JP2006279867A - Adsl通信装置、プログラム及び方法 - Google Patents

Adsl通信装置、プログラム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ADSL回線によるTCP/IP通信の上り方向伝送遅延を防止するとともに、データグラムも確実に上り方向に送信する。
【解決手段】 ACK書き換え処理部27は送信キュー22を走査して、ACK監視部26から渡されたACKと送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスおよび送信元ポート番号および宛先ポート番号が一致するACKを探し、一致するACKパケットが発見されなかった場合は、そのまま送信キュー22の最後尾に連結する。一致するACKパケットが発見され、データグラムを付帯するACKパケットであるときは、例えばそのACKフラグを「0」に変更し、送信キュー22の最後尾に連結する。一方、データグラムを付帯しないACKパケットであるときは、そのACK番号をACK監視部5から渡されたACKパケットのACK番号に書き換える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ADSL通信装置、プログラム及び方法に関し、特に、UDP/IPを包含するTCP/IP通信において、ADSL回線の上り方向のACK転送の遅延に起因してADSL回線下り方向の通信速度から期待されるADSL回線下り方向のデータ転送効率が悪化することを防止することを可能としたADSL通信装置、プログラム及び方法に関する。
ADSL回線では、下り方向の通信を行うために使用する周波数帯域と上り方向の通信に使用する周波数帯域が異なる。
図5は、一般的に用いられるADSLルータの運用構成を示すブロック図である。ADSLルータ201は、LAN(LAN9自体は、上り方向、下り方向とも、例えば100Mbps)ポートを介してLAN端末101が接続される一方、ADSL回線10(例えば、下り方向40Mbps、上り方向1Mbps)を介してインターネット等の外部ネットワークに接続され、その外部ネットワークに属するサーバ401とLAN端末101との間のTCP/IP通信を中継する機能を有する。
図6は、従来のADSLルータ2におけるTCP/IP通信の動作例を示すシーケンスチャートである。この説明においてLAN端末101はデータパケット4つ分のウィンドウサイズをTCP接続時にサーバ401に通知してあるものとする。ここに、ウィンドウサイズは、LAN端末101からのACK(受信確認)を受け取ることなく、サーバ401が連続して送信することができるデータパケット数である。
この図6において、サーバ401からのデータパケット1,2,3,……,7が、順次ADSLルータ201に到着し、ADSLルータ201はそれらをLAN端末1に転送する。LAN端末101は受け取ったデータパケット1,2,3,……,7に対するACK(確認応答)パケットを順次ADSLルータ201に送信し、ADSLルータ201は受け取ったACK(確認応答)パケット1,2,3,……,7をサーバ401に向けて送信する。サーバ401からは送信データ1、送信データ2、送信データ3、送信データ4まで送信したところでウィンドウサイズの制限により一旦送信を停止し、LAN端末101からのACK(確認応答)を待つ。ACK1がサーバ401に到着するとサーバ401はデータパケットを更に1つ送信できることになりデータパケット5を送信する。
ADSLルータ201は、ACK1の送信が完了した時点で、LAN端末1からACK1,2,3までを受け取っており、順番通りACK2をサーバ401に向けて送信する。サーバ401はACK2を受け取ってからデータパケット6を送信する。同様にしてADSLルータ201はACK2の送信が完了してからACK3を送信し、ACK3を受けてからサーバ401は送信データ7を送信することになる。
以上説明したように従来のADSLルータ201の動作においては、ACK1をADSL回線に送信完了した時点でLAN端末101からはACK3を受け取っており、LAN端末101としてはデータパケット7まで受け取れる状態にもかかわらずサーバ401はACK2を受け取って送信データ6だけを送信する状態になる。
以降、サーバ401はACKを待ってからデータパケットを送出する状態になるため、データパケット送出に間(時間間隔)が開いてしまい、ADSL回線の下り方向の通信速度から期待されるデータ転送速度を得ることができない、とい不都合が生じていた。
ここで、ADSL回線は下り方向の通信を行うために使用する周波数帯域と上り方向の通信に使用する周波数帯域が異なる接続方式であり、下り方向の通信速度に比較して上り方向の通信速度が極端に低い状態で接続が確立する場合がある。すなわち、下り方向の通信速度が上り方向の通信速度を極端に上回っている場合、TCP通信において下り方向のTCPデータパケットに対する上り方向のACK(確認応答)パケットの送出が追いつかずTCPのウィンドウサイズによりサーバからのTCPデータ送信に一時停止がかかる場合があり、TCP/IP通信効率が低下する場合がある。
