JP2006315302A - 液体検出機能を備えた容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサユニットを、インクミストのような微細な物質が付着しないように保護することができ、しかも、センサユニットに対して外部から容易に電気接続できるようにする。
【解決手段】カートリッジケース101と、インク送出通路の終端付近に位置させて設けられ、カートリッジケースの狭幅側面に挿入用開口110hを有するセンサ収容凹部110と、センサ収容凹部の内部に収容され、圧電素子の発する振動を利用してインク残量を検出するセンサユニット200と、センサユニットを収容した状態でセンサ収容凹部を封止する蓋体150と、を具備し、蓋体の外面に、封止した状態でセンサユニット200側の端子250と導通する接点501Aが設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、特にインクジェット式記録装置等の液体噴射装置に適用される液体検出機能(主にインク残量検出機能)付きの容器に関する。
従来の液体噴射装置の代表例としては、画像記録用のインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記録装置がある。その他の液体噴射装置としては、例えば液晶ディスプレイ等のカラーフィルタ製造に用いられる色材噴射ヘッドを備えた装置、有機ELディスプレイ、面発光ディスプレイ(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッドを備えた装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドを備えた装置、精密ピペットとしての試料噴射ヘッドを備えた装置等が挙げられる。
液体噴射装置の代表例であるインクジェット式記録装置においては、圧力発生室を加圧する圧力発生手段と加圧されたインクをインク滴として射出するノズル開口とを有するインクジェット記録ヘッドが、キャリッジに搭載されており、インク容器内のインクが流路を介して記録ヘッドに供給され続けることにより、印刷を継続可能に構成されている。インク容器は、例えばインクが消費された時点でユーザーが簡単に交換できる、着脱可能なカートリッジとして構成されている。
従来、インクカートリッジのインク消費の管理方法としては、記録ヘッドでのインク滴の射出数やメンテナンスにより吸引されたインク量をソフトウエアにより積算してインク消費を計算により管理する方法や、インクカートリッジに液面検出用の電極を取付けることにより実際にインクが所定量消費された時点を管理する方法などがある。
しかしながら、ソフトウェアによりインク滴の吐出数やインク量を積算してインク消費を計算上管理する方法には、次のような問題がある。ヘッドの中には吐出インク滴に重量バラツキを有するものがある。このインク滴の重量バラツキは画質には影響を与えないが、バラツキによるインク消費量の誤差が累積した場合を考慮して、マージンを持たせた量のインクをインクカートリッジに充填してある。従って、個体によってはマージン分だけインクが余るという問題が生ずる。
一方、電極によりインクが消費された時点を管理する方法は、インクの実量を検出できるので、インク残量を高い信頼性で管理できる。しかしながら、インクの液面の検出をインクの導電性に頼ることになるので、検出可能なインクの種類が限定されてしまったり、電極のシール構造が複雑化してしまうという欠点がある。また、電極の材料としては、通常は導電性が良く耐腐食性も高い貴金属が使用されるので、インクカートリッジの製造コストがかさむ。さらに、2本の電極を装着する必要があるため、製造工程が多くなり、結果として製造コストがかさんでしまう。
そこで、上記の課題を解決すべく開発された装置が、特許文献1に圧電装置(ここでは、センサユニットと言う)として開示されている。このセンサユニットは、圧電素子が積層された振動板に対向するキャビティの内部に、インクが存在する場合とインクが存在しない場合とで、強制振動後の振動板の残留振動(自由振動)に起因する残留振動信号の共振周波数が変化することを利用して、インクカートリッジ内のインク残量を監視するというものである。
特開2001−146030号公報
ところで、上記のセンサユニットを液体容器に装着して使用する場合、センサの性能を決定づける主要素である圧電素子は、厳密に保護されていなければならない。この点、上述の特許文献1の技術では、圧電素子を設けた部分に直接外力が加わらないような構造を採用しているものの、最近のインクジェットプリンタのように非常に細かいインク滴を印刷媒体に噴射する方式のものに適用した場合には、別の観点から問題を生じる可能性があった。
即ち、最近のインクジェットプリンタは、非常に細かいインク滴を噴射する方式であるので、プリンタの筐体内に極微のインクミストが浮遊していることがあり、このインクミストがセンサユニットを収容している部分に侵入すると、例えばインクミストが圧電素子に付着することによって、圧電素子の静電破壊をもたらす可能性があった。なお、センサユニットには外部から電気接続する必要性があるので、その関係から単純にセンサユニットを封止するだけでは問題の解決にならなかった。
本発明は、上記事情を考慮し、センサユニットを、インクミストのような微細な物質が付着しないように保護することができ、しかも、センサユニットに対して外部から容易に電気接続できるようにした、液体検出機能を備えた容器を提供することを目的とする。
(1) 内部に液体の貯留部を有すると共に、貯留した液体を外部に送出する送出通路を有する容器本体と、
前記送出通路の終端付近に位置させて前記容器本体に設けられ、該容器本体の外面に挿入用開口を有するセンサ収容凹部と、
前記挿入用開口を通してセンサ収容凹部の内部に収容され、圧電素子の発する振動を利用して前記容器本体内の液体を検出するセンサユニットと、
該センサユニットを収容した状態で前記センサ収容凹部の挿入用開口を封止する蓋体と、を具備したことを特徴とする容器。
