JP2006271439A - ミキサー - Google Patents

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Takahiro Oshita
孝博 大下
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Abstract

【課題】コネクターの耐久性を確保しながら、運転時の異常音や異常振動の発生を防ぎつつ、高速回転するカッターの折れを防止すること。
【解決手段】カッターはスポット溶接を行うことなく貫通させた主軸22上端をカシメて固定し、コネクター上25は金属で形成してコネクター上25と主軸22を貫通させたネジ32を締付け、主軸22下端に固定することにより、カッター中央部の主軸22貫通穴周囲のスポット溶接による強度の劣化をなくすことができるため、カッター折れを防止しながら、カッターを主軸22上端に確実に固定することができるとともに、コネクター上25を耐久性と自由度を確保しながら主軸22に取り付け、高速回転する各部の寸法や嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生も防止することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として業務用に使用し、野菜や果実等を粉砕して液体物と混合させることにより、ミックスジュースなどを作るミキサーに関するものである。
従来、この種のミキサーは、ジュースなどの調理物が、コック栓を開くことにより、容器から抽出されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
図5は、特許文献1に記載された従来のミキサーを示すものである。図5に示すように容器101の底を構成する主軸受け102は、カッター103と主軸104とオイルレスベアリング105を具備し、容器101と主軸受け102が取り付けられモータを内蔵した本体の上に載置される容器台106には、容器101の内部と外部を連通させ、途中にコック栓107を摺動自在に具備したコック108が取り付けられている。コック栓107は、コックレバー109により摺動され、コック108を開閉している。カッター103は上方に曲げたカッター上と下方に曲げたカッター下を重ね、主軸104を貫通させる中央部の穴の周囲に4ヶ所スポット溶接して構成され、主軸104の上端に貫通させ袋ナット110を締付けて固定している。主軸104の下端には、コネクター上111が取り付けられ、モータとコネクター下(図示せず)とを介して主軸104は回転される。
特開2004−357752号公報
しかしながら前記従来の構成では、カッター上とカッター下の102部材を重ね、主軸104を貫通させる中央部の穴の周囲に4ヶ所スポット溶接してカッター103を構成していたため、瞬間的に高熱になるスポット溶接部の強度が劣化していた。昔の使用条件では、強度が劣化しても必要な強度が確保できていたため、カッター103が折れることはなかったが、近年は季節に関係なくジュースの製造販売が増え、冷凍したフルーツや氷等の硬い材料を多量に使うようになったとともに、ジュース作りの頻度も増してきており、しかもカッター103は毎分約1万回転で高速回転させているため、刃先に強い衝撃がかかるようになり、強度が劣化したスポット溶接部を起点に、カッター103が一気に折れるという現象が稀に発生するようになった。その一方で、業務用に使用してジュースを製造販売しているユーザーは、商品であるジュース等の安全性や衛生面には気を配っており、その確保には強いニーズがあるという課題があった。
また、家庭用ミキサーでは、嵌合状態のバラツキを吸収して、異常音や振動の発生を防止できるよう、コネクター上111をゴムで形成して主軸104下端にねじ込む構成が一般的であったが、コネクターにかかる荷重と使用頻度が高い業務用では耐久性能を確保することができないため、コネクター上111は金属で形成する必要があるという課題もあった。
本発明はこのような従来の課題を解決するもので、金属製のコネクター上の自由度を確保しながら主軸に取り付け、高速回転する各部の寸法や嵌合状態のバラツキを吸収して、異常音や異常振動の発生を防止しつつ、カッター折れを防止することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明のミキサーは、カッターはスポット溶接を行うことなく貫通させた主軸上端をカシメて固定し、コネクター上は金属で形成してコネクター上と主軸を貫通させたネジを締付け、主軸下端に固定したものである。
