JP2006279501A - メールボックスシステム及びその装置及びそのジャーナル転送制御方法 - Google Patents

メールボックスシステム及びその装置及びそのジャーナル転送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】常用メールボックス装置のジャーナルを処理性能を低下させないで効率よくバックアップ用メールボックス装置に転送するメールボックスシステム。
【解決手段】メールサーバ20から渡されるメールを保持し、メール処理結果のジャーナルを採取保持する常用メールボックス装置30と、常用メールボックス装置30が保持するジャーナルをバックアップ用に保持するバックアップ用メールボックス装置40と、を備え、バックアップ用メールボックス装置40が、常用メールボックス装置30にファイル転送プロトコルによって接続し、入手する未転送ファイル名と、自身が保持する転送済みジャーナルファイル名とを重複しないように一連性を保たせ、常用メールボックス装置30の稼動を妨げない転送レートで、かつ最繁時間帯のジャーナルファイルの連続転送を行わないようにジャーナルファイル転送を制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、メール処理で採取されるジャーナルのバックアップに関し、特に、ジャーナルを採取保持するメールボックスシステムの常用メールボックス装置からバックアップ用メールボックス装置にジャーナルファイルを転送する際、ジャーナルファイル転送を所定のレートで実行と休止とによる転送速度の制御と、最繁時間帯の連続したジャーナルファイルの転送をしないようにする制御と、をバックアップ用メールボックス装置で制御するメールボックスシステム及びその装置及びそのジャーナル転送制御方法に関する。
従来のジャーナルバックアップシステムの一例が、特許文献1に記載されている。この従来のジャーナルバックアップシステムは、ジャーナルを採取する転送元計算機システムと、該ジャーナルをバックアップするリモート計算機システムとから構成されている。このような構成を有する従来のジャーナルバックアップシステムは次のように動作する。転送元計算機システムにて、ジャーナル毎に通番を設定する。転送元計算機システムは、トランザクション発生時に、バッファと、外部記憶装置と、にジャーナルを出力する。転送元計算機システムは、転送済カウンタを持ち、未転送番号のジャーナルをバッファあるいは外部記憶装置から読み出して、リモート計算機システムに転送する。
このジャーナルバックアップシステムでは、転送元計算機システムに余分な負荷がかかってしまうことがある。転送元がジャーナルの管理を行っているためである。また、ジャーナル転送の速度が制御されていないためである。
更に、転送元計算機システムに余分なジャーナル専用のバッファがメモリに設ける必要があることである。
特開平9−152985号公報(カラム0016ー0022)
従来のメールジャーナルのバックアップ手法では、メール処理する際のジャーナルを採取する常用メールボックス装置と、そのジャーナルをバックアップ用に常用メールボックス装置から転送して保持するバックアップ用メールボックス装置と、で未転送ジャーナルと、バックアップ用に保持した転送済みジャーナルとをダブらないように一連性を保つため同期させる同期情報管理を常用メールボックス装置で行っているため、処理負荷が常用メールボックス装置に余分にかかるという問題点があった。また、常用メールボックス装置からバックアップ用メールボックス装置に対して高速でジャーナル転送を行うと、常用メールボックス装置の処理能力が余分に費やされて低下し、稼動に悪影響を与える可能性があった。また、常用メールボックス装置に、ジャーナル専用バッファを用意しているため、大量のメモリが必要となった。また、ディスク用キャッシュを設けて、該キャッシュからからデータを転送する場合も、キャッシュアウトによる処理性能の低下が生じ、最も高負荷となる最繁時間帯にジャーナル転送が行われると、キャッシュアウトが処理性能に深刻な影響を与える。
この発明の目的は、メールボックスシステムにおける常用メールボックス装置が採取したジャーナルを処理性能に低下をさせないで効率よくバックアップ用メールボックス装置にファイル転送する制御をバックアップメールボックス装置側で行うメールボックスシステムを提供する。
そのため、この発明の、メールサーバがネットワークを介して送受するメールをメール記憶部に保持し、前記メールを処理する際に採取するジャーナルをジャーナル記憶部に保持するメールボックスシステムにおいて、前記ネットワークを介してメールの送受信を所定のプロトコルに基づいて実行するメールサーバと、前記メールサーバから渡されるメールの保持及びその処理に係るジャーナル採取と保持を行う常用メールボックス装置と、前記常用メールボックス部が保持する前記ジャーナルを入手して、バックアップ用に保持するバックアップ用メールボックス装置と、を備え、前記バックアップ用メールボックス装置が、前記常用メールボックス装置にファイル転送プロトコルによって接続し、前記常用メールボックス装置から入手する未転送ジャーナルファイル名と、自装置が保持する転送済みジャーナルファイル名と、を重複しないように整えて転送対象のジャーナルファイルリストを作成し、前記常用メールボックス装置の処理性能に支障を来さないよう転送実行と転送休止とを転送レートで制御し、かつ最繁時間帯の連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにして、前記リストのジャーナルファイルを転送制御することを特徴とする。
更に、常用メールボックス装置は、メールを保持するメール記憶部と、メールサーバから渡されるメールを前記メール記憶部に格納する処理や前記メール記憶部から読み出し削除する処理を含むメール処理に係るジャーナルを採取するメールサービス部と、時系列に採取されるジャーナルをファイル分割する時間単位を示すジャーナルキャッシュアウト時間を保持するジャーナルキャッシュアウト時間記憶部と、前記メールサービス部が時系列で採取したジャーナルを前記ジャーナルキャッシュアウト時間単位でファイル分割してなるジャーナルファイルを保持するジャーナル記憶部と、を有することを特徴とする。