(2) (1)に記載の容器であって、
前記蓋体の外面に、前記挿入用開口を封止した状態で前記センサユニット側の端子と導通する接点が設けられていることを特徴とする容器。
(3) (2)に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
前記蓋体の少なくとも一部が、電子回路を備えた回路基板で構成されており、該回路基板の内面に、前記センサユニット側の端子と接触導通する内側接点が設けられ、前記回路基板の外面に、前記内側接点と直接導通または前記電子回路を通して導通し且つ外部機器と電気接続するための外側接点が設けられていることを特徴とする容器。
(4) (3)に記載の容器であって、
前記蓋体が、前記センサ収容凹部の挿入用開口を封止する大きさの封止カバーと、該封止カバーと別体に形成され封止カバーの内側に嵌め込み固定された前記回路基板とで構成されていることを特徴とする容器。
(5) (1)〜(4)の何れか一項に記載の容器であって、
前記容器本体に設けられ、センサ受壁を介して前記センサ収容凹部と隣接すると共に、前記送出通路の上流側と下流側に連通することで前記送出通路に直列に介在されたバッファ室と、
前記センサユニットと前記センサ受壁との間をシールする弾性を有した環状のシール部材と、
前記センサ収容凹部内に前記センサユニットと共に収容され、センサユニットを前記センサ受壁に向けて押圧することで、前記シール部材を潰しながら、該シール部材とセンサユニット及びセンサ受壁との間に、シールに必要なだけの面圧を付与する押圧バネと、を具備し、
前記センサユニットは、
検出対象の液体を受け入れるセンサキャビティを有し、且つ、該センサキャビティの下面を液体の受け入れを可能とするために開放し、上面を振動板で塞いで、該振動板の上面に前記圧電素子を配した構成をなすセンサチップと、
該センサチップを載置固定する金属製のセンサベースと、
該センサベースを載置固定すると共に、前記センサ収容部にセンサユニットを装着した際に、下面が前記シール部材を介して前記センサ受壁に対面する樹脂製のユニットベースと、を有しており、
前記センサベース及びユニットベースには、前記センサキャビティに連通する液溜まり空間が形成されると共に、前記センサ受壁には、前記環状のシール部材の内側で、前記液溜まり空間と前記バッファ室とを連通する流路が設けられていることを特徴とする容器。
(6) (5)に記載の容器であって、
前記押圧バネが円筒形の圧縮コイルバネにより構成されており、前記蓋体の内面に、前記押圧バネの外周面を側方から支持する半円筒面状のバネ支持部と、前記押圧バネを両側から挟む位置にあり且つ前記蓋体を容器本体に係合させる一対の係合アームとが形成されていることを特徴とする容器。
(7) (5)または(6)に記載の容器であって、
前記容器本体が、一対の広幅側面と一対の狭幅側面と天面と底面とを有し、底面の一部に液体の排出口を有する略直方体形状のカートリッジケースよりなり、前記センサ収容凹部の挿入用開口が前記一対の狭幅側面のうちの一方の狭幅側面に設けられ、前記押圧バネとセンサユニットが、前記天面と底面に直交する方向に並べて前記センサ収容凹部内に収容されていることを特徴とする容器。
(8) (5)または(6)に記載の容器であって、
前記容器本体が、一対の広幅側面と一対の狭幅側面と天面と底面とを有し、底面の一部に液体の排出口を有する略直方体形状のカートリッジケースよりなり、前記センサ収容凹部の挿入用開口が前記一対の狭幅側面のうちの一方の狭幅側面に設けられ、前記押圧バネとセンサユニットが、前記広幅側面と直交する方向に並べて前記センサ収容凹部内に収容されていることを特徴とする液体検出機能を備えた容器。
(9) (1)〜(8)の何れか一項に記載の容器であって、
前記容器がインクジェットプリンタのインクカートリッジであり、
前記センサユニットがインク残量を検出するものであることを特徴とする容器。
本発明によれば、センサユニットを収容するセンサ収容凹部を蓋体で確実に封止するので、中のセンサユニットを保護することができ、信頼性及び安全性を向上させることができる。特に、センサ収容凹部へのインクミスト(液体のミスト)の侵入を蓋体によって防ぐことができるので、圧電素子にインクミストが付着する可能性を無くすことができる。また、センサ収容凹部内に外の気流が入らないので、気流の乱れによる影響を受けずに液体の検出を行うことができる。また、容器をたとえ落とした場合にも、センサユニットに直接衝撃が及ばないようにすることができるので、繊細な圧電素子の周辺構造を保護することができる。また、蓋体の外面にセンサユニット側の端子と導通する接点を設けたので、この接点を介して、センサユニットと外部との間で電気接続を容易に行うことができる。
また、本発明によれば、蓋体の少なくとも一部を回路基板で構成したので、回路基板上に接点を設けるだけで、センサユニットと外部との電気接続を容易に行うことができる。また、回路基板には適当な電子部品、例えばメモリを搭載することも容易にできるので、容器に関する情報や内容液に関する情報等を記録しておくこともできる。
また、本発明によれば、回路基板を後から封止カバーに取り付けることができるので、封止カバーを共通部品とし、回路基板だけを、仕様等に応じて交換可能な個別部品とすることができる。
また、本発明によれば、次の原理により、例えば液体の消費を検出することができる。即ち、液体が消費される際には、貯留された液体は、バッファ室を通り、センサユニットのセンサキャビティを経由して外部へ送り出される。この際、容器本体内に液体が十分に残っている段階では、センサキャビティ内は液体で満たされている。一方、液体の残量が少なくなると、センサキャビティ内に液体が存在しない状態となる。そこで、センサユニットは、この状態の変化に起因する音響インピーダンスの相違を検出する。それによって、液体が十分に残っている状態であるか、あるいは、ある一定以上の液体が消費されて残量が少なくなった状態であるか、を検知することができる。
