JP2006311557A - 移動通信システムにおいて上りリンクパケットデータサービスのための物理階層の転送パラメータの決定方法及び装置 - Google Patents

移動通信システムにおいて上りリンクパケットデータサービスのための物理階層の転送パラメータの決定方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、移動通信システムにおいて、上りリンク専用チャンネルのデータを転送したい時、転送フォーマット組合せ(TFC)別に支援可能なSFと物理チャンネル数を求める方法及び装置を提供する。
【解決手段】本発明のパラメータ決定器は、PL内で支援可能なデータビットサイズのうち、追加的な物理チャンネルを必要とせず、且つ、ビット繰返しを最小化する物理チャンネルのデータビットを選択する。このような本発明は転送するための物理階層のSFと物理チャンネル数を選択する際に、受信機のハードウェア資源を効率良く使用できる。
【選択図】図4

Description

本発明は移動通信に関し、特に、上りリンクチャンネルを介して上りリンクデータの転送の際に、必要な物理階層の転送パラメータを効率良く決定するための方法及び装置に関する。
ヨーロッパ式移動通信システムであるGSM(Global System for Mobile Communications)に基づき、広帯域符号分割多重接続(Wideband Code Division Multiple Access:以下、WCDMAという)技術を用いる第3世代移動通信システムであるUMTS(Universal Mobile Telecommuniction Service)システムは、移動電話やコンピュータのユーザーがどこでもパケット基盤のテキスト、デジタル化した音声やビデオ、マルチメディアデータを2Mbps以上の高速で転送できる一貫したサービスを提供する。UMTSは、インターネットプロトコル(IP)のようなパケットプロトコルを使用するパケット切換方式の仮想接続という概念を使用し、ネットワーク内のいずれの終端にも常に接続可能である。
特に、UMTSシステムでは、ユーザー端末(UE)からノードB(又はBS)への上りリンク(Up Link:UL)通信において、パケット転送の性能をより向上できるように、向上した上りリンク専用チャンネル(Enhanced uplink Dedicated Channel:以下、E-DCHという)を使用する。E-DCHは、より安定した高速のデータ転送を支援するために、通常のDCHから改善されたもので、適応的変調/符号化(Adaptive Modulation and Coding:AMC)、複合自動再転送要求(Hybrid Automatic Retransmission Request:HARQ)、ノードB制御スケジュールリング(Node-B Controlled Scheduling)、及び短いTTI(Transport Transmission Interval)の技術などを支援し、向上した専用物理データチャンネル(Enhanced Dedicated Physical Data Channel:E-DPDCH)にマッピングされる。
AMCは、ノードBとUEとの間のチャンネル状態に応じて、データチャンネルの変調方式とコーディング方式とを可変的に決定して、データチャンネルの使用効率を高める技術である。AMCは、変調方式とコーディング方式との様々な組合せを示すMCS(Modulation and Coding Scheme)レベルを使用する。AMCは、MCSレベルをUEとノードBとの間のチャンネル状態に応じて適応的に決定して、全体の使用効率を高める。
HARQは、初期に転送されたデータパケットにエラーが発生した場合に、エラーパケットを補償するためのパケットを再転送することである。受信機では、最初に受信したデータパケットに再転送されたパケットをソフトコンバインして復号する。HARQは、エラーが発生した場合に、最初転送時と同一のビットを再転送するCC(Chase Combining)と、エラーが発生した場合に、最初転送時と異なるビットを再転送するIR(Incremental Redundancy)とに区分できる。
ノードB制御スケジューリングは、E-DCHが設定されたシステムにおいてE-DCHを用いてデータを転送する場合に、上りデータの転送の要否及び可能なデータレートの上限値などが、ノードBにより決定されてUEに通報する方式である。UEは、通報された情報に基づき、可能な上りE-DCHデータのデータレートを決定する。このとき、使用効率を高めるために、UEとノードBとの間のチャンネル状態に応じて適応的にMCSレベルを決定し得る。
図1は、無線リンクにおいてE-DCHを介したデータの転送を示す概念図である。
図1によれば、図面符号において、110はE-DCHを支援するノードB、101〜104はE-DCH(111〜114)を転送するUEである。ノードB(110)は、E-DCHを使用するUE(101〜104)のチャンネル状況を把握して、各UEのデータ転送をスケジューリングする。スケジューリングは、全体のシステムの性能アップのために、ノードB(110)のRoT(Rise Over Thermal)値が目標値を越えないようにし、且つ、ノードB(110)から遠いUE(104)には低いデータレートを割り当て、近いUE(101)には高いデータレートを割り当てる方式にて行われる。
図2は、E-DCHを介した送受信の手順を示すメッセージフローチャートである。
図2によれば、段階S203においてノードB(201)とUE(202)はE-DCHを設定する。段階S203は専用転送チャンネルを介したメッセージの伝達ステップを含む。E-DCHの設定が行われる場合に、段階S204においてUE(202)はノードB(201)に状態情報を通知する。状態情報は、上りリンクチャンネル状況を示すUE送信電力情報、UEが送信できる余分の電力情報、UEに送信すべきバッファされたデータの量などがある。
状態情報を受信したノードB(201)は、段階S211においてUE(202)の状態情報をモニターリングして、UE(202)の上りリンクパケット転送をスケジューリングする。段階S211においてノードB(201)はUE(202)に上りリンクパケット転送を許容することを決定し、段階S205においてUE(202)にスケジューリング割当て情報を転送する。スケジューリング割当て情報には許容されたデータレートと許容タイミングなどが含まれる。
