JP2006288725A - メンテナンス用スプレーノズル - Google Patents

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Abstract

【課題】取り扱いが簡単で、保管性にも優れた新規な医療用ハンドピースのメンテナンス用スプレーノズルを提供する。
【解決手段】医療用ハンドピース9のメンテナンス用オイルが装填されたスプレー缶1のオイル吐出部2dに着脱自在に装着される医療用ハンドピースのメンテナンス用スプレーノズルAであって、上記オイル吐出部2dの吐出口2fに連通する管路3bを備え該オイル吐出部2dに着脱自在に装着される装着基部3と、互いに方向の異なる2本の弁孔4c、4dを備え上記装着基部3に対して該弁孔4c、4dのいずれかが上記管路3bに連接されるよう回動可能に結合される弁体4、該弁体4における上記一方の弁孔4cの出口側に装着されるハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタ5と、同弁体における上記他方の弁孔4dの出口側に装着される切削工具把持部挿入用ノズルコネクタ6とよりなることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、歯科用等の医療用ハンドピースのメンテナンス用スプレーノズルに関し、更に詳しくは、メンテナンス用オイルが装填されたスプレー缶のオイル吐出部に装着され、ハンドピース内の軸受部やギヤ部、更には切削工具の把持部(チャック部)にオイルを供給して潤滑性の維持を図り、或いはスラッジ等を排出させる為のメンテナンス用スプレーノズルに関する。
エアタービンハンドピースやマイクロモータハンドピースのような歯科用ハンドピースは、その胴部或いはヘッド部に、チャック及び該チャックに把持された切削工具を高速回転させる為の駆動伝達部或いは軸受部等の機構部が内蔵されている。このような機構部には、上記切削工具の高速回転が円滑になされるよう潤滑オイルが充填或いは付着されている。而して、永い使用の内に潤滑オイルが消失したり、スラッジが混入したりして上記円滑な回転がなされなくなることがある。その為、ユーザサイドにおいて、潤滑オイルが装填されたスプレー缶に専用のノズルコネクタを装着し、ハンドピース本体胴部の基部から或いは上記チャック部から潤滑オイルを噴射注入して上記機構部に行き渡らせ、或いはスラッジ等を排出させるようなメンテナンスがなされていた。
上記潤滑オイルの噴射注入は、ハンドピース本体胴部の基部から及びチャック部の先端からなされることが有効であり、従って、通常この2種の噴射注入がセットでなされていた。そこで、ハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタ及び切削工具把持部挿入用ノズルコネクタの2種類のノズルコネクタが準備され、メンテナンス時にはこの2種類のノズルコネクタを取替え、スプレー缶に装着して用いられていた。しかし、このような取替え装着する作業は煩わしさを伴うものであり、また、2種類のノズルコネクタが別体であるから、保管中に両コネクタが別々の位置にあって或いは一方が紛失して、メンテナンス作業を実施する際には両者がすぐに揃わないと言った保管上・効率上の問題点もあった。
本発明は、上記に鑑みなされたものであり、取り扱いが簡単で、保管性にも優れた新規な医療用ハンドピースのメンテナンス用スプレーノズルを提供する点にある。
請求項1の発明に係るメンテナンス用スプレーノズルは、医療用ハンドピースのメンテナンス用オイルが装填されたスプレー缶のオイル吐出部に着脱自在に装着される医療用ハンドピースのメンテナンス用スプレーノズルであって、上記オイル吐出部の吐出口に連通する管路を備え該オイル吐出部に着脱自在に装着される装着基部と、互いに方向の異なる2本の弁孔を備え上記装着基部に対して該弁孔のいずれかが上記管路に連接されるよう回動可能に結合される弁体と、該弁体における上記一方の弁孔の出口側に装着されるハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタと、同弁体における上記他方の弁孔の出口側に装着される切削工具把持部挿入用ノズルコネクタとよりなることを特徴とする。
