JP2006322200A - 敷物の表カバー接着装置 - Google Patents

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誠治 内藤
Hiroshi Nishihara
博 西原
Hiroshi Naito
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Abstract

【課題】敷物の表カバー接着装置において、表カバーが熱で変形することがなく、また、畳表の端部を床材の側面にも、床材の裏面にも良好に接着することができるようにする。
【解決手段】畳表100及び畳床101を受けプレート31,66上に載置し、これらを床押え用プレート38,75で押える。走行ユニット41,78を畳床101の側面に沿って移動させて、筋付けローラ43により畳表100に筋を付けると共に、ホットメルト用ガン44により液体状のホットメルトを畳床101の側面に塗布する。畳表100及び畳床101を下降させ、畳表100の端部を、畳床101と表押え用プレート33,68とで折り曲げて接着する。畳表100の端部を畳床101の裏面に曲げ込んで接着する場合には、ホットメルトを畳床101の裏面にも塗布し、表押え用プレート33,68により、畳表100の端部を畳床101の裏面から押えて接着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、板状をなす床材の表面及び側面を表カバーで覆う構成とされた敷物を製造する際に、表カバーの端部を、床材の側面を覆うように接着剤により床材に接着するための表カバー接着装置に関する。
敷物、例えば畳においては、板状をなす床材(畳床)の表面及び側面を表カバーとなる畳表で覆った構成となっている。この種の畳において、近年では、畳表の端部を、床材の側面を覆うようにして接着剤で接着するようにした構成のものがある。この種の畳を製造する際に、畳表の端部を床材に接着する場合、従来では接着剤としてパウダー状のホットメルトを用いるのが一般的であった。この場合の製造は、図13に示すようにして行なわれていた。
まず、図13の(a)に示すように、畳表1を下にした状態で、その畳表1の上に板状の床材2を配置する。このとき、畳表1の端部1aが、床材2の側面2aから側方へ張り出した状態としておく。そして、接着剤としてパウダー状のホットメルトを用い、このホットメルト3を、床材2の裏面2bの縁部に振り掛けるようにして配置する。この後、(b)に示すように、畳表1の端部1aを床材2の側面2aに沿うように折り曲げると共に、その先端部を床材2の裏面2b側に折り曲げて、ホットメルト3を上から覆うようにする。この状態で、折り曲げられた畳表1の端部1aの上から、アイロン等により加熱しながら押え付ける。これにより、ホットメルト3が熱により一旦溶けた後、固まることによって、畳表1の端部1aがホットメルト3により床材2に接着される。
しかしながら、上記した従来の製造方法では次のような問題点がある。まず、パウダー状のホットメルト3を接着剤として使用する場合、これをアイロン等で加熱して溶かす必要がある。このため、畳表1の材料として天然のい草の場合には殆ど問題はないが、合成樹脂製のものの場合には、加熱により畳表1が変形しやすいという問題がある。また、畳表1の端部1aを、床材2の裏面2bまで回り込ませずに、床材2の側面2aにおいて接着しようとする場合、パウダー状のホットメルト3を床材2の側面2aに付着させることができず、また、畳表1の端部1aの上面にパウダー状のホットメルト3を振り掛けても、畳表1の端部1aを床材2の側面2a側に折り曲げた際に、そのホットメルト3が床材2側に移動して、畳表1の折り目部分(床材2の下端部の近傍)に集まってしまい、この結果、畳表1の端部1aを床材2の側面2aに接着させることができないという問題点があった。
本発明は、上記した問題点を解決するためになされたもので、表カバーの端部を床材に接着する際に、表カバーが熱で変形することがなく、また、畳表の端部を床材の側面にも、床材の裏面にも良好に接着することができる敷物の表カバー接着装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明による敷物の表カバー接着装置は、板状をなす床材の表面及び側面を表カバーにより覆う構成とされた敷物を製造する際に、前記表カバーの端部を、前記床材の側面を覆うように接着剤により前記床材に接着するためのものであって、前記表カバーを下側にし、かつその表カバーの端部を前記床材の側面から側方へ張り出させた状態で、前記表カバー及び床材を重ねた状態で載置する載置台と、流動性を有し、かつ加熱せずに固化する接着剤を、前記床材の側面、前記床材の裏面の縁部、前記床材から張り出した前記表カバーの端部の上面のうち少なくとも一箇所に塗布することが可能な接着剤塗布手段と、前記床材から張り出した前記表カバーの端部を前記床材側へ折り曲げると共に前記接着剤が塗布された部分に対応する部分を押え付けて、前記表カバーの端部を前記床材に接着させる押え手段とを備えたことを特徴とする。
