JP2006301604A - トナー搬送装置、現像装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

トナー搬送装置、現像装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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麻美 小寺
Eiji Nimura
栄司 丹村
Hiroyuki Hamakawa
博幸 浜川
Yoshihiro Yamagishi
義弘 山岸
Koji Suenami
浩二 末浪
Takahiko Murata
貴彦 村田
Takateru Kamei
隆輝 亀井
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Abstract

【課題】簡単な構成で、凝集トナーの発生を効果的に抑制する。
【解決手段】このトナー搬送装置は、トナーを一方向に搬送する装置であって、トナーを収納する容器22と、スパイラル部材23,24と、トナー除去部材36,37と、を備えている。スパイラル部材23,24は、容器22内に設けられた回転可能な軸32,33と、軸の周面に設けられたスパイラル状の羽根30,31とからなり、回転することにより、トナーを軸の長手方向に搬送する。トナー除去部材36,37は、スパイラル部材23,24の表面と接触可能であり、スパイラル部材23,24の回転によりスパイラル部材23,24に付着したトナーを除去する。
【選択図】図4

Description

本発明は、トナー搬送装置、特に、凝集トナーの発生を抑えることができるトナー搬送装置に関する。また、本発明は、磁性トナー(以下、「トナー」と言う場合がある。)を用いて電子写真現像法により現像を行う現像装置に係り、特に、凝集トナーの発生を防止する現像装置、及びこれを備えた画像形成装置に関する。
一般に、電子写真現像法のプリンタやファクシミリ、複写機などの画像形成装置には、原稿の画像データに基づく静電潜像が形成された感光体の表面にトナー像を形成するために、現像剤を収容する現像装置が設けられている。
ここで、従来、この様な現像装置においては、現像装置内におけるトナーの流動性が低下した場合、トナー搬送性が低下し、トナーを収納する容器内にトナーが滞留しやすくなる。その結果、長期間の使用により、容器内に滞留したトナーが凝集するとともに、当該凝集トナーがスパイラル状の羽根を有するスパイラル部材に付着してしまい、撹拌されても、凝集状態が改善されず、トナーかぶり等の異常画像の発生原因になるという問題がある。このような問題は、例えば、像担持体である感光体上に残留したトナーをクリーニング装置により除去した後に、搬送スクリューを用いた搬送装置を介して現像装置に戻して再利用する形式のトナーリサイクル機構を有する画像形成装置においても同様に生じる問題である。
そこで、上記問題点を改善するための種々の画像形成装置が提案されている。例えば、特許文献1に示された装置では、クリーニング装置により除去したトナーを現像装置に戻すための回転推進式搬送手段を備えるとともに、リサイクルトナーに残存する凝集トナーを崩すためのトナー崩し部材を備えている。このトナー崩し部材は、弾性フィルムシート(PETフィルムシート)からなり、スパイラル形状を有する回転推進式搬送手段の回転時に、その外部から力を付与されて変形する舌片を有している。そして、当該舌片を有するトナー崩し部材により凝集トナーが崩される。
特開2004−177754号公報
上記従来の画像形成装置においては、トナー崩し部材が、回転推進式搬送手段が有するスパイラル状の羽根の進行方向にのみ見かけ上移動(即ち、回転推進式搬送手段の軸の長手方向にのみ弾性変形)する構成としているため、回転推進式搬送手段が有するスパイラル状の羽根及び軸に付着したトナーを十分に掻き落とすことができない。その結果、凝集トナーの発生を十分に抑制することができないという問題がある。
本発明の課題は、簡単な構成で、凝集トナーの発生を効果的に抑制することができるトナー搬送装置、現像装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1に係るトナー搬送装置は、トナーを一方向に搬送する装置であって、トナーを収納する容器と、スパイラル部材と、トナー除去部材と、を備えている。スパイラル部材は、容器内に設けられた回転可能な軸と、軸の周面に設けられたスパイラル状の羽根とからなり、回転することにより、トナーを軸の長手方向に搬送する。トナー除去部材は、スパイラル部材の表面と接触可能であり、スパイラル部材の回転によりスパイラル部材に付着したトナーを除去する。
この装置では、スパイラル状の羽根及び軸に付着したトナーを十分に掻き取ることが可能になり、凝集トナーの発生を効果的に抑えることができる。
請求項2に係るトナー搬送装置は、請求項1の装置において、トナー除去部材は弾性を有する金属線材により形成されている。
この場合は、従来技術の弾性フィルムシートに比し、スパイラル部材の回転時に付与される力に対する耐久性が向上するため、トナー除去部材の長寿命化を図ることが可能になる。
請求項3に係るトナー搬送装置は、請求項2の装置において、トナー除去部材は、スパイラル部材の軸から離れた側から軸に近づくように延びスパイラル部材の表面と接触可能なトナー掻き取り部を有している。