そこで、例えば、特許文献1に開示された「TCPネットワーク内のデータ端末」においては、ACK待ち行列(バッファ)を備えたデータ端末(LAN端末)において、ACK待ち行列の輻湊(満杯)が処理される。具体的には、ACK待ち行列が輻湊(満杯)しても、輻湊(満杯)となった以降の新しいACKパケットを破棄することなく、待ち行列中の最も古いACKパケットを廃棄して、輻湊(満杯)後の最新のACKパケットを待ち行列に格納する。
又、特許文献2に開示された「データ通信方法及びデータ通信網」においては、ACKバッファ(待ち行列)を備えた受信先(LAN端末)からデータ送信先(サーバ)へ送信するACKパケットを廃棄され難くする。具体的には、優先的にACKバッファを送信する高優先バッファと、優先度を低くしてACKバッファを送信する低優先バッファを備え、高優先バッファの容量を大きくする。優先度のX被害は、パケットのTOS(type of service)フィールド又はIPv6のラベルフィールド等に優先度を示す値を設定する。
更に、特許文献3に開示された「TCP/IP通信中継装置およびTCP/IP通信の中継方法」においては、無線端末が、無線基地局とインターネットを介してサーバからデータを受信するシステムのデータ転送遅延を防止する。ここで、データ転送遅延は、無線基地局出の無線信号変復調処理や誤り訂正処理などによって生じるものである。ACK(確認応答)は、TCP/IPのようなコネクション型通信において無線端末がサーバに送り返す応答信号であり、このシステムは、ADSLを前提とするものではない。本システムにおけるデータ転送遅延の防止は、無線端末が送信するACK(確認応答)の内容を、無線基地局が適合的に変更することによって行なわれる。具体的には、無線基地局は、無線端末からのACK番号を確認し、サーバからの送信済み番号を確認し、差分(送信済み番号からACK番号を減算した結果)を取得し、当該差分が示すデータ量を、無線端末からのACK内のデータ要求量に加算する。また、ACK番号を送信済み番号に変更したACKをサーバに送信してもよい。これにより、無線端末が要求する転送レートで、サーバからデータパケットを送信することができる。
特開平10−126446号公報(図4、段落0042) 特開2001−127830号公報(図5、段落0015) 特開2003−78550号公報(図2、段落0027)
ところで、TCP/IPはコネクション型プロトコルであり、通信開始の前にコネクション確立処理を行なわなければならない。これに対して、IPの上位プトコルであるUDP(user datagram protocol)
は、コネクションレス型通信プロトコルであり、コネクションの設定・維持が不要であるため、データが確実に相手に届くという保証はないが、動画や音声のライブ再生のための高速データ転送に適する。
尚、TCP/IPは、UDP/IPを包含するプロトコルである。UDP/IPのデータグラムは、コネクション確立を行なわず、通信経路をダイナミックに設定して宛先に届けられる方式のものである。従って、ACKパケットがデータグラムを付帯している場合は、ACKパケットは廃棄されてはならない。
しかしながら、特許文献1〜3では、ACKパケットはデータグラムを付帯するか否かにかかわらず廃棄される可能性がある。
そこで、本発明では、ADSL回線によるTCP/IP通信の上り方向伝送遅延を防止すると共に、データグラムも確実に上り方向に送信し得るADSL通信装置、プログラム及び方法を提供することを、その目的とする。
本発明では、通信速度の遅いADSL回線の上り方向に送信されようとするACK(確認応答)パケットを検出し、当該ACK(確認応答)パケットと同じ接続で古いACK番号を持ったACK(確認応答)パケットが送信待機している場合には、その待機パケットの送信を取りやめて送信キューから廃棄し、最新のACK番号を持つACK(確認応答)パケットを送信キューに入力し送信する。これにより、複数パケットで伝達しようとしていたACK応答を集約してサーバに伝達するようにし、サーバ側がACK応答待ちでウィンドウサイズ制限により送信を一時停止する頻度を下げ、これによってTCP/IP通信の効率を向上させるようにした点に特徴を備えている。尚、ACK(確認応答)パケットと同じ接続で古いACK番号を持ったACK(確認応答)パケットがデータグラムを付帯して送信待機している場合には、その待機パケットは送信キューにて保持しつづけられるようになっている。