更に、前記ジャーナル記憶部は、ジャーナルの書き込み、読み出しに対するキャッシュ領域を有し、前記キャッシュ領域が、最繁時の前記ジャーナルキャッシュアウト時間内に採取されるジャーナルファイルを少なくとも一つ以上格納できるサイズを備えることを特徴とする。
更に、バックアップ用メールボックス装置は、常用メールボックス装置からジャーナルを転送する時間間隔を保持するジャーナルキャッシュアウト時間記憶部と、前記時間間隔毎にジャーナル転送を開始する信号を発生するバッチ起動制御手段と、所定のサイズのジャーナルファイルを転送後、転送を休止する時間を示す転送レートを保持する転送レート記憶部と、前記常用メールボックス装置の稼動における最繁時間帯を保持する最繁時間帯記憶部と、前記常用メールボックス装置から入手した転送済みジャーナルファイル名を保持する同期情報記憶部と、前記常用メールボックス装置のジャーナル記憶部から転送されたジャーナルファイルを保持する転送済みジャーナル記憶部と、前記バッチ起動制御手段から起動され、前記常用メールボックス装置のメールサービス部にファイル転送プロトコルによって接続し、前記常用メールボックス装置から入手する未転送ジャーナルファイル名と、自装置が保持する転送済みジャーナルファイル名と、に基づいて、転送対象のジャーナルファイルリストを作成し、前記リストのジャーナルファイルを前記転送レートによる転送休止と、前記最繁時間帯のファイル転送でジャーナルファイルが複数個以上あるとき、連続したファイル転送を行わないことと、によるジャーナルファイルの転送を制御するジャーナル転送制御手段と、を有することを特徴とする。
更に、メールサーバがネットワークを介して送受するメールをメール記憶部に保持し、前記メールを処理する際に採取するジャーナルをジャーナル記憶部に保持するメールボックスシステムのジャーナル転送制御方法において、バックアップ用メールボックス装置のジャーナル転送制御手段が、現在時刻が最繁時間帯であるか否かを判定するステップと、最繁時間帯である場合、転送対象となるジャーナルファイルが複数個あるか否かを判定するステップと、最繁時間帯で、かつ転送対象となるジャーナルファイルが複数個ある場合、連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにするステップと、最繁時間帯でない、あるいは最繁時間帯で、かつ転送対象のジャーナルファイルが複数個ない場合、転送対象で最古のジャーナルファイル名を取得するステップと、ジャーナル転送のためファイル転送プロトコル(FTP)による接続を常用メールボックス装置に行うステップと、前記接続後、バックアップ用メールボックス装置が有する転送対象リストから、転送用一時ファイルを作成するステップと、転送対象ジャーナルファイルが転送し終わったか否かを判定するステップと、前記転送が終わっていないとき、所定のサイズ分のジャーナルファイルを転送するステップと、前記所定のサイズ分のジャーナルファイルの転送後、転送レートで設定された時間の間、転送を休止するステップと、前記休止後、ジャーナルファイルの転送が終わったか否かを確認し、終わっていないとき、転送を続行するステップと、前記ジャーナルファイルの転送が終わっているとき、転送が成功していたか否かを判定するステップと、前記転送が成功している場合、前記転送用一時ファイルを転送対象リストから取得した最古のジャーナルファイル名にリネームするステップと、リネーム後、ジャーナルファイル名を転送済みとして同期情報に記憶するステップと、を実行することを特徴とする。
更に、メールサーバがネットワークを介して送受するメールをメール記憶部に保持し、前記メールを処理する際に採取するジャーナルをジャーナル記憶部に保持するメールボックスシステムにおいて、前記ネットワークを通じてメールの送受信を所定のプロトコルに基づいて実行するメールサーバと、前記メールサーバから受け取るメールの保持及びその処理に係るジャーナルの採取し、前記メール対応に区分けして記憶する複数ボリュームでなるメール記憶部に前記ジャーナルを保持する常用メールボックス装置と、前記常用メールボックス部の複数のボリュームそれぞれからジャーナルを読み出して、対応するバックアップ用ボリュームに保持するバックアップ用メールボックス装置と、を備え、前記バックアップ用メールボックス装置が、前記常用メールボックス装置をファイル転送プロトコルによって接続し、前記常用メールボック装置から未転送ファイル名と、自装置が保持する転送済みジャーナルファイル名と、を重複しないように整えて、前記ボリューム対応に転送対象のジャーナルファイルリストを作成し、前記常用メールボックス装置の処理性能に支障を来さないよう転送実行と転送休止とを所定のレートで制御し、かつ最繁時間帯の連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにして、前記リストのジャーナルファイルを転送制御することを特徴とする。
更に、常用メールボックス装置は、メール対応にメールを保持する複数ボリュームでなるメール記憶部と、前記メールサーバから渡されるメールを前記メール対応に前記ボリュームに格納する処理や前記メール記憶部からメール読み出し削除する処理を含むメール処理に係るジャーナルを採取するメールサービス部と、時系列で採取されるジャーナルをファイル分割する時間単位を示すジャーナルキャッシュアウト時間を保持するジャーナルキャッシュアウト時間記憶部と、前記メール記憶部のそれぞれに対応し、前記ジャーナルキャッシュアウト時間で時系列のジャーナルをファイル分割してなるジャーナルファイルを保持する複数ボリュームでなるジャーナル記憶部と、複数ボリュームでなるメール記憶部と、複数ボリュームでなるジャーナル記憶部と、を対応付けるボリューム情報を保持するボリューム情報記憶部と、を有することを特徴とする。
更に、前記ジャーナル記憶部は、ジャーナルの書き込み、読み出しに対するキャッシュ領域を有し、前記キャッシュ領域が最繁時の前記ジャーナルキャッシュアウト時間内に採取されるジャーナルファイルを少なくとも一つ以上格納できるサイズを備えることを特徴とする。