本発明においては、請求項2の発明のように、前記ハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタが前記弁体に対して着脱自在に装着されていることが望ましい。また、請求項3の発明のように、前記ハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタをハンドピース本体胴部に挿入連接した際、該ノズルコネクタのノズル口から吐出されるオイルがハンドピース本体胴部内の所定の部位以外の部位に浸入しないよう、該ノズルコネクタの周体に適宜シール部材が嵌装されていることが望ましい。
そして、請求項4の発明のように、前記弁体には、回動操作する為のレバーを付設させることができる。更に、請求項5の発明のように、前記装着基部の前記管路出口部における弁体の回動摺接部には、弁座としてのシール部材を介在させることもできる。加えて、請求項6の発明のように、前記弁体を、前記一方の弁孔が装着基部の管路に連接するよう設定した時に、この設定状態を安定維持させる為のロック係止手段を、上記装着基部と弁体とに設けることもできる。
請求項1の発明によれば、スプレー缶のオイル吐出口に対して着脱自在な装着基部に回動可能に結合される弁体には、ハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタと、切削工具把持部挿入用ノズルコネクタとが装着され、弁体の回動操作により、該弁体内の2本の弁孔のいずれかが装着基部の管路に連接されるようになされているから、前記のようなハンドピースのメンテナンスをする際、上記装着基部をスプレー缶のオイル吐出口に装着し、弁体を回動・切換操作するだけで、所望のノズルコネクタを装着基部の管路に連接させることができる。従って、従来のように、1本のハンドピースのメンテナンスの際にも2種のノズルコネクタを取替え装着するような煩わしい作業が不要とされ、メンテナンス作業の精神的負担が軽減される。また、装着基部、弁体及び2種のノズルコネクタが一体として取り扱われるから、保管性が良く、メンテナンス作業時には常に各部品が揃った状態になっており、作業の効率を損なうようなこともない。
また、請求項2の発明のように、ハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタが装着基部に対して着脱自在とされていると、ハンドピースの種類(エアタービンハンドピース、マイクロモータハンドピース等の種別、或いはメーカ仕様による異なり等)に応じてノズルコネクタを各種準備しておくことにより、適宜取替え装着することができ、ハンドピースの種類に応じた対応も適正になされる。更に、請求項3の発明のように、適宜シール部材をハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタの周体に嵌装させるようにすれば、例えば、対象がエアタービンハンドピースの場合、エアタービンに通じるエア管路にのみオイルを噴射注入するようにし、他の注水管路等にはオイルが浸入しないようにすることができるから、メンテナンス後の不具合が発生する懸念がない。
請求項4の発明のように、前記弁体に、回動操作する為のレバーを付設させるようにすれば、このレバー操作によりノズルコネクタの切換が簡易になされ、取り扱い性が更に向上する。また、請求項5の発明のように、装着基部の管路出口部における弁体の回動摺接部に、弁座としてのシール部材を介在させるようにすれば、この部分のオイルリークが防止される。そして、シール部材をOリング等の弾性材で構成することにより、回動摺接部にフリクション力が作用し、回動操作にクリック感を与え、安定した回動切換えがなし得る。更に、請求項6の発明のように、装着基部と弁体とにロック係止手段を設ければ、オイル噴射メンテナンス時に不意に弁体が回動してオイルがリークするようなことがない。
