JP2006306341A - バイワイヤ方式操舵装置及び操舵用ワイヤレスユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】 車内デザインの自由度を増加させるとともに、運転席以外での運転を可能とする。
【解決手段】 操舵用ワイヤレスユニットの無線用ステアリングホイールを回転操作させると、第2の角度センサによってその操舵角が検出され、無線用操舵角信号が作成される。無線用操舵角信号は、送信アンテナを介して送信され、車両11の本体側ECU17によって、室外受信アンテナ27を介して受信される。本体側ECU17は、無線用操舵角信号に基づいて操舵角制御信号を作成し、転舵モータ駆動回路39に対して出力する。この結果、車輪23,24は、転舵モータ21a及び転舵力伝達機構21を介して、無線用ステアリングホイールの回転角度に応じた実操舵角となるように左右に転舵される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、バイワイヤ方式操舵装置及び操舵用ワイヤレスユニットに関する。
近年、車両において、バイワイヤ方式の操舵装置(ステアバイワイヤシステム)が開発されつつある(例えば、特許文献1参照)。このシステムは、ステアリングシャフトの回転角度(操舵角)をセンサにて検知し、操舵装置の制御装置がその検知結果に基づいて車輪の実操舵角を電気的に制御するものである。すなわち、ステアリングホイールと車輪とが機構的に分離されているシステムとなっている。この結果、ハンドル操作の違和感を減少させたり、衝突時におけるステアリングコラムからの突き上げを防いだりすることができる。
また、ステアリングホイール等を車内にてレイアウトするときには、車輪との連結による制約を考慮する必要がないため、車内デザインの自由度も増すという利点を有している。
特開2004−314833号公報
ところが、特許文献1においては、ステアリングシャフトは、制御装置等と接続されており、ステアリングホイール等に関する車内デザインの自由度は、運転席にいる運転者が運転可能な範囲に限られていた。この結果、運転席以外での運転を可能とするような、より自由度の高い車内デザインを採用することが難しくなっていた。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、車内デザインの自由度を増加させるとともに、運転席以外での運転を可能とするバイワイヤ方式操舵装置及び操舵用ワイヤレスユニットを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ステアリングホイールと、同ステアリングホイールの操舵角を検出し、操舵角信号を作成する舵角検出手段と、同舵角検出手段と有線的に接続され前記操舵角信号に基づいて車輪の実操舵角を制御する制御手段とを備えたバイワイヤ方式操舵装置において、無線用操舵手段と、同無線用操舵手段の操舵量を検出し、無線用操舵量信号を作成する無線用操舵量検出手段と、前記無線用操舵量信号を無線的に送信する無線用送信手段とを有する操舵用ワイヤレスユニットと、前記無線用操舵量信号を受信する無線用受信手段とを備え、前記制御手段は、前記無線用受信手段を介して前記無線用操舵量信号を受信し、前記無線用操舵量信号に基づいて前記車輪の前記実操舵角を制御することを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のバイワイヤ方式操舵装置において、前記無線用受信手段は、前記操舵用ワイヤレスユニットが、前記ステアリングホイール及び前記車輪を備えた車両の室内に位置するときに前記無線用操舵量信号を受信可能に形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のバイワイヤ方式操舵装置において、前記無線用受信手段は、前記操舵用ワイヤレスユニットが、前記ステアリングホイール及び前記車輪を備えた車両の外部に位置するときに前記無線用操舵量信号を受信可能に形成されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、ステアリングホイールと、同ステアリングホイールの操舵角を検出し、操舵角信号を作成する舵角検出手段と、前記操舵角信号に基づいて車輪の実操舵角を制御する制御手段とを備えたバイワイヤ方式操舵装置において、前記舵角検出手段において作成された前記操舵角信号を無線的に送信する無線用送信手段と、前記無線用送信手段から送信された前記操舵角信号を受信し、前記制御手段に入力する無線用受信手段とを備えたことを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、無線用操舵手段と、同無線用操舵手段の操舵量を検出し、無線用操舵量信号を作成する無線用操舵量検出手段と、前記無線用操舵量信号を無線的に送信する無線用送信手段とを備えたことを要旨とする。
(作用)
従って、請求項1に記載の発明によれば、操舵用ワイヤレスユニットの無線用操舵手段を操作すると、無線用操舵量検出手段によってその操舵量が検出され、無線用操舵量信号が作成される。そして、無線用操舵量信号は、無線用送信手段を介して無線用受信手段に送信される。制御手段は、無線用受信手段を介して無線用操舵量信号を受信すると、無線用操舵量信号に基づいて車輪の実操舵角を制御する。
