JP2006263694A - 液滴分割構造及び方法 - Google Patents

液滴分割構造及び方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006263694A
JP2006263694A JP2005120287A JP2005120287A JP2006263694A JP 2006263694 A JP2006263694 A JP 2006263694A JP 2005120287 A JP2005120287 A JP 2005120287A JP 2005120287 A JP2005120287 A JP 2005120287A JP 2006263694 A JP2006263694 A JP 2006263694A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dispersed phase
branch
channel
droplet
flow path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005120287A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Seki
実 関
Masumi Yamada
真澄 山田
Saki Doi
佐規 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2005120287A priority Critical patent/JP2006263694A/ja
Publication of JP2006263694A publication Critical patent/JP2006263694A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)

Abstract

【課題】 同一の流路構造で液滴サイズを幅広く簡便に変化させることが可能となる、微小液滴の分割及び制御の方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 所定の方向に延長され、その一端Bにおいて複数の分岐流路Cを持つ流路Aを用い、流路Aにおける端Bの他方の端Dから分散相液滴を含む連続相を導入し、端Bにおいて分割し、分岐流路Cに導入する方法であり、端Bにおいてそれぞれの分岐流路Cへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することにより、端Bにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる液滴分割構造及び方法を用いる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流路内に分岐構造を有する液滴分割構造において、簡便な液量制御により、分割液滴の大きさを制御することで、食品、医薬、化粧品、DDS(ドラッグデリバリーシステム)、マイクロカプセル、イオン交換樹脂などに用いられる液滴を分割し調整する方法及びその構造に関するものである。
一般に、大きさを精密に制御された微小液滴には、食品、医薬、化粧品、DDS(ドラッグデリバリーシステム)、マイクロカプセル、イオン交換樹脂など様々な用途があり、それらの製造は重要な技術である。
従来の微小液滴の生成技術としては、例えば、ミキサー、ホモジナイザーなどの機械的な攪拌により、微小液滴の大きさを制御する方法がある。
しかしながら、これらの方法では微小液滴の大きさの分布が広く、微小液滴生成後に分離を行う必要があり、コストがかかってしまう、という問題点があった。
一方近年、微小流路を用いた微小液滴の生成法が提案されており、これらの方法では、互いに混ざり合わない2種類の液体を、交差部分が存在する流路に導入することにより微小液滴を生成することができる。
また、微小流路の分岐構造を用いた微小液滴の分割による、単分散微小液滴の生成方法が、報告されている。
「フィジカル・レヴュー・レターズ(Physical Review Letters)」92,(5),0545031−0545034,Feb,6,2004
しかしながら、これらの方法では、微小液滴の大きさが微小流路の形状に依存するために、同一流路で液滴サイズを幅広く変化させることは困難であり、目的とする液滴サイズ毎に大きさの異なる微小流路を用意しなければならないことや、さらに10μmより小さいサイズの液滴を作製することができない、という問題点があった。
そこで本研究では、同一の流路構造で液滴サイズを幅広く簡便に変化させることが可能となる、微小液滴の分割及び制御の方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するものとして、流路内の分岐構造を用い、液滴を分割し、さらに分岐構造下流へ分配される流量を調節することにより、上記従来技術における課題を解決するために、
[1]微小液滴の分割及び制御の方法において、所定の方向に延長され、その一端Bにおいて複数の分岐流路Cを持つ流路Aを用い、流路Aにおける端Bの他方の端Dから分散相液滴を含む連続相を導入し、端Bにおいて分割し、分岐流路Cに導入する方法であり、端Bにおいてそれぞれの分岐流路Cへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することにより、端Bにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる液滴分割構造及び方法である。