上記した手段によれば、接着剤として流動性を有するものを使用しているので、その接着剤は、床材の側面にも裏面にも付着させることができ、また、接着剤を表カバーの端部の上面に付着させ、表カバーの端部を折り曲げても、その接着剤は、パウダー状のものとは違い、容易には移動しない。このため、表カバーの端部は、床材の裏面にも側面にも良好に接着させることができる。また、接着剤は、塗布した後は加熱せずに固化するので、接着のために表カバーを加熱する必要がない。このため、その表カバーが合成樹脂製であっても、接着の際に熱で変形することはない。
本発明によれば、表カバーの端部を床材に接着する際に、表カバーが熱で変形することがなく、また、畳表の端部を床材の側面にも裏面にも良好に接着することができる。
以下、本発明の一実施例について図1ないし図12を参照して説明する。
まず、全体の概略構成を示す図1〜図4において、本装置のベースフレーム11は、鋼材を組み合わせて左右方向に長い矩形の枠状に構成されている。このベースフレーム11の上部における前フレーム12及び後フレーム13の上面には、それぞれ左右方向に延びるレール14が設けられている。このベースフレーム11の上部には、図1において左側に固定側ユニット15が配設され、右側に可動側ユニット16が配設されている。
固定側ユニット15の固定側フレーム20は、正面から見て右側が開放したほぼコ字形をなしている。この固定側フレーム20の前後両側の下部には、2個ずつのコロ21が回転可能に設けられていて、これらコロ21が上記レール14上に転動可能に配置されている。なお、コロ21の幅は、レール14の幅より十分に大きく設定されている。また、固定側フレーム20は、後部側の下部に設けられた支点軸22を支点として前部側が水平方向へ回動可能な構成となっている。支点軸22は、ベースフレーム11に回動可能に支持されている。
ベースフレーム11において、固定側フレーム20の前部の下方に位置させて、位置調整手段を構成する送りねじ機構23が配設されている。この送りねじ機構23は、ベースフレーム11に左右方向に延びた状態で軸受24aを介して回転可能に設けられた送りねじ24と、この送りねじ24に螺合した送りねじナット25と、送りねじ24を歯車機構26を介して回転させる正逆回転が可能なモータ27と、送りねじナット25と固定側フレーム20とを連結した連結金具28とから構成されている。ここで、モータ27が一方向へ回転されると、歯車機構26を介して送りねじ24が一方向に回転され、送りねじナット25がその送りねじ24に沿って例えば左方向へ移動され、また、モータ27が逆方向へ回転されると、歯車機構26を介して送りねじ24が反対方向に回転され、送りねじナット25がその送りねじ24に沿って右方向へ移動されるようになり、これに伴い固定側フレーム20が、上記支点軸22を中心に水平方向に回動されるようになる。このとき、コロ21の幅はレール14より十分に大きく設定されているので、コロ21はレール14上を移動しても、レール14からは外れないようになっている。
固定側フレーム20の下部には2個のシリンダ30(図4参照)が上向きに設けられていると共に、これら2個のシリンダ30のロッド30aの上端部に、載置台を構成する受けプレート31が連結されていて、この受けプレート31が、2個のシリンダ30により上下方向へ移動されるようになっている。受けプレート31は、前後方向に長い矩形板状をなしている。固定側フレーム20において、受けプレート31の左側に位置させて、ブロック状の固定プレート32が固定状態に設けられ、この固定プレート32の上面に、押え手段を構成する表押え用プレート33が、プレートガイド34に沿って左右方向に移動可能に設けられている。表押え用プレート33は、2個のエアシリンダ35(図2参照)により左右方向へ移動されるようになっている。