具体的には、圧電素子に電圧を印加すると、圧電素子の変形に伴い振動板が変形する。圧電素子を強制的に変形させた後、電圧の印加を解除すると、しばらくは、たわみ振動が振動板に残留する。この残留振動は、振動板とセンサキャビティ内の媒体との自由振動である。従って、圧電素子に印加する電圧をパルス波形あるいは矩形波とすることで、電圧を印加した後の振動板と媒体との共振状態を容易に得ることができる。この残留振動は、振動板の振動であり、圧電素子の変形を伴う。このため、残留振動に伴って圧電素子は逆起電力を発生する。この逆起電力を外部で検出することにより、液体の消費を知ることができる。
また、本発明によれば、蓋体の内面に設けたバネ支持部と係合アームにより押圧バネを支えることができるので、押圧バネの位置ずれを防ぐことができると共に、押圧バネの組付が容易にできるようになる。
また、本発明によれば、押圧バネとセンサユニットを、直方体形状のカートリッジケースの高さ方向(天面と底面に直交する方向)に並べて組み込むので、押圧バネの反力をカートリッジケースの高さ方向の壁で受けることができる。カートリッジケースは高さ方向に寸法を大きくとるのが普通なので、押圧バネのバネ力を強くした場合にも、余裕を持った強さで押圧バネの力を受けることができる。また、カートリッジケースの狭幅側面にセンサ収容凹部の挿入用開口を設け、そこに接点を外面に有する蓋体を配置するので、狭幅側面上に存在する接点で外部との電気接続を行うことができ、従って、広幅側面を隣り合わせて多数のカートリッジケースをコンパクトに配列した場合に、各カートリッジケースの狭幅側面上の接点を、全て外部に面するように並べることができて、外部との接続が容易にできるようになる。
また、本発明によれば、押圧バネとセンサユニットを、直方体形状のカートリッジケースの厚さ方向(広幅側面と直交する方向)に並べて組み込むので、センサユニットと押圧バネを足した寸法に応じて、カートリッジケースの厚さを薄くすることができる。また、カートリッジケースの狭幅側面にセンサ収容凹部の挿入用開口を設け、そこに接点を外面に有する蓋体を配置するので、狭幅側面上に存在する接点で外部との電気接続を行うことができ、従って、広幅側面を隣り合わせて多数のカートリッジケースをコンパクトに配列した場合に、各カートリッジケースの狭幅側面上の接点を、全て外部に面するように並べることができて、外部との接続が容易にできるようになる。
また、本発明によれば、インクジェットプリンタのインクカートリッジとして構成したので、インクミストによる問題を解消することができ、信頼性と安全性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態の液体検出機能付きのインクカートリッジ(液体検出機能を備えた容器)について、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態のインクカートリッジが使用されるインクジェット式記録装置(液体噴射装置)の概略構成を示す。図1中符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1は、キャリッジモータ2により駆動されるタイミングベルト3を介して、ガイド部材4に案内されてプラテン5の軸方向に往復移動されるように構成されている。
キャリッジ1の記録用紙6に対向する側にはインクジェット式記録ヘッド12が搭載され、またその上部には記録ヘッド12にインクを供給するインクカートリッジ100が着脱可能に装着されている。
この記録装置の非印字領域であるホームポジション(図中、右側)にはキャップ部材13が配置されており、このキャップ部材13はキャリッジ1に搭載された記録ヘッド12がホームポジションに移動した時に、記録ヘッド12のノズル形成面に押し当てられてノズル形成面との間に密閉空間を形成するように構成されている。そして、キャップ部材13の下方には、キャップ部材13により形成された密閉空間に負圧を与えてクリーニング等を実施するためのポンプユニット10が配置されている。
また、キャップ部材13における印字領域側の近傍には、ゴムなどの弾性板を備えたワイピング手段11が記録ヘッド12の移動軌跡に対して例えば水平方向に進退できるように配置されていて、キャリッジ1がキャップ部材13側に往復移動するに際して、必要に応じて記録ヘッド12のノズル形成面を払拭することができるように構成されている。
図2は、インクカートリッジ100の概略構成を示す斜視図である。このインクカートリッジ100には、本実施形態の液体検出装置であるセンサユニット200が内蔵されている。
インクカートリッジ100は、内部にインク貯留部を備える樹脂製のカートリッジケース(容器本体)101と、カートリッジケース101の下端面を覆うように装着された樹脂製のカバー102とを有する。カバー102は、カートリッジケース101の下端面に貼られた各種の封止フィルムを保護するために設けられている。カートリッジケース101の下端面にはインク送出部103が突設され、インク送出部103の下端面には、インク送出口(液体の排出口、図示略)を保護するためのカバーフィルム104が貼られている。
カートリッジケース101は、一対の広幅側面101aと、一対の狭幅側面101bと、天面101cと、底面101dとを有する厚さ(奥行)の薄い略直方体形状のもので、カートリッジケース101の一方の狭幅側面101b側の下部には、センサユニット200を収容するためのセンサ収容凹部110が設けられ、そのセンサ収容凹部110の内部には、センサユニット200とスプリング(押圧バネ)300とが収容されている。
このスプリング300は、後述するが、センサユニット200を、センサ収容凹部110内底部のセンサ受壁120(図7参照)に押し付けてシールリング270を押し潰すことにより、センサユニット200とカートリッジケース101との間のシール性の確保を行うものである。
この場合のスプリング300としては、円筒形状の圧縮コイルバネが使用されており、このスプリング300とセンサユニット200とが、カートリッジケース101の天面101cと底面101dに直交する方向、即ち、カートリッジケース101の高さ方向に並べて、且つ、センサユニット200をセンサ受壁120の上側、スプリング300をその更に上側に位置させて、センサ収容凹部110内に収容されている。
