JP2006330446A - 情報表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の表示データの文字や図形を表示部に同時に表示することによって、表示効果を高めるようにした情報表示装置を提供する。
【解決手段】
情報表示装置の表示部16に、表示データ(D1)が左スクロールしながら表示されると同時に、表示データ(D3)が右スクロールしながら表示される。表示データ(D1)、(D3)が重なる場合、優先度の高い表示データ(D1)の下側に優先度の低い表示データ(D3)が表示される。この表示データ(D1)の文字以外の部分が透過部になっており、優先度の低い表示データ(D3)の星の図形が透過部を透過して表示される。表示データ(D2)、(D4)も表示データ(D1)、(D3)と同様にして表示される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、多数のLEDなどの発光素子を個々に点灯または消灯させることによって文字や図形を表示して各種の情報を知らせる情報表示装置に関する。
この種の情報表示装置は、店頭や、店内、工場の生産ラインなどに設置され、各種の情報を文字や図形で表示して顧客や作業者に知らせる。この情報は、情報表示装置の表示部に静止状態で表示されたり、スクロールしながら表示されたりする。また、複数の情報を同時に表示できるように、複数の表示部(あるいは表示領域)を備えたものもある(例えば、特許文献1)。また、LEDなどを用いた情報表示装置に関するものではないが、下位階層の画像データ(例えば、テレビ放送の映像)と上位階層の画像データ(例えば、OSD(オンスクリーン表示)機能によって表示される文字や図形などの静止画像)とを同時に表示させる場合に、両画像データをそれぞれの透明度に応じた割合で合成し、合成した画像データをテレビ画面に表示することが提案されている(例えば、特許文献2)。
特開2005−017645号公報(段落0013〜0037、図5) 特開2004−326456号公報(要約、請求項1、段落0001〜0021、0178)
しかしながら、従来のものにおいては1つの情報が表示部に表示されるだけであり、顧客などの看者に与える表示情報の注目度や宣伝の訴求力といった表示効果が十分であるとはいえない。また、特許文献1に示されるように複数の表示部にそれぞれ異なる情報を表示するようにすれば、表示効果を高めることも可能であるが、複数の表示部が必要であるため、情報表示装置の大型化やコストアップが問題となる。
尚、特許文献2は、複数の画像データの合成方法については開示するが、記憶部に格納された表示データに基づいて情報を表示する情報表示装置への適用については何らの示唆を与えるものではない。また、上記の情報表示装置の表示効果が十分ではないという問題を解決するものでもない。さらに、上記の透明度処理によって合成された画像データによる表示は、元の画像データによる表示に比べて明瞭度が低下するため、情報を明瞭に表示して知らせるという情報表示装置の本来の目的に反することになる。さらに、画像データごとではなく画像データに含まれる画素データごとに独立の透明度を設定することも示唆されているが、このようにすると透明度を表すデータのサイズが大きくなるという問題も生じる。
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、複数の表示データの文字や図形を表示部に同時に表示することによって、表示効果を高めるようにした情報表示装置を提供することにある。
本発明では、表示データの文字や図形を表示部に表示して情報を知らせる情報表示装置において、複数の表示データと各表示データの表示方法を規定する表示制御データとを記憶する記憶部と、記憶部に記憶された表示制御データに基づいて、記憶部に記憶された表示データの文字や図形を表示部に表示させる制御部と、を備える。そして、制御部は、表示制御データに基づいて、複数の表示データの文字や図形が表示データごとに個別に動くように複数の表示データの文字や図形を表示部に同時に表示させ、複数の表示データの文字や図形を重ね合わせて表示部に表示させるときは、下位階層の文字や図形の少なくとも一部がそのまま表示部に表示されるように制御する。
ここで、上記の文字や図形の動きは、表示データのスクロールや拡大あるいは縮小などを行なうことにより実現される。