請求項4に係るトナー搬送装置は、請求項3の装置において、トナー掻き取り部の形状が略楕円形状である。
この場合は、スパイラル部材の回転時に付与される力に対する耐久性が向上するため、トナー除去部材の長寿命化を容易に図ることが可能になる。
請求項5に係るトナー搬送装置は、請求項3の装置において、トナー掻き取り部の形状が略V字形状である。
この場合は、スパイラル部材の回転時に付与される力に対する耐久性が向上するため、トナー除去部材の長寿命化を容易に図ることが可能になる。
請求項6に係るトナー搬送装置は、請求項3の装置において、トナー掻き取り部により形成される仮想平面はスパイラル部材の軸に平行な面である。
請求項7に係るトナー搬送装置は、請求項3の装置において、トナー掻き取り部により形成される仮想平面はスパイラル部材の軸に直交する面である。
請求項8に係るトナー搬送装置は、請求項1の装置において、スパイラル部材の軸方向に沿って配置された支持部材をさらに備え、トナー除去部材は、スパイラル部材の隣接する羽根の間に挿入されてスパイラル部材の表面と接触可能な複数のトナー掻き取り部と、複数のトナー掻き取り部を前記支持部材に支持する支持部とを有する。
請求項9に係るトナー搬送装置は、請求項8の装置において、複数のトナー掻き取り部は互いに連続して形成されている。
請求項10に係るトナー搬送装置は、請求項9の装置において、トナー除去部材は、複数の巻き数を有する所定形状のコイルスプリングの両端を、スパイラル部材の軸方向に引き延ばして形成されたものである。
請求項11に係るトナー搬送装置は、請求項9の装置において、トナー除去部材は、複数の巻き数を有する所定形状のコイルスプリングの両端を、スパイラル部材の軸と直交する方向に引き延ばして形成されたものである。
請求項12に係る現像装置は、画像形成装置の画像形成部に設けられた像担持体にトナー画像を形成するための装置であって、トナーを収納する容器と、容器内に支持され像担持体にトナーを供給するための現像ローラと、スパイラル部材と、トナー除去部材と、を備えている。スパイラル部材は、容器内に設けられた回転可能な軸と、軸の周面に設けられたスパイラル状の羽根とからなり、回転することにより、トナーを軸の長手方向に搬送する。トナー除去部材は、スパイラル部材の表面と接触可能であり、スパイラル部材の回転によりスパイラル部材に付着したトナーを除去する。
請求項13に係る現像装置は、請求項12の装置において、容器は、トナーの補給を受けるとともに、トナーの攪拌を行う攪拌室と、トナーを感光体の表面上に導く現像ローラが設置される現像室とを有し、攪拌室と現像室とが連通可能となるように、攪拌室と現像室を仕切る仕切り部材と、仕切り部材に付着したトナーを除去するための仕切り部材用トナー除去部材と、を更に備えている。そして、仕切り部材用トナー除去部材は、スパイラル部材の表面と接触可能であり、スパイラル部材の回転により、スパイラル部材の表面と接触した状態で仕切り部材の表面と接触する。
この場合は、仕切り部材の表面に付着したトナーを十分に掻き取ることが可能になり、凝集トナーの発生をより一層効果的に防止することが可能になる。
請求項14に係る現像装置は、請求項13の装置において、仕切り部材用トナー除去部材は弾性を有する金属線材により形成されている。
請求項15に係る画像形成装置は、用紙を収納する用紙収納部を有するとともに用紙収納部から用紙を送り出す給紙部と、給紙部からの用紙を搬送する用紙搬送部と、用紙搬送部から搬送されてきた用紙にトナー画像を形成する画像形成部と、画像形成部で形成された用紙上のトナー画像を定着する定着部と、を備えている。そして、画像形成部は、画像情報に基づいて表面に静電潜像が形成される像担持体と、像担持体にトナー画像を形成するための現像装置とを含んでいる。現像装置は、トナーを収納する容器と、容器内に支持され像担持体にトナーを供給するための現像ローラと、スパイラル部材と、トナー除去部材と、を備えている。スパイラル部材は、容器内に設けられた回転可能な軸と、軸の周面に設けられたスパイラル状の羽根とからなり、回転することにより、トナーを軸の長手方向に搬送する。トナー除去部材は、スパイラル部材の表面と接触可能であり、スパイラル部材の回転によりスパイラル部材に付着したトナーを除去する。
本発明によれば、簡単な構成で、凝集トナーの発生を効果的に抑制することができる。また、トナーが攪拌部材に付着すると、トナーの攪拌性能及び搬送性能が低下し、トナースパイラルのロック現象(固まって壊れる)や、トナーが画像領域に均等にいきわたらないことによる白抜け、白スジ等の画像不良が発生するが、本発明では、このような問題を解消することができる。
<第1の実施形態>
以下に、本発明の具体的な実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す概略図である。図1に示す様に、この画像形成装置1は、画像形成装置本体1aの下部に配設された給紙部2と、この給紙部2の側方及び上方に配設された用紙搬送部3と、この用紙搬送部3の上方に配設された画像形成部4と、この画像形成部4よりも排出側に配設された定着部5と、これらの画像形成部4、及び定着部5の上方に配設された画像読取部6を備えている。