センサ収容凹部110は、カートリッジケース101の狭幅側面1bに挿入用開口を有しており、その挿入用開口からセンサユニット200とスプリング300とが挿入されている。そして、センサ収容凹部110の挿入用開口は、センサユニット200及びスプリング300を内部に収納した状態で、外側から蓋体150で封止されている。この蓋体150は、後で詳しく述べるが、センサ収容凹部110の挿入用開口を封止する大きさの封止カバー400と、封止カバー400と別体に形成され封止カバー400の内側に嵌め込み固定された回路基板500とで構成されている。
図3及び図4は、センサユニット200と、スプリング300と、封止カバー400と、回路基板500の各構成を示す分解斜視図である。また、図5はセンサユニット200の分解斜視図、図6は別の角度から見たセンサユニット200の分解斜視図、図7はインクカートリッジ100のセンサユニット収容部分の縦断面図である。また、図8はセンサユニット200の要部の断面図、図9は図8のIX−IX矢視断面図である。
図7に示すように、カートリッジケース101のセンサ収容凹部110の内底部には、センサユニット200の下端を受けるためのセンサ受壁120が設けられている。センサ受壁120は、その上面にセンサユニット200が載り、スプリング300の弾性力で、センサユニット200の下端のシールリング270が圧接する部分である。
このセンサ受壁120の下側には、隔壁127を挟んで互いに区分された上流側と下流側の一対のセンサバッファ室122、123が設けられ、センサ受壁120には、センサバッファ室122、123に対応させて一対の連通口132、133が設けられている。
カートリッジケース101の内部には、特に図示しないが、貯留したインクを外部に送出するための送出通路が設けられており、送出通路の終端付近(インク送出口付近)に位置させてセンサ収容凹部110が設けられ、そのセンサ収容凹部110内にセンサユニット200が配設されている。この場合、上流側センサバッファ室122は、連絡孔124を介して上流側の送出通路に連通され、下流側センサバッファ室123は、連絡孔125を介して、インク送出口に近い下流側の送出通路に連通されている。
また、センサバッファ室122、123の下面は、剛性壁で封じられていても構わないが、この実施形態では開口しており、その開口が樹脂製の薄い封止フィルム105によって覆われている。
センサユニット200は、図5及び図6に示すように、上面に凹所211を有する樹脂製でプレート状のユニットベース210と、ユニットベース210の上面の凹所211に収容された金属製でプレート状のセンサベース220と、センサベース220の上面に載置固定されたセンサチップ230と、センサベース220とユニットベース210を固着する接着フィルム240と、ユニットベース210の上側に配された一対の端子プレート250と、端子プレート250の押さえとセンサチップ230の保護を行うプレート状の押さえカバー260と、ユニットベース210の下面に配されたゴム製のシールリング270と、から構成されている。
各部品の詳細を述べると、ユニットベース210は、図6に示すように、上面中央にセンサベース220の嵌まる凹所211を有すると共に、凹所211の周囲の上面壁214の外側に、上面壁214よりも一段高く設定された取付壁215を有する。取付壁215は凹所211を挟んで対向するように一対設けられており、取付壁215上に位置させて、ユニットベース210の上面の四隅には4つの支持ピン216が立設されている。また、凹所211の底壁には、円形の貫通孔よりなる入側流路212と出側流路213(液溜まり空間)が設けられている。また、ユニットベース210の下面には、図5に示すようにシールリング217の嵌まる長円形の凸部217が設けられ、前記入側流路212と出側流路213はこの凸部217上に位置している。なお、シールリング217は、ゴム製のリングパッキンよりなり、下面に断面半円状の環状凸部271を有している。
センサベース220は、センサの音響特性の向上を図る目的で、樹脂よりも剛性の高いステンレス等の金属プレートによって構成されている。センサベース220は、四つの角を面取りした矩形板状をなし、ユニットベース210の入側流路212及び出側流路213に対応した、2つの貫通孔よりなる入側流路222及び出側流路223(液溜まり空間)を有している。
このセンサベース220の上面には、例えば両面接着フィルムの貼り付けや接着剤の塗布などによって接着層242が形成されており、この接着層242の上に、センサチップ230が搭載され固着されている。
センサチップ230は、検出対象のインク(液体)を受け入れるセンサキャビティ232を有しており、センサキャビティ232の下面をインクの受け入れを可能とするために開放し、上面を振動板233で塞いで、振動板233の上面に圧電素子234を配した構成をなしている。
具体的に述べると、センサチップ230は、図7及び図8に示すように、円形開口よりなるセンサキャビティ232を中心に有するセラミック製のチップ本体231と、チップ本体231の上面に積層され、センサキャビティ232の底面壁を構成する振動板233と、振動板233の上に積層された圧電素子234と、チップ本体231の上に積層された端子235、236とで構成されている。
圧電素子234は、具体的に図示しないが、前記各端子235、236に接続された上下の電極層と、上下の電極層の間に積層された圧電層とからなるものであり、例えば、センサキャビティ232内のインクの有無による電気特性の違いでインクエンドを判断する機能を果たす。圧電層の材料としては、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT)、ジルコン酸チタン酸鉛ランタン(PLZT)、または、鉛を使用しない鉛レス圧電膜、等を用いることができる。