このようにすることで、複数の表示データの文字や図形が表示データごとに個別に動くように表示部に同時に(一緒に)表示される。この複数の表示データの文字や図形の個別の動きによって表現力の高い目立つ表示が行なわれ、情報表示装置による表示効果(看者に与える注目度や宣伝の訴求力など)を高めることができる。しかも、従来のように複数の表示部を設ける必要がないので、情報表示装置の大型化やコストアップを防止することもできる。また、ある表示データの文字や図形を看者に情報を知らせるものとすることで、情報表示装置の本来の機能が果たされる。また、ある表示データの文字や図形を店の名称やシンボルマークなどとすることで、店の宣伝効果を高めることもできる。さらに、複数の表示データの文字や図形が表示部で動いて重なり合うようになったときでも、下位階層の文字や図形の少なくとも一部がそのまま、すなわち上位階層の文字や図形との合成処理などが行われずに表示部に表示されるので、下位階層の文字や図形が明瞭に表示され、この表示による表示効果も得られる。さらに、複数の表示データのそれぞれが別々のデータであるので、複数の表示データが一体化されたデータを表示させる場合に比べて、パーソナルコンピュータなどによる表示データの作成が容易であるとともに、表示データのデータサイズが小さくなる。例えば、左スクロールさせる第1の表示データと右スクロールさせる第2の表示データとが一体化された表示データであって、1ドットだけスクロールされるたびに変化する表示データは、作成するのに手間がかかり、データサイズも極めて大きくなる。また、作成した複数の表示データのうちで、表示部に同時に表示させる表示データの組み合わせを変えることも可能であるので、作成した表示データの有効利用を図ることができ、組み合わせの変更によって上記の文字や図形の動きを色々なパターンで表示部に表示させることもできる。上記の表示データの組み合わせの変更は、例えば実施形態に示す表示制御データテーブルの設定を変更することにより行なわれる。
本発明の実施形態においては、各表示データは優先度の高低の情報と透過部・非透過部の情報とを有し、制御部は、上記の2つの情報に基づいて、複数の表示データの非透過部が重なる部分については、優先度の高い表示データの非透過部を表示部に表示させ、優先度の高い表示データの透過部と優先度の低い表示データの非透過部とが重なる部分については、優先度の低い表示データの非透過部を表示部に表示させる。このようにすることで、上記の「複数の表示データの文字や図形を重ね合わせて表示部に表示させるときの、下位階層の文字や図形の少なくとも一部がそのまま表示部に表示されるようにする制御」を容易に行うことができる。また、優先度の高い表示データの文字や図形の下側に、優先度の低い表示データの文字や図形が動くように表示される。さらに、表示データの優先度の高低を変えるだけで、複数の表示データの表示の上下の位置関係を簡単に変更することができる。例えば、情報の伝達力を高めたい場合には、情報を知らせることを主目的とする表示データ(例えば、「特別割引期間です」という文字列の表示データ)に高い優先度を与えるようにし、情報表示装置による表示効果を高めたい場合には、表示効果を高めることを主目的とする表示データ(例えば、店のシンボルマークや目立つ図形の表示データ)に高い優先度を与えるようにする。
また、本発明の実施形態においては、表示部は多数の発光素子から構成され、透過部である旨の情報は発光素子を点灯させないことを示す。このようにすることで、例えば、1ドット分の発光素子がR,G,B3色のLEDから構成され、しかも各ドットの表示用のデータがR,G,B各色1ビットで表される場合に、表示データの透過部のデータを(0,0,0)で表すことができるので、表示用のデータとは別に透過部・非透過部を識別するデータを持つ必要がなく、上記の表示データの構造が簡潔になる。これにより、表示データの表示制御が容易になるとともに、表示データのデータサイズの増大が防止される。
本発明によれば、複数の表示データの文字や図形が表示データごとに個別に動くように表示部に同時に表示されて表現力の高い目立つ表示が行なわれるので、情報表示装置による表示効果を高めることができる。
図1は本発明に係る情報表示装置の構成を示し、図2はデータメモリの内容、すなわち表示制御データおよび表示データを示す。この表示データ、表示制御データおよび一部のプログラムは、パーソナルコンピュータ2で作成され、通信線4またはメモリカード3を介して情報表示装置1のデータメモリ12およびプログラムメモリ13にそれぞれインストールされる。
