JP2006283333A - 鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法 - Google Patents

鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 柱部分および上階床のコンクリート打設が一度に行えて、施工が容易で工期短縮が可能な鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法を提供する。
【解決手段】 この施工方法は、柱型枠10として、柱の成形空間11の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材13で構成されるものを用いる。この柱型枠10は、上端に鉄骨梁2が嵌り込み状態に載せられる梁載置凹部15を有し、かつ鉄骨梁および上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとする。この施工方法では、先ず下階柱の鉄筋1の配筋および柱型枠10の施工を行う。次の過程で、施工された柱型枠10の梁載置凹部15に上階床の鉄骨梁2を載置し、この鉄骨梁2と柱との接合部となるコンクリート打設空間の周囲を塞ぐ塞ぎ材4を配置する。この後、上階床のデッキプレートを敷き、柱型枠10内への柱コンクリート8の打設、接合部へのコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリート9の打設を行う。
【選択図】 図1

Description

この発明は、柱を鉄筋コンクリート柱、梁を鉄骨梁とした建物である鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法に関する。
従来、柱を鉄筋コンクリート柱、梁を鉄骨梁とした建物を施工する場合、以下の手順で柱および床が構築される。先ず、図7(A)のように構築済みの下階床上に、下階柱の鉄筋21の配筋を行う。次に、上記鉄筋21を囲む柱型枠の施工を行い、この柱型枠内にコンクリートを打設することで、図7(B)のように下階柱23を構築する。この下階柱23の上端に、図7(C)のように鉄団子24を介在させた状態で上階床の鉄骨梁22を取り付ける。図7(D)のように下階柱23の上端における鉄骨梁22の梁下にグラウト25を充填する。この後、図7(E)のように、前記鉄骨梁22と下階柱23との接合部へのコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリート26の打設を行う。
なお、鉄筋コンクリート柱の型枠としては、特許文献1に示されるものが提案されている。
特開2002−38712号公報
しかし、図7と共に上記した施工方法では、1階分の柱および床を構築するのに、柱23の部分と床部分とに2回に分けてコンクリート打設を行う必要がある。そのため手間がかかり、工期が長くなるという問題がある。
この発明の目的は、施工が容易で工期短縮が可能な鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法を提供することである。
この発明の鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法は、柱型枠として、柱の成形空間の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材で構成されるものを用いる施工方法であって、上記柱型枠は上端に載せる鉄骨梁および上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとする。この柱型枠を用いて、次の各過程で施工することを特徴とする。
すなわち、下階柱の鉄筋の配筋および柱型枠の施工を行う過程と、施工された柱型枠の上端に上階床の鉄骨梁を載置し、この鉄骨梁と柱との接合部となるコンクリート打設空間の周囲を塞ぐ塞ぎ材を配置する過程と、上階床のデッキプレートを敷く過程と、上記柱型枠内への柱コンクリートの打設、上記接合部へのコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリートの打設を行う過程とを含む。
この施工方法によると、下階柱の柱型枠を施工した後、この柱型枠を利用して上階床の鉄骨梁を載置する。このように柱型枠に上階床の鉄骨梁を支持させるため、柱型枠内への柱コンクリートの打設、鉄骨梁と柱との接合部へのコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリートの打設を続けて行うことができ、コンクリート打設を1度で済ますことができる。そのため、施工が容易となり工期短縮化が可能となる。また、柱コンクリートの打設前に、前記接合部における柱と鉄骨梁との取合いを調整できるので、施工精度の向上が可能となる。
