JP2006272435A - 鋳バリ除去装置及び鋳バリ除去方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 鋳バリの除去を確実に果たすことができる鋳バリ除去装置及び鋳バリ除去方法を提供する。
【解決手段】 プレス刃2Aのワーク対向板11に形成した孔16に出没可能に収納され、刃先21が他方向Fに向けて形成された可動刃20と、可動刃20を孔16の開口部方向に押付けるスプリング28と、スプリング28による可動刃20の変位が、可動刃20の刃先21がワーク対向板11から所定量突出した位置にとどまるように規制する規制手段25と、を備えた。プレス刃2Aが一方向Eに変位する際には、プレス刃2Aが鋳バリ5を切断する一方、プレス刃2Aが他方向Fに変位する際には、スプリング28のばね力でプレス刃2Aから突出して所定の突出長さで規制手段25により位置規制されている可動刃20が、プレス刃2Aによる切断処理で残された残バリ5bを除去する。このため、鋳バリ5を確実に除去できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ワークに形成された鋳バリを除去する鋳バリ除去装置及び鋳バリ除去方法に関する。
従来の鋳バリ除去装置の一例として、図4及び図5に示す装置がある(特許文献1参照。)。この鋳バリ除去装置1は、図4及び図5に示すように、プレス刃2を備えたベース3がワーク(製品)4に対して図4下方向に移動し、ワーク4(製品)に生じている鋳バリ5を切断するようにしている。
特開平6−246430号公報
ところで、上述した従来技術では、鋳バリ5を切断しても、鋳バリ5はワーク4から全て除去されるわけではない。鋳バリ5は、上記プレス刃2の切断により、例えば、ワーク4から分離されてワーク4から実際除去される、いわゆる切バリ5aと、この段階でワーク4から除去されずにワーク4側に残される、いわゆる残バリ5bとに、分けられ、切バリ5aのみがこの段階で除去されるようになっている。
本来、上記プレス刃2の切断処理により、全ての鋳バリ5が除去されることが望ましいが、このようにバリが残されてしまう(残バリ5bが残存する)のは次の理由による。
すなわち、ワーク4(製品)の型番毎のバラツキを吸収しようとすると、ワーク4に対してプレス刃2を逃がす(すなわち、ワーク4とプレス刃2との間に隙間を設ける)必要があり、この状態で上述したようにプレス刃2の切断処理を行った場合、残バリ5bが残存してしまうことになる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、鋳バリの除去を確実に果たすことができる鋳バリ除去装置及び鋳バリ除去方法を提供することを目的とする。
請求項1記載に係る鋳バリ除去装置の発明は、ワークの鋳バリ形成面に沿う一方向の変位により前記鋳バリを切断する刃具と、前記刃具における前記鋳バリ形成面に対面する側に備えられ、前記一方向に見て得られる形状が前記鋳バリ形成面を前記一方向に見て得られる鋳バリ形成面一方向形状と重なり合うように反対形状をなす鋳バリ形成面対応部を含むワーク対面部と、該ワーク対面部の前記鋳バリ形成面対応部を形成した部分に、前記ワークに向けて開口させて形成された孔と、前記一方向に見て得られる形状が前記鋳バリ形成面一方向形状と重なり合うように反対形状をなす刃先を有し、該刃先が前記一方向と反対方向に向けて形成され、前記孔に出没可能に収納される可動刃と、前記可動刃を前記ワークに向けて押付けるばね手段と、該ばね手段による前記可動刃の変位が、前記可動刃の刃先が前記刃具から所定量突出した位置にとどまるように規制する規制手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の鋳バリ除去装置を用いた鋳バリ除去方法であって、前記ワークに対して前記刃具が前記一方向に変位して前記刃具が前記鋳バリを切断する鋳バリ切断工程と、前記ワークに対する前記刃具の前記他方向の変位により前記可動刃が前記鋳バリを除去する鋳バリ除去工程と、を備えたことを特徴とする。
請求項1、2記載の発明によれば、ワークに対して刃具が一方向に変位する際には、刃具が鋳バリを切断する一方、ワークに対して刃具が一方向と反対方向に変位する際には、ばね手段のばね力で刃具から突出し、所定の突出長さで規制手段により位置規制されている可動刃が、刃具の鋳バリ切断処理でワークに残された鋳バリを除去する。このため、鋳バリを確実に除去できる。
以下、本発明の一実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。