[2]少なくとも1つの分岐流路Cは、下流における端Eにおいて複数の分岐流路Fを持つ流路であり、流路Aの端Bにおいて分割された分散相液滴が、更に分岐流路Cの端Eにおいて分割され、分岐流路Fに導入される方法であり、かつ端Eにおいてそれぞれの分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することにより、端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる上記[1]に記載の液滴分割構造及び方法である。
[3]前記流路Aは、その端Bの他方の端Dにおいて複数の分岐流路Gを持つ流路であり、前記分岐流路Gの少なくとも1つから分散相を連続的に導入し、また前記分岐流路Gの別の少なくとも1つから連続相を連続的に導入することにより、端Dにおいて分散相液滴を生成することのできる上記[1]または[2]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[4]少なくとも1つの分岐流路Cあるいは分岐流路Fは、その下流において少なくとも1つの分岐流路Hを持ち、前記分岐流路Hから連続相を導入あるいは吸引することで、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[5]少なくとも1つの分岐流路Cあるいは分岐流路Fは、その下流において流路内の温度を調整することで、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[6]少なくとも1つの分岐流路Cあるいは分岐流路Fは、その下流において加圧あるいは減圧することで、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[7]少なくとも1つの分岐流路Cあるいは分岐流路Fは、その内部もしくは下流においてバルブを有し、そのバルブを制御することで、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[8]請求項4〜請求項7に記載の流量調整構造または方法のうち任意の2つ以上の組み合わせを用い、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる上記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[9]前記液滴分割構造は、幅、深さ、長さなどのいずれかのスケールにおいて、ミリメートル以下のオーダーである上記[1]〜[8]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[10]連続相と分散相とは実質的に相溶性がない流体である上記[1]〜[9]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[11]連続相が水であり、分散相が油である上記[1]〜[9]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[12]連続相が油であり、分散相が水である上記[1]〜[9]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[13]連続相が液体であり、分散相が気体である上記[1]〜[9]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
[14]分割後の分散相液滴の径が、1000μm未満である上記[1]〜[13]のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法である。
本発明によれば、分散相液滴を分割することで、さらに微小な分散相液滴を生成することができ、しかも複雑な操作なしに分散相液滴を任意のサイズに制御することができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1(a)〜図1(d)は、本発明の原理を説明するための概念説明図である。
これらの図において、
100は分散相液滴分割のための流路構造、
101は所定の方向に延長され、分散相液滴を含む連続相が流れる流路(流路A)、
102はその流路101の一方の端(端B)、
103は流路101の端102から複数に分岐した流路であり、それぞれの流路へ流路101の端102において分配された分散相液滴を含む連続相が流れる分岐流路(分岐流路C)、
104は流路101の端102においてそれぞれの分岐流路103へ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節するために少なくとも一つの分岐流路の下流に設けられた流量調整機構(例えば、バルブ、ヒーターなど)、
105は流路101の端102ではない他方の端であり、分散相液滴を含む連続相供給口(端D)、
106は連続相、
107は分散相液滴、
108は流路101の端102において分割され分岐流路103に分配された分散相液滴、
図中の矢印はそれぞれの液体の流れの向きである。
まず、流路101中を流れる分散相液滴107を含む連続相106を、図1(b)に示すような向きで供給する。
図1(c)中の矢印に示すように、分散相液滴107を含む連続相106が、分岐流路103に進入することにより、流路101の端102において分散相液滴107の変形が起こる。
図1(d)に示すように、流路101の端102において、分岐流路103の下流の流量調節機構104を用いて、それぞれの分岐流路103へ分配される分散相液滴107を含む連続相106の流量を調節することにより、流路101の端102において分割される分散相液滴107の分割比を変化させ分割された分散相液滴108の大きさを制御することができる。
