JP2006279593A - デジタル放送受信機 - Google Patents

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武志 仲井
Shunji Ui
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Abstract

【課題】移動により放送地域が切り替わった際に、切替先の放送地域に対応する視聴地域情報の設定処理をユーザの手操作を介することなく行なうことができるデジタル放送受信機を提供する。
【解決手段】デジタル放送受信機本体1において、チューナ12により受信可能な複数チャンネルを全て選局し、受信レベル取得部18によりこれら複数チャンネルのデジタル放送信号それぞれの受信レベルを検出するとともに、地域識別抽出部16により複数チャンネルそれぞれのデジタル放送信号に付加される地域識別情報を抽出し、制御部17によりこれら受信レベル及び地域識別情報に基づいてデジタル放送受信機本体1が位置する放送地域を特定するようにしている。そして、この特定した放送地域に対応する視聴地域情報を地域設定記憶部21に記憶するようにしている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば車載用のデジタル放送受信機において、視聴地域を設定することでその地域に応じた放送サービスを利用することが可能なデジタル放送受信機に関する。
近年、地上波放送システムにおいて、デジタル放送が開始されている。このようなデジタル放送にあっても、携帯型や車載用のデジタル放送受信機の開発が進められている。このようなデジタル放送受信機を用いれば、ユーザは屋外にいる場合や自動車を運転中の場合でも好みの番組を視聴することができる。
また、地上デジタル放送にあっては、データ放送サービスが提供されている。このデータ放送サービスを利用すると、デジタル放送受信機を使用することで、天気予報や交通情報等の所望のデータ放送を受信してそのデータを取得することができる。
また、上記データ放送サービスでは、地域別の放送コンテンツを提供しており、ユーザはデジタル放送受信機に視聴地域を特定する郵便番号等の情報を設定することで、地域別の放送コンテンツを受信できるようになっている(例えば、非特許文献1及び2)。
JEITA 受信機動作ガイドライン
ところが、上記システムでは、デジタル放送受信機が動き回り放送地域を越えた移動が頻繁に起こり得るため、放送地域が切り替わった場合に、例えば付属のリモートコントローラに備えられる操作キーに対するチャンネルの割り当ても変わることになり、また利用可能なデータ放送サービスも変わることになる。このため、ユーザはその都度視聴地域情報の設定操作が余儀なくされることになる。特に、車載用にあっては、運転中に手動操作を強いることは、危険な状況につながりかねない。
なお、GPS(Global Positioning System)を利用して視聴地域情報を設定する方法も考えられるが、コストがかかる。
そこで、この発明の目的は、移動により放送地域が切り替わった際に、切替先の放送地域に対応する視聴地域情報の設定処理をユーザの手操作を介することなく行なうことができるデジタル放送受信機を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するために、以下のように構成される。
複数チャンネルのデジタル放送信号の中から選局部により選局されたチャンネルのデジタル放送信号を受信すると共に、互いに放送地域が異なる放送受信機能を実行するための複数の視聴地域情報の中から任意の放送地域の視聴地域情報が選択的に信号処理部にセットされ、当該信号処理部にセットされた視聴地域情報に基づいて前記デジタル放送信号を処理させることで選択した放送受信機能を実行するデジタル放送受信機であって、選局部に対し受信可能な複数チャンネルを選局させる選局制御手段と、この選局制御手段により選局された各チャンネルのデジタル放送信号の受信レベルを検出する検出手段と、この検出手段による検出結果に基づいて、デジタル放送受信機本体が位置する放送地域を特定する放送地域特定手段と、この放送地域特定手段により放送地域が特定された場合に、当該放送地域に対応する視聴地域情報を信号処理部にセットする設定制御手段とを備えるようにしたものである。
