JP2006309369A - ファンド運用管理システム及びその方法、並びにファンド運用管理プログラム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

ファンド運用管理システム及びその方法、並びにファンド運用管理プログラム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 資金借入者及び資金提供者がそれぞれ自分の希望条件に従って資金を借り入れ及び提供することができる。
【解決手段】 本発明は、資金借入者と資金提供者とを最適な組合せでマッチングさせるためのファンド運用管理システムであって、前記資金借入者が入力した返済期限に関する情報を含む個人情報を管理IDに対応付けて格納する個人情報ファイル2と、前記資金借入者が入力した返済期限に関する情報に基づき、返済期限の確定化を行い、該確定化された返済期限に対応付けて、複数のタイプのファンドを組成するためのファンド組成手段15と、前記個人情報を前記管理IDにより匿名化して管理すると共に、前記確定化された返済期限及び前記ファンド組成手段15により組成された各ファンドに関する情報を格納するための個別管理テーブル5とを備えていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、資金借入者と資金提供者とを最適な組合せでマッチングさせるためのファンド運用管理システム及びその方法、並びにファンド運用管理プログラム及びそのプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
近年、我が国では、急速な高齢化が進み、年金の受取り額の減少や医療費負担の増大等が見込まれているため、高齢者の老後の生活に対する不安感が高まってきている。このような環境の下、最近では、高齢者が老後の生活資金を調達する手段として、リバースモーゲージ(Reverse Mortgage)という融資制度が着目されている。このリバースモーゲージとは、高齢者が自分の持ち家に居住しながら、その持ち家や土地等の居住用資産を担保にして自治体や金融機関から老後の生活資金の融資を受け、死亡した時にその居住用資産を売却することにより借入金を一括返済するというものであり、資金借入者である高齢者にとっては、持ち家を手放さずに住み続けながら老後の生活資金を確保できる等のメリットがある。(出願人は、公知・公用の従来技術に基づき発明したため、本発明に関連する先行技術文献を知らない。)
しかしながら、上記したリバースモーゲージでは、返済期限が不確定となり、資金借入者が当初の予想よりも長生きした場合には担保評価額より融資額の方が多くなったり、土地価格が下落したりする各種リスクがあるため、余り普及していなかった。
また、アメリカでは、エイズ患者等の末期の保険契約者に対して、死亡保険金を2〜8割程度で買い取るビジネスがあり、これを高齢者に適用することも考えられるが、保険金殺人の温床や保険契約上のモラルリスクを引き起こす危険性があるといった問題があった。
さらに、保険会社から契約者貸付を受け、老後の資金を借り入れることも考えられるが、この場合には、解約返戻金の範囲内でしか借り入れすることができないといった問題があった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、返済期限を確定化でき、資金借入者及び資金提供者がそれぞれ自分の希望条件に従って資金を借り入れ及び提供することができるファンド運用管理システム及びその方法などを提供しようとするものである。
本発明は、資金借入者と資金提供者とを最適な組合せでマッチングさせるためのファンド運用管理システムであって、前記資金借入者が入力した個人情報を管理IDに対応付けて格納する個人情報ファイルと、前記資金借入者が入力した個人情報に基づき、返済期限の確定化を行い、該確定化された返済期限に対応付けて、複数のタイプのファンドを組成するためのファンド組成手段と、前記個人情報を前記管理IDにより匿名化して管理すると共に、前記確定化された返済期限及び前記ファンド組成手段により組成された各ファンドに関する情報を格納するための個別管理テーブルとを備えていることを特徴とする。
そして、好ましくは、前記資金借入者が入力した個人情報は、担保の内容に関する情報を含んでおり、前記資金借入者が入力した担保の内容に関する情報に基づき、担保の評価を行うための担保評価手段と、該担保評価手段による担保の評価結果及び前記確定化された返済期限に基づき、リスクを算出するためのリスク算出手段とをさらに備えており、前記ファンド組成手段は、前記リスク算出手段により算出されたリスクに基づき、前記複数のタイプのファンドを組成するように構成されているのがよい。
