JP2006305879A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のドット形成手段(例えば、複数の光源)により形成されるドット(例えば、ビームスポット)同士の主走査方向における1画素以下のズレを正確に補正する。
【解決手段】画像形成装置は、2つの発光部を有し、スクリーンパターン記憶部25に記憶された複数種類のスクリーン角の画像データに基づいて2つの発光部を制御して複数のスクリーン画像を形成し、形成された複数のスクリーン画像のうち、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性に基づいて、2つの発光部に供給する駆動クロックの相対タイミングを1画素より小さい精度で調整する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ドットを形成する手段を複数有する画像形成装置及び画像形成方法に関する。
近年、複写機、プリンタ等の画像形成装置における高速化を実現する手段として、複数の光源から出力された光ビームを同時に走査して画像形成を行う技術が種々提案されている。このようなマルチビーム方式の画像形成装置では、各光ビームの書き出し開始位置が揃っていないと、良好な画像を得ることができない。そこで、特許文献1では、主走査方向に1ドット以上空けて繰り返す第1パターンと、逆主走査方向に1ドット以上空けて繰り返す第2パターンによる画像濃度差を検出し、その画像濃度差が許容できる所定値になるように、光ビームの点灯開始タイミングを調整する技術が提案されている。
特開2004−50515号公報
しかしながら、特許文献1のように、複数のパターンの画像濃度差を用いて主走査方向におけるビームスポットのズレを検出する方法では、検出誤差が生じることが多く、1画素以下のズレを正確に検出することができないという問題があった。
本発明の課題は、複数のドット形成手段(例えば、複数の光源)により形成されるドット(例えば、ビームスポット)同士の主走査方向における1画素以下のズレを正確に補正することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ドットを形成するドット形成手段を複数有し、前記複数のドット形成手段に供給する駆動クロックの相対タイミングを1画素より小さい精度で調整する調整手段と、複数種類のスクリーン角の画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された複数種類のスクリーン角の画像データに基づいて前記複数のドット形成手段を制御して複数のスクリーン画像を形成し、形成された複数のスクリーン画像に基づいて前記調整手段による相対タイミングを調整する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、ドットを形成するドット形成手段を複数有し、前記複数のドット形成手段に供給する駆動クロックの相対タイミングを1画素より小さい精度で調整する調整手段と、所定のスクリーン角の画像データを記憶する記憶手段と、前記調整手段を制御して異なる相対タイミングを発生させ、これら異なる相対タイミング条件下の各々において、前記記憶手段に記憶された前記所定のスクリーン角の画像データに基づいて前記複数のドット形成手段を制御してスクリーン画像を形成する制御手段と、を備えることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、前記制御手段は、前記異なる相対タイミング条件下において形成された複数のスクリーン画像に基づいて前記調整手段による相対タイミングを調整することを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項1又は3に記載画像形成装置において、前記制御手段は、前記形成された複数のスクリーン画像のうち、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性に基づいて前記相対タイミングを調整することを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、画像を読み取る画像読取手段を備え、前記画像読取手段は、前記形成された複数のスクリーン画像を読み取り、前記制御手段は、前記読み取られた複数のスクリーン画像の各々の直線性を得ることを特徴としている。
請求項6に記載の発明は、請求項4に記載の画像形成装置において、操作者からの操作を受け付ける操作手段を備え、前記制御手段は、前記操作手段からの操作入力により、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性を得ることを特徴としている。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載の画像形成装置において、前記ドット形成手段には光源が含まれることを特徴としている。
