載の管腔器官把持アクチュエータは、請求項1乃至6のいずれかに記載の管腔器官把持アクチュエータにおいて、管腔器官が血管であることを特徴とする。
また、本発明の管腔器官把持アクチュエータの製造方法は、請求項8記載の通り、管腔器官を把持するための把持部と、把持部が管腔器官を把持するように動作するための動作部を少なくとも備えた形状記憶合金薄膜体の表面に、絶縁膜を形成した後、その表面に、把持部と動作部のそれぞれを形状回復温度よりも高い温度にまで別個に加熱することを可能とする加熱手段としてのマイクロヒータを構成する配線パターンと、形状記憶合金薄膜体が把持した管腔器官の直径の変化を電気信号に変換して検知するための変位薄膜センサとしての歪みゲージ抵抗型センサを構成する配線パターンを、同一の金属薄膜を用いて1度のパターニング工程で形成し、その後、これらの配線パターンを絶縁保護するために、その全体を絶縁膜で被覆することを特徴とする。
また、本発明の管腔器官の直径の変化を監視するための装置は、請求項9記載の通り、請求項1記載の管腔器官把持アクチュエータの変位薄膜センサによって検知した電気信号を、管腔器官把持アクチュエータに接続した解析手段で解析することで、管腔器官の直径の変化を監視することができるようにしてなることを特徴とする。
2 形状記憶合金薄膜体
3 外側アーム
4 内側アーム
5 把持部
6 動作部
7 マイクロヒータ
8 マイクロヒータ
9 歪みゲージ抵抗型センサ
10 温度センサ
11 温度センサ
12 補償抵抗素子
21 銅基板
22 形状記憶合金薄膜体
23 レジストパターン
24 絶縁膜
25 レジストパターン
26 白金薄膜
27 絶縁膜
X 管腔器官
Claims (9)
- 管腔器官を把持するための把持部と、把持部が管腔器官を把持するように動作するための動作部を少なくとも備えた形状記憶合金薄膜体の表面に、把持部と動作部のそれぞれを形状回復温度よりも高い温度にまで別個に加熱することを可能とする加熱手段と、形状記憶合金薄膜体が把持した管腔器官の直径の変化を電気信号に変換して検知するための変位薄膜センサを設けてなることを特徴とする管腔器官把持アクチュエータ。
- 形状記憶合金薄膜体が平板状に形状記憶されてなり、動作部は形状回復時に把持部が管腔器官を把持するように、把持部は動作部の形状回復時に管腔器官を把持するとともに自身の形状回復時に把持していた管腔器官を開放するように、それぞれ外力によって変形させて使用されることを特徴とする請求項1記載の管腔器官把持アクチュエータ。
- 形状記憶合金薄膜体の厚さが1μm〜500μmであることを特徴とする請求項1または2記載の管腔器官把持アクチュエータ。
- 形状記憶合金薄膜体の形状回復温度が45℃〜70℃であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の管腔器官把持アクチュエータ。
- 加熱手段が金属薄膜からなるマイクロヒータであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の管腔器官把持アクチュエータ。
- 変位薄膜センサが金属薄膜からなる歪みゲージ抵抗型センサであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の管腔器官把持アクチュエータ。
- 管腔器官が血管であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の管腔器官把持アクチュエータ。
- 管腔器官を把持するための把持部と、把持部が管腔器官を把持するように動作するための動作部を少なくとも備えた形状記憶合金薄膜体の表面に、絶縁膜を形成した後、その表面に、把持部と動作部のそれぞれを形状回復温度よりも高い温度にまで別個に加熱することを可能とする加熱手段としてのマイクロヒータを構成する配線パターンと、形状記憶合金薄膜体が把持した管腔器官の直径の変化を電気信号に変換して検知するための変位薄膜センサとしての歪みゲージ抵抗型センサを構成する配線パターンを、同一の金属薄膜を用いて1度のパターニング工程で形成し、その後、これらの配線パターンを絶縁保護するために、その全体を絶縁膜で被覆することを特徴とする管腔器官把持アクチュエータの製造方法。
- 請求項1記載の管腔器官把持アクチュエータの変位薄膜センサによって検知した電気信号を、管腔器官把持アクチュエータに接続した解析手段で解析することで、管腔器官の直径の変化を監視することができるようにしてなることを特徴とする管腔器官の直径の変化を監視するための装置。
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JP2005164600A JP4452886B2 (ja) | 2005-06-03 | 2005-06-03 | 管腔器官把持アクチュエータおよびこれを用いた管腔器官の直径の変化を監視するための装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012184777A (ja) * | 2007-05-11 | 2012-09-27 | National Institute For Materials Science | 2方向性形状記憶合金薄膜アクチュエータとそれに使用される形状記憶合金薄膜の製造方法 |
CN112517380A (zh) * | 2020-11-17 | 2021-03-19 | 湖州数越智能科技有限公司 | 一种电控式木料边角料分级筛选装置 |
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- 2005-06-03 JP JP2005164600A patent/JP4452886B2/ja active Active
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