この構成によれば、受信可能な複数チャンネルが全て選局され、これら複数チャンネルのデジタル放送信号それぞれの受信レベルが検出されることで、この検出結果に基づいてデジタル放送受信機本体が位置する放送地域が決定される。そして、放送地域が決定された場合に、この放送地域に対応する視聴地域情報が信号処理部にセットされる。従って、視聴地域情報の設定要求操作を行なうだけで、チャンネル選局から視聴地域情報の設定までの工程が、人手を要することなく全て自動的に行なわれることなり、これにより切替先の放送地域に対応した視聴地域情報に自動的に更新することができる。また、既存の受信回路系を使用してデジタル放送受信機本体の位置を特定することができ、これにより例えばGPS等のその他の位置検出手段を利用する場合に比べ、回路構成の簡単小型化及び低コスト化を図ることができる。
複数チャンネルのデジタル放送信号それぞれに当該信号の放送地域を表す地域識別情報が付加されているとき、放送地域特定手段は、複数チャンネルのデジタル放送信号受信時に得られる複数の地域識別情報のうち最大受信レベルのデジタル放送信号に対応する地域識別情報に基づいて、デジタル放送受信機本体が位置する放送地域を特定することを特徴とする。
この構成によれば、複数チャンネルのデジタル放送信号それぞれに付加されている地域識別情報を利用して、デジタル放送受信機本体が位置する放送地域が決定されるので、簡単な手順で適切な視聴地域情報の更新処理を行うことができる。
複数チャンネルのうち少なくとも一部のチャンネルのデジタル放送信号に放送地域の一部となる狭域を表す狭域識別情報が付加されているとき、放送地域特定手段は、複数チャンネルのデジタル放送信号受信時に得られる複数の狭域識別情報のうち最大受信レベルのデジタル放送信号に対応する狭域識別情報に基づいて、デジタル放送受信機本体が位置する放送地域を特定することを特徴とする。
この構成によれば、デジタル放送信号に付加される狭域識別情報を利用して、デジタル放送受信機本体の位置を放送地域中の詳細な位置まで特定することができる。
さらに、複数の地域識別情報と、放送地域の一部となる代表狭域を表す代表狭域情報とを対応付けて記憶する記憶手段を備え、放送地域特定手段は、最大受信レベルのデジタル放送信号の地域識別情報に対応する代表狭域情報を記憶手段から読み出し、この代表狭域情報に基づいてデジタル放送受信機本体が位置する放送地域を特定することを特徴とする。
この構成によれば、地域識別情報と代表狭域情報とを対応付けておくことにより、狭域識別情報を含むチャンネルが存在しない場合にも、適切な視聴地域情報を信号処理部に設定できる。
放送地域特定手段は、放送地域が同一となる複数の地域識別情報が得られるとき、各地域識別情報ごとの平均受信レベルが最大となる放送地域をデジタル放送受信機本体が位置する放送地域として決定することを特徴とする。
この構成によれば、地域識別情報ごとに複数のチャンネルの受信レベルを加算してその平均値を求め、この平均値に基づいてデジタル放送受信機本体が位置する放送地域を決定するようにしているので、たまたま近くにある隣の県の1つの局により隣の県の視聴地域情報が設定されてしまうような誤設定の確率を低くすることができる。
さらに、複数のチャンネルを示す情報を記録媒体に記録し、この記録媒体上の複数のチャンネル情報をデジタル放送受信機本体とその付属リモートコントローラの少なくとも一方に備えられる操作キー別に管理し、操作キーの押下に応じて該当するチャンネルを選局部に選局させるチャンネル管理手段を備え、設定制御手段は、信号処理部に視聴地域情報をセットした後、記録媒体上の操作キーごとのチャンネル情報を視聴地域情報に応じたチャンネル情報に更新することを特徴とする。