請求項8に記載の発明は、複数種類のスクリーン角の画像データに基づいて複数のドット形成手段を制御して複数のスクリーン画像を形成する形成工程と、前記形成された複数のスクリーン画像に基づいて前記複数のドット形成手段に供給する駆動クロックの相対タイミングを1画素より小さい精度で調整する調整工程と、を含むことを特徴としている。
請求項9に記載の発明は、複数のドット形成手段に供給する駆動クロックの相対タイミングを1画素より小さい精度で制御して異なる相対タイミングを発生させる発生工程と、前記異なる相対タイミング条件下の各々において、所定のスクリーン角の画像データに基づいて前記複数のドット形成手段を制御してスクリーン画像を形成する形成工程と、を含むことを特徴としている。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像形成方法において、前記異なる相対タイミング条件下において形成された複数のスクリーン画像に基づいて前記相対タイミングを調整する調整工程を含むことを特徴としている。
請求項11に記載の発明は、請求項8又は10に記載の画像形成方法において、前記調整工程では、前記形成された複数のスクリーン画像のうち、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性に基づいて前記相対タイミングが調整されることを特徴としている。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成方法において、前記形成された複数のスクリーン画像を読み取る読取工程を含み、前記調整工程では、前記読み取られた複数のスクリーン画像の各々の直線性が得られることを特徴としている。
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の画像形成方法において、前記調整工程では、操作者による操作手段からの操作入力により、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性が得られることを特徴としている。
請求項14に記載の発明は、請求項8〜13の何れか一項に記載の画像形成方法において、前記ドット形成手段には光源が含まれることを特徴としている。
本発明によれば、簡易な構成で高精度のキャリブレーションが実現でき、画像品位の向上が実現できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
まず、本実施形態における構成について説明する。
図1に、本発明の実施形態に係る画像形成装置100の概略構成を示す。画像形成装置100は、例えば、複写機、プリンタ等であり、レーザ光を感光体ドラム1上に走査して静電潜像を形成する露光部10と、感光体ドラム1と、感光体ドラム1を帯電させる帯電部2と、感光体ドラム1上にトナーを付着させる現像部3と、転写部4と、感光体ドラム1の周面上に残ったトナーをクリーニングするクリーナ5と、感光体ドラム1の表面を除電する除電部6により構成される。転写部4は、転写紙Pを帯電させてトナー像を吸着させて転写させる転写電極4Aと、転写紙Pを除電して感光体ドラム1から分離させる分離電極4Bを備える。本実施形態では、感光体ドラム1の回転方向を副走査方向とし、感光体ドラム1の軸方向(長手方向)を主走査方向とする。
画像形成を行うには、まず、帯電部2により感光体ドラム1の表面が一様に帯電される。そして、スキャナ等により原稿から読み取られた画像データに基づいて露光部10のレーザ光が射出され、感光体ドラム1の表面に潜像が形成される。そして、現像部3により、潜像が反転現像され、感光体ドラム1上にトナー像が形成される。そして、用紙収納部(図示略)から給紙された転写紙Pが転写位置へと搬送される。
そして、転写電極4Aにより、転写紙Pが感光体ドラム1の現像面に圧接した形で帯電され、感光体ドラム1のトナー像が転写紙Pに吸着されて転写される。そして、分離電極4Bにより、帯電した転写紙Pが除電され、感光体ドラム1から転写紙Pが分離される。その後、定着部(図示略)により、加熱及び加圧によってトナー像が転写紙P上に定着され、排紙ローラから排出される。そして、クリーナ5により、感光体ドラム1の表面に残留しているトナーが除去され、更に、除電部6による感光体ドラム1の除電によって、感光体ドラム1の表面が均一化されて、一連の画像形成が終了する。
図2に、露光部10を構成するレーザ走査光学系の概略構成を示す。
レーザ走査光学系は、図2に示すように、レーザ光源11、コリメータレンズ12、スリット13、シリンドリカルレンズ14、ポリゴンミラー15、fθレンズ16、シリンドリカルレンズ17、ミラー18、水平同期センサ19を備えて構成される。レーザ光源11は、2つの発光部11a及び11bを有する半導体レーザユニットであり、これら2つの発光部は、主走査方向に直交して配置されている。ミラー18及び水平同期センサ19は、感光体ドラム1の画像形成領域から外れた位置に設けられている。