表示部16はドットマトリックス状に配列された多数のLEDを備えており、各ドット位置のLEDを点灯・消灯させることにより表示データの文字や図形が表示される。上記のドット配列は、例えば横方向に256ドット、縦方向に32ドットである。各ドット位置にはR,G,B3色のLEDが配されており、少なくとも8色のカラー表示が可能である。カラー表示しない場合には、例えば赤色のLEDだけが配される。また、LEDに代わりに小型ランプなどの発光素子を使用してもよい。以下では、ドット配列が256ドット×32ドットであり、8色のカラー表示が行われるものとして説明する。したがって、各ドットのデータはR,G,B各色1ビットで表され、ドットデータが(1,0,0)であれば当該ドットは赤色で表示され、(1,1,1)であれば当該ドットは白色で表示され、(0,0,0)であれば当該ドットは消灯状態となる。
CPU11はプログラムメモリ13に格納されたプログラムを実行し、この実行によってデータメモリ12に格納された表示データがグラフィックコントローラ15の制御下で表示部16に表示される。CPU11とグラフィックコントローラ15とが本発明の制御部に相当する。また、CPU11は、タイマー回路を内蔵しており、タイマー回路を利用して表示時間の管理を行う。上記のプログラムには、ハードウエアを制御するための基本プログラムと、表示データの編集などを行なう応用プログラムとがある。応用プログラムは、基本プログラムによって入力I/F18を介してプログラムメモリ13にインストールされる。プログラムメモリ13は、フラッシュメモリ(または、フラッシュメモリおよびROM)で構成され、文字コードで表された表示データをドットパターンに展開するときに使用されるキャラクタージェネレータも格納している。
データメモリ12は、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリで構成され、図2に示す表示制御データテーブル30および表示データテーブル31を格納する。このデータメモリ12が本発明の記憶部に相当する。ワークメモリ14は、RAMで構成され、CPU11の演算作業領域や、制御データ(例えば、後述するスクロールカウンタ)の記憶領域、表示データが展開されたドットパターンの記憶領域などとして使用される。グラフィックメモリ17は、RAMで構成され、表示部16に表示される表示データのドットデータ(上述のR,G,B各色1ビットで表されるデータ)を格納する。
グラフィックコントローラ15は、グラフィックメモリ17中のドットデータに基づいて、表示部16の各ドット位置のR,G,B3色のLEDを個々に点灯または消灯させて表示データを表示部16に表示させる。入力I/F18は、パーソナルコンピュータ2との通信インタフェイスとメモリカードリーダとを備え、パーソナルコンピュータ2で作成された図2に示すテーブル30、31や上記の応用プログラムを通信線4またはメモリカード3から読み込む。読み込まれたテーブル30、31はデータメモリ12に書き込まれ、応用プログラムはプログラムメモリ13に書き込まれる。本実施形態では、表示データや表示方法を容易に変更できるようにテーブル30、31や応用プログラムを書き込み可能としているが、それらが予め書き込まれたデータメモリ12とプログラムメモリ13とを情報表示装置1に実装するようにしてもよい。
図2は、表示制御データテーブル30と表示データテーブル31とを示す。表示制御データテーブル30はステップ番号ごとの表示制御データから構成される。情報表示装置1の電源が投入されると、CPU11は、ステップ番号(1)の表示制御データに基づいて表示処理を実行し、待機時間で規定された時間だけ表示内容を一定に保った後、次ステップ番号で指定されるステップ番号(2)の表示制御データに基づいて表示処理を実行する。ここで、「待機時間」とは、表示方法で指定された動作(例えば左スクロール)の終了後、次ステップの動作が開始されるまでの時間をいう。例えば、「いらっしゃいませ」の各文字が左スクロールにより順次表示され、スクロールが終了して全ての文字が表示された時点から5秒間「いらっしゃいませ」の表示状態が保持され、5秒経過すると次ステップの表示へ移る場合は、上記5秒が待機時間となる。また、「次ステップ番号」とは、あるステップでの表示処理が完了した後、引き続いて行われる表示処理のステップ番号をいう。なお、ステップ番号を1,2,3,…と順次進めて表示処理を行い、最後にステップ番号1に戻るようにすれば、ステップ番号の取得は不要である。
