JP2006318006A - コンテンツ保護システム及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コンテンツと、コンテンツの読み出し可能残存回数、コンテンツの読み出し可能期間を含む属性情報とを記憶する記憶部12と、コンテンツを記憶部12から読み出す指示がアプリケーションプログラムからあった場合に、記憶部12に記憶されている属性情報の条件を満たすか否かを判定し、肯と判定した場合にコンテンツの読み出しを行う入出力管理部135とを備えるコンテンツ受信端末10によって実現する。
【選択図】図1
Description
また、従来技術では、コンテンツの利用回数について制限を行うが、他の利用内容については制限しておらず、コンテンツ提供者、利用者にとって利便性に欠けるおそれがあった。
前記読み出し手段は、前記アプリケーション処理手段から指示があった場合に、前記読み出し条件記憶手段によって記憶されている条件を満たすか否かを判定する条件判定手段(135,S640)を有し、前記条件判定手段が肯と判定した場合にコンテンツを読み出すこと、を特徴とするコンテンツ保護システム(10)である。
(1)アプリケーションプログラムから指示があった場合に、利用可能残存回数、利用可能期間、質などの条件下で、コンテンツを読み出すことによって、コンテンツを利用するアプリケーションに依存せず、コンテンツの利用を制限してコンテンツを保護し、コンテンツ提供者及び利用者の利便性の向上を図る。
(2)利用者及び/又はその属性に応じた条件下、また、コンテンツ及び/又はその属性に応じた条件下でコンテンツを読み出すことによって、各利用者に応じて利用を制限し、コンテンツ提供者及び利用者の利便性の向上を図る。
(3)条件を満たした場合に、暗号化されたコンテンツを復号して読み出すことによって、不正な読み出しを防止する。
(4)所定のサーバから受信した暗号化されたコンテンツを復号する第2の復号手段によって復号可能なように、コンテンツを暗号化し、暗号化したコンテンツを一のコンテンツ保護システムから他のコンテンツ保護システムに提供することによって、他のコンテンツ保護システムにおいて、所定のサーバからコンテンツを受信した場合と同様に、提供されたコンテンツを利用することができ、利用者の利便性及び処理の効率化を図る。
図1は、本発明によるコンテンツ保護システムの構成を示すブロック図である。なお、本実施例におけるコンテンツ保護システムは、コンテンツ受信端末10である。
図1に示すように、コンテンツ提供システム1は、コンテンツ受信端末10、読み取り装置20、ICカード30、コンテンツ配信サーバ40、他受信端末50などを備え、利用者にコンテンツを提供するシステムである。
コンテンツ受信端末10は、PCなど、利用者がコンテンツの配信を受け、再生などに利用するコンピュータであって、通信部11、記憶部12、CPU13、ディスプレイ14、キーボード15などを備え、CPU13に各部11,12,14,15、また、読み取り装置20がインターフェイス回路(図示しない。)を介して接続されている。コンテンツ受信端末10は、電話回線、光ケーブルその他の有線、又は、赤外線その他の無線の通信回線60を介して、コンテンツ配信サーバ40、他受信端末50と通信を行うことが可能である。
記憶部12は、RAM、ROMなどのメモリ、ハードディスク、フレキシブルディスクなどの磁気ディスクなどの記憶装置である。記憶部12は、CPU13の処理に必要なプログラム、データなどを記憶している。
記憶部12は、オペレーティングシステム(以下、「OS」という。)、鍵管理アプリ及びコンテンツ送受信アプリを含むコンテンツ管理アプリ、コンテンツ再生アプリなどのアプリケーション、入出力管理ソフトウェアなど、各種プログラムモジュールを記憶している。モジュールとは、論理的に分離可能なプログラムの構成単位である。なお、これらの各モジュールは、1つのプログラムを構成してもよく、複数で1つのアプリケーションなど、複数のモジュールで1つのプログラムを構成してもよい。
ディスプレイ14、CRT、液晶ディスプレイなど、CPU13の制御に従って情報を表示する表示装置である。
キーボード15は、キーボード、マウスなど、利用者が操作をすることによって、指示、情報などを入力する入力装置である。
ICカード30は、ICチップと、読み取り装置20と通信を行うためのインターフェイスなどとを備え、コンテンツ受信端末10から読み取り装置20を介してコマンドを受信し、このコマンドに応じて処理を行い、処理結果をレスポンスとしてコンテンツ受信端末10へ送信する携帯型の情報処理装置である。ICカード30は、鍵Kfを記憶し、相互認証したコンテンツ受信端末10からの要求に応じてこの鍵Kfをコンテンツ受信端末10に提供する。