なお、レーザ光源11は、1つの発光部を有する半導体レーザユニットを2つ設ける構成としてもよい。本実施形態では、2つの発光部11a及び11bのうち、発光部11aを基準のLD(Laser Diode)とし、発光部11bを、ビームスポットの主走査方向におけるズレに応じて駆動クロックのタイミングが制御される制御用のLDとする。
発光部11a及び11bの各々から射出された2つの光束は、コリメータレンズ12により平行光束とされ、感光体ドラム1上のビームスポットを整形するためのスリット13により、コリメータレンズ12から射出された2つの光束の透過が制限される。スリット13を透過した2つの光束は、シリンドリカルレンズ14により、回転中のポリゴンミラー15の鏡面に結像され、その鏡面で反射されることにより偏向される。ポリゴンミラー15の反射鏡面は、仮想光源とみなすことができる。仮想光源から感光体ドラム1表面までの距離が、反射鏡面の向きによって異なるため、fθレンズ16により、仮想光源から射出された光束の主走査速度への影響が補正される。
fθレンズ16から射出された2つの光束は、シリンドリカルレンズ17により、感光体ドラム1上に結像される。感光体ドラム1上に結像された2つの光束の走査ラインは、図2のLa、Lbのようになる。また、図2に示すように、ポリゴンミラー15から反射された2つの光束の一部はミラー18により反射され、水平同期センサ19に入射される。水平同期センサ19には、基準LDである発光部11aからの光束が入射されて同期検知信号が生成され、この同期検知信号に基づいて2つの光束の露光開始位置が決定される。図2の露光部10を備える画像形成装置100では、ポリゴンミラー15の回転により走査露光(主走査)を行い、感光体ドラム1の回転により副走査を行うことにより、画像が形成される。
なお、図2では、スリット13を透過した2つの光束を主走査方向に走査する走査器として、8つの鏡面を有するポリゴンミラー15を用いる場合を示しているが、走査器を構成する鏡面の数は特に限定されない。
図3に、画像形成装置100における制御回路の主要部構成を示す。この制御回路は、図3に示すように、同期信号/CLK発生部20、遅延制御部21、画像書き出し設定部22a、22b、画像メモリ23a、23b、光源駆動制御部24、スクリーンパターン記憶部25、ページメモリ26、セレクタ27、操作部28、スキャナ29、遅延量検出部30により構成される。
同期信号/CLK発生部20は、水平同期センサ19で生成された同期検知信号の入力を受け、入力された画像クロック信号CLKに同期した同期信号1及び画像クロック信号CLK1を出力する。同期信号1及び画像クロック信号CLK1は、遅延制御部21及び画像書き出し設定部22aに入力される。
上述のように、発光部11a及び11bは、主走査方向に対して直交に配置されているが、直交取り付け精度が得られていない場合、図4に示すように、発光部11a及び11bによる2つのビームスポットには、主走査方向において1画素(ラインピッチ)以下のズレ(Δx)が生じる。
遅延制御部21は、遅延量検出部30において検出された遅延量(主走査方向におけるズレ量Δxに応じて検出された遅延量)に基づいて、入力された同期信号1及び画像クロック信号CLK1を1画素以内の精度で調整(制御)し、調整により得られた同期信号2及び画像クロック信号CLK2を画像書き出し設定部22bに出力する。
画像書き出し設定部22aは、同期信号1及び画像クロック信号CLK1の入力を受け、主走査方向における画像有効領域を示す書き出し信号1を生成し、画像クロック信号CLK1とともに画像メモリ23aに出力する。書き出し信号1は、同期信号1の入力後、所定画素分のクロック経過後に出力が開始される。
画像書き出し設定部22bは、同期信号2及び画像クロック信号CLK2の入力を受け、主走査方向における画像有効領域を示す書き出し信号2を生成し、画像クロック信号CLK2とともに画像メモリ23bに出力する。書き出し信号2は、同期信号2の入力後、所定画素分のクロック経過後に出力が開始される。
画像メモリ23aは、セレクタ27から入力された奇数ラインの画像データ(スクリーンパターンの画像データ(後述、図7参照))を取り込んで格納し、1ライン分の画像データがたまると、当該画像データを、格納された順番で後段の光源駆動制御部24に出力する。以下、画像メモリ23aから出力される画像データを画像データ1と呼ぶ。
画像メモリ23bは、セレクタ27から入力された偶数ラインの画像データ(スクリーンパターンの画像データ(後述、図7参照))を取り込んで格納し、1ライン分の画像データがたまると、当該画像データを、格納された順番で後段の光源駆動制御部24に出力する。以下、画像メモリ23bから出力される画像データを画像データ2と呼ぶ。