なお、ここで言うコンクリート打設を1度で済ますとは、必ずしも各部分への打設を一挙に行うことだけではなく、型枠を組む作業とコンクリート打設とを繰り返さずにコンクリート打設を行うことも言う。柱型枠内への柱コンクリートの打設、接合部へのコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリートの打設は、打設部分に応じてコンクリート種類を変えて行っても良い。
この発明方法において、上記柱型枠は、上端に鉄骨梁が嵌り込み状態に載せられる梁載置凹部を有するものとしても良い。
その場合、施工された柱型枠の上端に上階床の鉄骨梁を載置する過程では、施工された柱型枠の上記梁載置凹部に上階床の鉄骨梁を載置する。また、塞ぎ材を配置する過程において、前記塞ぎ材は、鉄骨梁と柱との接合部となるコンクリート打設空間の周囲における前記柱型枠から露出する部分を塞ぐものを用いれば良い。なお、塞ぎ材として、鉄骨梁と柱との接合部となるコンクリート打設空間の周囲の全体を塞ぐものを用いても良い。
このように、柱型枠の上端に梁載置凹部を設けた場合は、鉄骨梁の幅方向の位置決めが柱型枠によって行えて、施工性がより一層向上する。また、接合部となるコンクリート打設空間の周囲は、一部が柱型枠の隣合う梁載置凹部の間の部分で覆われるため、塞ぎ材は、上記コンクリート打設空間の周囲の残り部分を覆うもので良く、簡易なもので済む。
この発明において、上記塞ぎ材は、上階床の鉄骨梁に接合されたものであって、上階床の鉄骨梁を上記柱型枠に載置することによって配置され、接合部のコンクリートの打設後に、柱の構成部材として残されるものとしても良い。
この方法の場合は、鉄骨梁を載置する作業が、塞ぎ材を配置する作業を兼ねることになり、またコンクリート打設後に塞ぎ材を撤去する作業も要らないので、さらに施工性が向上する。
この発明において、上記柱型枠の型枠部材は、発泡樹脂からなるものであっても良い。型枠部材を発泡樹脂製とすれば、型枠部材が厚みを有するものとなるため、切欠状部分を形成するだけで梁載置凹部が得られ、型枠への梁載置凹部の形成が容易に行える。
この発明の柱型枠は、柱の成形空間の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材を備え、これら型枠部材で成形空間を囲んだ状態で外周が円形状となる型枠本体と、この型枠本体の外周に巻かれて型枠部材の開きを規制する規制部材とを備え、上記型枠本体の上端に載せられる鉄骨梁およびその鉄骨梁で支持する上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとしたことを特徴とする。
この構成の柱型枠によると、上階床の鉄骨梁を支持することができるので、この発明の施工方法を用いて、鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物を作業性良く構築することができる。また、柱型枠を軽量化でき、端太やセパレータを用いることなく柱型枠の施工を行うことができ、解体も容易となる。
この発明の柱型枠において、上記型枠本体の上端に、鉄骨梁が嵌り込み状態に載せられる梁載置凹部を設けても良い。
梁載置凹部が設けられていると、鉄骨梁の幅方向の位置決めが柱型枠によって行える。また、接合部となるコンクリート打設空間の周囲は、一部が柱型枠の隣合う梁載置凹部の間の部分で覆われるため、塞ぎ材は、上記コンクリート打設空間の周囲の残り部分を覆うもので良く、簡易なもので済む。
この発明の鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法は、柱型枠として、柱の成形空間の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材で構成されるものを用いる施工方法であって、上記柱型枠は上端に載せられる鉄骨梁および上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとし、下階柱の鉄筋の配筋および柱型枠の施工を行う過程と、施工された柱型枠の上端に上階床の鉄骨梁を載置し、この鉄骨梁と柱との接合部となるコンクリート打設空間の周囲を塞ぐ塞ぎ材を配置する過程と、上階床のデッキプレートを敷く過程と、上記柱型枠内への柱コンクリートの打設、上記接合部へのコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリートの打設を行う過程とを含むことを特徴とする方法であるため、柱コンクリートの打設、接合部のコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリートの打設が連続的に行え、そのため施工が容易となり、工期の短縮化が可能となる。
前記柱型枠として、上端に鉄骨梁が嵌り込み状態に載せられる梁載置凹部を有するものを用いる場合は、鉄骨梁の幅方向の位置決めが柱型枠によって行えて、施工性がより一層向上する。