従って、請求項2に記載の発明によれば、操舵用ワイヤレスユニットの無線用操舵量検出手段によって作成された無線用操舵量信号は、操舵用ワイヤレスユニットが車両の室内に位置するときにのみ、無線用送信手段を介して無線用受信手段に送信される。従って、制御手段は、操舵用ワイヤレスユニットが車両の室内に位置するときにのみ、無線用操舵量信号に基づいて車輪の実操舵角を制御する。
従って、請求項3に記載の発明によれば、操舵用ワイヤレスユニットの無線用操舵量検出手段によって作成された無線用操舵量信号は、操舵用ワイヤレスユニットが車両の外部に位置するときにのみ、無線用送信手段を介して無線用受信手段に送信される。従って、制御手段は、操舵用ワイヤレスユニットが車両の外部に位置するときにのみ、無線用操舵量信号に基づいて車輪の実操舵角を制御する。
従って、請求項4に記載の発明によれば、ステアリングホイールを操作すると、舵角検出手段によってその操舵角が検出され、操舵角信号が作成される。そして、操舵角信号は、無線用送信手段を介して無線用受信手段に送信される。制御手段は、無線用受信手段を介して操舵角信号を受信すると、操舵角信号に基づいて車輪の実操舵角を制御する。
従って、請求項5に記載の発明によれば、操舵用ワイヤレスユニットの無線用操舵手段を操作すると、無線用操舵量検出手段によってその操舵量が検出され、無線用操舵量信号が作成される。そして、無線用操舵量信号は、無線用送信手段を介して送信される。この結果、送信された無線用操舵量信号を受信可能な車両等において、無線用操舵量信号に基づいて、車輪の実操舵角が制御される。
本発明のバイワイヤ方式操舵装置及び操舵用ワイヤレスユニットによれば、車内デザインの自由度を増加させるとともに、運転席以外での運転が可能となる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図3に従って説明する。図1は、本実施形態における車両11の概略図を示す。車両11は、ステアリングホイール12、ステアリングシャフト14、舵角検出手段としての第1の角度センサ15、制御手段としての本体側ECU(Electric Control Unit)17、反力機構19、転舵力伝達機構21、一対の車輪23,24を備える。また、車両11は、室内受信アンテナ25、室外受信アンテナ27、エンジン29、スロットルバルブ31、変速機用アクチュエータ33、ブレーキ用アクチュエータ35を備える。
ステアリングホイール12は、車両11の運転席(図示しない)に設けられており、運転者によって回転操作される操作部となっている。ステアリングシャフト14は、ステアリングホイール12に連結されており、ステアリングホイール12と一体回転する。第1の角度センサ15は、ステアリングシャフト14に対して組みつけられており、ステアリングシャフト14の基準位置からの回転角度(操舵角)を検出する。本体側ECU17は、前記第1の角度センサ15に対して有線的に接続されており、第1の角度センサ15によって検出された回転角度に基づく操舵角信号を入力する。
反力機構19は、ステアリングシャフト14と反力モータ19aとに接続されており、反力モータ19aの駆動により、ステアリングシャフト14に対して反力を発生させる。そして、発生した反力は、ステアリングシャフト14を介してステアリングホイール12に伝達される。なお、反力モータ19aは、反力モータ駆動回路37を介して前記本体側ECU17に対して接続されており、本体側ECU17によって駆動制御される。
転舵力伝達機構21は、転舵モータ21aと車輪23,24に対して接続されており、転舵モータ21aの回転に応じて車輪23,24を左右に転舵する。なお、転舵モータ21aは、転舵モータ駆動回路39を介して本体側ECU17に対して接続されており、本体側ECU17によって駆動制御される。このとき、本体側ECU17は、第1の角度センサ15から入力された操舵角信号に基づいた操舵角制御信号を作成し、転舵モータ駆動回路39に対して出力する。この結果、車輪23,24は、転舵モータ21a及び転舵力伝達機構21を介して、前記ステアリングシャフト14の回転角度に応じた実操舵角となるように左右に転舵される。
室内受信アンテナ25は、例えば、車両11の車内の天井部分(図示しない)等に設けられており、本実施形態においては、1m前後の通信距離を有するアンテナとなっている。そして、室内受信アンテナ25は、出力調整と適切な配置により、車内にある送信アンテナ(図示しない)等とのみ通信可能となるように調整されている。そして、室内受信アンテナ25は、本体側ECU17と接続されており、受信した各種信号を本体側ECU17に入力する。
室外受信アンテナ27は、例えば、車両の車外の後部(図示しない)等に設けられており、所定の通信距離、例えば、本実施形態においては、5〜20m程度の通信距離を有するアンテナとなっている。そして、室外受信アンテナ27は、出力調整と適切な配置により、車外にある送信アンテナ(図示しない)等とのみ通信可能となるように調整されている。そして、室外受信アンテナ27は、本体側ECU17と接続されており、受信した各種信号を本体側ECU17に入力する。なお、本実施形態においては、室外受信アンテナ27が、無線用受信手段に対応する。
