JP2006301733A - 工作機械、工作機械システムおよびそれらの制御方法 - Google Patents

工作機械、工作機械システムおよびそれらの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 軸移動などの制御やユーザが必要とする制御機能を安価な遠隔操作手段を用いて行うことのできる工作機械を提供する。
【解決手段】 本工作機械101は、安価な汎用品のUSBリモートコントローラ103を用いて、軸移動などの制御を行うことができ、さらにリモートコントローラ103の各操作キーに割り当てられている制御機能をユーザが簡単に変更できる。
【選択図】図1A

Description

本発明は、工作機械、工作機械システムおよびそれらの制御方法に関する。
従来、加工の段取り作業などでは、作業者は工具先端を真近に目視しながら作業を行う必要があり、そのような場合、工作機械の制御盤に作業者の手が届かないことが頻繁にあった。その結果、複数の作業者を用意するなどの無駄が発生していた。
上記の事情(無駄の排除)に対処するために、いわゆるジョイスティック等を用いて工作機械を遠隔操作するための提案がいくつかなされている。例えば、操作レバーの傾倒角度に応じて移動軸の速度が変わるジョイスティック(特許文献1参照)、片手で3軸の操作を行えるジョイスティック(特許文献2参照)、などが提案されている。
すなわち、特許文献1のジョイスティックでは、ジョイスティックのレバーを倒していない状態では傾倒角度θはゼロであり軸の移動速度もゼロであるが、レバーを倒すと任意の軸が動き始め、傾倒角度θが大きくなればなるほど、軸の移動速度を速すすることができる。また、特許文献2のジョイスティックは、ジョイスティックのレバーの傾倒でXY軸の移動を制御し、レバーの上部に装備してある2つのボタンによりZ軸の上下移動を制御できる。またこのボタンの装備してある位置は、レバーを握ったまま親指で押すことができる位置なので、片手で3軸の制御が可能である。
実公平6−18754号公報 特開平7−334303号公報
しかしながら、特許文献1または特許文献2においては、工作機械専用のジョイスティックなので高価であるという問題があり、それに加えて、軸の移動方向と移動速度の制御だけしか行えないという問題がある。
本発明は上記説明した従来技術の問題点を解決するためになされたもにであり、その目的は、安価な遠隔操作手段を用いて、軸移動などの制御は言うまでも無く、ユーザが必要とする制御機能を工作機械または工作機械システムに対して行うことができる工作機械、工作機械システムおよびそれらの制御方法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の工作機械は、以下の構成を有する。すなわち、複数の動作モードを備える工作機械であって、リモートコントローラをUSBによって接続する接続手段と、動作モードを選択する選択手段と、前記リモートコントローラの各操作キーに、前記選択手段により選択された前記動作モードに応じた機能を割り当てる割当手段と、前記割当手段により前記リモートコントローラの各操作キーに割り当てられている機能を変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の工作機械の制御方法は、以下の構成を有する。すなわち、複数の動作モードを備える工作機械の制御方法であって、リモートコントローラをUSBによって接続する接続工程と、動作モードを選択する選択工程と、前記リモートコントローラの各操作キーに、前記選択工程により選択された前記動作モードに応じた機能を割り当てる割当工程と、前記割当工程により前記リモートコントローラの各操作キーに割り当てられている機能を変更する変更工程と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の工作機械システムは、以下の構成を有する。すなわち、複数の動作モードを備える工作機械がネットワークを介して複数接続されている工作機械システムであって、リモートコントローラを前記複数の工作機械のいずれかにUSBによって接続する接続手段と、前記ネットワーク上に接続されている前記複数の工作機械の情報を前記リモートコントローラが接続された工作機械の表示部に列挙する列挙手段と、前記列挙された工作機械の中から遠隔操作する工作機械を選択する工作機械選択手段と、動作モードを選択する選択手段と、前記選択手段により選択された前記リモートコントローラの各操作キーに、前記選択手段により選択された前記動作モードに応じた機能を割り当てる割当手段と、前記割当手段により前記リモートコントローラの各操作キーに割り当てられている機能を変更する変更手段と、を有することを特徴とする。