JP2006287175A - 蓄電デバイス用セパレータ及びその製造方法並びに蓄電デバイス - Google Patents
蓄電デバイス用セパレータ及びその製造方法並びに蓄電デバイス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006287175A JP2006287175A JP2005281015A JP2005281015A JP2006287175A JP 2006287175 A JP2006287175 A JP 2006287175A JP 2005281015 A JP2005281015 A JP 2005281015A JP 2005281015 A JP2005281015 A JP 2005281015A JP 2006287175 A JP2006287175 A JP 2006287175A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- separator
- storage device
- forming
- electricity storage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/13—Energy storage using capacitors
Landscapes
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
【解決手段】セパレータは、熱可塑性樹脂と、開孔剤を兼ねる可塑剤とを含む原料組成物から溶融成形によりシート化する製膜工程と、所定厚さのシートとする薄肉化成形工程と、可塑剤を除去して多孔質化する多孔質化工程と、エンボス加工により複数条の微小連続凹溝を形成するエンボス成形工程とによって得られる、前記熱可塑性樹脂を骨格材とし少なくとも片面の略全面に前記微小連続凹溝を面積率5〜60%の割合で具備した平均孔径1μm以下の微多孔質フィルムよりなることを特徴とする。
【選択図】なし
Description
また、請求項2記載の蓄電デバイス用セパレータは、請求項1記載の蓄電デバイス用セパレータにおいて、前記微多孔質フィルムの厚さ(前記微小連続凹溝の非形成部分の厚さ)が10〜200μmであることを特徴とする。
また、請求項3記載の蓄電デバイス用セパレータは、請求項1または2記載の蓄電デバイス用セパレータにおいて、前記微小連続凹溝の深さが、1〜30μmかつ、前記微多孔質フィルムの厚さの1/2以下であることを特徴とする。
また、請求項4記載の蓄電デバイス用セパレータは、請求項1乃至3の何れかに記載の蓄電デバイス用セパレータにおいて、前記蓄電デバイスが捲回型の蓄電デバイスであることを特徴とする。
また、請求項5記載の蓄電デバイス用セパレータは、請求項1乃至4の何れかに記載の蓄電デバイス用セパレータにおいて、前記蓄電デバイスが有機系電解液を使用した蓄電デバイスであることを特徴とする。
また、本発明の蓄電デバイスは、前記目的を達成するべく、請求項6に記載の通り、請求項1乃至5の何れかに記載のセパレータを使用したことを特徴とする。
また、本発明の蓄電デバイスの製造方法は、請求項7に記載の通り、熱可塑性樹脂と、開孔剤を兼ねる可塑剤とを含む原料組成物から溶融成形によりシート化する製膜工程と、前記シートに対して圧延・延伸等の薄肉化成形をして所定厚さのシートとする薄肉化成形工程と、前記シートに対して前記可塑剤を除去して前記シートを多孔質化する多孔質化工程と、前記シートの少なくとも片面に対してエンボス加工により複数条の微小連続凹溝を形成するエンボス成形工程とによって得られる、前記熱可塑性樹脂を骨格材とし少なくとも片面の略全面に前記微小連続凹溝を面積率5〜60%(面積率とは、セパレータの当該面における微小連続凹溝形成部分の占有面積割合)の割合で具備した平均孔径1μm以下の微多孔質フィルムよりなる蓄電デバイス用セパレータの製造方法であって、前記各工程の順序として、前記製膜工程、前記薄肉化成形工程、前記エンボス成形工程、前記多孔質化工程の順に行うようにしたことを特徴とする。
前記熱可塑性樹脂は、前述の通り、前記微多孔質フィルムの骨格材として機能するものであり、ポリオレフィン系樹脂を使用することが好ましい。前記ポリオレフィン系樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテンおよびこれらの共重合物あるいは混合物が使用される。特に、重量平均分子量200万以上の高密度ポリエチレンを使用すれば、機械的強度の優れた微多孔質フィルムを得ることができる。また、重量平均分子量の異なる樹脂材料同士を混合使用することも可能であり、例えば、重量平均分子量200万以上の高密度ポリエチレンと重量平均分子量20万未満の低密度ポリエチレンを混合使用することができる。
(1)ポリオレフィン系樹脂、可塑剤、無機粉体に、必要に応じて界面活性剤を加えてヘンシェルミキサまたはレーディゲミキサにより攪拌・混合し、二軸押出機により加熱溶融・混練しながらシート状に押し出しシート状物を得る(製膜工程)。
(2)次に、前記シート状物に対して、圧延・延伸等の薄肉化成形処理をして所定厚さのシートとする(薄肉化成形工程)。