エンジン29は、エンジン駆動回路41を介して前記本体側ECU17に対して接続されており、本体側ECU17によって駆動制御される。すなわち、エンジン29は、本体側ECU17によってセルモータ(図示しない)が駆動制御されることによって始動が制御されるとともに、駆動停止も制御される。スロットルバルブ31は、スロットルバルブ駆動回路43を介して前記本体側ECU17に対して接続されており、本体側ECU17によって駆動制御される。すなわち、スロットルバルブ31は、本体側ECU17によってその開閉の度合いが制御され、前記エンジン29の回転数が制御される。
変速機用アクチュエータ33は、変速機駆動回路45を介して前記本体側ECU17に対して接続されており、本体側ECU17によって駆動制御される。すなわち、変速機用アクチュエータ33は、本実施形態においては、油圧式となっており、本体側ECU17によって、車両11に搭載されている自動変速機(図示しない)の接続状態を切り換えられるようになっている。そして、本実施形態においては、自動変速機は、本体側ECU17によって、前進(ドライブ)D、駐車(パーキング)P、後進(リバース)Rの各接続状態に切り換えられる。
ブレーキ用アクチュエータ35は、ブレーキ駆動回路47を介して前記本体側ECU17に対して接続されており、本体側ECU17によって駆動制御される。すなわち、ブレーキ用アクチュエータ35は、本体側ECU17によって車両11に搭載されているブレーキ(図示しない)の制動力を調整できるようになっている。
また、本体側ECU17は、CPU、ROM、RAMなどからなるマイクロコンピュータを主要構成部品とするもので、リモートコントロール用プログラム及びその他各種プログラムに従って動作する。詳しくは、リモートコントロール用プログラムは、本体側ECU17が、室外受信アンテナ27を介して、前進信号、駐車信号、後進信号、無線用操舵角信号のいずれかの信号を受信すると、受信した操作信号に基づいて、車両11を前進及び後進させるとともに、車輪23,24を左右に転舵させるためのプログラムである。すなわち、本体側ECU17は、室外受信アンテナ27を介して前進信号、駐車信号、後進信号のいずれかの操作信号を受信すると、このリモートコントロール用プログラムに従って、エンジン29を始動停止とスロットルバルブ31の開閉を制御する。また、本体側ECU17は、変速機用アクチュエータ33とブレーキ用アクチュエータ35とを、受信した操作信号に基づいて駆動制御し、自動変速機の接続状態及びブレーキの制動状態を切り換える。また、本体側ECU17は、無線用操舵角信号に基づいて、転舵モータ21aを駆動制御し、車輪23,24の実操舵角を変化させ、左右に転舵させる。
なお、本実施形態においては、リモートコントロール用プログラムは、本体側ECU17が、室内受信アンテナ25を介してこれらの各種信号を受信したときには、本体側ECU17が、それ以降、処理を行わないようなプログラムとなるように構成されている。すなわち、本体側ECU17は、室内受信アンテナ25を介して各種信号を受信しても、車輪23,24やエンジン29等を制御しないようになっている。
次に、以上のように構成された車両11を無線的に操作するための操舵用ワイヤレスユニット51について説明する。図2は、本実施形態における操舵用ワイヤレスユニット51の概略図を示す。また、図3は、操舵用ワイヤレスユニット51の正面図を示す。図2及び図3に示すように、操舵用ワイヤレスユニット51は、本実施形態においては車両11に対して1つのみ設けられている。そして、操舵用ワイヤレスユニット51は、無線用操舵手段としての無線用ステアリングホイール53、無線用ステアリングシャフト54、無線用操舵量検出手段としての第2の角度センサ55、ユニット側ECU57、ON/OFFスイッチ59、前進後退スイッチ61、無線用送信手段としての送信アンテナ63を備える。そして、図3に示すように、操舵用ワイヤレスユニット51は、略直方体形状の本体部51aに各種装置が取り付けられることによって構成されている。
無線用ステアリングホイール53は、前記車両11のステアリングホイール12と同様の形状に形成されており、運転者及び運転者以外のユーザによって回転操作される操作部となっている。無線用ステアリングシャフト54は、無線用ステアリングホイール53に連結されており、無線用ステアリングホイール53と一体回転する。第2の角度センサ55は、無線用ステアリングシャフト54に対して組みつけられており、無線用ステアリングシャフト54の基準位置からの回転角度(操舵量としての操舵角)を検出し、無線用操舵量信号としての無線用操舵角信号を作成する。ユニット側ECU57は、前記第2の角度センサ55に対して有線的に接続されており、第2の角度センサ55からの無線用操舵角信号を入力する。
ON/OFFスイッチ59は、前記ユニット側ECU57に接続されており、運転者や運転者以外のユーザがON/OFFスイッチ59を操作することによって、操作信号がユニット側ECU57に入力される。なお、ON/OFFスイッチ59が「ON」側に切り換えられているときには、ON信号が、「OFF」側に切り換えられているときには、OFF信号が、ユニット側ECU57に対して入力される。