また、前記資金提供者が入力した返済期限に関する情報に基づき、前記複数のタイプのファンドから特定のファンドを選択するためのファンド選択手段と、前記資金提供者が入力したリスクに関する情報に基づき、前記ファンド選択手段により選択されたファンドにおいて優先返済レベルを決定するための優先返済レベル決定手段とを備えていてもよい。
さらに、前記資金提供者が金利の受け取り条件に関する情報を入力可能なように構成されていてもよい。
さらに、前記資金借入者が個人情報を入力するための資金借入者側端末と、前記資金提供者が返済期限及びリスクに関する情報を含む個人情報を入力するための資金提供者側端末とをさらに備えており、前記資金借入者側端末と、前記資金提供者側端末と、前記個別管理テーブルと、前記ファンド組成手段とが、情報通信ネットワークを介して相互に接続されて構成されていてもよい。
さらにまた、前記担保評価手段と、前記リスク算出手段とがさらに前記情報通信ネットワークを介して相互に接続されて構成されていてもよく、また、前記ファンド選択手段と、前記優先返済レベル決定手段とがさらに前記情報通信ネットワークを介して相互に接続されて構成されていてもよい。
また、本発明は、資金借入者と資金提供者とを最適な組合せでマッチングさせるためのファンド運用管理方法であって、前記資金借入者が入力した個人情報を管理IDに対応付けて個人情報ファイルに格納する工程と、前記資金借入者が入力した個人情報に基づき、返済期限の確定化を行う工程と、前記確定化された返済期限に対応付けて、ファンド組成手段が複数のタイプのファンドを組成する工程と、前記個人情報を前記管理IDにより匿名化して管理すると共に、前記期限確定処理手段により確定化された期限及び前記ファンド組成手段により組成された各ファンドに関する情報を個別管理テーブルに格納する工程とを備えていることを特徴とする。
そして、好ましくは、前記資金借入者が入力した個人情報は、担保の内容に関する情報を含んでおり、前記資金借入者が入力した担保の内容に関する情報に基づき、担保評価手段が担保の評価を行う工程と、前記担保評価手段による担保の評価結果及び前記確定化された返済期限に基づき、リスク算出手段がリスクを算出する工程とをさらに備えており、前記ファンド組成手段によるファンドを組成する工程は、前記リスク算出手段により算出されたリスクに基づき、前記複数のタイプのファンドを組成する工程を含んでいるのがよい。
また、前記資金提供者が入力した返済期限に関する情報に基づき、ファンド選択手段が前記複数のタイプのファンドから特定のファンドを選択する工程と、前記資金提供者が入力したリスクに関する情報に基づき、優先返済レベル決定手段が前記ファンド選択手段により選択されたファンドにおいて優先返済レベルを決定する工程とを備えていてもよい。
さらに、前記資金提供者が金利の受け取り条件に関する情報を入力する工程をさらに備えていてもよい。
さらに、本発明は、上記記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのファンド運用管理プログラムであり、また、そのプログラムを記憶したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体である。
本発明によれば、返済期限を確定化することができ、資金借入者及び資金提供者のそれぞれのニーズに適合したファンドを効率良く提供することができる。したがって、資金の運用性や安全性を高めることができ、資金の使途の拡大化を図ることができる。
また、個人情報の匿名化を図ることができるため、個人情報を確実に保護することができると共に、モラルリスクを排除することができる等、種々の優れた効果を得ることができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。
先ず、図1を参照しつつ、本発明の実施の形態にファンド運用管理システムについて説
明する。ここで、図1は本実施の形態に係るファンド運用管理システムの構成を示すブロ
ック図である。
本実施の形態に係るファンド運用システムは、第1事業者に設置される個人情報管理サーバ1、個人情報ファイル2、リスク条件テーブル3と、第2事業者に設置されるアプリケーション&データベースサーバ4、個別管理テーブル5、ファンド組成テーブル6、管理元ファイル7、販売完了ファイル8と、ウェブサーバ9と、資金提供者の端末10とから概略構成されている。そして、個人情報管理サーバ1、個人情報ファイル2、リスク条件テーブル3、アプリケーション&データベースサーバ4、個別管理テーブル5、ファンド組成テーブル6、管理元ファイル7、及び販売完了ファイル8は、ウェブサーバ9を介してインターネット11に接続されており、ウェブサーバ9と、資金提供者の端末10とはインターネット11を介して相互に接続された環境下に置かれている。