(3)次に、前記シートの少なくとも片面に対してエンボスロールを用いてエンボス加工により複数条の微小連続凹溝を略全面に形成する(エンボス成形工程)。
(4)次に、前記シートを適当な抽出溶媒(例えば、前記可塑剤の抽出溶剤としてn−ヘキサン、n−デカン等の飽和炭化水素系溶剤、前記無機粉体の抽出溶剤として水酸化ナトリウム水溶液)中に浸漬して、前記シート中の前記可塑剤及び必要に応じて前記無機粉体を抽出除去し必要に応じて水洗後、乾燥する(多孔質化工程)。
(実施例1)
熱可塑性樹脂として重量平均分子量200万の高密度ポリエチレン樹脂粉体30部と、無機粉体として比表面積200m2/gのシリカ微粉体70部と、可塑剤としてパラフィン系鉱物オイル150部とをヘンシェルミキサにて攪拌・混合し、二軸押出機で加熱溶融・混練しながらシート状に押し出し、滑らかな表面を有する成形ロールにより圧延して厚さ100μmのシートを得た。次に、該シートを所定加圧、所定温度にて所定の表面形状を有するエンボスロールとゴムロールの間に通してエンボス加工を施し、前記シートの一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向(長さ方向と直角方向)に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で形成した。次に、該シートをn−デカン中に浸漬して前記シート中の可塑剤の全量を抽出除去し、乾燥した。これにより、一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で有し、ポリエチレン樹脂30質量%とシリカ微粉体70質量%で構成されポリエチレン樹脂を骨格材とした厚さ100μmの微多孔質フィルムを得た。これを実施例1の蓄電デバイス用セパレータとした。
熱可塑性樹脂として重量平均分子量200万の高密度ポリエチレン樹脂粉体30部と、無機粉体として比表面積200m2/gのシリカ微粉体70部と、可塑剤としてパラフィン系鉱物オイル150部とをヘンシェルミキサにて攪拌・混合し、二軸押出機で加熱溶融・混練しながらシート状に押し出し、滑らかな表面を有する成形ロールにより圧延して厚さ100μmのシートとし、更に、一軸方向に延伸して40μmのシートを得た。次に、該シートを所定加圧、所定温度にて所定の表面形状を有するエンボスロールとゴムロールの間に通してエンボス加工を施し、前記シートの一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で形成した。次に、該シートをn−デカン中に浸漬して前記シート中の可塑剤の全量を抽出除去し、乾燥した。これにより、一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で有し、ポリエチレン樹脂30質量%とシリカ微粉体70質量%で構成されポリエチレン樹脂を骨格材とした厚さ40μmの微多孔質フィルムを得た。これを実施例2の蓄電デバイス用セパレータとした。
熱可塑性樹脂として重量平均分子量200万の高密度ポリエチレン樹脂粉体45部と、無機粉体として比表面積200m2/gのシリカ微粉体55部と、可塑剤としてパラフィン系鉱物オイル120部とをヘンシェルミキサにて攪拌・混合し、二軸押出機で加熱溶融・混練しながらシート状に押し出し、滑らかな表面を有する成形ロールにより圧延して厚さ100μmのシートとし、更に、一軸方向に延伸して40μmのシートを得た。次に、該シートを所定加圧、所定温度にて所定の表面形状を有するエンボスロールとゴムロールの間に通してエンボス加工を施し、前記シートの一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で形成した。次に、該シートをn−デカン中に浸漬して前記シート中の可塑剤の全量を抽出除去し、乾燥し、更に、水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して前記シート中のシリカ微粉体の全量を抽出除去し、水洗、乾燥した。これにより、一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で有し、ポリエチレン樹脂100質量%で構成されポリエチレン樹脂を骨格材とした厚さ40μmの微多孔質フィルムを得た。これを実施例3の蓄電デバイス用セパレータとした。
実施例2において、エンボス加工において微小連続凹溝を1%の面積率で形成するようにしたこと以外は、実施例2と同様にして、一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を1%の面積率で有し、ポリエチレン樹脂30質量%とシリカ微粉体70質量%で構成されポリエチレン樹脂を骨格材とした厚さ40μmの微多孔質フィルムを得た。これを比較例1の蓄電デバイス用セパレータとした。
実施例2において、エンボス加工において微小連続凹溝を90%の面積率で形成するようにしたこと以外は、実施例2と同様にして、一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を90%の面積率で有し、ポリエチレン樹脂30質量%とシリカ微粉体70質量%で構成されポリエチレン樹脂を骨格材とした厚さ40μmの微多孔質フィルムを得た。これを比較例2の蓄電デバイス用セパレータとした。