図2の表示処理では、第1表示データと第2表示データとがそれぞれの表示方法で表示部16に同時に表示される。例えば、ステップ番号(1)では、第1表示データである表示データ(D1)が左にスクロールしながら表示され、第2表示データである表示データ(D3)が右にスクロールしながら表示される。この表示データ(D1)、(D3)は、表示制御データ中に番号で規定されており、その実体は表示データテーブル31に格納されている。
表示データテーブル31には、表示データの番号ごとに、表示データ、タイプ、文字色および背景部が設定されている。まず、表示データ(D1)を例にして、タイプ、文字色および背景部について説明する。表示データ(D1)は、タイプが文字コードであるので、ドットパターンに展開されてから表示部16に表示される。ここでは表示データが文字コードで表されているものとしているが、パーソナルコンピュータ2でドットパターンに展開した表示データを作成し、この表示データを表示データテーブル31に設定するようにしてもよい。
また、表示データ(D1)の文字色が赤色であるので、文字列「いらっしゃいませ」は赤色で表示される。背景部(文字以外の部分)が透過と設定されているが、透過とは、表示データ(D1)の画面を他の表示データの画面(下位階層の画面)の上に重ねたときに、他の表示データの画面の文字や図形が当該背景部を透過して表示されることを意味する。また、該当するドット位置のドットデータがLEDを点灯させないデータであることも意味する。したがって、表示データ(D1)の文字の部分のドットデータは(1,0,0)となり、背景部のドットデータは(0,0,0)となる。透過である背景部、すなわち透過部ではLEDが消灯状態となるので、透過部は一般的には黒く表示される。また、着色のある部分が非透過部であるといえる。
次に、表示データ(D3)を例にして、タイプ、文字色および背景部について説明する。表示データ(D3)は、タイプがドットパターンであり、各ドットデータがR,G,B各色1ビットで表されているので、文字色および背景部は意味を持たない。また、図2(b)に示す「(星の図形)」は表示データ(D3)の便宜上の呼び名であり、図2(c)に示すドットパターンのデータが表示データテーブル31に格納されている。図から分かるように、表示データ(D3)の星の図形は黄色であり、背景部は透過である。図2(c)には、他の表示データ(D1)、(D2)、(D4)のドットパターンも示されている。ここでは、表示データ(D1)〜(D4)のデータサイズを256ドット×32ドットとし、1文字のサイズを32ドット×32ドットとしている。
次に、図2(a)に示す優先度について説明する。例えば、ステップ番号(1)では、第1表示データの優先度が高いので、第1、第2表示データが重ね合わせて表示される場合、グラフィックメモリ17には第2表示データ(表示データ(D3))の上に第1表示データ(表示データ(D1))が上書きされる。但し、表示データ(D1)の非透過部のデータだけを上書きするようにしているので、表示データ(D1)の透過部の下側に位置する表示データ(D3)の星の図形が表示される。
図3は、表示制御データテーブル30のステップ番号(1)、(2)が実行されるときの表示部16の表示内容を示す。ステップ番号(1)では、まず、全てのLEDが消灯して表示部16が非表示状態になる(図3(a))。その後、第1表示データである表示データ(D1)の左スクロールと、第2表示データである表示データ(D3)の右スクロールとが並行して行なわれる(図3(b)、(c))。スクロールの終了後、その時点の表示内容が5秒の待機時間だけ保持される(図3(d))。
また、図3(c)〜(d)において、表示データ(D1)の優先度が高く、しかも背景部が透過であるので、表示データ(D1)の下側で表示データ(D3)がスクロールしているように見える。より具体的には、表示データ(D1)の非透過部である文字と、表示データ(D3)の非透過部である星の図形が重複する部分については、優先度の高い表示データ(D1)の文字が赤色で表示される。また、表示データ(D1)の背景部が透過であるので、表示データ(D1)の背景部と表示データ(D3)の星の図形が重複する部分については、星の図形が表示される。