他受信端末50は、他の情報処理装置であって、コンテンツ受信端末10と同様の構成を備え、通信回線60を介してコンテンツ受信端末10と通信を行うことが可能である。
図2(a)に示すように、コンテンツ管理アプリ、コンテンツ再生アプリなどのアプリケーションプログラムを含むアプリケーション層が最上位にあり、その下層に、API、OSなど、各種機能をアプリケーションに提供する基本ソフトウェアである入出力管理ソフトウェアが位置し、記憶部12などのハードウェア(H/W)が最下層に位置している。
鍵管理アプリは、鍵Ks、鍵Kfなどの暗号(復号)鍵を管理するアプリケーションである。
入出力管理ソフトウェアは、記憶部12へのコンテンツの入出力を管理する、つまり、コンテンツの記憶部12への書き込み、コンテンツの読み出しを管理するプログラムである。
図3に示すように、ステップ100(以下、「ステップ」を「S」という。)において、利用者は、自身が所持するICカード30を読み取り装置20にセットし、コンテンツ受信端末10は、ICカード30と相互認証を行った状態にある(後述する図6のS500、図8のS700において同じ。)。S110において、利用者は、コンテンツを利用するため、キーボード15を操作して、コンテンツ管理アプリの起動を指示し、CPU13は、コンテンツ管理アプリを実行し、処理を開始する。
S300からS340まで、コンテンツ受信端末10は、利用登録処理のS100からS140まで(図3参照。)と同様の処理を行う。
S340において相互認証できた場合には、利用者は、キーボード15を操作して利用したいコンテンツを選択し、コンテンツ管理部131は、この選択情報を含み、指定するコンテンツの提供を要求するコンテンツ提供要求をコンテンツ配信サーバ40へ送信する(S350)。コンテンツ配信サーバ40は、指定されたコンテンツを鍵Ksで暗号化して暗号化コンテンツCsを生成し、コンテンツ受信端末10へ送信する。コンテンツ受信端末10は、暗号化コンテンツCsを受信し(S360)、コンテンツ管理部131は、S160において受信した鍵Ksでこの暗号化コンテンツCsを復号し、コンテンツPを得る(S370)。
図5に示すように、S510において、利用者は、コンテンツを再生するため、キーボード15を操作して、コンテンツ再生アプリの起動を指示し、CPU13は、コンテンツ再生アプリを実行し、処理を開始する。
コンテンツ再生部134は、読み出したコンテンツを再生し(S540)、コンテンツ再生処理を終了する(S550)。
図7に示すように、S610において、入出力管理部135は、コンテンツ再生部134からのコンテンツ読み出し指示を検出し、処理を開始する。
鍵Kfが一致せず、不当と判定した場合には、エラーを指示元のコンテンツ再生部134へ返し(S680)、処理を終了する(S690)。
正当と判定した場合には、入出力管理部135は、属性情報Aの条件を満たすか否かを判定する(S640)。具体的には、入出力管理部135は、利用可能回数が1回以上残っているか、利用可能期間中であるかを判定し、条件を満たさない場合には、エラーをコンテンツ再生部134に返して処理を終了する(S680,S690)。
なお、記憶部12に記憶されている他のコンテンツを再生する場合にも、コンテンツ受信端末10は同様の処理を行い、属性情報Aの条件下でコンテンツを再生する。また、属性情報Aの利用可能回数がゼロとなった場合、利用可能期間が経過した場合など、コンテンツを利用することができなくなった場合には、利用者は、コンテンツ受信端末10でコンテンツ配信サーバにアクセスし、再び属性情報Aの設定、電子決済を行うことによって(図3のS170,S180参照。)、利用可能回数を補充するなど、新たに属性情報Aを設定する。
更に、他の利用者は、利用登録(図3のS110からS150まで)を行うことによって鍵Kfを取得し、所持するICカードに格納することによって、コンテンツ受信端末10において、属性情報Aの条件下でコンテンツを再生することが可能となる。
図8に示すように、S710において、利用者は、コンテンツを他受信端末50に送信するため、キーボード15を操作して、コンテンツ管理アプリの起動を指示し、CPU13は、コンテンツ管理アプリを実行し、処理を開始する。
コンテンツ送受信部133は、読み出したコンテンツを鍵Ksで暗号化して暗号化コンテンツCsを生成し(S740)、利用者の指定した他受信端末50へコンテンツCsを送信し(S750)、コンテンツ送信処理を終了する(S760)。