この発明の柱型枠は、柱の成形空間の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材を備え、これら型枠部材で成形空間を囲んだ状態で外周が円形状となる型枠本体と、この型枠本体の外周に巻かれて型枠部材の開きを規制する規制部材とを備え、上記型枠本体に載せられる鉄骨梁およびその鉄骨梁で支持する上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとしたたため、この発明の鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法に用いることで、その施工を容易に行うことができ、工期を短縮化できる。また、柱型枠を軽量化でき、端太やセパレータを用いることなく柱型枠の施工を行うことができ、解体も容易となる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図3と共に説明する。この実施形態の鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法は、図2に示す柱型枠10を用いる。この柱型枠10は、柱の成形空間11の周囲を囲む周方向に配置される複数個(ここでは4個)の型枠部材13からなる型枠本体12と、この型枠本体12の外周に巻かれて型枠部材13の開きを規制する規制部材14とで構成される。型枠本体12を構成する各型枠部材13は、高強度ウレタン等の発泡樹脂からなる。
この型枠部材13は、図2(A),(B)に平面図および斜視図で示すように、これら型枠部材13の複数個が成形空間11を囲んだ状態で外周が円形状となるようにされており、前記成形空間11は水平断面が正方形等の方形のものとされる。また、図2(C)に部分拡大平面図で示すように、各型枠部材13は、その一側面に係合凸部13aを、他の一側面に係合凹部13bをそれぞれ有し、隣り合う型枠部材13,13同士の間で係合凸部13aと係合凹部13bとを係合させることで、各型枠部材13が型枠本体12を構成する所定の位置決め状態に設定される。
型枠本体12の上端には、鉄骨梁が嵌り込み状態に載せられる梁載置凹部15が設けられる。ここでは、各型枠部材13ごとに梁載置凹部15が設けられ、梁載置凹部15に嵌め込まれる鉄骨梁2が前記成形空間11を中心にして十字状に交差するように設けられている。型枠部材13は発泡樹脂製であることから、型枠部材13への梁載置凹部15や係合凸部13a・係合凹部13bの形成が容易となる。この柱型枠10は、前記鉄骨梁および上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとされる。上記発泡樹脂として、上記高強度ウレタン等を用いることで、このような施工時の荷重を支持可能なものとすることができる。
なお、梁載置凹部15の底面には、嵌め込まれる鉄骨梁のレベル調整を行うレベル調整材16が配置される。レベル調整材16としては、例えば板片が用いられる。また、図2(A)のように、柱型枠10の前記成形空間11内には、成形する柱の断面寸法を調整する寸法調整材17が必要に応じて配置される。
図1は、上記構成の柱型枠10を用いた鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法の手順を示す。
この施工方法では、先ず、図1(A)のように下階柱の鉄筋1の配筋、および柱型枠10の施工を行う。柱型枠10は、各型枠部材13で鉄筋1を囲んで型枠本体12を構成し、その円形状の外周を規制部材14(図2)で巻いて型枠部材13の開きを規制する。
次に、施工された柱型枠10の梁載置凹部15に、図1(B)のように上階床の鉄骨梁2を嵌り込み状態に載置する。このとき、図3(A)に示すように、鉄骨梁2と柱3との接合部となるコンクリート打設空間の周囲を塞ぐ塞ぎ材4を配置する。なお、図3(A)では、柱型枠10を省略して示している。
塞ぎ材4は、前記接合部のコンクリート打設空間の周囲の全周に渡るものである必要はなく、同コンクリート打設空間の周囲における柱型枠10の梁載置凹部15に露出する部分を覆うものであれば良い。塞ぎ材4は鋼板からなり、図3(B)に示すように、各鉄骨梁2のウェブの両側に、溶接等で接合して設けられている。この塞ぎ材4は、鉄骨梁2のウェブの側面と上下フランジとで構成される溝形部分を塞ぐように設けられ、上下フランジよりも若干突出したものとされる。その突出する部分の塞ぎ材4の上下縁は、それぞれ鉄骨梁2の上フランジの上面高さおよび下フランジの下面高さとなるように形成される。
この塞ぎ材4が取付けられた鉄骨梁2を柱型枠10の梁載置凹部15に載置することによって、前記接合部における柱型枠2の梁載置凹部15が塞がれる。