熱可塑性樹脂として重量平均分子量200万の高密度ポリエチレン樹脂粉体30部と、無機粉体として比表面積200m2/gのシリカ微粉体70部と、可塑剤としてパラフィン系鉱物オイル150部とをヘンシェルミキサにて攪拌・混合し、二軸押出機で加熱溶融・混練しながらシート状に押し出し、滑らかな表面を有する成形ロールにより圧延して厚さ100μmのシートとし、更に、一軸方向に延伸して40μmのシートを得た。次に、該シートをn−デカン中に浸漬して前記シート中の可塑剤の全量を抽出除去し、乾燥し、多孔質シートとした。次に、該シートを所定加圧、所定温度にて所定の表面形状を有するエンボスロールとゴムロールの間に通してエンボス加工を施し、前記シートの一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で形成した。これにより、一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で有し、ポリエチレン樹脂30質量%とシリカ微粉体70質量%で構成されポリエチレン樹脂を骨格材とした厚さ40μmの微多孔質フィルムを得た。これを比較例3の蓄電デバイス用セパレータとした。
熱可塑性樹脂として重量平均分子量200万の高密度ポリエチレン樹脂粉体45部と、無機粉体として比表面積200m2/gのシリカ微粉体55部と、可塑剤としてパラフィン系鉱物オイル120部とをヘンシェルミキサにて攪拌・混合し、二軸押出機で加熱溶融・混練しながらシート状に押し出し、滑らかな表面を有する成形ロールにより圧延して厚さ100μmのシートとし、更に、一軸方向に延伸して40μmのシートを得た。次に、該シートをn−デカン中に浸漬して前記シート中の可塑剤の全量を抽出除去し、乾燥し、更に、水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して前記シート中のシリカ微粉体の全量を抽出除去し、水洗、乾燥し、多孔質シートとした。次に、該シートを所定加圧、所定温度にて所定の表面形状を有するエンボスロールとゴムロールの間に通してエンボス加工を施し、前記シートの一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で形成した。これにより、一方の面の全面に多数条の互いに略平行なシート幅方向に連続した微小連続凹溝を30%の面積率で有し、ポリエチレン樹脂100質量%で構成されポリエチレン樹脂を骨格材とした厚さ40μmの微多孔質フィルムを得た。これを比較例4の蓄電デバイス用セパレータとした。
〈空隙率〉
セパレータの見掛け密度と構成固形分比重から次式により計算した。
空隙率(%)=100−(セパレータの見掛け密度/材料固形分比重)×100
〈平均孔径〉
水銀圧入法により測定した。
〈電解液吸液性〉
セパレータの端部がはみ出す状態でセパレータをガラス板で挟み、セパレータの単位面積あたり20MPaの荷重を掛け、プロピレンカーボネートをセパレータ端部に滴下する。滴下したプロピレンカーボネートがガラス板に挟まれたセパレータの幅方向に浸透していく、所定距離に達するまでの時間を測定し、電解液吸液性(秒/20mm)とした。
〈電気二重層キャパシタ試験用セルの作製〉
電極は比表面積約1000m2/gの活性炭80部とアセチレンブラック10部とポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粉末10部を混合し、端子を取り付けた厚さ50μmのアルミニウム箔にプレス成形してシート状の電極を作製した。電解液は溶媒のプロピレンカーボネートに電解質としてテトラエチルアンモニウムテトラフルオロボレートの1mol溶液を使用した。正負のシート状の電極とセパレータを交互に重ね合わせて捲回し、耐食性のケースに挿入し、前述の電解液を含浸または満たして、ケースを密閉することにより、電気二重層キャパシタ試験用セルを得た。
〈内部抵抗〉
前記試験用セルに、25℃、電圧2.5Vの直流電圧を2時間かけて充電後、1kHzのLCRメータで内部抵抗を測定した。
(1)実施例1〜3のセパレータの電解液吸液性は150秒/20mmであった。例えば、微小連続凹溝の面積率のみ変えた実施例2と比較例1を対比すると、微小連続凹溝を30%の面積率で形成した実施例2のセパレータの電解液吸液性(150秒/20mm)は、微小連続凹溝を1%の面積率で形成しただけで実質的に微小連続凹溝を形成しなかったことに近い比較例1の場合(600秒/20mm)に比べ、著しい電解液吸液性の改善が図れている。
(2)これに対し、比較例2のセパレータでは、微小連続凹溝を90%の面積率で形成したにも拘わらず、電解液吸液性は400秒/20mmと、微小連続凹溝を面積率30%で形成した以外は同条件で作製した実施例2のセパレータの場合(150秒/20mm)に比較して、著しく悪化した。これは、比較例2のセパレータの微小連続凹溝の非形成部分(微多孔質フィルムの凸部分)の面積比率が10%と小さいため該非形成部分が圧力によって潰されセパレータ厚さが減少し結果として微小連続凹溝の溝深さが縮小したためである。