ステップS212において、UE(202)はスケジューリング割当て情報を用いて、上りリンクに転送すべきE-DCHのTF(Transport format)を決定し、ステップS206及びステップS207において、E-DCHを介して上りリンクデータを転送すると同時に、ULデータに対するTF情報をノードBに転送する。ここで、TF情報は、E-DCHを復調するのに必要な情報を示すTFRI(Transport Format Resource Indicator)を含む。ステップS207において、UE(202)はノードB(201)が割り当てられたデータレートとチャンネル状態を考慮して、選択された当該MCSレベルを用いてULデータを転送する。
ステップS213において、ノードB(201)はTF情報とデータにエラーがあるか否かを判別する。ステップS208においてノードB(201)は、前記判別結果、少なくとも何れか一つにエラーが発生した場合はNACK(Non-Acknowledge)を、何れにもエラーが発生しない場合はACK(Acknowledge)を、ACK/NACKチャンネルを介してUE(202)に転送する。UE(202)は、ACK情報が転送された場合にはデータの転送が完了されて新しいデータをE-DCHを介して転送するが、NACK情報が転送された場合には同一のデータをE-DCHを介して再転送する。
上述した環境で、UEは、E-DCHの転送の際に、TTI毎に必要な物理チャンネルのSF(Spreading Factor)及び物理チャンネル数を求める。上りリンクの場合にTTI毎に転送フォーマット組合せの変更が可能であり、これにより、最適なSF及び物理チャンネル数を決定するように規定されている。物理チャンネルデータビットサイズは、SF及び物理チャンネル数によって決定される。決定された物理チャンネルデータビットサイズが、転送フォーマット組合せのデータサイズよりも小さすぎる場合に、物理階層において多すぎるビットがパンクチェア(Puncture)されて転送品質が低下される。これに対し、大きすぎる物理チャンネルデータビットサイズを選択する場合に、不要に多くの繰返しが発生したり、多すぎる物理チャンネルを使用することになり、PAR(Peak to Average Power ratio)の増大を引き起こすことにより、UEのカバレッジ(coverage)が低減される。
転送フォーマットによるSF及び物理チャンネル数を求める手順は、以下の通りである。
j番目の転送フォーマット組合せが適用される転送ブロックに対して、レートマッチング以前のビットサイズはNe,jとすれば、Ne,jを転送するために支援可能な物理チャンネルデータビットサイズであるNe,data,jを決定するアルゴリズムを説明する。
レートマッチング以前のデータに対して、パンクチェア可能な最大量を示すPL(Puncturing Limit)として、PLnon_max及びPLmaxが用いられる。PLnon_maxは、物理チャンネルデータビットサイズによるコードチャンネル数及びSFが、UEの容量により許容された最大個数/SF及びシステムによって割り当てられたSF/個数よりも少ない場合に適用するPL値である。PLmaxは、物理チャンネルデータビットサイズのコードチャンネル数が、UEの容量及びシステムの制限により許容された最大個数と同一の場合に適用するPL値である。PLnon_maxは上位階層によりシグナルリングされ、PLmaxはE-DCHを使用するUEに対して固定された値、例えば0.44又は0.33に定めれる。{{PLmax if the number of code channels equals to the maximum allowed by the UE capability and restrictions imposed by UTRAN.PLnon_max is signalled from higher layers and PLmax is equal to 0.44 for all E-DCH UE categories except the highest E-DCH UE category,for which PLmax is equal to 0.33}}
全ての可能なSFに対して一つの物理チャンネルのTTI当たり有効なビットの個数はN64、N32、N16、N、N及びNであり、ここで、下付き添字はSFを示す。{{The number of available bits per TTI of one E-DPDCH for all possible spreading factors is denoted by N64、N32、N16、N、Nand N、where the index refers to the spreading factor.}}
e,dataは全ての物理チャンネル上でE-DCHタイプのCCTrCH(Coded Composite TRansport CHannel)に対し有効なビットの可能な個数を意味し、{N64、N32、N16、N、N、2N、2N、2N+2N}になり得る。ここで、乗算される数である1又は2は物理チャンネル数を示す。{{The possible number of bits available to the CCTrCH of E-DCH type on all PhCHs、Ne,data、then are{N64、N32、N16、N、N、2N、2N、2N+2N}.}}
SET0はシステムが許容し、UEにより支援されるNe,dataのセットを示す。よって、SET0は全ての有効な場合である{N64、N32、N16、N、N、2N、2N、2N+2N}のサブセット(subset)になり得る。{{SET0 denotes the set of Ne,data values allowed by the UTRAN and supported by the UE、as part of the UE's capability.SET0 can be a subset of{N64、N32、N16、N、N、2N、2N、2N+2N}.}}
上述した事項を考慮して、Ne,data,jを決定するアルゴリズムを、下記の数式1に示す。
[数1]
SET1={Ne,data in SET0 such that Ne,data-Ne,j is non negative}
If SET1 is not empty and the smallest element of SET1 requires just one E-DPDCH then