個人情報管理サーバ1は、資金借入者の氏名、年齢、性別、要介護度や病歴等の健康状態、自宅に独居や特別養護施設に居住等の居住状況、保険の契約状況、借入希望金額、返済期限、担保の内容等、資金借入者に関する個人情報を入力するためのデータ入力部12と、資金借入者が入力した前記個人情報に対応付けて管理IDを作成する管理ID作成部13とを主体に構成されており、個人情報ファイル2には、この管理IDに対応付けて前記個人情報が格納されるようになっている。また、リスク条件テーブル3には、タイムリスクやデフォルトリスク、及びリーガルリスク等の予備リスクを算出するための条件が格納されている。
アプリケーション&データベースサーバ4は、資金借入者が入力した返済期限に関する情報に基づき確定化された返済期限に対応付けて複数のタイプのファンドを組成するためのファンド組成部15と、資金借入者が入力した担保の内容に関する情報に基づき担保の評価を行うための担保評価部16と、デフォルトリスクを算出するためのリスク算出部17と、資金提供者が入力した返済期限に関する情報に基づき前記複数のタイプのファンドから特定のファンドを選択するためのファンド選択部18と、資金提供者が入力したリスクに関する情報に基づきファンド選択部18により選択されたファンドにおいて優先返済レベルを決定するための優先返済レベル決定部19とを主体に構成されている。そして、個別管理テーブル5には、前記個人情報が前記管理IDにより匿名化して管理されると共に、前記確定化された期限及びファンド組成部15により組成された各ファンドに関する情報が格納されるようになっている。また、ファンド組成テーブル6には、購入契約の完了した商品に関する情報が格納され、商品管理の効率化が図れるようになっている。
次に、図1及び図2〜図8を参照しつつ、本実施の形態に係るファンド運用管理方法について説明する。ここで、図2はファンド運用管理システムにおいて資金借入者の個人情報を登録する時の処理手順を示すフローチャート、図3は担保評価処理の処理手順を示すフローチャート、図4はリスク算出処理及びファンド組成処理の処理手順を示すフローチャート、図5は資金提供者に商品を紹介する時の処理手順を示すフローチャート、図6は商品選定処理の処理手順を示すフローチャート、図7は販売完了処理の処理手順を示すフローチャート、図8は支払リスト作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
先ず、図2を参照しつつ、資金借入者が個人情報を登録する時の処理手順について説明する。
個人情報管理サーバ1のデータ入力部12から、資金借入者が返済期限や担保の内容に関する情報を含む個人情報を入力すると(S101)、個人情報管理サーバ1は、所定の内容が入力されているかどうかをチェックし(S102)、所定の内容が入力されていないと判断した場合には、資金借入者に対して、所定の内容を入力するように促す。そして、所定の内容が入力されていると個人情報管理サーバ1が判断した場合には、管理ID作成部13がその個人情報に対応付けて管理IDを作成し、該管理IDを前記個人情報に割り当て(S103)、個人情報ファイル2に格納、登録する(S104)。
次いで、ステップ200において担保評価処理が行われると共に、ステップ300においてリスク算出処理及びファンド組成処理が行われ、それらの処理結果は、前記管理IDにより匿名化された状態で個別管理テーブル5にそれぞれ格納、登録される(S105)。なお、前記担保評価処理、及び前記リスク算出処理及びファンド組成処理の詳細については後述する。
次に、図3を参照しつつ、前記担保評価処理の処理手順について詳細に説明する。
アプリケーション&データベースサーバ4において、担保評価部16は、先ず、個人情報ファイル2に登録された資金借入者の個人情報に基づき、転抵当権の設定が可能かどうかを判断し(S201)、転抵当権の設定が不可能な場合には引き受けを拒否し(S202)、転抵当権の設定が可能な場合には、次のステップ203に進む。
ステップ203においては、担保評価部16が、前記個人情報に基づき、根抵当権の設定が可能などうかを判断し、根抵当権の設定が不可能であると判断した場合にはステップ204に進み、根抵当権の設定が可能であると判断した場合には、ステップ205に進む。その後、ステップ204及び205以降の各ステップにおいては、資金借入者が、介護保険や厚生年金保険等の公的保険(図3においては0で示す。)、生命保険(図3においては1で示す。)、自宅(図3においては2で示す。)のうち、どの担保を提供するつもりなのかについての判断がなされる。
すなわち、ステップ204及び205においては、担保評価部16によって、公的保険と生命保険と自宅のすべてを担保として提供する意思があるかどうかの判断がなされ、ステップ206及びステップ207においては、公的保険と生命保険の両方を担保として提供する意思があるかどうかの判断がなされ、ステップ208及び209においては、生命保険と自宅の両方を担保として提供する意思があるかどうかの判断がなされ、さらにステップ210及びステップ211においては、自宅と公的保険の両方を担保として提供する意思があるかどうかの判断がなされる。