この表押え用プレート33には、図8、図9にも示すように、冷却手段を構成するエア吹出し口36が設けられている。エア吹出し口36は、右横向きと下向きとがあり、表押え用プレート33の前後方向の複数箇所に配置されている。これらエア吹出し口36の接続口36aは表押え用プレート33の上面に配置されていて、この接続口36aには、図示しないエア供給源に接続された接続チューブが接続されるようになっている。エア供給源から供給された空気が、各エア吹出し口36から吹き出されるようになっている。
固定側フレーム20の上部には、上記受けプレート31の上方に位置させて、床押え用プレート38が設けられている。この床押え用プレート38は、固定側フレーム20に設けられた2個の下向きのエアシリンダ39により上下方向へ移動されるようになっている。また、固定側フレーム20の上部には、前後方向に延びる走行レール40が設けられていて、この走行レール40に、走行ユニット41がこの走行レール40に沿って移動可能に設けられている。走行ユニット41における走行ベース42には、筋付け手段を構成する筋付けローラ43と、接着剤塗布手段を構成するホットメルト用ガン44とが設けられている。筋付けローラ43は、走行ベース42に回動アーム45を介して支点45aを中心に回動可能に取り付けられている。回動アーム45の一端部には、エアシリンダ46のロッド46aの先端部が連結されていて、筋付けローラ43は、そのロッド46aの移動に伴い支点45aを中心に前後方向へ回動されるようになっている。ホットメルト用ガン44は、走行ベース42に支点47を中心に回動可能に取り付けられている。
また、固定側フレーム20の上部には、上記走行ユニット41を走行レール40に沿って移動させるための駆動機構50が設けられている。この駆動機構50は、図4に示すように、固定側フレーム20の上部の前部に設けられた、駆動源となる正逆回転が可能なモータ51と、このモータ51により回転駆動される駆動側スプロケット52と、固定側フレーム20の上部の後部に設けられた従動側スプロケット53と、これら両スプロケット52,53間に掛け渡されたチェーン54と、このチェーン54と走行ユニット41の走行ベース42との間を連結するように設けられた連結金具55とから構成されている。ここで、モータ51が一方向へ回転されると、チェーン54を介して走行ユニット41が前方側へ移動され、また、モータ51が逆方向へ回転されると、走行ユニット41が後方側へ移動されるようになっている。
次に、可動側ユニット16について説明する。この可動側ユニット16の可動側フレーム60は、正面から見て左側が開放したほぼコ字形をなしていて、上記固定側フレーム20と対向するように配置されている。この可動側フレーム60の前後両側の下部にも、固定側フレーム20と同様に、2個ずつのコロ21が回転可能に設けられていて、これらコロ21が上記レール14上に転動可能に配置されている。
ベースフレーム11において、可動側フレーム60の下方における前部と後部に位置させて、位置調整手段を構成する送りねじ機構61,62が配設されている(図2参照)。これら送りねじ機構61,62は、これらの送りねじ63,64が、上記した固定側フレーム20の送りねじ機構23における送りねじ24よりも長く設定されている以外は、その送りねじ機構23と同様であるので、詳細な説明は省略する。
ここで、前部側の送りねじ機構61のモータ27が回転されることに伴い送りねじ63が回転されると、送りねじナット25を介して可動側フレーム60の前部が左方向または右方向に移動され、また、後部側の送りねじ機構62のモータ27が回転されることに伴い送りねじ64が回転されると、送りねじナット25を介して可動側フレーム60の後部が左方向または右方向に移動されるようになっている。
可動側フレーム60の下部にも、固定側ユニット15と同様に、2個の上向きのシリンダ65と、このシリンダ65により上下方向へ移動される受けプレート(載置台)66が設けられ、また、受けプレート66の右側に位置させて、固定プレート67と、この固定プレート67の上面に、表押え用プレート(押え手段)68が、プレートガイド69に沿って左右方向に移動可能に設けられている。表押え用プレート68は、2個のエアシリンダ70により左右方向へ移動されるようになっている。表押え用プレート68にも、冷却手段を構成するエア吹出し口71が複数箇所に設けられている。このエア吹出し口71にも左横向きと下向きとがあり、接続口71aには図示しないエア供給源に接続された接続チューブが接続される。
可動側フレーム60の上部にも、上記受けプレート66の上方に位置させて、床押え用プレート75が設けられていて、この床押え用プレート75は、可動側フレーム60に設けられた2個の下向きのエアシリンダ76により上下方向へ移動されるようになっている。また、可動側フレーム60の上部には、前後方向に延びる走行レール77が設けられていて、この走行レール77に、走行ユニット78がこの走行レール77に沿って移動可能に設けられている。