更に、バックアップ用メールボックス装置は、常用メールボックス装置からジャーナルを転送する時間間隔を保持するジャーナルキャッシュアウト時間記憶部と、記時間間隔毎に、前記常用メールボックス装置からジャーナル転送を開始する信号を発生するバッチ起動制御手段と、所定のサイズのジャーナルファイルを転送後、転送を休止する時間を示す転送レートを保持する転送レート記憶部と、前記常用メールボックス装置の最繁時間帯を保持する最繁時間帯記憶部と、前記常用メールボックス装置のボリューム記憶情報に対応する自装置のボリューム情報を保持するボリューム情報記憶部と、前記常用メールボックス装置から入手した転送済みファイルリストをメール対応の複数ボリュームに記憶する同期情報記憶部と、前記常用メールボックス装置の複数ボリュームでなるジャーナル記憶部から転送したジャーナルファイルを対応するボリュームに記憶する転送済みジャーナル記憶部と、前記バッチ起動制御手段から起動され、前記常用メールボックス装置のメールサービス部にファイル転送プロトコルによって接続し、前記常用メールボックス装置から入手する未転送ジャーナルファイル名と、自装置が保持する転送済みジャーナルファイルと、に基づいて、転送対象のジャーナルファイルリストをボリューム対応に作成し、前記リストのジャーナルファイルを前記転送レートによる転送休止と、最繁時間帯のファイル転送で、ジャーナルファイルが複数個以上あるとき、連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにして、全てのボリュームに対してジャーナルファイルの転送を制御するジャーナル転送制御手段と、を備えることを特徴とする。
更に、メールサーバがネットワークを介して送受するメールをメール記憶部に保持し、前記メールを処理する際に採取するジャーナルをジャーナル記憶部に保持するメールボックスシステムのジャーナル転送制御方法において、バックアップ用メールボックス装置のジャーナル転送制御手段が、現在時刻が最繁時間帯であるか否かを判定するステップと、最繁時間帯である場合、転送対象となるジャーナルファイルが複数個あるか否かを判定するステップと、最繁時間帯で、かつ転送対象となるジャーナルファイルが複数個ある場合、連続したジャーナルファイルの転送をしないようにして、ジャーナルファイル転送を終了するステップと、最繁時間帯でない、あるいは最繁時間帯で、かつ転送対象のジャーナルファイルが複数個ない場合、転送対象で最古のジャーナルファイル名を取得するステップと、ジャーナル転送のためファイル転送プロトコル(FTP)による接続を常用メールボックス装置に行うステップと、前記接続後、バックアップ用メールボックス装置が有する転送対象リストから、転送用一時ファイルを作成するステップと、転送対象ジャーナルファイルが転送し終わったか否かを判定するステップと、前記転送が終わっていないとき、所定のサイズ分のジャーナルファイルを転送するステップと、前記所定のサイズ分のジャーナルファイルの転送後、転送レートで設定された時間の間、転送を休止するステップと、前記休止後、ジャーナルファイルの転送が終わったか否かを確認し、終わっていないとき、転送を続行するステップと、前記ジャーナルファイルの転送が終わっているとき、転送が成功していたか否かを判定するステップと、前記転送が成功している場合、前記転送用一時ファイルを転送対象リストから取得した最古のジャーナルファイル名にリネームするステップと、リネーム後、ジャーナルファイル名を転送済みとして同期情報に記憶するステップと、常用メールボックス装置のジャーナル記憶部の全てのボリュームに対して、ジャーナルファイル転送が終了したか否かをチェックし、終了しているとき、ジャーナル転送を停止し、終了していないとき、全ての前記ボリュームに対して、ジャーナルファイル転送を続行するステップとを実行することを特徴とする。
この発明の第1の効果は、ジャーナルをバックアップ用にファイル転送するために、常用メールボックス装置が処理性能の低下を来さないように負荷を抑えることができることにある。その理由は、常用メールボックス装置からバックアップ用メールボックス装置に転送するジャーナルファイルの管理をバックアップ用メールボックス装置で行い、更に、ジャーナルファイル転送時に、最繁時間帯の連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにする制御と、ジャーナルファイル転送の転送と休止とを転送レートで設定する転送速度の制御と、をバックアップ用メールボックス装置が行って、常用メールボックス装置の稼動に悪影響を与えない仕組みを有するためである。
更に、第2の効果は、ジャーナル転送用に常用メールボックス装置に用意すべきバッファメモリがないことにある。その理由は、ディスク用キャッシュに転送対象となるジャーナルが残っている内に、ジャーナル転送が行われる時間間隔の制御をしているためである。
次に、この発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。図1を参照すると、第1の実施例のメールボックスシステム10は、メールサーバ20と、常用メールボックス装置30と、バックアップ用メールボックス装置40と、バス50と、を有する。
メールサーバ20は、SMTPあるいはPOPなどのメール送受信プロトコルを実行して、外部とメールを送受し、常用メールボックス装置30に、メール処理と、メールの保持と、メール処理のジャーナル採取及び保持と、をさせる。
常用メールボックス装置30は、メール処理するメールサービス部31と、ジャーナルキャッシュアウト時間32と、メール記憶部33と、ジャーナル記憶部34と、を含む。
バックアップ用メールボックス装置40は、バッチ起動制御手段41と、ジャーナル転送制御手段42と、同期情報記憶部43と、転送済ジャーナル記憶部44と、ジャーナルキャッシュアウト時間45と、転送レート記憶部46と、最繁時間帯記憶部47と、を含む。
