JP2006317697A - スクリーン装置およびスクリーンシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像の投影面を形成するスクリーンの平面性を常に確保することができ、取り扱いが容易で運搬にも好適なスクリーン装置およびスクリーンシステムを提供する。
【解決手段】画像の投影面を形成する略長方形状のスクリーンと、前記スクリーンを所定の方向に巻回して収納する収納部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第1のフレーム部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士であって前記第1のフレーム部とは異なる頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第2のフレーム部と、を備え、前記第1および第2のフレーム部は、前記スクリーンを展張または収納する際に前記スクリーンに平行な面上で互いに回動自在となるように各々の重心同士が軸着されて成る。
【選択図】 図4

Description

本発明は、プロジェクタなどの投影装置から出力される画像の投影面を形成するスクリーン装置およびスクリーンシステムに関する。
近年、プロジェクタなどの投影装置の小型化と相俟って、持ち運びが簡単で取り扱いも容易なスクリーンに対する需要が高まっている。このような可搬式のスクリーンとして、スプリングロールに巻回されたスクリーンを所定の収納ケースに収納し、パンタグラフ方式で組み立てられたアームをスプリングで支持し、このスプリングの弾性力を利用してスクリーンを引き上げて展張する技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−131766号公報
しかしながら、上述した従来技術の場合、スクリーンの上端部に連結されるトップバーとスクリーンを巻回して収納する下部ケーシングとを連結するアームは、トップバーに対してはその中央部にのみ連結されているため、スクリーンを展張または収納する際にトップバー両端部付近の動きが完全に拘束されず、スクリーンの平面性を常に確保できるとは限らなかった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、画像の投影面を形成するスクリーンの平面性を常に確保することができ、取り扱いが容易で運搬にも好適なスクリーン装置およびスクリーンシステムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1記載の発明に係るスクリーン装置は、画像の投影面を形成する略長方形状のスクリーンと、前記スクリーンを巻回して収納する収納部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第1のフレーム部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士であって前記第1のフレーム部とは異なる頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第2のフレーム部と、を備え、前記第1および第2のフレーム部は、前記スクリーンを展張または収納する際に前記スクリーンに平行な面上で互いに回動自在となるように各々の重心同士が軸着されて成ることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記第1のフレーム部は、当該第1のフレーム部の重心が通過する第1のアームと、一方の端部が前記第1のアームの端部に固着され、他方の端部が前記スクリーンの一つの頂点の近傍に回動自在に取り付けられた第1の弾性部材と、一方の端部が前記第1のアームの端部であって前記第1の弾性部材が固着される端部と異なる端部に固着され、他方の端部が前記スクリーンの頂点であって前記第1の弾性部材の端部が取り付けられた位置の近傍にある頂点と対角線方向で対向する頂点の近傍に回動自在に取り付けられた第2の弾性部材と、を有し、前記第2のフレーム部は、当該第2のフレーム部の重心が通過し、前記第1のアームに軸着された第2のアームと、一方の端部が前記第2のアームの端部に固着され、他方の端部が前記スクリーンの一つの頂点の近傍に回動自在に取り付けられた第3の弾性部材と、一方の端部が前記第2のアームの端部であって前記第3の弾性部材が固着される端部と異なる端部に固着され、他方の端部が前記スクリーンの頂点であって前記第3の弾性部材の端部が取り付けられた位置の近傍にある頂点と対角線方向で対向する頂点の近傍に回動自在に取り付けられた第4の弾性部材と、を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記第1乃至第4の弾性部材は、ガススプリングまたはコイルスプリングであることを特徴とする。