本発明のうち請求項1に記載の発明は、所定の方向に延長され、その一端102において複数の分岐流路103を持つ流路101を用い、流路101における端102の他方の端105から分散相液滴107を含む連続相106を導入し、分散相液滴107は端102において分割され、分岐流路103に導入される。ここで、分岐流路103の下流の流量調節機構104を用いて、端102においてそれぞれの分岐流路103へ分配される分散相液滴108を含む連続相106の流量を調節することにより、端102において分割される分散相液滴107の分割比を変化させ分散相液滴108の大きさを制御するようにしたものである。
従って、本発明のうち請求項1に記載の発明によれば、端102においてそれぞれの分岐流路103へ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することにより、端102において分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することが可能となる。
図2(a)〜図2(e)は、本発明の請求項2に記載の発明を説明するための説明図である。
これらの図において、
200は流路構造
201は所定の方向に延長され、分散相液滴を含む連続相が流れる流路(流路A)、
202はその流路201の一方の端(端B)、
203は流路201の端202から複数に分岐した流路であり、それぞれの流路へ流路201の端202において分配された分散相液滴を含む連続相が流れる分岐流路(分岐流路C)、
205は流路201の端202ではない他方の端であり、分散相液滴を含む連続相供給口(端D)、
206は連続相、
207は分散相液滴、
208は流路201の端202において分割され分岐流路203に分配された分散相液滴、
209は少なくとも1つの分岐流路203のその下流における端(端E)、
210は分岐流路203の端209から複数に分岐した流路(分岐流路F)、
211は流路201の端202においてそれぞれの分岐流路203へ分配される分散相液滴207を含む連続相206の流量を調節するために少なくとも一つの分岐流路の下流に設けられた流量調整機構(例えば、バルブ、ヒーターなど)、
212は分岐流路203の端209において分割し分岐流路210に分配した分散相液滴、
図中の矢印はそれぞれの液体の流れの向きである。
まず、流路201中を流れる分散相液滴207を含む連続相206を、図2(b)中の矢印に示すような向きで供給し、流路201の端202において分割された分散相液滴208が、更に分岐流路203の端209において分割され、分岐流路210に導入される。同時に、端209においてそれぞれの分岐流路210へ分配された分散相液滴212を含む連続相206の流量を調節することにより、端209において分散相液滴208の分割比を変化させ分散相液滴212の大きさを制御することができる。
本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の液滴分割構造において、少なくとも一つの分岐流路203の下流にある端209において複数の分岐流路210を持つ流路200を用い、流路201における端202の他方の端205から分散相液滴207を含む連続相206を供給し、流路201の端202において分割された分散相液滴208が、更に分岐流路203の下流の端209において分割され、分岐流路210に導入される。ここで、端209においてそれぞれの分岐流路210へ分配される分散相液滴212を含む連続相206の流量を調節することにより、端209において分割される分散相液滴208の分割比を変化させ分散相液滴212の大きさを制御することができるようにしたものである。
従って、本発明のうち請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の液滴分割構造において、端209においてそれぞれの分岐流路210へ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することにより、端209において分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することが可能となる。
図3は、本発明の請求項3に記載の発明を説明するための説明図である。
これらの図において、
300は流路構造、
305は流路301の端であり、分散相液滴を含む連続相供給口(端D)、
306は連続相、
307は分散相液滴、
313は流路302の端305から複数に分岐した流路(分岐流路G)、
314は少なくとも一つの分岐流路313から供給される分散相、
図中の矢印はそれぞれの液体の流れの向きである。
この構造を用いて、少なくとも一つの分岐流路313中を流れる連続相306に対し、また別の少なくとも一つの分岐流路313中を流れる分散相314を、図3に示すように連続相306の流れに交差する向きで供給し、分散相液滴を連続相中に生成することができる。
本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の発明において、少なくとも一つの分岐流路313中を流れる連続相306に対し、また別の少なくとも一つの分岐流路313中を流れる分散相314を、図3に示すような連続相306の流れに交差する向きで供給し、分散相液滴を連続相中に生成することができるようにしたものである。