(3)また、比較例3のセパレータは、微小連続凹溝を30%の面積率で形成し実施例2とほぼ同条件で作製されたセパレータであるが、多孔質化工程の後にエンボス成形工程を行ったため、特に凹溝形成部分において孔径の縮小を生じ、電解液吸液性は180秒/20mmと、実施例2の場合(150秒/20mm)に比較して、20%悪化した。
(4)また、同様に、比較例4のセパレータは、微小連続凹溝を30%の面積率で形成し実施例3とほぼ同条件で作製されたセパレータであるが、多孔質化工程の後にエンボス成形工程を行ったため、特に凹溝形成部分において孔径の縮小及び孔の閉塞を生じ、電解液吸液性は500秒/20mmと、実施例3の場合(150秒/20mm)に比較して、著しく悪化した。
(5)実施例1〜3のセパレータを使用したキャパシタの内部抵抗比率(比較例1の内部抵抗を基準とした値)は100〜150%であった。例えば、微小連続凹溝の面積率のみ変えた実施例2と比較例1を対比すると、実施例2の場合、エンボス加工により微小連続凹溝を30%の面積率で形成したにも拘わらず、微小連続凹溝を1%の面積率で形成しただけで実質的に微小連続凹溝を形成しなかったことに近い比較例1の場合と同等の値であり、30%の面積率の凹溝を設けたことによる内部抵抗の悪化は見られない。
(6)これに対し、比較例2のセパレータでは、微小連続凹溝を90%の面積率で形成したことにより、空孔の閉塞はなかったものの、空隙率が60%に低下し、キャパシタの内部抵抗比率は200%と、実施例2の場合に比較して、大幅に悪化した。
(7)また、比較例3のセパレータでは、多孔質化工程の後にエンボス成形工程を行ったため、空隙率が75%に低下し、キャパシタの内部抵抗比率は120%と、実施例2の場合に比較して20%悪化した。
(8)また、同様に、比較例4のセパレータでは、多孔質化工程の後にエンボス成形工程を行ったため、空隙率が55%に低下し、キャパシタの内部抵抗比率は300%と、実施例3の場合に比較して著しく悪化した。
Claims (7)
- 熱可塑性樹脂と、開孔剤を兼ねる可塑剤とを含む原料組成物から溶融成形によりシート化する製膜工程と、前記シートに対して圧延・延伸等の薄肉化成形をして所定厚さのシートとする薄肉化成形工程と、前記シートに対して前記可塑剤を除去して前記シートを多孔質化する多孔質化工程と、前記シートの少なくとも片面に対してエンボス加工により複数条の微小連続凹溝を形成するエンボス成形工程とによって得られる、前記熱可塑性樹脂を骨格材とし少なくとも片面の略全面に前記微小連続凹溝を面積率5〜60%(面積率とは、セパレータの当該面における微小連続凹溝形成部分の占有面積割合)の割合で具備した平均孔径1μm以下の微多孔質フィルムよりなる蓄電デバイス用セパレータであって、前記各工程の順序として、前記製膜工程、前記薄肉化成形工程、前記エンボス成形工程、前記多孔質化工程の順に行うようにしたことを特徴とする蓄電デバイス用セパレータ。
- 前記微多孔質フィルムの厚さ(前記微小連続凹溝の非形成部分の厚さ)が10〜200μmであることを特徴とする請求項1記載の蓄電デバイス用セパレータ。
- 前記微小連続凹溝の深さが、1〜30μmかつ、前記微多孔質フィルムの厚さの1/2以下であることを特徴とする請求項1または2記載の蓄電デバイス用セパレータ。
- 前記蓄電デバイスが捲回型の蓄電デバイスであることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の蓄電デバイス用セパレータ。
- 前記蓄電デバイスが有機系電解液を使用した蓄電デバイスであることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の蓄電デバイス用セパレータ。
- 請求項1乃至5の何れかに記載のセパレータを使用したことを特徴とする蓄電デバイス。
- 熱可塑性樹脂と、開孔剤を兼ねる可塑剤とを含む原料組成物から溶融成形によりシート化する製膜工程と、前記シートに対して圧延・延伸等の薄肉化成形をして所定厚さのシートとする薄肉化成形工程と、前記シートに対して前記可塑剤を除去して前記シートを多孔質化する多孔質化工程と、前記シートの少なくとも片面に対してエンボス加工により複数条の微小連続凹溝を形成するエンボス成形工程とによって得られる、前記熱可塑性樹脂を骨格材とし少なくとも片面の略全面に前記微小連続凹溝を面積率5〜60%(面積率とは、セパレータの当該面における微小連続凹溝形成部分の占有面積割合)の割合で具備した平均孔径1μm以下の微多孔質フィルムよりなる蓄電デバイス用セパレータの製造方法であって、前記各工程の順序として、前記製膜工程、前記薄肉化成形工程、前記エンボス成形工程、前記多孔質化工程の順に行うようにしたことを特徴とする蓄電デバイス用セパレータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005281015A JP2006287175A (ja) | 2005-03-09 | 2005-09-28 | 蓄電デバイス用セパレータ及びその製造方法並びに蓄電デバイス |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005066348 | 2005-03-09 | ||