これによって、カッター中央部の主軸貫通穴周囲のスポット溶接による強度の劣化をなくすことができるため、カッター折れを防止しながら、カッターを主軸上端に確実に固定することができるとともに、コネクター上の耐久性能と自由度を確保しながら主軸に取り付け、高速回転する各部の寸法や嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生も防止することができる。
また、カッターはスポット溶接を行うことなく貫通させた主軸上端をカシメて固定し、コネクター上は金属で形成してコネクター上と主軸を貫通させたノックピンの両端をカシメ、主軸下端に固定したものである。
これによって、カッター中央部のスポット溶接による強度劣化をなくし、カッター折れを防止しながらカッターを主軸に固定できるとともに、コネクター上を耐久性と自由度を確保しながら主軸に取り付け、高速回転する各部の寸法や嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生も防止することができる。
本発明のミキサーは、コネクターの耐久性能を確保しながら、異常音や異常振動の発生を防止することができるとともに、カッター折れを防いでカッターの耐久性能を向上することができ、使い勝手を大幅に向上することができる。
第1の発明は、カッターはスポット溶接を行うことなく貫通させた主軸上端をカシメて固定し、コネクター上は金属で形成してコネクター上と主軸を貫通させたネジを締付け、主軸下端に固定することにより、カッター中央部の主軸貫通穴周囲のスポット溶接による強度の劣化をなくすことができるため、カッター折れを防止しながら、カッターを主軸上端に確実に固定することができるとともに、コネクター上を耐久性と自由度を確保しながら主軸に取り付け、高速回転する各部の寸法や嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生も防止することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明のカッターを、カッター上とカッター下の2枚、またはそれ以上の複数枚で構成し、これら複数のカッターを重ねて貫通させた主軸上端をカシメて固定するとすることにより、切削性能を高めるために必要であればカッターを複雑な形状に構成することができるとともに、カッター中央部の主軸貫通穴周囲のスポット溶接を廃し強度の劣化をなくすことができるため、性能の向上とカッター折れ防止を図りながら、カッターを主軸上端に確実に固定することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、主軸下部とコネクター上の間にゴムブッシュを配設し、主軸とゴムブッシュにコネクター上を固定するネジが貫通する穴を形成し、主軸の穴はネジの外径より大きいバカ穴に形成するとすることにより、コネクター上を耐久性の良い金属で形成しても、自由度を確保しながら主軸に確実に取り付けることができ、高速回転する各部の寸法や嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生を防止することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明において、ネジは主軸を貫通する部分にはネジ加工を施さず、先端のコネクター上とオーバーラップする部分のみネジ加工するとすることにより、ネジの主軸バカ穴端面と当接する箇所は太くくびれのない滑らかな円形断面で形成されるため、切削時にかかる刃先の衝撃がネジの主軸との当接箇所にかかっても、応力集中の発生を防ぎネジの変形や破損を防止することができる。
第5の発明は、特に、第4の発明において、ネジ先端のネジ部に固着剤を特殊加工するとすることにより、ネジをコネクター上に締付けると、固着剤が重合反応して硬化しネジがロックされるため、運転時にネジとコネクター上が高速回転し振動や衝撃が加わっても、ネジのゆるみを防止することができ信頼性を高めることができる。
第6の発明は、特に、第4の発明において、ネジの頭にスプリングワッシャーを装着するとすることにより、ネジをコネクター上に締付けると、スプリングワッシャーのバネ力がネジの軸方向にかかるため、運転時にネジとコネクター上が高速回転し振動や衝撃が加わっても、ネジのゆるみを防止することができ信頼性を高めることができる。