センサチップ230は、チップ本体231の下面をセンサベース220の上面中央部に載せることにより、前記接着層242によってセンサベース220に一体に固着されており、その接着層242によって同時に、センサベース220とセンサチップ230間がシールされている。そして、センサベース220及びユニットベース210の入側流路222、212と出側流路223、213(液溜まり空間)は、センサチップ230のセンサキャビティ232に連通している。この構成により、インクは、入側流路212、222を介してセンサキャビティ232に入り、出側流路223、213を介してセンサキャビティ232から排出されるようになる。
このようにセンサチップ230が搭載された金属製のセンサベース220は、ユニットベース210の上面の凹所211に収容されている。そして、その上から樹脂製の接着フィルム240を被せることにより、センサベース220とユニットベース210が一体に接着されている。
即ち、接着フィルム240は、中央に開口241を有しており、センサベース220をユニットベース210の上面の凹所211に収容した状態でその上から被せることにより、中央の開口241からセンサチップ230を露出させている。また、接着フィルム240の内周側を、センサベース220の上面に接着層242を介して接着させ、且つ、外周側をユニットベース210の凹所211の周囲の上面壁214に接着させることにより、つまり、接着フィルム240を2部品(センサベース220とユニットベース210)の上面に跨って貼り付けることにより、センサベース220とユニットベース210間を互いに固着すると同時にシールしている。
この場合、センサベース220の上面は、ユニットベース210の凹所211より上側に突出しており、接着フィルム240は、ユニットベース210の凹所211の周囲の上面壁214に対する接着位置よりも高い位置で、センサベース220の上面に接着されている。このように、センサベース220に対するフィルム接着面の高さを、ユニットベース210に対するフィルム接着面の高さよりも上の位置に設定したことにより、段差をもってセンサベース220を接着フィルム240で押え付けることができ、ユニットベース210に対するセンサベース220の固着力の強化を図ることができる。また、ガタツキのない取付も可能となる。
また、各端子プレート250は、帯状の基板部251と、基板部251の側縁に突設されたバネ片252と、基板部251の両側に形成された取付孔253と、基板部251の両端に形成された折曲片254とを有するもので、それぞれ取付孔253に支持ピン216を通して位置決めした状態で、ユニットベース210の取付壁215の上面に配置されている。そして、その上から押さえカバー260を載せることで、ユニットベース210と押さえカバー260とにより挟持され、その状態で、各バネ片252が、センサチップ230の上面の端子235、236に接触導通している。
押さえカバー260は、端子プレート250の基板部251を挟みながらユニットベース210の取付壁215の上面に載る平板部261と、平板部261の四隅に配され、ユニットベース210の支持ピン216に嵌まる4つの取付孔262と、平板部261の中央上面に設けられた立壁263と、立壁263に設けられたスプリング受座264と、平板部261の下面に設けられ、端子プレート250のバネ片252の逃げを作る凹部265とを有し、端子プレート250を上から押さえ付けながらユニットベース210の上面に載せられることで、ユニットベース210の上面の凹所211に収容されたセンサプレート220及びセンサチップ230を保護している。
以上の部品によりセンサユニット200を組み立てるには、まず、センサベース220の上面全面に接着層242を形成し、その接着層242の上にセンサチップ230を載置することで、センサチップ230とセンサベース220間を接着層242によって一体に固着すると共にシールする。
次いで、そのセンサチップ230と一体になったセンサベース220を、ユニットベース210の上面の凹所211に収容し、その状態で、上方から接着フィルム240を被せることで、接着フィルム240の内周側をセンサベース220の上面に接着層242を介して接着させ、外周側をユニットベース210の凹所211の周囲の上面壁214に接着させる。それにより、センサベース220とユニットベース210間を、接着フィルム240によって一体に固着すると共にシールすることができる。
次に、端子プレート250を、取付孔253をユニットベース210の支持ピン216に嵌めながら、ユニットベース210の上に配設し、その上から押さえカバー260を配置する。また、任意の段階で、ユニットベース210の下面の凸部217にシールリング270を嵌めておく。以上により、センサユニット200を組み立てることができる。
センサユニット200は、以上のように構成されており、カートリッジケース100のセンサ収容凹所110に、スプリング300と一緒に収容されている。そして収容された状態で、図7に示すように、スプリング300が押さえカバー260を下向きに押圧することにより、センサユニット200の下面に設けたシールリング270が潰れながら、センサ収容凹所110内のセンサ受壁120に圧接し、これにより、センサユニット200とカートリッジケース101の間のシール性が確保されている。
このような組み付けが行われることにより、シール性が確保された条件の下で、カートリッジケース101内の上流側バッファ室122が、センサ受壁120の連通孔132を介してセンサユニット200内の入側流路212、222に連通され、カートリッジケース101内の下流側バッファ室123が、センサ受壁120の連通孔133を介してセンサユニット200内の出側流路213、223に連通される。そして、入側流路212、222、センサキャビティ232、出側流路213、223は、この順に上流側から並ぶように、カートリッジケース101内の送出流路に直列に介在することになる。