これらの装置及び手段は、それぞれ概略つぎのように機能する。メールサービス部31は、図示しない、メールボックス作成削除手段と、メール格納手段と、メール読み出し手段と、を備え、メールボックスの作成及び削除、メールの保持、メールの参照及び削除といったメール処理を行うためにメール記憶部33を更新する。また、メール記憶部33に対するメール処理に係わるジャーナルをジャーナル記憶部34に格納する。ジャーナルは、発生の時系列(日時順)でファイルにまとめられ、ジャーナルキャッシュアウト時間32で設定された時間単位でファイル分割される。ファイル名は、日時を表すフォーマットになる。
ジャーナル記憶装置34は、ジャーナルの書き込み読み出し用のキャッシュを備える。常用メールボックス装置30が最繁時間帯で稼動しているとき、所定のキャッシュアウト時間内に発生するジャーナルを格納できる容量のサイズをキャッシュに持たせる。
バックアップ用メールボックス装置40は、バッチ起動手段41と、ジャーナル転送制御手段42と、同期情報記憶部43と、転送済みジャーナル記憶部44と、ジャーナルキャッシュアウト時間45と、転送レート記憶部46と、最繁時間帯記憶部47と、を含み次のように機能する。バッチ起動制御手段41は、ジャーナルキャッシュアウト時間45に設定された時間を参照し、ジャーナルキャッシュアウト時間の間隔で、ジャーナル転送制御手段42を起動する。ジャーナル転送制御手段42は、未転送ジャーナルファイルと転送済みジャーナルファイルとが重複しないで、一連性を保つための同期情報を有する同期情報記憶部43を参照し、ジャーナル記憶部34に格納された分割済みのジャーナルファイルのうち、バックアップ用メールボックス装置40に未転送のジャーナルファイルを転送し、転送済ジャーナル記憶部44に格納する。転送時、所定のサイズのジャーナルファイルを転送する度に、転送レート記憶部46に設定された時間の間隔だけ、転送を休止を行って、転送速度を調整する。また、転送時、最繁時間帯記憶部47を参照し、現在時刻が最繁時間帯の内であるとき、連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにする。ファイル転送後、転送済みジャーナル記憶部44に格納したファイル名を同期情報記憶部43に格納する。
バックアップ用メールボックス装置40の機能を説明すると、バックアップ用メールボックス装置40側で、保持するジャーナルファイルが重複しないように一連性を保つ同期情報管理を行っているため、同期情報管理の処理負荷が常用メールボックス装置30にかからない。また、ジャーナル転送制御手段42は、ジャーナル転送を行う際に、一定のサイズを読み込む度に、転送レート記憶部46に設定された転送レートだけ転送休止する。転送休止間隔を調節することにより、バックアップ用のジャーナル転送を行いつつ、常用メールボックス装置30にかかる負荷を抑えることができる。
バッチ起動制御手段41は、ジャーナルキャッシュアウト時間45に設定された時間間隔で、ジャーナル転送制御手段42を起動する。また、メールサービス部31は、ジャーナル記憶部34に出力している時系列順のジャーナルファイルをジャーナルキャッシュアウト時間32に設定された間隔で、ファイル分割する。これにより、バッチ起動制御手段41による1回の起動で、ジャーナル転送制御手段42の転送対象となるジャーナルファイルは、常用メールボックス装置30のジャーナル記憶部34のキャッシュがジャーナルキャッシュアウトする前にジャーナル転送を行えるので、ジャーナル記憶部34に対する入出力負荷を軽減する。
ジャーナル転送制御手段42は、最繁時間帯記憶部47に設定された時間中に起動を受けると、ジャーナルファイルの連続した転送を行わないようにする。この間もメールサービス部31はジャーナル記憶部34にジャーナルを出力し続け、ジャーナル転送制御手段42は、ジャーナルファイルの転送を最繁時間帯が終了してから行うことになる。
次に、第1の実施の形態におけるジャーナル転送方法を実行する動作について、図面を参照して説明する。図1を援用し、図2及び図3のフローチャートを参照して動作を説明する。まず、ジャーナル転送制御手段42は、前回実行されたジャーナル転送で、ジャーナル転送制御手段42が、常用メールボックス装置のジャーナルファイルをどこまで転送したか調べるため、同期情報記憶部43を参照し、最新の転送済ジャーナルファイル名を取得する(図2のステップ71)。ジャーナル転送手段42は、常用メールボックス装置30に、ファイル転送プロトコル(FTP)によって接続し、リスト(LIST)コマンドにて、ジャーナルファイル名の一覧を取得する(ステップ72)。次に、ステップ71で取得した最新の転送済ジャーナルファイル名と、ステップ72で取得した常用メールボックス装置30のジャーナルファイル名の一覧を比較し、最新の転送済ジャーナルファイルよりも新しいジャーナルの一覧(転送対象リスト)を作成し、ファイル名順(つまり日時順)にソートして、ジャーナルファイル転送するジャーナルファイルを未転送分と、転送済み分との重複しないように整える(ステップ73)。
このステップ73で、ファイル転送するジャーナルファイルを整える処理を説明する図4を参照すると、ジャーナル記憶部34のYYYYMMDDディレクトリ一覧7301,7302を取得し、同期情報記憶部43の転送済みの最終エントリ7304より新しいディレクトリ一覧7303を時間順にソートした転送対象リスト7305を転送用一時ファイルとしてメモリに作成保持する。
次に、ステップ73で作成した転送対象が空であるか判定を行い、空であった場合は、処理を完了する(ステップ74のY)。転送対象が空でなかった場合(ステップ74のN)、転送対象リストの中で最古のファイルのファイル名を取得し、常用メールボックス装置30にバックアップ用メールボックス装置40から、ファイル転送プロトコル(FTP)における受け取り(RCPT)コマンドを発行して、ジャーナル記憶部34のジャーナルファイルの転送を受け取る(ステップ75)。次に、転送が成功したかどうか否かを判定し、成功の場合(ステップ76のY)、転送が完了したジャーナルを転送対象リストから削除する(ステップ77)。ステップ77が完了した後、再度ステップ76を判定し、転送に失敗したとき(ステップ76のN)、ジャーナル転送順序の整合性を保つため、処理を終了し、次回起動時に再試行する。
