JP2006290236A - 油圧駆動装置 - Google Patents

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林道 森川
Genroku Sugiyama
玄六 杉山
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Abstract

【課題】操向シリンダに関係する状態量の変化に拘わらず、主管路の圧力と負荷圧との差圧である
有効差圧を、予め設定される目標差圧に近づけることができる油圧駆動装置の提供。
【解決手段】主油圧ポンプ1と、操向シリンダ10と、ステアリングハンドルの回転によって回転する可動弁部材を有し、操向シリンダ10に供給される圧油の流れを制御する操向制御弁11と、主管路の圧力と操向シリンダ10の負荷圧との現実の有効差圧が目標の値になるように流量を制御して摺動するスプール6を有し、このスプール6内に逆止弁33を有し、主油圧ポンプ1から吐出される圧油を、主管路2及び補助管路3の少なくとも一方に供給させると共に、主管路2に優先的に供給させるプライオリティバルブ4と、操向シリンダ10の駆動に関係する状態量に応じて、例えばステアリングハンドル操作角に応じて、上述の有効差圧を補正する差圧補正手段を備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホイールローダ等の建設機械や産業用機械などに備えられ、主油圧ポンプの圧油を主管路及び補助管路の少なくとも一方に供給すると共に、主管路に優先的に供給させるプライオリティバルブを含む油圧駆動装置に関する。
本願出願人は先に、この種のプイオリティバルブを有する油圧駆動装置を提案した(特願2004−206121)。これを先行技術1として以下に説明する。この先行技術1は、主油圧ポンプと、この主油圧ポンプから吐出され主管路を介して供給される圧油によって駆動する操向シリンダと、主油圧ポンプから吐出される圧油が導かれる補助管路に接続される作業機回路と、ステアリングハンドルの操作によって作動する可動弁部材を有し、操向シリンダに供給される圧油の流れを制御する操向制御弁とを備えている。
また、主管路の圧力と操向シリンダの負荷圧との現実の差圧である有効差圧が目標の値になるように流量を制御して摺動するスプールを有し、主油圧ポンプから吐出される圧油を、主管路及び補助管路の少なくとも一方に供給させると共に、主管路に優先的に供給させるプライオリティバルブを備えている。このプライオリティバルブには主油圧ポンプ方向への圧油の流れを防ぐ逆止弁が内蔵されている。
このように構成される先行技術1は、ステアリングハンドルを操作、すなわち回転させることにより、操向制御弁の可動弁部材が作動し、プライオリティバルブを介して優先的に主管路に供給される主油圧ポンプの圧油が、操向制御弁を介して操向シリンダに供給され、ステアリングハンドルの操作角に応じた操向操作が実施される。なお、このようにステアリングハンドルが操作されるときであっても、主油圧ポンプから吐出された残りの圧油は、補助管路を介して作業機回路に含まれる油圧アクチュエータへと供給可能となっている。したがって、作業機回路の油圧アクチュエータを作動させることにより、作業機の駆動も可能となっている。
また、本願出願人は先に、プライオリティバルブを有する別の油圧駆動装置を提案した(特願2004−218853)。これを先行技術2とする。この先行技術2も、プライオリティバルブに逆止弁を内蔵させていない点を除けば、上述した先行技術1と同等の構成になっている。
本発明者らの実験等による確認から、上述した先行技術1にあっては、プライオリティバルブに逆止弁を内蔵させたことに伴う問題があることが分かった。すなわち、この逆止弁を設けたことによりプライオリティバルブ内に比較的大きな圧力損失が発生してしまうことがある。この先行技術1にあっては、本来は、主管路の圧力と操向シリンダの負荷圧との現実の差圧である有効差圧を、ステアリングハンドルの操作角の如何に拘わらず予め設定される目標差圧に保持したいところが、上述した逆止弁に関係する圧力損失により、実際にはステアリングハンドルの操作角が大きくなるに従って有効差圧が次第に小さくなってしまい、これに伴って主油圧ポンプからの操向シリンダへの供給流量が、ステアリングハンドルの操作角に応じて本来供給されるべき目標流量、すなわち、上述の予め設定される目標差圧に相応する目標流量よりも少ない流量となってしまう場合がある。