ここで、センサキャビティ232につながる上流側の流路は、流路断面の大きな上流側バッファ室122、連通口132、及び、流路断面の小さなセンサユニット200内の入側流路212、222(上流側狭小流路)で構成される。また、センサキャビティ232につながる下流側の流路は、流路断面の大きな下流側バッファ室123、連通口133、及び、流路断面の小さなセンサユニット200内ので出側流路213、223(下流側狭小流路)で構成される。
また、センサ収容凹所110の側面開口を塞ぐ封止カバー400は、図3及び図4に示すように、板状のカバー本体401の外面に回路基板500の嵌まる凹部402を設け、その凹部402の底壁に、各端子プレート250の折曲片254の露出する2つの開口403と、回路基板500の位置決め用のピン406、407とを設け、更にカバー本体401の内面に、スプリング300の外周面を側方から支持する円筒面状のバネ支持部409と、センサ収容凹所110内の所定部位に係止する一対の係合アーム405とを設けた構成を有している。一対の係合アーム405は、スプリング300を左右両側から挟むような位置に設けられている。また、封止カバー400には、センサ収容凹所110の周囲壁に突設された上下一対の位置決めピン101p、101bに嵌まる位置決め孔411、412が設けられている。
また、回路基板500は、カバー本体401の凹部402にちょうど嵌合する大きさの絶縁基板501の外面と内面に、それぞれ接点501A、501Bを形成すると共に、必要に応じて、メモリ等の電子部品を含んだ電子回路(図示略)を形成したものである。また、絶縁基板501には、封止カバー400側の位置決め用のピン406、407と係合する切欠506や孔507が設けられている。
この場合の回路基板500の内面に露出した内側接点501Bは、蓋体150でセンサ収容凹部110を塞いだときに、センサユニット200側の端子プレート250の折曲片254と接触導通する接点であり、また、外側接点501Aは、内側接点501Bと直接導通するか、または、前記電子回路を通して導通するものであり、外部の機器と電気接続するための接点である。
この封止カバー400及び回路基板500よりなる蓋体150は、センサユニット200及びスプリング300をセンサ収容凹所110の内部に収容した上で、カートリッジケース101に取り付けられており、その状態で、回路基板500の外面の接点501Aが端子プレート250と導通している。
次に、センサユニット200によるインクの検出原理について説明する。
インクカートリッジ101内のインクが消費される際には、貯留されたインクは、センサユニット200のセンサキャビティ232を経由して、インク送出部103からインクジェット式記録装置の記録ヘッド12へ送られる。
この際、インクカートリッジ100内にインクが十分に残っている段階では、センサキャビティ232内はインクで満たされている。一方、インクカートリッジ100内のインク残量が少なくなると、センサキャビティ232内にインクが存在しない状態となる。
そこで、センサユニット200は、この状態の変化に起因する音響インピーダンスの相違を検出する。それによって、インクが十分に残っている状態であるか、あるいは、ある一定以上のインクが消費されて残量が少なくなった状態であるか、を検知することができる。
具体的には、圧電素子234に電圧を印加すると、圧電素子234の変形に伴い振動板233が変形する。圧電素子234を強制的に変形させた後、電圧の印加を解除すると、しばらくは、たわみ振動が振動板233に残留する。この残留振動は、振動板233とキャビティ232内の媒体との自由振動である。従って、圧電素子234に印加する電圧をパルス波形あるいは矩形波とすることで、電圧を印加した後の振動板233と媒体との共振状態を容易に得ることができる。
この残留振動は、振動板233の振動であり、圧電素子234の変形を伴う。このため、残留振動に伴って圧電素子7は逆起電力を発生する。この逆起電力は、端子プレート250を介して外部で検出される。
このようにして検出された逆起電力によって共振周波数が特定できるので、この共振周波数に基づいてインクカートリッジ100内のインクの有無を検出することができる。
以上の実施形態によれば、センサユニット200を収容するセンサ収容凹部110を蓋体150で確実に封止しているので、中のセンサユニット200を保護することができ、信頼性及び安全性を向上させることができる。特に、センサ収容凹部110へのインクミスト(液体のミスト)の侵入を蓋体150によって防ぐことができるので、圧電素子234にインクミストが付着する可能性を無くすことができる。また、センサ収容凹部110内に外の気流が入らなくなるので、気流の乱れによる影響を受けずにインク残量の検出を行うことができる。
また、インクカートリッジ100をたとえ落とした場合にも、センサユニット200に直接衝撃が及ばないようにすることができるので、繊細な圧電素子234及びその周辺の構造を保護することができる。また、蓋体150の外面にセンサユニット200側の端子プレート250と導通する接点501Aを設けているので、この接点501Aを介して、センサユニット200と外部との間で電気接続を容易に行うことができる。
また、蓋体150の一部を回路基板500で構成しているので、回路基板500上に接点501A、501Bを設けるだけで、センサユニット200と外部との電気接続を容易に行うことができる。また、回路基板500には適当な電子部品、例えばメモリを搭載することも容易にできるので、インクカートリッジ100に関する情報やインクに関する情報等を記録しておくことも可能である。
また、回路基板500は封止カバー400と別に製作してあり、後から封止カバー400に自由に取り付けられるようになっているので、封止カバー400だけを共通部品とし、回路基板500を仕様等に応じて交換可能な個別部品として揃えることもできる。
また、封止カバー400の内面に設けたバネ支持部409と係合アーム405によってスプリング300を支えることができるので、スプリング300の位置ずれを防ぐことができると共に、スプリング300の組付も容易にできるようになる。