e,data,j=min SET1
Else
SET2={Ne,data in SET0 such that Ne,data-PLnon_max*Ne,j is non negative}
If SET2 is not empty then
Sort SET2 in ascending order
e,data=min SET2
While Ne,data is not the max of SET2 and the follower of Ne,data requires no additional E-DPDCH do
e,data=follower of Ne,data in SET2
End while
e,data,j=Ne,data
Else
e,data,j=max SET0 provided that Ne,data,j -PLmax*Ne,j is non negative
End if
End if
上記数式1の動作について図3を参照して説明する。ここでは、UEがE-DCHの送信に使用するための転送パラメータを決定する動作として説明するが、同様にノードBがE-DCHデータの受信に使用するためのパラメータを決定する場合にも適用される。
図3によれば、段階S301において、UEはSET0の元素のうちで、Ne,jをパンクチェアなしに支援可能な元素を含むSET1を求める。段階S302において、SET1は、空きではなく、且つ、SET1の最小元素(min SET1)が一つのE-DPDCHで構成されたか否かを判別する。段階S302において“Yes”の場合には、段階S303においてNe,data,jはSET1の最小元素(min SET1)として決定される。例えば、2ms TTIの場合にはSET0={120、240、480、960、1920、3840、7680、11520}であり、Ne,j=900ビットの場合にはSET1={N、N、2N、2N、2N+2N}である。SET1で最小元素Nの物理チャンネル数は1つなので、N2,data,j=Nになる。Nは、SF=8であり、物理チャンネル数が1つである物理チャンネルデータビットサイズである。
段階S302において“No”の場合には段階S304に進行する。段階S304において、Ne,jを支援できるNe,dataを選択するために、UEはNe,dataとNe,j*PLnon_maxとを比較して、パンクチェアを介して支援可能な元素を持つSET2を構成する。SET2は“レートマッチングのパンクチェアを介してE-DCHの転送チャンネルのデータビットサイズを低減した後に受容可能な”元素を含む。SET2において、複数個の物理チャンネルを用いる元素を含まず、パンクチェアを用いる元素を含むことは、複数個の物理チャンネルを用いる場合に発生し得るPARの問題よりは、パンクチェアが相対的に効率的であるためである。
段階S304において、SET2が決定される場合に、段階S305においてUEはSET2が空きか否かを確認する。SET2が空きではない場合に、段階S306においてUEはNe,dataをSET2の最小元素(min SET2)に設定し、段階S307に進行する。段階S307において、Ne,dataがSET2の最大元素(max SET2)ではなく、且つ、Ne,dataの次の元素(follower)が追加的な物理チャンネルを必要とするか否かを判別する。 段階S307において、Ne,dataがmax SET2ではなく、且つ、Ne,dataの次の元素が追加的な物理チャンネルを必要としない場合には、段階S308においてNe,dataは次の元素として最終決定される。一方、段階S307において“No”の場合には、段階S309においてUEはNe,dataをNe,data,jとして決定する。
例えば、Ne,j=3000の場合にはSET1={2N、2N、2N+2N}になるが、最小元素である2Nが2つの物理チャンネルを必要とするので、SET2を求める。SET2の元素はPLnon_maxをNe,jに乗算した値がNe,dataよりも大きい、Ne,dataを含む。PLnon_max=0.5の場合には、SET2={N、2N、2N、2N+2N}を得る。SET2で追加的なE-DPDCHを必要としない最大元素の次の元素が、j番目の転送フォーマット組合せが適用される転送ブロックを転送するための物理チャンネルデータビットサイズNe,data,jとして選択される。上記例の場合はNが選択される。
段階S305において、SET2が空きの場合には、段階S310において UEはSET0の最後の元素に対してPLmaxを適用し、PLmaxを適用したNe,jがNe,dataよりも大きい、Ne,dataが存在するか否かを判別する。Ne,dataが存在する場合には、段階S311においてSET0の最大元素をNe,data,jとして決定する。これは、E-DCHではHARQが支援されるので、高い物理チャンネルデータビットサイズのデータは、最高のパンクチェア率でも転送可能なためである。
前述した2ms TTIの場合のSET0について、次の例を通して従来技術の問題点を説明する。
e,j=3700とすれば、SET1={2N、2N、2N+2N}になる(段階S301)。SET1で一つの物理チャンネルを使用する元素が存在しないので、SET2を求める(段階S304)。PLnon_max=0.6とすればSET2={2N、2N、2N+2N}になる。すると、UEは、SET2の最小元素よりチェックして、追加的な物理チャンネルを必要としない最大元素を物理チャンネルデータビットサイズとして選択する。最初の元素である2Nの場合に、次の元素である2Nも2つの物理チャンネルを必要とするため、次の元素である2NがNe,dataとして選択される(段階S308)。2Nの場合に、次の元素が2N+2Nであるが、次の元素である2N+2Nは追加の物理チャンネルを必要とするため、Ne,data,jは2Nになる(段階S309)。
換言すれば、Ne,j=3700を転送するための物理チャンネルデータビットサイズNe,data,jとして2N=7680が選択された。しかし、2Nと2Nとを比較してみれば、2Nに転送する場合には(3840-3700)=140だけのビット繰返しを行い、2Nの場合には(7680-3700)=3980だけのビット繰返しを行う。適切なパワーレベルでは繰返しの程度が転送品質に影響を及ぼさないが、過度な繰返しは受信段で処理すべきビット数の増加のため、受信段ハードウェアのメモリ浪費及び処理時間の増加のような問題点を招く。