前進後退スイッチ61は、前記ユニット側ECU57に接続されており、運転者や運転者以外のユーザが前進後退スイッチ61を操作することによって、操作信号がユニット側ECU57に入力される。なお、本実施形態においては、図3に示すように、前進後退スイッチ61は、レバー61aの位置を移動させることで、前進D、駐車P、後進Rの3種類の信号、すなわち、前進信号、駐車信号、後進信号のいずれかの信号がユニット側ECU57に入力されるようになっている。
送信アンテナ63は、前記ユニット側ECU57に接続されており、各種信号を無線的に送信することができるようになっている。なお、本実施形態においては、前記車両11の室内受信アンテナ25及び室外受信アンテナ27に対して無線的に各種信号を送信することができるように構成されている。
ユニット側ECU57は、CPU,ROM,RAMなどからなるマイクロコンピュータを主要構成部品とするもので、コントロール情報送信プログラム及びその他各種プログラムに従って動作する。詳しくは、コントロール情報送信プログラムは、この操舵用ワイヤレスユニット51が運転者や運転者以外のユーザによって操作されることにより、各種の操作信号を、送信アンテナ63を介して前記室内受信アンテナ25及び室外受信アンテナ27に対して送信するためのプログラムである。
すなわち、ユニット側ECU57は、ON/OFFスイッチ59からON信号が入力されると、コントロール情報送信プログラムに従って、前記前進後退スイッチ61から入力される前進信号、駐車信号、後進信号のいずれかの信号を、送信アンテナ63を介して送信する。また、ユニット側ECU57は、第2の角度センサ55から無線用操舵角信号が入力されると、同様にして、コントロール情報送信プログラムに従って、無線用操舵角信号を、送信アンテナ63を介して送信する。なお、本実施形態においては、上記車両11と操舵用ワイヤレスユニット51とによって、バイワイヤ方式操舵装置が構成されている。
次に、以上のように構成された車両11及び操舵用ワイヤレスユニット51の作用について説明する。
まず、操舵用ワイヤレスユニット51が、車両11の車内にある状態で、運転者や運転者以外のユーザによって操作される場合について説明する。この場合において、例えば、操舵用ワイヤレスユニット51のON/OFFスイッチ59が操作され、ON信号がユニット側ECU57に入力されるものとする。すると、ユニット側ECU57は、前記コントロール情報送信プログラムに従って、前記前進後退スイッチ61から入力されている前進信号、駐車信号、後進信号のいずれかの信号を、送信アンテナ63を介して送信する。また、ユニット側ECU57は、コントロール情報送信プログラムに従って、前記第2の角度センサ55から入力される無線用操舵角信号を、送信アンテナ63を介して送信する。
すると、送信アンテナ63を介して送信された各種信号が、車両11の車内に設けられている室内受信アンテナ25において受信され、本体側ECU17に入力される。本体側ECU17は、受信した各種信号が、室内受信アンテナ25において受信されたものと認識すると、前記リモートコントロール用プログラムに従って、処理を終了する。すなわち、操舵用ワイヤレスユニット51が車内に位置しているときに、いかなる操作が行われても、本体側ECU17は処理を行わないようになっている。
次に、操舵用ワイヤレスユニット51が、車両11の車外にある状態で、運転者や運転者以外のユーザによって操作される場合について説明する。この場合において、車内にある場合と同様にして、操舵用ワイヤレスユニット51が操作され、送信アンテナ63を介して、各種信号が送信されると、これらの信号は、車両11の車外に設けられている室外受信アンテナ27において受信される。そして、本体側ECU17に、これらの各種信号が入力される。
なお、例えば、本体側ECU17に、前進信号が入力されると、本体側ECU17は、入力された信号が、室外受信アンテナ27を介して入力されたことを確認する。そして、本体側ECU17は、リモートコントロール用プログラムに従って、エンジン29、スロットルバルブ31、変速機用アクチュエータ33、ブレーキ用アクチュエータ35を駆動制御し、車両11が前進するように制御する。また、本体側ECU17に、駐車信号が入力されると、本体側ECU17は、リモートコントロール用プログラムに従って、エンジン29、スロットルバルブ31、変速機用アクチュエータ33、ブレーキ用アクチュエータ35を駆動制御し、車両11が停車するように制御する。さらに、本体側ECU17に、後進信号が入力されると、本体側ECU17は、リモートコントロール用プログラムに従って、エンジン29、スロットルバルブ31、変速機用アクチュエータ33、ブレーキ用アクチュエータ35を駆動制御し、車両11が後進するように制御する。なお、本実施形態においては、リモートコントロール用プログラムは、本体側ECU17が、車両11を前進及び後進させるときに、速度5km/h以下となるように制御するようなプログラムであるものとする。