具体的には、本発明では、クライアント端末とサーバとを接続するADSL通信装置において、前述したクライアント端末から新たに入力されるACKを監視するACK監視部と、前記ACKを変更するACK変更部と、前記ACKを格納する送信キューとを備えている。そして、前述したACK変更部が、前述したACK監視部によって新たに入力されたUDP信号がTCPパケットを付帯すると判定した場合に作動し前述した送信キューに既に格納されている同一宛先へのACKを廃棄して新たに入力されたTCPーUDPパケットを前述した送信キューの最後尾に格納するTCP−UDP格納機能を備えている、という構成とした(請求項1)。
これにより、ACK応答を待って送信を停止している時間が削減され、TCP/IP通信の効率を向上させることができる。
又、本発明では、クライアント端末とサーバとを接続するADSL通信装置において、クライアント端末から新たに入力されるACKを監視するACK監視部と、前記ACKを変更するACK変更部と、前記ACKを格納する送信キューとを備えている。そして、前述したACK変更部が、新たに入力されたACKがTCPパケットを付帯するとACK監視部によって判定された場合に作動し前述した送信キューに既に格納されている同一宛先へのACKを廃棄して新たに入力されたパケットのACKフラグを「1」としたままこれを前記送信キューの最後尾に格納するTCP−ACK格納機能と、ACK監視部が新たに入力されたUDP信号がTCPパケットを付帯するとACK監視部によって判定した場合に作動し新たに入力されたパケットのACKフラグを「0」に変更して前述した送信キューの最後尾に格納するTCP−UDP格納機能とを備えた構成とした(請求項2)。
これにより、ACK応答を待って送信を停止している時間が有効に削減され、TCP/IP通信の効率を確実に向上させることができる。
ここで、前述したACK変更部は、前記ACKフラグが「1」でないときに作動して新たに入力されたACKを前記送信キューの最後尾に格納する機能を備え、ACK監視部は、前記ACKフラグが「1」であるときに作動して当該ACKがUDPパケットを付帯するか否かを判定する機能を備え、又前記ACK変更部は、ACKがUDPパケットを付帯しないと判定された場合に作動して前記送信キューの最後尾に既に格納されている同じ宛先へのACKを廃棄すると共に、新たに入力されたACKフラグを「1」としたままこれを送信キューの最後尾に格納する機能を有し、更に前記ACK変更部は、前記パケットがUDPパケットを付帯すると判定された場合に作動し、ACKフラグを「0」に変更してこれを前記送信キューの最後尾に格納する機能を備え、前記送信キューは、前記パケットを前記サーバに順次送信する機能を備えるように構成してもよい(請求項3)。
この場合、前述したクライアント端末をLANに接続されたLAN端末とし、前述したADSL通信装置を当該LANに接続されたADSLルータとしてもよい(請求項4)。又、前述したクライアント端末をスタンドアロン端末とし、ADSL通信装置をADSLモデムとしてもよい(請求項5)。
又、本発明では、ADSL通信プログラムとして、以下に示す構成を採用した。即ち、クライアント端末とサーバとを接続してADSL通信を行うために、コンピュータに、クライアント端末から新たに入力されたACKを監視するACK監視部としての機能を、ACKを変更するACK変更部としての機能を、ACKを格納する送信キューとしての機能を、それぞれ実現させ、更に、前述したACK変更部が、新たに入力されたACKがTCPパケットを付帯すると判定された場合に作動して前記送信キューに既に格納されている同一宛先へのACKを廃棄して前記新たに入力されたパケットのACKフラグを”1”としたままこれを前記送信キューの最後尾に格納する機能を、前述したACK変更部が、新たに入力されたACKがUDPパケットを付帯する場合に作動して新たに入力されたACKフラグを”0”に変更してこれを前述した送信キューの最後尾に格納する機能を、それぞれ実現させるようにした(請求項6)。
ここで、前述したコンピュータに、前述したACKフラグが「1」でないときは、前記ACK変更部が新たに入力されたACKを前述した送信キューの最後尾に格納する機能を、前述したACKフラグが「1」であるときは、前述したACK監視部が、前述したACKがUDPパケットを付帯するか否かを判定する機能を、それぞれ実現させるようにし、更に、前述したACKがUDPパケットを付帯しない場合は、前述したACK変更部が、前記送信キューの最後尾に既に格納されている同じ宛先へのACKを廃棄するとともに前記新たに入力されたACKフラグを「1」としたまま前記送信キューの最後尾に格納する機能を、又前述したパケットがUDPパケットを付帯する場合は、前述したACK変更部は、ACKフラグを「0」に変更して前述した送信キューの最後尾に格納する機能を、そして、前述した送信キューは、前述したパケットを前記サーバに順次送信する機能を、それぞれ実現させるように構成してもよい(請求項7)。