請求項4記載の発明に係るスクリーンシステムは、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスクリーン装置と、前記スクリーン装置を装着可能な台座装置と、を備えたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記台座装置は、当該台座装置に装着された前記スクリーン装置を鉛直方向に上下動させるか、または所定の鉛直方向の軸を中心として前記スクリーン装置を回動させることによって前記スクリーン装置の位置を調整する位置調整手段を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記スクリーン装置と前記台座装置のいずれか一方に音声出力手段を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の発明において、前記音声出力手段は、前記第1および第2のフレーム部に設けられて成ることを特徴とする。
本発明によれば、画像の投影面を形成する略長方形状のスクリーンと、前記スクリーンを所定の方向に巻回して収納する収納部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第1のフレーム部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士であって前記第1のフレーム部とは異なる頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第2のフレーム部と、を備え、前記第1および第2のフレーム部は、前記スクリーンを展張または収納する際に前記スクリーンに平行な面上で互いに回動自在となるように各々の重心同士が軸着されて成ることにより、画像の投影面を形成するスクリーンの平面性を常に確保することができ、取り扱いが容易で運搬にも好適なスクリーン装置およびスクリーンシステムを提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための最良の形態(以後、実施の形態と称する)を説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るスクリーン装置の裏面(投影面の裏側の面)の構成を示す図である。また、図2は図1の矢視A方向の側面図である。これらの図に示すスクリーン装置1は、画像の投影面を形成する長方形状のスクリーン2と、このスクリーン2の上端部に連結されて成るトップバー3と、弾性力の作用によってスクリーン2をその下端部から巻回するスプリングロール4と、このスプリングロール4を収納する収納部5とを備える。
スクリーン2は通常用いられているスクリーンであって、ガラスまたはPET(ポリエチレンテレフタレート)から成る基層と、この基層の表面に接着されて成る反射層と、この反射層の表面に形成されて成るビーズ層または偏光層と、このビーズ層または偏光層の表面を被覆する樹脂層と、を備える。
トップバー3と収納部5とは、二つのフレーム部6および7によって連結支持されている。すなわち、フレーム部6および7は、トップバー3の一端部と収納部5の一端部とをそれぞれ連結するものであり、互いのフレーム部の重心でスクリーン2と平行な面上で互いに回動自在となるように軸着され、トップバー3がスプリングロール4に対して上下動することによってスクリーン2を展張または収納するのを補助するとともに、スクリーン2の平面性を確保する機能を有する。
フレーム部6および7の詳細な構成を説明する。フレーム部6は、中空状のアーム61と、このアーム61の両端にそれぞれ係止され、アーム61をスクリーン2の一つの対角線方向に付勢するガススプリング62および63を備える。フレーム部7もフレーム部6と同様、中空状のアーム71と、このアーム71の両端にそれぞれ係止され、スクリーン2の対角線方向であってアーム61が付勢されるのとは異なる対角線方向にアーム71を付勢するガススプリング72および73と、を備える。これら二つのアーム61および71は、各々の重心でスクリーン2と平行な面上で互いに回動自在となるように支軸8によって軸着されている。このようなアーム61および71として、軽量であって強度が高いアルミニウム製の中空パイプを用いればより好ましい。
ガススプリング62は、オイルと圧縮ガス(窒素ガス)が封入されて密閉されたシリンダ62aと、このシリンダの一端から突出してシリンダ62aに対して伸縮自在なピストンロッド62bと、シリンダ62aの他端に設けられて他の部材をガススプリング62に取り付けるための孔部を有する取付部62cと、この取付部62cと略同形であってピストンロッド62bの突出する端部に設けられて成る取付部62dとを備える。このガススプリング62は、ピストンロッド62bの伸縮に伴うシリンダ62a内部の体積変化によって生じるシリンダ62aの内部の圧縮ガスの圧力変化を弾性力として利用するものである。
以上の構成を備えたガススプリング62は、他の弾性部材に比べて弾性定数が比較的低いため、長いストロークに対しても一定の弾性力を発生することができる。また、弾性力と減衰力のバランスによってピストンロッド62bの伸縮速度を適宜調整することができる。なお、この実施の形態1においては、その取付姿勢に関係なく使用可能なタイプのガススプリングを適用するものとする。