また、本実施形態では、スプリング300とセンサユニット200を、直方体形状のカートリッジケース101の高さ方向(天面101cと底面101dに直交する方向)に並べて組み込んでいるので、スプリング300の反力をカートリッジケース101の高さ方向の壁面(センサ収容凹部110の上壁面)で受けることができる。ここで、カートリッジケース101は高さ方向に寸法を大きくとるのが普通なので、スプリング300のバネ力を強くした場合であっても、余裕を持った強さでスプリング300の力を前記高さ方向の壁面(センサ収容凹部110の上壁面)で受けることができる。
また、カートリッジケース101の狭幅側面101bにセンサ収容凹部110の挿入用開口110hを設け、そこに接点501Aを外面に有する蓋体150を配置するので、狭幅側面101b上に存在する接点501Aで、外部との電気接続を行うことができる。従って、広幅側面101aを隣り合わせて多数のカートリッジケース101をコンパクトに配列した場合に、各カートリッジケース101の狭幅側面101b上の接点501Aを、全て外部に面するように並べることができて、外部との接続が容易にできるようになる。
また、本実施形態によれば、ユニットベース210に対して、上方から、センサチップ230を搭載したセンサベース220を組み込み、その状態で、並んだ2部品の上面と上面、つまり、センサベース220とユニットベース210の両上面に跨って接着フィルム240を貼り付けるだけで、異なる材料でできた2部品(金属製のセンサベース220と樹脂製のユニットベース210)間の固着とシールを同時に行うことができる。従って、組立作業性がきわめてよい。また、接着フィルム240を2部品に跨って貼るだけであるから、各部品の寸法精度の影響をあまり受けずに、部品間のシールを行うことができる。また、例えば接着フィルム240を量産機械によって加熱・加圧して溶着する場合には、量産機械による温度と圧力を管理するだけで、シール性能を高めることができるので、量産時の安定化を図ることができる。さらに、シール性を左右する接着フィルム240は、装着が容易である上にスペース効率がよいため、センサユニット200の小型化が図れる。
また、センサベース220及びユニットベース210に、センサキャビティ232に対する入側流路212、222及び出側流路213、223をそれぞれ形成し、インクが入側流路212、222を介してセンサキャビティ232に流れ込み、出側流路213、223を介して排出されるように構成しているので、あくまでセンサキャビティ232をインクが流れるようになり、センサキャビティ232に液体や気泡が滞留することによる誤検出を防止することができる。
また、ユニットベース210に対する接着フィルム240の接着面の高さを、センサベース220に対する接着面の高さよりも下の位置に設定しているので、段差をもってセンサベース220を接着フィルム240で押え付けることができ、ユニットベース210に対するセンサベース220の固着力の強化を図ることができる。また、ガタツキのない取付が可能となる。
また、カートリッジケース101内の送出流路の終端付近にセンサユニット200を配置し、センサユニット200の入側流路212、222、センサキャビティ232、出側流路213、223が、この順に上流側から並ぶように送出流路に直列に介在されているので、インクカートリッジ100内の残液量を正確に検出することができる。
なお、上記実施形態では、センサ収容凹部110の下側にセンサ受壁120を設け、その下側に、カートリッジケース101の下面に開口する2つのセンサバッファ室122、123を設け、スプリング300とセンサユニット200を上下に並べてセンサ収容凹部110内に配置し、スプリング300の加圧方向がセンサ受壁120に向けて下向きに作用するように構成した場合を示したが、図10〜図12に示すインクカートリッジ100Bのように構成してもよい。
即ち、この実施形態のインクカートリッジ100Bでは、前記実施形態と外形的には同様に構成されたカートリッジケース101Bの狭幅側面101bにセンサ収容凹部110を設けるところまでは一緒であるが、センサ受壁120を、センサ収容凹部110の下側にではなく、側方つまり広幅側面101a側に向けて設け、そのセンサ受壁120の更に広幅側面101a側に、当該広幅側面101aに開口する2つのセンサバッファ室122、123を設け、スプリング300とセンサユニット200を、広幅側面101aと直交する左右方向に並べてセンサ収容凹部110内に配置し、スプリング300の加圧方向が側方のセンサ受壁120に向けて横向きに作用するように構成している。
つまり、前記実施形態の場合と直交する方向に向けてセンサバッファ室122、123を設け、それに合わせてセンサユニット200やスプリング300を横向きに配置しているのである。向きを異ならせた以外は、すべて同じ構成であるので、同一構成要素に同一符号を付して説明を省略する。封止カバー4005お回路基板400よりなる蓋体150でセンサ収容凹部110の挿入用開口101hを塞ぐ点も同様である。
このようにスプリング300とセンサユニット200を、直方体形状のカートリッジケース101Bの厚さ方向(広幅側面101aと直交する方向)に並べて組み込んだ構成とすることにより、センサユニット200とスプリング300の寸法に応じて、カートリッジケース101Bの厚さを薄くすることができる。その他の効果は、前記実施形態と同様である。
本発明の実施形態のインクカートリッジが使用されるインクジェット式記録装置(液体噴射装置)の概略構成を示す斜視図である。 本発明に実施形態のインクカートリッジの概略構成を示す分解斜視図である。 図2のインクカートリッジに装備されるセンサユニット(液体検出装置)を始めとする部品の詳細構成を示す斜視図である。 図2のインクカートリッジに装備されるセンサユニット(液体検出装置)を始めとする部品の詳細構成を示す別の方向から見た斜視図である。 図3、図4のセンサユニットの分解斜視図である。 図3、図4のセンサユニットの別の角度から見た分解斜視図である。 図2のインクカートリッジのセンサユニットを装着した部分の縦断面図である。 図7のセンサユニットの要部拡大断面図である。 図8のIX−IX矢視断面図である。 本発明の他の実施形態のインクカートリッジの概略構成を示す分解斜視図である。 インクカートリッジにセンサユニットを組み付けた部分の正面図である。 図11と同じ方向から見た断面図である。