給紙部2は、用紙9が収容された複数(本実施形態においては4つ)の給紙カセット7を備えており、給紙ローラ8の回転動作により、当該複数の給紙カセット7のうち選択された給紙カセット7から用紙9が用紙搬送部3側に送り出され、用紙9が1枚ずつ確実に用紙搬送部3に給紙されるように構成されている。なお、これら4つの給紙カセット7は、画像形成装置本体1aに対し、着脱自在となるように構成されている。
用紙搬送部3に給紙された用紙9は、用紙供給経路10を経由して画像形成部4に向けて搬送される。この画像形成部4は、電子写真プロセスによって、用紙9に所定のトナー像を形成するものであり、所定の方向(図中の矢印Xの方向)に回転可能に軸支された像端持体である感光体11を備えるとともに、この感光体11の周囲にその回転方向に沿って、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、転写装置15、クリーニング装置16、及び除電装置17を備えている。
帯電装置12は、高電圧が印加される帯電ワイヤを備えており、この帯電ワイヤからのコロナ放電によって感光体11の表面に所定電位を与えることにより、感光体11の表面が一様に帯電させられる。そして、露光装置13により、画像読取部6によって読み取られた原稿の画像データに基づく光が、感光体11に照射されることにより、感光体11の表面電位が選択的に減衰されて、この感光体11の表面に静電潜像が形成される。次いで、現像装置14により、上記静電潜像にトナーが付着し、感光体11の表面にトナー像が形成され、転写装置15により、感光体11の表面のトナー像が、感光体11と転写装置15との間に供給された用紙9に転写される。
トナー像が転写された用紙9は、画像形成部4から定着部5に向けて搬送される。この定着部5は、画像形成部4の用紙搬送方向の下流側に配置されており、画像形成部4においてトナー像が転写された用紙9は、定着部5に設けられた加熱ローラ18、及び当該加熱ローラ18に押し付けられる加圧ローラ19によって挟まれるとともに加熱され、用紙9上にトナー像が定着される。次いで、画像形成部4から定着部5において画像形成がなされた用紙9は、排出ローラ対20によって排出トレイ21上に排出される。
一方、上記転写後、感光体11の表面に残留しているトナーは、クリーニング装置16により除去される。このクリーニング装置16は、後述の図2、図9に示すように、感光体11の表面に接触して当該感光体11の表面に残留したトナーを掻き取るためのブレード16aと、掻き取られたトナーを受ける容器16bと、トナー搬送用スパイラル部材16dとを備えている。トナー搬送用スパイラル部材16dは、容器16b内に設けられ、トナーを容器16bの一端方向に搬送するともに、容器16bの端部に形成されてなる開口部16cから外部に排出する部材である。そして、容器16bにおいて、掻き取られたトナーが、図中の矢印Eの方向に回転自在に設けられているトナー搬送用スパイラル部材16dにより、トナー搬送用スパイラル部材16dを支持する軸16eの長手方向Fに搬送されるとともに、容器16bの端部に形成される開口部16cから不図示の廃トナータンクへと排出される構成となっている。
なお、感光体11の表面の残留電荷は、除電装置17により除去され、感光体11は帯電装置12によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われることになる。
次に、図面を参照して現像装置について説明する。図2は、本発明の第1の実施形態における現像装置を示す断面図であり、図3は、図2に示す現像装置に設けられたスパイラル部材を感光体と反対側から見た場合の正面図である。
図2、図3に示す様に、本実施形態における現像装置14は、トナーの補給を受けるとともに、トナーを収納する容器22を備えている。容器22は、トナーの攪拌を行う攪拌室40と、トナーを感光体11の表面上に導く後述の現像ローラ27が設置される現像室41とを有している。また、現像装置14は第1スパイラル部材23を備えている。第1スパイラル部材23は、攪拌室40内に設けられた回転可能な第1軸である軸32と、軸32の周面に設けられたスパイラル状の羽根30(図3参照)とからなり、図中の矢印Aの方向に回転することにより、トナーを軸32の長手方向(図3の矢印Dの方向)に搬送する。また、現像装置14は第2スパイラル部材24を備えている。第2スパイラル部材24は、現像室41内に設けられ、軸32と略平行に配置された回転可能な第2軸である軸33と、軸33の周面に設けられたスパイラル状の羽根31とからなり、図中の矢印Bの方向に回転することにより、トナーを軸33の長手方向(図3の矢印Dの方向)に搬送する。
なお、第1スパイラル部材23と第2スパイラル部材24とは、略平行に配置されている。また、第1スパイラル部材23と第2スパイラル部材24の間には、攪拌室40と現像室41が連通可能となるように、攪拌室40と現像室41とを仕切る仕切り部材34が設けられている。
また、現像装置14は、容器22のドラム開口側に配設され、複数の磁極を有する固定マグネットローラ25と非磁性の現像スリーブ26とからなる現像ローラ(または、トナー担持ローラ)27を備えている。現像スリーブ26は、固定マグネットローラ25を内包するとともに、収納されたトナーを感光体11の表面上に導くために回転自在に軸支されている。更に、現像装置14は、板状の磁性体により構成され、現像スリーブ26の近傍に配設されるとともに、当該現像スリーブ26上面に向け垂下する磁性ブレード28と、現像スリーブ26の長手方向端部に配設された磁性体シール部材29とを備えている。また、現像装置14は、磁性ブレード28の容器22側壁面に取付けられ、下端がS極である磁石体35と、現像ローラ27に印加される現像バイアス電源(不図示)とを備えている。