よって、本発明は前記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、移動通信システムにおいて、上りリンク専用チャンネルのデータを転送したい時、転送フォーマット組合せ(TFC)別に支援可能なSFと物理チャンネル数を求める方法及び装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、上りリンク専用チャンネルの支援可能なSFと物理チャンネル数を求める時に、受信機のハードウェア資源を効率良く使用できるようにする方法及び装置を提供することにある。
本発明の一実施形態による方法は、移動通信システムにおいて上りリンクパケットデータサービスのための物理階層の転送パラメータを決定する方法であって、支援可能な物理チャンネルデータビットサイズ(Ne,data)を含む第1セット(SET0)のうちで、パケットデータのビットサイズ(Ne,j)を考慮して、前記パケットデータをパンクチェアなしに転送できる最小の物理チャンネルデータビットサイズ(min SET1)を選択するステップと、前記パケットデータをパンクチェアなしに転送できる物理チャンネルデータビットサイズが前記第1セット内に存在しない場合に、所定のPL値(PLnon_max)を適用して前記パケットデータのビットサイズを転送できる少なくとも一つの物理チャンネルデータビットサイズを含む第2セット(SET2)を、前記第1セット内で選択するステップと、前記第2セット(SET2)において、ビット繰返しを最小化する物理チャンネルデータビットサイズを選択するステップと、前記選択された物理チャンネルデータビットサイズを用いて、前記パケットデータを転送又は受信するステップとからなる。
本発明の一実施形態による装置は、移動通信システムにおいて上りリンクパケットデータサービスのための物理階層の転送パラメータを決定する装置であって、パケットデータのビットサイズ(Ne,j)に応じて、前記パケットデータのための物理チャンネルデータビットサイズ、前記物理チャンネルデータビットサイズに対応するSF、及び物理チャンネル数を決定するパラメータ決定器と、前記決定されたSF及び物理チャンネル数に応じて、前記パケットデータを送信又は受信する物理階層装置とを含み、前記パラメータ決定器は、支援可能な物理チャンネルデータビットサイズ(Ne,data)を含む第1セット(SET0)のうちで、前記パケットデータのビットサイズ(Ne,j)を考慮して、前記パケットデータをパンクチェアなしに転送できる最小の物理チャンネルデータビットサイズ(min SET1)を選択し、前記パケットデータをパンクチェアなしに転送できる物理チャンネルデータビットサイズが前記第1セット内に存在しない場合に、所定のPL値(PLnon_max)を適用して前記パケットデータのビットサイズを転送可能な少なくとも一つの物理チャンネルデータビットサイズを含む第2セット(SET2)を、前記第1セット内で選択し、前記第2セット(SET2)において、ビット繰返しを最小化する物理チャンネルデータビットサイズを、前記パケットデータを送信又は受信するための物理チャンネルデータビットサイズとして選択する。
本発明によれば、向上した上りリンク専用チャンネルを介したデータの転送の際に、転送ブロックフォーマット組合せ別に支援可能なSFと物理チャンネル数とを決定したい場合に、決定方法を提案するノードBのHW資源を効率良く使用できる。
以下、添付図面に基づき、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。本発明の説明において、本発明に関連した公知の機能や構成についての具体的な説明が、本発明の要旨を不明瞭にすると判断される場合には、その詳細な説明を省略する。また、後述する用語は本発明の機能を考慮して定義されたもので、これはユーザーや運用者の意図又は慣例によって異なることがある。よって、本明細書の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
後述する本発明の主要な要旨は、転送したいTFC別に上りリンクデータを転送するために、支援可能な物理チャンネルのSFと物理チャンネル数とを求めることである。以下、本発明の実施形態を具体的に説明するために、非同期式WCDMA通信方式を使用するUMTSシステムを用いる。ところが、本発明の基本目的である上りリンクデータの転送のための転送パラメータの決定方法は、類似な技術的背景及びチャンネル形態を持つその他の移動通信システムにも、本発明から逸脱しない範囲内で変形可能であり、これは、本発明の分野における通常の知識を有した者の判断により可能である。
本発明の実施形態は、転送フォーマット組合せ別に決定されるレートマッチング以前のデータビットサイズであるNe,jに基づき、j番目の転送フォーマット組合せの物理チャンネルデータビットサイズであるNe,data,jを決定する際に、可能なビットサイズのうちで、受信機ハードウェア資源を最大限少なく使用するSFと物理チャンネル数とを持つ物理チャンネルデータビットサイズを選択する。後述する動作は、E-DCHを送信するUEとE-DCHを受信するノードBとに共通的に適用される手順であり、以下、説明の便宜のためにUEの動作として説明する。
j番目の転送フォーマット組合せのNe,jをPLnon_maxだけパンクチェアしてNe,j*PLnon_maxのデータを転送したい場合に、従来はSF4以下の物理チャンネルデータビットサイズを選択できない。UEがSF4*2以上の元素のみを支援可能な場合にも、従来のアルゴリズムによってSF4*2を選択することは不可能である。このような場合に、前述したように、SF4*2とSF2*2ともビット繰返しが発生し、転送品質の向上に影響を与えないのにも不要に多くの物理チャンネルデータビットサイズを用いるSF2*2が選択された。
よって、本発明の実施形態では、前述したように、SF4*2とSF2*2ともNe,jを転送するのに用いられる場合に、一部転送フォーマット組合せに対しては、SF2*2ではないSF4*2を選択することが可能である。前記実施形態によって本発明の提案を説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、複数個の物理チャンネルを使用する物理チャンネルデータビットサイズの場合に、常にPLまでパンクチェアを適用した後に、次の物理チャンネルデータビットサイズを選択する。このために、可能な全ての物理チャンネルデータビットサイズを示すSET0の元素に対して、各SF別に物理チャンネル数を再定義する。