光源駆動制御部24は、画像メモリ23aから入力された画像データ1に基づいて発光部11aの点灯/消灯を制御する。また、光源駆動制御部24は、画像メモリ23bから入力された画像データ2に基づいて発光部11bの点灯/消灯を制御する。
図5に、同期信号1、画像データ1、画像データ2、補正された画像データ2のタイミングチャートの例を示す。主走査方向において1画素以下のズレ(Δx)が生じなかった場合、遅延制御部21における遅延制御が行われず、図5(a)、(b)、(c)に示すように、画像データ1と画像データ2は、同期信号1から等しいタイミングで出力される。発光部11b(制御LD)が発光部11a(基準LD)に対して時間Δtだけ先行するズレが生じた場合、図5(d)に示すように、Δtに相当する時間だけ画像データ2を遅延させることにより、主走査方向におけるズレのない画像形成を実現させることが可能となる。
図3に戻り、スクリーンパターン記憶部25は、複数種類のスクリーン角の画像データ(スクリーンパターンの画像データ)を記憶する。図6に、主走査方向におけるズレ量と、スクリーン角と、スクリーン角に応じて分類されたスクリーンパターン(A〜H)との関係を示す。また、図7に、パターンA〜Hの画像を示す。スクリーンパターンA〜Hは、図7に示すように、16×16の画像領域に、発光部11a(基準LD)及び発光部11b(制御LD)の2ドットからなるパターンを基本パターンとし、該当するスクリーン角で基本パターンを配置したものである。実際に画像形成を行う際、図8に示すように、各スクリーンパターンを指定された画像出力領域に形成することによって、複数(図8では8種類)のスクリーン画像が形成される。
ページメモリ26は、スクリーンパターン記憶部25から読み出されたスクリーンパターンの画像データを一時的に格納する。セレクタ27は、ページメモリ26から読み出されたスクリーンパターンの画像データのうち、奇数ラインの画像データを画像メモリ23aに出力し、偶数ラインの画像データを画像メモリ23bに出力する。
操作部28は、コピースタートキー、テンキー等の各種操作キー、タッチパネルを有し、キー入力又はタッチ指示による操作信号を遅延量検出部30に出力する。
スキャナ29は、原稿の画像情報を読み取ってデジタル画像信号(画像データ)を生成し、遅延量検出部30に出力する。
遅延量検出部30は、操作部28による操作入力又はスキャナ29によるスクリーン画像の読み取り結果に基づいて主走査方向のズレ量を検出し、同期信号1及び画像クロック信号CLK1に対する遅延量を検出し、当該遅延量を遅延制御部21に出力する。以下、主走査方向におけるズレ量の検出方法について詳細に説明する。
主走査方向におけるズレ量は、転写紙上に形成された複数のスクリーン画像のうち、最も直線性があるものを選択することにより検知することができる。例えば、複数のスクリーン画像のうち、オペレータの目視又はスキャナ29での読み取りによって、図7のパターンCに直線性があると判断された場合、−1/4画素のズレ(制御LDが基準LDに対し1/4画素分先行)があり、パターンFに直線性があると判断された場合、+1/2画素のズレ(制御LDが基準LDに対し1/2画素分遅延)があると判断される。
図9(a)に、主走査方向に−1画素のズレ(制御LDが基準LDに対し1画素分先行)が生じた時のパターンG及びHの出力状態を示し、図9(b)に、主走査方向に+1画素のズレ(制御LDが基準LDに対し1画素分遅延)が生じた時のパターンG及びHの出力状態を示す。図9(a)に示すように、−1画素分のズレが生じた場合は、パターンGに直線性があると判断される。+1画素分のズレが生じた場合は、図9(b)に示すように、パターンHに直線性があると判断される。
スクリーン画像の直線性は、上述のように、オペレータの目視又はスキャナ29による画像読み取りによって判断される。オペレータの目視によって直線性を判断する場合、転写紙に形成された複数のスクリーン画像のうち、操作部28による操作入力によって、直線性があると判断されたスクリーン画像を指定する信号が遅延量検出部30に入力される。遅延量検出部30では、図6の表に基づいて、指定されたスクリーン画像に対応するズレ量を検出する。
スキャナ29による画像読み取りによってスクリーン画像の直線性を判断する場合、遅延量検出部30は、スキャナ29によって読み取られた複数のスクリーン画像を読み込み、各スクリーン画像を周波数変換し、2次元周波数成分の一致によって直線性を有するスクリーン画像を得て、当該スクリーン画像に対応するズレ量を検出する。