この走行ユニット78は、固定側ユニット15の走行ユニット41と基本的に同様な構成となっているので、同一の機能の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。従って、この走行ユニット78にも、筋付けローラ43及びホットメルト用ガン44が設けられている。なお、走行ユニット78における筋付けローラ43及びホットメルト用ガン44は、前記走行ユニット41における筋付けローラ43及びホットメルト用ガン44に対して対称となるように配置されている。
そして、可動側フレーム60の上部にも、走行ユニット78を走行レール77に沿って移動させるための駆動機構80が設けられている。この駆動機構80も、固定側ユニット15における駆動機構50と基本的に同様な構成となっているので、同一の機能の部分には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
次に上記構成の作用を説明する。
敷物として使用される畳は、床材となる畳床が矩形の板状をなしていて、この畳床の表面及び側面を表カバーとなる畳表により覆う構成とされる。このような畳を製造する際に、畳表の端部を畳床の側面に接着する場合(側面接着)には、次のようにして行う。
まず、図1に二点鎖線で示すように、シート状をなす畳表100を下にし、かつその畳表100の端部を畳床101の側面から側方へ張り出させた状態(図8参照)で、これら畳表100及び畳床101を重ねて左右の受けプレート31,66の上面に掛け渡した状態で載置する。なお、左右の受けプレート31,66間の距離と、畳床101の長さ寸法とが対応しない場合は、可動側ユニット16の送りねじ機構61,62のモータ27を駆動させることにより、左右の受けプレート31,66間の距離を畳床101の長さ寸法に対応させる。
このとき、受けプレート31,66の上面は、表押え用プレート33の上面とほぼ面一となるように位置させておく。また、畳表100と畳床101は、これら相互の位置がずれないようにするため、畳表100と畳床101の下面とは予め接着(仮接着)しておく。さらにこの場合、これら畳表100と畳床101を受けプレート31,66上に置く際に、畳床101の左奥の角部101a(図2参照)を、固定側ユニット15の支点軸22に合わせるようにする。
そして、畳床101の左側の側面と、固定側ユニット15の表押え用プレート33の端面との位置を合わせる。このとき、畳床101の左側の側面に曲(くせ)がある場合には、その曲に合わせるように、送りねじ機構23のモータ27を駆動させて、固定側フレーム20の前部を支点軸22を中心に回動させる。また、畳床101の右側の側面と、可動側ユニット16の表押え用プレート33の端面との位置を合わせる。このときも、畳床101の右側の側面に曲がある場合には、その曲に合わせるように、送りねじ機構61,62を駆動させて、可動側フレーム60の向きを調整する。なお、図5には、畳床101の長さが短く、しかも、右側の側面に曲がある場合に、可動側ユニット16を、その曲に合わせるように位置を傾けた状態が示されている。
固定側ユニット15と可動側ユニット16の位置の調整が終わったら、固定側ユニット15のシリンダ39、及び可動側ユニット16のエアシリンダ76を作動させて床押え用プレート38,75を下降させ、受けプレート31,66と床押え用プレート38,75との間で畳表100及び畳床101を挟み込んで保持固定する。
次に、固定側ユニット15における駆動機構50を駆動させて走行ユニット41を前方へ移動させると共に、可動側ユニット16における駆動機構80を駆動させて走行ユニット78を前方へ移動させる。このとき、走行ユニット41における筋付けローラ43は、畳床101の左の側面に沿って移動しながら回転して畳表100に筋を付ける。また、走行ユニット78における筋付けローラ43は、畳床101の右の側面に沿って移動しながら回転して畳表100に筋を付ける。