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の工作機械システムの制御方法は、以下の構成を有する。すなわち、複数の動作モードを備える工作機械がネットワークを介して複数接続されている工作機械システムの制御方法であって、リモートコントローラを前記複数の工作機械のいずれかにUSBによって接続する接続工程と、前記ネットワーク上に接続されている前記複数の工作機械の情報を前記リモートコントローラが接続された工作機械の表示部に列挙する列挙工程と、前記列挙された工作機械の中から遠隔操作する工作機械を選択する工作機械選択工程と、動作モードを選択する選択工程と、前記選択工程により選択された前記リモートコントローラの各操作キーに、前記選択工程により選択された前記動作モードに応じた機能を割り当てる割当工程と、前記割当工程により前記リモートコントローラの各操作キーに割り当てられている機能を変更する変更工程と、を有することを特徴とする。
本発明の工作機械あるいは工作機械システムでは、遠隔操作手段として安価な汎用品のUSBリモートコントローラを用いて、軸移動などの制御は言うまでも無く、ユーザが必要とする制御機能として、リモートコントローラの各操作キーに割り当てられている機能を変更するなどの制御を行うことができる。
以下添付図面を参照して本願発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
<第1の実施形態>
[工作機械のシステム構成:図1A]
図1Aは、第1の実施形態の工作機械のシステム構成を示す概略図である。工作機械101は遠隔制御が可能な工作機械であり、制御ボード104や不図示の表示部130などを有しており、USBインターフェイス102に接続されているUSBリモートコントローラ103によって遠隔操作を行うことができる。
[制御ボードのシステム構成:図1B]
図1Bは、制御ボード104のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。工作機械101は、工作機械101の全体を制御する中央処理部であるCPU110、記憶部120、本実施形態の制御プログラム、各種アプリケーションプログラム、データなどを記憶するROM140、上記制御プログラムに基づいてCPU110が各部を制御しながら処理を行うときに用いる作業領域であるRAM150、およびUSBリモートコントローラ103を接続するためのUSBI/F160等から構成され、制御ボード104には、各種入力条件などを表示する表示部130が接続され、USBリモートコントローラ103がUSBI/F160に接続されている。
[各モードにおける制御機能ののボタン配置:図2A〜2C]
以下、図2A〜2Cを用いて、USBリモートコントローラ103の各モードにおける制御機能のボタン配置(手動モード、自動モード、原点復帰モード)について説明する。
図2AにはUSBリモートコントローラ103のボタン配置の一例(手動モード)を示している。この例では、ボタン201〜ボタン209、左右上下の4方向の指示を出せるカーソルボタン210が配置されている。これらボタンの組み合わせによって制御機能の遠隔操作を実現する。具体的なボタン組み合わせの例について説明する。
工作機械の動作モードには、手動モード、自動モード、原点復帰モードの3つがあるとし、それらモードの切り替え例と、それぞれのモードについて例を示す。まず、動作モードの切り替え例を示す。いずれの動作モードにおいても、ボタン209を長押しすることで別のモードに切り替えることが可能である。そして、ボタンを長押しする度に、動作モードが移行していく。例えば、現在のモードが自動モードの場合にボタン209を長押しすると手動モードに移行し、現在のモードが手動モードの場合にボタン209を長押しすると原点復帰モードに移行し、現在のモードが原点復帰モードの場合にボタン209を長押しすると自動モードに移行する。
[手動モードにおける各制御機能のボタン配置:図2A]
次に、図2Aを用いて各モードにおける制御機能について説明する。手動モードは主に段取り作業などで使用され、任意の軸を任意の方向へ任意の送り方法で移動させる機能が必要である。送り方法にはジョグ移動とステップ移動の2通りあり、送り方法がジョグ移動ならばボタンを押した瞬間から移動を開始してボタンを離した瞬間に停止し、送り方法がステップ移動ならばボタンクリック動作で移動を開始しあらかじめ設定してある移動量だけ移動して停止する。また、相対座標をリセットする機能も必要である。これら機能を各ボタンに割り当てた例を以下に示す。
例えば、ボタン209は手動モードで軸を移動させる場合の送り方法を選択する際に使用し、ボタン209をクリックする度に送り方法がジョグ移動とステップ移動とで切り替わる。また、カーソルボタン210はXY軸をプラス方向またはマイナス方向へ移動させる場合に使用し、カーソルボタン210を右に押すとX軸がプラス方向へ移動し、カーソルボタン210を左に押すとX軸がマイナス方向へ移動し、カーソルボタン210を上に押すとY軸がプラス方向へ移動し、カーソルボタン210を下に押すとY軸がマイナス方向へ移動する。