また、先行技術2にあっては、プライオリティバルブ内に逆止弁を設けていないことから、逆止弁に関係する問題は生じないものの、操向シリンダの負荷圧や、エンジンの回転数あるいは主油圧ポンプの回転数等に関係する問題があることが分かった。すなわち、この先行技術2では、エンジンの回転数あるいは主油圧ポンプの回転数が高くなるに従って、また、操向シリンダの負荷圧が高くなるに従って、上述した主管路の圧力と負荷圧との現実の差圧である有効差圧が予め設定される目標差圧よりも次第に大きくなってしまい、これに伴って操向シリンダへ供給される流量が、エンジンの回転数あるいは主油圧ポンプの回転数に応じて目標差圧に相応する本来供給されるべき目標流量よりも多い流量となってしまう場合がある。
つまり、本願出願人が先に提案した上述の先行技術1,2にあっては、本来は、ステアリングハンドル操作角や、エンジンの回転数などの操向シリンダの駆動に関係する状態量の変化に拘わらず、主管路の圧力と操向シリンダの負荷圧との現実の差圧である有効差圧を予め設定される目標差圧に保持したいところが、実際には有効差圧が上述した状態量の変化に応じて目標差圧よりも小さくなったり、大きくなったりし、その結果、主油圧ポンプから操向シリンダへの供給流量が、目標差圧に相応する目標流量よりも少なくなってしまったり、逆に多くなってしまったりする事態を生じる懸念がある。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、操向シリンダに関係する状態量の変化に拘わらず、主管路の圧力と操向シリンダの負荷圧との現実の差圧である有効差圧を、予め設定される目標差圧に近づけることができる油圧駆動装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、主油圧ポンプと、この主油圧ポンプから吐出され主管路を介して供給される圧油によって駆動する操向シリンダと、上記主油圧ポンプから吐出される圧油が導かれる補助管路に接続される作業機回路と、ステアリングハンドルの操作によって作動する可動弁部材を有し、上記操向シリンダに供給される圧油の流れを制御する操向制御弁とを備えると共に、上記主管路の圧力と上記操向シリンダの負荷圧との現実の差圧である有効差圧が目標の値になるように流量を制御して摺動するスプールを有し、上記主油圧ポンプから吐出される圧油を、上記主管路及び上記補助管路の少なくとも一方に供給させると共に、上記主管路に優先的に供給させるプライオリティバルブを備えた油圧駆動装置において、上記操向シリンダの駆動に関係する状態量に応じて、上記有効差圧を補正する差圧補正手段を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、ステアリングハンドルの操作時には、主油圧ポンプから吐出される圧油をプライオリティバルブを介して優先的に主管路に供給し、さらに操向シリンダに供給して所望の操向操作を実施できる。また、主油圧ポンプから吐出される余剰流量はプライオリティバルブから補助管路に供給され、この補助管路に供給された圧油が作業機回路に供給され、作業機の駆動が可能となる。
上述したステアリングハンドルの操作の間、差圧補正手段によって、操向シリンダの駆動に関係する状態量に応じて現実の差圧である有効差圧、すなわち主管路の圧力と操向シリンダの負荷圧との差圧である有効差圧が補正される。これにより、操向シリンダの駆動に関係する状態量の如何に拘わらず有効差圧を、予め設定される目標差圧に近づけることができる。その結果、プライオリティバルブから主管路へ供給される圧油の流量補正が行なわれ、操向シリンダへの供給流量を、予め設定される目標差圧に応じた本来供給されるべき目標流量に相当する流量とすることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記プライオリティバルブが上記主油圧ポンプ方向への圧油の流れを防ぐ逆止弁を内蔵し、上記状態量がステアリングハンドル操作角であると共に、上記差圧補正手段が、上記ステアリングハンドル操作角が大きくなるに従って上記主管路へ供給される上記圧油の流量を増加させるように上記有効差圧を補正する手段から成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、プライオリティバルブに逆止弁を内蔵させたことに伴う圧力損失による有効差圧の減少を防ぎ、この有効差圧を目標差圧に近づけることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記差圧補正手段が、上記ステアリングハンドル操作角を検出する回転角度センサと、上記プライオリティバルブの制御室に供給される制御圧を出力する電磁比例弁と、上記回転角度センサの検出信号に応じて上記電磁比例弁の駆動を制御するコントローラとを含むことを特徴としている。