第7の発明は、カッターはスポット溶接を行うことなく貫通させた主軸上端をカシメて固定し、コネクター上は金属で形成してコネクター上と主軸を貫通させたノックピンの両端をカシメ、主軸下端に固定するとすることにより、カッター中央部のスポット溶接による強度劣化をなくし、カッター折れを防止しながらカッターを主軸に固定できるとともに、コネクター上を耐久性と自由度を確保しながら主軸に取り付け、高速回転する各部の寸法や嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生も防止することができる。
第8の発明は、特に、第7の発明のカッターを、カッター上とカッター下の2枚、またはそれ以上の複数枚で構成し、これら複数のカッターを重ねて貫通させた主軸上端をカシメて固定するとすることにより、カッターを複雑な形状でも構成することができ、カッター中央部のスポット溶接を廃し強度の劣化をなくすこともできるため、性能を高めカッター折れ防止を図りながら、カッターを主軸に確実に固定することができる。
第9の発明は、特に、第7または第8の発明において、主軸下部とコネクター上の間にゴムブッシュを配設し、コネクター上と主軸とゴムブッシュにコネクター上を固定するノックピンが貫通する穴を形成し、主軸の穴はノックピンの外径より大きいバカ穴に形成するとすることにより、コネクター上を金属で形成しても自由度を確保しながら主軸に確実に取り付けられ、高速回転する各部の寸法や嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生を防止できるとともに、ノックピンの主軸バカ穴端面との当接箇所は滑らかな円形断面で形成されるため、運転時に衝撃が当接箇所にかかっても、応力集中によるネジの変形や破損を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態におけるミキサーの斜視図、図2は同ミキサーの部分断面図、図3はコック部を分解した状態を示す斜視図である。
図1〜3において、本体11はモータを内蔵し、スイッチ12とコップ受け台13を有している。野菜や果実等の材料を入れるガラス製の容器14は、外周下部にネジ15が形成され、上部に蓋16が装着されている。容器14はネジ15を介して容器台17に着脱自在に取り付けられ、容器台17を介して本体11の上に着脱自在に載置される。容器台17は調理物を抽出する抽出管18と主軸受け19を備え、容器14中の調理物が漏れないよう、抽出管18の入口側と出口側にはOリング20が、また容器14と主軸受け19の間には容器パッキン21が装着されている。
主軸受け19は耐熱性の高いフェノール樹脂で形成され、主軸22と、カッター上23と、カッター下24と、コネクター上25と、主軸22を回転自在に支持するオイルレスベアリング26と、調理物や油をシールするオイルシール27と、調理物を抽出する開口部28と、粗い材料が流出したり抽出管18に詰まるのを防ぐ、格子状に形成されたろ過金具29とを具備し、複数のネジ30により容器台17に取り付けられている。カッターは上方に曲げたカッター上23と下方に曲げたカッター下24の2部材で構成され、カッター上23とカッター下24をスポット溶接することなく、それぞれの中央部に形成された穴を主軸22に貫通させて重ね、カッター上23の上方に突出した主軸22上端をカシメることによって主軸22に固定し、本体11側のモータ、コネクター下(図示せず)を介して回転される。
また、コネクター上25は金属で形成し、主軸22とコネクター上25の間にはゴムブッシュ31を配設して、主軸22とゴムブッシュ31にコネクター上25を固定するネジ32が貫通する穴を形成し、主軸22の穴はネジ32の外径より大きいバカ穴33に形成して、ネジ32を主軸22とゴムブッシュ31を貫通させてコネクター上25に締付け、主軸22下端に固定している。ネジ32は主軸22を貫通する部分はネジ加工を施さず、くびれのない滑らかな円形断面で形成し、先端のコネクター上25とオーバーラップする部分のみネジ加工し、ネジ部にはマイクロカプセル化したアクリルタイプまたはエポキシタイプの高反応性固着剤が特殊加工されているとともに、ネジ32の頭にはスプリングワッシャー34が装着されている。なお、本実施の形態では固着剤とスプリングワッシャー34を併用しているが、いずれか一方のみの使用でもネジ32のゆるみは防止できる。また、固着剤は前記以外にも特殊ナイロン樹脂を融着加工したもの等、様々なタイプがあり、材質や用途や使用環境により使い分けが可能である。