また、ボタン201はZ軸をマイナス方向へ移動させる場合に使用し、ボタン204はZ軸をプラス方向へ移動させる場合に使用する。また、ボタン202は送り方法がステップ移動の時に移動量を減少させる場合に使用され、クリックするたびに移動量が減少していく。また、ボタン205は送り方法がステップ移動の時に移動量を増加させる場合に使用され、クリックするたびに移動量が増加していく。また、ボタン206をクリックすると現在の機械座標を相対座標の原点に設定することができる。
また、ボタン203は送り方法がジョグ移動の時に移動可能な軸を選択する場合に使用され、クリックする度に、XYZ軸のうち移動可能な軸の組み合わせが変わる。例えば、今現在Z軸のみ移動可能な軸として選択されている場合にボタン203をクリックすると、Y軸のみ移動可能な軸として選択される。そして、その状態でボタン203をクリックすると、X軸のみ移動可能な軸として選択される。そして、その状態でボタン203をクリックすると、ZX軸のみ移動可能な軸として選択される。
同様にボタン203をクリックする度に、YZ軸のみ選択、XY軸のみ選択、XYZ軸全て選択といった具合に移動可能な軸の選択状態が変化していく。また、ボタン207は移動速度を減少させる場合に利用され、クリックする度に移動速度が減少していく。また、ボタン208は移動速度を増加させる場合に使用され、クリックする度に移動速度が増加していく。また、ボタン207とボタン208を同時に押すと、その時に動作中の軸は全て停止する。
[自動モードにおける各制御機能のボタン配置:図2B]
次に、自動モードにおける各制御機能のボタン配置について図2Bを用いて説明する。自動モードはNCコードに従って自動加工をする機能が必要である。そして、自動加工中はオーバライド機能が必要である。オーバライドとは、NCコードの実行中に、NCコード内で指定されている値に対して乗数をかけることができる機能である。オーバライドの種類には3つあり、切削送り速度、早送り速度、スピンドル回転数に対してオーバライドが可能である。これら機能を各ボタンに割り当てた例を以下に示す。
例えば、ボタン201は自動加工を開始する場合に使用し、ボタン202は自動加工を一時停止する場合に使用する。そして、ボタン207とボタン208を同時にクリックするとと、自動加工は停止する。また、ボタン204とボタン207を同時に押すと切削送り速度のオーバライドを減少する場合に使用され、ボタン204を押したままボタン207をクリックする度にオーバライドが減少する。また、ボタン204とボタン208を同時に押すと切削送り速度のオーバライドを増加する場合に使用され、ボタン204を押したままボタン208をクリックする度にオーバライドが増加する。
また、ボタン205とボタン207を同時に押すと早送り速度のオーバライドを減少する場合に使用され、ボタン205を押したままボタン207をクリックする度にオーバライドが減少する。また、ボタン205とボタン208を同時に押すと早送り速度のオーバライドを増加する場合に使用され、ボタン205を押したままボタン208をクリックする度にオーバライドが増加する。また、ボタン206とボタン207を同時に押すとスピンドル回転数のオーバライドを減少する場合に使用され、ボタン206を押したままボタン207をクリックする度にオーバライドが減少する。また、ボタン206とボタン208を同時に押すとスピンドル回転数のオーバライドを増加する場合に使用され、ボタン206を押したままボタン208をクリックする度にオーバライドが増加する。
[原点復帰モードにおける各制御機能のボタン配置:図2C]
次に、原点復帰モードにおける各制御機能について図2Cを用いて説明する。原点復帰モードは各軸の原点位置を出し直す機能が必要である。また、原点復帰する軸を選択する機能も必要である。これら機能を各ボタンに割り当てた例を以下に示す。例えば、ボタン201は原点復帰動作を開始する場合に使用する。そして、ボタン207とボタン208を同時にクリックするとと、原点復帰動作は停止する。
また、ボタン203は原点復帰する軸を選択する場合に使用され、クリックする度に、XYZ軸のうち原点復帰する軸の組み合わせが変わる。例えば、今現在Z軸のみ原点復帰する軸として選択されている場合にボタン203をクリックすると、Y軸のみ原点復帰する軸として選択される。そして、その状態でボタン203をクリックすると、X軸のみ原点復帰する軸として選択される。そして、その状態でボタン203をクリックすると、ZX軸のみ原点復帰する軸として選択される。同様にボタン203をクリックする度に、YZ軸のみ選択、XY軸のみ選択、XYZ軸全て選択といった具合に原点復帰する軸の選択状態が変化していく。