また、本発明は、上記発明において、上記主油圧ポンプを駆動するエンジンを備え、上記状態量が、上記操向シリンダの負荷圧と、上記エンジンの回転数または上記主油圧ポンプの回転数であると共に、上記差圧補正手段が、上記負荷圧が高くなるに従って、また、上記エンジンの回転数または上記主油圧ポンプの回転数が高くなるに従って、上記主管路へ供給される圧油の流量を減少させるように上記有効差圧を補正する手段から成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、操向シリンダの負荷圧が高くなったり、エンジンの回転数あるいは主油圧ポンプの回転数が高くなったりすることに伴う有効差圧の上昇を防ぎ、この有効差圧を目標差圧に近づけることができる。
また、本発明は、上記発明において、上記状態量が、上記有効差圧であると共に、上記差圧補正手段が、上記有効差圧が大きくなるに従って上記主管路へ供給される圧油の流量を減少させるように上記有効差圧を補正する手段から成ることを特徴としている。このように構成した本発明も、操向シリンダの負荷圧が高くなったり、エンジンの回転数あるいは主油圧ポンプの回転数が高くなったりすることに伴う有効差圧の上昇を防ぎ、この有効差圧を目標差圧に近づけることができる。
本発明は、操向シリンダの駆動に関係する状態量に応じて、主管路の圧力と操向シリンダの負荷圧との現実の差圧である有効差圧を補正する差圧補正手段を備えたことから、操向シリンダの駆動に関係する状態量の変化に拘わらず有効差圧を、予め設定される目標差圧に近づけることができ、これにより目標差圧に応じた目標流量に相当する流量を操向シリンダに供給でき、ステアリングハンドルの操作量に応じた操向シリンダの精度の高い駆動制御を実現させることができる。
以下,本発明に係る油圧駆動装置を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る油圧駆動装置の第1実施形態を示す油圧回路図、図2は図1に示す第1実施形態に備えられるプライオリティバルブの構造を示す断面図、図3は図1に示す第1実施形態に備えられるコントローラに含まれる関数設定部を示す図である。
図1に示す本発明に係る油圧駆動装置の第1実施形態、及び後述する第2,第3実施形態は、例えばホイールローダなどのステアリング機構に備えられるものである。第1実施形態は、例えば図1に示すように、主油圧ポンプ1と、この主油圧ポンプ1から吐出される圧油を、主管路2及び補助管路3の少なくとも一方に供給させると共に、主管路2に優先的に供給させるプライオリティバルブ4を備えている。このプライオリティバルブ4は、本体を形成するハウジング5内に摺動自在なスプール6を備えている。このスプール6の一端には、このスプール6を付勢するばね7が配置される制御室8を備え、他端には、ばね7の力と制御室8に与えられる圧油の圧力による力との和に対抗する力を与える圧油が導かれる制御室9を備えている。
また、主管路2の圧油が導かれ、ロッド12に連結される図示しないステアリングハンドルによって軸心を中心に回転可能な可動弁部材13を有する操向制御弁11と、この操向制御弁11から供給される圧油によって駆動し、図示しないタイヤの向きの制御、すなわち操向操作を行なう操向シリンダ10とを備えている。操向制御弁11の可動弁部材13と操向シリンダ10の室Aとは管路14で接続させてあり、可動弁部材13と操向シリンダ10の室Bとは管路15で接続させてある。
上述した主管路2と、プライオリティバルブ4のスプール6の一端に形成された制御室8とは流路16で接続してあり、この流路16中に絞り17を設けてある。また、主管路2と、プライオリティバルブ4のスプール6の他端に形成される制御室9とは油路18で接続してある。この油路18中に絞り19を設けてある。操作制御弁11の可動弁部材13に導かれる操向シリンダ10の負荷圧は検出管路20で検出される。この検出管路20中にも絞り21を設けてある。
同図1に示すように、絞り17,19,21は、プライオリティバルブ4内に形成させてある。また、このプライオリティバルブ4内には操向シリンダ10の負荷圧が一定圧以上にならないように制御する安全弁、すなわちリリーフ弁22と、このリリーフ弁22を通過する圧油を浄化するフィルタ23とを配置してある。
操向制御弁11とタンク24とは戻り管路25で接続してあり、この戻り管路25中にも、タンク24に戻る油を浄化するフィルタ26を配置してある。
さらに、主油圧ポンプ1を駆動する図示しないエンジンの故障時や、主油圧ポンプ1の故障時等の主管路2への圧油供給機能低下時に、緊急用圧油を管路28を介して主管路2に供給可能な緊急用油圧ポンプ27を備えている。また、この緊急用油圧ポンプ27を駆動するモータ29と、このモータ29の駆動を制御するスイッチ30と、プライオリティバルブ4の制御室9の圧力を検出する圧力センサ31と、この圧力センサ31で検出される圧力に応じてスイッチ30のオン、オフを制御するコントローラ32とを備えている。