他のガススプリング63、72、および73も、上述したガススプリング62と同様の構成を有している。このため、各ガススプリングの構成部位には、ガススプリング62の場合と同様に、各ガススプリングの符号の末尾にアルファベット(a〜d)を加えたものを符号として付してある。すなわち、各ガススプリングの符号の末尾には、シリンダの場合にはaを、ピストンロッドの場合にはbを、シリンダ側の取付部の場合にはcを、ピストンロッド側の取付部の場合にはdを、それぞれ付してある。なお、これらのガススプリング62、63、72、および73の弾性係数は全て同一である。
フレーム部6において、ガススプリング62の取付部62cはアーム61の一端部に固着され、アーム61の長手方向とシリンダ62aの長手方向とが常に一直線上に来る態様をなす。また、取付部62dはトップバー3の端部に回動自在に取り付けられる。これに対し、ガススプリング63の取付部63cはアーム61の端部であって取付部62cが固着される端部とは異なる端部に固着され、取付部63dは、収納部5の端部であって取付部62dが取り付けられたトップバー3の端部と対角線方向で対向する端部に回動自在に取り付けられる。この結果、フレーム部6の中心軸は、トップバー3の上昇位置に関わらずに常にスクリーン2の対角線方向を指向する。
なお、フレーム部7も、ここで説明したフレーム部6と同様の構成を有する。したがって、フレーム部6および7が第1および第2のフレーム部のいずれかにそれぞれ対応する。フレーム部6を第1のフレーム部とする場合、アーム61が第1のアーム、ガススプリング62および63がそれぞれ第1および第2の弾性部材である。この場合には、フレーム部7が第2のフレーム部であり、アーム71が第2のアーム、ガススプリング72および73がそれぞれ第3および第4の弾性部材である。
図3は、スクリーン装置1の未使用時にスクリーン2を収納部5に収納した状態を示す図であり、図1と同じ方向(スクリーン2の背面側)から見た図である。この図3に示す状態では、ガススプリング62が最も圧縮されてピストンロッド62bのほぼ全体がシリンダ62aの内部に収容されており、ガススプリング62の全長が最小となっている(他のガススプリング63、72、および73も同じ)。
このようにスクリーン2を収納した状態で、トップバー3と収納部5との位置関係を固定する手段を設けておけば、図3に示す状態でスクリーン装置1の収納および運搬を容易に行うことができる。例えば、トップバー3の適当な位置に鉤型のフックを設ける一方、収納部5にはそのフックを掛止可能な掛止部材を適当な位置に設けることにより、スクリーン2を収納した状態をフックと掛止部材で保持する構成にしてもよい。さらに、スクリーン2を収納した状態で、スクリーン2、トップバー3、フレーム部6および7を収納部5との間で被覆可能なカバー部材を設け、このカバー部材の適当な位置に取っ手を形成しておけば、スクリーン装置1を運搬する際に一段と好適である。
図4は、図3に示す状態からトップバー3を引き上げてスクリーン2を展張していく過程を模式的に示す説明図である。状態(I)は図3と同じ状態であり、スクリーン2がスプリングロール4によって最大限巻回されて収納された状態を示している。この状態(I)において、スクリーン2がスプリングロール4から受ける鉛直下向きの弾性力よりも大きな鉛直上向きの力をトップバー3に加えると、トップバー3は上昇を開始する。
この際に支軸8とともに上昇する系で見た場合、アーム61は支軸8を中心として時計回りに回転する一方、アーム71は支軸8を中心として半時計回りに回転する。さらに、同じ系で見た場合、ピストンロッド62b、63b、72b、および73bは、それぞれ支軸8から遠ざかる方向に延出する。状態(II)はスクリーン2が上昇する途中の中間状態を示している。なお、この中間状態(II)で適当な下向きの力を外部から加えることによってトップバー3の上昇を止めることも可能である。
状態(III)は、トップバー3が収納部5に対して最も上昇してスクリーン2が最大限展張した状態を示しており、図1に示す状態に相当している。なお、ガススプリング62、63、72、および73の圧力を調整したり、スプリングロール4内に設置するスプリングの弾性力を調整または設定することにより、例えば状態(I)で所定の上向きの力を加えた場合には一気に状態(III)に到達させることも可能であるし、常に上向きの力を加えなければ状態(III)に到達できないようにすることも可能である。後者の場合には、利用者が所望の位置で引き上げを停止させることができるので、使用場所や使用形態に応じてスクリーン2の展張状態を調整することが可能となる。
ここまでスクリーン装置1を使用する場合の動作を説明したが、スクリーン2を収納する場合には、上述したのと逆向きの動作(状態(III)→状態(I))を行えばよい。この場合、アーム61および71の支軸8に対する回転方向は上述したスクリーン2の展張時と反対になり、各ピストンロッドは圧縮されて各々対応するシリンダの内部に収納される。この際にも、スクリーン2を下降させるために外部から加える下向きの力の大きさによっては、スクリーン2の下降を抑制して適当な位置(たとえば状態(II)に示す位置)で静止させることもできる。