待機時間の5秒が経過すると、次ステップ番号であるステップ番号(2)の表示処理に移る。ステップ番号(2)では、まず、全てのLEDが消灯して表示部16が非表示状態になる(図3(e))。その後、第1表示データである表示データ(D4)の右スクロールと、第2表示データである表示データ(D2)の左スクロールとが並行して行なわれる(図3(f)、(g))。スクロールの終了後、その時点の表示内容が5秒の待機時間だけ保持される(図3(h))。図3(f)〜(h)の斜線は表示データ(D4)の背景部が白色で表示されることを表す。ステップ番号(2)でも、図3(g)〜(h)において、表示データ(D2)の優先度が高く、しかも背景部が透過であるので、表示データ(D2)の下側で表示データ(D4)がスクロールしているように見える。上記のステップ番号(1)、(2)において、表示データ(D1)、(D2)は、看者に情報を知らせることを主目的として表示される。それに対し、表示データ(D3)、(D4)は、目立つ表示によって表示効果(看者に与える注目度や宣伝の訴求力など)を高めることを主目的として表示される。
図4は、表示制御データテーブル30のステップ番号(1)が実行されるときの、グラフィックメモリ17と表示データ(D1)、(D3)との関係を示す。図4(a)は、グラフィックメモリ17とドットパターンに展開された表示データ(D1)、(D3)とのサイズを示す。図において、41,42は、それぞれ表示データ(D1)の非透過部および透過部を模式的に表したものである。「L」は表示データ(D1)の左側の先端部を表し、「R」は表示データ(D3)の右側の先端部を表しており、これらによって図4(b)〜(d)でのグラフィックメモリ17と表示データ(D1)、(D3)との対応関係を明確にしている。
図4(b)〜(d)は、図3(b)〜(d)におけるグラフィックメモリ17と表示データ(D1)、(D3)との関係を示す。上述のように、表示データ(D1)の方が表示データ(D3)よりも優先度が高いので、グラフィックメモリ17には表示データ(D3)の上に表示データ(D1)の非透過部41が上書きされるが、透過部42は上書きしないようにしている(図4(c)、(d))。このようにすることで、表示データ(D1)の文字の下側に表示データ(D3)の星の図形の少なくとも一部が表示される(図3(c)、(d))。
図5、図6は情報表示装置1の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU11が表示制御データテーブル30と同様のテーブル(説明の都合上、このテーブルも表示制御データテーブル30と表す)の内容にしたがって表示を行うときの動作を示す。また、この表示制御データテーブル30には表示方法として左スクロールまたは右スクロールのいずれかが設定されているものとする。
情報表示装置1の電源が投入されると、CPU11がステップ番号(1)の表示制御データを表示制御データテーブル30から読み出す(S1)。次に、CPU11は、読み出した表示制御データに基づいて、第1表示データが文字コードで表されているかを判定し(S2)、文字コードで表されていれば(S2:YES)、第1表示データをドットパターンに展開する(S3)。このドットパターンは、表示データの文字色および背景部の透過・非透過に基づいて生成される。例えば、文字色が赤色であれば文字部のドットデータは(1,0,0)となり、背景部が白色であれば背景部のドットデータは(1,1,1)となり、背景部が透過であれば背景部のドットデータは(0,0,0)となる。
さらに、CPU11は、第2表示データが文字コードで表されていれば(S4:YES)、第2表示データをドットパターンに展開する(S5)。このドットパターンに展開された第1、第2表示データはワークメモリ14に保存される。次に、CPU11は、グラフィックメモリ17を初期化する(S6)。ここでは初期化によって表示部16の全てのLEDを消灯状態(表示部16を非表示状態)にする。グラフィックメモリ17が初期化された後、CPU11は第1、第2表示データを表示部16において右から左へ、あるいは左から右へスクロールさせるスクロール処理を行う(S7)。スクロール処理が終了すると、CPU11は、表示制御データで指定された待機時間だけ待機する(S8)。この待機によってスクロールの終了時点の表示状態が保持される。待機時間の終了後、CPU11は、表示制御データの次ステップ番号で指定された表示制御データを表示制御データテーブル30から読み出し(S9)、読み出した表示制御データに基づいて上述のステップS2〜S8を実行する。