従って、本発明のうち請求項3に記載の発明によれば、請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の液滴分割構造において、少なくとも一つの分岐流路313中を流れる連続相306に対し、また別の少なくとも一つの分岐流路313中を流れる分散相314を、図3に示すような連続相306の流れに交差する向きで供給することにより、分散相液滴を連続相中に生成することが可能となる。
図4(a)及び(b)は、本発明の請求項4に記載の発明を説明するための説明図である。
これらの図において、
400a及び400bは流路構造、
401a及び401bは所定の方向に延長され、分散相液滴を含む連続相が流れる流路(流路A)、
402a及び401bは流路401a及び402bそれぞれの一方の端(端B)、
403a及び401bは端402a及び402bから複数に分岐した流路であり、それぞれの流路へ端402a及び402bにおいて分配された分散相液滴を含む連続相が流れる分岐流路(分岐流路C)、
404aあるいは411bは少なくとも一つの分岐流路403a1あるいは410b1の下流において少なくとも1つの分岐した流路であり、流量を調整するために設けられた連続相を導入あるいは吸引する流路、
405a及び405bは端402a及び402bではない他方の端であり、分散相液滴を含む連続相供給口(端D)、
406a及び406bは連続相、
407a及び406bは分散相液滴、
408a1及び408a2は流路401aの端402aにおいて分割され分岐流路403aに分配された分散相液滴、
409bは分岐流路403b1のその下流における端(端E)、
410b1及び410b2は分岐流路403b1の端409bから複数に分岐した流路(分岐流路F)、
412b1及び412b2は流路403b1の端409bにおいて分割され分岐流路410b1及び410b2にそれぞれ分配された分散相液滴、
415a及び415bは前記分岐流路404aあるいは411b1から導入あるいは吸引される連続相、
図中の矢印はそれぞれの液体の流れの向きである。
この構造を用いて、少なくとも1つの分岐流路403a1あるいは410b1は、その下流において少なくとも1つの分岐流路404aあるいは411bを持ち、前記分岐流路404aあるいは411bから連続相415を導入あるいは吸引することにより、流路401aの端402aあるいは分岐流路403bの端409bにおいてそれぞれの分岐流路403a1及び403a2あるいは分岐流路410b1及び410b2へ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端402aあるいは409bにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することができる。
本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、分岐流路404aあるいは411bから連続相415を導入あるいは吸引することにより、流路401aの端402aあるいは分岐流路403bの端409bにおいてそれぞれの分岐流路403a1及び403a2あるいは分岐流路410b1及び410b2へ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することにより、端402aあるいは409bにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することができるようにしたものである。
従って、本発明のうち請求項4に記載の発明によれば、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、分岐流路404aあるいは411bから連続相415を導入あるいは吸引することにより、流路401aの端402aあるいは分岐流路403bの端409bにおいてそれぞれの分岐流路403a1及び403a2あるいは分岐流路410b1及び410b2へ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することにより、端402aあるいは409bにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することが可能となる。
また、本発明のうち請求項9に記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の発明において、液滴分割構造の幅、深さ、長さなどのいずれかのスケールにおいて、ミリメートル以下のオーダーであるようにしたものである。
また、本発明のうち請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の発明において、連続相と分散相とは実質的に相溶性がない流体である。
また、本発明のうち請求項11に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の発明において、連続相が水であり、分散相が油である。
また、本発明のうち請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の発明において、連続相が油であり、分散相が水である。
また、本発明のうち請求項13に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の発明において、連続相が液体であり、分散相が気体である。
また、本発明のうち請求項14に記載の発明は、請求項1〜請求項13のいずれか1項に記載の発明において、分割後の分散相液滴の径が、1000μm未満である。
以下、実施例により本発明の液滴分割用の構造、及びこれを用いた液滴分割方法などについて具体的に例証する。