更に、本発明のあっては、ADSL通信方法として、以下に示す構成を採用した。即ち、クライアント端末とサーバとを接続してADSL通信を行なうADSL通信方法において、新たに入力されたACKがTCPパケットを付帯するか否かを(ACK監視部が)判定するステップと、ACKがTCPパケットを付帯すると判定された場合に作動し(前記ACK変更部が)前記送信キューに既に格納されている同一宛先へのACKを廃棄して新たに入力されたパケットのACKフラグを「1」としたまま送信キューの最後尾に格納するステップと、新たに入力されたACKがUDPパケットを付帯するか否かを(ACK監視部が)判定するステップと、ACKがUDPパケットを付帯すると判定された場合作動し、(ACK変更部が)新たに入力されたACKフラグを「0」に変更して前記送信キューの最後尾に格納するステップとを備えていること(請求項8)。
ここで、前述したACKフラグが「1」でない場合に、前述したACK監視部が、新たに入力されたACKを前述した送信キューの最後尾に格納するステップと、前記ACKフラグが「1」である場合に、前述したACK監視部が、当該ACKがUDPパケットを付帯するか否かを判定するステップと、当該ACKがUDPパケットを付帯しない場合に作動し前記ACK変更部が、前述した送信キューの最後尾に既に格納されている同じ宛先へのACKを廃棄するとともに新たに入力されたACKフラグを「1」としたまま前記送信キューの最後尾に格納するステップと、前記パケットがUDPパケットを付帯する場合に作動し前記ACK変更部が、前記ACKフラグを「0」に変更して前記送信キューの最後尾に格納するステップとを備えた構成とし、前記送信キューは、前記パケットを前述したサーバに順次送信するステップとを含むようにした(請求項9)。
このようにしても、前述した各発明と同様にACK応答を待って送信を停止している時間が削減され、TCP/IP通信の効率を向上させることができる。
本発明によれば、ADSL回線によるTCP/IP通信の上り方向伝送遅延を有効に防止するとともに、データグラムも確実に上り方向に送信することができるという従来にない優れた効果を奏する。
以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。この図1乃至図4に示す実施例では、ADSL回線に接続されインターネットとLANとの間の通信を中継するルータ装置において、従来より生じていたADSLの上り下り非対称の速度に起因するTCP/IP通信(UDP/IPを包含する)のデータ転送効率悪化を、有効に抑制するを可能としている。
〔本実施形態のADSL通信装置〕
図1に、本実施形態のADSL通信装置(ADSLルータ)のブロック図を示す。
この図1において、ADSLルータ12は、LANポート(LAN9は、例えば、双方向とも100Mbps)を介してLAN端末11が接続される一方、ADSL回線10(例えば、下り回線40Mbps、上り回線1Mbps)を介してインターネット13等の外部ネットワークに接続され、その外部ネットワークに属するサーバ14とLAN端末11との間のTCP/IP通信(UDP/IP通信を包含する)を中継する。
ここで、ADSLルータ12は、LAN端末から送出されるデータパケットがデ−タグラムであるか否かに応じてACKフラグを変更するものであり、このACKフラグの変更によってADSL回線によるTCP/IP通信の上り方向伝送遅延を防止すると共に、データグラムも確実に上り方向に送信する。
具体的には、ADSLルータ12は、LAN端末11との間のデータ送受信を制御するLAN送受信制御部21と、ADSL回線との間のデータ送受信を制御し且つADSL回線への送信パケットを一時保留する送信キュー22及びADSL回線の送信同期信号に沿ってデータを送信するADSL送信部23を内部に有するADSL送受信制御部24とを備えている。このADSLルータ12は、更に、LAN側とADSL側の間を行き来する双方向のデータパケットの方路を制御するルーティング制御部25と、ルーティング制御部25からADSL回線側に送信されるTCPのACKを監視するACK監視部26と、ACK監視部26の指示に従い送信キュー22内で待機しているACK(確認応答)パケットの内容を更新するACK変更部27とを備えた構成となっている。
このADSLルータ12は、前述したADSL送受信制御部24がADSL回線10からパケットを受信するとルーティング制御部25に渡す。ルーティング制御部25は渡されたパケットの宛先IPアドレスを参照して方路判断を行い、LAN側アドレス宛の場合にはLAN送受信制御部21に渡し、これを受けて前述したLAN送受信制御部21はLAN端末11に向けてパケットを送出する。
一方、LAN端末11から送信されたパケットをLAN送受信制御部21で受け取りルーティング制御部25に渡す。ルーティング制御部25は渡されたパケットの宛先IPアドレスを参照して方路判断を行い、インターネット13等の外部ネットワーク宛のパケットである場合はACK監視部26に渡す。ACK監視部26は渡されたパケットがACK(確認応答)パケットであるかを検査する。ここでACK(確認応答)パケットとはヘッダのみでペイロードを持たずACKフラグが1になったパケットを指す。