鉄骨梁2の載置後に、鉄骨梁2と鉄骨梁本体2Aとは、これらの上下フランジやウェブに跨がって重ねられる接合プレート5,6,7により、ボルト等で接合して連結される。 なお、図示の例では、鉄骨梁2と鉄骨梁本体2Aを接合する梁としたが、図示の例の鉄骨梁2と鉄骨梁本体2Aとが一本の部材からなる通し状態の鉄骨梁を、上記短尺の鉄骨梁2の代わりに柱型枠10上に載せるようにしても良い。
この後、上階床のデッキプレート(図示せず)を敷き、柱型枠10内への柱コンクリート8の打設、接合部へのコンクリート打設(図1(C))、および上階床のスラブコンクリート9の打設を行う(図1(D))。鉄骨梁2に接合される前記塞ぎ材4は、前記接合部のコンクリート打設後に、柱3の構成部材として残される。
この鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法によると、下階柱の柱型枠10を施工したときに、この柱型枠10を利用して上階床の鉄骨梁2を載置し、この後に柱型枠10内への柱コンクリート8の打設、鉄骨梁2と柱3との接合部へのコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリート9の打設を行う。そのため、床および柱3のコンクリート打設を1度で済ますことができ、施工が容易となり工期短縮化が可能となる。また、柱コンクリート8の打設前に、前記接合部における柱3と鉄骨梁2との取合いを調整できるので、施工精度の向上が可能となる。
また、この実施形態では、前記塞ぎ材4を上階床の鉄骨梁2に接合されたものとし、上階床の鉄骨梁2を柱型枠10の梁載置凹部15に載置することによって塞ぎ材4が所定位置に配置され、接合部のコンクリートの打設後に、塞ぎ材4が柱の構成部材として残されるものとしている。そのため、鉄骨梁2を載置する作業が、塞ぎ材4を配置する作業を兼ねることになり、またコンクリート打設後に塞ぎ材4を撤去する作業も要らないので、さらに施工が容易になる。
また、この施工方法に用いられる柱型枠10は、柱3の成形空間11の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材13を備え、これら型枠部材13で成形空間11を囲んだ状態で外周が円形状となる型枠本体12と、この型枠本体12の外周に巻かれて型枠部材13の開きを規制する規制部材14とを備え、型枠部材13が発泡樹脂製で、型枠本体12の上端に、鉄骨梁2が嵌り込み状態に載せられる梁載置凹部15を設けたものとされる。そのため、鉄骨梁2を支持できるうえ、柱型枠10を軽量化でき、端太やセパレータを用いることなく柱型枠10の施工を行うことができ解体も容易となる。その結果、前記鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、柱型枠2を発泡樹脂製の型枠本体12と規制部材14とからなるものとしたが、柱型枠10の型枠本体12は、図4に示すように、発泡樹脂製部12Aと、この発泡樹脂製部12Aの外周の全面を覆う補強鋼板12Bとでなるものとしても良い。補強鋼板12Bは、柱型枠2の高さの全体に渡るものとされる。補強鋼板12Bには梁載置凹部15となる切欠状の凹部を設ける。補強鋼板12Bの外周に、前記と同様に規制部材14(図2)が設けられる。補強鋼板12Bは、例えば各型枠部材13毎に分割されたものとされ、その場合、各型枠部材13が分割補強鋼板が固着されものとされる。補強鋼板12Bは、型枠部材13とは別に設けられて施工時に組み合わせるものであっても良い。
このように補強鋼板12Bを設けた場合は、柱型枠10の鉛直荷重に対する強度が向上し、柱型枠2により、上階床の施工時の荷重を堅固に支持することができる。
図5,図6は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、柱型枠10として、上端が平坦面とされたものを用いる。すなわち、図2における柱載置凹部15を有しないものとされる。この場合、塞ぎ材40としては、図6(B)に示すように、接合部となるコンクリート打設空間の周囲の全周を連続して塞ぐものとされる。この塞ぎ材40は、鋼板を水平断面がL字形となるように折り曲げたものであり、上階床の鉄骨梁2に溶接等で予め接合されている。塞ぎ材4は、直交する鉄骨梁2,2間にそれぞれ位置するように4つ設けられ、構築される柱の外周面に沿うように設けられる。
この実施形態における柱載置凹部を有しない柱型枠10を用いた場合、柱載置凹部による鉄骨梁2の幅方向の位置決め機能は得られず、また塞ぎ材4として図6(B)のように接合部における全周を囲むものが必要となるが、その他については、第1の実施形態における鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法と同様に施工することで、第1の実施形態で述べた各効果が得られる。
この実施形態においても、柱型枠10は、図4と共に説明した補強鋼板12Bを有するものとしても良い。
