JP2006330593A - Universal head system and program - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、レンズユニット等の回転対象装置をパン/チルト方向に回転可能な雲台システム及びプログラムに関する。 The present invention relates to a pan head system and a program capable of rotating a rotation target device such as a lens unit in a pan / tilt direction.
従来、カメラを雲台装置に取り付け、雲台装置によりカメラの撮像方向を変える雲台付きカメラが各種提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。これらの特許文献に開示された雲台付きカメラは、雲台装置を例えば壁面や天井等に設置することで、監視用カメラとして利用される。また、雲台付きカメラは、テレビ会議等においてネットワークカメラとしても利用される。
Conventionally, various cameras with a pan head that attach a camera to a pan head device and change the imaging direction of the camera by the pan head device have been proposed (see, for example,
図18(a)は、従来例に係る雲台装置の構成を示す斜視図、図18(b)は、カメラの撮像死角を示す図である。 FIG. 18A is a perspective view showing a configuration of a pan head apparatus according to a conventional example, and FIG. 18B is a view showing an imaging blind spot of the camera.
図18において、雲台装置500は、固定ベース部501、パン回転部502、チルト回転部503から構成され、テーブル等の基台上に設置される。即ち、雲台装置500のパン方向の回転を実現するために、固定ベース部501の上面中央部にパン回転部502を回転可能に支持し、チルト方向の回転を実現するために、パン回転部502の上面中央部にチルト回転部503を配設する。更に、チルト回転部503に入力装置であるカメラ504を装着した構造を有する。
しかしながら、従来例の雲台装置では、チルト回転部503はパン回転部502の上面中央部付近に起立状態で配設する構造のため、固定ベース部501、パン回転部502、チルト回転部503の積み重ねにより雲台装置全体が円錐台形状になる。そのため、雲台装置の固定ベース部501により、カメラ504の撮像範囲が制限され、固定ベース部501の下方向に大きな撮像死角が生じる結果、限られた空間しか撮像できない。また、従来例の雲台装置は、持ち運びや収納にも不便な形状である。
However, in the conventional pan / tilt head device, the
一方、近年では、雲台装置のパン回転部/チルト回転部の駆動源となるアクチュエータ(モータ)の小型化や、雲台装置に搭載する入力装置(撮像装置)の小型化が進展している。そのため、使用時は広範囲な空間に入力装置を向けることができると共に、非使用時には収納及び持ち運びしやすい構造の雲台装置が要望されている。 On the other hand, in recent years, miniaturization of actuators (motors) that serve as drive sources for the pan rotation unit / tilt rotation unit of the pan head device and miniaturization of input devices (imaging devices) mounted on the pan head device have progressed. . Therefore, there is a demand for a pan head device that can direct the input device to a wide space during use, and that can be easily stored and carried when not in use.
本発明の目的は、回転対象装置を任意の方向へパン/チルト回転可能とし、手軽に収納及び持ち運び可能とした雲台システム及びプログラムを提供することにある。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to provide a pan head system and a program that can rotate / rotate an apparatus to be rotated in an arbitrary direction and can be easily stored and carried.
上述の目的を達成するために、本発明の雲台システムは、第1の回転機構を有し、回転対象装置を前記第1の回転機構により回転可能に支持するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットを外縁部に沿って回転させる第2の回転機構と、前記第2の回転機構を回転可能に支持する支持機構とを有するベースユニットと、前記ヘッドユニットを前記第2の回転機構の外縁部に対して回動可能に連結する連結ユニットとを備え、前記連結ユニットを介して、前記ヘッドユニットと前記ベースユニットとを平坦状に並べた状態と、前記ヘッドユニットを前記ベースユニットに対して起立させた状態とに設定可能としたことを特徴とする。 In order to achieve the above-described object, a pan head system of the present invention includes a head unit having a first rotation mechanism and rotatably supporting a rotation target device by the first rotation mechanism, and the head unit. A base unit having a second rotation mechanism that rotates along the outer edge portion, a support mechanism that rotatably supports the second rotation mechanism, and the head unit with respect to the outer edge portion of the second rotation mechanism A connecting unit that is pivotably connected, and the head unit and the base unit are arranged in a flat state via the connecting unit, and the head unit is raised with respect to the base unit. It is possible to set the status.
上述の目的を達成するために、本発明のプログラムは、レンズユニットを第1の回転機構によりチルト方向に回転可能に支持するヘッドユニットと、前記ヘッドユニットをパン方向に回転する第2の回転機構及び該第2の回転機構を回転可能に支持する支持機構を有するベースユニットと、前記ヘッドユニットを前記第2の回転機構に対して回動可能に連結する連結ユニットとを備えた雲台システムの制御方法をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記レンズユニットの撮像方向をパン方向回転中心に向けチルト回転して撮像を行う際、前記ベースユニットが撮像範囲に入る画角干渉が生じた場合、前記第2の回転機構により前記レンズユニットを略180度回転するモジュールと、前記第1の回転機構により前記レンズユニットを前記画角干渉が生じたチルト角度と同じ角度となるように前記パン方向回転中心の外側へ向けて回転するモジュールとを備えることを特徴とする。 In order to achieve the above object, a program according to the present invention includes a head unit that supports a lens unit so as to be rotatable in a tilt direction by a first rotation mechanism, and a second rotation mechanism that rotates the head unit in a pan direction. And a base unit having a support mechanism that rotatably supports the second rotation mechanism, and a connection unit that rotatably connects the head unit to the second rotation mechanism. A program that causes a computer to execute a control method, and when imaging is performed by tilting the imaging direction of the lens unit toward the rotation direction of the pan direction and imaging is performed when the base unit enters an imaging range, A module that rotates the lens unit approximately 180 degrees by the second rotation mechanism; and the lens unit by the first rotation mechanism. The characterized in that it comprises a module for rotation toward the outside of the pan rotating center such that the angle interference is the same angle as the tilt angle generated.