以下、本発明の最良の形態について図面に基づき説明する。図1は本発明のメンテナンス用スプレーノズルの一例を示す斜視図であり、(a)(b)はその切換状態を示す。図2は同メンテナンス用スプレーノズルの使用状態を示す部分断面図、図3は同メンテナンス用スプレーノズルの別の使用状態を示す部分断面図、図4は同分解図、図5(a)(b)(c)は切削工具把持部用ノズルコネクタの変形例を示す要部の拡大縦断面図である。
図2及び図3において、スプレー缶(スプレー容器)1にはメンテナンスオイルが高圧縮状態で装填されており、上端の吐出ノズル1aは押下げると内部の弁(不図示)が開き、オイルが吐出されようになされている。スプレー缶1の上端には該吐出ノズル1aを含んでスプレーキャップ2が冠着されており、該スプレーキャップ2には、図の白抜矢示方向に押圧すると弾性変形を伴い上下に揺動する押圧部片2aが形成されている。該押圧部片2aの下面には、上記吐出ノズル1aの上端に被さるように中空の作動子2bが形成され、該作動子2bの中空部はテーパ状に形成された作動面2cとされている。該作動面2cは上記吐出ノズル1aの先端辺縁部に当接すると共に、該中空部が横方向に延出されたオイル吐出筒(オイル吐出部)2dの内筒部2eに連通している。従って、押圧部片2aを白抜矢示方向に押圧操作すると、作動子2bをして吐出ノズル1aが押下げられ、スプレー缶1内のオイルが、オイル吐出筒2dの内筒部2eを経て、その吐出口2fより吐出されるようになされている。
上記オイル吐出筒2dの先側部分には雄ねじ部2gが形成され、後記する装着基部3が、その基端部に形成された雌ねじ部3aと該雄ねじ部2gとの螺合をしてオイル吐出筒2dに着脱自在に装着される。即ち、本発明に係るメンテナンス用スプレーノズルAは、オイル吐出筒2dに着脱自在に装着される装着基部3と、該装着基部3に対して回動可能に結合される弁体4と、該弁体4に装着される2種のハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタ(以下、第一ノズルコネクタと言う)5及び切削工具把持部挿入用ノズルコネクタ(以下、第二ノズルコネクタと言う)6とを基本構成とする。装着基部3は、上記雌ねじ部3aをしてオイル吐出筒2dに螺合装着した時に上記吐出口2fに連通する管路3bを備え、該管路3bの出口部には弁座としてのOリング(シール部材)3cが装着されている。この出口部は弁体4の回動摺接部に位置する為、弁体4の回動中心を中心とする曲面とされ、従って、Oリング3cもこの曲面に沿った形状に形成されている。
上記装着基部3の先側部には、2枚の平行な支持板3d、3dが連成され、該支持板3d、3d間に、ピン4aを介し且つ該ピン4aを回動中心として、弁体4が回動自在に結合保持されている。該弁体4の上記管路3bの出口部との回動摺接部は、上記ピン4aを中心とする曲面4bとされている。弁体4には、互いに直交する2本の弁孔4c、4dが形成され、これら弁孔4c、4dの入口側開口部が上記曲面4bに位置する。そして弁孔4c、4dの出口側は、後記するように、上記第一ノズルコネクタ5及び第二ノズルコネクタ6が夫々接合される。弁体4の一部位には、弁孔4cを同心的に含む接続筒4eが延出され、その先側部に雄ねじ部4fが形成されている。
上記弁体4の別部位には、該弁体4を前記ピン4aの周りに回動操作する為のレバー7が更に付設されている。該レバー7の途中には係合突片8aが突設され、一方前記支持板3d、3dの内側には断面三角形の係合爪8bが***形成されており、該係合突片8aと係合爪8bとによりロック係止手段8が構成される。このロック係止手段8は、上記弁孔4cと装着基部3の管路3bとを連接設定した際に、その設定状態を安定維持するよう機能するものである。