この構成によれば、チャンネルとデジタル放送受信機本体とその付属リモートコントローラの少なくとも一方に備えられる操作キーとの対応関係を表すデータを記録した記録媒体を用意し、この記録媒体に記録されたデータを信号処理部にセットされる視聴地域情報に応じて更新できるようにしたので、操作キー数を増やす必要がなく、操作キー数が予め決められているデジタル放送受信機本体または付属リモートコントローラを用いて、放送地域の切替時におけるチャンネルに対する操作キーの割り当て変更処理に柔軟に対応できる。
以上詳述したようにこの発明によれば、移動により放送地域が切り替わった際に、切替先の放送地域に対応する視聴地域情報の設定処理をユーザの手操作を介することなく行なうことができるデジタル放送受信機を提供することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明に係わるデジタル放送受信機の第1の実施形態を示すブロック図である。図中符号1はデジタル放送受信機本体で、車両に搭載されるか又は視聴者自身(ユーザ)が携帯することにより使用される。なお、デジタル放送受信機本体1は家屋内に固定的に設置することも可能である。
同図において、図示しない放送局から放送されたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式によるデジタル放送信号は、アンテナ11で受信された後、チューナ12で任意のチャンネルがOFDM復調されてTS(Transport Stream)となり、このTSはデマルチプレクサ13に供給される。デマルチプレクサ13は、受信TSに多重化されている映像ストリーム、音声ストリーム及びPSI(Program Specific Information)に分離する。
このうち映像ストリーム及び音声ストリームは、映像・音声デコード部14で復号されてアナログ映像信号及びアナログ音声信号となったのち映像・音声出力部15に供給されて映像表示されるとともに、拡声出力される。
一方PSIは、デマルチプレクサ13から地域識別抽出部16に供給される。例えばPSIには、図2に示すように、地域識別情報が記述されており、この地域識別情報が地域識別抽出部16により抽出され、制御部17に供給される。地域識別情報は、ARIBTR−B14で規定されているサービス識別の形式で、その中の地域識別はそのサービスの放送エリアを示すコードであり、0〜9が広域放送のコード、10〜63が県域放送のコードとなっている。
制御部17には、受信レベル取得部18と、地域識別情報データベース19と、リモコンキー割当記憶部20と、地域設定記憶部21と、入力部22とが接続されている。
受信レベル取得部18は、チューナ12で選局されるデジタル放送信号の受信レベルを検出するもので、その検出結果を制御部17に出力する。
地域識別情報データベース19には、図3に示すように、広域な地域識別と、代表県域と、代表地点郵便番号との対応関係を表すデータが記憶されている。
リモコンキー割当記憶部20には、詳細は後述するが、デジタル放送受信機本体1またはその付属リモートコントローラに備えられる操作キー番号(以下、リモコンキー番号と称する)と、チャンネルとの対応関係を表すデータが記憶されている。
地域設定記憶部21には、制御部17の指示に従い、視聴地域情報が記憶される。
入力部22は、ユーザがデジタル放送受信機本体1へ直接または付属リモートコントローラを用いてチャンネル指定など、デジタル放送受信機本体1に対し種々の動作指示を入力するために使用するもので、視聴地域情報の設定入力にも使用される。
制御部17は、デジタル放送信号の受信表示動作に係わる通常の制御機能に加え、この発明に係わる新たな機能として、チューナ制御機能と、放送地域特定機能と、チャンネル管理機能と、視聴地域設定機能とを備えている。
チューナ制御機能は、チューナ12に対し受信可能な複数チャンネルを選局させるものである。
放送地域特定機能は、受信レベル取得部18により検出される受信レベルと、地域識別抽出部16により抽出される地域識別情報とに基づいて、デジタル放送受信機本体1が位置する放送地域を特定する。この放送地域が広域である場合には、地域識別情報データベース19から対応する代表県域及び代表地点郵便番号を読み出す。