また、例えば、本体側ECU17に、無線用操舵角信号が入力されると、本体側ECU17は、リモートコントロール用プログラムに従って、転舵モータ21aを駆動制御し、無線用ステアリングシャフト54の回転角度に応じた実操舵角となるように、車輪23,24を左右に転舵させる。なお、本実施形態においては、リモートコントロール用プログラムは、本体側ECU17が、室外受信アンテナ27を介して各種信号が入力されたことを確認すると、第1の角度センサ15から操舵角信号が入力されても、その操舵角信号に応じて車輪23,24を転舵させることはしないようにするプログラムであるものとする。すなわち、操舵用ワイヤレスユニット51によって車両11が運転操作されているときには、車両11のステアリングホイール12を使用して車両11を運転操作することができないようになっている。
以上により、操舵用ワイヤレスユニット51が、車両11の車外にある状態で、運転者や運手者以外のユーザによって操作されることで、車両11は、前進、停車、後進をし、また、車輪23,24を左右に転舵させることができる。これにより、車両11を車外にいながら運転操作することができる。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)操舵用ワイヤレスユニット51の無線用ステアリングホイール53を回転操作させると、第2の角度センサ55によってその操舵角が検出され、無線用操舵角信号が作成されるようにした。そして、無線用操舵角信号は、送信アンテナ63を介して送信されるようにした。車両11の本体側ECU17は、この無線用操舵角信号を、室外受信アンテナ27を介して受信すると、無線用操舵角信号に基づいて車輪23,24の実操舵角を変化させるようにした。従って、車輪23,24の実操舵角を変化させたい場合に、車両11のステアリングホイール12を回転操作させるだけでなく、操舵用ワイヤレスユニット51の無線用ステアリングホイール53を回転操作させることでも変化させることができる。この結果、操舵用ワイヤレスユニット51を所持していれば、運転席以外の場所においても車両11を操作することができるようになり、運転席以外での運転を可能とする。そして、後進や車庫入れ、幅寄せといった車両11の運転をより容易なものとすることができる。さらに、操舵用ワイヤレスユニット51は車両11の各種装置に対して、有線的に接続されておらず、その設置位置を考慮する必要がない。この結果、車両11の車内デザインの自由度を増加させることができる。
(2)リモートコントロール用プログラムは、車両11の本体側ECU17が、室外受信アンテナ27を介して無線用操舵角信号を受信した場合にのみ、車輪23,24の実操舵角を制御するプログラムであるようにした。そして、室内受信アンテナ25を介して受信した場合には、車輪23,24の実操舵角を制御しないプログラムであるようにした。従って、操舵用ワイヤレスユニット51が車内にある間は、その車内にある操舵用ワイヤレスユニット51を使用しての車両11の操作はできない状態となる。そして、本実施形態においては、操舵用ワイヤレスユニット51は、車両11に対して1つのみ備えられているので、この場合には、車両11を操作するには、車両11のステアリングホイール12を操作する以外方法はなく、操舵用ワイヤレスユニット51とステアリングホイール12との両方によって、同時に車両11をそれぞれ別個に転舵させるような現象が生じないようにすることができる。
(3)操舵用ワイヤレスユニット51が車両11の外部に位置するときに、本体側ECU17は、第1の角度センサ15から操舵角信号が入力されても、その操舵角信号に基づく車輪23,24の転舵は行わないようにした。従って、車両11のステアリングホイール12が回転操作されても、車輪23,24の実操舵角は変化しない。この結果、操舵用ワイヤレスユニット51が車外に位置しているときには、車両11のステアリングホイール12による車輪23,24の操舵が無効化された状態とすることができる。この結果、操舵用ワイヤレスユニット51が車外にある間は、車外にいる人のみが車両11を操作できる状態とすることができる。従って、操舵用ワイヤレスユニット51とステアリングホイール12との両方によって、同時に車両11をそれぞれ別個に転舵させるような現象が生じないようにすることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図4〜図6に従って説明する。なお、説明の便宜上、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付してその説明を一部省略する。
図4は、本実施形態の車両71の概略図を示す。この車両71は、第1実施形態の車両11の構成から、ステアリングホイール12、ステアリングシャフト14、第1の角度センサ15、反力機構19、反力モータ19a、反力モータ駆動回路37を設けない構成となっている。従って、本体側ECU17は、第1の角度センサ15から操舵角信号が入力されることも、反力モータ19aを駆動させることもない。また、操舵用ワイヤレスユニット51については、第1実施形態と同様の構成となっており、本実施形態においては、この車両71と、操舵用ワイヤレスユニット51とによって、バイワイヤ方式操舵装置が構成されている。そして、本実施形態においては、無線用ステアリングホイール53がステアリングホイールに対応し、第2の角度センサ55が舵角検出手段に対応する。