従来において、SET2={SF4*2、SF2*2、SF2*2+SF4}の場合に、SF4*2とSF2*2とも2つのE-DPDCHを使用するため、常にSF2*2が選択された。しかし、物理階層で転送するビットサイズを見れば、SF2の物理チャンネル数の1つはSF4の物理チャンネル数の2つと同一である。よって、第1の実施形態は、SF2を2つのSF4と仮定して、SF2に関連した物理チャンネル数を再設定する。
図4は、本発明の第1の実施形態による物理チャンネルの転送パラメータの決定動作を示すフローチャートである。
図4によれば、段階S401において、UEは支援可能な物理チャンネルデータビットサイズのセット(SET0)のうちで、SF2である物理チャンネルデータビットサイズを探す。段階S403において、UEはSF2である物理チャンネルデータビットサイズに該当する等価の物理チャンネル数を2つと見なす。段階S402において、UEはSF2ではない物理チャンネルデータビットサイズに対しては等価の物理チャンネル数を1つに設定する。
よって、SET0の各元素別に新たに設定される等価の物理チャンネル数は、次の表1のように定義される。
Figure 2006311557
SF=2の場合に物理チャンネル数を上記のように2倍に設定すれば、以下のようにSFと物理チャンネル数を設定することになる。すなわち、Ne,j*PLnon_max=3700*0.6=2200の場合に、SET2={2N、2N、2N+2N}になる。すると、UEは図3の段階S307においてSET2の最小元素である2*Nを検査する。2*NはSET2の最大元素ではなく、2*Nの次の元素である2*Nは4つの物理チャンネル数を持つため、追加的なE-DPDCHを必要とする。よって、Ne,j=3700の場合には、2*N即ちSF=4がNe,data,jとして選択される(段階S309)。一般的に、Ne,j*PLnon_maxが2*Nよりも大きくない以上、UEは2*Nを選択することが可能である。
前述したように、等価の物理チャンネル数を適用する場合に、本発明の第1の実施形態による転送パラメータの決定動作は、図3と同様であり、数式1のアルゴリズムに次のように物理チャンネルを新たに定義する部分が追加される。
[数2]
SET1={Ne,data in SET0 such that Ne,data-Ne,j is non negative}
If SET1 is not empty and the smallest element of SET1 requires just one E-DPDCH then
e,data,j=min SET1
Else
SET2={Ne,data in SET0 such that Ne,data-PLnon_max*Ne,j is non negative}
If SET2 is not empty then
Sort SET2 in ascending order
e,data=min SET2
While Ne,data is not the max of SET2 and the follower of Ne,data requires no additional equivalent E-DPDCH do
e,data=follower of Ne,data in SET2
End while
e,data,j=Ne,data
Else
e,data,j=max SET0 provided that Ne,data,j-PLmax*Ne,j is non negative
End if
End if
上記数式2において、レートマッチング以前のデータに対して、パンクチェア可能な最大量を示すPLとして、PLnon_max及びPLmaxが用いられる。PLnon_maxは、コードチャンネル数がUEの容量及びシステムの制限により許容された最大個数よりも少ない場合に適用される。PLmaxは、コードチャンネル数がUEの容量及びシステムの制限により許容された最大個数と同一の場合に適用される。PLnon_maxは上位階層によりシグナルリングされ、PLmaxはE-DCHを使用するUEに対して固定された値、例えば0.44又は0.33に定めれる。{{The maximum amount of puncturing that can be applied is−PLnon_max if the number of code channels is less than the maximum allowed by the UE capability and restrictions imposed by UTRAN.−PLmax if the number of code channels equals to the maximum allowed by the UE capability and restrictions imposed by UTRAN.PLnon_max is signalled from higher layers and PLmax is equal to 0.44 for all E-DCH UE categories except the highest E-DCH UE category,for which PLmax is equal to 0.33}}
全ての可能なSFに対して一つの物理チャンネルのTTI当たり有効なビットの個数はN64、N32、N16、N、N及びNであり、ここで、下付き添字はSFを示す。{{The number of available bits per TTI of one E-DPDCH for all possible spreading factors is denoted by N64、N32、N16、N、Nand N、where the index refers to the spreading factor.}}