第1スパイラル部材23の上方の容器22の上面にはトナー補給孔(不図示)が開口されており、不図示のトナーカートリッジによりトナーが投入可能となるように構成されている。投入されたトナーは、第1スパイラル部材23によって攪拌室40内を図3の左端から右方向(即ち、軸32の長手方向Dのうち、図中の矢印D1の方向)に向かって攪拌されながら搬送された後、現像室41に搬送される。そして、現像室41に搬送されたトナーは、第2スパイラル部材24によって現像室41内を図3の右端から左方向(即ち、軸32の長手方向Dのうち、図中の矢印D2の方向)に向かって攪拌されながら搬送され、現像スリーブ26に導かれる。現像スリーブ26に導かれたトナーは、固定マグネットローラ25の磁力を利用して現像スリーブ26上に担持され、当該トナーは、現像スリーブ26の近傍に配設され、トナー層厚規制部材として作用する磁性ブレード28により厚みが規制される。その後、現像スリーブ26上に担持されたトナーは、現像ローラ27により、現像位置、即ち、感光体11の表面上に導かれる。
現像スリーブ26は所定の周速に設定されているが、当該現像スリーブ26は、感光体11の回転方向Xに対して、ドラム−スリーブ間において同方向(即ち、矢印Cの方向)に回転するように設定されている。また、現像スリーブ26は感光体11と所定の距離を隔てて配置されている。
なお、固定マグネットローラ25の磁極配置は、図2に示す様に、現像位置付近にS極の現像極S1、この現像極S1に隣接した引き込み極N1、引き込み極N1に隣接してなる搬送極S2、更に、これに隣接してなる汲み上げ極N2、汲み上げ極N2に隣接してなるブレード極S3、及びブレード極S3に隣接した飛散防止極N3が夫々配置されている。
また、磁性体シール部材29は、現像スリーブ26の長手方向端部からトナーが漏れるのを防止するためのものであり、現像スリーブ26の長手方向の両端部に現像スリーブ26の外周面に対して一定の間隔を隔てて配設されている。
ここで、本実施形態においては、第1、第2スパイラル部材23、24に付着したトナーを除去するためのトナー除去部材を設けた点に特徴がある。以下に図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発明の第1の実施形態における現像装置のトナー除去部材により付着トナーが除去される過程を説明するための模式図である。
図2に示す様に、本実施形態においては、第1、第2スパイラル部材23、24に付着したトナーを除去するためのトナー除去部材36、37が設けられている。より具体的には、トナー除去部材36は、容器22内において、少なくとも一部が第1スパイラル部材23の表面に接触するように設けられており、容器22内に取り付けられた支持部材38に支持される構成となっている。また、同様に、トナー除去部材37は、容器22内において、少なくとも一部が第2スパイラル部材24の表面に接触するように設けられており、容器22内に取り付けられた支持部材38に支持される構成となっている。なお、このトナー除去部材36、37は、弾性を有する金属線材(例えば、SUS304)により形成されている。
また、図3に示す様に、トナー除去部材36には、ねじり部36aが設けられており、第1スパイラル部材23の軸32の長手方向Dと直交する方向(図2の矢印Y1、Y2の方向)における、第1スパイラル部材23の表面と接触する部分36b(以下、「トナー掻き取り部36b」という。)の正面視形状が略楕円形状となるように形成されている。そして、この楕円形状のトナー掻き取り部36bの仮想平面が第1スパイラル部材23の軸32と平行になるように配置されている。
なお、図3においては、トナー除去部材36のみを図示しているが、トナー除去部材37もトナー除去部材36と同様の形状を有している。即ち、トナー除去部材37には、ねじり部(不図示)が設けられており、第2スパイラル部材24の軸33の長手方向Dと直交する方向(図2の矢印Z1、Z2の方向)における、第2スパイラル部材24の表面と接触する部分39a(以下、「トナー掻き取り部39a」という。)の正面視形状が略楕円形状となるように形成されている。
以上の構成の下、トナー除去部材36を例に挙げて、当該トナー除去部材36により付着トナーが除去される過程を、図4を用いて説明する。
まず、第1スパイラル部材23の回転に伴い、スパイラル状の羽根30が、見かけ上、軸32の長手方向Dのうち、図中の矢印D1の方向に移動して、(a)から(b)の状態に移行する。そうすると、第1スパイラル部材23の軸32と接触するトナー掻き取り部36bにより、軸32の表面に付着したトナーTが掻き取られて除去されるとともに、トナー掻き取り部36bが羽根30から力を受けて、上述の矢印D1の方向に弾性変形する。
さらに、第1スパイラル部材23の回転が進むと、スパイラル状の羽根30が、見かけ上、上述の矢印D1の方向に移動して、(b)から(c)の状態に移行する。そうすると、第1スパイラル部材23の羽根30と接触するトナー掻き取り部36bが、羽根30から力を受けて、当該羽根30に乗り上げ、図2に示す軸32の長手方向Dに直交する方向Y1に移動し、当該直交する方向Y1に弾性変形する。この際、羽根30の表面に付着したトナーTが、トナー掻き取り部36bにより掻き取られて除去される。