本発明によれば、ヘッドユニットとベースユニットとを平坦状に並べた状態と、ヘッドユニットをベースユニットに対して起立させた状態とに設定可能としているため、平坦状に並べた状態では、雲台システムを手軽に収納及び持ち運びが可能となる。また、第1及び第2の回転機構により、回転対象装置を任意の方向へパン/チルト回転することが可能となる。回転対象装置がレンズユニットの場合は、撮像範囲の死角の発生を抑え、広範囲な撮像空間を得ることが可能となる。 According to the present invention, the head unit and the base unit can be set in a flat state and a state in which the head unit is raised with respect to the base unit. The stand system can be easily stored and carried. Further, the first and second rotating mechanisms can rotate the target device to be rotated in a pan / tilt direction in an arbitrary direction. When the rotation target device is a lens unit, it is possible to suppress the generation of blind spots in the imaging range and obtain a wide imaging space.
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
図1は、本発明の実施の形態に係る雲台システムの通常動作状態を示す図である。図2は、雲台システムのヘッドユニットを倒した状態を示す斜視図、図3は、ヘッドユニットを起こした状態でベースユニットから分離した状態を示す斜視図、図4は、ヘッドユニットを起こした状態でレンズユニットを回転させた状態を示す斜視図である。 FIG. 1 is a diagram showing a normal operation state of the pan head system according to the embodiment of the present invention. 2 is a perspective view showing a state in which the head unit of the pan head system is tilted, FIG. 3 is a perspective view showing a state in which the head unit is raised and separated from the base unit, and FIG. 4 is a state in which the head unit is raised. It is a perspective view which shows the state which rotated the lens unit in the state.
図1乃至図4において、雲台システム100は、ベースユニット101、ヘッドユニット102、ヒンジユニット104から大略構成されている。更に、ベースユニット101は、パン回転部111、固定ベース部112から構成されている。更に、ヘッドユニット102は、ヘッドユニット本体部105、レンズユニット103、チルト回転部121から構成されている。
In FIG. 1 to FIG. 4, the
まず、ベースユニット101の構成を説明する。パン回転部111は、ベースユニット101に内蔵された回転機構により、固定ベース部112に対してパン回転中心軸部材を介して回転可能に支持されている(図12参照)。回転機構の構造の詳細については図12により後述する。固定ベース部112は、パン回転部111の回転動作に連動せず固定状態を保持する。雲台システム100の使用時には、固定ベース部112は、後述するように底面部に取り付けた金具を介してテーブル・壁・天井等の基部に固定される。
First, the configuration of the
なお、図2に示す状態(ヘッドユニット102を倒した状態)では、ヘッドユニット102が雲台システム周囲と物理的に干渉するのを防止するため、パン回転部111は回転禁止状態に制御される。他方、図4に示す状態(ヘッドユニット102を起こした状態)でのみ、パン回転部111は回転可能状態に制御される。このような制御は、ヘッドユニット102が起立状態か否かを検出する起立検出センサ(図14参照)を設けることにより実現されるものであり、下記で詳述する。
In the state shown in FIG. 2 (the state in which the
次に、ヘッドユニット102の構成を説明する。ヘッドユニット102のヘッドユニット本体部105とレンズユニット103とは、チルト回転部121を介して連結されている。レンズユニット103は、ヘッドユニット本体部105に対して回転可能に構成されている。また、レンズユニット103は、ヘッドユニット本体部105の電気制御回路(図6参照)により、チルト回転部121の回転機構(図5参照)をチルト方向回転駆動を行うように制御することで、チルト方向の回転動作が可能である。
Next, the configuration of the
レンズユニット103により撮影された画像は電気信号へ変換され、チルト回転部121内に配設されたフレキシブルプリント配線板(以後FPCと略称)を介して、ヘッドユニット本体部105内の電気制御回路へ伝送することが可能である(図5参照)。
An image photographed by the
ヘッドユニット本体部105は、レンズユニット103を装着可能で、且つSD(Secure Digital)メモリカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の記憶媒体を装着可能である。これにより、レンズユニット103により撮影した画像を記憶媒体に記憶させることができる。また、ヘッドユニット本体部105には、レンズユニット103に撮影動作を行わせるためのシャッタボタン126が配設されている。ヘッドユニット102の回転軌道は、ベースユニット101のパン回転部111の外縁部に沿う回転軌道である。
The head unit
次に、ヒンジユニット104の構成を説明する。ヒンジユニット104は、ベースユニット101のパン回転部111の外縁部に取り付けられており、ベースユニット101とヘッドユニット102を連結する。ヒンジユニット104の配設により、図2に示す収納状態(ベースユニット101とヘッドユニット102とを平坦状に並べた状態)と、図4に示す動作状態(ベースユニット101に対してヘッドユニット102を起こした状態)とを実現することができる。
Next, the configuration of the
上述したように、レンズユニット103がチルト回転を行う場合のチルト角度制御は、ヘッドユニット本体部105内の電気制御回路により行われる。これにより、レンズユニット103が所要のチルト回転動作を行うことができる。但し、チルト回転動作やレンズユニット103の作動は、図2の状態では行われないように遠隔操作で規制され、ベースユニット101やヘッドユニット本体部105に装備された手動操作部(図6参照)を介してのみ行われるよう制御される。なお、雲台システム100の各部の制御については下記の図5及び図6により詳述する。
As described above, tilt angle control when the