チャンネル管理機能は、リモコンキー割当記憶部20内のデータ管理を行なうもので、ユーザによりデジタル放送受信機本体1またはその付属リモートコントローラの操作キーが押下された場合に、当該操作キーに対応するチャンネルをチューナ12に選局させる。
視聴地域設定機能は、上記放送地域特定機能により特定された放送地域を視聴地域情報として地域設定記憶部21に記憶する。すると、制御部17は地域設定記憶部21に記憶された視聴地域情報に基づいて、チューナ12、デマルチプレクサ13、映像・音声デコード部14及び映像・音声出力部15を制御する。
また、視聴地域設定機能は、地域設定記憶部21に対し視聴地域情報を記憶した後、リモコンキー割当記憶部20内のチャンネル割り当てデータを視聴地域情報に応じたチャンネル割り当てデータに更新する。
次に、上記構成による動作について説明する。
図4はデジタル放送受信機本体1の動作手順とその内容を示すフローチャートである。
最初に初期化処理として、最大受信レベルを0、最大受信レベル地域を不定に設定するとともに、スキャン開始Ch(チャンネル)を初期化しておく(ステップST4a)。地上デジタル放送の場合、13〜62Chをスキャンするので、12Chに設定しておく。
ここで、放送受信期間中に、デジタル放送受信機本体1を搭載した自動車が放送地域を越え、これによりデジタル放送信号のある受信期間において信号受信が途絶えたとする。そして、この状態でユーザがリモートコントローラにより視聴地域情報の更新を要求する操作を行なうと、デジタル放送受信機本体1はステップST4aからステップST4bに移行して、ここで次チャンネルスキャン処理を実行する。次チャンネルスキャン処理では、チャンネルを1チャンネルアップして受信の可否を調べる(ステップST4c)。
ここで、受信可であれば(Yes)、デジタル放送受信機本体1は、チューナ12から受信レベル取得部18を介して受信レベルを取得し(ステップST4d)、地域識別抽出部16により、受信したチャンネルの地域識別情報を取得し(ステップST4e)、地域識別情報が県域放送を示すか否かの判断を行う(ステップST4f)。
ここで、地域識別が県域放送を示し、ステップST4gにおいて最大受信レベル地域識別が県域放送でなければ(No)、デジタル放送受信機本体1は最大受信レベルと最大受信レベル地域識別を現チャンネルの値に更新する(ステップST4h)。
一方、地域識別が県域放送であり、ステップST4gにおいて最大受信レベル地域設定が県域放送である場合(No)、または、地域識別が広域放送であり、ステップST4iにおいて最大受信レベル地域識別が県域放送でなければ(No)、デジタル放送受信機本体1は現受信レベルと最大受信レベルを比較し(ステップST4k)、現受信レベルの方が大きい値である場合に(Yes)、ステップST4hに移行して最大受信レベルと最大受信レベル地域識別を現チャンネルの値に更新する。
また、ステップST4fにおいて地域識別が広域放送であり、ステップST4iにおいて最大受信レベル地域識別が県域放送の場合には、更新しない。なお、デジタル放送受信機本体1は上記ステップST4bからステップST4lを最後の62チャンネルまで繰り返し実行する。
これにより、県域放送が存在する場合には県域放送中で最大の受信レベルのチャンネルの地域識別が最大受信レベル地域識別として得られる。つまり、県域放送が存在する場合には広域放送の受信レベルは考慮しない。例えば東京のA局と神奈川のB局、千葉のC局が何れも受信でき、この中でB局が最大の受信レベルであった場合には、視聴地域は神奈川県と推定する。なお、B局よりも受信レベルが大きい広域放送が受信できたとしても結果は変わらない。
一方、上記ステップST4lにより最終チャンネルと判定され(Yes)、県域放送が存在しない場合には、デジタル放送受信機本体1は広域放送中で最大の受信レベルのチャンネルの地域識別を最大受信レベル地域識別とする。例えば県域放送が1つも受信できない状態で、岡山・香川のD局と島根・鳥取のE局が何れも受信でき、D局の受信レベルの方が高かった場合、視聴地域は岡山・香川と推定する。
最後に、デジタル放送受信機本体1は広域放送や県域放送の地域識別から、更に狭域の地域の設定を行う(ステップST4m)。これは地域識別情報データベース19を参照することにより行われる。