図5(a)には、本発明による液滴分割構造を備えたマイクロチップ500が示されている。図5に示したマイクロチップ500は、液滴分割のためのマイクロチップであり、本発明による液滴分割構造が備えられている。
図5(a)、(b)及び(c)において、
500は流路構造
501は所定の方向に延長され、分散相液滴を含む連続相が流れる流路(流路A)、
502はその流路501の一方の端(端B)、
503a1及び503a2は流路501の端502から複数に分岐した流路であり、それぞれの流路へ流路501の端502において分配された分散相液滴を含む連続相が流れる分岐流路(分岐流路C)、
504は流路501の端502において分岐流路503a1及び503a2へ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節するために分岐流路503a1の下流に設けられた連続相を導入あるいは吸引する流路、
505は流路501の端502ではない他方の端であり、分散相液滴を含む連続相供給口(端D)、
513a1及び513a2は流路501の端502から分岐した流路、
515はマイクロチップの上側基板、
516はマイクロチップの下側基板、
a0及びa1はマイクロチップ500の端である。
ここで示したマイクロチップ500は、高分子(ポリマー)材料、例えばPDMS(ポリジメチルシロキサン)により形成された2枚の平板状の基板(上側:基板515、下側:基板516(図5(b)参照))を重ね、結合させることによって構成されており、一辺が30mmの正方形で、厚みは5mmであるが、マイクロチップの一辺の長さ、形状、厚みに制限はなく、任意の値に設定することができる。
液滴分割及び制御の構造部を拡大したものが図5(c)である。
上側の基板515の下面には液滴分割のための流路が形成されており、その流路の深さは25μmである。一方、下側の基板516には上下面とも流路が形成されていない。更に、PDMSの特徴として、硬化した表面は疎水性を示す。また、この表面をO2プラズマや、エキシマUVレーザなどで照射処理することにより、容易にPDMSとPDMS、PDMSとガラスなどを接着することが可能である。
なお、マイクロチップ500内の流路の深さは、25μmであるが、任意の値に設定することができる。
流路501、503a1、503a2、513a1及び513a2の幅は、50μmであるが、任意の値に設定することができる。
以下に実際に行うマイクロチップ500を用いた、液滴分割の為の液滴分割及びその制御の操作について説明する。
図6は、実施例の装置全体図を示す。
図6において、
617及び621は連続相(オリーブ油)を注入したマイクロシリンジ、
618及び622はそれぞれマイクロシリンジ617及び621の連続相を送液するシリンジポンプ、
619は連続相(オリーブ油)を注入したマイクロシリンジ、
620はマイクロシリンジ619の連続相を送液するシリンジポンプである。
図6に示すように、流路513aから連続相としてオリーブ油を送液し、流路513bから分散相として純水を送液した。送液は、図6に示すように、マイクロシリンジ617及び619にそれぞれ連続相、分散相を注入し、それぞれシリンジポンプ618、620を用いて行った。連続相及び分散相の流速は、ともに0.015μL/minである。送液流速が共に安定した状態で、流路501の端505において液滴生成を確認した。生成された分散相液滴を観察すると平均長さ98μmの均一な液滴であった。
ここで、連続相及び分散相の流速を変化させることにより、上記実施例と大きさの異なった分散相液滴を生成することも可能である。
また、連続相及び分散相の流速は、上記実施例の送液流速に限定されるものではなく、微小流路構造体中の流路内を送液でき、分散相液滴を生成することが可能であれば、連続相及び分散相それぞれの送液流速は、どのような流速であっても良い。
また、上記実施例では、マイクロチップ500内の流路の深さ及び幅をそれぞれ25μm及び50μmとしたが、マイクロチップ内の流路の深さあるいは幅を変化させることにより、上記実施例と大きさの異なった分散相液滴を生成することも可能である。
次に、流路503a1の下流の分岐流路504から連続相して、オリーブ油を送液した。送液は、図6に示すように、マイクロシリンジ621に連続相を注入し、シリンジポンプ622を用いて行った。送液流量は、0μL/min〜0.015μL/minで変化させた。分岐流路503a1の下流の分岐流路504から連続相を導入することにより、流路501の端502において分岐流路503a1及び503a2へそれぞれ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することで、分散相液滴の分割比を制御できることがわかった。
上記実施例では,連続相として純水、分散相としてオリーブ油を用いて液滴分割を行ったが、微小流路構造体中の流路内を送液でき、さらに分散送液滴を分割することができれば、その成分は特に制限されない。また、送液する分散相は、分散相中に、例えば、微小な粉末の様な固体状物が混在したスラリー状のものが混ざった流体、分散相が複数の流体から形成される流体、複数の流体から形成される混合流体、または懸濁液(エマルション)であっても良い。
また、上記実施例では、分散相液滴を分割について記述したが、本発明の液滴分割用構造においては、分散相液滴を分割のみならず、分割した分散相液滴に対し、可視光線、紫外線などの光を液滴に照射する光照射手段や、ヒーターなどの加熱手段といった、硬化させる手段を用いることで、分散相液滴を硬化させ、粒径の揃った微粒子、マイクロカプセル、マイクロゲルなどを生成させることもできる。