なお、主油圧ポンプ1の吐出圧はリリーフ弁34によって規定される。また、上述した補助管路3によって、図示しない作業機を駆動する油圧アクチュエータに圧油が供給されるようになっている。すなわち、補助管路3は、上述の油圧アクチュエータを含む作業機回路に接続されている。
上述したプライオリティバルブ4は、図2に示すように、スプール6の内部に上述した主管路2に連通する通路46を有し、この通路46上に位置するスプール6の内部に、上述した緊急用圧油の主油圧ポンプ1方向への流れを阻止する逆止弁33を配置してある。緊急用油圧ポンプ27から吐出された緊急用圧油を導く管路28は、例えばプライオリティバルブ4のハウジング5内の所定部位50に接続させてある。
プライオリティバルブ4のスプール6を摺動自在に収納するハウジング5は、主油圧ポンプ1に接続されるポンプポート40と、主管路2に接続される主管路供給ポートCFと、補助管路3に接続される補助管路供給ポートEFと、上述した検出管路20によって負荷圧が与えられる負荷圧ポートLSとを備えている。
また、プライオリティバルブ4のスプール6は、ポンプポート40に連通する中央室41に臨ませた大径部57を有し、この大径部57の外周の一端に主管路2に供給される圧油の流れを制御する主管路側制御エッジ58を形成してあり、大径部57の外周の他端に補助管路3に供給される圧油の流れを制御する補助管路側制御エッジ59を形成してある。この大径部57の内部を通るように、主管路2に連通する上述の通路46を形成し、この通路46上に位置するスプール6の内部に、緊急用圧油の主油圧ポンプ1方向への流れを阻止する上述の逆止弁33を配置してある。
そして特に、この第1実施形態は、操向シリンダ10の駆動に関係する状態量に応じて、例えばステアリングハンドル操作角に応じて、主管路の圧力と操向シリンダ10の負荷圧との現実の差圧である有効差圧を補正する差圧補正手段を備えており、この差圧補正手段は、例えば上述のステアリングハンドル操作角が大きくなるに従って主管路2へ供給される圧油の流量を増加させるように有効差圧を補正する手段から成っている。
上述した差圧補正手段は、図1に示すように、ステアリングハンドル操作角、すなわち図示しないステアリングハンドルに連結されるロッド12の回転角度を検出する回転角度センサ60と、プライオリティバルブ4の制御室8に供給される制御圧を出力する電磁比例弁62と、パイロット圧を供給するパイロットポンプ63と、回転角度センサ60の検出信号に応じて電磁比例弁62の駆動を制御するコントローラ61を含む構成になっている。なお、コントローラ61は、コントローラ32とは別体に設けてあるが、これらを1つコントローラとして設けてもよい。
コントローラ61内には、図3に示すように、ステアリングハンドル操作角θ、すなわち回転角度センサ60の検出信号の値が大きくなるに従って、次第に値の大きい制御電流iを出力する関数設定部61aを設けてある。
また、図2に示すように、プライオリティバルブ4のハウジング5には電磁比例弁62から出力される制御圧を導く通路64を形成してあると共に、ハウジング5とスプール6との間には、通路64を経由して導いた制御圧をスプール6に作用させるための室65を形成させてある。
このように構成した第1実施形態は、図示しないステアリングハンドルが操作されず、主油圧ポンプ1から圧油Pが吐出されず、図1に示すように操向制御弁11の可動弁部材13が中立位置に保持されているときには、検出管路20は可動弁部材13を介してタンク24に接続される戻り管路25に連通する。すなわち、プライオリティバルブ4のスプール6のばね7が配置される制御室8は低圧となり、その低圧が流路16,18を介して制御室9にも与えられる。したがって、ばね7の力によってスプール6は同図1に示す状態に保たれる。
この状態において、主油圧ポンプ1から圧油Pが吐出されると、適宜に設定した絞り17と絞り21の関係から同図1に示す油路18、絞り19を介してプライオリティバルブ4のスプール6の他端の制御室9に圧油が導かれ、この制御室9の圧力が所定圧以上になったときにスプール6はばね7の力に抗して右位置に切換えられる。したがって、図2の矢印54で示すようにプライオリティバルブ4のポンプポート40に導かれた圧油Pは、中央室41に配置されたスプール6の大径部57の外周から中央室41と室53との間に位置するスプール6の小径部に沿うように流れて、中央室41から室53へと導かれ、矢印56で示すように、補助管路供給ポートEFから図1に示す補助管路3に供給される。これによって図示しない作業機の駆動が可能となる。
また、このような状態からステアリングハンドルが操作されると、プライオリティバルブ4のスプール6は、ばね7の力と制御室8に与えられる圧油の圧力による力の和と、制御室9に与えられる圧油の圧力による力との大小関係に応じて摺動する。