以上のように、本実施形態の画像形成装置100によれば、複数のスクリーン画像のうち、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性に基づいて、発光部11a及び11bによるビームスポットの主走査方向における1画素以下のズレ量を検出し、当該ズレ量を補正するように、発光部11a及び11bに供給する駆動クロックのタイミングを制御することにより、簡易な構成で高精度のキャリブレーションを実現でき、高品質の画像形成を実現することができる。
〈変形例〉
発光部11a及び11bに供給する駆動クロックの相対タイミングの調整により、1画素より小さい精度で、異なる相対タイミングを発生させ、これら異なる相対タイミング条件下の各々において、所定の(特定の)スクリーン角の画像データから複数のスクリーン画像を形成し、これら複数のスクリーン画像に基づいて前記相対タイミングを調整することができる。
この場合、実際に画像形成を行う際、各相対タイミングで形成されたスクリーン画像を、指定された画像出力領域に形成することによって、複数のスクリーン画像が形成される。図10に、各相対タイミングで形成された複数のスクリーン画像の出力領域の一例を示す。図10では、所定のスクリーン角の画像データとして、スクリーンパターン記憶部25に記憶されたパターンG及びHの画像データを用い、1/6ステップずつ±1画素相当の遅延量を変化させた場合を示している。
このようにして複数のスクリーン画像が得られると、上述の実施形態と同様に、オペレータの目視又はスキャナ29によって、スクリーン画像の直線性が判断され、その直線性に基づいて、発光部11a及び11bによるビームスポットの主走査方向におけるズレ量が検出され、当該ズレ量を補正するように前記相対タイミングが調整される。
なお、本実施形態では、発光部11a及び11bが、主走査方向に直交して配置されているレーザ走査光学系について説明したが、副走査ピッチを得るために、発光部11a及び11bを副走査方向に対して所定の角度だけ傾斜して配置するようにしても本発明を適用することは可能である。
また、本実施形態では、ドットを形成する手段としてレーザ光源11を用いた画像形成装置について説明したが、インクジェット方式や、液晶ヘッド、PLZTヘッド等の光シャッタ、DMD(Digital Micromirror Device)、GLV(Grating Light Valve)等の光調ヘッドによるドット形成手段を用いる場合にも、本実施形態の処理を適用することは可能である。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 図1の画像形成装置の露光部(レーザ走査光学系)の概略構成を示す図である。 本実施形態の画像形成装置における制御回路の主要部構成を示すブロック図である。 2つの発光部によるビームスポットと、主走査方向におけるズレ量Δxを示す図である。 同期信号と画像データ1、2のタイミングチャートを示す図である。 スクリーン角とスクリーンパターンとの関係を示す図である。 スクリーンパターンA〜Hを示す図である。 各画像領域に各スクリーンパターンが形成された出力画像の一例を示す図である。 −1画素ズレ時のパターンG及びHの出力状態を示す図(a)と、+1画素ズレ時のパターンG及びHの出力状態を示す図(b)である。 1/6ステップずつ±1画素相当の遅延量を変化させた場合のパターンG及びHの出力領域の一例を示す図である。
符号の説明
1 感光体ドラム
2 帯電部
3 現像部
4 転写部
4A 転写電極
4B 分離電極
5 クリーナ
6 除電部
10 露光部(レーザ走査光学系)
11 レーザ光源
11a、11b 発光部
12 コリメータレンズ
13 スリット
14 シリンドリカルレンズ
15 ポリゴンミラー
16 fθレンズ
17 シリンドリカルレンズ
18 ミラー
19 水平同期センサ
20 同期信号/CLK発生部
21 遅延制御部
22a、22b 画像書き出し設定部
23a、23b 画像メモリ
24 光源駆動制御部
25 スクリーンパターン記憶部
26 ページメモリ
27 セレクタ
28 操作部
29 スキャナ
30 遅延量検出部
100 画像形成装置

Claims (14)

  1. ドットを形成するドット形成手段を複数有し、
    前記複数のドット形成手段に供給する駆動クロックの相対タイミングを1画素より小さい精度で調整する調整手段と、
    複数種類のスクリーン角の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された複数種類のスクリーン角の画像データに基づいて前記複数のドット形成手段を制御して複数のスクリーン画像を形成し、形成された複数のスクリーン画像に基づいて前記調整手段による相対タイミングを調整する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. ドットを形成するドット形成手段を複数有し、
    前記複数のドット形成手段に供給する駆動クロックの相対タイミングを1画素より小さい精度で調整する調整手段と、