この発明の第1の実施形態にかかる鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法の施工手順を示す説明図である。 (A)は同施工方法に用いられる柱型枠の平面図、(B)は同斜視図、(C)は同柱型枠における型枠本体の一部を拡大して示す分解平面図である。 (A)は同施工方法における鉄骨梁の設置説明図、(B)は塞ぎ材の接合された鉄骨梁の斜視図である。 この発明の他の実施形態にかかる鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法における下階柱の鉄筋の配筋および柱型枠の施工状態の平面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法に用いる柱型枠の部分斜視図である。 (A)は同施工方法における鉄骨梁の設置説明図、(B)は塞ぎ材の接合された鉄骨梁の斜視図である。 従来例の説明図である。
符号の説明
1…鉄筋
2…鉄骨梁
3…柱
4…塞ぎ材
8…柱コンクリート
9…スラブコンクリート
10…柱型枠
11…成形空間
12…型枠本体
13…型枠部材
14…規制部材
15…梁載置凹部

Claims (6)

  1. 柱型枠として、柱の成形空間の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材で構成されるものを用いる施工方法であって、上記柱型枠は上端に載せられる鉄骨梁および上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとし、
    下階柱の鉄筋の配筋および柱型枠の施工を行う過程と、施工された柱型枠の上端に上階床の鉄骨梁を載置し、この鉄骨梁と柱との接合部となるコンクリート打設空間の周囲を塞ぐ塞ぎ材を配置する過程と、上階床のデッキプレートを敷く過程と、上記柱型枠内への柱コンクリートの打設、上記接合部へのコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリートの打設を行う過程とを含むことを特徴とする、
    鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法。
  2. 柱型枠として、柱の成形空間の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材で構成されるものを用いる施工方法であって、上記柱型枠は、上端に鉄骨梁が嵌り込み状態に載せられる梁載置凹部を有しかつ鉄骨梁および上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとし、
    下階柱の鉄筋の配筋および柱型枠の施工を行う過程と、施工された柱型枠の上記梁載置凹部に上階床の鉄骨梁を載置し、この鉄骨梁と柱との接合部となるコンクリート打設空間の周囲における前記柱型枠から露出する部分を塞ぐ塞ぎ材を配置する過程と、上階床のデッキプレートを敷く過程と、上記柱型枠内への柱コンクリートの打設、上記接合部へのコンクリート打設、および上階床のスラブコンクリートの打設を行う過程とを含むことを特徴とする、
    鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法。
  3. 請求項1または請求項2において、上記塞ぎ材は、上階床の鉄骨梁に接合されたものであって、上階床の鉄骨梁を上記柱型枠に載置することによって配置され、接合部のコンクリートの打設後に、柱の構成部材として残されるものである鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、上記柱型枠の型枠部材は、発泡樹脂からなるものである鉄筋コンクリート柱・鉄骨梁建物の施工方法。
  5. 柱の成形空間の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材を備え、これら型枠部材で成形空間を囲んだ状態で外周が円形状となる型枠本体と、この型枠本体の外周に巻かれて型枠部材の開きを規制する規制部材とを備え、上記型枠本体の上端に載せられる鉄骨梁およびその鉄骨梁で支持する上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとしたことを特徴とする柱型枠。
  6. 柱の成形空間の周囲を囲む周方向に複数個の型枠部材を備え、これら型枠部材で成形空間を囲んだ状態で外周が円形状となる型枠本体と、この型枠本体の外周に巻かれて型枠部材の開きを規制する規制部材とを備え、上記型枠本体の上端に、鉄骨梁が嵌り込み状態に載せられる梁載置凹部を設け、かつ上記鉄骨梁およびその鉄骨梁で支持する上階床スラブの施工時の荷重を支持可能な強度を有するものとしたことを特徴とする柱型枠。
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