また、上記ステップST4cにおいて、受信不可であれば上記ステップST4lの最終チャンネル判定処理に移行する。
以上により、ユーザによる操作やGPS等の外部情報に頼ることなく、視聴地域の推定を行い、適切なリモコンキーの割り当てや、地域毎の情報の取得を行うことができる。
(リモコンキー割り当て動作)
いま、デジタル放送受信機本体1に例えば岐阜を示す視聴地域情報が設定されているものとする。
この状態で、デジタル放送受信機本体1を搭載した自動車が岐阜から東京に移動して視聴地域変更を行うことなしにチャンネルスキャンを行なったとする。そうするとデジタル放送受信機本体1は図5に示すスキャン結果を得る。
なお、外部からの視聴地域情報の入力がない場合、現在地は岐阜のままとして処理される。岐阜において確保されているリモコンキー番号は、図6に示す斜線部分となる。
JEITA受信機ガイドラインに沿った割り当てを使用すると、岐阜以外の地域識別を持つ放送局はすべて域外とみなされるので、斜線部分への割り当ては不可能となる。よって、割り当て結果は図7に示すようになる。このような場合、リモコンキーにより、UHF24が選局できなくなる。
そこで、本第1の実施形態では、デジタル放送受信機本体1を搭載した自動車が岐阜から東京に移動し、この東京でユーザが視聴地域情報の設定要求操作を行なうことで、デジタル放送受信機本体1は地域設定処理を実行する。まず、図8に示すように、複数チャンネルのスキャンを行なう。このスキャン結果から、受信レベルの最も高い県域放送の地域識別は23(東京)となる。よって、現在地が東京であると特定できる。東京において確保されているリモコンキー番号は、図9に示すように、図中斜線部分となる。
JEITA受信機ガイドラインに沿った割り当てを使用すると、東京(関東広域も含む)地域識別を持つ放送局は、現在地が東京であることが特定できるため、域内とみなされる。よって、斜線部分への割り当ては可能となる。
従って、割り当て結果は、図10に示すようになり、これにより現在地で受信可能なチャンネルはすべてリモコンキーで選択できるようになる。
(データ放送受信動作及び緊急警報放送受信動作)
なお、上記視聴地域設定は、リモコンキー割り当ての他に、データ放送の地域別コンテンツの提示や、緊急警報放送のフィルタリングにも使用される。図11は郵便番号を用いたデータ放送の例で、視聴地域の天気予報を表示する画面の例であり、視聴地域の郵便番号が設定されていればその地域固有の情報を取得することができる。
また、図12はARIBに規定される県域指定ビットマップのコードで、緊急警報放送ではその警報の対象である県域のフラグが立てられて送られてくる。デジタル放送受信機本体1にこの県域コードが設定されていれば、対象となっている地域の受信機のみ、その緊急警報放送を表示するようにフィルタリングする。
以上のように上記第1の実施形態では、デジタル放送受信機本体1において、チューナ12により受信可能な複数チャンネルを全て選局し、受信レベル取得部18によりこれら複数チャンネルのデジタル放送信号それぞれの受信レベルを検出するとともに、地域識別抽出部16により複数チャンネルそれぞれのデジタル放送信号に付加される地域識別情報を抽出し、制御部17によりこれら受信レベル及び地域識別情報に基づいてデジタル放送受信機本体1が位置する放送地域を特定するようにしている。そして、この特定した放送地域に対応する視聴地域情報を地域設定記憶部21に記憶するようにしている。
従って、ユーザによる視聴地域情報の設定要求を行うための1操作だけで、チャンネル選局から視聴地域情報の設定までの工程が、人手を要することなく全て自動的に行なわれることなり、これにより切替先の放送地域に対応した視聴地域情報に自動的に更新することができる。
また、既存の受信回路系を使用してデジタル放送受信機本体1の位置を特定することができ、これにより例えばGPS等のその他の位置検出手段を利用する場合に比べ、回路構成の簡単小型化及び低コスト化を図ることができる。