なお、以上の説明においては、フレーム部6および7に設けられる第1乃至第4の弾性部材としてガススプリング62、63、72、および73を適用した場合を説明したが、これらのガススプリングの代わりとして各ガススプリングと同じ方向に伸縮自在なコイルスプリングを適用してもよい。この場合にも、各コイルスプリングの弾性係数は全て同じである。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、画像の投影面を形成する略長方形状のスクリーンと、前記スクリーンを所定の方向に巻回して収納する収納部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第1のフレーム部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士であって前記第1のフレーム部とは異なる頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第2のフレーム部と、を備え、前記第1および第2のフレーム部は、前記スクリーンを展張または収納する際に前記スクリーンに平行な面上で互いに回動自在となるように各々の重心同士が軸着されて成ることにより、画像の投影面を形成するスクリーンの平面性を常に確保することができ、取り扱いが容易で運搬にも好適なスクリーン装置を提供することが可能となる。
また、この実施の形態1によれば、二つのフレーム部によってスクリーンを展張するため、如何なる状態においてもスクリーンが捩れにくくなる。したがって、スクリーンを展張したり収納したりする際にスクリーンの表面に傷付くのを防止することができる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るスクリーンシステムの構成を示す説明図である。同図に示すスクリーンシステム11は、スクリーン装置21と、このスクリーン装置21を着脱自在に装着可能な台座装置31とを備える。
スクリーン装置21は、上記実施の形態1のスクリーン装置1と同様の構成を有する。このため、スクリーン装置1と同じ機能を備えた部位については、スクリーン装置1と同じ符号を付してある。このスクリーン装置21には、台座装置31と着脱自在に接続するために、収納部5の底面中央部を鉛直方向に貫通する雌ネジ孔からなる接続部22が設けられている。
スクリーン装置21のフレーム部26は、アーム23の両端にガススプリング62および63の取付部62cおよび63cがそれぞれ固着されている。このアーム23の内部には音声を出力する音声出力手段であるスピーカが内蔵されており、台座装置31から送られてくる音声信号を音声に変換して外部に出力する。同様に、フレーム部27を構成するアーム24(両端がガススプリング72および73の取付部72cおよび73cにそれぞれ固着されている)にもスピーカが内蔵されている。フレーム部26および27がスクリーン2を展張する際の動作は、上記実施の形態1においてフレーム部6および7がスクリーン2を展張する際の動作と同じである(図4を参照)。
台座装置31は、床に設置される台座30と、台座30の略中央から立設された円筒形状の支柱33とから構成される。台座30の中央部には、内径が支柱33の外径と略等しい円筒形状の支柱支持部34が軸受等により台座30に対して回転可能に設けられており、支柱支持部34の内周面には全長に亘って雌ネジが切られている。一方、支柱33のスクリーン装置21側の端部(図5では上端部)には、所定長さの雄ネジからなる接続部32が設けられており、支柱33の台座30側(図5では下部)の外周には、支柱支持部34の全長を超える長さに亘って雄ネジが切られている。この雄ネジが支柱支持部34の内周面に設けられた雌ネジと螺合することにより、支柱33は台座30に接続される。さらに、接続部32が接続部22に螺着されることにより、スクリーン装置21が台座装置31に装着される。支柱33および支柱支持部34は、それぞれ図示しない回転駆動手段に連結されている。
図6は、実施の形態2に係るスクリーンシステムの台座装置の電気的な構成を示すブロック図である。この台座装置31は、外部からの音声信号の入力を受ける信号入力部35、使用者が各種操作を行うための操作指示信号の入力を受ける操作部36、スクリーン装置21の位置調整を行う位置調整部37、各種情報の記憶、管理を行う記憶部38、信号入力部35を介して入力される音声信号をそのまま、あるいは任意の信号処理や増幅を施されて出力する信号出力部39、および台座装置31の動作制御や音声信号の処理、増幅を行う制御部40を備える。
信号入力部35は、外部から送られてくるオーディオ信号を入力し、この信号を制御部40に送出する機能を備える。
信号出力部39は、信号入力部35を介して入力されたオーディオ信号を、そのまま、あるいは、後述する制御部40が有するイコライザ等により信号処理されたり、増幅器により増幅されたりした後、外部に送出する信号出力機能を有する。また、スピーカに増幅器が内蔵されている場合に、この増幅器に電源電圧を供給するための電源電圧出力機能を有する。信号出力部39がスピーカにオーディオ信号と電源電圧、またはスピーカ信号を供給するためには、スクリーン装置21と台座装置31とをオーディオケーブルや、電源ケーブル、スピーカケーブルで結ぶ必要があるが、これらケーブルは上述した円筒形状の支柱33の中空部を通過させればよい。