第一ノズルコネクタ5は円筒状部材からなり、その基部に接続筒4eの前記雄ねじ部4fに螺合される雌ねじ部5aが形成され、内筒部は注油管路5bとされ、該注油管路5bは先側部の段差部分において遠心方向に形成されたノズル口5cに連通している。該ノズル口5cは、第一ノズルコネクタ5の周体における小径部との段差部分で開口しており、注油管路5bを経て供給されたオイルは、このノズル口5cより外部に注出されるようになされている。また、このノズル口5cの形成部位の前後の異径部分の周体にはOリング(シール部材)5d、5eが嵌装されている。第二ノズルコネクタ6は金属製の細管からなり、前記弁孔4dに圧入一体とされている。その先側部にはノズル孔6aが穿孔されている。
上記構成のメンテナンス用スプレーノズルAの使用例を説明する。図2、図3に示すメンテナンス対象としてのハンドピース9は、歯科用のエアタービンハンドピースであり、ハンドピース本体胴部10とヘッド部11とよりなる。本体胴部10の基部はエア供給管や照明用光ファイバー等を束ねた作用媒体供給ホース(不図示)を接続するコネクタ部10aとされ、図2では該作用媒体供給ホースが取外された状態を示している。ハンドピース本体胴部10内には、ヘッド部11にまで延びるエア供給管路10b及び光ファイバー10cが配設され、上記作用媒体供給ホースを接続した時は、該作用媒体供給ホース内のエア供給管や照明用光ファイバーと、ハンドピース本体胴部10内のエア供給管路10b及び光ファイバー10cとが、夫々接合されるようになされている。
ヘッド部11内には、切削工具用チャック(把持部)11aと一体とされたエアタービン11bと、該エアタービン11b及びチャック11aを軸回転可能に支持する軸受11cが内蔵されている。そして、このチャック11aには歯牙切削用の工具12が着脱自在に装着される。11dは、チャック11aのチャックを解除する為のチャック解除ボタンであるが、その機構の詳細については説明を割愛する。前記エア供給管路10bは、その先端部分がエアタービン11bの近傍にまで及び、該先端部から噴出されるエアの圧力によってエアタービン11bが高速回転する。また、光ファイバー10cの先端はヘッド部11のネック部にまで及び、その光照射部は切削工具12の先端部に指向されるようになされている。ハンドピース本体胴部10の空洞部10dは、噴出されたエアの帰還路を兼ねている。
このようなハンドピース9のメンテナンスを実施する場合、先ずハンドピース本体胴部10から前記作用媒体供給ホースを取外し、次いで、当該エアタービンハンドピース9に適合する第一ノズルコネクタ5を選択し、該第一ノズルコネクタ5を、上記弁体4の接合筒4eに、雄ねじ部4f及び雌ねじ部5aの螺合をして装着する。装着基部3を、前記スプレーキャップ2のオイル吐出筒2dに、雄ねじ部2g及び雌ねじ部3aの螺合をして装着すると共に、レバー7を操作して弁体4をピン4a周りに回動させて弁孔4cと装着基部3の管路3bとが直状となる位置に設定する。このレバー7の操作の際、係合片8aが係合爪8cに作用して支持板3d、3dを外側に弾性的に押し広げ、係合片8aが係合爪8cを乗り越えたところで、支持板3d、3dが復元し、係合片8aと係合爪8cとが係止し合って、上記設定状態が安定維持される。また、弁体4の装着基部3との回動摺接部には、Oリング3cが介在されているから、その弾力に伴うフリクション作用によって、回動操作にクリック感を与え、回動操作が安定的になされる。
図2は、第一ノズルコネクタ5を用いてハンドピース本体胴部10内にメンテナンスオイルを吐出注入する場合の例を示している。即ち、上記のようにスプレーキャップ2のオイル吐出筒2dに装着されたメンテナンス用スプレーノズルAの第一ノズルコネクタ5を、ハンドピース本体胴部10内にその基部より押込み挿入する。完全に押込まれた状態では、オイルのノズル口5cは、エア供給管路10bの基部入口位置に位置し、ハンドピース本体胴部10の内壁と第一ノズルコネクタ5の前記段差部との間で形成される周溝10eに連通する。この周溝10eの前後はOリング5d、5eによってハンドピース本体胴部10の内壁との間がシールされる。