更に、未転送のジャーナルファイルを古い順に転送するステップ75について、図3のフローチャートを参照して細部を説明する。まず、バックアップ用メールボックス装置40のジャーナル転送制御手段42は、最繁時間帯記憶部47を参照し、現在時刻が最繁時間帯であるか否かを判定する(ステップ7501)。最繁時間帯である場合(ステップ7501のY)、転送対象リストに転送対象となるジャーナルファイルが複数個あるか否かを判定する(ステップ7502)。最繁時間帯で、かつ転送対象となるジャーナルファイルが複数個ある場合(ステップ7502のY)、連続するジャーナルファイルの転送を行わないようにして(ステップ7512)、ジャーナルファイル転送を終了する。
前記の条件に当てはまらない場合(ステップ7501のN、ステップ7502のN)、転送対象リスト中で最古のジャーナルファイル名を取得する(ステップ7503)。バックアップ用メールボックス装置40のジャーナル転送手段42から、常用メールボックス装置30のメールサービス部31にファイル転送プロトコル(FTP)による接続を行う(ステップ7504)。FTP接続後、転送対象リスト7305から、転送用の一時ファイルを作成する(ステップ7505)。転送用一時ファイルは、転送失敗時に、転送途中のジャーナルファイルが、本来のジャーナルファイル名でバックアップ用メールボックス装置40に残らないようにするためのものである。
次に、対象のジャーナルファイルが転送し終わったか否かを判定する(ステップ7506)。まだ転送が完了していないとき(ステップ7506のN)、所定のサイズ分だけジャーナルファイルを転送し(ステップ7507)、転送レート記憶部46に設定された時間の間、転送を休止(スリープ)を行う(ステップ7508)。休止後、受信したデータの転送が完了したか、ステップ7506に戻り確認する。転送が完了した後(ステップ7506のY)、転送が成功していたか否かを判定する(ステップ7509)。成功している場合(ステップ7509のY)、転送用一時ファイルを転送対象リストから取得した最古のジャーナルファイル名をリネームする(ステップ7510)。リネームまで成功したら、そのジャーナルについては転送が完了したとみなし、ジャーナルファイル名を同期情報記憶部43に出力する(ステップ7511)。失敗していた場合は、処理を終了する。
以上説明したように、この第1の実施例では、バックアップ用メールボックス装置40にジャーナルファイルが重複しないように一連性を保つための同期情報を持ち、バックアップ用メールボックス装置40からFTP接続を行って、転送速度の制限を転送レートで行うように構成されているため、常用メールボックス装置30の処理性能への影響を、ファイル一覧の取得・低転送レートでのFTP転送のみに抑えることができる。また、最繁時間帯に、複数の転送対象があるとき、つまりディスク用キャッシュバッファからジャーナルファイルがキャッシュアウトした可能性の高いとき、連続したジャーナルファイルの転送を行わないように動作するため、最繁時間帯に常用メールボックス装置30に本来の業務に影響するようなジャーナル転送による処理負荷がかからない。
第2の実施例について図面を参照して説明する。図6を参照すると、第2の実施例のメールボックスシステム11の構成は、メールサーバ20と、常用メールボックス装置30と、バックアップ用メールボックス装置40と、バス50と、から構成されている。常用メールボックス装置30は、メールサービス部30と、ジャーナルキャッシュアウト時間32と、メール記憶部331乃至33nと、ジャーナル記憶部341乃至34nと、ボリューム情報記憶部35と、を含む。
バックアップ用メールボックス装置40は、バッチ起動制御手段41と、ジャーナルキャッシュアウト時間45と、ジャーナル転送制御手段42と、転送レート記憶部46と、最繁時間帯記憶部47と、同期情報記憶部431乃至43nと、転送済ジャーナル記憶部441乃至44nと、ボリューム情報記憶部48と、を含む。
これらの装置及び手段は、それぞれ概略つぎのように機能する。メールサービス部31は、図示してないメールボックス作成及び削除手段と、メール格納手段と、メール読み出し手段と、を含み、メールボックスの作成、メールボックスの削除、メールの格納、メールの参照および削除といったメール処理を行うために、メール記憶部331乃至33nを更新する。また、メール記憶部331乃至33nを更新するメール処理のジャーナルをジャーナル記憶部341乃至34nに格納する。ジャーナルは時系列に採取され、ジャーナルキャッシュアウト時間32で設定された時間単位でファイル分割され、時系列順に一つのファイルにまとめられて出力される。ファイル名は、日時を表すフォーマットになる。また、ジャーナル出力の際は、メール対応にメールボリュームとジャーナルボリュームとの対応を示すボリューム情報記憶部35を参照して、メール記憶部331乃至33nに対応するジャーナル記憶部341乃至34nにジャーナルファイルを出力する。
ボリューム情報記憶部35を説明する図6を参照すると、メール格納手段311にメール格納要求があると、ボリューム情報記憶部35を参照して、メールボックス対応にメールを格納するメールボリューム351、あるいはジャーナルボリューム352を選択し、格納する。例えば、ボリューム情報記憶部35で、メールボリューム351がジャーナルボリューム352に対応している場合、メール記憶部332のメールボリューム351が、ジャーナル記憶部341にジャーナルボリューム352がそれぞれ格納される。