そして、前記各ステップ204〜211における担保評価部16の判断結果に従って、担保評価部16により担保評価が行われる(S212)。
次に、図4を参照しつつ、前記リスク算出処理及びファンド組成処理の処理手順について詳細に説明する。なお、以下の説明では、生命保険を担保に設定した場合のリスク算出処理及びファンド組成処理の処理手順について例示して説明する。
アプリケーション&データベースサーバ4において、先ず、個人情報ファイル2に登録された資金借入者の個人情報に基づき、生命保険の保険料の滞納経験の有無が判断され(S301)、滞納経験が有る場合には、さらにその滞納回数が2回以下かどうかの判断がなされ(S302)、滞納回数が2回を超える場合には、引き受けが拒否される(S303)。また、ステップ302において、保険料の滞納回数が2回以下であると判断された場合には、リスク算出部17は、リスク条件テーブル3に格納されたリスク算出条件に基づき、この場合のデフォルトリスクを算出する(S304)。
一方、前記ステップ301において、生命保険の保険料の滞納経験が無いと判断された場合には、前記個人情報に基づき、資金借入者が返済期限を確定期限にすることを希望しているかどうかの判断がなされ(S305)、確定期限を希望していると判断された場合には、リスク算出部17が、リスク条件テーブル3に格納されたリスク算出条件に基づき、この場合のデフォルトリスクを算出する(S306)。
また、前記ステップ305において、資金借入者が返済期限を確定期限にすることを希望していないと判断された場合には、アプリケーション&データベースサーバ4が資金借入者が入力した年齢、性別、要介護度や病歴等の健康状態に関する個人情報から平均余命を算出し(S307)、次のステップ308において、その算出された平均余命が5年以内になるかどうかが推定により判断される。そして、平均余命が5年超になると判断された場合には、さらに次のステップ309において、前記個人情報に基づき、借入条件を5年毎に更新するかどうかが判断され、資金借入者が5年毎に更新することを希望していないと判断された場合には、引き受けが拒否される(S310)。
一方、前記ステップ308において前記資金借入者の平均余命が5年以内と判断された場合、及び前記ステップ309において前記資金借入者が借入条件を5年毎に更新することを希望していると判断された場合には、リスク算出部17は、リスク条件テーブル3に格納されているリスク算出条件に基づき、ステップ311及びステップ312において、それぞれの場合におけるデフォルトリスクを算出する。
このように、前記個人情報又は推定により確定化された返済期限に基づき、それぞれの場合におけるタイムリスク及びデフォルトリスクを算出するリスク算出処理が完了すると、そのリスクに応じて複数のタイプのファンドを組成するファンド組成処理が行われる。
すなわち、ステップ313においては、前記ステップ304及び306で算出されたリスクが5%以下かどうかの判断がなされ、5%以下の場合には第1ファンドが組成され(S314)、5%を超える場合には引き受けが拒否される(S315)。
同様に、ステップ316及びステップ317においては、前記ステップ311及び312で算出されたリスクが5%以下かどうかの判断がなされ、5%以下の場合にはそれぞれ第2ファンド、第3ファンドが組成され(S318,S319)、5%を超える場合にはそれぞれ引き受けが拒否される(S315,S310)。
次に、図5を参照しつつ、資金提供者に商品を紹介する時の処理手順について説明する。
資金提供者の端末10から、資金提供者が、貸し付け金額、返済期限、リスク等の貸し付け条件を含む個人情報を入力すると(S401)、これらの個人情報はインターネット11を経由してウェブサーバ9に送信され、所定の内容が入力されているかどうかがチェックされ(S402)、所定の内容が入力されていないと判断された場合には、資金提供者は、所定の内容を入力するように促される。一方、ステップ402において所定の内容が入力されていると判断された場合には、次のステップ500において、商品選定処理が行われる。この商品選択処理の詳細については後述する。
そして、該商品選択処理における商品選択結果は、ウェブサーバ9を介して、インターネット11経由で、資金提供者の端末10へ送信され(S403)、資金提供者との間で商品の購入契約が取り交わされる(S404)。
なお、アプリケーション&データベースサーバ4は、前記ステップ401において、資金提供者に対して、金利をマイレージやポイントで受け取るか、又は、現金で受け取るか、又は、介護サービスの提供という形で受け取るか等、金利の受け取り条件を入力させ、その入力内容を前記商品の購入契約に反映させるように処理することもできる。