なお、本体側ECU17によって実行されるリモートコントロール用プログラムは、第1実施形態においては、本体側ECU17が、室内受信アンテナ25を介して各種信号を受信しても、車輪23,24やエンジン29等を操作しないようなプログラムとなるようにした。これを、本実施形態においては、リモートコントロール用プログラムは、本体側ECU17が、室内受信アンテナ25を介して各種信号を受信した場合には、室外受信アンテナ27を介して受信した場合と同様に、車輪23,24やエンジン29等を操作するプログラムとなっている。従って、本実施形態においては、操舵用ワイヤレスユニット51が、車内にあっても車外にあっても、操舵用ワイヤレスユニット51を操作することで、車両11を運転操作することができるようになっている。
そして、図5に示すように車両71の車内の運転席側のインストルメントパネル71aの面上には、略直方体形状の凹部73が形成されている。そして、この凹部73の大きさは、前記操舵用ワイヤレスユニット51を嵌合可能な大きさとなっている。従って、図6に示すように、操舵用ワイヤレスユニット51を車両71のインストルメントパネル71a上に組み付けることが可能となっている。さらに、操舵用ワイヤレスユニット51をインストルメントパネル71aから取り外して、車内の運転席以外の場所や、車外に持ち出すことが可能となっている。
従って、本実施形態においては、通常の運転時においては、運転者によって、操舵用ワイヤレスユニット51がインストルメントパネル71aに組み付けられた状態で操作される。これにより、操舵用ワイヤレスユニット51の送信アンテナ63から、前進信号、駐車信号、後進信号、無線用操舵角信号等が、車両71の室内受信アンテナ25に送信され、本体側ECU17に入力される。そして、本体側ECU17は、入力された信号に基づいて、車両を前進、駐車、後進させたり、車輪23,24の実操舵角を変化させたりする。従って、運転者は、運転席にいながら、操舵用ワイヤレスユニット51を操作することで車両71を運転操作することができる。
また、操舵用ワイヤレスユニット51が、インストルメントパネル71aから取り外され、車内の運転席以外の場所や、車外に持ち出されても、同様にして、車両71を運転操作することができる。
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(4)操舵用ワイヤレスユニット51の無線用ステアリングホイール53を回転操作させると、第2の角度センサ55によってその操舵角が検出され、無線用操舵角信号が作成されるようにした。そして、無線用操舵角信号は、送信アンテナ63を介して送信されるようにした。そして、車両71の本体側ECU17は、この無線用操舵角信号を、室内受信アンテナ25又は室外受信アンテナ27を介して受信すると、無線用操舵角信号に基づいて車輪23,24の実操舵角を変化させるように制御するようにした。従って、操舵用ワイヤレスユニット51を所持していれば、運転席や、運転席以外の車内、車外等のいずれの位置にいても、車両71を操作することができる。この結果、後進や車庫入れ、幅寄せといった車両71の運転をより容易なものとすることができる。さらに、車両71内において、操舵用ワイヤレスユニット51は、有線的に他の装置と接続されておらず、操舵用ワイヤレスユニット51の設置位置の自由度が増し、車両71の車内デザインの自由度を増加させることができる。
(5)車両71のインストルメントパネル71aに対して操舵用ワイヤレスユニット51を取り外し可能となるようにした。そして、車両71を運転席で操作するときにも、操舵用ワイヤレスユニット51を使用するようにした。従って、車両71を運転操作するための操作手段を、操舵用ワイヤレスユニット51の1つのみとすることができる。この結果、2人以上の人が、同時に車両71をそれぞれ別個に転舵させるような現象が生じないようにすることができる。また、駐車時等、車両11から離れるときなどに、操舵用ワイヤレスユニット51を車両11から分離させた状態で監視下に置くことにより、車両11が第三者によって操作されることを防ぐことができる。この結果、盗難防止になる。
なお、上記各実施形態は、以下の態様に変更してもよい。
・上記各実施形態では、操舵用ワイヤレスユニット51からは、前進信号、駐車信号、後進信号、無線用操舵角信号が送信されるようにした。これを、IDコード信号が、各種信号とあわせて送信されるようにしてもよい。なお、このような場合には、IDコード信号の元となるIDコード情報が、あらかじめユニット側ECU57に記録されているものとする。そして、車両11の本体側ECU17は、操舵用ワイヤレスユニット51から受信したIDコード信号を、あらかじめ本体側ECU17に記録されている照合用IDコード情報と照合するようにしてもよい。そして、照合した結果、操舵用ワイヤレスユニット51が正規の装置であるか否かを識別し、正規の装置であると識別したときにのみ、車両11の前進、後進、及び車輪23,24の転舵を行うようにしてもよい。このようにすれば、車両11を、正規の所有者以外の人によって運転されることを防ぐことができる。