図1及び図2において、鋳バリ除去装置1Aは、駆動機構10により上下動されるベース3を有している。ベース3の下面部には、ワーク4の鋳バリ5が形成される鋳バリ形成面部13(鋳バリ形成面)に沿う一方向E(図1下方向)の変位により鋳バリ5を切断するプレス刃2A(刃具)が装着されている。
プレス刃2Aは、ベース3の下面部に、互いに略平行するように垂直に固定されたワーク対向板11及びワーク反対側板12と、ワーク対向板11及びワーク反対側板12と共に略コ字形を成すようにこれらに連接された連接板14と、から大略構成されている。ワーク対向板11はワーク4側に配置され、ワーク反対側板12は、ワーク対向板11に対してワーク4から離間する側に配置されている。
ワーク対向板11は、図3(A)、(B)に示すように、鋳バリ形成面部13における一方向Eと直交する方向(図1紙面表裏方向)の長さに比して長い寸法とされている。また、ワーク対向板11は、鋳バリ形成面部13(鋳バリ形成面)を一方向Eに見て得られる鋳バリ形成面一方向形状50と重なり合うように反対形状をなす鋳バリ形成面対応部51を、当該ワーク対向板11の長手方向(図1紙面表裏方向)の略中央部分に備えている。鋳バリ形成面対応部51は、鋳バリ形成面一方向形状50が例えば凹形状であれば、この凹形状に重なる凸形状とされる。
この装置では、上述したようにプレス刃2Aが一方向Eに変位する際、鋳バリ5を切断するが、プレス刃2Aに備えたワーク対向板11がこの鋳バリ5の切断機能を果たすようにしている。
なお、前記一方向E(図1下方向)と反対の方向(図1上方向)を以下、適宜、他方向Fという。
ワーク対向板11にはワーク4に向けて開口する孔16が形成されている。孔16には、可動刃20が移動可能に収納されている。可動刃20は、孔16内に収納され、先端側に刃先21を有する可動刃本体22と、可動刃本体22の基端側に形成され、孔16の少なくとも図1上下方向の長さに比して長さ寸法(図1上下方向の長さ)が大きくてワーク対向板11に係止可能な大きさのフランジ23と、から大略構成されている。可動刃20は、可動刃本体22の刃先21がワーク4側とされ、フランジ23がワーク対向板11におけるワーク反対側板12側になるように配置されている。
可動刃本体22の刃先21は、ベース3側(前記他方向F)に向けて設けられている。このように刃先21の向きが設定されていることにより、後述するようにプレス刃2Aが一方向Eに移動する際には刃先21は鋳バリ5を切断せず、他方向Fに移動する際に、鋳バリ5を切断するようにしている。
また、刃先21は、前記鋳バリ形成面一方向形状50と重なり合うように反対形状をなしている。刃先21をこのような形状に設定したことにより、後述するように、スプリング28により押付けられた状態で他方向Fに移動することにより、鋳バリ形成面部13の長さ方向の全体にわたって鋳バリ5が形成されていても、その鋳バリ5の切断をプレス刃2A(刃先21)が他方向Fに1回、ストロークすることにより果たすことができるようになっている。
プレス刃2Aの連接板14における孔16の近傍には、孔16の形成方向(図1左右方向)に沿って延びる溝24が形成されており、可動刃20の上記配置状態で、フランジ23が収まるようになっている。可動刃20は、可動刃本体22が孔16に収納されて、上述したように移動可能になっているが、図2右方向への移動は、フランジ23がワーク対向板11に当接することにより、規制され、この状態で、可動刃本体22の刃先21は、ワーク対向板11から所定量突出した状態になっている。本実施の形態では、フランジ23及びワーク対向板11が規制手段25を構成している。
可動刃本体22の刃先21は、上述したようにベース3側(前記他方向F)に向けて設けられているので、スプリング28によりワーク4に押付けられた状態で上昇する(他方向Fに移動する)ことによりワーク4側部分に対する切断を行える一方、スプリング28によりワーク4に押付けられた状態であっても下降(一方向Eの移動)時にはワーク4側部分に対する切断は行わない(行えない)ようになっている。
プレス刃2Aのワーク反対側板12には、軸材30が取付けられている。軸材30は、先端部が前記孔16に向けて延びている。軸材30の先端部には軸材30と直交する直交軸31が取付けられている。軸材30の直交軸31は、可動刃本体22に形成された長孔32に挿入されており、ワーク対向板11と共に可動刃20を支持しつつ可動刃20の移動(図2左右方向の移動)の案内をするようにしている。