また、上記実施例では、この液滴分割構造をシリコンポリマーのPDMSで作製したが、流路内表面あるいは端面の一部又は全部を濡れ易くしたりあるいは濡れ難くしたりすることにより流路内の濡れ具合が調節でき、かつ構造が製作可能であれば、どのような材質(例えば、シリコン、ポリマー、ガラス、セラミックス、金属など)であっても良い。
また、上記実施例では、送液方法として、シリンジポンプを用いた定量送液を行ったが、その他に定圧送液などの方法を用いても良い。
また、上記実施例では、図5に示すようなレイアウトのマイクロチップを用いて行ったが、本発明は、図5に示されたマイクロチップに限定されるものではなく、本発明の目的を達することが可能であれば、どのようなレイアウト(例えば、図7(a)もしくは図7(b)参照)であっても良い。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から除外する物ではない。
本発明の液滴分割構造及びその方法によれば、分散相液滴の分割サイズを任意にかつ簡便に制御でき、食品、医薬、化粧品などの製造分野において好適である。
本発明により生成された分散相液滴を硬化すれば、単分散微粒子を得ることができるため、ポリマー微粒子などの製造分野において好適である。
本発明の原理を説明するための概念説明図であり、(a)はその構造を示し、(b)〜(d)は液滴の分割方法を説明している。 請求項2に記載の分散相液滴分割構造及び方法の説明図である。 請求項3に記載の分散相液滴分割構造及び方法の説明図である。 請求項3に記載の分散相液滴分割構造及び方法の説明図である。 実施例1の分散相液滴分割及びその制御に使用される、本発明による液滴分割構造を備えたマイクロチップ500の説明図であり、(a)はチップ全体のレイアウト、(b)は(a)におけるa0−a1断面図、(c)は液滴分割のための分岐流路及び流量調節機構部分の拡大図である。 実施例1における液滴分割方法の説明図である。 (a)及び(b)は本発明の分散相液滴分割及びその制御に使用されるマイクロチップのレイアウトの一例である。
符号の説明
100 流路構造
101 流路
102 流路の端
103 分岐流路
104 流量調節機構
105 流路の端
106 連続相
107 分散相液滴
108 分散相液滴
200 流路構造
201 流路
202 流路の端
203 分岐流路
204 流量調節機構
205 流路の端
206 連続相
207 分散相液滴
208 分散相液滴
209 流路の端
210 分岐流路
211 流量調節機構
212 分散相液滴
300 流路構造
305 流路の端
306 連続相
307 分散相液滴
313 分岐流路
314 分散相
400a及び400b 流路構造
401a及び400b 流路
402a及び400b 流路の端
403a1、403a2、403b1、
及び403b2 分岐流路
404a及び404b 流量調節機構
405a及び405b 流路の端
406a及び405b 連続相
407a及び407b 分散相液滴
408a1、408a2、408b1、
及び408b2 分散相液滴
409b 流路の端
410b1及び410b2 分岐流路
411b1及び410b2 流量調節機構
412b1及び410b2 分散相液滴
415a及び415b 連続相
500 流路構造を持つマイクロチップ
501 流路
502 流路の端
503a1及び503a2 分岐流路
504 503a1の下流の分岐流路
505 流路の端
513a1及び513a2 分岐流路
515 連続相
516 マイクロチップの上側の流路構造を有する基板
517 マイクロチップの下側基板
600 装置全体図
618 連続相マイクロシリンジ
619 シリンジポンプ
620 分散相マイクロシリンジ
621 シリンジポンプ
622 連続相マイクロシリンジ
623 シリンジポンプ
700a及び700b 流路構造
701a及び701b 流路
702a及び702b 流路の端
703a1〜703a3、703b1
及び703b2 分岐流路
704a1〜704a3 ヒーター(流量調節機構)
704b1及び704b2 バルブ(流量調節機構)
705a及び705b 流路の端
706a及び706b 連続相
707a及び707b 分散相液滴
708a1〜708a3、708b1
及び708b2 分散相液滴
709b1 流路の端
710b1及び710b2 分岐流路
711b1 流量調節機構
712b1及び712b2 分散相液滴

Claims (14)

  1. 所定の方向に延長され、その一端Bにおいて複数の分岐流路Cを持つ流路Aを用い、流路Aにおける端Bの他方の端Dから分散相液滴を含む連続相を導入し、端Bにおいて分割し、分岐流路Cに導入する方法であり、端Bにおいてそれぞれの分岐流路Cへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することにより、端Bにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる液滴分割構造及び方法。
  2. 少なくとも1つの分岐流路Cは、その下流における端Eにおいて複数の分岐流路Fを持つ流路であり、流路Aの端Bにおいて分割された分散相液滴が、更に分岐流路Cの端Eにおいて分割され、分岐流路Fに導入される方法であり、かつ端Eにおいてそれぞれの分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節することにより、端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる請求項1に記載の液滴分割構造及び方法。