図3は、ヘッドユニット102を起こした状態で、説明の便宜上、ヘッドユニット102をベースユニット101から分離した状態を示している。この状態では、パン回転部111の回転動作に対する物理的干渉はなくなり、パン回転部111の回転動作が可能となる。パン回転部111の回転制御は以下のように行う。ヒンジユニット104に設けられた起立検出センサによりヘッドユニット102の起立状態を検出すると、ベースユニット101内の電気制御回路は起立検出センサの検出信号に基づきパン回転部111の回転動作を許可する。なお、ヘッドユニット102のベースユニット101に対する起立角度は、約90度に設定される。
FIG. 3 shows a state where the
図4は、レンズユニット103を図3の状態からチルト方向に回転した状態を示している。この状態では、雲台システム100をテーブル・壁・天井等に設置して撮影動作を行うことができる。なお、レンズユニット103は、チルト回転部121を介してヘッドユニット本体部105と連結されているため、チルト方向の回転については、ヘッドユニット本体部105内の電気制御回路の制御により所望の回転角度を実現することができる。また、レンズユニット103は、図3の状態から図4の状態に回転させる方向とは逆の方向へ回転させることもできる。即ち、レンズユニット103のチルト方向の回転範囲は略360°となる。
FIG. 4 shows a state in which the
雲台システム100の通常動作状態(図1)では、ヘッドユニット102がベースユニット101に対して起立した状態である。レンズユニット103の撮像方向は、雲台システム100のパン方向回転中心より外周方向に向かう(以後「外向き」と称する)ように制御される。これはレンズユニット103の初期待機位置である。また、レンズユニット103は、ベースユニット101のパン回転部111の回転に伴い、ヘッドユニット本体部105及びヒンジユニット104を介してパン回転部111の外縁部に沿って回転する。即ち、レンズユニット103のパン方向の回転範囲は略360°となる。
In the normal operation state of the pan head system 100 (FIG. 1), the
図5は、ヘッドユニット102におけるヘッドユニット本体部105とレンズユニット103との機械的及び電気的な連結構造を示す図である。図6は、雲台システム100の電気的構成を示すブロック図である。
FIG. 5 is a diagram showing a mechanical and electrical connection structure between the head unit
図5及び図6において、まず、レンズユニット103の構成を説明する。レンズユニット103は、CCDドライバ231、CCD232、レンズ233を備えている。
5 and 6, the configuration of the
レンズ233は、撮影に伴い被写体の光学像を取り込む。CCD232は、被写体の光学像を電気信号に変換する光電変換を行う。CCDドライバ231は、CCD232を駆動制御する。CCD232で光電変換された電気信号は、FPC224を介してヘッドユニット本体部105の電気制御回路221に送出される。なお、レンズユニット103を使用状況に応じて、異なる種類のレンズユニット(例えば広角や望遠)や他の装置に交換することも可能である。
The
次に、チルト回転部121の構成を説明する。チルト回転部121は、ヘッドユニット本体部105とレンズユニット103を連結する連結部材と、チルトモータ122、モータドライバ123、ギア列124、ストッパ機構125からなる回転機構とを備えている。なお、チルトモータ122〜ギア列124は、ヘッドユニット本体部105内に収納されている。
Next, the configuration of the
チルトモータ122は、レンズユニット103のチルト方向の回転を行うための回転力を発生する。モータドライバ123によりチルトモータ122を駆動し、チルトモータ122と連動するギア列124及びタイミングベルトを介して、レンズユニット103に連結された回転ギア(不図示)を回動させる。これにより、レンズユニット103はチルト方向の回転を行う。チルト方向の回転範囲は略360°に設定されている。
The
次に、ヘッドユニット本体部105の構成を説明する。ヘッドユニット本体部105は、電気制御回路221、コネクタ222、通信モジュール241、マイク/スピーカ242、リモコン受信部243、手動操作部244、回転センサ245、チルトモータ122、FPC224を備えている。
Next, the configuration of the head unit
電気制御回路221は、サブ制御基板上に実装され、ヘッドユニット本体部105各部の制御を行うものであり、コネクタ222を介してFPC224と接続されている。また、電気制御回路221は、プログラムに基づき図11のフローチャートに示す処理を実行する。通信モジュール241には、SDメモリカードやCF等の記憶媒体、情報機器、無線通信モジュール等が装着される。マイク/スピーカ242は、雲台システム100を電話機として利用する際の音声入力/音声出力に用いる。
The
リモコン受信部243は、情報機器や通信機器等の外部機器から発信される雲台システム遠隔操作用の信号を受信する。手動操作部244は、電源スイッチ等の各種スイッチを備える。回転センサ245は、レンズユニット103のチルト方向の回転を検出する。チルトモータ122は、ヘッドユニット102のチルト回転機構を駆動する。FPC224は、チルト回転部121の連結部材内部を配設され、レンズユニット103のCCD231、CCDドライバ231等に接続されている。
The remote
次に、ベースユニット101の構成を説明する。ベースユニット101は、電気制御回路251、手動操作部252、モータドライバ253、回転センサ254、パンモータ255、回転検出センサ256、シリアル通信端子257、通信端子258、メインバッテリ259、電源スイッチ260、外部電源端子261、起立検出センサ350を備えている。
Next, the configuration of the
電気制御回路251は、メイン制御基板上に実装され、ベースユニット101及びヘッドユニット102全体の制御を行う。また、電気制御回路251は、プログラムに基づき図15のフローチャートに示す処理を実行する。手動操作部252は、電源スイッチ等の各種スイッチを備える。モータドライバ253は、パンモータ255を駆動する。パンモータ255は、パン回転部111のパン方向の回転を行うための回転力を発生する。回転センサ254は、パン回転部111のパン方向の回転を検出する。パン方向の回転範囲は略360°に設定されている。
The electric control circuit 251 is mounted on the main control board, and controls the
シリアル通信端子257は、雲台システム100が外部機器とシリアル通信を行うための端子である。通信端子258は、雲台システム100が外部機器と通常の通信を行うための端子である。メインバッテリ259は、雲台システム100の各部に電力を供給する。電源スイッチ260は、雲台システム100の電源のON/OFF用のスイッチである。外部電源端子261は、外部電源と接続するための端子である。起立検出センサ350は、ヘッドユニット102が起立状態か否かを検出する。起立検出センサ350の詳細は下記の図14により説明する。
The
また、上記チルト回転部121におけるギア列124の付近には、ギアの歯の回転動作を検出できるセンサ(不図示)が配設されている。センサは、該センサの前を通過するギアの歯を検出し、エンコーダ信号としてヘッドユニット本体部105の電気制御回路221へ出力する。これに伴い、電気制御回路221は、エンコーダ信号をレンズユニット103の回転角度に換算し、該回転角度の情報に基づき、所要のチルト回転角度となるようモータドライバ123に制御信号を出力する。