さらに、第1スパイラル部材23の回転が進むと、スパイラル状の羽根30が、見かけ上、上述の矢印D1の方向に移動して、(c)から(d)の状態に移行する。そうすると、第1スパイラル部材23の羽根30と接触するトナー掻き取り部36bが、図2に示す軸32の長手方向Dに直交する方向Y2に移動するとともに弾性変形状態が解除され、上述の(a)の状態に戻るとともに、羽根30、及び軸32の表面に付着したトナーTが、トナー掻き取り部36bにより掻き取られて除去される。
以上に説明したように、本実施形態においては、第1スパイラル部材23の回転により、トナー除去部材36が、第1スパイラル部材23の表面と接触した状態で、第1スパイラル部材23の軸32の長手方向D及び当該長手方向Dに直交する方向Y1、Y2に移動する構成としている。従って、上記従来技術に比し、スパイラル状の羽根30及び軸32に付着したトナーを十分に掻き取ることが可能になり、凝集トナーの発生を効果的に防止することが可能になる。
また、上述のごとく、上記従来技術においては、トナー崩し部材が弾性フィルムシートにより形成されているため、回転推進式搬送手段の回転時に付与される力に対するトナー崩し部材の耐久性が低く、寿命が短くなるという問題があった。しかし、本実施形態においては、トナー除去部材36は、弾性を有する金属線材により形成されているため、上記従来技術の弾性フィルムシートに比し、第1スパイラル部材23の回転時に付与される力に対する耐久性が向上するため、トナー除去部材36の長寿命化を図ることが可能になる。特に、本実施形態においては、当該トナー除去部材36にねじり部36aを設けることにより、第1スパイラル部材23の表面と接触するトナー掻き取り部36bの正面視形状を略楕円形状となるように形成しているため、第1スパイラル部材23の回転時に付与される力に対する耐久性が飛躍的に向上するため、容易に長寿命化を図ることが可能になる。
なお、トナー除去部材36を例に挙げて、当該トナー除去部材36により付着トナーが除去される過程を説明したが、トナー除去部材37に関する作用効果についても、トナー除去部材36の場合と全く同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。尚、上記第1の実施形態と同様の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略し、相違点についてのみ説明する。又、画像形成装置、及び現像装置の全体構成についても、上述の第1の実施形態と同様であるため、ここでは詳しい説明を省略する。
本実施形態においては、上述の第1の実施形態において使用したトナー除去部材37の代わりに、仕切り部材34に付着したトナーを除去するための他のトナー除去部材を設けた点に特徴がある。以下に、図面を参照して、本実施形態における現像装置について詳しく説明する。図5は、本発明の第2の実施形態における現像装置を示す正面視図であり、図6は、図5に示す現像装置に設けられたスパイラル部材を感光体側から見た場合の正面図である。また、図7は、本発明の第2の実施形態における現像装置のトナー除去部材により付着トナーが除去される過程を説明するための模式図であり、図6に示す現像装置を上方から見た場合の部分拡大図である。また、図8は、本発明の第2の実施形態における現像装置のトナー除去部材により付着トナーが除去される過程を説明するための模式図であり、図6に示す現像装置を正面から見た場合の部分拡大図である。
図5に示す様に、本実施形態においては、仕切り部材34に付着したトナーを除去するための他のトナー除去部材であるトナー除去部材42が設けられている。より具体的には、トナー除去部材42は、容器22内において、少なくとも一部が第2スパイラル部材24の表面に接触するように設けられており、容器22内に取り付けられた支持部材38に支持される構成となっている。また、トナー除去部材42には折曲部43が形成されている。そして、当該折曲部43によって、第2スパイラル部材24から仕切り部材34に向けて折曲され、仕切り部材34の表面に付着したトナーを掻き取る部分44(以下、「トナー掻き取り部44」という。)が形成されている。なお、このトナー除去部材42は、弾性を有する金属線材(例えば、SUS304)により形成されている。
以上の構成の下、トナー除去部材42により、仕切り部材34の付着トナーが除去される過程を説明する。まず、第2スパイラル部材24の回転に伴い、スパイラル状の羽根31が軸33の長手方向Dのうち、図中の矢印D2の方向に見かけ上移動して、図7の(a)、図8の(a)の状態から図7の(b)、図8の(b)の状態に移行する。そうすると、トナー除去部材42に対して、羽根31から力が付与されて、トナー掻き取り部44が当該羽根30に乗り上げ、上述の矢印Z1の方向に弾性変形するとともに、トナー掻き取り部44が仕切り部材34の表面と接触し、トナー掻き取り部44により、仕切り部材34の表面に付着したトナーTが掻き取られて除去される。