e,dataは全ての物理チャンネル上でE-DCHタイプのCCTrCHに対し有効なビットの可能な個数を意味し、{N64、N32、N16、N、N、2N、2N、2N+2N}になり得る。このとき、SF2を使用する物理チャンネル数は、SF4を使用する物理チャンネルデータビットサイズの物理チャンネル数と同一なものと見なされる。{{The possible number of bits available to the CCTrCH of E-DCH type on all PhCHs、Ne,data、then are{N64、N32、N16、N、N、2N、2N、2N+2N}.If SF2 is used、the number of Physical Channel is the equivalent number of Physical Channels assuming SF4.}}
SET0はシステムが許容し、UEにより支援されるNe,dataのセットを示す。よって、SET0は{N64、N32、N16、N、N、2N、2N、2N+2N}のサブセットになり得る。{{SET0 denotes the set of Ne,data values allowed by the UTRAN and supported by the UE、as part of the UE's capability.SET0 can be a subset of{N64、N32、N16、N、N、2N、2N、2N+2N}.}}
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、複数個の物理チャンネルを使用する際に、ビット繰返しが発生する場合には最小元素を選択する。
従来技術の問題点は、SF4*2とSF2*2ともビット繰返しを行う場合に、受信機ハードウェア資源の浪費が大きいことである。よって、このような問題点を解消するために、本発明の第2の実施形態ではビット繰返しが発生する場合のみにSF4*2を選択する。すなわち、本発明の第2の実施形態は、PLnon_maxを用いてSET2を求めた後にも、SET2の何れかの元素に対してビット繰返しが発生する場合に、前記元素を物理チャンネルデータビットサイズとして選択する。下記の数式3によって前記元素がビット繰返しが発生するか否かを判別できる。数式3を満足させるとビット繰返しが発生せず、満足させないとビット繰返しが発生する。ビット繰返しが発生しない場合には一部のビットがパンクチェアされ得る。
[数3]
e,data−Ne,j<0
図5は、本発明の第2の実施形態によって物理チャンネルデータビットサイズ、物理チャンネルのSF、及び物理チャンネル数を求める手順を示す図である。
図5によれば、段階S501において、UEはSET0でNe,jをパンクチェアなしに支援可能な元素を含むSET1を求める。段階S502において、SET1が空きではなく、且つ、SET1の最小元素(min SET1)が一つのE-DPDCHで構成されたか否かを判別する。段階S502において“Yes”の場合には、段階S503においてNe,data,jはSET1の最小元素(min SET1)として決定される。一方、段階S502において“No”の場合には、段階S504に進行する。
段階S504において、UEは、“パンクチェアを適用する場合にNe,jを支援可能な”Ne,dataを選択するために、Ne,j*PLnon_maxよりも大きいか或いは同一のNe,dataを含むSET2を構成する。SET2が決定された場合に、 段階S505においてUEはSET2が空きか否かを判別する。SET2が空きではない場合に、段階S506においてUEはNe,dataをSET2の最小元素(min SET2)として設定し、段階S507に進行する。
段階S507において、UEはNe,dataがSET2の最大元素(max SET2)ではなく、且つ、Ne,dataの次の元素(follower)が追加的な物理チャンネルを必要とするか否かと共に、Ne,dataに対してビット繰返しが発生しないか否かを判別する。段階S507において“Yes”の場合には、段階S508においてNe,dataは次の元素として決定される。段階S507において“No”の場合、即ち、Ne,dataがSET2の最大元素であり、且つ、Ne,dataの次の元素が追加的な物理チャンネルを必要とする共に、Ne,dataに対しビット繰返しが発生する場合には、段階S509においてUEはNe,dataをNe,data,jとして決定する。つまり、段階S506〜段階S509では、SET2の元素のうち、追加的な物理チャンネルを必要とせず、且つ、ビット繰返しを最小化する最大元素をNe,data,jとして選択する。
段階S505においてSET2が空きの場合には、段階S510においてUEはSET0の最後元素に対してPLmaxを適用して、PLmaxを適用したNe,jがNe,dataよりも大きい、Ne,dataが存在するか否かを格別し、存在する場合には段階S511においてSET0の最大元素をNe,data,jとして決定する。これは、E-DCHではHARQが支援されるため、高い物理チャンネルデータビットサイズのデータは非常に高いPLでも転送が可能なためである。
第2の実施形態を適用する場合に、SFと物理チャンネル数との設定例は以下の通りである。すなわち、Ne,j=3700*0.6=2200の場合に、SET2は{2N、2N、2N+2N}になる。ここで、段階S507において2*Nより検査する。2*SF4はSET2の最大元素ではなく、2*N4の次の元素である2*N2は追加的なE-DPDCHを必要としないが、Ne,data(=3840)-Ne,j(=3700)>0になってビット繰返しが発生するため、段階S509においてNe,data,j=2*Nになる。すなわち、Ne,j=3700の場合はSF4*2が選択される。
下記の数式4は本発明の第2の実施形態によるアルゴリズムを示すものである。
[数4]
SET1={Ne,data in SET0 such that Ne,data-Ne,j is non negative}
If SET1 is not empty and the smallest element of SET1 requires just one E-DPDCH then
e,data,j=min SET1
Else
SET2={Ne,data in SET0 such that Ne,data-PLnon_max*Ne,j is non negative}
If SET2 is not empty then
Sort SET2 in ascending order
e,data=min SET2
While Ne,data-Ne,j is negative and Ne,data is not the max of SET2 and the follower of Ne,data requires no additional E-DPDCH do