[動作モードの変更処理:図2D]
次に、上記説明した各動作モードの切り替え処理および各ボタンの制御機能について図2Dを用いて説明する。この処理は、CPU110がRAM150を使用し、ROM140に格納されている制御プログラムに基づいて各部を制御しながら実行するものである。
まず、ステップS210において、USBリモートコントローラを用いてユーザが入力した動作モードを調べ、手動モードの場合にはステップS211に進み手動モードの処理を行い、自動モードの場合にはステップS221に進み自動モードの処理を行い、原点復帰モードの場合にはステップS231に進み原点復帰モードの処理を行う。以下、ステップS211の手動モードの処理、ステップS221の自動モードの処理、およびステップS231の原点復帰モードの処理を順次説明する。
[手動モードにおける各ボタンの制御機能の処理]
まず、ステップS211の手動モードの各ボタンによる制御処理について説明する。ステップS211では、図2Aに一例を示すように各ボタンに手動モードの各制御内容を割り当てる。この内容は例えばROM140等に格納されている。
次に、ステップS212に進み、ユーザからの手動モードにおける制御内容の指示があったかどうか調べ、指示がない場合は指示があるまで待機し、指示があった場合には、ステップS213に進み、指示された手動モードにおける制御内容の処理(上記説明した各ボタンに割り当てられている処理)を行ってからステップS214に進む。
次に、ステップS214では、動作モードの切り替えの指示がユーザによってなされたか否かを調べ、指示があった場合には、ステップS210に戻り、指示がない場合には、ステップS212に戻る。
[自動モードにおける各ボタンの制御機能の処理]
次に、ステップS221の自動モードの各ボタンによる制御処理について説明する。ステップS221では、図2Bに一例を示すように各ボタンに自動モードの各制御内容を割り当てる。この内容は例えばROM140等に格納されている。
次に、ステップS222に進み、ユーザからの自動モードにおける制御内容の指示があったかどうか調べ、指示がない場合は指示があるまで待機し、指示があった場合には、ステップS223に進み、指示された自動モードにおける制御内容の処理(上記説明した各ボタンに割り当てられている処理)を行ってからステップS224に進む。
次に、ステップS224では、動作モードの切り替えの指示がユーザによってなされたか否かを調べ、指示があった場合には、ステップS210に戻り、指示がない場合には、ステップS222に戻る。
[原点復帰モードにおける各ボタンの制御機能の処理]
次に、ステップS231の原点復帰モードの各ボタンによる制御処理について説明する。ステップS231では、図2Cに一例を示すように各ボタンに原点復帰モードの各制御内容を割り当てる。この内容は例えばROM140等に格納されている。
次に、ステップS232に進み、ユーザからの原点復帰モードにおける制御内容の指示があったかどうか調べ、指示がない場合は指示があるまで待機し、指示があった場合には、ステップS233に進み、指示された原点復帰モードにおける制御内容の処理(上記説明した各ボタンに割り当てられている処理)を行ってからステップS234に進む。
次に、ステップS234では、動作モードの切り替えの指示がユーザによってなされたか否かを調べ、指示があった場合には、ステップS210に戻り、指示がない場合には、ステップS232に戻る。
このようにして、CPU110は、ユーザがUSBリモートコントローラを用いて入力された各モードの処理を実行する。なお、上記のCPU110の処理は一例であり、制御プログラムを変更することにより上記のCPU110の処理を変更することができる。
[ボタン組み合わせの制御機能の変更:図3]
次に、ボタン組み合わせの制御機能を変更する方法について図3を用いて説明する。この処理もCPU110がRAM150を使用し、ROM140に格納されている制御プログラムに基づいて各部を制御しながら実行するものである。
まず、ステップS301において、ユーザにより設定したい動作モードが選択されたことを検出する。
次に、ステップS302に進み、設定された動作モードにおける制御機能を工作機械101の表示部130に表示し、ユーザにより設定したい制御機能が選択されたことを検出する。
次に、ステップS303に進み、設定された制御機能を動作させるために設定したいボタン組み合わせがユーザによって選択されたことを検出する。
次に、ステップS304に進み、ユーザが設定したいボタン組み合わせが未使用か否かを調べ、未使用の場合にはステップS306に進む。一方、ステップS304において、設定されたボタンの組み合わせが既に使用済みの場合にはステップSS305に進み、既に設定済みの機能が別のボタンの組み合わせに移される処理がなされたことを検出してから、ステップS306に進む。