操作部36は、電源の入切を含む各種操作を指示する操作指示信号の入力を受け付けるものであり、台座装置31の表面に各種操作ボタン等を設けることによって実現してもよいし、遠隔操作用のリモコンと、このリモコンが送出する信号を受信する受信部とを設けることによって実現してもよい。
位置調整部37は、操作部36から入力された操作指示信号に基づいて、スクリーン装置21の鉛直方向の高さを上下動したり、所定の鉛直方向の軸を中心としてスクリーン装置21を回動したりする機能を備える。
記憶部38は、フラッシュメモリ等を用いて実現され、台座装置31の動作制御を行う各種プログラムなどを記録する。このような記憶部38を、メモリカード等の記憶媒体を装着可能な補助記憶装置を用いて実現してもよい。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて実現され、操作部36から送られてくる操作指示信号に基づいて記憶部38から各種動作プログラムを読み出すことにより、台座装置31の動作制御や演算などを行う。
なお、この実施の形態2では、台座装置31の表面に、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、または有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどによって実現され、投影内容や動作、およびスピーカーから出力される音声の音量や音質に関する設定情報などを表示する表示部をそれぞれ設置してもよい。
以上の構成を有するスクリーンシステム11の動作を説明する。ここでは、スクリーン装置21が予め台座装置31に装着されており、スピーカと信号出力部39との電気的な接続が確立されているものとする。この状態で台座装置31は、操作部36の操作指示信号に基づいて、スクリーン装置21の位置調整を行う。具体的には、操作指示信号により図示しない回転駆動手段を駆動させて支柱支持部34を回転させれば、支柱33が上下動することによりスクリーン装置21を上下させることができる。また、操作指示信号により図示しない回転駆動手段を駆動させて支柱33を回転させれば、スクリーン装置21を支柱33の軸回りに回動させることができる。合わせて、信号入力部35を介して入力されたオーディオ信号を、制御部40、信号出力部39を介してスクリーン装置21に送信すると、スクリーン装置21では、信号出力部39を介して受信した信号に基づいて、アーム23および24に内蔵されたスピーカから音声を出力する。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、画像の投影面を形成する略長方形状のスクリーンと、前記スクリーンを所定の方向に巻回して収納する収納部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第1のフレーム部と、前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士であって前記第1のフレーム部とは異なる頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第2のフレーム部と、を備え、前記第1および第2のフレーム部は、前記スクリーンを展張または収納する際に前記スクリーンに平行な面上で互いに回動自在となるように各々の重心同士が軸着されて成るスクリーン装置と、このスクリーン装置を装着可能な台座装置とを備えることにより、投影面の平面性を常に確保することができ、取り扱いも容易なスクリーンシステムを提供することが可能となる。
また、この実施の形態2によれば、スクリーン装置を装着する台座装置側でスクリーン装置の上下動や所定の鉛直方向の軸を中心とするスクリーン装置の回動を行うことができるので、スクリーンを展張した後、台座装置によってスクリーンの位置調整を自動的に行うことができる。
(その他の実施の形態)
ここまで、本発明を実施するための最良の形態を実施の形態1および2として詳述してきたが、本発明はそれら二つの実施の形態によってのみ限定されるべきものではない。例えば、上記実施の形態2で説明した台座装置31に対してプロジェクタ等の投影装置を接続可能な構成とすれば、テレビ等の映像をスクリーン装置21に投影すると同時にその映像に対応する音声をスクリーン装置21の裏側から出力することができるので、音声があたかも画像そのものから発せられているような臨場感溢れる感覚をもって視聴することができる。
また、台座装置にビデオ再生装置、DVD(Digital Versatile Disk)再生装置、ハードディスク再生装置などの機能を具備させてもよい。さらに、台座装置にそれら各種映像メディアのうち複数の映像メディアの機能を具備させ、その中から利用者が所望の映像メディアを選択できるようにしてもよい。このような台座装置を構成することにより、一段と多様な映像メディアに柔軟に対応することが可能なスクリーンシステムを提供することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していないさまざまな実施の形態等を含みうるものであり、特許請求の範囲により特定される技術的思想を逸脱しない範囲内において種々の設計変更等を施すことが可能である。