次に、図6を参照しつつ、前記商品選択処理の処理手順について詳細に説明する。
アプリケーション&データベースサーバ4において、先ず、資金提供者の端末10から送信された資金提供者の個人情報に基づき、資金提供者が返済期限を確定期限にすることを希望しているかどうかがファンド選択部18により判断される(S501)。この結果、資金提供者が確定期限を希望していると判断された場合には、元利保証を希望しているかどうかが判断され(S502)、元利保証を希望していないと判断された場合には、さらに資金提供者の希望するリスクが10%以下かどうかが判断される(S503)。そして、優先返済レベル決定部19は、前記ステップ502及び503の判定結果に従って、第1ファンドの優先返済レベルを算出すると共に決定する(S504)。
すなわち、前記ステップ502において資金提供者が元利保証を希望している判断された場合には、第1ファンドの第1優先返済レベルの優先債権が選定され、前記ステップ503において資金提供者の希望するリスクが10%以下であると判断された場合には、第1ファンドの第2優先返済レベルの劣後債権が選定され、前記ステップ503において資金提供者が10%を超えるリスクを希望していると判断された場合には、第1ファンドの第3優先返済レベルである最劣後債権が選定される。
また、前記ステップ501において、資金提供者が返済期限を確定期限にすることを希望していないと判断された場合には、次のステップ505において、前記資金提供者の個人情報に基づき、該資金提供者が返済期限を5年以内に限定することを希望しているかどうかが判断される。そして、前期資金提供者が5年以内に限定することを希望していないと判断された場合には、さらに次のステップ506において、前記資金提供者が資金提供条件を5年毎に更新することを希望しているかどうかが判断され、これも希望していないと判断された場合には、取り引きが不成立となる(S507)。
一方、前記ステップ505において資金提供者が返済期限を5年以内に確定することを希望していると判断された場合、及び前記ステップ506において資金提供者が返済期限を5年毎に更新することを希望していると判断された場合には、それぞれ、ステップ508及びステップ509において、元利保証を希望しているかどうかが判断され、それを希望していない場合には、さらにステップ510及びステップ511において、リスクを10%以下とすることを希望しているかどうかが判断される。そして、優先返済レベル決定部19は、前記ステップ508,510、及び509,511の判定結果に従って、第2ファンドの優先返済レベルを算出すると共に決定する(S512,513)。
すなわち、前記ステップ508において資金提供者が元利保証を希望していると判断された場合には、第2ファンドの第1優先返済レベルの優先債権が選定され、前記ステップ510において資金提供者の希望するリスクが10%以下であると判断された場合には、第2ファンドの第2優先返済レベルの劣後債権が選定され、前記ステップ510において資金提供者が10%を超えるリスクを希望していると判断された場合には、第2ファンドの第3優先返済レベルである最劣後債権が選定される。
同様に、前記ステップ509において資金提供者が元利保証を希望していると判断された場合には、第3ファンドの第1優先返済レベルの優先債権が選定され、前記ステップ511において資金提供者が希望するリスクが10%以下であると判断された場合には、第3ファンドの第2優先返済レベルの劣後債権が選定され、前記ステップ511において資金提供者が10%を超えるリスクを希望していると判断された場合には、第3ファンドの第3優先返済レベルである最劣後債権が選定される。
このように、確定化された返済期限に基づき、第1〜第3のファンドのうちのいずれかのファンドが選択され、さらに、リスク算出部17により算出されたリスクに従って、第1〜第3ファンドにおける優先返済レベルがそれぞれ選定される。
次に、図7を参照しつつ、販売完了処理の処理手順について説明する。
資金提供者との間で購入契約が成立すると、個別管理テーブル5が読み込まれ(S601)、契約が成立した商品が完売されたかどうかが判断される(S602)。その結果、その商品が完売されたと判断された場合には、次のステップ603に進み、そうでない場合には、その商品が完売される迄、上記処理が繰り返し行われる。
そして、ステップ603では、個別管理テーブル5の前記商品に完売フラグが立てられ、貸付金額の合計が借入希望金額分に達したことが管理元ファイル7に記録される(S604)と共に、完売した商品のIDと商品管理番号が販売完了ファイル8に記録される(S605)。次いで、ステップ606において、個別管理テーブル5のすべての商品に完了フラグが立てられたかどうかが判断され、上記処理はすべての商品に完了フラグが立てられたと判断される迄、繰り返し行われる。