ACK監視部26に渡されたパケットがACK(確認応答)パケットでない場合、ACK監視部26は当該パケットを送信キュー22に連結する。このACK(確認応答)の処理については、以下、ACK(確認応答)パケットにデータグラムを付帯しない場合と付帯する場合、に分けて説明する。
〔データグラムを付帯しないACKを処理する場合〕
前述した ACK監視部26に渡されたパケットが、データグラムを付帯しないACK(確認応答)パケットであった場合、当該パケットは、ACK変更部27に渡す。ACK変更部27は送信キュー22を走査して、渡された当該ACK(確認応答)パケットと送信元IPアドレス,宛先IPアドレス,送信元TCPポート番号,および宛先TCPポート番号が一致するACK(確認応答)パケットを探し、一致するACK(確認応答)パケットが発見された場合はそのACK(確認応答)パケットを送信キュー22から引き取って廃棄し、代わりにACK監視部26から渡されたACK(確認応答)パケットを送信キュー22の最後尾に連結する。言い換えると、一致するACKパケットが発見された場合は、そのACKパケットのACK番号をACK監視部5から渡されたACKパケットのACK番号に書き換えるようにする。同時に、この場合に必要となるTCPチェックサムの再計算も行うようにする。そして、送信キュー22に連結されたパケットは、ADSL送信部23に取り出され順次ADSL回線10に向けて送信される。
図2に、データグラムを付帯しない(TCPパケットを付帯する)ACKを処理するシーケンスチャートを示す。ここで、LAN端末11はパケット4つ分のウィンドウサイズをTCP接続時にサーバ14に通知してあるものとする。
サーバ14からの送信データ1,2,3,……,9が順次ADSLルータ12に到着し、ADSLルータ12はそれらをLAN端末11に転送する。LAN端末11は受け取ったデータパケット1,2,3,……,9に対するACKパケット1,2,3,……,7を順次ADSLルータ12に送信し、ADSLルータ12は受け取ったACKパケットをサーバ14に向けて送信する。サーバ14からは送信データ1,送信データ2,送信データ3,送信データ4まで送信したところで、ウィンドウサイズの制限により一旦送信を停止し、LAN端末11からのACKパケットによりウィンドウサイズが更新されるのを待つ。ACK1が到着するとサーバ14は1パケットを更に送信できることになり送信データ5を送信する。
ADSLルータ12では、ACK1が送信完了する間にACK2とACK3を受け取っている。しかしながら、本実施形態では、ACK3到着時にACK2は廃棄されているため、ACK1の次に、ACK3をサーバ14に転送することになる。サーバ14はACK3を受けたことにより、送信データ5と送信データ6を送信できるようになる。ACK3を送信完了する時点でADSLルータ12はACK5までを受け取っているので、次にACK5をサーバ14に渡すことになる。
ADSLルータ12がLAN端末11からACK1,ACK2,ACK3,ACK4,ACK5を受け取った時刻をそれぞれt1,t2,t3,t4,t5とし、各時刻でのACK変更部27の動作と送信キュー22の状態とADSL送信部23の状態を図3に示す表にまとめた。
時刻t1において、ACK変更部27はACK1を送信キュー22へ移転し、送信キュー22はACK1をADSL送信部23に移転して自らは空になり、ADSL送信部23はACK1の送信を開始する。次に、時刻t2において、ACK変更部27はACK2を送信キュー22へ移転してACK2を待機させる一方、ADSL送信部23はACK1を送信している最中である。次に、時刻t3において、ACK変更部27はACK2を廃棄してACK3を送信キュー22へ移転するため、送信キュー22においてACK3が待機中となる一方、ADSL送信部23はACK1を送信している最中である。
次に、時刻t4において、ACK変更部27はACK4を送信キュー22へ移転するため、送信キュー22においてACK4が待機中となる一方、ADSL送信部23はACK1の送信を完了しACL3を送信中である。
そして、次に、時刻t5において、ACK変更部27はACK4を廃棄してACK5を送信キュー22へ移転するため、送信キュー22においてACK5が待機中となる一方、ADSL送信部23はACK3を送信している最中である。このように、時刻t3及びt5において、古いACK(確認応答)が廃棄される。
以上の動作により、複数のACKパケットがADSL回線の上り方向の送信待ちをしているような場合にACK番号通知を縮退させて一括通知することにより、送信元がACK応答を待って送信を停止している時間を削減し、TCP/IP通信の効率を向上させることができる。
以上説明したように、データグラムを付帯しないACKを処理する場合において、ADSL回線10を介して接続されたサーバ4がACK応答を待って送信を停止している時間を削減することにより、TCP/IP通信の効率を改善することができる。また、通信速度の低いADSL回線10の上り方向の通信帯域を通るACKを削減しているので、その送信帯域を他の通信の送信に利用することが可能になる。