本発明の実施の形態1に係るスクリーン装置の構成を示す図である。 図1の矢視A方向の側面図である。 本発明の実施の形態1に係るスクリーン装置においてスクリーン収納時の状態を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るスクリーン装置においてスクリーンを展張していく過程を示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係るスクリーンシステムの構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るスクリーンシステムの台座装置の電気的な構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、21 スクリーン装置
2 スクリーン
3 トップバー
4 スプリングロール
5 収納部
6、7、26、27 フレーム部
8 支軸
11 スクリーンシステム
22、32 接続部
23、24、61、71 アーム
30 台座
31 台座装置
33 支柱
34 支柱支持部
35 信号入力部
36 操作部
37 位置調整部
38 記憶部
39 信号出力部
40 制御部
62、63、72、73 ガススプリング
62a、63a、72a、73a シリンダ
62b、63b、72b、73b ピストンロッド
62c、62d、63c、63d、72c、72d、73c、73d 取付部

Claims (7)

  1. 画像の投影面を形成する略長方形状のスクリーンと、
    前記スクリーンを巻回して収納する収納部と、
    前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第1のフレーム部と、
    前記スクリーンの対角線方向に対向する頂点の近傍同士であって前記第1のフレーム部とは異なる頂点の近傍同士を伸縮自在に連結支持する第2のフレーム部と、
    を備え、
    前記第1および第2のフレーム部は、前記スクリーンを展張または収納する際に前記スクリーンに平行な面上で互いに回動自在となるように各々の重心同士が軸着されて成ることを特徴とするスクリーン装置。
  2. 前記第1のフレーム部は、
    当該第1のフレーム部の重心が通過する第1のアームと、
    一方の端部が前記第1のアームの端部に固着され、他方の端部が前記スクリーンの一つの頂点の近傍に回動自在に取り付けられた第1の弾性部材と、
    一方の端部が前記第1のアームの端部であって前記第1の弾性部材が固着される端部と異なる端部に固着され、他方の端部が前記スクリーンの頂点であって前記第1の弾性部材の端部が取り付けられた位置の近傍にある頂点と対角線方向で対向する頂点の近傍に回動自在に取り付けられた第2の弾性部材と、
    を有し、
    前記第2のフレーム部は、
    当該第2のフレーム部の重心が通過し、前記第1のアームに軸着された第2のアームと、
    一方の端部が前記第2のアームの端部に固着され、他方の端部が前記スクリーンの一つの頂点の近傍に回動自在に取り付けられた第3の弾性部材と、
    一方の端部が前記第2のアームの端部であって前記第3の弾性部材が固着される端部と異なる端部に固着され、他方の端部が前記スクリーンの頂点であって前記第3の弾性部材の端部が取り付けられた位置の近傍にある頂点と対角線方向で対向する頂点の近傍に回動自在に取り付けられた第4の弾性部材と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のスクリーン装置。
  3. 前記第1乃至第4の弾性部材は、ガススプリングまたはコイルスプリングであることを特徴とする請求項2記載のスクリーン装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のスクリーン装置と、
    前記スクリーン装置を装着可能な台座装置と、
    を備えたことを特徴とするスクリーンシステム。
  5. 前記台座装置は、
    当該台座装置に装着された前記スクリーン装置を鉛直方向に上下動させるか、または所定の鉛直方向の軸を中心として前記スクリーン装置を回動させることによって前記スクリーン装置の位置を調整する位置調整手段を有することを特徴とする請求項4記載のスクリーンシステム。
  6. 前記スクリーン装置と前記台座装置のいずれか一方に音声出力手段を有することを特徴とする請求項4記載のスクリーンシステム。
  7. 前記音声出力手段は、
    前記第1および第2のフレーム部に設けられて成ることを特徴とする請求項6記載のスクリーンシステム。
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