e,data=follower of Ne,data in SET2
End while
e,data,j=Ne,data
Else
e,data,j=max SET0 provided that Ne,data,j-PLmax*Ne,j is non negative
End if
End if
(装置)
図6は、本発明の一実施形態によって転送パラメータを決定する装置の構成を示す図である。図6によれば、決定器602は現在TTIで選択されたTFC(601)を入力とし、所定のPL値(PLnon_max、PLmax)などを含む決定式f()により、選択されたTFC(601)に対応するレートマッチング以前のビットサイズNe,jに対する転送パラメータ、特に、物理チャンネルデータビットサイズ、物理チャンネルデータビットサイズによるSF、及び物理チャンネル数などを決定する。ここで、jは選択されたTFC(601)のインデックスを意味し、物理チャンネルデータビットサイズは前述した実施形態の一つ又はその組合せによって決定される。
図7は、本発明の一実施形態によって転送パラメータを決定するUE送信機の構成を示す図である。ここで、2つの転送チャンネルを用いる構造を示したが、同一の構造が2つ以上の転送チャンネルに適用されることもできる。
図7によれば、MAC(Medium Access Control)階層プロセッサー701は、上りリンクデータをE-DCHを介して転送に使用するためのTFCを決定し、決定されたTFCによるデータブロックを生成する。TFCは、ノードBによって設定された最大許容データレート内で、UEの可能なパワーレベルとチャンネル状況を満足させるように決定されるデータブロックのサイズ及び個数を示す。転送チャンネルのデータビットサイズ、すなわち、転送ブロックサイズTBSは、データブロックのサイズ及び個数の乗算により決定される。
決定されたTBSは、内部プリミティブの形態で物理階層700のパラメータ決定器705に提供される。パラメータ決定器705はTBSと所定のPL値を用いて先に説明した実施形態の一つ又はその組合せによってE-DCHの適合な物理チャンネルデータビットサイズ、それに従うSF、変調方式を示すMF(Modulation Factor)、及び物理チャンネル数を決定する。決定されたパラメータは拡散器703、変調器704及びレートマッチング器710に提供される。
MAC階層プロセッサー701により生成されたデータブロック(Data1、Data2)は、各転送チャンネル別に符号化器702によって符号化された後、レートマッチング器710を経て多重化器711に入力される。ここで、レートマッチング器710は物理チャンネルデータビットサイズに応じてデータブロックをレートマッチング(即ち、パンクチェア)する。多重化器711はレートマッチングされた転送チャンネルのデータを多重化する。多重化されたデータは、物理チャンネルデータビットサイズを持ち、拡散器703を通してパラメータ決定器705により決定されたSFを用いて拡散する。拡散されたデータは変調器704により変調される。
一方、決定されたTBS(706)を含む制御情報は、E-DCHのための制御チャンネル送信経路の符号化器707、拡散器708及び変調器709を経てノードBに転送される。RF部712は、変調器704から提供されるE-DCHのデータと、変調器709からの変調された制御情報をRF信号に変換してアンテナを介してノードBに転送する。
図8は、本発明の一実施形態によって転送パラメータを決定するノードB受信機の構成を示す図である。
図8によれば、ノードBの物理階層800において、アンテナを介して受信されてRF部812により基底帯域に変換されたUEの受信信号は、E-DCHデータと制御情報を含み、復調器804、809に各々提供される。
まず、制御情報の処理は次の通りである。復調器809はデータと制御情報を含む受信信号を復調し、逆拡散器808は復調された信号を制御チャンネルのチャンネルコードに逆拡散して制御信号を抽出する。制御信号は復号器807に入力される。復号器807は制御信号を復号して得た制御情報をMAC階層プロセッサー801に転送する。制御情報はE-DCHデータのTBSを含み、復号器807はTBSをパラメータ決定器805に転送する。パラメータ決定器805は、TBSを用いて先に言及した本発明の実施形態の一つ又はその組合せによってE-DCH物理階層の転送パラメータであるSF、MF及び物理チャンネル数などを決定して、逆拡散器803及び復調器804にそれぞれ提供する。
一方、復調器804は受信信号を復調し、逆拡散器803は復調された信号をパラメータ決定器805により決定されたSFに従うチャンネルコードに逆拡散して、物理チャンネルのデータを抽出する。物理チャンネルのデータは、逆多重化器811で転送チャンネル別に逆多重化された後、レートデマッチング器810を経て復号器802に入力される。復号器802はレートデマッチング器810から転送された各転送チャンネルのデータを復号して、MAC階層プロセッサー801に転送する。MAC階層プロセッサー801は、復号されたデータを上位階層に転送する。
なお、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態について説明したが、本発明の要旨から逸脱しない範囲内で多様に変形できる。よって、本発明の範囲は、前述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載及びこれと均等なものに基づいて定められるべきである。
典型的な上りリンクデータの転送を示す概念図である。 上りリンクデータの転送のための手順を示すメッセージフローチャートである。 従来技術によって転送フォーマット組合せ(TFC)別に支援可能なSFと物理チャンネル数を求める手順を示す図である。 本発明の第1の実施形態によってSFに従う物理チャンネル数を決定する手順を示す図である。 本発明の第2の実施形態によって転送フォーマット組合せ別に支援可能なSFと物理チャンネル数を求める手順を示す図である。 本発明の一実施形態によって転送フォーマット組合せを用いて転送パラメータを決定する装置の構成を示す図である。 本発明の一実施形態によって転送パラメータを決定するUE送信機の構成を示す図である。 本発明の一実施形態によって転送パラメータを決定するノードB受信機の構成を示す図である。
符号の説明