また、上記第1の実施形態では、デジタル放送信号に付加されている地域識別情報が県域情報である場合に、最大受信レベルとなる広域よりも優先してこの県域情報を使用するようにしている。従って、デジタル放送受信機本体1の位置を放送地域中の詳細な位置まで特定することができる。
また、上記第1の実施形態では、広域な地域識別と、代表県域と、代表地点郵便番号との対応関係を表すデータを記憶した地域識別情報データベース19を備えているので、県域識別情報を含むチャンネルが存在しない場合にも、地域識別情報データベース19内のデータを利用して適切な視聴地域情報を地域設定記憶部21に記憶できる。
さらに、上記第1の実施形態では、リモコンキー番号と、チャンネルとの対応関係を表すデータを記憶したリモコンキー割当記憶部20を備え、このリモコンキー割当記憶部20内のデータを地域設定記憶部21に記憶される視聴地域情報に応じて更新可能であるので、操作キー数を増やす必要がなく、操作キー数が予め決められているデジタル放送受信機本体1または付属リモートコントローラを用いて、放送地域の切替時におけるチャンネルに対する操作キーの割り当て変更処理に柔軟に対応できる。
(第2の実施形態)
図13は、この発明の第2の実施形態におけるデジタル放送受信機本体1の動作手順とその内容を示すフローチャートである。
最初に初期化処理として、地域識別1〜n(nは地域識別のコード種別数)に対する受信チャンネル数[1]〜受信チャンネル数[n]と、受信レベル積算値[1]〜受信レベル積算値[n]を0に初期化するとともに、スキャン開始チャンネルを初期化しておく(ステップST13a)。地上デジタル放送の場合、13〜62チャンネルをスキャンするので、12チャンネル(12ch)に設定しておく。
ここで、放送受信期間中に、デジタル放送受信機本体1を搭載した自動車が放送地域を越え、これによりデジタル放送信号のある受信期間において信号受信が途絶えたとする。そして、この状態でユーザがリモートコントローラにより視聴地域情報の更新を要求する操作を行なうと、デジタル放送受信機本体1はステップST13aからステップST13bに移行して、ここで次チャンネルスキャン処理を実行する。次チャンネルスキャン処理では、チャンネルを1チャンネルアップして受信の可否を調べる(ステップST13c)。
ここで、受信可であれば(Yes)、デジタル放送受信機本体1は、ステップST13dにおいてチューナ12から受信レベル取得部18を介して受信レベルを取得し(取得した受信レベルをLとしておく)、地域識別抽出部16により、受信したチャンネルの地域識別情報を取得する(ステップST13e)。
そして、デジタル放送受信機本体1は、取得した地域識別(例えばiとしておく)の受信チャンネル数[i]を1加算すると共に(ステップST13f)、受信レベル積算値[i]に取得した受信レベルの値(L)を加算する(ステップST13g)。これを最後の62チャンネルまで繰り返す(ステップST13h)。
以上により、各地域識別用の放送チャンネル数と、受信レベルの積算値が得られるので、デジタル放送受信機本体1は各地域識別ごとに、受信レベル積算値を受信チャンネル数で割って、受信レベル平均値[1]〜受信レベル平均値[n]を算出する(ステップST13i)。
次に、デジタル放送受信機本体1は受信チャンネル数[1]〜受信チャンネル数[n]を調べ、県域放送の受信チャンネル数が1以上であれば、ステップST13jからステップST13kに移行して、ここで県域放送の地域識別の受信レベル平均値のうち、最大の値となる地域識別を現在の視聴地域として推測する。例えば広域放送の地域識別が1〜1−1、県域放送の地域識別1〜nである場合、受信レベル平均値[1]〜受信レベル平均値[n]のうち最大となる地域識別を現在の視聴地域として推測する。すなわち県域放送が存在する場合には広域放送の受信レベルは考慮しない。
一方、県域放送の受信Ch数が0であるならば、デジタル放送受信機本体1はステップST13kからステップST13lに移行して、ここで広域放送の地域識別の受信レベル平均値のうち、最大の値となる地域識別を現在の視聴地域として推測する。