バッチ起動制御手段41は、ジャーナルキャッシュアウト時間45に設定された時間を参照し、該時間の間隔でジャーナル転送制御手段42を起動する。ジャーナル転送制御手段42は、ジャーナルファイルが重複しないように一連性を保つための同期情報を有する同期情報記憶部43を参照し、ジャーナル記憶部341乃至34nに格納された分割済みのジャーナルファイルのうち、バックアップ用メールボックス装置40に未転送のジャーナルファイルをボリューム対応に転送し、転送済ジャーナル記憶部441乃至44nに格納する。転送時、所定のサイズをファイル転送する度に、転送レート記憶部46に設定された転送レートで、転送休止する。また、転送開始時時、最繁時間帯記憶部47を参照し、現在時刻が最繁時間帯の内であるとき、連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにする。ファイル転送後、転送したジャーナルファイルのファイル名をボリューム対応に同期情報記憶部431乃至43nに格納する。ジャーナル転送制御手段42は、起動時にボリューム情報記憶部48を参照し、1度のバッチ起動で、ジャーナル記憶部341乃至34nの各ボリュームのジャーナルを転送する。同期情報記憶部431乃至43nは、ボリューム毎に転送したジャーナルファイルの一覧を図7に示すようにボリューム対応にジャーナル/ボリューム431,432の形式で保持する。
次に、図8のフローチャートを参照して、第2の実施例のジャーナル転送方法を実行する動作について説明する。まず、ジャーナル転送制御手段42は、ジャーナル転送制御手段42が、各ボリュームについて常用メールボックス装置30のジャーナルファイルを前回のジャーナル転送で、どこまで転送したかを調べるため、ボリューム情報記憶部48から1エントリを読み出す(図8のステップ801)。該エントリが最終エントリであるか否かを判定を行う(ステップ802)。最終エントリでなかった場合(ステップ802のN)、同期情報記憶部431乃至43nを参照し、ステップ801で取得したエントリに該当するボリュームの最新の転送済ジャーナルファイル名を取得する(ステップ803)。
次に、常用メールボックス装置30に、バックアップ用メールボックス装置40からファイル転送プロトコル(FTP)によって接続し、リスト(LIST)コマンドにて、ステップ801で取得したエントリに該当するボリュームのジャーナルファイル名の一覧を取得する(ステップステップ804)。次に、ステップ803で取得した最新の転送済ジャーナルファイル名と、ステップ804で取得した常用メールボックス装置30の未転送ジャーナルファイル名の一覧を比較し、最新の転送済ジャーナルファイルよりも新しいジャーナルファイルの一覧を、転送対象リスト7305にプッシュして蓄える(ステップ805)。
次に、再度、ステップ801 の処理に戻り、次のボリューム情報エントリについて処理を行う。ステップ802の判定で最終エントリであった場合(ステップ802のY)、全ボリューム分の情報が入った転送対象リストを、日時順にソートする(ステップ806)。次に、ステップ806でソートした転送対象が空であるか否かを判定し、空であった場合は(ステップ807のY)、処理を完了する。転送対象が空でなかった場合(ステップ807のN)、転送対象リストの中で最古のファイルのファイル名を取得し、常用メールボックス装置30からバックアップ用メールボックス装置40に、ファイル転送プロトコルの受け取り(RCPT)コマンドによってジャーナルファイルを転送する(ステップ808)。 次に、転送が成功したか否かを判定し、成功した場合(ステップ809のY)、転送が完了したジャーナルを転送対象リストから削除する(ステップ810)。転送に失敗したとき(ステップ809のN)、失敗したボリュームのすべての転送対象ジャーナルを転送対象リスト7305から削除する(ステップ811)。ステップ810、またはステップ811が完了した後、再度ステップS807の判定を行う。
ステップ807における、バックアップ用メールボックス装置40のジャーナル転送制御手段42の詳細な動作については、第1の実施例のステップ75の詳細動作を示す図3と同じで、第2の実施の形態では、ジャーナル記憶部341乃至34nの各ボリュームに対して実施する。
以上に説明したように、第2の実施例は、常用メールボックス装置30のジャーナル記憶部341乃至34n、またはバックアップ用メールボックス装置40の転送済ジャーナル記憶部441乃至44nのボリュームが故障などで転送不可能な状態になっても、故障のボリューム以外については、バックアップを続けることができる。
第1及び第2の実施例の常用メールボックス装置30及びバックアップ用メールボックス装置40は、図示しない処理装置にプログラムがロードされて、作動して、処理を実行することは明らかである。
電子メールを送受するメールサーバにおけるジャーナル採取及び保持に対して、バックアップ用ジャーナルが必要な分野に利用できる。
この発明の第1の実施の形態を示す図である。 第1の形態におけるジャーナルバックアップをとる動作を示すフローチャートである。 ジャーナルバックアップをとる動作の細部を示すフローチャートである。 図3における転送用一時ファイル作成を説明する図である。 第2の実施の形態を示す図である。 ボリューム情報記憶部によるボリューム対応を説明する図である。 同期情報記憶部を例示する図である。 第2の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 メールボックスシステム
11 メールボックスシステム
20 メールサーバ
30 常用メールボックス装置
31 メールサービス部
32 ジャーナルキャッシュアウト時間
33 メール記憶部
34 ジャーナル記憶部
35 ボリューム情報記憶部
40 バックアップ用メールボックス装置
41 バッチ起動制御手段
42 ジャーナル転送手段
43 同期情報記憶部
44 転送済みジャーナル記憶部
45 ジャーナルキャッシュアウト時間
46 転送レート記憶部
47 最繁時間帯記憶部
48 ボリューム情報記憶部
50 バス
331乃至33n メール記憶部
341乃至34n ジャーナル記憶部
431乃至43n 同期情報記憶部
441乃至44n 転送済ジャーナル記憶部

Claims (10)

  1. メールサーバがネットワークを介して送受するメールをメール記憶部に保持し、前記メールを処理する際に採取するジャーナルをジャーナル記憶部に保持するメールボックスシステムにおいて、
    前記ネットワークを介してメールの送受信を所定のプロトコルに基づいて実行するメールサーバと、
    前記メールサーバから渡されるメールの保持及びその処理に係るジャーナル採取と保持を行う常用メールボックス装置と、
    前記常用メールボックス部が保持する前記ジャーナルを入手して、バックアップ用に保持するバックアップ用メールボックス装置と、を備え、