すなわち、ステアリングハンドルの操作に伴って、プライオリティバルブ4のスプール6が例えば図2に示す状態に保持され、主油圧ポンプ1から吐出される圧油Pが矢印54で示すようにポンプポート40から中央室41に導かれ、大径部57の外周に沿うように流れて、大径部57の通路46に導かれ、逆止弁33を押し開き、室48から主管路供給ポートCFを介して矢印55で示すように主管路2に供給される。これにより図1に示す操向制御弁11を介して操向シリンダ10に圧油Pが供給され、操向シリンダ10を駆動して図示しないタイヤを動かすことができる。
その後、プライオリティバルブ4の制御室9に導かれる圧油の圧力による力が制御室8側の力に比べて大きくなると、プライオリティバルブ4のスプール6が図2の左方向に摺動し、中央室41が室53に連通する状態になる。これにより、上述のようにして供給される主油圧ポンプ1の圧油Pの余剰流量が中央室41から室53に導かれ、この室53から補助管路供給ポートEFを経て矢印56に示すように補助管路3に供給される。これにより上述したように、作業機の駆動が可能となる。
なお、このような動作の間、操向制御弁11の上流圧、すなわち主管路の圧力がプライオリティバルブ4のスプール6の制御室9に導かれ、制御室8の圧力は操向制御弁11の下流圧、すなわち操向シリンダ10の負荷圧に対応した圧力となり、プライオリティバルブ4のスプール6は、操向制御弁11の上流圧と下流圧との差圧、すなわち主管路の圧力との現実の差圧である有効差圧が目標の値になるように流量を制御して摺動する。したがって、このプライオリティバルブ4は圧力補償弁として機能しようとする。
また、主油圧ポンプ1を駆動する図示しないエンジンが故障したときや、主油圧ポンプ1が故障したときなどのように、主管路2への圧油供給機能が低下し、緊急用油圧ポンプ27から管路28を介して緊急用圧油が供給されると、図2に示すプライオリティバルブ4のハウジング5に形成された所定部位50に緊急用圧油が与えられる。この緊急用圧油が室48を経て主油圧ポンプ1の圧油Pに合流して、あるいは主油圧ポンプ1の圧油Pの代わりに主管路供給ポートCFから矢印55で示すように主管路2に供給される。これにより、タイヤをステアリングハンドルの操作に応じて動かすことができる。この間、プライオリティバルブ4の中央室41の圧力に比べて室48の圧力が高くなったときには、ばね47の力と、逆止弁33の流路49を経て、ばね47が配置される室48に導かれる圧力による力とによって、逆止弁33は通路46を閉じるように保持される。したがって、上述した緊急用圧油の主油圧ポンプ1方向への流れは、逆止弁33によって防止される。
そして特に、この第1実施形態は、ステアリングハンドルの操作による操向シリンダ10の操作が行なわれる間、上述のように構成した差圧補正手段によって、操向シリンダ10の駆動に関係する状態量であるステアリングハンドル操作角に応じて、現実の差圧である有効差圧の補正が行なわれる。すなわち、ステアリングハンドル操作角が図1に示す回転角度センサ60によって検出され、コントローラ61に備えられる関数設定部61aで回転角度センサ60の検出信号の値に応じた制御電流iが求められ、該当する制御電流iが電磁比例弁62出力される。これにより電磁比例弁62が駆動してパイロットポンプ63のパイロット圧を一次圧とし、電磁比例弁62から吐出される二次圧すなわち制御圧が、図2に示すプライオリティバルブ4のハウジング5の通路64を介して室65に与えられる。これにより、ステアリングハンドル操作角が大きくなるに従って主管路2へ供給される圧油の流量を増加させるように、有効差圧の補正が行なわれる。すなわち、プライオリティバルブ4に逆止弁33を内蔵させたことに伴う圧力損失による有効差圧の減少を防ぐ制御が行なわれ、この有効差圧を予め設定される目標差圧に近づけることができる。
このように構成した第1実施形態によれば、プライオリティバルブ4のスプール6内に逆止弁33を設けるようにしたので、プライオリティバルブ4等とは別体に設けられる独立構造体としての逆止弁、このような逆止弁をプライオリティバルブ4等の外部の所定個所に設置する固定具、及び逆止弁をプライオリティバルブ4等に接続する配管等が不要になる。これらによって、全体の部品数を少なくすることができる。また、逆止弁33をプライオリティバルブ4等の外部の所定個所に設置する設置作業を不要にできる。さらに、上述したようにプライオリティバルブ4のスプール6の外部に位置するこのプライオリティバルブ4のハウジング5部分に、逆止弁33を設置するための領域を要することがなく、このプライオリティバルブ4の形状を大きくしないで済む。すなわち、プライオリティバルブ4を、独立構造体としての逆止弁を備えた場合のプライオリティバルブと同等の大きさとすることができ、このプライオリティバルブ4の所定個所への据付作業を簡単に行なうことができる。