ステップS306では、ユーザにより設定されたボタンの組み合わせに対し制御機能を割り当てて(変更して)から一連の作業を終了する。
以上説明ように、第1の実施形態では、スタンドアローンの状態の工作機械に対してリモートコントローラをUSB接続して遠隔操作する方法について説明した。本実施形態では、USBリモートコントローラを採用することにより、安価な汎用品のリモートコントローラで遠隔操作システムを構築することが可能となる。また、ボタンの組み合わせに対して工作機械の一連の制御内容を割り当てることにより、制御できる機能の数が大幅に増加するので、軸の制御ばかりでなく工作機械の機能を遠隔操作することが可能となる。また、ユーザは任意のボタンの組み合わせに対して制御機能を割り当てる(変更する)ことができるので、ユーザが遠隔操作で行う制御機能をユーザの希望するボタンの組み合わせなどに変更して行うことも可能である。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、スタンドアローンの状態の工作機械に対してリモートコントローラをUSB接続して遠隔操作する方法について説明したが、場合によっては、USB接続できる範囲内に無い工作機械に対して遠隔操作を行いたいことがある。そこで、第2の実施形態では、LANに接続された工作機械を遠隔操作する方法について説明する。なお、第2の実施形態の工作機械のシステム構成は第1の実施形態の工作機械のシステム構成と類似するものである。従って、第1の実施形態の工作機械のシステム構成と共通する部分の説明は重複するので省略し、以下の第1の実施形態の工作機械のシステムの説明では異なる点についてのみ説明するものとする。
[工作機械のシステム構成:図4A]
図4Aは本発明の第2の実施形態である工作機械のシステム構成の一例を説明する図である。工作機械401と403およびコンピュータ端末404とはLAN406に接続されている。そして、USBリモートコントローラ402はLAN406上の工作機械401に接続されていて、USBリモートコントローラ405はLAN406上のコンピュータ端末404に接続されている。なお以下の説明では、工作機械401と403は同様の構成を有しているものとする。
[工作機械のハードウェア構成:図4B]
図4Bは、工作機械401(あるいは工作機械403)のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。工作機械401は、工作機械401の全体を制御する中央処理部であるCPU410、記憶部420、本実施形態の制御プログラム、各種アプリケーションプログラム、データなどを記憶するROM440、上記制御プログラムに基づいてCPU410が各部を制御しながら処理を行うときに用いる作業領域であるRAM450、およびUSBリモートコントローラ402を接続するためのUSBI/F部460、LAN406を介して工作機械403、コンピュータ端末404との通信を行うI/F部470、各種入力条件などを表示する表示部430等から構成され、USBリモートコントローラ402がUSBI/F460に接続されている。
LAN406を経由した遠隔操作の具体的な例として、LAN406に接続された工作機械403をUSBリモートコントローラ402で遠隔制御する方法について以下説明する。これを実現するためには、LAN406に接続している工作機械を列挙する手段と、列挙された工作機械から任意の工作機械を選択する手段が必要である。これらの手段は工作機械401と403に内蔵されている制御プログラムに基づいてCPU410がRAM450を用いて各部を制御しながら処理を行うことによって実現される。
[工作機械の選択方法:図5]
まず、LAN406上の工作機械を列挙する手段について図5を用いて説明する。第2の実施形態の工作機械401の動作モードには、手動モード、自動モード、原点復帰モードに加えて以下に説明する列挙モードの4つがある。ここで、手動モード、自動モード、原点復帰モードは第1の実施形態で説明したものと同じであるので、ここでの説明は省略する。LAN406上の工作機械を列挙する手段は、LAN406上の工作機械を列挙するというモード(以降、列挙モードと称す)にて実現され、列挙モードに移行した場合には、工作機械401の図示しない表示部430にLAN406に接続されている工作機械を示す情報の一覧(例えば、装置名と装置番号など)が表示される。図4Aの例の場合には、表示部430に工作機械401、403を示す情報の一覧が表示される。列挙モードに移るには、図5に示すように、例えば、現在のモードが原点復帰モードの場合にUSBリモートコントローラ402のモード切替ボタン209を長押しする。そして、列挙モードをやめる(変更する)場合には、列挙モードの場合にUSBリモートコントローラ402のモード切替ボタン209を長押しすることで自動モードに移行する。