    前記バックアップ用メールボックス装置が、前記常用メールボックス装置にファイル転送プロトコルによって接続し、前記常用メールボックス装置から入手する未転送ジャーナルファイル名と、自装置が保持する転送済みジャーナルファイル名と、を重複しないように整えて転送対象のジャーナルファイルリストを作成し、前記常用メールボックス装置の処理性能に支障を来さないよう転送実行と転送休止とを転送レートで制御し、かつ最繁時間帯の連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにして、前記リストのジャーナルファイルを転送制御することを特徴とするメールボックスシステム。
  2. メールを保持するメール記憶部と、
    メールサーバから渡されるメールを前記メール記憶部に格納する処理や前記メール記憶部から読み出し削除する処理を含むメール処理に係るジャーナルを採取するメールサービス部と、
    時系列に採取されるジャーナルをファイル分割する時間単位を示すジャーナルキャッシュアウト時間を保持するジャーナルキャッシュアウト時間記憶部と、
    前記メールサービス部が時系列で採取したジャーナルを前記ジャーナルキャッシュアウト時間単位でファイル分割してなるジャーナルファイルを保持するジャーナル記憶部と、
    を有することを特徴とする常用メールボックス装置。
  3. 前記ジャーナル記憶部は、
    ジャーナルの書き込み、読み出しに対するキャッシュ領域を有し、前記キャッシュ領域が、最繁時の前記ジャーナルキャッシュアウト時間内に採取されるジャーナルファイルを少なくとも一つ以上格納できるサイズを備えることを特徴とする請求項2記載の常用メールボックス装置。
  4. 常用メールボックス装置からジャーナルを転送する時間間隔を保持するジャーナルキャッシュアウト時間記憶部と、
    前記時間間隔毎にジャーナル転送を開始する信号を発生するバッチ起動制御手段と、
    所定のサイズのジャーナルファイルを転送後、転送を休止する時間を示す転送レートを保持する転送レート記憶部と、
    前記常用メールボックス装置の稼動における最繁時間帯を保持する最繁時間帯記憶部と、
    前記常用メールボックス装置から入手した転送済みジャーナルファイル名を保持する同期情報記憶部と、
    前記常用メールボックス装置のジャーナル記憶部から転送されたジャーナルファイルを保持する転送済みジャーナル記憶部と、
    前記バッチ起動制御手段から起動され、前記常用メールボックス装置のメールサービス部にファイル転送プロトコルによって接続し、前記常用メールボックス装置から入手する未転送ジャーナルファイル名と、自装置が保持する転送済みジャーナルファイル名と、に基づいて、転送対象のジャーナルファイルリストを作成し、前記リストのジャーナルファイルを前記転送レートによる転送休止と、前
    記最繁時間帯のファイル転送でジャーナルファイルが複数個以上あるとき、連続したファイル転送を行わないことと、によるジャーナルファイルの転送を制御するジャーナル転送制御手段と、
    を有することを特徴とするバックアップ用メールボックス装置。
  5. メールサーバがネットワークを介して送受するメールをメール記憶部に保持し、前記メールを処理する際に採取するジャーナルをジャーナル記憶部に保持するメールボックスシステムのジャーナル転送制御方法において、
    バックアップ用メールボックス装置のジャーナル転送制御手段が、
    現在時刻が最繁時間帯であるか否かを判定するステップと、
    最繁時間帯である場合、転送対象となるジャーナルファイルが複数個あるか否かを判定するステップと、
    最繁時間帯で、かつ転送対象となるジャーナルファイルが複数個ある場合、連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにするステップと、
    最繁時間帯でない、あるいは最繁時間帯で、かつ転送対象のジャーナルファイルが複数個ない場合、転送対象で最古のジャーナルファイル名を取得するステップと、
    ジャーナル転送のためファイル転送プロトコル(FTP)による接続を常用メールボックス装置に行うステップと、
    前記接続後、バックアップ用メールボックス装置が有する転送対象リストから、転送用一時ファイルを作成するステップと、
    転送対象ジャーナルファイルが転送し終わったか否かを判定するステップと、
    前記転送が終わっていないとき、所定のサイズ分のジャーナルファイルを転送するステップと、
    前記所定のサイズ分のジャーナルファイルの転送後、転送レートで設定された時間の間、転送を休止するステップと、
    前記休止後、ジャーナルファイルの転送が終わったか否かを確認し、終わっていないとき、転送を続行するステップと、
    前記ジャーナルファイルの転送が終わっているとき、転送が成功していたか否かを判定するステップと、
    前記転送が成功している場合、前記転送用一時ファイルを転送対象リストから取得した最古のジャーナルファイル名にリネームするステップと、
    リネーム後、ジャーナルファイル名を転送済みとして同期情報に記憶するステップと、
    を実行することを特徴とするメールボックスシステムのジャーナル転送制御方法。
  6. メールサーバがネットワークを介して送受するメールをメール記憶部に保持し、前記メールを処理する際に採取するジャーナルをジャーナル記憶部に保持するメールボックスシステムにおいて、
    前記ネットワークを通じてメールの送受信を所定のプロトコルに基づいて実行するメールサーバと、
    前記メールサーバから受け取るメールの保持及びその処理に係るジャーナルの採取し、前記メール対応に区分けして記憶する複数ボリュームでなるメール記憶部に前記ジャーナルを保持する常用メールボックス装置と、
    前記常用メールボックス部の複数のボリュームそれぞれからジャーナルを読み出して、対応するバックアップ用ボリュームに保持するバックアップ用メールボックス装置と、を備え、