容器台17の抽出管18出口には、抽出口35を具備しジュース等調理物の流路を構成するコック36が、締付け部材37とコック押さえ38を介して接続されている。コック押さえ38を容器台17に形成されたネジ39にねじ込むと、コック押さえ38と嵌合当接する締付け部材37がコック36のフランジ40に当接し、コック36をOリング20に押圧して固定するとともに接続部をシールする。
コック36の流路中には、ゴムで形成されシールを行うコックパッキン41と、コックパッキン41が装着されたコック栓42が配設されている。コック栓42はコック栓押さえ43を介して摺動自在に支持され、バネ44によりコックパッキン41とともに下方に附勢され、コック36内壁に押圧されている。コック栓押さえ43はコック36上端のネジ45にねじ込んで固定され、抽出口35上方の開口部をふさいでいる。
コック栓42の上端には、ステンレス製のフック部材46がインサート成形され、フック部材46には開口部47が形成されている。コックレバー48は軸部49を介してフック部材46に回動自在に、また開口部47を通して着脱自在に取り付けられ、これを操作するとコック栓42が上下に摺動される。コックカバー50はコック部をカバーする部材で、コックレバー48を通す穴51が形成され、容器台17に嵌合固定されている。
以上のように構成されたミキサーについて、以下にその動作と作用を説明する。コックレバー48を立てた状態でジュースの材料を容器14中に入れ、スイッチ12を入れるとカッターが毎分約1万回転で高速回転し、所定時間運転を続けると材料が切削粉砕攪拌されてジュースが完成する。この時ジュースに面した各部品の接合部は、容器パッキン21、オイルシール27、Oリング20、コックパッキン41により確実にシールされているため、運転時に振動してもジュースが漏れることはない。
次にジュースの抽出は、コップをコップ受け台13に置きコックレバー48を倒すと、軸部49が上方に動きコック栓42とコックパッキン41が上方に引き上げられるため、抽出口35上部が解放されて容器14中のジュースが抽出管18とコック36を流れ、抽出口35からコップに注がれる。この際、ジュースはろ過金具29を通され、細かく粉砕できなかった材料は、抽出されないようになっている。またコップをジュースで満たし、倒していたコックレバー48を立てると、バネ44によりコック栓42とコックパッキン41が、抽出口35の上部に圧接されシールするため、ジュースの抽出が止まる。
ミキサーの使用後は、図3に示すようにコックカバー50を上に引き抜き、コック押さえ38をねじるとコック36が容器台17から外れ、コック栓押さえ43をねじってコック36から外し、コックパッキン41下部を上に押して開口部47をコック栓押さえ43の上方に出すと、軸部49を開口部47から抜くことができ、工具を使わなくても容易に分解することができる。またコック部の組立も、この逆の手順で分解と同様、工具なしで容易にできる。
以上のように、本実施の形態においては、カッターはスポット溶接を行うことなく貫通させた主軸22上端をカシメて固定し、コネクター上25は金属で形成してコネクター上25と主軸22を貫通させたネジ32を締付け、主軸22下端に固定することにより、カッター中央部の主軸22貫通穴周囲のスポット溶接による強度劣化をなくすことができるため、カッター折れを防止しながら、カッター上23とカッター下24を主軸22上端に確実に固定することができるとともに、コネクター上25の耐久性と自由度を確保しながら主軸22下端に取り付けることができるため、高速回転するコネクター上25の寸法や本体11と容器台17の嵌合状態のバラツキを吸収でき、異常音や異常振動の発生も防止することができる。また、ネジ32をゆるめて外せば、コネクター上25を主軸22から取り外し、主軸22にカシメたカッター上23とカッター下24を、主軸受け19から取り外すことができるため、使い込んでカッターの切れが悪くなっても、カッターを新品に交換することができ、使い勝手も良い。
また、カッターをカッター上23とカッター下24の2枚で構成し、これら複数のカッターをスポット溶接を行うことなく、重ねて貫通させた主軸22上端をカシメて固定することにより、切削性能を高めるために必要であればカッターを複雑な形状に構成することができるとともに、カッター中央部の主軸22貫通穴周囲のスポット溶接を廃し、強度の劣化をなくすことができるため、性能の向上とカッター折れ防止を図りながら、カッターを主軸22上端に確実に固定することができる。なお、本実施の形態ではカッターを2枚のカッターで構成したが、カッター上とカッター中とカッター下の3枚、またはそれ以上の複数枚で構成してもよい。