第2スパイラル部材24の回転が進むと、スパイラル状の羽根31が上述の矢印D2の方向に見かけ上移動して、図7の(b)、図8の(b)の状態から図7の(c)、図8の(c)の状態に移行する。この際、トナー掻き取り部44の弾性変形状態が維持される。さらに、第2スパイラル部材24の回転が進むと、スパイラル状の羽根31が上述の矢印D2の方向に見かけ上移動して、図7の(c)、図8の(c)の状態から図7の(d)、図8の(d)の状態に移行する。そうすると、仕切り部材34と接触するトナー掻き取り部44が、上述のZ2の方向に移動するとともにトナー掻き取り部44の弾性変形状態が解除され、上述の図7(a)、図8(a)の状態に戻ることになる。
以上に説明したように、本実施形態においては、第2スパイラル部材24の回転により、トナー除去部材42が、第2スパイラル部材24の表面と接触した状態で、第2スパイラル部材24の軸33の長手方向Dに直交する方向Z1に移動するとともに、仕切り部材34の表面と接触する構成としている。従って、上述のトナー除去部材36と同時に、トナー除去部材42を使用することにより、上記第1の実施形態において説明した作用効果に加えて、仕切り部材34の表面に付着したトナーを十分に掻き取ることが可能になり、凝集トナーの発生をより一層効果的に防止することが可能になる。
また、本実施形態においては、上述のごとく、トナー除去部材42は、弾性を有する金属線材により形成されているため、第2スパイラル部材24の回転時に付与される力に対する耐久性が向上するため、当該トナー除去部材42の長寿命化を図ることが可能になる。
<第3実施形態>
前記実施形態では、トナー除去部材が軸方向において複数の要素からなり、各要素が別々に支持部材等に装着されていたが、複数の各要素を連続する部材により構成してもよい。この場合の実施形態を図9に示す。
図9に示す第3実施形態のトナー除去部材50は、前記各実施形態と同様に、各スパイラル部材23、24に付着したトナーを除去するための部材である。このトナー除去部材50は、弾性を有する金属線材(例えば、SUS304)により形成された複数の要素からなり、各要素は、ねじり部50aと、スパイラル部材の表面と接触するトナー掻き取り部50bとを有している。そして、各要素は、連結部50cで連続しており、この連結部50cのうちの数カ所が支持部材に支持されるようになっている。
以上のような複数の要素が連続するトナー除去部材50は、以下のようにして製造することができる。
まず、図10(a)に示すようなコイルスプリング50’を用意する。このコイルスプリング50’は、トナー除去部材50として必要な個数の要素が形成できる程度の巻き数を有している。次に、このコイルスプリング50’を同図(b)に示すような三角形状の連続体50’’に変形させる。そして、この連続体50’’の図における上部の辺を適切な位置で切断し、各端部を同図のP方向、すなわちスパイラル部材の軸方向に引き延ばすことにより、図9に示すようなトナー除去部材50を得る。
このようなトナー除去部材50を用いることにより、製造及び組み付けが非常に容易になる。また、トナー除去部材50を支持部材に支持する場合に、長手方向の両端及び中間部分の数カ所を支持部材に固定し、その他の部分については自由に移動し得るようにすることにより、トナー掻き取り部50bの長手方向及びそれと直交する方向の移動がスムーズになる。
なお、この第3実施形態では、トナー除去部材50は1つの連続体で構成されているが、連続体50’’を数個の部材に分割してもよい。
<第4実施形態>
前記第3実施形態では、連続する要素からなるトナー除去部材50をスパイラル部材の軸方向に沿って配置したが、図11に示すように、2つのスパイラル部材23,24の配置された方向に沿って配置してもよい。
この実施形態のトナー除去部材52は、弾性を有する金属線材(例えば、SUS304)により形成された2つの要素からなり、各要素は、ねじり部52aと、スパイラル部材の表面と接触するトナー掻き取り部52bとを有している。そして、2つの要素は、連結部52cで連続している。そして、各トナー掻き取り部52bは軸方向視で略楕円形状に形成されており、この楕円形状を含む平面がスパイラル部材23,24の軸と直交するように配置されている。
このような実施形態では、トナー除去部材52は、特にスパイラル部材23,24の軸に沿った方向にスムーズに移動(変形)可能である。また、軸と直交する方向においても、2つの要素を連続させているので、移動(変形)が容易である。
<第5実施形態>
第4実施形態のトナー除去部材の形状を他の形状にした実施形態を図12に示す。この実施形態のトナー除去部材54は、前記同様に、連続する2つの要素からなり、2つの要素は2つのスパイラル部材23,24の配置された方向に沿って並べて配置されている。
この実施形態のトナー除去部材54は、前記実施形態とは異なり、ねじり部に相当する部分を有しておらず、スパイラル部材の表面と接触するトナー掻き取り部54bと、2つの要素を連結する連結部54cとを有している。各トナー掻き取り部54bは軸方向視で略V字形状に形成されており、このV字形状を含む平面がスパイラル部材23,24の軸と直交するように配置されている。
このような実施形態においても、トナー除去部材54は、特にスパイラル部材23,24の軸に沿った方向及び軸と直交する方向にスムーズに移動(変形)可能である。
<その他の実施形態>
前記第4、第5実施形態では、トナー除去部材のトナー掻き取り部を含む平面がスパイラル部材の軸と直交するように配置し、しかも2つの要素を連結させたが、2つの要素をそれぞれ独立して配置するようにしてもよい。