なお、スクロールの終了時点は、表示部16に1つの画面のみが表示されている場合は、その画面の表示動作が終了した時点とし、複数の画面が同時に表示されている場合は、表示中の画面のうち表示動作終了が最も遅い画面の表示動作が終了した時点とする。あるいは、表示制御データテーブル30(図2)において表示終了の基準とする画面を設定し、その画面の表示動作が終了した時点をスクロール終了時点としてもよい。
次に、図6を参照してスクロール処理について説明する。まず、CPU11は、ワークメモリ14に領域が確保されたスクロールカウンタに0を設定する(S11)。スクロールカウンタはスクロールされたドット数を管理するための変数であり、1ドット分のスクロールが行なわれるたびにスクロールカウンタに1が加算される。次に、CPU11は、第1表示データの優先度が「高」であるか否かを判定し(S12)、第1表示データの優先度が「高」である場合は(S12:YES)、優先度の低い第2表示データの表示方法が左スクロールであるか否かを判定する(S13)。
第2表示データの表示方法が左スクロールである場合は(S13:YES)、CPU11は、現在よりも1ドットだけ多く左スクロールされるように、第2表示データをグラフィックメモリ17に書き込む(S14)。より具体的には、グラフィックメモリ17の右端を基準とした現在の書き込み位置よりも1ドットだけ左の位置から右方向に向けて、第2表示データの左端(図4(a)の「L」に相当する位置)を基準として現在の書き込みドット数よりも1ドットだけ多くのデータをグラフィックメモリ17に書き込む。上記の書き込み位置および書き込みドット数はスクロールカウンタの値などに基づいて決められる。上記の第2表示データは、表示制御データで指定された表示データであり、ドットパターンに展開されてワークメモリ14に保存されている表示データ、あるいは予めドットパターンの形でデータメモリ12に記憶されている表示データである。この点については、後述する第1表示データでも同様である。
第2表示データの表示方法が左スクロールではない(右スクロールである)場合は(S13:NO)、CPU11は、現在よりも1ドットだけ多く右スクロールされるように、第2表示データをグラフィックメモリ17に書き込む(S15、図4(b)参照)。より具体的には、グラフィックメモリ17の左端を基準とした現在の書き込み位置よりも1ドットだけ右の位置から左方向に向けて、第2表示データの右端(図4(a)の「R」に相当する位置)を基準として現在の書き込みドット数よりも1ドットだけ多くのデータをグラフィックメモリ17に書き込む。ここでは1ドットずつスクロールさせているが、2ドットずつあるいは3ドットずつスクロールさせるようにしてもよい。
上記のようにして第2表示データを1ドットだけ左または右にスクロールさせた後、CPU11は、優先度の高い第1表示データの表示方法が左スクロールであるか否かを判定する(S16)。第1表示データの表示方法が左スクロールである場合は(S16:YES)、CPU11は、現在よりも1ドットだけ多く左スクロールされるように、第1表示データの非透過部だけをグラフィックメモリ17に書き込む(S17)。第1表示データの表示方法が左スクロールではない(右スクロールである)場合は(S16:NO)、CPU11は、現在よりも1ドットだけ多く右スクロールされるように、第1表示データの非透過部だけをグラフィックメモリ17に書き込む(S18)。
一方、第1表示データの優先度が「高」ではない場合は(S12:NO)、CPU11は、優先度の低い第1表示データの表示方法が左スクロールであるか否かを判定する(S19)。第1表示データの表示方法が左スクロールである場合は(S19:YES)、CPU11は、現在よりも1ドットだけ多く左スクロールされるように、第1表示データをグラフィックメモリ17に書き込む(S20)。第1表示データの表示方法が左スクロールではない(右スクロールである)場合は(S19:NO)、CPU11は、現在よりも1ドットだけ多く右スクロールされるように、第1表示データをグラフィックメモリ17に書き込む(S21)。