ワーク反対側板12とフランジ23との間には、スプリング28(ばね手段)が介装されており、可動刃20を孔16方向に押し、ひいてはワーク4の鋳バリ形成面部13に押付けるようにしている。可動刃20は、上述したように規制手段25により位置規制されるが、その位置規制された状態(フランジ23がワーク対向板11に当接した状態)では、可動刃本体22の刃先21は、上述したようにプレス刃2Aのワーク対向板11から所定長さ、突出している。
このように構成された鋳バリ除去装置1Aでは、ワーク4を所定位置に保持し、ワーク4の鋳バリ形成面部13に沿うように、プレス刃2Aを下降させる。このプレス刃2Aの下降の際には、可動刃本体22の先端部(刃先21)がスプリング28の押付力により鋳バリ形成面部13に接触しつつ、プレス刃2Aのワーク対向板11が鋳バリ5に当接する。このようにプレス刃2Aのワーク反対側板12が鋳バリ5に当接することにより鋳バリ5が切断され(鋳バリ切断工程)、その一部(切バリ5a)が除去され、他の部分(残バリ5b)がワーク4に残される。
なお、プレス刃2Aの下降の際には、上述したように可動刃本体22の先端部(刃先21)がスプリング28の押付力により鋳バリ形成面部13に接触するが、鋳バリ形成面部13の突出状態によっては、スプリング28のばね力に抗して、可動刃本体22が図2左側に変位し、これによりフランジ23とプレス刃2Aとの間に隙間40が形成されることもある。
続いて、プレス刃2Aを上昇させる。このプレス刃2Aの上昇の際には、スプリング28のばね力により可動刃本体22の刃先21が鋳バリ形成面部13に押圧されつつ上昇することに伴い、可動刃本体22の刃先21が残バリ5bを切断してこれをワーク4から除去する(鋳バリ除去工程)。
上述した処理により、鋳バリ5をワーク4から確実に除去できることになる。
上記実施の形態では、ワーク4が固定され、ワーク4に対してプレス刃2Aが上下動する場合を例にしたが、これに代えて、プレス刃2Aを固定し、プレス刃2Aに対してワーク4を上下動させることにより、鋳バリ5を除去するように構成してもよい。
本発明の一実施の形態に係る鋳バリ除去装置を模式的に示す図である。 図1の鋳バリ除去装置の作用を説明するための一部断面で示す図である。 図1のプレス刃及び可動刃を(A)に、図1のワークを(B)に、それぞれ模式的に示す斜視図である。 従来の鋳バリ除去装置の一例を模式的に示す図である。 図4の鋳バリ除去装置の作用を模式的に示す図である。
符号の説明
1A…鋳バリ除去装置、2A…プレス刃(刃具)、4…ワーク、5…鋳バリ、5a…切バリ、5b…残バリ、13…鋳バリ形成面部(鋳バリ形成面)、11…ワーク対向板(ワーク対面部)、16…孔、20…可動刃、25…規制手段、28…スプリング(ばね手段)、
50…鋳バリ形成面一方向形状、51…鋳バリ形成面対応部。

Claims (2)

  1. ワークの鋳バリ形成面に沿う一方向の変位により前記鋳バリを切断する刃具と、
    前記刃具における前記鋳バリ形成面に対面する側に備えられ、前記一方向に見て得られる形状が前記鋳バリ形成面を前記一方向に見て得られる鋳バリ形成面一方向形状と重なり合うように反対形状をなす鋳バリ形成面対応部を含むワーク対面部と、
    該ワーク対面部の前記鋳バリ形成面対応部を形成した部分に、前記ワークに向けて開口させて形成された孔と、
    前記一方向に見て得られる形状が前記鋳バリ形成面一方向形状と重なり合うように反対形状をなす刃先を有し、該刃先が前記一方向と反対方向に向けて形成され、前記孔に出没可能に収納される可動刃と、
    前記可動刃を前記ワークに向けて押付けるばね手段と、
    該ばね手段による前記可動刃の変位が、前記可動刃の刃先が前記刃具から所定量突出した位置にとどまるように規制する規制手段と、を備えたことを特徴とする鋳バリ除去装置。
  2. 請求項1記載の鋳バリ除去装置を用いた鋳バリ除去方法であって、
    前記ワークに対して前記刃具が前記一方向に変位して前記刃具が前記鋳バリを切断する鋳バリ切断工程と、
    前記ワークに対する前記刃具の前記一方向と反対方向の変位により前記可動刃が前記鋳バリを除去する鋳バリ除去工程と、を備えたことを特徴とする鋳バリ除去方法。


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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015115707A1 (ko) * 2014-02-03 2015-08-06 주식회사 성남전자 다이캐스팅 제품 사상기
WO2019214315A1 (zh) * 2018-05-10 2019-11-14 广州市型腔模具制造有限公司 防止铸件变形的切边装置

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