Further, a sensor (not shown) that can detect the rotation operation of the gear teeth is disposed in the vicinity of the
この場合、レンズユニット103を予め設定された回転角度に緩やかに停止させるよう制御することが望ましい。更に、チルト回転部121に設けたストッパ機構125により、レンズユニット103をチルト方向の回転範囲の両端点で強制停止することもできる。
In this case, it is desirable to control so that the
ベースユニット101のパン回転部111が固定ベース部112に対して回転動作を行うと、ヘッドユニット102は、ヒンジユニット104によりパン回転部111に連結されているので、パン回転部111の回転動作に従って移動することになる(図3、図4参照)。即ち、ベースユニット101のパン回転部111内の回転機構により、レンズユニット103をパン方向360°の回転を行うことができる。
When the
本実施の形態は、チルト回転部121の回転機構及びパン回転部111の回転機構により、レンズユニット103を外向きの状態に維持しながらパン方向やチルト方向に回転する際に、レンズユニット103の撮像範囲がベースユニット101に干渉されないという特徴がある。更に、ベースユニット101を中心に雲台システム設置空間内の任意の方向へレンズユニット103を向けた、全方位空間の撮像を行うことが可能であるという特徴がある。
In the present embodiment, when the
図6に示すように、ヘッドユニット本体部105のサブ制御基板上の電気制御回路221と、ベースユニット101のメイン制御基板上の電気制御回路251との間の電気的な接続は、FPC225を介して行われる。これにより、雲台システム100のパン方向/チルト方向の回転を一元的に制御することが可能となる。
As shown in FIG. 6, the electrical connection between the
レンズユニット103による撮影で得られた画像信号は、チルト回転部121の連結部材内部を配設されたFPC224を介してヘッドユニット本体部105の電気制御回路221に供給される。電気制御回路221は、画像信号に必要な処理を施した後、電子データとして所定の記憶媒体に保存するか、或いは通信モジュール241を介して他の情報機器や通信機器へ伝送する。
An image signal obtained by photographing with the
他方、雲台システム外部の同じ通信ネットワーク上に存在する情報機器や通信機器等の外部機器から有線或いは無線で雲台システム100に作動指令を送信することで、雲台システム100の遠隔操作を行うことが可能である。即ち、外部機器から作動指令を通信モジュール241或いはリモコン受信部243を介して雲台システム100へ送信し、パン回転部111やチルト回転部121の回転動作(レンズユニット103のパン/チルト動作)やレンズユニット103の撮影動作を制御可能である。
On the other hand, remote operation of the
上記構成を有する雲台システム100を任意の場所に設置する際、レンズユニット103を外向きの状態にして全方位空間を撮像するのに必要な回転範囲を確保できない場合は、次のような雲台システム100の補助的な使用方法がある。
When the
即ち、図7に示すように、雲台システム100の補助的な使用方法として、レンズユニット103を通常の外向きの状態で動作させずに、レンズユニット103の撮像方向を、雲台システム100のパン方向回転中心に向かう(以後「内向き」と称する)よう制御するという使用方法がある。
That is, as shown in FIG. 7, as an auxiliary method of using the
また、図8に示すように、レンズユニット103を内向きの状態とした場合のパン/チルト回転に必要な空間は、破線で囲んだ円筒形状となる。図8から明らかなように、レンズユニット103は、内向きの状態においては外向きの状態よりも少ない空間でパン/チルト回転を行うことができる。
Also, as shown in FIG. 8, the space required for pan / tilt rotation when the
また、図9に示すように、レンズユニット103が内向きの状態では、レンズユニット103のチルト回転基準軸をTとし、レンズユニット103の撮像範囲の上限を破線で表すと、次のような現象が生じる。即ち、チルト回転基準軸Tと撮像範囲の上限との成すチルト回転角度α°において、ベースユニット101がレンズユニット103の撮像範囲に入り、画角を干渉する(以後「ケラレ」が生じていると称する)。
Also, as shown in FIG. 9, when the
本実施の形態では、雲台システム100のベースユニット101の形状に関する情報は予め設計者に把握されていることを考慮に入れ、雲台システム100がパン/チルト方向へ回転動作を行う際に次のような制御を行う。まず、ヘッドユニット本体部105の電気制御回路221は、パン回転部111及びチルト回転部121の各駆動系に装備されたエンコーダから得られる角度情報に所定の処理を行う。
In the present embodiment, taking into consideration that the information regarding the shape of the
次に、電気制御回路221は、図10に示すように、レンズユニット103の撮像画像にケラレが生じる内向きの角度(チルト回転角度)α°に達する直前に、レンズユニット103を外向きの角度α°までチルト回転させる。これと同時に、電気制御回路221は、ベースユニット101のパン回転部111をパン方向へ180°回転させ、レンズユニット103を外向きの状態にして、ケラレが生じていた空間を引き続き撮像するよう制御する。この場合、チルト回転角度α°はパン回転角度に応じて変化する。
Next, as shown in FIG. 10, the
上記のケラレ防止制御を実行する際において、パン回転部111を180°パン回転させる時は、電気制御回路221により次のように制御することが望ましい。即ち、チルト回転前にレンズユニット103が内向きの状態で向かうパン回転方向と、チルト回転後にレンズユニット103が外向きの状態でパン回転する方向とが、同一方向となるように制御することが望ましい。なお、パン回転部111は、固定ベース部112内のパン方向の回転範囲の端点まで180°以上の回転角度を確保できる側へ回転させることが望ましい。パン回転部111の回転角度の位置情報は、固定ベース部112内のエンコーダから得ることができる。
When performing the above-described vignetting prevention control, it is desirable that the
次に、雲台システム100のケラレ防止制御について図11のフローチャートを参照しながら説明する。
Next, vignetting prevention control of the
雲台システム100は、通常の使用方法においては、レンズユニット103を外向きの状態に制御することで、任意の空間を撮像することができる。しかし、雲台システム設置場所の空間に制限がある場合は、補助的な使用方法として、レンズユニット103を内向きの状態に制御し、レンズユニット103の撮像画角が干渉を受ける場合のみレンズユニット103を外向きの状態に制御する使用方法をとる。
In a normal usage method, the
図11は、雲台システム100のケラレ防止制御を示すフローチャートである。
FIG. 11 is a flowchart showing vignetting prevention control of the