走行ユニット41,78が前部の停止位置まで移動すると、駆動機構50,80による走行ユニット41,78の移動が一旦停止される(図6参照)。この状態で、走行ユニット41,78における各エアシリンダ46を動作させてロッド46aを突出させる。すると、図7に示すように、回動アーム45を介して筋付けローラ43が斜め後の退避位置へ回動される。この状態で、駆動機構50,80における各モータ51を先ほどとは逆回転させて、走行ユニット41,78を後方へ移動させる。このとき、ホットメルト用ガン44から、流動性を有し、かつ加熱せずに固化する接着剤として、液体状のホットメルトを吐出させ、このホットメルト102を畳床101の側面に塗布させる(図8参照)。走行ユニット41,78が後方へ移動する過程で、畳床101の左右の両側面の前部から後部にわたってホットメルト102が塗布される。なお、ホットメルト102は、畳表100の端部の裏面(図8において上面)に塗布するようにしても良い。ホットメルト102の塗布が終わったら、走行ユニット41,78は元の待機位置に戻される(図3及び図4参照)。
走行ユニット41,78が待機位置に戻された時点で、固定側ユニット15のエアシリンダ30,39及び可動側ユニット16のエアシリンダ65,76を同時に作動させて、畳表100及び畳床101を挟んだまま、受けプレート31,66と床押え用プレート38,75を下降させる(図9参照)。このときの下降量は、畳床101の厚さ分とする。なお、この下降量は、畳床101の厚さに対応するため、任意に設定することができる。受けプレート31,66と床押え用プレート38,75が下降すると、畳床101の側面から張り出していた畳表100の端部が、畳床101と表押え用プレート33、68との協働作用により、筋付けローラ43によって付けられた筋に沿って畳床101の側面に沿うように折り曲げられる。これにより、表押え用プレート33、68にて畳表100の端部が畳床101の側面に押え付けられた状態となり、畳床101の側面に塗布されたホットメルト102により畳表100の端部が畳床101の側面に接着されるようになる。このとき、表押え用プレート33,68の横向きのエア吹出し口36,71から吹き出される冷却用の空気により冷却することにより、ホットメルト102の固化が促進される。
所定時間冷却した後、固定側ユニット15のエアシリンダ30,39及び可動側ユニット16のエアシリンダ65,76を同時に作動させて、畳表100及び畳床101を挟んだまま、受けプレート31,66と床押え用プレート38,75を上昇させ、畳表100及び畳床101を初期の位置へ戻す。以上により、畳表100の端部を畳床101の側面へ接着する工程が終了する。なお、この後、固定側ユニット15のエアシリンダ39及び可動側ユニット16のエアシリンダ76を作動させて床押え用プレート38,75を上昇させ、畳表100及び畳床101の保持を解除して、次の工程を行なう。
次に、本装置において、畳表の端部を、畳床の裏面側まで曲げ込んで、その畳床の裏面に接着する場合(曲げ込み接着)について、主に図10〜図12を参照して説明する。
この場合、図10に示すように、畳表103の端部は、畳床101の厚さ分よりも長く側方へ張り出していて、折り曲げた際に、畳床101の裏面(図10では上面)にまで達する長さを有している。
さて、曲げ込み接着する場合、畳表103及び畳床101を左右の受けプレート31,66の上面に載置してから、畳表103に、畳床101の側面に沿って筋付けローラ43により筋を付けるまでは、上記側面接着する場合と同様な工程で行なわれるので、説明は省略する。
そして、ホットメルト用ガン44によりホットメルトを塗布する場合には、図10に示すように、ホットメルト用ガン44の向きを、畳床101の裏面の縁部から側面にかけて塗布できる位置に設定する。そして、固定側ユニット15の走行ユニット41及び可動側ユニット16の走行ユニット78を、前部から後方へ移動させる際に、上記ホットメルト用ガン44によりホットメルト102を、畳床101の裏面の縁部から側面にかけて塗布するようにする。なお、ホットメルト102は、畳表103の端部の裏面のみ(図10において上面のみ)に塗布するようにしても良い。ホットメルト102の塗布が終わったら、走行ユニット41,78は元の待機位置に戻される。
走行ユニット41,78が待機位置に戻された時点で、固定側ユニット15のエアシリンダ30,39及び可動側ユニット16のエアシリンダ65,76を同時に作動させて、畳表100及び畳床101を挟んだまま、受けプレート31,66と床押え用プレート38,75を下降させる(図11参照)。このときの下降量は、畳床101の裏面(図11では上面)が、固定プレート32,67の上面と面一となるように設定する。受けプレート31,66と床押え用プレート38,75が下降すると、畳床101の側面から張り出していた畳表103の端部が、畳床101と表押え用プレート33、68及び固定プレート32,67との協働作用により、筋付けローラ43によって付けられた筋に沿って畳床101の側面に沿うように折り曲げられる。