次に、表示部430に列挙された工作機械を示す情報の一覧の中からリモートコントロールする任意の工作機械を選択し決定する方法について図5を用いて説明する。すでに列挙モードに移行しているとし、工作機械401の表示部430に現在LAN406に接続されている工作機械の一覧が表示されているとする。この一覧から遠隔操作をおこないたい工作機械として工作機械403をユーザが選択する。この選択は、表示部430に表示されている工作機械403をUSBリモートコントローラ402のカーソルボタン210を用いて行い、次に、ユーザはUSBリモートコントローラ402のボタン209を押すことで選択が決定する。すると、列挙モードは終了し自動モードに移行する。そして、選択された工作機械403に対して、LAN406経由で遠隔操作を行うことができる。
なお、リモートコントローラをUSB接続する相手は、LAN406上の工作機械401ばかりでなく、LAN406上のコンピュータ端末404でも良い。LAN406上のコンピュータ端末404にUSBリモートコントローラ405を接続してLAN406上の工作機械403を遠隔操作する方法は、以上と同様である。ただし、LAN406上の工作機械の一覧が表示される場所は、工作機械の図示しない表示部の代わりにLAN406上のコンピュータ端末404の表示部となり、その中から任意の工作機械を選択することになる。
[工作機械の選択処理:図6]
図6は、上記説明説明した工作機械の選択処理を説明するフローチャートである。この処理は工作機械401に内蔵されている制御プログラムに基づいてCPU410がRAM450を用いて各部を制御しながら実行する。
ステップS601においてユーザによる列挙モードが選択されたのを検出すると、ステップS602に進み、表示部430にLAN406に接続されている工作機械の一覧を表示し、次に、ステップS603で工作機械が選択されまで待機し、工作機械が選択されるとステップS604において選択された工作機械に対して遠隔操作の準備処理を行う。遠隔操作の準備処理とは、例えば、選択された工作機械403がUSBリモートコントローラ405によって遠隔操作できるようにするための入力信号の切り替え処理などである。この処理が終わるとステップS601に戻る。
一方、ステップS601においてユーザによる列挙モード以外の他の動作モードが選択されたのを検出すると、ステップS605において、選択された他の動作モードの処理を行う。この列挙モード以外の他の動作モードとは、例えば、第1実施形態で説明した図2Dで説明した処理(動作モードを選択し、その動作モードにおける制御処理)や図3で説明した処理(ボタン組み合わせの制御機能を変更する処理)であり、これらの処理は、選択された工作機械403に対してUSBリモートコントローラ405を用いて遠隔操作により行われる。なお、図2Dの処理や図3の処理は、第1実施形態で説明したのと同様の処理であり、重複するので、ここでの説明は省略する。
以上説明したように、第2の実施形態では、LANに接続された複数の工作機械に対してリモートコントローラをUSB接続して遠隔操作する方法について説明した。本実施形態では、USBリモートコントローラを採用することにより、安価な汎用品のリモートコントローラで複数の工作機械のうちの所望の工作機械の遠隔操作システムを構築することが可能となる。また、ボタンの組み合わせに対して工作機械の一連の制御内容を割り当てることにより、制御できる機能の数が大幅に増加するので、軸の制御ばかりでなく工作機械の機能を遠隔操作することが可能となる。また、ユーザは任意のボタンの組み合わせに対して制御機能を割り当てる(変更する)ことができるので、ユーザが遠隔操作で行う制御機能をユーザの希望するボタンの組み合わせなどに変更して行うことも可能である。
[他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
又、自装置にセットされたCD−ROM、或いは、インターネット等の外部供給源から、前述した実施形態の機能を実現する為のプログラムデータを、自装置のメモリにダウンロードし、前述した実施形態の機能が実現されるような形態も本発明に包含される。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャート(図2D、3、6)に対応するプログラムコードが格納されることが好ましい。