図11において、ヘッドユニット本体部105の電気制御回路221は、レンズユニット103を内向きの状態で作動させ(ステップS1)、所定コース(自動及び手動による動作設定)でパン回転部111をパン回転させると共にレンズユニット103をチルト回転させる(ステップS2)。次に、電気制御回路221は、レンズユニット103のチルト回転角度によって、レンズユニット103の撮像画角がベースユニット101により干渉を受けるか否かを判定する(ステップS3)。
In FIG. 11, the
レンズユニット103の撮像画角が干渉を受けると判断した場合、電気制御回路221は、パン回転部111を180°回転させながら、チルト回転部121をケラレとなる角度α°の2倍の2α°回転させる(ステップS4)。即ち、電気制御回路221は、レンズユニット103が外向きの角度α°となるように制御する。この後、電気制御回路221は、レンズユニット103を被写体に対してズーム調整及びフォーカス調整を行う(ステップS5)。
If it is determined that the imaging angle of view of the
他方、レンズユニット103の撮像画角が干渉を受けないと判断した場合、電気制御回路221は、上記所定コースによる動作を維持しながら、レンズユニット103による撮像動作を継続させる(ステップS6)。
On the other hand, when it is determined that the imaging angle of view of the
上記制御により、雲台システム100における通常の使用方法よりも少ない空間で、レンズユニット103による全方位空間の撮像を実現することができる。
With the above control, it is possible to realize imaging in an omnidirectional space by the
次に、上記ベースユニット101の固定ベース部102の構造について更に説明する。固定ベース部102の側面部には、バッテリ用蓋が配設されている。バッテリ用蓋は、固定ベース部102内に配設されているメインバッテリ259を交換するために開閉が可能となっている。
Next, the structure of the fixed
また、固定ベース部102の側面部には、外部センサを接続するためのセンサコネクタが配設されている。外部センサとしては、例えば、音センサ(音の発生を検出した時にレンズユニット103のシャッタを作動させるのに用いる)、人センサ(人が近づいて来た方向へレンズユニット103を向けるのに用いる)等が挙げられる。
A sensor connector for connecting an external sensor is disposed on the side surface of the fixed
また、固定ベース部102の側面部には、シリアル通信コネクタ、USB(Universal Serial Bus)コネクタ、ラインアウト端子、DCプラグが配設されている。DCプラグは、DCアダプタからの直流電源の供給を受けるためのものである。
Further, a serial communication connector, a USB (Universal Serial Bus) connector, a line-out terminal, and a DC plug are disposed on the side surface portion of the fixed
上記のように、雲台システム100において、ケーブルを介して接続されるコネクタ類は固定ベース部102に設けられているので、コネクタ類にケーブルを接続する場合、パン回転部111の回転動作を妨害することはない。
As described above, in the
また、固定ベース部112の底面部には、主電源スイッチが配設されている。主電源スイッチは、固定ベース部102内に配設されているメインバッテリ259から雲台システム各部への電源供給をON/OFFするためのスイッチである。
A main power switch is disposed on the bottom surface of the fixed
また、固定ベース部112の底面部の中心には、三脚用ネジ穴が配設されている。パン回転中心軸部材(図12参照)は、固定ベース部112に固定されており、パン回転部111の回転に対して不動である。従って、固定ベース部112の三脚用ネジ穴に金具を取り付けることにより、金具を介して雲台システム100を所望の場所(壁・天井等)に設置することができる。
Further, a tripod screw hole is provided at the center of the bottom surface of the fixed
図12(a)は、ベースユニット101のパン回転部111の内部構造を示す図であり、図12(b)は、パン回転部111の内部構造を示す断面図である。図13は、ベースユニット101の固定ベース部112の内部構造を示す図である。
12A is a diagram illustrating an internal structure of the
図12及び図13において、パン回転部111は、パン回転板301、ベアリング303、突起部305、306、三角穴321、322、センサ323、ギア324、ガイドローラ330を備えている。固定ベース部112は、パン回転中心軸部材302、パンモータ312(図6のパンモータ255に相当)、ギア列313を備えている。
12 and 13, the
パン回転板301は、ギア324と結合されており、ギア324には、パンモータ312の回転駆動力がギア列313を介して伝達される。これにより、パン回転板301は、ギア324と共にパン回転中心軸部材302を中心として回転する。図12(a)及び図12(b)に示すように、ヒンジユニット104は、パン回転板301の外縁部に固定されており、回転板301の回転動作と共に回転する。固定ベース部112は、パン回転板301の回転動作に対して不動である。なお、パンモータ312は、特定の種類に限定されるものではなく、超音波モータ、パルスモータ、ステッピングモータ等、適宜用途に応じて使用可能である。
The
パンモータ312の出力軸には、ギア列313が噛み合っており、ギア列313の回転は、ギア列313及びタイミングベルトを介してパン回転板301に固定されたギア324へ伝達され、パン回転板301を回転させる。ベアリング303は、ギア324をパン回転中心軸部材302に対してパン方向に滑らかに回転させる。
A
突起部305及び306は、パン回転部111の回転を物理的に制限するストッパ機構を構成している。即ち、ギア324から突出する状態に設けられた突起部305が、固定ベース部112に固定された突起部306に突き当たることで、パン回転部111の回転動作の許容角度が制限される。
The
また、回転板301には、センサ323、三角穴321、322が配設されている。センサ323は、パン回転部111の回転リミット検出センサとして機能する。三角穴321、322により、センサ323で検出される光量がパン方向の回転範囲の端点に向かって徐々に増加することになる。よって、センサ323で光量を検出してパンモータ312の回転制御に利用することにより、パン回転部111の回転動作の終了直前に適切な減速動作を行うことができる。
The
なお、上記突出部305及び306によるストッパ機構が機能する直前に、センサ323の検出信号に基づきパンモータ312の回転を停止するように制御し、パン回転部111の急な停止動作を避け、雲台システム100に不要な振動を生じさせないことが望ましい。
Note that the
また、回転板301には、ガイドローラ330が配設されている。ガイドローラ330は、ベースユニット101とヘッドユニット102との間に配設された複数のFPC225を整列し、進行方向へ誘導させる機能を有する。