〔データグラム(UDPパケット)を付帯するACKを処理する場合〕
ACK監視部26では、データグラムを持ったACKも検出の対象とされる。ACK監視部26でACKを検出した場合はACK書き換え処理部27に渡す。ACK書き換え処理部27は送信キュー22を走査して渡されたACKと送信元IPアドレスおよび宛先IPアドレスおよび送信元ポート番号および宛先ポート番号が一致するACKを探し、一致するACKパケットが発見されなかった場合は、そのまま送信キュー22の最後尾に連結する。
一方、一致するACKパケットが発見された場合は、送信キュー22の最後尾に既に格納されたパケットを廃棄することなく、新たにACK監視部26から渡されたACKフラグを非表示に下げ(「1」から「0」に変更し)、チェックサムの再計算を行って送信キュー22の最後尾に連結する。
このように、データグラムを付帯するACKを廃棄せず、確実にサーバ14へ送出することにより、サーバ14からデータグラムを確実にLAN端末11に送信することができる。
〔本実施形態におけるADSL通信プログラム〕
本実施形態におけるADSL通信プログラムは、クライアント端末11とサーバ14とを接続するためにコンピュータを、上記クライアントから新たに入力されたパケットのACKフラグが「1」であるか否かを監視するACK監視部として機能させ、上記ACKフラグを変更するACK変更部として機能させ、及び、上記パケットを格納する送信キューとして機能させ、上記ACKフラグが「1」でないときは上記ACK変更部として上記パケットを上記送信キューの最後尾に格納するように機能させる。
更に、このADSL通信プログラムは、コンピュータを、上記ACKフラグが「1」であるときは、上記ACK監視部として上記パケットがデータグラムを付帯するか否かを判定するように機能させ、上記パケットがデータグラムを付帯しない(TCPパケットを付帯する)ときは、上記ACK変更部として、上記送信キューの最後尾に既に格納されているACKを廃棄するとともに上記新たに入力されたACKパケットのフラグ「1」を上記送信キューの最後尾に格納するように機能させ、上記パケットがデータグラムを付帯する(UDPパケットを付帯する)ときは、上記ACK変更部として、上記ACKフラグを「0」に変更して上記送信キューの最後尾に格納するように機能させ、更に上記送信キューとして、上記ACKパケットを順次上記サーバに送信するように機能させることによって実現させている。
これにより、ACK応答を待って送信を停止している時間が削減され、TCP/IP通信の効率を向上させることができる。
〔本実施形態におけるADSL通信方法〕
本実施形態におけるADSL通信方法は、クライアント端末とサーバとを接続してADSL通信を行なうADSL通信方法において、新たに入力されたACKがTCPパケットを付帯するか否かをACK監視部26が判定するステップと、ACKがTCPパケットを付帯すると判定された場合に作動し前記ACK変更部27が、前記送信キューに既に格納されている同一宛先へのACKを廃棄して前記新たに入力されたパケットのACKフラグを「1」としたまま送信キューの最後尾に格納するステップと、新たに入力されたACKがUDPパケットを付帯するか否かをACK監視部26が判定するステップと、ACKがUDPパケットを付帯すると判定された場合作動し、ACK変更部27が前記新たに入力されたACKフラグを「0」に変更して前記送信キュー22の最後尾に格納するステップとを備えている。
更に、本実施形態では、このADSL通信方法において、前述したACKフラグが「1」でない場合に、前述したACK監視部26が、前記新たに入力されたACKを前記送信キュー22の最後尾に格納するステップと、ACKフラグが「1」である場合に、前述したACK監視部26が、UDPパケットを前記ACKが付帯するか否かを判定するステップと、前記ACKがUDPパケットを付帯しない場合に、前述したACK変更部27が、前記送信キュー22の最後尾に既に格納されている同じ宛先へのACKを廃棄するとともに前記新たに入力されたACKフラグを「1」としたまま前記送信キュー22の最後尾に格納するステップと、前記パケットがUDPパケットを付帯する場合に、前記ACK変更部27が前記ACKフラグを「0」に変更して前記送信キュー22の最後尾に格納するステップとを備え、前述した送信キューは、前記パケットを前述したサーバ14に順次送信するステップとを含むようにした。
図4に、本実施形態におけるADSL通信方法を具体的に実行するためのフローチャートを示す。この図4にあって、まず、ステップS1において、LAN端末11からADSLルータ12へ新たにACKパケットが入力される。次に、ステップS2において、新たに入力されたACKパケットのACKフラグは「1」であるか否かが判断される。