次に、図8を参照しつつ、支払リスト作成処理の処理手順について説明する。
販売が完了すると、販売完了ファイル8が読み込まれ(S701)、個別情報ファイル2の該当する資金借入者に完了フラグが立てられると共に(S702)、資金借入者の氏名、借入金額等の必要情報がリスト化され、出力される(S703)。次いで、ステップ704において、個人情報ファイルのすべての資金借入者に完了フラグが立てられたかどうかが判断され、上記処理はすべての資金借入者に完了フラグが立てられたと判断される迄、繰り返し行われる。
このように、上記した実施の形態に係るファンド運用管理システム及びその方法によれば、資金借入者にとっては、既存の保険を担保に、自己の条件に応じた金額、期間、金利に基づき効率的に資金を調達することができ、公的年金保険制度を補完する以上の効果を得ることができる。また、資金提供者にとっては、ペイオフ解禁の中で、優良な保険会社の保険に担保された実質的に安全な貸し付けを行うことができる。さらに、小口でも資金提供に参加でき、実物給付も選択でき、また、優先枠で貸し付けた場合には、さらに安全性が高まる一方、劣後枠で貸し付けた場合には、運用性が高まる。したがって、資金借入者と資金提供者の両者に対して、それぞれの希望条件に適合したファンドを効率よく提供することができる。
また、本実施の形態に係るファンド運用管理システム及びその方法を利用することにより、老後、入院、住宅建設、学費の四項目について、実質的に共済制度のような循環システムを構築することができ、さらに、従来のプッシュ型の保険販売手法をプル型に戦略化することができ、画期的な販売コストの圧縮を図ることが可能となる。
なお、上記した実施の形態においては、資金借入者の個人情報の入力が第1事業者に設置された個人情報サーバ1から行なわれるように構成されているが、これは単なる例示に過ぎず、インターネットを介して資金借入者の端末をウェブサーバ9に相互接続し、資金借入者が自宅等、第1事業者以外の場所から入力できるよう構成してもよい。
また、ファンド組成テーブル6に、銀行口座端末を接続可能なように構成することもでき、この場合には、購入契約完了後の商品の管理を一層効率的に行うことができるようになる。
さらに、上記した実施の形態においては、ウェブサーバ9と資金提供者の端末10とが、インターネット11を介して相互に接続されている環境下における実施について説明したが、これは単なる例示に過ぎず、本発明は、小規模LAN等、他の情報通信ネットワーク環境下においても実施可能であることは言う迄もない。
本発明の実施の形態に係るファンド運用管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるファンド運用管理システムにおいて資金借入者の個人情報を登録する時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるファンド運用管理システムにおける担保評価処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるファンド運用管理システムにおけるリスク算出処理及びファンド組成処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるファンド運用管理システムにおいて資金提供者に商品を紹介する時の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるファンド運用管理システムにおける商品選定処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるファンド運用管理システムにおける販売完了処理の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるファンド運用管理システムにおける支払リスト作成処理の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 個人情報管理サーバ
2 個人情報ファイル
5 個別管理テーブル
10 資金提供者の端末
11 インターネット
13 管理ID作成部
15 ファンド組成部
16 担保評価部
17 リスク算出部
18 ファンド選択部
19 優先返済レベル決定部

Claims (13)

  1. 資金借入者と資金提供者とを最適な組合せでマッチングさせるためのファンド運用管理システムであって、
    前記資金借入者が入力した個人情報を管理IDに対応付けて格納する個人情報ファイルと、
    前記資金借入者が入力した個人情報に基づき、返済期限の確定化を行い、該確定化された返済期限に対応付けて、複数のタイプのファンドを組成するためのファンド組成手段と、