A
図14(a)は、起立検出センサ350のON状態を示す図、図14(b)は、起立検出センサ350のOFF状態を示す図である。
FIG. 14A is a diagram illustrating an ON state of the standing
図14において、ヒンジユニット104には、ヘッドユニット102を起こした状態か(図4)、倒した状態か(図2)を検出する起立検出センサ350が配設されている。起立検出センサ350は、図14(a)に示すようにヘッドユニット102を起こした状態でONし、図14(b)に示すようにヘッドユニット102を倒した状態でOFFする。なお、起立検出センサ350は、図示のような機械的なセンサに限定されるものではなく、電気的なセンサなど種々の変形が可能である。
In FIG. 14, the
次に、雲台システム100の動作の概略について図15のフローチャートを参照しながら説明する。
Next, an outline of the operation of the
図15は、雲台システム100の動作の概略を示すフローチャートである。
FIG. 15 is a flowchart showing an outline of the operation of the
図15において、雲台システム100のベースユニット101の固定ベース部112に配設された主電源スイッチがONされると、ベースユニット101の電気制御回路251は、雲台システム100をスタンバイ状態で立ち上げる(ステップS11)。スタンバイ状態は、電力消費が最小限となるように電力供給を制限する状態である。スタンバイ状態で、固定ベース部112の上面に配設された電源スイッチ113がONされると(ステップS12でYES)、電気制御回路251は、雲台システム100を通常動作状態(ユーザの操作指示入力を待機する状態)とする。
In FIG. 15, when the main power switch disposed on the fixed
本実施の形態では、上記のスタンバイ状態と通常動作状態の2つの状態を実現するために、メイン制御基板にベースユニット側の電気制御回路251を実装し、サブ制御基板にヘッドユニット側の電気制御回路221を実装するという、分割構成をとっている。ここで、スタンバイ状態ではサブ制御基板のみに電源を供給し、通常動作状態ではサブ制御基板とメイン制御基板に電源を供給するように構成してもよい。なお、本実施の形態の場合、スタンバイ状態では回転部111の回転が禁止されるのみで、撮影等の操作は可能である。
In the present embodiment, in order to realize the two states, the standby state and the normal operation state, the base unit side electric control circuit 251 is mounted on the main control board, and the head unit side electric control is provided on the sub control board. A divided configuration in which the
通常動作状態では、ステップS14〜S19の処理が繰り返される。まず、起立検出センサ350がONの状態(ヘッドユニット102を起こした状態)で(ステップS14でYES)、ユーザの操作入力を受けた場合は(ステップS15でYES)、ステップS16へ進む。即ち、電気制御回路251は、操作入力に従って雲台システム100の動作処理を実行する(ステップS16)。
In the normal operation state, the processes in steps S14 to S19 are repeated. First, when the standing-up
一方、起立検出センサ350がOFFの状態(ヘッドユニット102を倒した状態)で(ステップS14でNO)、ユーザの操作入力を受けた場合は(ステップS17でYES)、ステップS18へ進む。即ち、電気制御回路251は、パン回転部111の回転動作以外の操作に対応する動作処理を行う(ステップS18)。例えば、電気制御回路251は、ヘッドユニット本体部105に装備されているシャッタボタン126の操作に基づく撮影制御等を行う。
On the other hand, when the standing-up
ユーザの操作入力が無い場合は(ステップS15でNOもしくはステップS17でNO)、ステップS19へ進む。電気制御回路251は、電源スイッチ113による電源のOFF操作がなされたか否かを判定する(ステップS19)。電源スイッチ113による電源のOFF操作がなされていない場合は、ステップS13へ戻り、電気制御回路251は、上記処理を繰り返す。電源スイッチ113による電源のOFF操作がなされた場合は、ステップS11へ戻り、電気制御回路251は、雲台システム100をスタンバイ状態とする。
If there is no user operation input (NO in step S15 or NO in step S17), the process proceeds to step S19. The electric control circuit 251 determines whether or not a power OFF operation has been performed by the power switch 113 (step S19). If the
本実施の形態では、雲台システム100を例えば壁や天井等に設置するだけで、監視カメラとして利用することが可能である。雲台システム100を無線通信モジュールや固定ベース部112のシリアル通信コネクタ等を介して、通信ネットワークへ接続すれば、レンズユニット103で撮影した画像を電子信号として外部機器に送信することができる。外部機器としては、情報機器、通信機器、携帯情報端末等がある。また、外部機器から、雲台システム100のパン/チルト回転動作や撮影動作等をリモコン受信部243を介して遠隔操作することも可能である。
In the present embodiment, the
また、本実施の形態では、雲台システム100のベースユニット101とヘッドユニット102とを、ヒンジユニット104を介して図2に示すように平坦状に展開することができるので、ケースに収納しやすい形状となり、持ち運びが容易である。
In the present embodiment, the
また、本実施の形態では、図2に示す状態(ヘッドユニット102を倒した状態)或いは図4に示す状態(ヘッドユニット102を起こした状態)の何れにおいても、シャッタボタン126の押下によるレンズユニット103による撮影が可能である。撮影した画像をヘッドユニット本体部105の電気制御回路221の内蔵メモリや外付けのメモリカード等に格納することで、雲台システム100をデジタルカメラとしても利用することが可能である。
In the present embodiment, the lens unit by pressing the
また、本実施の形態では、雲台システム100と上記外部機器との間がデータ通信状態の時は、ヘッドユニット本体部105のマイク/スピーカ242を用いることで、雲台システム100を電話機として利用することも可能である。
In this embodiment, when the
また、本実施の形態では、起立検出センサ350の検出結果を基に、ヘッドユニット102の起立状態(図4)ではパン回転部111の回転動作を許可し、ヘッドユニット102の非起立状態(倒した状態)(図2)ではパン回転部111の回転動作を阻止する。
Further, in the present embodiment, based on the detection result of the standing