本発明の第1の実施形態の工作機械のシステム構成を示概略図である。 本発明の第1の実施形態の工作機械の制御ボードのハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 USBリモートコントローラの各制御機能のボタン配置(手動モード)の一例を示す図である。 USBリモートコントローラの各制御機能のボタン配置(自動モード)の一例を示す図である。 USBリモートコントローラの各制御機能のボタン配置(原点復帰モード)の一例を示す図である。 第1の実施形態の工作機械の制御処理を示すフローチャートである。 ボタン組み合わせの制御機能を変更するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の工作機械のシステム構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の工作機械のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 USBリモートコントローラの各制御機能のボタン配置(列挙モード)の一例を示す図である。 第1の実施形態の工作機械の制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
101 工作機械
102 USBインターフェイス
103 USBリモートコントローラ
104 制御ボード
201 ボタン
202 ボタン
203 ボタン
204 ボタン
205 ボタン
206 ボタン
207 ボタン
208 ボタン
209 ボタン
210 カーソルボタン
401 LAN上の工作機械
402 LAN上の工作機械に接続されているUSBリモートコントローラ
403 LAN上の工作機械
404 LAN上のコンピュータ端末
405 LAN上のコンピュータ端末に接続されているUSBリモートコントローラ
406・・・LAN

Claims (4)

  1. 複数の動作モードを備える工作機械であって、
    リモートコントローラをUSBによって接続する接続手段と、
    動作モードを選択する選択手段と、
    前記リモートコントローラの各操作キーに、前記選択手段により選択された前記動作モードに応じた機能を割り当てる割当手段と、
    前記割当手段により前記リモートコントローラの各操作キーに割り当てられている機能を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする工作機械。
  2. 複数の動作モードを備える工作機械の制御方法であって、
    リモートコントローラをUSBによって接続する接続工程と、
    動作モードを選択する選択工程と、
    前記リモートコントローラの各操作キーに、前記選択工程により選択された前記動作モードに応じた機能を割り当てる割当工程と、
    前記割当工程により前記リモートコントローラの各操作キーに割り当てられている機能を変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする工作機械の制御方法。
  3. 複数の動作モードを備える工作機械がネットワークを介して複数接続されている工作機械システムであって、
    リモートコントローラを前記複数の工作機械のいずれかにUSBによって接続する接続手段と、
    前記ネットワーク上に接続されている前記複数の工作機械の情報を前記リモートコントローラが接続された工作機械の表示部に列挙する列挙手段と、
    前記列挙された工作機械の中から遠隔操作する工作機械を選択する工作機械選択手段と、
    動作モードを選択する選択手段と、
    前記選択手段により選択された前記リモートコントローラの各操作キーに、前記選択手段により選択された前記動作モードに応じた機能を割り当てる割当手段と、
    前記割当手段により前記リモートコントローラの各操作キーに割り当てられている機能を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とする工作機械システム。
  4. 複数の動作モードを備える工作機械がネットワークを介して複数接続されている工作機械システムの制御方法であって、
    リモートコントローラを前記複数の工作機械のいずれかにUSBによって接続する接続工程と、
    前記ネットワーク上に接続されている前記複数の工作機械の情報を前記リモートコントローラが接続された工作機械の表示部に列挙する列挙工程と、
    前記列挙された工作機械の中から遠隔操作する工作機械を選択する工作機械選択工程と、
    動作モードを選択する選択工程と、
    前記選択工程により選択された前記リモートコントローラの各操作キーに、前記選択工程により選択された前記動作モードに応じた機能を割り当てる割当工程と、
    前記割当工程により前記リモートコントローラの各操作キーに割り当てられている機能を変更する変更工程と、
    を有することを特徴とする工作機械システムの制御方法。
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