符号の説明
100,100B インクカートリッジ(液体検出機能を備えた容器)
101,101B カートリッジケース(容器本体)
101a 広幅側面
101b 狭幅側面
101c 天面
101d 底面
103 インク送出部
110 センサ収容凹部(センサ収容部)
110h 挿入用開口
120 センサ受壁
122 上流側センサバッファ室
123 下流側センサバッファ室
132,133 連通孔(流路)
150 蓋体
200 センサユニット
210 ユニットベース
212 入側流路(液溜まり空間)
213 出側流路(液溜まり空間)
220 センサベース
222 入側流路(液溜まり空間)
223 出側流路(液溜まり空間)
230 センサチップ
232 センサキャビティ
233 振動板
234 圧電素子
250 端子プレート
270 シールリング(環状のシール部材)
400 封止カバー
405 係合アーム
409 センサ支持部
500 回路基板
501A 外側接点
501B 内側接点

Claims (9)

  1. 内部に液体の貯留部を有すると共に、貯留した液体を外部に送出する送出通路を有する容器本体と、
    前記送出通路の終端付近に位置させて前記容器本体に設けられ、該容器本体の外面に挿入用開口を有するセンサ収容凹部と、
    前記挿入用開口を通してセンサ収容凹部の内部に収容され、圧電素子の発する振動を利用して前記容器本体内の液体を検出するセンサユニットと、
    該センサユニットを収容した状態で前記センサ収容凹部の挿入用開口を封止する蓋体と、を具備したことを特徴とする容器。
  2. 請求項1に記載の容器であって、
    前記蓋体の外面に、前記挿入用開口を封止した状態で前記センサユニット側の端子と導通する接点が設けられていることを特徴とする容器。
  3. 請求項2に記載の液体検出機能を備えた容器であって、
    前記蓋体の少なくとも一部が、電子回路を備えた回路基板で構成されており、該回路基板の内面に、前記センサユニット側の端子と接触導通する内側接点が設けられ、前記回路基板の外面に、前記内側接点と直接導通または前記電子回路を通して導通し且つ外部機器と電気接続するための外側接点が設けられていることを特徴とする容器。
  4. 請求項3に記載の容器であって、
    前記蓋体が、前記センサ収容凹部の挿入用開口を封止する大きさの封止カバーと、該封止カバーと別体に形成され封止カバーの内側に嵌め込み固定された前記回路基板とで構成されていることを特徴とする容器。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の容器であって、
    前記容器本体に設けられ、センサ受壁を介して前記センサ収容凹部と隣接すると共に、前記送出通路の上流側と下流側に連通することで前記送出通路に直列に介在されたバッファ室と、
    前記センサユニットと前記センサ受壁との間をシールする弾性を有した環状のシール部材と、
    前記センサ収容凹部内に前記センサユニットと共に収容され、センサユニットを前記センサ受壁に向けて押圧することで、前記シール部材を潰しながら、該シール部材とセンサユニット及びセンサ受壁との間に、シールに必要なだけの面圧を付与する押圧バネと、を具備し、
    前記センサユニットは、
    検出対象の液体を受け入れるセンサキャビティを有し、且つ、該センサキャビティの下面を液体の受け入れを可能とするために開放し、上面を振動板で塞いで、該振動板の上面に前記圧電素子を配した構成をなすセンサチップと、
    該センサチップを載置固定する金属製のセンサベースと、
    該センサベースを載置固定すると共に、前記センサ収容部にセンサユニットを装着した際に、下面が前記シール部材を介して前記センサ受壁に対面する樹脂製のユニットベースと、を有しており、
    前記センサベース及びユニットベースには、前記センサキャビティに連通する液溜まり空間が形成されると共に、前記センサ受壁には、前記環状のシール部材の内側で、前記液溜まり空間と前記バッファ室とを連通する流路が設けられていることを特徴とする容器。
  6. 請求項5に記載の容器であって、
    前記押圧バネが円筒形の圧縮コイルバネにより構成されており、前記蓋体の内面に、前記押圧バネの外周面を側方から支持する半円筒面状のバネ支持部と、前記押圧バネを両側から挟む位置にあり且つ前記蓋体を容器本体に係合させる一対の係合アームとが形成されていることを特徴とする容器。
  7. 請求項5または6に記載の容器であって、
    前記容器本体が、一対の広幅側面と一対の狭幅側面と天面と底面とを有し、底面の一部に液体の排出口を有する略直方体形状のカートリッジケースよりなり、前記センサ収容凹部の挿入用開口が前記一対の狭幅側面のうちの一方の狭幅側面に設けられ、前記押圧バネとセンサユニットが、前記天面と底面に直交する方向に並べて前記センサ収容凹部内に収容されていることを特徴とする容器。
  8. 請求項5または6に記載の容器であって、
    前記容器本体が、一対の広幅側面と一対の狭幅側面と天面と底面とを有し、底面の一部に液体の排出口を有する略直方体形状のカートリッジケースよりなり、前記センサ収容凹部の挿入用開口が前記一対の狭幅側面のうちの一方の狭幅側面に設けられ、前記押圧バネとセンサユニットが、前記広幅側面と直交する方向に並べて前記センサ収容凹部内に収容されていることを特徴とする容器。
  9. 請求項1〜8の何れか一項に記載の容器であって、
    前記容器がインクジェットプリンタのインクカートリッジであり、
    前記センサユニットがインク残量を検出するものであることを特徴とする容器。
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