しかし、パン回転部111の回転動作を阻止する時でも、雲台システム100の電源を入れ、各種設定等を行ったり、撮影を行ったりすることは可能に構成しておくことが望ましい。本実施の形態では、起立検出センサ350の検出結果を基にパン回転部111の回転動作の許可/阻止を制御するので、図2の状態で誤ってパン回転部111を回転する指示を与えても、回転部111は回転しない。
However, it is desirable that the
それでも、起立検出センサ350が誤検知した場合には、図2の状態でパン回転部111を回転するべく、上記図12に示したパンモータ312、ギア列313等を備えた回転機構が駆動してしまう。そこで、本実施の形態では、パンモータ312の回転力の伝達経路にトルクリミッタ(不図示)を配設している。これにより、起立検出センサ350の誤検知により、パン回転部111が物理的に回転できない状態でパンモータ312が駆動したとしても、パンモータ312の過負荷やギア列313の欠損を防止できる。また、上記トルクリミッタは手動である限界以上の回転力を加えた時にも回転動作する。
If the standing
以上説明したように、本実施の形態の雲台システムによれば、レンズユニット103を連結したヘッドユニット102を、ベースユニット101に対してヒンジユニット104を介して回動可能となるように構成している。これにより、ベースユニット101とヘッドユニット102を平坦状に並べた状態(図2)と、ベースユニット101に対してヘッドユニット102を起こした状態(図4)とを実現することがことができる。
As described above, according to the pan head system of the present embodiment, the
ベースユニット101とヘッドユニット102を平坦状に並べた状態では、雲台システム100を手軽にケースに収納して持ち運ぶことができ、携帯性に優れたものとなる。また、ベースユニット101とヘッドユニット102を平坦状に並べた状態でレンズユニット103を回転させることも可能であり、ヘッドユニット本体部105のシャッタボタン126の操作により撮影が可能な、所謂デジタルカメラの如く扱うことも可能となる。
In a state where the
また、チルト回転部121の回転機構及びパン回転部111の回転機構により、レンズユニット103をパン/チルト方向へそれぞれ略360°回転させることができる。これにより、レンズユニット103を固定ベース112の下方を含む任意の方向へ向けることができ、広範囲な撮像空間を得ることができる。
Further, the
また、ベースユニット101において、固定ベース部112の一部がパン回転部111のパン回転中心軸部材302を構成し、パン回転部111が回転してもパン回転中心軸部材302が回転しないように構成している。これにより、パン回転中心軸部材302に例えば三脚取り付け部を形成することが可能となり、パン回転部111を動作させても雲台システム100の重心のバランスが大きく崩れることがない。
Further, in the
また、パン回転部111の上面に電源スイッチ113を配設しているが、パン回転部111が回転してもパン回転中心軸部材302が回転しないので、電源スイッチ113の操作性がよい。なお、パン回転部111の上面に電源スイッチ113を配設する代わりに、パン/チルト方向の回転を指示できる指示ボタン(十字ボダン)を配設してもよい(図16参照)。或いは、パン回転部111の上面に、例えば上面と同じサイズの液晶タッチスクリーンを配設し、液晶タッチスクリーンに、レンズユニット103で撮影した映像の表示機能と雲台システム100の操作機能とを兼用させてもよい。
In addition, although the
また、ヘッドユニット102のヘッドユニット本体部105におけるシャッタボタン126の配設位置を、ヘッドユニット102を倒した状態でヘッドユニット本体部105の上面としているため、操作性が良好となる。
In addition, since the position of the
また、ヘッドユニット102がベースユニット101に対して起立状態にあるか否かを検出する起立検出センサ350を設け、該センサ350によりヘッドユニット102の起立状態を検出している場合はパン回転部111の回転動作を許可する。即ち、ヘッドユニット102を倒した状態ではパン回転部111の回転動作が阻止されるため、ヘッドユニット102と雲台システム周囲の物との干渉を防止することができる。
Further, a standing
また、レンズユニット103が外向きの状態を維持しながらパン/チルト方向に回転する際に、レンズユニット103の撮像範囲がベースユニット101に干渉されることを防止することができる。更に、ベースユニット101を中心に、雲台システム設置空間内の任意の方向へレンズユニット103を向けた、全方位空間撮影を行うことができる。
Further, it is possible to prevent the imaging range of the
上記の効果をまとめると、撮像範囲の死角を極力無くし、レンズユニット103を任意の方向へパン/チルト回転することができ、且つ手軽に収納や持ち運びが可能な雲台システムを提供することが可能となる。
To summarize the above effects, it is possible to provide a pan head system that can eliminate the blind spot in the imaging range as much as possible, can rotate the pan / tilt of the
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、ヘッドユニット102のヘッドユニット本体部105にレンズユニット103を装着した場合を例に挙げたが、本発明は、これに限定されるものではない。図17に示すように、ヘッドユニット本体部105にレンズユニット103以外の装置400を装着可能としてもよい。装置400としては、赤外線照射装置、音声入力装置(ステレオマイク)等を挙げることができる。
[Other embodiments]
In the above embodiment, the case where the
例えば、ヘッドユニット本体部105に赤外線照射装置を装着した場合は、例えば雲台システム設置場所のドアの開閉や不審者の出入り等を検出するセンサの検出結果に基づき、赤外線の照射をON/OFF制御することで、防犯装置として利用することができる。また、ヘッドユニット本体部105にステレオマイクを装着し、音が発生している方向へ常にステレオマイクを向けるように制御することもできる。
For example, when an infrared irradiation device is attached to the head unit
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによりも達成される。 In addition, an object of the present invention is to supply a storage medium storing software program codes for realizing the functions of the embodiments to a system or apparatus, and a computer (or CPU, MPU, etc.) of the system or apparatus as a storage medium. This can also be achieved by reading and executing the stored program code.