JP2005281015A JP2006287175A (ja) | 2005-03-09 | 2005-09-28 | 蓄電デバイス用セパレータ及びその製造方法並びに蓄電デバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006287175A true JP2006287175A (ja) | 2006-10-19 |
Family
ID=37408701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005281015A Pending JP2006287175A (ja) | 2005-03-09 | 2005-09-28 | 蓄電デバイス用セパレータ及びその製造方法並びに蓄電デバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006287175A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053898A1 (en) * | 2006-10-30 | 2008-05-08 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Polyolefin microporous membrane |
JP2013070006A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 蓄電デバイス用耐熱セパレータおよび該セパレータの製造方法 |
JP2014179519A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス |
JP2020068094A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | 旭化成株式会社 | 微細パタンを有するセパレータ、捲回体および非水電解質電池 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55133762A (en) * | 1979-04-06 | 1980-10-17 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Manufacture of separator with horizontal rib |
JPH06333550A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-12-02 | Toshiba Corp | 非水電解液電池 |
JP2002100338A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Nippon Muki Co Ltd | 非水電解液電池用セパレータ及びその製造方法 |
JP2002155160A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Nitto Denko Corp | 多孔質フィルムおよびその製造方法 |
-
2005
- 2005-09-28 JP JP2005281015A patent/JP2006287175A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55133762A (en) * | 1979-04-06 | 1980-10-17 | Asahi Chem Ind Co Ltd | Manufacture of separator with horizontal rib |
JPH06333550A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-12-02 | Toshiba Corp | 非水電解液電池 |
JP2002100338A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Nippon Muki Co Ltd | 非水電解液電池用セパレータ及びその製造方法 |
JP2002155160A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Nitto Denko Corp | 多孔質フィルムおよびその製造方法 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008053898A1 (en) * | 2006-10-30 | 2008-05-08 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Polyolefin microporous membrane |
KR101156248B1 (ko) * | 2006-10-30 | 2012-06-13 | 아사히 가세이 케미칼즈 가부시키가이샤 | 폴리올레핀제 미다공막 |
JP5543715B2 (ja) * | 2006-10-30 | 2014-07-09 | 旭化成イーマテリアルズ株式会社 | ポリオレフィン製微多孔膜 |