これにより、県域放送が存在する場合には、各県域放送毎の受信レベルの平均値が最大となる県域放送の地域識別をもって、現在の視聴地域と推測する。すなわち県域放送が存在する場合には広域放送の受信レベルは考慮しない。例えば長野のF、G、H局と、新潟のI、J、K局が何れも受信できた場合、F、G、H局の受信レベル平均値が、I、J、K局の受信レベル平均値よりも大きければ、視聴地域は長野と推定する。広域放送の平均受信レベルがこれよりも大きくても結果は変わらない。
県域放送が存在しない場合には、各広域放送毎の受信レベルの平均値が最大となる広域放送の地域識別をもって、現在の視聴地域と推測する。例えば県域放送が1つも受信できない状態で、岡山・香川のL、M、N局と島根・鳥取のO、P、Q局が何れも受信でき、L、M、N局の受信レベル平均値が、O、P、Q局の平均受信レベルよりも大きければ、視聴地域は岡山・香川と推定する。
最後に、推測した地域識別から、更に狭域の地域の設定が行われる。これは地域識別情報データベース19を参照することにより行われる(ステップST13m)。
以上のように上記第2の実施形態であれば、地域識別情報ごとに複数チャンネルの受信レベルを加算してその平均値を求め、この平均値に基づいてデジタル放送受信機本体1が位置する放送地域を決定するようにしているので、たまたま近くにある隣の県の1つの局により隣の県の視聴地域情報が設定されてしまうような誤設定の確率を低くすることができる。
(その他の実施形態)
この発明は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば上記第1及び第2の実施形態では、チャンネルスキャンを行いながら、地域推定処理を行っているが、あらかじめチャンネルスキャンを行って、受信可能なチャンネルとその受信レベル、並びに地域識別を取得してリスト化してから、同様な地域推定処理を行ってもよい。
例えば、上記各実施形態では、デジタル放送受信機本体の内部構成をハードウェア構成で説明したが、ソフトウェア構成であってもよい。このようにすれば、各処理がソフトウェアにより実現できるので、構成が簡単になり、小型化に寄与することができる。
その他、デジタル放送受信機の種類やその構成、地域識別情報の種類、視聴地域情報の設定を行う際のデジタル放送受信機の制御手順とその内容等についても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
この発明に係わるデジタル放送受信機の第1の実施形態を示すブロック図。 同第1の実施形態で取り扱うPSIの記述内容の一例を示す図。 図1に示した地域識別情報データベースの記憶内容の一例を示す図。 同第1の実施形態におけるデジタル放送受信機本体の動作手順とその内容を示すフローチャート。 以前のデジタル放送受信機によるチャンネルスキャン結果を示す図。 以前のデジタル放送受信機においてチャンネルを割り当て可能なリモコンキー番号を示す図。 以前のデジタル放送受信機によるチャンネルとリモコンキー番号との対応関係を示す図。 同第1の実施形態のデジタル放送受信機によるチャンネルスキャン結果を示す図。 同第1の実施形態のデジタル放送受信機においてチャンネルを割り当て可能なリモコンキー番号を示す図。 同第1の実施形態のデジタル放送受信機によるチャンネルとリモコンキー番号との対応関係を示す図。 同第1の実施形態において、郵便番号を用いたデータ放送の一例を示す図。 同第1の実施形態において、緊急警報放送の内容の一例を示す図。 この発明の第2の実施形態におけるデジタル放送受信機本体の動作手順とその内容を示すフローチャート。
符号の説明
1…デジタル放送受信機本体、11…アンテナ、12…チューナ、13…デマルチプレクサ、14…映像・音声デコード部、15…映像・音声出力部、16…地域識別抽出部、17…制御部、18…受信レベル取得部、19…地域識別情報データベース、20…リモコンキー割当記憶部、21…地域設定記憶部、22…入力部。

Claims (8)

  1. 複数チャンネルのデジタル放送信号の中から選局部により選局されたチャンネルのデジタル放送信号を受信すると共に、互いに放送地域が異なる放送受信機能を実行するための複数の視聴地域情報の中から任意の放送地域の視聴地域情報が選択的に信号処理部にセットされ、当該信号処理部にセットされた視聴地域情報に基づいて前記デジタル放送信号を処理させることで選択した放送受信機能を実行するデジタル放送受信機であって、