この場合の実施形態を図13及び図14に示す。ここでは、スパイラル部材23のトナーを除去するために、トナー除去部材52’,54’が設けられている。これらのトナー除去部材52’,54’は、それぞれ図11、図12に示したトナー除去部材52,54の一部と全く同様の構成である。
すなわち、各トナー除去部材52’,54’は、弾性を有する金属線材(例えば、SUS304)により形成されており、トナー除去部材52’は、ねじり部52a’と、スパイラル部材の表面と接触するトナー掻き取り部52b’とを有している。そして、トナー掻き取り部52bは軸方向視で略楕円形状に形成されており、この楕円形状を含む平面がスパイラル部材23の軸と直交するように配置されている。
また、トナー除去部材54’は、ねじり部に相当する部分を有しておらず、スパイラル部材の表面と接触するトナー掻き取り部54b’を有している。トナー掻き取り部54b’は軸方向視で略V字形状に形成されており、このV字形状を含む平面がスパイラル部材23の軸と直交するように配置されている。
なお、上記実施形態は、単なる説明例であり、本発明の範囲は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて各構成物品の形状、寸法、材料等を変更することが可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
例えば、上述のトナー除去部材を、クリーニング装置16に設ける構成としても良い。図15は、図2に示すクリーニング装置にトナー除去部材を設けた状態を示す図である。図15に示すように、クリーニング装置16に、トナー搬送用スパイラル部材16dに付着したトナーを除去するために、上述のトナー除去部材36を設ける構成とする。より具体的には、トナー除去部材36は、容器16b内において、少なくとも一部がトナー搬送用スパイラル部材16dの表面に接触するように設けられており、容器16b内に取り付けられた支持部材48に支持される構成となっている。そして、トナー搬送用スパイラル部材16dの回転により、トナー除去部材36が、トナー搬送用スパイラル部材16dの表面と接触した状態で、トナー搬送用スパイラル部材16dの軸16eの長手方向F及び当該長手方向Fに直交する方向G1、G2(図2参照)に移動する構成としている。従って、スパイラル状の羽根16f及び軸16eに付着したトナーを十分に掻き取ることが可能になるため、クリーニング装置16においても、凝集トナーの発生を効果的に防止することが可能になる。
また、上記実施形態においては、トナー除去部材のトナー掻き取り部の正面視形状を略楕円形状、あるいは略V字形状に形成したが、付着トナーを十分に掻き取ることができる形状であれば、どのような形状であっても良い。例えば、トナー掻き取り部の正面視形状を、略三角形状、略四角形状等にすることもできる。このような形状にした場合においても、上述の略楕円形状や略V字形状の場合と同様に、トナー除去部材の、トナー搬送用スパイラル部材の回転時に付与される力に対する耐久性が飛躍的に向上するため、トナー除去部材の長寿命化を容易に図ることが可能になる。
また、上記実施形態においては、上記実施形態においては、画像形成装置の一例として、デジタル複写機を示したが、ファクシミリやプリンタ等の他の画像形成装置であっても良いことは言うまでもない。
本発明の活用例としては、トナーを用いて電子写真現像法により現像を行う現像装置に係り、特に、凝集トナーの発生を防止する現像装置、及びこれを備えた画像形成装置が挙げられる。
本発明の第1の実施形態における画像形成装置の全体構成を示す概略図。 本発明の第1の実施形態における現像装置を示す断面図。 図2に示す現像装置に設けられたスパイラル部材を感光体と反対側から見た場合の正面図。 本発明の第1の実施形態における現像装置のトナー除去部材により付着トナーが除去される過程を説明するための模式図。 本発明の第2の実施形態における現像装置を示す断面図。 図5に示す現像装置に設けられたスパイラル部材を感光体側から見た場合の正面図。 本発明の第2の実施形態における現像装置のトナー除去部材により付着トナーが除去される過程を説明するための模式図であり、図6に示す現像装置を上方から見た場合の部分拡大図。 本発明の第2の実施形態における現像装置のトナー除去部材により付着トナーが除去される過程を説明するための模式図であり、図6に示す現像装置を正面から見た場合の部分拡大図。 本発明の第3の実施形態における現像装置のトナー除去部材を示す外観斜視図。 本発明の第3の実施形態におけるトナー除去部材の製造過程を示す図。 本発明の第4の実施形態における現像装置のトナー除去部材を示す外観斜視図。 第5の実施形態における現像装置のトナー除去部材を示す外観斜視図。 本発明の他の実施形態における現像装置のトナー除去部材を示す外観斜視図。 本発明のさらに他の実施形態における現像装置のトナー除去部材を示す外観斜視図。 図2に示すクリーニング装置にトナー除去部材を設けた状態を示す図。
符号の説明
1 画像形成装置
2 給紙部
3 用紙搬送部
4 画像形成部
5 定着部
14 現像装置
16 クリーニング装置
16b 容器
16d トナー搬送用スパイラル部材
22 容器
23 第1スパイラル部材
24 第2スパイラル部材
27 現像ローラ
30,31 羽根
16e,32,33 軸
34 仕切り部材
36,37,42,50,52,52’,54,54’ トナー除去部材