JP2013070006A (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-18 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 蓄電デバイス用耐熱セパレータおよび該セパレータの製造方法 |
JP2014179519A (ja) * | 2013-03-15 | 2014-09-25 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス |
JP2020068094A (ja) * | 2018-10-23 | 2020-04-30 | 旭化成株式会社 | 微細パタンを有するセパレータ、捲回体および非水電解質電池 |
JP7215873B2 (ja) | 2018-10-23 | 2023-01-31 | 旭化成株式会社 | 微細パタンを有するセパレータ、捲回体および非水電解質電池 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101156248B1 (ko) | 폴리올레핀제 미다공막 | |
JP4753446B2 (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
EP2796187B1 (en) | Microporous membrane of polyethylene-based composite material with adhesion under hot pressing | |
KR100773316B1 (ko) | 막 전극 조립체 | |
US6704192B2 (en) | Electrically conductive, freestanding microporous sheet for use in an ultracapacitor | |
JP5325405B2 (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
JP5841478B2 (ja) | 液式鉛蓄電池用セパレータ及び液式鉛蓄電池 | |
EP3465798A1 (en) | Improved separators for lead acid batteries, improved batteries and related methods | |
US20110128666A1 (en) | High-Load Rate Supercapacitor Electrode and Method for Obtaining Same by Extrusion | |
JP6030194B2 (ja) | 液式鉛蓄電池用セパレータおよび液式鉛蓄電池 | |
JP2002256093A (ja) | 多孔質フィルムとその製造方法とその利用 | |
JP4964565B2 (ja) | ポリエチレン製微多孔膜 | |
JP2006287176A (ja) | 蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス | |
JP2006287175A (ja) | 蓄電デバイス用セパレータ及びその製造方法並びに蓄電デバイス | |
JP4303355B2 (ja) | ポリふっ化ビニリデン系樹脂、それからなる多孔膜およびその多孔膜を用いた電池 | |
JP5060034B2 (ja) | 蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス | |
JP2008106237A (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
JP5592745B2 (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
JP5274081B2 (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
JP2009149710A (ja) | ポリオレフィン製微多孔膜 | |
JP5039843B1 (ja) | 電気二重層キャパシタ用導電性シート | |
JP4737936B2 (ja) | コンデンサ用セパレータ | |
JP2014179519A (ja) | 蓄電デバイス用セパレータ及び蓄電デバイス | |
JP4842445B2 (ja) | 電気二重層コンデンサ用セパレータ | |
JP2007095497A (ja) | 蓄電池用セパレータ及び蓄電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080827 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101019 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101215 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110927 |