また、主管路側制御エッジ58と補助管路側制御エッジ59とをプライオリティバルブ4のスプール6に形成される大径部57に含ませてあり、この大径部57をポンプポート40に連通する中央室41に臨ませてあるので、スプール6の長さ寸法を短く設定することができる。これにより、このスプール6の長さ方向に対応するプライオリティバルブ4のハウジング5の寸法を小さく設定でき、このプライオリティバルブ4のコンパクト化を実現できる。
そして特に、回転角度センサ60、電磁比例弁62、コントローラ61、及びパイロットポンプ63を含み、操向シリンダ10の駆動に関係する状態量であるステアリングハンドル操作角に応じて、主管路の圧力と負荷圧との差圧である有効差圧を補正する差圧補正手段を備えたことから、ステアリングハンドル操作角の変化に拘わらず、有効差圧を、予め設定される目標差圧に近づけることができ、これにより目標差圧に応じた目標流量に相当する流量を操向シリンダ10に供給できる。したがって、ステアリングハンドルの操作量に応じた操向シリンダ10の精度の高い駆動制御を実現させることができる。
図4は本発明の第2実施形態を示す油圧回路図、図5は図4に示す第2実施形態に備えられるプライオリティバルブの構造を示す断面図、図6は図4に示す第2実施形態に備えられるコントローラに含まれる関数設定部及び乗算部を示す図である。
図4に示す第2実施形態は、上述した第1実施形態では備えられていた緊急用油圧ポンプ27、及びこの緊急用油圧ポンプ27を駆動させる機構を備えておらず、これに伴ってプライオリティバルブ4内には逆止弁を備えていない。
また、プライオリティバルブ4は、図5に示すように、スプール6を摺動自在に収納するハウジング5は、主油圧ポンプ1のハウジング80に形成された油路71に連通する中央室81と、この中央室81に連通可能であると共に、主管路2に接続される主管路供給ポートCFに連通する室82と、中央室81に連通可能であると共に、補助管路3に接続される補助管路供給ポートEFに連通する室83とを有する。
ハウジング5内に摺動自在に配置されるスプール6は、中央室81に臨ませた小径部84の一端に形成され、主管路2に供給される圧油の流れを制御する主管路側制御エッジ85を有する第1大径部86と、小径部84の他端に形成され、補助管路3に供給される圧油の流れを制御する補助管路側制御エッジ87を有する第2大径部88とを備えている。上述した第1大径部86は室82に臨ませてあり、第2大径部88は室83に臨ませてある。
なお、図4中には、主油圧ポンプ1を駆動するエンジン70、及び補助管路3に接続される作業機回路74を図示してある。
この第2実施形態は特に、操向シリンダ10の駆動に関係する状態量である。操向シリンダ10の負荷圧、及びエンジン70の回転数あるいは主油圧ポンプ1の回転数に応じて、現実の差圧である有効差圧を補正する差圧補正手段を備えており、この差圧補正手段は例えば、操向シリンダ10の負荷圧が高くなるに従って、また、エンジン70の回転数または主油圧ポンプ1の回転数が高くなるに従って、主管路2へ供給される圧油の流量を減少させるように有効差圧を補正する手段から成っている。
この第2実施形態における差圧補正手段は、図4に示すように、操向シリンダ10の負荷圧を検出する圧力センサ75と、例えばエンジン70の回転数を検出する回転数センサ76と、プライオリティバルブ4の制御室9の側に供給される制御圧を出力する電磁比例弁62と、パイロット圧を供給するパイロットポンプ63と、圧力センサ75の検出信号の値、及び回転数センサ76の検出信号の値に応じて電磁比例弁62の駆動を制御するコントローラ61を含む構成になっている。
コントローラ61内には、図6に示すように、操向シリンダ10の負荷圧PLSの検出信号の値が大きくなるに従って、1を下限値とする次第に値が大きくなる補正係数Kを出力する関数設定部61bと、エンジン70の回転数の検出信号rpmの値が大きくなるに従って、次第に値が大きくなる制御電流iを出力する関数設定部61cと、これらの関数設定部61b,61cから出力される補正係数Kと制御電流iとを乗算する乗算部61dとを設けてある。
また、プライオリティバルブ4のハウジング5には、電磁比例弁62から出力される制御圧を導く通路90と、この通路90を経由して導いた制御圧をスプール6に作用させるための室91とを設けてある。その他の構成は、上述した第1実施形態の構成とほぼ同等である。
このように構成した第2実施形態も、プライオリティバルブ4によって主管路2側に主油圧ポンプ1の圧油を優先的に供給できる。この点については第1実施形態におけるのと同様である。