ステップS2において、新パケットのACKフラグは「1」ではないと判断されればステップS6に進み、新たに入力されたACKパケットを送信キュー22に格納する。一方、ステップS2において、新たに入力されたACKパケットのACKフラグは「1」であると判断されれば、ステップS3に進み、ACKはデータグラムを付帯する(UDPパケットを付帯する)か否かが判定される。
ステップS3において、ACKはデータグラムを付帯しないと判定されれば、S17に進み、送信キュー22の最後尾のACKを廃棄し、続いてステップS7に進み、前述したステップS1で新たに入力されたACKを送信キュー22の最後尾に格納する。ステップS7に続いて、後述するステップS8へ進む。
一方、ステップS3において、ACKはデータグラムを付帯すると判定されれば、ステップS4に進み、前述したステップS1で新たに入力されたACKフラグを「0」に変更し、続いてステップS6に進み、新たに入力されたACKパケットを送信キュー22の最後尾に格納する。ステップS6に続いて、後述するステップS8へ進む。そして、ステップS8では、送信キュー中のACKパケットをサーバ14へ順次送信する。
これにより、複数パケットで伝達しようとしていたACK応答を集約してサーバに伝達するようにし、サーバ側がACK応答待ちでウィンドウサイズ制限により送信を一時停止する頻度を下げ、これによってTCP/IP通信の効率を向上させるようにした点に特徴を備えている。
〔他の実施形態〕
上記実施形態において、前述したLAN端末11に替えてスタンドアロン端末を使用し、ADSLルータに替えてADSLモデムを使用し、LAN送受信制御部21に替えてスタンドアロン端末送受信制御部を使用してもよい。このようにしても、その作用効果は前述した実施形態と同等のものを得ることができる。
本発明は、ADSL回線を使用するTCP/IP通信(UDP/IP通信を包含する)システムや、LANに接続されていないスタンドアロン端末をADSLモデムに接続するTCP/IP通信(UDP/IP通信を包含する)システムに利用することができる。
本発明の一実施形態を示すブロック図である。 図1に示す実施形態において、データグラムを付帯しないACK〔確認応答)を処理する場合の例を示すシーケンスチャートである。 図1に示す実施形態において、データグラムを付帯するACK(確認応答)を処理する場合のADSLルータの各部の状態を示す図表である。 図1に示す実施形態におけるACK処理方法の内例を示すフローチャートである。 従来例におけるADSL通信システムを示すブロック図である。 従来例におけるACK(確認応答)処理の例を示すシーケンスチャートである。
符号の説明
9 LAN
10 ADSL回路
11 LAN端末
12 ADSLルータ
13 インターネット
14 サーバ
21 LAN送受信制御部
22 送信キュー
23 ADSL送信部
24 ADSL送受信制御部
25 ルーティング制御部
26 ACK監視部
27 ACKパケット変更部

Claims (9)

  1. クライアント端末とサーバとを接続するADSL通信装置において、
    前記クライアント端末から新たに入力されるACKを監視するACK監視部と、前記ACKを変更するACK変更部と、前記ACKを格納する送信キューとを備え、
    前記ACK変更部が、前記ACK監視部によって新たに入力されたUDP信号がTCPパケットを付帯すると判定した場合に作動し前記送信キューに既に格納されている同一宛先へのACKを廃棄して前記新たに入力されたTCPーUDPパケットを前記送信キューの最後尾に格納するTCP−UDP格納機能を備えていることを特徴としたADSL通信装置。
  2. クライアント端末とサーバとを接続するADSL通信装置において、
    前記クライアント端末から新たに入力されるACKを監視するACK監視部と、前記ACKを変更するACK変更部と、前記ACKを格納する送信キューとを備え、
    前記ACK変更部が、新たに入力されたACKがTCPパケットを付帯すると前記ACK監視部によって判定された場合に作動し前記送信キューに既に格納されている同一宛先へのACKを廃棄して前記新たに入力されたパケットのACKフラグを”1”としたままこれを前記送信キューの最後尾に格納するTCP−ACK格納機能と、前記ACK監視部が新たに入力されたUDP信号がTCPパケットを付帯すると前記ACK監視部によって判定した場合に作動し前記新たに入力されたパケットのACKフラグを”0”に変更して前記送信キューの最後尾に格納するTCP−UDP格納機能とを備えていることを特徴としたADSL通信装置。
  3. 前記請求項2記載のADSL通信装置において、
    前記ACK変更部は、前記ACKフラグが「1」でないときに作動して前記新たに入力されたACKを前記送信キューの最後尾に格納する機能を備え、
    前記ACK監視部は、前記ACKフラグが「1」であるときに作動して前記ACKがUDPパケットを付帯するか否かを判定する機能を備え、