このとき、折り曲げられた畳表103の上端部が畳床101の裏面より上方へ突出していると共に、折り曲げられた畳表103の端部の下部は、固定プレート32,67の端面により畳床101の側面側に押え付けられた状態となり、その固定プレート32,67の端面により押え付けられた部分は、畳床101の側面に塗布されたホットメルト102により接着されるようになる。
次に、固定側ユニット15のエアシリンダ35及び可動側ユニット16のエアシリンダ70を作動させて、表押え用プレート33,68を前進させる(図12参照)。これにより、各表押え用プレート33,68が、畳床101から突出した畳表103の端部を畳床101の裏面側へ折り曲げて、当該畳床101の裏面側へ押え付けるようになる。これにより、畳床101の裏面に塗布されたホットメルト102により畳表103の端部が畳床101の裏面の縁部に接着されるようになる。このとき、表押え用プレート33,68の下向きのエア吹出し口36,71から吹き出される冷却用の空気により冷却することにより、ホットメルト102の固化が促進される。
所定時間冷却した後、エアシリンダ35,70を作動させて表押え用プレート33,68を、畳床101から退避した元の位置へ後退させる。この後、固定側ユニット15のエアシリンダ30,39及び可動側ユニット16のエアシリンダ65,76を同時に作動させて、畳表103及び畳床101を挟んだまま、受けプレート31,66と床押え用プレート38,75を上昇させ、畳表100及び畳床101を初期の位置へ戻す。以上により、畳表103の端部を畳床101の裏面へ接着する工程が終了する。なお、この後、固定側ユニット15のエアシリンダ39及び可動側ユニット16のエアシリンダ76を作動させて床押え用プレート38,75を上昇させ、畳表103及び畳床101の保持を解除して、次の工程を行なう。
上記した実施例によれば、次のような作用効果を得ることができる。
接着剤として液体状のホットメルト102を使用しているので、そのホットメルト102は、畳床101の側面にも裏面にも付着させることができる。このため、畳表100,103の端部は、畳床101の裏面にも側面にも良好に接着させることができる。また、ホットメルト102を畳表100,103の端部の上面に付着させ、その畳表100,103の端部を折り曲げても、そのホットメルト102は、パウダー状のものとは違い容易には移動しないため、この場合でも畳表100,103の端部を、畳床101の裏面にも側面にも良好に接着させることができる。
さらに、液体状のホットメルト102は、塗布した後は加熱せずに固化するので、接着のために畳表100,103を加熱する必要がない。このため、その畳表100,103が合成樹脂製であっても、接着の際に熱で変形することはない。また、ホットメルト102による接着時に、その接着部分をエア吹出し口36,71から吹き出される空気により冷却するようにしているので、ホットメルト102の固化を促進でき、製造性を一層向上できる。
固定側ユニット15を送りねじ機構23により、また、可動側ユニット16を送りねじ機構61,62により位置を調整することにより、固定側ユニット15の表押え用プレート33、及び可動側ユニット16の表押え用プレート68を、畳床101の側面形状(外形形状)に合わせて位置を調整することができる。よって、畳床101に曲がある場合でも、その曲に容易に対応できて、畳表100,103への筋付け、ホットメルト102の塗布、並びに畳表100,103の接着を良好に行なうことができる。
畳床101から張り出した畳表100,103に、畳床101の外形形状に沿って折り曲げ用の筋を付ける、筋付けローラ43を備えているので、畳表100,103の折り曲げを良好に行なうことができ、ひいては畳表100,103の接着を良好に行なうことができる。
畳表100,103及び畳床101を載置する受けプレート31,66は、表押え用プレート33,68に対して高さ方向に移動が可能な構成となっているので、畳表100,103の折り曲げを良好に行なうことができると共に、畳表100,103を畳床101の側面に良好に押え付けることができる。この場合、受けプレート31,66の高さ方向の位置を任意に設定可能な構成とすることで、畳床101の厚さに容易に対応することができる。なお、表押え用プレート33,68を、受けプレート31,66に対して高さ方向に移動が可能な構成とすることもできる。さらに、表押え用プレート33,68は、水平方向への移動が可能で、畳表103の端部を畳床101の裏面に押し付けることができるので、畳表100の側面接着と、畳表103の曲げ込み接着を良好に行なうことができる。