・上記各実施形態では、リモートコントロール用プログラムは、本体側ECU17が、車両11を速度5km/以下となるように制御するようなプログラムであるようにした。これを、その他の速度制限以下となるようにしてもよい。また、速度制限を設けないようにしてもよい。
・上記各実施形態では、室外受信アンテナ27は、所定の通信距離として、5〜20m程度の通信距離を有するアンテナとなるようにしたが、それ以外の通信距離となるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、リモートコントロール用プログラムは、操舵用ワイヤレスユニット51が、車両11を操作可能な位置にあれば、いつでも車両11を操作できるようなプログラムであるようにした。これを、操舵用ワイヤレスユニット51が車両11を所定条件下でのみ操舵可能とするプログラムであるようにしてもよい。例えば、所定条件として、所定時間内にのみ操作可能とするようなプログラムとしてもよい。すなわち、最初に無線用ステアリングホイール53が回転操作されてから3分間のみ、車両11を操作できるようにするプログラムであるようにしてもよい。また、所定条件として、車両11から所定距離内に操舵用ワイヤレスユニット51があるときのみ操作可能とするようなプログラムとしてよい。すなわち、例えば、車両11から20m以内に操舵用ワイヤレスユニット51があるときのみ、車両11を操作できるようなプログラムであってもよい。このようにすれば、盗難や予期せぬ走行等を防止することができる。
・上記各実施形態では、無線用操舵手段として、車両11のステアイングホイールと同様の形状を有する無線用ステアリングホイール53を採用するようにした。これを、その他の形状、例えばスティック状のものやその他の形状を有する無線用操舵手段を採用するようにしてもよい。そして、このような場合には、無線用操舵手段は、操舵されることによって、操舵角ではなく、その他の操舵量、例えば、線形的な操舵の移動量等を変化させる手段であってもよい。さらに、このような場合には、無線用操舵量検出手段として、操舵角を検出する第2の角度センサではなく、その他の操舵量を検出可能なセンサ等を採用するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、操舵用ワイヤレスユニット51は、ON/OFFスイッチ59、前進後退スイッチ61を備えるようにした。これを、無線用ステアリングホイール53、無線用ステアリングシャフト54、第2の角度センサ55、ユニット側ECU57、送信アンテナ63を備えるのであれば、操舵用ワイヤレスユニット51に、各スイッチ59,61を備えないようにしてもよいし、その他のスイッチ等を設けるようにしてもよい。
・上記各実施形態では、操舵用ワイヤレスユニット51は、車両11,71に対して1つのみ設けるようにした。これを、2つ以上設けるようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、リモートコントロール用プログラムは、本体側ECU17が、室内受信アンテナ25を介して各種信号を受信したときには、本体側ECU17が、それ以降、処理を行わないプログラムとなるようにした。これを、本体側ECU17が、室内受信アンテナ25を介して受信した信号に基づいて、車輪23,24やエンジン29等を制御するようにしてもよい。また、このような場合には、リモートコントロール用プログラムは、本体側ECU17が、室外受信アンテナ27を介して各種信号を受信したときには、本体側ECU17が、それ以降、処理を行わないプログラムとなるようにしてもよい。そして、このような場合には、室内受信アンテナ25が無線用受信手段に対応する。
・上記第2実施形態では、室内受信アンテナ25と室外受信アンテナ27とを設けるようにした。これを、車両71の室内及び室外と通信可能なアンテナを1つのみ設けて、操舵用ワイヤレスユニット51からの各種信号を受信して本体側ECU17に入力するようにしてもよい。
・上記各実施形態では、操舵用ワイヤレスユニット51と車両11,71とは、無線的に接続されるようにした。これを、引き伸ばし可能なワイヤや、伸縮自在のワイヤ等によって有線的に接続するようにしてもよい。
・上記第1実施形態では、車両11は、本体側ECU17によって、反力モータ19a、転舵モータ21a、エンジン29、スロットルバルブ31、変速機用アクチュエータ33、ブレーキ用アクチュエータ35を制御するようにした。これを、図7に示すように、車両11に、ハンドル側ECU81、転舵モータECU83、エンジンECU85、スロットルECU87、変速機ECU89、ブレーキECU91を設け、これらを通信回線93によって接続して、いわゆる車内LANによって連係制御を行うようにしてもよい。なお、このとき、ハンドル側ECU81と転舵モータECUとが制御手段を構成する。そして、ハンドル側ECU81は、第1の角度センサ15、室内受信アンテナ25、室外受信アンテナ27に接続され、各種信号を入力するとともに、反力モータ19aを駆動制御する。また、転舵モータECU83は、上記第1実施形態における転舵モータ駆動回路39を備え、ハンドル側ECU81等から通信回線93を介して入力される各種信号に基づいて転舵モータ21aを駆動制御する。さらに、エンジンECU85、スロットルECU87、変速機ECU89、ブレーキECU91は、それぞれ、上記第1実施形態におけるエンジン駆動回路41、スロットルバルブ駆動回路43、変速機駆動回路45、ブレーキ駆動回路47を備える。そして、各ECU85,87,89,91は、ハンドル側ECU81等から通信回線93を介して入力される各種信号に基づいて、それぞれ、エンジン29、スロットルバルブ31、変速機用アクチュエータ33、ブレーキ用アクチュエータ35を駆動制御する。