    前記個人情報を前記管理IDにより匿名化して管理すると共に、前記確定化された返済期限及び前記ファンド組成手段により組成された各ファンドに関する情報を格納するための個別管理テーブルと、
    を備えていることを特徴とするファンド運用管理システム。
  2. 前記資金借入者が入力した個人情報は、担保の内容に関する情報を含んでおり、前記資金借入者が入力した担保の内容に関する情報に基づき、担保の評価を行うための担保評価手段と、
    該担保評価手段による担保の評価結果及び前記確定化された返済期限に基づき、リスクを算出するためのリスク算出手段と、
    をさらに備えており、前記ファンド組成手段は、前記リスク算出手段により算出されたリスクに基づき、前記複数のタイプのファンドを組成するように構成されている請求項1に記載のファンド運用管理システム。
  3. 前記資金提供者が入力した返済期限に関する情報に基づき、前記複数のタイプのファンドから特定のファンドを選択するためのファンド選択手段と、
    前記資金提供者が入力したリスクに関する情報に基づき、前記ファンド選択手段により選択されたファンドにおいて優先返済レベルを決定するための優先返済レベル決定手段と、
    を備えている請求項2に記載のファンド運用管理システム。
  4. 前記資金提供者が金利の受け取り条件に関する情報を入力可能なように構成されている請求項3に記載のファンド運用管理システム。
  5. 前記資金借入者が個人情報を入力するための資金借入者側端末と、前記資金提供者が返済期限及びリスクに関する情報を含む個人情報を入力するための資金提供者側端末とをさらに備えており、前記資金借入者側端末と、前記資金提供者側端末と、前記個別管理テーブルと、前記ファンド組成手段とが、情報通信ネットワークを介して相互に接続されて構成されている請求項1に記載のファンド運用管理システム。
  6. 前記担保評価手段と、前記リスク算出手段とがさらに前記情報通信ネットワークを介して相互に接続されて構成されている請求項5に記載のファンド運用管理システム。
  7. 前記ファンド選択手段と、前記優先返済レベル決定手段とがさらに前記情報通信ネットワークを介して相互に接続されて構成されている請求項6に記載のファンド運用管理システム。
  8. 資金借入者と資金提供者とを最適な組合せでマッチングさせるためのファンド運用管理方法であって、
    前記資金借入者が入力した個人情報を管理IDに対応付けて個人情報ファイルに格納する工程と、
    前記資金借入者が入力した個人情報に基づき、返済期限の確定化を行う工程と、
    前記確定化された返済期限に対応付けて、ファンド組成手段が複数のタイプのファンドを組成する工程と、
    前記個人情報を前記管理IDにより匿名化して管理すると共に、前記期限確定処理手段により確定化された期限及び前記ファンド組成手段により組成された各ファンドに関する情報を個別管理テーブルに格納する工程と、
    を備えていることを特徴とするファンド運用管理方法。
  9. 前記資金借入者が入力した個人情報は、担保の内容に関する情報を含んでおり、前記資金借入者が入力した担保の内容に関する情報に基づき、担保評価手段が担保の評価を行う工程と、
    前記担保評価手段による担保の評価結果及び前記確定化された返済期限に基づき、リスク算出手段がリスクを算出する工程と、
    をさらに備えており、前記ファンド組成手段によるファンドを組成する工程は、前記リスク算出手段により算出されたリスクに基づき、前記複数のタイプのファンドを組成する工程を含んでいる請求項8に記載のファンド運用管理方法。
  10. 前記資金提供者が入力した返済期限に関する情報に基づき、ファンド選択手段が前記複数のタイプのファンドから特定のファンドを選択する工程と、
    前記資金提供者が入力したリスクに関する情報に基づき、優先返済レベル決定手段が前記ファンド選択手段により選択されたファンドにおいて優先返済レベルを決定する工程と、
    を備えている請求項9に記載のファンド運用管理方法。
  11. 前記資金提供者が金利の受け取り条件に関する情報を入力する工程をさらに備えている請求項10に記載のファンド運用管理方法。
  12. 請求項8〜11のいずれか1の請求項に記載の各ステップをコンピュータに実行させるためのファンド運用管理プログラム。
  13. 請求項12に記載のプログラムを記憶したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020522832A (ja) * 2017-06-05 2020-07-30 エムオー・テクノロヒアス,エルエルシー 信用力があると判定された消費者にローンを発行するシステムおよび方法

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