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード及び該プログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。 In this case, the program code itself read from the storage medium realizes the functions of the above-described embodiment, and the program code and the storage medium storing the program code constitute the present invention.
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。または、プログラムコードをネットワークを介してダウンロードしてもよい。 Examples of the storage medium for supplying the program code include a floppy (registered trademark) disk, a hard disk, a magneto-optical disk, a CD-ROM, a CD-R, a CD-RW, a DVD-ROM, a DVD-RAM, and a DVD. -RW, DVD + RW, magnetic tape, nonvolatile memory card, ROM, etc. can be used. Alternatively, the program code may be downloaded via a network.
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理により上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。 Further, by executing the program code read by the computer, not only the functions of the above-described embodiments are realized, but also an OS (operating system) running on the computer based on the instruction of the program code. A case where part or all of the actual processing is performed and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing is also included.
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理により上述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。 Further, after the program code read from the storage medium is written in a memory provided in a function expansion board inserted into the computer or a function expansion unit connected to the computer, the function expansion is performed based on the instruction of the program code. This includes the case where the CPU or the like provided in the board or the function expansion unit performs part or all of the actual processing, and the functions of the above-described embodiments are realized by the processing.
100 雲台システム
101 ベースユニット
102 ヘッドユニット
103 レンズユニット(回転対象装置)
104 ヒンジユニット(連結ユニット)
105 ヘッドユニット本体部
111 パン回転部(第2の回転機構)
112 固定ベース部(支持機構)
121 チルト回転部(第1の回転機構、連結部材)
122 チルトモータ(駆動手段)
124 ギア列(伝達部材)
232 CCD(撮像手段)
301 パン回転板(回転部材)
302 パン回転中心軸部材(回転中心軸部材)
312 パンモータ(駆動手段)
313 ギア列(伝達部材)
350 起立検出センサ(検出手段)
100
104 Hinge unit (connection unit)
105 Head unit
112 Fixed base (support mechanism)
121 Tilt rotation unit (first rotation mechanism, connecting member)
122 Tilt motor (drive means)
124 Gear train (transmission member)
232 CCD (imaging means)
301 Pan rotating plate (rotating member)
302 Pan rotation center shaft member (Rotation center shaft member)
312 Pan motor (drive means)
313 Gear train (transmission member)
350 Standing detection sensor (detection means)
Claims (12)
前記ヘッドユニットを外縁部に沿って回転させる第2の回転機構と、前記第2の回転機構を回転可能に支持する支持機構とを有するベースユニットと、
前記ヘッドユニットを前記第2の回転機構の外縁部に対して回動可能に連結する連結ユニットとを備え、
前記連結ユニットを介して、前記ヘッドユニットと前記ベースユニットとを平坦状に並べた状態と、前記ヘッドユニットを前記ベースユニットに対して起立させた状態とに設定可能としたことを特徴とする雲台システム。 A head unit having a first rotating mechanism and rotatably supporting the rotation target device by the first rotating mechanism;
A base unit having a second rotation mechanism for rotating the head unit along an outer edge, and a support mechanism for rotatably supporting the second rotation mechanism;
A connection unit that rotatably connects the head unit to an outer edge of the second rotation mechanism;
The cloud can be set to a state in which the head unit and the base unit are arranged in a flat state and a state in which the head unit is raised with respect to the base unit via the connection unit. Stand system.
前記レンズユニットの撮像方向をパン方向回転中心に向けチルト方向回転して撮像を行う際に、前記ベースユニットが撮像範囲に入る画角干渉が生じた場合、前記第2の回転機構により前記レンズユニットを略180度回転するモジュールと、
前記第1の回転機構により前記レンズユニットを前記画角干渉が生じたチルト角度と同じ角度となるように前記パン方向回転中心の外側へ向けて回転するモジュールとを備えることを特徴とするプログラム。 A head unit that supports the lens unit so as to be rotatable in the tilt direction by a first rotation mechanism, a second rotation mechanism that rotates the head unit in the pan direction, and a support mechanism that rotatably supports the second rotation mechanism A program for causing a computer to execute a control method for a pan head system comprising: a base unit having a connecting unit; and a connecting unit that rotatably connects the head unit to the second rotating mechanism,
When imaging is performed by rotating the imaging direction of the lens unit toward the rotation center in the pan direction and tilting in the tilt direction, if the angle of view interference that causes the base unit to enter the imaging range occurs, the lens unit is moved by the second rotation mechanism. A module that rotates approximately 180 degrees,
A program comprising: a module for rotating the lens unit toward the outside of the rotation center in the pan direction so that the lens unit has the same angle as the tilt angle at which the field angle interference has occurred by the first rotation mechanism.
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