    前記選局部に対し受信可能な複数チャンネルを選局させる選局制御手段と、
    この選局制御手段により選局された各チャンネルのデジタル放送信号の受信レベルを検出する検出手段と、
    この検出手段による検出結果に基づいて、デジタル放送受信機本体が位置する放送地域を特定する放送地域特定手段と、
    この放送地域特定手段により放送地域が特定された場合に、当該放送地域に対応する視聴地域情報を前記信号処理部にセットする設定制御手段とを具備したことを特徴とするデジタル放送受信機。
  2. 前記複数チャンネルのデジタル放送信号それぞれに当該信号の放送地域を表す地域識別情報が付加されているとき、
    前記放送地域特定手段は、前記複数チャンネルのデジタル放送信号受信時に得られる複数の地域識別情報のうち最大受信レベルのデジタル放送信号に対応する地域識別情報に基づいて、デジタル放送受信機本体が位置する放送地域を特定することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  3. 前記複数チャンネルのうち少なくとも一部のチャンネルのデジタル放送信号に前記放送地域の一部となる狭域を表す狭域識別情報が付加されているとき、
    前記放送地域特定手段は、前記複数チャンネルのデジタル放送信号受信時に得られる複数の狭域識別情報のうち最大受信レベルのデジタル放送信号に対応する狭域識別情報に基づいて、デジタル放送受信機本体が位置する放送地域を特定することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信機。
  4. さらに、前記複数の地域識別情報と、前記放送地域の一部となる代表狭域を表す代表狭域情報とを対応付けて記憶する記憶手段を備え、
    前記放送地域特定手段は、最大受信レベルのデジタル放送信号の地域識別情報に対応する代表狭域情報を前記記憶手段から読み出し、この代表狭域情報に基づいてデジタル放送受信機本体が位置する放送地域を特定することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信機。
  5. 前記放送地域特定手段は、前記放送地域が同一となる複数の地域識別情報が得られるとき、各地域識別情報ごとの平均受信レベルが最大となる放送地域をデジタル放送受信機本体が位置する放送地域として決定することを特徴とする請求項2記載のデジタル放送受信機。
  6. さらに、前記複数のチャンネルを示す情報を記録媒体に記録し、この記録媒体上の複数のチャンネル情報を前記デジタル放送受信機本体とその付属リモートコントローラの少なくとも一方に備えられる操作キー別に管理し、操作キーの押下に応じて該当するチャンネルを前記選局部に選局させるチャンネル管理手段を備え、
    前記設定制御手段は、前記信号処理部に前記視聴地域情報をセットした後、前記記録媒体上の操作キーごとのチャンネル情報を前記視聴地域情報に応じたチャンネル情報に更新することを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  7. 前記設定制御手段は、前記放送地域特定手段により特定された放送地域に対応する視聴地域情報を前記信号処理部にセットし、前記信号処理部に対しセットした視聴地域情報に基づいてデータ放送の地域別コンテンツを表示させることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
  8. 前記設定制御手段は、前記放送地域特定手段により特定された放送地域に対応する視聴地域情報を前記信号処理部にセットし、前記信号処理部に対しセットした視聴地域情報に基づいて緊急警報放送のフィルタリングを行わせることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信機。
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