コンテンツCsを受信した他受信端末50は、コンテンツ受信処理(図5のS360〜S390参照。)と同様の処理を行い、記憶部へ格納する。利用者は、他受信端末50において、他受信端末50に記憶されている属性情報Aの条件下でコンテンツPを利用することが可能となる。
また、記憶部12は、鍵Kfで暗号化された暗号化コンテンツCsを記憶し、入出力管理部135は、条件を満たした場合に、暗号化されたコンテンツを復号して読み出すため、不正な読み出しを防止するなど、セキュリティを向上することが可能となった。
更に、コンテンツ送受信部133は、鍵Ksで復号可能なように、コンテンツを暗号化し、他受信端末50に送信するため、他受信端末において、コンテンツ配信サーバ40からコンテンツを受信した場合と同様に、提供されたコンテンツを利用することができ、利用者の利便性及び処理の効率化を図ることが可能となった。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、コンテンツの再生品質を属性情報Aとして、コンテンツの再生品質を制限してもよい。再生品質は、コンテンツを再生する際の画像の解像度、再生時間などのコンテンツの質である。同一のコンテンツであって再生品質が異なる複数のコンテンツ(例えば、同一のコンテンツであって、データ量が10Mbyteのものと、1Mbyteのもの)を含むコンテンツPをコンテンツ配信サーバ40からコンテンツ受信端末10が受信して記憶部12に暗号化して格納し、読み出す場合に、入出力管理部135が、属性情報Aに従って、いずれかの再生品質のコンテンツを、読み出しの指示元であるアプリケーションに渡す(図7のS660)ことによって、コンテンツの再生品質を制限することが可能となる。
また、記憶部12からのコンテンツの入出力の際の暗号化、復号に用いられる鍵Kfについても同様である。
復号できるものを所定のものに限定することができればよい。
更に、コンテンツ受信端末10は、ICカード30の利用者が正当利用者であることを認証してもよい。例えば、ICカード30に認証用のPINを予め登録しておき、これをコンテンツ受信端末10が読み出し、キーボード15から利用者によって入力されたPINと照合してもよい。
更に、コンテンツ受信端末10が、コンテンツごとに対応する属性情報Aを関連づけて記憶部12に記憶し、コンテンツを再生する場合に、対応する属性情報Aに基づいてコンテンツごとに利用の制限を行ってもよい。更にまた、コンテンツ受信端末10から他受信端末50にコンテンツを送信する場合に、コンテンツに対応する属性情報Aを同時に他受信端末50に送信し、コンテンツ送受信部133が、属性情報Aの利用回数を、利用者の指示に従って、コンテンツ受信端末10のコンテンツについての利用回数と、他受信端末50へ送信したコンテンツについての利用回数とに分割してもよい。
10 コンテンツ受信端末
11 通信部
12 記憶部
13 CPU
14 ディスプレイ
15 キーボード
20 読み取り装置
30 ICカード
40 コンテンツ配信サーバ
50 他受信端末
60 通信回線
131 コンテンツ管理部
132 鍵管理部
133 コンテンツ送受信部
134 コンテンツ再生部
135 入出力管理部
Claims (12)
- コンテンツを記憶するコンテンツ記憶手段と、
前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツを読み出す読み出し手段と、
アプリケーションプログラムに従って、前記読み出し手段に指示を与えてコンテンツを読み出し、このコンテンツについて処理を行うアプリケーション処理手段とを備えるコンテンツ保護システムであって、
前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツを読み出す条件を記憶する読み出し条件記憶手段を備え、
前記読み出し手段は、前記アプリケーション処理手段から指示があった場合に、前記読み出し条件記憶手段によって記憶されている条件下でコンテンツの読み出しを行うこと、
を特徴とするコンテンツ保護システム。 - 請求項1に記載のコンテンツ保護システムにおいて、
前記読み出し条件記憶手段は、コンテンツの読み出し可能残存回数、コンテンツの読み出し可能期間、又は、読み出すコンテンツの質のうち、いずれか一若しくは複数、又は、全部を含む条件を記憶すること、
を特徴とするコンテンツ保護システム。 - 請求項1又は請求項2に記載のコンテンツ保護システムにおいて、
前記読み出し手段は、前記アプリケーション処理手段から指示があった場合に、前記読み出し条件記憶手段によって記憶されている条件を満たすか否かを判定する条件判定手段を有し、前記条件判定手段が肯と判定した場合にコンテンツを読み出すこと、