36a,52a,52a’ ねじり部
38 支持部材
39a,44,50b,52b,52b’,54b トナー掻き取り部
40 攪拌室
41 現像室
50’ コイルスプリング
50’’ 連続体

Claims (15)

  1. トナーを一方向に搬送するトナー搬送装置であって、
    トナーを収納する容器と、
    前記容器内に設けられた回転可能な軸と、前記軸の周面に設けられたスパイラル状の羽根とからなり、回転することにより、前記トナーを前記軸の長手方向に搬送するスパイラル部材と、
    前記スパイラル部材の表面と接触可能であり、前記スパイラル部材の回転により前記スパイラル部材に付着したトナーを除去するトナー除去部材と、
    を備えたトナー搬送装置。
  2. 前記トナー除去部材は弾性を有する金属線材により形成されている、請求項1に記載のトナー搬送装置。
  3. 前記トナー除去部材は、前記スパイラル部材の軸から離れた側から前記軸に近づくように延び前記スパイラル部材の表面と接触可能なトナー掻き取り部を有している、請求項2に記載のトナー搬送装置。
  4. 前記トナー掻き取り部の形状が略楕円形状である、請求項3に記載のトナー搬送装置。
  5. 前記トナー掻き取り部の形状が略V字形状である、請求項3に記載のトナー搬送装置。
  6. 前記トナー掻き取り部により形成される仮想平面は前記スパイラル部材の軸に平行な面である、請求項3に記載のトナー搬送装置。
  7. 前記トナー掻き取り部により形成される仮想平面は前記スパイラル部材の軸に直交する面である、請求項3に記載のトナー搬送装置。
  8. 前記スパイラル部材の軸方向に沿って配置された支持部材をさらに備え、
    前記トナー除去部材は、前記スパイラル部材の隣接する羽根の間に挿入されて前記スパイラル部材の表面と接触可能な複数のトナー掻き取り部と、前記複数のトナー掻き取り部を前記支持部材に支持する支持部とを有する、
    請求項1に記載のトナー搬送装置。
  9. 前記複数のトナー掻き取り部は互いに連続して形成されている、請求項8に記載のトナー搬送装置。
  10. 前記トナー除去部材は、複数の巻き数を有する所定形状のコイルスプリングの両端を、前記スパイラル部材の軸方向に引き延ばして形成されたものである、請求項9に記載のトナー搬送装置。
  11. 前記トナー除去部材は、複数の巻き数を有する所定形状のコイルスプリングの両端を、前記スパイラル部材の軸と直交する方向に引き延ばして形成されたものである、請求項9に記載のトナー搬送装置。
  12. 画像形成装置の画像形成部に設けられた像担持体にトナー画像を形成するための現像装置であって、
    トナーを収納する容器と、
    前記容器内に支持され、前記像担持体にトナーを供給するための現像ローラと、
    前記容器内に設けられた回転可能な軸と、前記軸の周面に設けられたスパイラル状の羽根とからなり、回転することにより、前記トナーを前記軸の長手方向に搬送するスパイラル部材と、
    前記スパイラル部材の表面と接触可能であり、前記スパイラル部材の回転により前記スパイラル部材に付着したトナーを除去するトナー除去部材と、
    を備えた現像装置。
  13. 前記容器は、前記トナーの補給を受けるとともに、前記トナーの攪拌を行う攪拌室と、前記トナーを感光体の表面上に導く現像ローラが設置される現像室とを有し、
    前記攪拌室と前記現像室とが連通可能となるように、前記攪拌室と前記現像室を仕切る仕切り部材と、
    前記仕切り部材に付着したトナーを除去するための仕切り部材用トナー除去部材と、
    を更に備え、
    前記仕切り部材用トナー除去部材は、前記スパイラル部材の表面と接触可能であり、前記スパイラル部材の回転により、前記スパイラル部材の表面と接触した状態で前記仕切り部材の表面と接触する、請求項12に記載の現像装置。
  14. 前記仕切り部材用トナー除去部材は弾性を有する金属線材により形成されている、請求項13に記載の現像装置。
  15. 用紙を収納する用紙収納部を有するとともに、前記用紙収納部から用紙を送り出す給紙部と、
    前記給紙部からの用紙を搬送する用紙搬送部と、
    前記用紙搬送部から搬送されてきた用紙にトナー画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部で形成された用紙上のトナー画像を定着する定着部と、
    を備え、
    前記画像形成部は、画像情報に基づいて表面に静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体にトナー画像を形成するための現像装置とを含み、
    前記現像装置は、
    トナーを収納する容器と、
    前記容器内に支持され、前記像担持体にトナーを供給するための現像ローラと、
    前記容器内に設けられた回転可能な軸と、前記軸の周面に設けられたスパイラル状の羽根とからなり、回転することにより、前記トナーを前記軸の長手方向に搬送するスパイラル部材と、
    前記スパイラル部材の表面と接触可能であり、前記スパイラル部材の回転により前記スパイラル部材に付着したトナーを除去するトナー除去部材と、
    を備えている、画像形成装置。
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