この第2実施形態は特に、ステアリングハンドルの回転による操向シリンダ10の操作が行なわれる間、上述した構成の差圧補正手段によって、操向シリンダ10の駆動に関係する状態量である操向シリンダ10の負荷圧と、エンジン70の回転数とに応じて、現実の差圧である有効差圧の補正が行なわれる。すなわち、操向シリンダ10の負荷圧PLSが圧力センサ75で検出されると共に、エンジン70の回転数rpmが回転数センサ76で検出され、コントローラ61に設けられる関数設定部61b,61cのそれぞれから対応する補正係数Kと制御電流iが出力され、これらが乗算部61dで乗算されて補正された制御電流iが求められ、この補正された制御電流iが電磁比例弁62に出力される。これにより、電磁比例弁62が駆動してパイロットポンプ63のパイロット圧を一次圧とし、電磁比例弁62から吐出される二次圧、すなわち制御圧が、図5に示すプライオリティバルブ4のハウジング5の通路90を介して室91に与えられる。その結果、操向シリンダ10の負荷圧PLSが高くなるに従って、また、エンジン70の回転数rpmが高くなるに従って、主管路2へ供給される圧油の流量を減少させるように、有効差圧の補正が行なわれる。すなわち、操向シリンダ10の負荷圧PLSが高くなることによる、また、エンジン70の回転数rpmが高くなることによる有効差圧の上昇を防ぐ制御が行なわれ、この有効差圧を予め設定される目標差圧に近づけることができる。
このように構成した第2実施形態によれば、圧力センサ75、回転数センサ76、電磁比例弁62、コントローラ61、及びパイロットポンプ63を含み、操向シリンダ10の駆動に関係する状態量である操向シリンダ10の負荷圧PLSと、エンジン70の回転数rpmとに応じて、現実の有効差圧の補正を行なう差圧補正手段を備えたことから、操向シリンダ10の負荷圧PLSの変化、及びエンジン70の回転数rpmの変化に拘わらず、有効差圧を上述した第1実施形態におけるのと同様に、予め設定される目標差圧に近づけることができ、これにより目標差圧に応じた目標流量に相当する流量を操向シリンダ10に供給できる。したがって、この第2実施形態も第1実施形態と同様に、ステアリングハンドルの操作量に応じた操向シリンダ10の精度の高い駆動制御を実現させることができる。
図7は本発明の第3実施形態を示す油圧回路図、図8は図7に示す第3実施形態に備えられるコントローラに含まれる演算部及び関数設定部を示す図である。
図7に示す第3実施形態は、特に、操向シリンダ10の駆動に関係する状態量、例えば主管路の圧力PCFと操向シリンダ10の負荷圧PLSとの現実の差圧である有効差圧ΔPに応じて、その有効差圧ΔPを補正する差圧補正手段を備えており、この差圧補正手段は、例えば有効差圧ΔPが大きくなるに従って、主管路2へ供給される圧油の流量を減少させるようにその有効差圧ΔPを補正する手段から成っている。
この第3実施形態における差圧補正手段は、図7に示すように、操向シリンダ10の負荷圧PLSを検出する圧力センサ75と、主管路の圧力PCFを検出する圧力センサ75aと、プライオリティバルブ4の制御室9の側(第2実施形態の室91に相当)に供給される制御圧を出力する電磁比例弁62と、パイロット圧を供給するパイロットポンプ63と、圧力センサ75の検出信号の値、及び圧力センサ75aの検出信号の値に応じて電磁比例弁62の駆動を制御するコントローラ61とを含む構成になっている。
このコントローラ61内には、図8に示すように、圧力センサ75aによって検出される主管路の圧力PCFと、圧力センサ75によって検出される負荷圧PLSとの現実の差圧である有効差圧ΔPを求める演算部61eと、この演算部61eで求められた有効差圧ΔPが大きくなるに従って次第に大きな値となる制御電流iの関係が設定され、演算部61eで求められた有効差圧ΔPに応じた値の制御電流iを出力する関数設定部61fとを設けてある。
その他の構成は、上述した図4に示す第2実施形態と同等である。
このように構成した第3実施形態は、ステアリングハンドルの回転による操向シリンダ10の操作が行なわれる間、上述した構成の差圧補正手段によって、有効差圧の補正が行なわれる。すなわち、主管路の圧力PCFが圧力センサ75aで検出されると共に、操向シリンダ10の負荷圧PLSが圧力センサ75で検出され、コントローラ61に備えられる演算部61eで現実の差圧である有効差圧ΔPが求められ、この求められた有効差圧ΔPに相応する値の制御電流iが関数設定部61fから電磁比例弁62に出力される。これにより、電磁比例弁62が駆動してパイロットポンプ63のパイロット圧を一次圧とし、電磁比例弁62から吐出される二次圧、すなわち制御圧が、プライオリティバルブ4の制御室9の側(第2実施形態の室91に相当)に与えられる。その結果、有効差圧が大きくなるに従って、主管路2へ供給される圧油の流量を減少させるようにこの有効差圧の補正が行なわれる。すなわち、有効差圧の上昇を防ぐ制御が行なわれ、この有効差圧を予め設定される目標差圧に近づけることができる。