    前記バックアップ用メールボックス装置が、前記常用メールボックス装置をファイル転送プロトコルによって接続し、前記常用メールボック装置から未転送ファイル名と、自装置が保持する転送済みジャーナルファイル名と、を重複しないように整えて、前記ボリューム対応に転送対象のジャーナルファイルリストを作成し、前記常用メールボックス装置の処理性能に支障を来さないよう転送実行と転送休止とを所定のレートで制御し、かつ最繁時間帯の連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにして、前記リストのジャーナルファイルを転送制御することを特徴とするメールボックスシステム。
  7. メール対応にメールを保持する複数ボリュームでなるメール記憶部と、
    前記メールサーバから渡されるメールを前記メール対応に前記ボリュームに格納する処理や前記メール記憶部からメール読み出し削除する処理を含むメール処理に係るジャーナルを採取するメールサービス部と、
    時系列で採取されるジャーナルをファイル分割する時間単位を示すジャーナルキャッシュアウト時間を保持するジャーナルキャッシュアウト時間記憶部と、
    前記メール記憶部のそれぞれに対応し、前記ジャーナルキャッシュアウト時間
    で時系列のジャーナルをファイル分割してなるジャーナルファイルを保持する複数ボリュームでなるジャーナル記憶部と、
    複数ボリュームでなるメール記憶部と、複数ボリュームでなるジャーナル記憶部と、を対応付けるボリューム情報を保持するボリューム情報記憶部と、
    を有することを特徴とする常用メールボックス装置。
  8. 前記ジャーナル記憶部は、
    ジャーナルの書き込み、読み出しに対するキャッシュ領域を有し、前記キャッシュ領域が最繁時の前記ジャーナルキャッシュアウト時間内に採取されるジャーナルファイルを少なくとも一つ以上格納できるサイズを備えることを特徴とする請求項7記載の常用メールボックス装置。
  9. 常用メールボックス装置からジャーナルを転送する時間間隔を保持するジャーナルキャッシュアウト時間記憶部と、
    前記時間間隔毎に、前記常用メールボックス装置からジャーナル転送を開始する信号を発生するバッチ起動制御手段と、
    所定のサイズのジャーナルファイルを転送後、転送を休止する時間を示す転送レートを保持する転送レート記憶部と、
    前記常用メールボックス装置の最繁時間帯を保持する最繁時間帯記憶部と、
    前記常用メールボックス装置のボリューム記憶情報に対応する自装置のボリューム情報を保持するボリューム情報記憶部と、
    前記常用メールボックス装置から入手した転送済みファイルリストをメール対応の複数ボリュームに記憶する同期情報記憶部と、
    前記常用メールボックス装置の複数ボリュームでなるジャーナル記憶部から転送したジャーナルファイルを対応するボリュームに記憶する転送済みジャーナル記憶部と、
    前記バッチ起動制御手段から起動され、前記常用メールボックス装置のメールサービス部にファイル転送プロトコルによって接続し、前記常用メールボックス装置から入手する未転送ジャーナルファイル名と、自装置が保持する転送済みジャーナルファイルと、に基づいて、転送対象のジャーナルファイルリストをボリューム対応に作成し、前記リストのジャーナルファイルを前記転送レートによる転送休止と、最繁時間帯のファイル転送で、ジャーナルファイルが複数個以上あるとき、連続したジャーナルファイルの転送を行わないようにして、全てのボリュームに対してジャーナルファイルの転送を制御するジャーナル転送制御手段と、
    を備えることを特徴とするバックアップ用メールボックス装置。
  10. メールサーバがネットワークを介して送受するメールをメール記憶部に保持し、前記メールを処理する際に採取するジャーナルをジャーナル記憶部に保持するメールボックスシステムのジャーナル転送制御方法において、
    バックアップ用メールボックス装置のジャーナル転送制御手段が、
    現在時刻が最繁時間帯であるか否かを判定するステップと、
    最繁時間帯である場合、転送対象となるジャーナルファイルが複数個あるか否かを判定するステップと、
    最繁時間帯で、かつ転送対象となるジャーナルファイルが複数個ある場合、連続したジャーナルファイルの転送をしないようにして、ジャーナルファイル転送を終了するステップと、
    最繁時間帯でない、あるいは最繁時間帯で、かつ転送対象のジャーナルファイルが複数個ない場合、転送対象で最古のジャーナルファイル名を取得するステップと、
    ジャーナル転送のためファイル転送プロトコル(FTP)による接続を常用メールボックス装置に行うステップと、
    前記接続後、バックアップ用メールボックス装置が有する転送対象リストから、転送用一時ファイルを作成するステップと、
    転送対象ジャーナルファイルが転送し終わったか否かを判定するステップと、 前記転送が終わっていないとき、所定のサイズ分のジャーナルファイルを転送するステップと、
    前記所定のサイズ分のジャーナルファイルの転送後、転送レートで設定された時間の間、転送を休止するステップと、
    前記休止後、ジャーナルファイルの転送が終わったか否かを確認し、終わっていないとき、転送を続行するステップと、
    前記ジャーナルファイルの転送が終わっているとき、転送が成功していたか否かを判定するステップと、
    前記転送が成功している場合、前記転送用一時ファイルを転送対象リストから取得した最古のジャーナルファイル名にリネームするステップと、
    リネーム後、ジャーナルファイル名を転送済みとして同期情報に記憶するステップと、
    常用メールボックス装置のジャーナル記憶部の全てのボリュームに対して、ジャーナルファイル転送が終了したか否かをチェックし、終了しているとき、ジャーナル転送を停止し、終了していないとき、全ての前記ボリュームに対して、ジャーナルファイル転送を続行するステップと。
    を実行することを特徴とするメールボックスシステムのジャーナル転送制御方法。
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