    前記ACK変更部は、前記ACKがUDPパケットを付帯しないと判定された場合に作動し、前記送信キューの最後尾に既に格納されている同じ宛先へのACKを廃棄すると共に、前記新たに入力されたACKフラグを「1」としたままこれを前記送信キューの最後尾に格納する機能を有し、
    前記ACK変更部は、前記パケットがUDPパケットを付帯すると判定された場合に作動し、前記ACKフラグを「0」に変更してこれを前記送信キューの最後尾に格納する機能を備え、
    前記送信キューは、前記パケットを前記サーバに順次送信する機能を備えていることを特徴としたADSL通信装置。
  4. 前記クライアント端末はLANに接続されたLAN端末であり、
    前記ADSL通信装置は前記LANに接続されたADSLルータであることを特徴とする請求項1,2又は3記載のADSL通信装置。
  5. 前記クライアント端末はスタンドアロン端末であり、
    前記ADSL通信装置は前記ADSLモデムであることを特徴とした請求項1,2又は3記載のADSL通信装置。
  6. クライアント端末とサーバとを接続してADSL通信を行うために、コンピュータに、前記クライアント端末から新たに入力されたACKを監視するACK監視部としての機能を、前記ACKを変更するACK変更部としての機能を、前記ACKを格納する送信キューとしての機能を、
    前記ACK変更部が、新たに入力されたACKがTCPパケットを付帯すると判定された場合に作動して前記送信キューに既に格納されている同一宛先へのACKを廃棄して前記新たに入力されたパケットのACKフラグを「1」としたままこれを前記送信キューの最後尾に格納する機能を、
    前記ACK変更部が、新たに入力されたACKがUDPパケットを付帯する場合に作動して前記新たに入力されたACKフラグを「0」に変更してこれを前記送信キューの最後尾に格納する機能を、
    それぞれ実現させることを特徴としたADSL通信プログラム。
  7. 前記請求項6記載のADSL通信プログラムにおいて、
    前記ACKフラグが「1」でないときは、前記ACK変更部が前記新たに入力されたACKを前記送信キューの最後尾に格納する機能を、
    前記ACKフラグが「1」であるときは、前記ACK監視部が前記ACKがUDPパケットを付帯するか否かを判定する機能を、
    前記ACKがUDPパケットを付帯しない場合は、前記ACK変更部は、前記送信キューの最後尾に既に格納されている同じ宛先へのACKを廃棄するとともに前記新たに入力されたACKフラグを「1」としたまま前記送信キューの最後尾に格納する機能を、
    前記パケットがUDPパケットを付帯する場合は、前記ACK変更部は、前記ACKフラグを「0」に変更して前記送信キューの最後尾に格納する機能を、
    前記送信キューは、前記パケットを前記サーバに順次送信する機能を、
    それぞれコンピュータに実現させるようにしたことを特徴とするADSL通信プログラム。
  8. クライアント端末とサーバとを接続してADSL通信を行なうADSL通信方法において、
    新たに入力されたACKがTCPパケットを付帯するか否かを(ACK監視部が)判定するステップと、ACKがTCPパケットを付帯すると判定された場合に作動し(前記ACK変更部が、)前記送信キューに既に格納されている同一宛先へのACKを廃棄して前記新たに入力されたパケットのACKフラグを「1」としたまま送信キューの最後尾に格納するステップと、
    新たに入力されたACKがUDPパケットを付帯するか否かを(ACK監視部が)判定するステップと、ACKがUDPパケットを付帯すると判定された場合作動し、(ACK変更部が)前記新たに入力されたACKフラグを「0」に変更して前記送信キューの最後尾に格納するステップとを備えていることを特徴としたADSL通信方法。
  9. 前記請求項8記載のADSL通信方法において、
    前記ACKフラグが「1」でない場合に、前記ACK監視部が、前記新たに入力されたACKを前記送信キューの最後尾に格納するステップと、
    前記ACKフラグが「1」である場合に、前記ACK監視部が、前記ACKがUDPパケットを付帯するか否かを判定するステップと、
    前記ACKがUDPパケットを付帯しない場合に、前記ACK変更部が、前記送信キューの最後尾に既に格納されている同じ宛先へのACKを廃棄するとともに前記新たに入力されたACKフラグを「1」としたまま前記送信キューの最後尾に格納するステップと、 前記パケットがUDPパケットを付帯する場合に、前記ACK変更部が、前記ACKフラグを「0」に変更して前記送信キューの最後尾に格納するステップと、
    を備え、前記送信キューは、前記パケットを前記サーバに順次送信するステップとを含むことを特徴としたADSL通信方法。
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