このように構成した第3実施形態も、上述した第2実施形態と同等の効果が得られる。なお、上述した圧力センサ75,75aを設ける代わりに差圧センサを設ける構成にしてもよい。
本発明に係る油圧駆動装置の第1実施形態を示す油圧回路図である。 図1に示す第1実施形態に備えられるプライオリティバルブの構造を示す断面図である。 図1に示す第1実施形態に備えられるコントローラに含まれる関数設定部を示す図である。 本発明の第2実施形態を示す油圧回路図である。 図4に示す第2実施形態に備えられるプライオリティバルブの構造を示す断面図である。 図4に示す第2実施形態に備えられるコントローラに含まれる関数設定部及び乗算部を示す図である。 本発明の第3実施形態を示す油圧回路図である。 図7に示す第3実施形態に備えられるコントローラに含まれる演算部及び関数設定部を示す図である。
符号の説明
1 主油圧ポンプ
2 主管路
3 補助管路
4 プライオリティバルブ
8 制御室
9 制御室
10 操向シリンダ
11 操向制御弁
12 ロッド
13 可動弁部材
33 逆止弁
58 主管路側制御エッジ
59 補助管路側制御エッジ
60 回転角度センサ(差圧補正手段)
61 コントローラ(差圧補正手段)
61a 関数設定部
61b 関数設定部
61c 関数設定部
61d 乗算部
61e 演算部
61f 関数設定部
62 電磁比例弁(差圧補正手段)
63 パイロットポンプ(差圧補正手段)
64 通路
65 室
70 エンジン
74 作業機回路
75 圧力センサ(差圧補正手段)
75a 圧力センサ(差圧補正手段)
76 回転数センサ(差圧補正手段)
85 主管路側制御エッジ
87 補助管路側制御エッジ
90 通路
91 室

Claims (5)

  1. 主油圧ポンプと、この主油圧ポンプから吐出され主管路を介して供給される圧油によって駆動する操向シリンダと、上記主油圧ポンプから吐出される圧油が導かれる補助管路に接続される作業機回路と、ステアリングハンドルの操作によって作動する可動弁部材を有し、上記操向シリンダに供給される圧油の流れを制御する操向制御弁とを備えると共に、
    上記主管路の圧力と上記操向シリンダの負荷圧との現実の差圧である有効差圧が目標の値になるように流量を制御して摺動するスプールを有し、上記主油圧ポンプから吐出される圧油を、上記主管路及び上記補助管路の少なくとも一方に供給させると共に、上記主管路に優先的に供給させるプライオリティバルブを備えた油圧駆動装置において、
    上記操向シリンダの駆動に関係する状態量に応じて、上記有効差圧を補正する差圧補正手段を備えたことを特徴とする油圧駆動装置。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記プライオリティバルブが上記主油圧ポンプ方向への圧油の流れを防ぐ逆止弁を内蔵し、
    上記状態量がステアリングハンドル操作角であると共に、
    上記差圧補正手段が、上記ステアリングハンドル操作角が大きくなるに従って上記主管路へ供給される上記圧油の流量を増加させるように上記有効差圧を補正する手段から成ることを特徴とする油圧駆動装置。
  3. 上記請求項2記載の発明において、
    上記差圧補正手段が、
    上記ステアリングハンドル操作角を検出する回転角度センサと、上記プライオリティバルブの制御室に供給される制御圧を出力する電磁比例弁と、上記回転角度センサの検出信号に応じて上記電磁比例弁の駆動を制御するコントローラとを含むことを特徴とする油圧駆動装置。
  4. 上記請求項1記載の発明において、
    上記主油圧ポンプを駆動するエンジンを備え、
    上記状態量が、上記操向シリンダの負荷圧と、上記エンジンの回転数または上記主油圧ポンプの回転数であると共に、
    上記差圧補正手段が、上記負荷圧が高くなるに従って、また、上記エンジンの回転数または上記主油圧ポンプの回転数が高くなるに従って、上記主管路へ供給される圧油の流量を減少させるように上記有効差圧を補正する手段から成ることを特徴とする油圧駆動装置。
  5. 上記請求項1記載の発明において、
    上記状態量が、上記有効差圧であると共に、
    上記差圧補正手段が、上記有効差圧が大きくなるに従って上記主管路へ供給される圧油の流量を減少させるように上記有効差圧を補正する手段から成ることを特徴とする油圧駆動装置。
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