斯くして、スプレーキャップ2の押圧部片2aを白抜矢示方向に押圧操作すると、スプレー缶1の吐出ノズル1aよりオイルが吐出し、該オイルは、オイル吐出筒2dの内筒部2e、その吐出口2f、装着基部3の管路3b、弁体4の弁孔4c及び第一ノズルコネクタ5の注油管路5bを経てノズル口5cに至る。このノズル口5cに至ったオイルは、周溝10eからハンドピース本体胴部10内のエア供給管路10bに流入し、その先端部から、ヘッド部11内のチャック11a、エアタービン11b、軸受11c及びその周辺部に噴射される。従って、これらの部分に潤滑剤としてのオイルが補充されると共に、付着する微細なスラッジ等が除去排出される。余剰のオイルは、各隙間等から外部に排出される。周溝10eの前後は、Oリング5d、5eによってシールされているから、オイルはエア供給管路10b以外の部位に浸入することがなく、従って、これらの部位がオイルによって汚染される懸念がない。
図3は、第二ノズルコネクタ6を用いてチャック11aよりメンテナンスオイルを吐出注入する場合の例を示している。即ち、図2の状態からハンドピース9を取外し、レバー7をロック係止手段8の係止弾力に抗して反時計方向に回動操作して、図3のように弁孔4dが装着基部3の管路3bに直状となる位置に弁体4を設定する。図1(b)は図3の状態に移行する途中の状態を示している。切削工具12が取外されたチャック11a内に、第二ノズルコネクタ6を挿入した上で、上記同様スプレーキャップ2の押圧部片2aを白抜矢示方向に押圧操作すると、スプレー缶1の吐出ノズル1aよりオイルが吐出し、該オイルは、オイル吐出筒2dの内筒部2e、その吐出口2f、装着基部3の管路3b及び弁体4の弁孔4dを経て、第二ノズルコネクタ6のノズル孔6aより、チャック11aの内面に噴射される。この噴射により、チャック11aのスリット部からオイルがチャック機構の摺動部分等に浸入し、この部分の潤滑性を高め、或いは、付着するスラッジ等を除去排出させる。余剰のオイルは、チャック11aと第二ノズルコネクタ6との隙間等から排出される。
第一ノズルコネクタ5及び第二ノズルコネクタ6の使用切換は、レバー7の回動操作によってなされるから、極めて簡易であり、作業の効率化が図られる。しかも、メンテナンス用スプレーノズルAを構成する上記各部品はセットで組付けられた状態であるから、保管性が良く、これら部品が紛失したりすることも少なくなる。また、第一ノズルコネクタ5は、弁体4に対して着脱自在であるから、上記エアタービンハンドピースに限らず、マイクロモータハンドピースやメーカ仕様によって異なる各種ハンドピースの形状に適合するものを準備しておき、ハンドピースに応じて適宜選択使用することができ便利である。マイクロモータハンドピースの場合、ハンドピース本体胴部の基部からヘッド部にかけて、アイドラギヤのギヤ列や駆動シャフト等が配設されており、ヘッド部の軸受部分だけでなく、この駆動伝達部分にオイルを噴射することにより、潤滑性を高め、或いはスラッジの除去を行うことができる。
図5(a)(b)(c)は、第二ノズルコネクタ6の各種変形例を示すものであり、(a)の例の第二ノズルコネクタ6は、先端が閉塞された金属細管の先端近傍周壁部にノズル孔6aが穿孔されたものである。(b)の例の第二ノズルコネクタ6は、(a)の例に、更に周壁部に複数の突起6b…を形成付加し、チャック11a内に挿入した時、チャック11aの内面との間に隙間を確保し、余剰のオイルの排出を促進するようにしたものである。(c)の例の第二ノズルコネクタ6は、先端閉塞壁にノズル孔6aを穿孔すると共に、周壁部表面に長手方向に沿った凹溝6…を複数形成し、上記同様チャック11aの内面との間に隙間を確保し、余剰のオイルの排出を促進するようにしたものである。これらは、設計事項の範疇として適宜選択採用されるものである。
尚、上記実施例においては、メンテナンス対象を歯科用ハンドピースとしたが、これに限らず、耳鼻科用その他の医療用各種ハンドピースに本発明が適用可能であることは言うまでもない。また、図3に示す第二ノズルコネクタ6の使用時にも、この設定状態を維持する為に上記ロック係止手段8と同様の係止手段を装着基部3と弁体4とに設けることも可能である。