を特徴とするコンテンツ保護システム。 - 請求項3に記載のコンテンツ保護システムにおいて、
前記コンテンツ記憶手段は、暗号化されたコンテンツを記憶し、
前記読み出し手段は、前記条件判定手段によって肯と判定された場合に、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツを復号する第1の復号手段を有すること、
を特徴とするコンテンツ保護システム。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のコンテンツ保護システムにおいて、
前記読み出し手段は、前記読み出し条件記憶手段によって記憶されているコンテンツの質の条件を満たすように、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツをデータ加工するコンテンツ加工手段を有し、前記コンテンツ加工手段によってデータ加工されたコンテンツを前記アプリケーション処理手段に提供すること、
を特徴とするコンテンツ保護システム。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のコンテンツ保護システムにおいて、
利用者及び/又は利用者の属性を識別する利用者識別手段を備え、
前記読み出し条件記憶手段は、利用者、及び/又は、その属性ごとに条件を記憶し、
前記読み出し手段は、前記利用者識別手段によって識別された利用者に対応する条件下でコンテンツの読み出しを行うこと、
を特徴とするコンテンツ保護システム。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のコンテンツ保護システムにおいて、
前記読み出し条件記憶手段は、前記コンテンツ記憶手段に記憶されているコンテンツ、及び/又は、その属性ごとに条件を記憶し、
前記読み出し手段は、前記アプリケーション処理手段からの指示で指定されるコンテンツを、このコンテンツに対応する条件下で読み出すこと、
を特徴とするコンテンツ保護システム。 - 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のコンテンツ保護システムにおいて、
通信回線を介して所定のサーバから暗号化されたコンテンツを受信する暗号化コンテンツ受信手段と、
前記暗号化コンテンツ受信手段によって受信された、暗号化されたコンテンツを復号する第2の復号手段と、
前記第2の復号手段によって復号されたコンテンツを暗号化する第1の暗号化手段とを備え、
前記コンテンツ記憶手段は、前記第1の暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを記憶し、
前記アプリケーション処理手段は、前記読み出し手段によって読み出されたコンテンツを、前記第2の復号手段によって復号可能なように暗号化する第2の暗号化手段を有し、
前記第2の暗号化手段によって暗号化されたコンテンツを他のコンテンツ保護システムに提供するコンテンツ提供手段を備えること、
を特徴とするコンテンツ保護システム。 - 記憶部に記憶されているコンテンツをアプリケーションプログラムからの指示に応じて読み出すためにコンピュータに実行させるプログラムにおいて、
アプリケーションプログラムからの指示があった場合に、予め記憶されている所定の条件下でコンテンツの読み出しを行う読み出し手順を備えること、
を特徴とするプログラム。 - 請求項9に記載のプログラムにおいて、
前記読み出し手順は、コンテンツの読み出し可能残存回数、コンテンツの読み出し可能期間、又は、読み出すコンテンツの質のうち、いずれか一若しくは複数、又は、全部を含む所定の条件下においてコンテンツの読み出しを行うこと、
を特徴とするプログラム。 - 請求項9又は請求項10に記載のプログラムにおいて、
前記読み出し手順は、アプリケーションプログラムからの指示があった場合に、前記所定の条件を満たすか否かを判定する条件判定手順を有し、前記条件判定手順において肯と判定した場合にコンテンツを読み出すこと、
を特徴とするプログラム。 - 請求項9から請求項11までのいずれか1項に記載のプログラムにおいて、
前記記憶部は、暗号化されたコンテンツを記憶し、
前記読み出し手順は、前記条件判定手順において肯と判定された場合に、前記記憶部に記憶されている、暗号化されたコンテンツを復号する復号手順を有すること、
を特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
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