また、主軸22下部とコネクター上25の間にゴムブッシュ31を配設し、主軸22とゴムブッシュ31にコネクター上25を固定するネジ32が貫通する穴を形成し、主軸の穴はネジの外径より大きいバカ穴33に形成することにより、コネクター上25を耐久性の良い剛体の金属で形成しても、コネクター上25は首振り可能で、自由度を確保しながら主軸22に確実に取り付けることができ、高速回転するコネクター上25の寸法や本体11と容器台17の嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生を防止することができる。
また、ネジ32は主軸22を貫通する部分にはネジ加工を施さず、先端のコネクター上25とオーバーラップする部分のみネジ加工することにより、ネジ32の主軸22バカ穴33端面と当接する箇所は、ネジ部の谷径より太く山径と同等以上のくびれのない滑らかな円形断面で形成されるため、ジュース材料切削時にかかる刃先の衝撃がネジ32の主軸22との当接箇所にかかっても応力集中が発生しないので、前記当接箇所でネジ32の変形や破損が発生するのを防止することができる。
また、ネジ32先端のネジ部にマイクロカプセル化した高反応性固着剤を塗布する特殊加工を施すことにより、ネジ32をコネクター上25に締付けると、マイクロカプセルが破壊して固着剤がにじみ出し、重合反応が開始され硬化しネジ32がロックされるため、運転時にネジ32とコネクター上25が高速回転し振動や衝撃が加わっても、ネジ32のゆるみを防止することができ信頼性を高めることができる。
さらに、ネジ32の頭にスプリングワッシャー34を装着することにより、ネジ32をコネクター上25に締付けると、スプリングワッシャー34のバネ力がネジ32の軸方向にかかるため、運転時にネジ32とコネクター上25が高速回転し振動や衝撃が加わっても、ネジ32のゆるみを防止することができ信頼性を高めることができる。
(実施の形態2)
図4は本発明の第2の実施の形態のミキサーの部分断面図である。
図4において、実施の形態1と同一符号は同一構成要素であり説明は省略し、実施の形態1と相違する部分を説明する。カッターはカッター上23とカッター下24の2部材をスポット溶接することなく、中央部の穴を主軸22に貫通させ重ねて構成され、カッター上23の上方に突出した主軸22上端をカシメることにより主軸22に固定し、本体11側のモータ、コネクター下(図示せず)を介して回転される。
また、コネクター上60は金属で形成し、主軸22とコネクター上60の間にはゴムブッシュ31を配設して、主軸22とゴムブッシュ31とコネクター上60にステンレス製のノックピン61が貫通する穴を形成し、主軸22の穴はノックピン61の外径より大きいバカ穴62に形成して、ノックピン61をコネクター上60と主軸22とゴムブッシュ31に貫通させている。さらに、ノックピン61はコネクター上60の外径より長く、くびれのない滑らかな円形断面で形成され、コネクター上60の外径から突出するノックピン61の両端をカシメることによりコネクター上60に固定され、コネクター上60は主軸22下端に取り付けられている。
以上のように、本実施の形態においては、カッターはスポット溶接を行うことなく貫通させた主軸22上端をカシメて固定し、コネクター上60は金属で形成してコネクター上60と主軸22を貫通させたノックピン61の両端をカシメ、主軸下端に固定することにより、カッター中央部のスポット溶接による強度劣化をなくし、カッター折れを防止しながらカッターを主軸22に固定できるとともに、コネクター上60を耐久性と自由度を確保しながら主軸22に取り付け、高速回転する各部の寸法や嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生も防止することができる。さらに、ノックピン61は両端をカシメているため、コネクター上60が高速回転し振動しても、ネジのように緩みや脱落が発生することはなく、コネクター上60を主軸22に確実に取り付けることができる。
また、カッターをカッター上23とカッター下24の2枚で構成し、これら複数のカッターをスポット溶接することなく、重ねて貫通させた主軸22上端をカシメて固定することにより、切削性能を高めるために必要であればカッターを複雑な形状に構成することができるとともに、カッター中央部の主軸22貫通穴周囲のスポット溶接を廃し、強度の劣化をなくすことができるため、性能の向上とカッター折れ防止を図りながら、カッターを主軸22上端に確実に固定することができる。なお、本実施の形態ではカッターを2枚のカッターで構成したが、カッター上とカッター中とカッター下の3枚、またはそれ以上の複数枚で構成してもよい。