    所定のスクリーン角の画像データを記憶する記憶手段と、
    前記調整手段を制御して異なる相対タイミングを発生させ、これら異なる相対タイミング条件下の各々において、前記記憶手段に記憶された前記所定のスクリーン角の画像データに基づいて前記複数のドット形成手段を制御してスクリーン画像を形成する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記異なる相対タイミング条件下において形成された複数のスクリーン画像に基づいて前記調整手段による相対タイミングを調整することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記形成された複数のスクリーン画像のうち、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性に基づいて前記相対タイミングを調整することを特徴とする請求項1又は3に記載画像形成装置。
  5. 画像を読み取る画像読取手段を備え、
    前記画像読取手段は、前記形成された複数のスクリーン画像を読み取り、
    前記制御手段は、前記読み取られた複数のスクリーン画像の各々の直線性を得ることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 操作者からの操作を受け付ける操作手段を備え、
    前記制御手段は、前記操作手段からの操作入力により、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性を得ることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  7. 前記ドット形成手段には光源が含まれることを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 複数種類のスクリーン角の画像データに基づいて複数のドット形成手段を制御して複数のスクリーン画像を形成する形成工程と、
    前記形成された複数のスクリーン画像に基づいて前記複数のドット形成手段に供給する駆動クロックの相対タイミングを1画素より小さい精度で調整する調整工程と、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  9. 複数のドット形成手段に供給する駆動クロックの相対タイミングを1画素より小さい精度で制御して異なる相対タイミングを発生させる発生工程と、
    前記異なる相対タイミング条件下の各々において、所定のスクリーン角の画像データに基づいて前記複数のドット形成手段を制御してスクリーン画像を形成する形成工程と、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  10. 前記異なる相対タイミング条件下において形成された複数のスクリーン画像に基づいて前記相対タイミングを調整する調整工程を含むことを特徴とする請求項9に記載の画像形成方法。
  11. 前記調整工程では、前記形成された複数のスクリーン画像のうち、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性に基づいて前記相対タイミングが調整されることを特徴とする請求項8又は10に記載の画像形成方法。
  12. 前記形成された複数のスクリーン画像を読み取る読取工程を含み、
    前記調整工程では、前記読み取られた複数のスクリーン画像の各々の直線性が得られることを特徴とする請求項11に記載の画像形成方法。
  13. 前記調整工程では、操作者による操作手段からの操作入力により、少なくとも一つのスクリーン画像の直線性が得られることを特徴とする請求項11に記載の画像形成方法。
  14. 前記ドット形成手段には光源が含まれることを特徴とする請求項8〜13の何れか一項に記載の画像形成方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011145639A (ja) * 2009-12-18 2011-07-28 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2013226753A (ja) * 2012-04-26 2013-11-07 Canon Inc 画像形成装置

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US9551954B2 (en) 2012-04-26 2017-01-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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