次に、上記各実施形態及びその態様の変更から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(イ)請求項1〜3のいずれか1つに記載のバイワイヤ方式操舵装置において、前記操舵用ワイヤレスユニットは、IDコード情報を記憶する記憶手段を備え、前記無線用送信手段は、前記IDコード情報を前記無線用受信手段に無線的に送信する手段であり、前記制御手段は、前記無線用受信手段を介して前記IDコード情報を受信すると、あらかじめ記憶していた照合用IDコード情報と前記IDコード情報とを照合し、照合結果に基づいて前記車輪の前記実操舵角を制御することを特徴とするバイワイヤ方式操舵装置。
(ロ)請求項1〜3のいずれか1つに記載のバイワイヤ方式操舵装置において、前記制御手段は、所定条件下でのみ前記無線用操舵量信号に基づいて前記車輪の前記実操舵角を制御可能に構成されていることを特徴とするバイワイヤ方式操舵装置。
(ハ)上記(ロ)に記載のバイワイヤ方式操舵装置において、前記所定条件は、前記無線用受信手段を介して前記無線用操舵量信号を受信してから所定時間内にという条件であることを特徴とするバイワイヤ方式操舵装置。
(ニ)上記(ロ)に記載のバイワイヤ方式操舵装置において、前記所定条件は、前記車両から所定距離内に前記操舵用ワイヤレスユニットがあるときという条件であることを特徴とするバイワイヤ方式操舵装置。
第1実施形態における車両の概略図。 同じく、操舵用ワイヤレスユニットの概略図。 同じく、操舵用ワイヤレスユニットの正面図。 第2実施形態における車両の概略図。 同じく、運転席を示す概略図。 同じく、運転席を示す概略図。 別例における車両の概略図。
符号の説明
11,71…バイワイヤ方式操舵装置を構成する車両、12…ステアリングホイール、15…舵角検出手段としての第1の角度センサ、17…制御手段としての本体側ECU、23,24…車輪、25…無線用受信手段としての室内受信アンテナ、27…無線用受信手段としての室外受信アンテナ、51…操舵用ワイヤレスユニット、53…無線用操舵手段としての無線用ステアリングホイール、55…無線用操舵量検出手段としての第2の角度センサ、63…無線用送信手段としての送信アンテナ、81…制御手段を構成するハンドル側ECU、83…制御手段を構成する転舵モータECU。

Claims (5)

  1. ステアリングホイールと、同ステアリングホイールの操舵角を検出し、操舵角信号を作成する舵角検出手段と、同舵角検出手段と有線的に接続され前記操舵角信号に基づいて車輪の実操舵角を制御する制御手段とを備えたバイワイヤ方式操舵装置において、
    無線用操舵手段と、同無線用操舵手段の操舵量を検出し、無線用操舵量信号を作成する無線用操舵量検出手段と、前記無線用操舵量信号を無線的に送信する無線用送信手段とを有する操舵用ワイヤレスユニットと、
    前記無線用操舵量信号を受信する無線用受信手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記無線用受信手段を介して前記無線用操舵量信号を受信し、前記無線用操舵量信号に基づいて前記車輪の前記実操舵角を制御することを特徴とするバイワイヤ方式操舵装置。
  2. 請求項1に記載のバイワイヤ方式操舵装置において、
    前記無線用受信手段は、前記操舵用ワイヤレスユニットが、前記ステアリングホイール及び前記車輪を備えた車両の室内に位置するときに前記無線用操舵量信号を受信可能に形成されていることを特徴とするバイワイヤ方式操舵装置。
  3. 請求項1に記載のバイワイヤ方式操舵装置において、
    前記無線用受信手段は、前記操舵用ワイヤレスユニットが、前記ステアリングホイール及び前記車輪を備えた車両の外部に位置するときに前記無線用操舵量信号を受信可能に形成されていることを特徴とするバイワイヤ方式操舵装置。
  4. ステアリングホイールと、同ステアリングホイールの操舵角を検出し、操舵角信号を作成する舵角検出手段と、前記操舵角信号に基づいて車輪の実操舵角を制御する制御手段とを備えたバイワイヤ方式操舵装置において、
    前記舵角検出手段において作成された前記操舵角信号を無線的に送信する無線用送信手段と、
    前記無線用送信手段から送信された前記操舵角信号を受信し、前記制御手段に入力する無線用受信手段とを備えたことを特徴とするバイワイヤ方式操舵装置。
  5. 無線用操舵手段と、
    同無線用操舵手段の操舵量を検出し、無線用操舵量信号を作成する無線用操舵量検出手段と、
    前記無線用操舵量信号を無線的に送信する無線用送信手段とを備えたことを特徴とする操舵用ワイヤレスユニット。
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