また、主軸22下部とコネクター上60の間にゴムブッシュ31を配設し、コネクター上60と主軸22とゴムブッシュ31に、コネクター上60を固定するノックピン61が貫通する穴を形成し、主軸22の穴はノックピン61の外径より大きいバカ穴62に形成することにより、コネクター上60を耐久性の良い剛体の金属で形成しても、コネクター上60は首振り可能で、自由度を確保しながら主軸22に確実に取り付けることができ、高速回転するコネクター上60の寸法や、本体11と容器台17の嵌合状態のバラツキを吸収できるため、異常音や異常振動の発生を防止することができる。さらに、ノックピン61の主軸22バカ穴62端面との当接箇所は滑らかな円形断面で形成されるため、ジュース材料切削時にかかる刃先の衝撃がノックピン61の主軸22との当接箇所にかかっても応力集中が発生しないので、前記当接箇所でノックピン61の変形や破損が発生するのを防止することができる。
以上のように、本発明にかかるミキサーは、高速回転するカッターの折れを防止するものなので、様々な高速回転するカッターを有した機器にも適用できる。
本発明の実施の形態1におけるミキサーの斜視図 同ミキサーの部分断面図 同ミキサーのコック部を分解した状態を示す斜視図 本発明の実施の形態2におけるミキサーの部分断面図 従来のミキサーの断面図
符号の説明
11 本体
14 容器
17 容器台
18 抽出管
19 主軸受け
22 主軸
23 カッター上
24 カッター下
25、60 コネクター上
31 ゴムブッシュ
32 ネジ
33、62 バカ穴
34 スプリングワッシャー
36 コック(コック部)
61 ノックピン

Claims (9)

  1. モータを内蔵した本体と、上端にカッターが下端にコネクター上が取り付けられた主軸を回転自在に具備した主軸受けと容器と抽出管を有し、前記本体の上に載置される容器台と、前記容器台に取り付けられ前記容器内の調理物を抽出する流路を構成するコック部とを備え、前記カッターはスポット溶接を行うことなく貫通させた前記主軸上端をカシメて固定し、前記コネクター上は金属で形成してコネクター上と前記主軸を貫通させたネジを締付け、前記主軸下端に固定したミキサー。
  2. カッターをカッター上とカッター下の2枚、またはそれ以上の複数枚で構成し、複数の前記カッターを重ねて貫通させた主軸上端をカシメて固定した、請求項1に記載のミキサー。
  3. 主軸下部とコネクター上の間にゴムブッシュを配設し、前記主軸と前記ゴムブッシュに前記コネクター上を固定するネジが貫通する穴を形成し、前記主軸の穴は前記ネジの外径より大きいバカ穴に形成した、請求項1または2に記載のミキサー。
  4. ネジは主軸を貫通する部分にはネジ加工を施さず、先端のコネクター上とオーバーラップする部分のみネジ加工した、請求項3に記載のミキサー。
  5. ネジ先端のネジ部に、固着剤を特殊加工した請求項4に記載のミキサー。
  6. ネジの頭にスプリングワッシャーを装着した、請求項4に記載のミキサー。
  7. モータを内蔵した本体と、上端にカッターが下端にコネクター上が取り付けられた主軸を回転自在に具備した主軸受けと容器と抽出管を有し、前記本体の上に載置される容器台と、前記容器台に取り付けられ前記容器内の調理物を抽出する流路を構成するコック部とを備え、前記カッターはスポット溶接を行うことなく貫通させた前記主軸上端をカシメて固定し、前記コネクター上は金属で形成してコネクター上と前記主軸を貫通させたノックピンの両端をカシメ、前記主軸下端に固定したミキサー。
  8. カッターをカッター上とカッター下の2枚、またはそれ以上の複数枚で構成し、複数の前記カッターを重ねて貫通させた主軸上端をカシメて固定した、請求項7に記載のミキサー。
  9. 主軸下部とコネクター上の間にゴムブッシュを配設し、前記コネクター上と前記主軸と前記ゴムブッシュに前記コネクター上を固定するノックピンが貫通する穴を形成し、前記主軸の穴は前記ノックピンの外径より大きいバカ穴に形成した、請求項7または8に記載のミキサー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3217852A4 (en) * 2014-11-11 2018-07-18 Sunbeam Products, Inc. Appliance with integrated agitator assembly

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