700 物理階層
701 MAC階層プロセッサー
702 符号化器
703 拡散器
704 変調器
705 パラメータ決定器
706 TBS
707 符号化器
708 拡散器
709 変調器
710 レートマッチング器
711 多重化器
712 RF部

Claims (12)

  1. 移動通信システムにおいて上りリンクパケットデータサービスのための物理階層の転送パラメータを決定する方法であって、
    支援可能な物理チャンネルデータビットサイズ(Ne,data)を含む第1セットのうちで、パケットデータのビットサイズを考慮して、前記パケットデータをパンクチェアなしに転送できる最小の物理チャンネルデータビットサイズを選択するステップと、
    前記パケットデータをパンクチェアなしに転送できる物理チャンネルデータビットサイズが前記第1セット内に存在しない場合に、所定のPL値を適用して前記パケットデータのビットサイズを転送できる少なくとも一つの物理チャンネルデータビットサイズを含む第2セットを、前記第1セット内で選択するステップと、
    前記第2セットにおいて、ビット繰返しを最小化する物理チャンネルデータビットサイズを選択するステップと、
    前記選択された物理チャンネルデータビットサイズを用いて、前記パケットデータを転送又は受信するステップと、
    からなることを特徴とする転送パラメータの決定方法。
  2. 前記パケットデータは、WCDMAシステムにおける向上した上りリンク専用チャンネルを介して転送又は受信されること
    を特徴とする請求項1に記載の転送パラメータの決定方法。
  3. 前記物理チャンネルデータビットサイズは、SFと物理チャンネル数との組合せに対応すること
    を特徴とする請求項1に記載の転送パラメータの決定方法。
  4. 前記パケットデータのビットサイズは、前記パケットデータに対して適用された転送フォーマット組合せに対応する、レートマッチング以前のビットサイズであること
    を特徴とする請求項1に記載の転送パラメータの決定方法。
  5. 前記ビット繰返しを最小化するビットサイズは、ビット繰返しを最小化しながら、前記第2セット内において追加的な物理チャンネルを必要としない最大のビットサイズであること
    を特徴とする請求項1に記載の転送パラメータの決定方法。
  6. 前記ビット繰返しを最小化するビットサイズを選択するステップは、
    前記第2セットの一元素をNe,dataに選定するステップと、
    前記Ne,dataが前記パケットデータのビットサイズよりも小さく、前記Ne,dataが前記第2セットの最大元素ではなく、且つ、前記Ne,dataの次の元素が追加的な物理チャンネルを必要としない条件を満足させるか否かを判別するステップと、
    前記条件を満足させる場合に、前記Ne,dataの次の元素を転送又は受信するように選択するステップと、
    前記条件を満足させない場合に、前記Ne,dataを前記第2セット内で変更しながら、前記条件を満足させるか否かを判別するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の転送パラメータの決定方法。
  7. 移動通信システムにおいて上りリンクパケットデータサービスのための物理階層の転送パラメータを決定する装置であって、
    パケットデータのビットサイズに応じて、前記パケットデータのための物理チャンネルデータビットサイズ、前記物理チャンネルデータビットサイズに対応するSF、及び物理チャンネル数を決定するパラメータ決定器と、
    前記決定されたSF及び物理チャンネル数に応じて、前記パケットデータを送信又は受信する物理階層装置とを含み、
    前記パラメータ決定器は、
    支援可能な物理チャンネルデータビットサイズ(Ne,data)を含む第1セットのうちで、前記パケットデータのビットサイズを考慮して、前記パケットデータをパンクチェアなしに転送できる最小の物理チャンネルデータビットサイズを選択し、
    前記パケットデータをパンクチェアなしに転送できる物理チャンネルデータビットサイズが前記第1セット内に存在しない場合に、所定のPL値を適用して前記パケットデータのビットサイズを転送できる少なくとも一つの物理チャンネルデータビットサイズを含む第2セットを、前記第1セット内で選択し、
    前記第2セットにおいて、ビット繰返しを最小化する物理チャンネルデータビットサイズを、前記パケットデータを送信又は受信するための物理チャンネルデータビットサイズとして選択すること
    を特徴とする転送パラメータの決定装置。
  8. 前記パケットデータは、WCDMAシステムにおける向上した上りリンク専用チャンネルを介して転送又は受信されること
    を特徴とする請求項7に記載の転送パラメータの決定装置。
  9. 前記物理チャンネルデータビットサイズは、SFと物理チャンネル数との組合せに対応すること
    を特徴とする請求項7に記載の転送パラメータの決定装置。
  10. 前記パケットデータのビットサイズは、前記パケットデータに対して適用された転送フォーマット組合せに対応する、レートマッチング以前のビットサイズであること
    を特徴とする請求項7に記載の転送パラメータの決定装置。
  11. 前記ビット繰返しを最小化するビットサイズは、ビット繰返しを最小化しながら、前記第2セット内において追加的な物理チャンネルを必要としない最大のビットサイズであること
    を特徴とする請求項7に記載の転送パラメータの決定装置。
  12. 前記パラメータ決定器は、
    前記ビット繰返しを最小化するビットサイズを選択する際に、前記第2セットの一元素をNe,dataに選定し、
    前記Ne,dataが前記パケットデータのビットサイズよりも小さく、前記Ne,dataが前記第2セットの最大元素ではなく、且つ、前記Ne,dataの次の元素が追加的な物理チャンネルを必要としない条件を満足させるか否かを判別し、
    前記条件を満足させる場合に、前記Ne,dataの次の元素を転送又は受信するように選択し、
    前記条件を満足させない場合に、前記Ne,dataを前記第2セット内で変更しながら、前記条件を満足させるか否かを判別することを特徴とする請求項11に記載の転送パラメータの決定装置。
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