本発明のメンテナンス用スプレーノズルの一例を示す斜視図であり、(a)(b)はその切換状態を示す。 同メンテナンス用スプレーノズルの使用状態を示す部分縦断面図である。 同メンテナンス用スプレーノズルの別の使用状態を示す部分縦断面図である。 同メンテナンス用スプレーノズルの分解図である。 (a)(b)(c)は切削工具把持部用ノズルコネクタの変形例を示す要部の拡大縦断面図である。
符号の説明
1 スプレー缶
2d オイル吐出筒(オイル吐出部)
2f 吐出口
3 装着基部
3b 管路
3c Oリング(シール部材)
4 弁体
4b 回動摺接部
4c 弁孔
4d 弁孔
5 第一ノズルコネクタ(ハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタ)
5c ノズル口
5d Oリング(シール部材)
5e Oリング(シール部材)
6 第二ノズルコネクタ(切削工具把持部挿入用ノズルコネクタ)
7 レバー
8 ロック係止手段
9 エアタービンハンドピース(医療用ハンドピース)
10 ハンドピース本体胴部
11a チャック(切削工具把持部)
A メンテナンス用スプレーノズル

Claims (6)

  1. 医療用ハンドピースのメンテナンス用オイルが装填されたスプレー缶のオイル吐出部に着脱自在に装着される医療用ハンドピースのメンテナンス用スプレーノズルであって、
    上記オイル吐出部の吐出口に連通する管路を備え該オイル吐出部に着脱自在に装着される装着基部と、互いに方向の異なる2本の弁孔を備え上記装着基部に対して該弁孔のいずれかが上記管路に連接されるよう回動可能に結合される弁体と、該弁体における上記一方の弁孔の出口側に装着されるハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタと、同弁体における上記他方の弁孔の出口側に装着される切削工具把持部挿入用ノズルコネクタとよりなることを特徴とする歯科用ハンドピースのメンテナンス用スプレーノズル。
  2. 請求項1に記載のメンテナンス用スプレーノズルにおいて、
    前記ハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタが前記弁体に対して着脱自在に装着されていることを特徴とするメンテナンス用スプレーノズル。
  3. 請求項1又は2に記載のメンテナンス用スプレーノズルにおいて、
    前記ハンドピース本体胴部挿入用ノズルコネクタをハンドピース本体胴部に挿入連接した際、該ノズルコネクタのノズル口から吐出されるオイルがハンドピース本体胴部内の所定の部位以外の部位に浸入しないよう、該ノズルコネクタの周体に適宜シール部材が嵌装されていることを特徴とするメンテナンス用スプレーノズル。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のメンテナンス用スプレーノズルにおいて、
    前記弁体には、回動操作する為のレバーが付設されていることを特徴とするメンテナンス用スプレーノズル。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載のメンテナンス用スプレーノズルにおいて、
    前記装着基部の前記管路出口部における弁体の回動摺接部には、弁座としてのシール部材が介在されていることを特徴とするメンテナンス用スプレーノズル。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のメンテナンス用スプレーノズルにおいて、
    前記弁体を、前記一方の弁孔が装着基部の管路に連接するよう設定した時に、この設定状態を安定維持させる為のロック係止手段が、上記装着基部と弁体とに設けられていることを特徴とするメンテナンス用スプレーノズル。
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