上記のようにして第1表示データを1ドットだけ左または右にスクロールさせた後、CPU11は、優先度の高い第2表示データの表示方法が左スクロールであるか否かを判定する(S22)。第2表示データの表示方法が左スクロールである場合は(S22:YES)、CPU11は、現在よりも1ドットだけ多く左スクロールされるように、第2表示データの非透過部だけをグラフィックメモリ17に書き込む(S23)。第2表示データの表示方法が左スクロールではない(右スクロールである)場合は(S22:NO)、CPU11は、現在よりも1ドットだけ多く右スクロールされるように、第2表示データの非透過部だけをグラフィックメモリ17に書き込む(S24)。
上記のステップS17、S18、S23またはS24のいずれかが実行された後、CPU11は、スクロールしたドット数を管理するためにスクロールカウンタに1を加算し(S25)、加算後のスクロールカウンタの値とグラフィックメモリ17の横方向のドット数とを比較することにより、スクロール処理が終了したか否かを判定する(S26)。スクロール処理が終了していない場合は(S26:NO)、CPU11はスクロール処理が終了するまで上記のステップS12〜S26を繰り返す。図示は省略されているが、S26からS12に戻るときに所定の待ち時間を設定し、この待ち時間によって人間の視覚や表示効果が考慮されたスクロール速度を実現する。それに対し、スクロール処理が終了した場合は(S26:YES)、CPU11は処理ステップを呼び出し元に戻す。
上述のように、例えば第1の表示データ(D1)「いらっしゃいませ」が左スクロールしながら表示されているときに、第2の表示データ(D3)(星の図形)も右スクロールしながら同時に表示される。つまり、2つの表示データ(D1)、(D3)の文字や図形が表示データごとに個別に動くように表示部16に表示される。これにより、1つの表示データの文字や図形だけが動く場合に比べて、より目立つ表示が実現され、情報表示装置1による表示効果(看者に与える注目度や宣伝の訴求力など)を高めることができる。
以上述べた実施形態においては、第1、第2表示データの文字や図形の動きがスクロールによるものである場合について説明したが、文字や図形を動かす表示方法はスクロールに限定されるものではなく、他の表示方法、例えば拡大や縮小などであってもよい。尚、縦長の表示部を備えた情報表示装置では、表示データは上または下にスクロールされる。図7は、表示方法が拡大および縮小であるときの表示例を示す。(a)は第1表示データを示す。(b)は第2表示データを示す。この第1、第2表示データの顔の図形の部分が非透過部であり、背景部が透過部である。(c)〜(e)は、第1表示データが最初に拡大された後に徐々に縮小されていくとともに、第2表示データが最初に縮小された後に徐々に拡大されていくときの表示部16の表示内容、すなわちグラフィックメモリ17の内容を示す。また、(c)は、上述のグラフィックメモリ17の初期化(図5のS6)が行なわれたときのグラフィックメモリ17の内容をも示す。
図7(c)〜(e)において、拡大または縮小は表示データの中心を基準にして行われ、拡大または縮小された表示データの中心がグラフィックメモリ17の中心に一致するように、縮小された表示データの全体、および拡大された表示データのうちでグラフィックメモリ17に対応する部分がグラフィックメモリ17に書き込まれる。ここでは第1、第2表示データの顔の図形(非透過部)が重なり合わないので、第1、第2表示データの優先度は任意である。また、表示制御データテーブルには、第1、第2表示データの拡大率や縮小率なども設定される。
また、上記実施形態では、表示データが2つである場合について説明したが、表示データが3つ以上である場合でも本発明を実施することができる。例えば、優先度が「高」の第1表示データとして、上記の表示データ(D1)を左スクロールさせて表示させる。優先度が「中」の第2表示データとして、上記の表示データ(D4)を右スクロールさせて表示させる。但し、表示データ(D4)の背景部は透過であるとする。優先度が「低」の第3表示データとして、上記の表示データ(D3)を右スクロールさせて表示させる。この場合、図8に示すように、表示部16には表示データ(D1)、(D4)、(D3)が表示される。表示データ(D4)の顔の図形の下には、表示データ(D3)の星の図形が隠れている。