本発明は、上記した実施例にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張できる。
接着剤は、液体状のホットメルト102に限られず、流動性があり、かつ、塗布後に加熱せずに固化するものであれば、他の接着剤であっても良い。
畳床101の側面の曲(外形形状)を検知する手段を設けると共に、その検知手段の検知結果に基づき送りねじ機構23,61,62を動作させる制御手段を設け、固定側ユニット15及び可動側ユニット16を、畳床101の外形形状に合わせて自動的に位置調整できる構成とすることもできる。また、畳床101の側面の曲に合わせて数値データを入力し、その入力された数値データに基づき固定側ユニット15及び可動側ユニット16を、自動的に位置調整できる構成とすることもできる。
敷物の対象物としては、板状をなす床材の側面に、表カバーを接着する構成のものであれば、畳以外のものであっても良い。
本発明の一実施例を示す全体の正面図 図1のX1−X1線に沿う横断平面図 右側面図 図1のX2−X2線に沿う縦断右側面図 畳床の長さが短く、しかも可動側ユニットが畳床の曲(形状)に沿って傾いた状態を示す平面図 走行ユニットが前部の停止位置まで移動した状態における右側面図 筋付けローラが退避位置へ移動した状態における図6相当図 畳表を畳床の側面へ接着する場合において、ホットメルトを塗布する状態における要部の正面図 畳表を畳床の側面側に折り曲げて接着する状態における要部の正面図 畳表を曲げ込み接着する場合において、ホットメルトを塗布する状態における要部の正面図 畳表を畳床の側面側に折り曲げた状態における要部の正面図 畳表の端部を畳床の裏面に折り曲げて接着する状態における要部の正面図 従来例を示すもので、(a)は畳表の裏面の縁部にパウダー状のホットメルトを配置した状態の要部の破断正面図、(b)は畳表の端部を畳表の裏面の縁部に接着した状態の破断正面図
符号の説明
図面中、15は固定側ユニット、16は可動側ユニット、22は支点軸、23は送りねじ機構(位置調整手段)、31は受けプレート(載置台)、33は表押え用プレート(押え手段)、36はエア吹出し口、41は走行ユニット、43は筋付けローラ(筋付け手段)、44はホットメルト用ガン(接着剤塗布手段)、50は駆動機構、61,62は送りねじ機構(位置調整手段)、66は受けプレート(載置台)、68は表押え用プレート(押え手段)、71はエア吹出し口、78は走行ユニット、80は駆動機構、100は畳表(表カバー)、101は畳床(床材)、102はホットメルト(接着剤)、103は畳表(表カバー)を示す。

Claims (4)

  1. 板状をなす床材の表面及び側面を表カバーにより覆う構成とされた敷物を製造する際に、前記表カバーの端部を、前記床材の側面を覆うように接着剤により前記床材に接着するためのものであって、
    前記表カバーを下側にし、かつその表カバーの端部を前記床材の側面から側方へ張り出させた状態で、前記表カバー及び床材を重ねた状態で載置する載置台と、
    流動性を有し、かつ加熱せずに固化する接着剤を、前記床材の側面、前記床材の裏面の縁部、前記床材から張り出した前記表カバーの端部の上面のうち少なくとも一箇所に塗布することが可能な接着剤塗布手段と、
    前記床材から張り出した前記表カバーの端部を前記床材側へ折り曲げると共に前記接着剤が塗布された部分に対応する部分を押え付けて、前記表カバーの端部を前記床材に接着させる押え手段とを備えたことを特徴とする敷物の表カバー接着装置。
  2. 前記床材の外形形状に合わせて前記押え手段の位置を調整する位置調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の敷物の表カバー接着装置。
  3. 前記床材から張り出した前記表カバーに、前記床材の外形形状に沿って折り曲げ用の筋を付ける筋付け手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の敷物の表カバー接着装置。
  4. 前記載置台と前記押え手段は、高さ方向に相対的に移動が可能であり、また、前記押え手段は水平方向への移動が可能であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の敷物の表カバー接着装置。

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