さらに、上記実施形態では、看者に情報を知らせることを主目的とする表示データ(例えば、表示データ(D1))と表示効果を高めることを主目的とする表示データ(例えば、表示データ(D3))とを同時に表示部16に表示するようにしたが、看者に情報を知らせることを主目的とする2つの表示データ、あるいは表示効果を高めることを主目的とする2つの表示データを同時に表示部16に表示するようにしてもよい。さらに、上記実施形態で示した表示データや表示方法は一例であって、実際に情報表示装置1が使用される場面では現場の状況に合った表示データや表示方法を採用することで、宣伝効果を高めることができる。
さらに、上記実施形態では、データメモリ12中の表示制御データテーブル30に基づいて表示データの切り替えが行われるようにしたが、パーソナルコンピュータ2からの信号によって表示データの切り替えを行うこともできる。また、データメモリ12には1つの表示制御データテーブル30しか記憶されていなかったが、複数の表示制御データテーブルを記憶しておき、図示しないスイッチの切り替えやパーソナルコンピュータ2からの信号によって1つの表示制御データテーブルを選択し、選択した表示制御データテーブルの表示制御データに基づいて表示を行うようにすることもできる。
本発明に係る情報表示装置の構成を示す図である。 表示制御データテーブル等を示す図である。 表示部の表示内容を示す図である。 グラフィックメモリと表示データとの関係を示す図である。 情報表示装置の動作を示すフローチャートである。 情報表示装置の動作を示すフローチャートである。 他の表示例を示す図である。 他の表示例を示す図である。
符号の説明
1 情報表示装置
11 CPU(制御部)
12 データメモリ(記憶部)
15 グラフィックコントローラ(制御部)
16 表示部
17 グラフィックメモリ
30 表示制御データテーブル
31 表示データテーブル
41 表示データの非透過部
42 表示データの透過部

Claims (3)

  1. 表示データの文字や図形を表示部に表示して情報を知らせる情報表示装置において、
    複数の表示データと各表示データの表示方法を規定する表示制御データとを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された表示制御データに基づいて、前記記憶部に記憶された表示データの文字や図形を前記表示部に表示させる制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記表示制御データに基づいて、前記複数の表示データの文字や図形が表示データごとに個別に動くように複数の表示データの文字や図形を前記表示部に同時に表示させ、前記複数の表示データの文字や図形を重ね合わせて前記表示部に表示させるときは、下位階層の文字や図形の少なくとも一部がそのまま前記表示部に表示されるように制御することを特徴とする情報表示装置。
  2. 請求項1に記載の情報表示装置において、
    前記各表示データは優先度の高低の情報と透過部・非透過部の情報とを有し、
    前記制御部は、前記2つの情報に基づいて、前記複数の表示データの非透過部が重なる部分については、優先度の高い表示データの非透過部を前記表示部に表示させ、優先度の高い表示データの透過部と優先度の低い表示データの非透過部とが重なる部分については、優先度の低い表示データの非透過部を前記表示部に表示させることを特徴とする情報表示装置。
  3. 請求項2に記載の情報表示装置において、
    前記表示部は多数の発光素子から構成され、前記透過部である旨の情報は前記発光素子を点灯させないことを示すことを特徴とする情報表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009020159A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Sharp Corp 文字列表示装置および文字列表示方法
JP2010096821A (ja) * 2008-10-14 2010-04-30 Yokogawa Electric Corp 波形出力装置及び波形出力方法

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