  3. 前記流路Aは、その端Bの他方の端Dにおいて複数の分岐流路Gを持つ流路であり、前記分岐流路Gの少なくとも1つから分散相を連続的に導入し、また前記分岐流路Gの別の少なくとも1つから連続相を連続的に導入することにより、端Dにおいて分散相液滴を生成することのできる請求項1または請求項2のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  4. 少なくとも1つの分岐流路Cあるいは分岐流路Fは、その下流において少なくとも1つの分岐流路Hを持ち、前記分岐流路Hから連続相を導入あるいは吸引することで、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  5. 少なくとも1つの分岐流路Cあるいは分岐流路Fは、その下流において流路内の温度を調整することで、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  6. 少なくとも1つの分岐流路Cあるいは分岐流路Fは、その下流において加圧あるいは減圧することで、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  7. 少なくとも1つの分岐流路Cあるいは分岐流路Fは、その内部もしくは下流においてバルブを有し、そのバルブを制御することで、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  8. 請求項4〜請求項7に記載の流量調整構造または方法のうち任意の2つ以上の組み合わせを用い、流路Aの端Bあるいは分岐流路Cの端Eにおいてそれぞれの分岐流路Cあるいは分岐流路Fへ分配される分散相液滴を含む連続相の流量を調節し、端Bあるいは端Eにおいて分割される分散相液滴の分割比を変化させ分散相液滴の大きさを制御することのできる請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  9. 前記液滴分割構造は、幅、深さ、長さなどのいずれかのスケールにおいて、ミリメートル以下のオーダーである請求項1〜請求項8のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  10. 連続相と分散相とは実質的に相溶性がない流体である請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  11. 連続相が水であり、分散相が油である請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  12. 連続相が油であり、分散相が水である請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
  13. 連続相が液体であり、分散相が気体である請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載の微小液滴分割構造及び方法。
  14. 分割後の分散相液滴の径が、1000μm未満である請求項1〜請求項13のいずれか一項に記載の液滴分割構造及び方法。
JP2005120287A 2005-03-22 2005-03-22 液滴分割構造及び方法 Pending JP2006263694A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005120287A JP2006263694A (ja) 2005-03-22 2005-03-22 液滴分割構造及び方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005120287A JP2006263694A (ja) 2005-03-22 2005-03-22 液滴分割構造及び方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006263694A true JP2006263694A (ja) 2006-10-05

Family

ID=37200214

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005120287A Pending JP2006263694A (ja) 2005-03-22 2005-03-22 液滴分割構造及び方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006263694A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110449195A (zh) * 2019-09-05 2019-11-15 北京工业大学 一种提高液滴在不对称通道***均匀度的装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110449195A (zh) * 2019-09-05 2019-11-15 北京工业大学 一种提高液滴在不对称通道***均匀度的装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6246587B2 (ja) マイクロ流体回路中の小滴形成方法
Shui et al. Scalable attoliter monodisperse droplet formation using multiphase nano-microfluidics
JP4042683B2 (ja) 微小流路構造体及びこれを用いた微小粒子製造方法
JP4193561B2 (ja) 微小流路構造体、これを用いた微小粒子製造方法及び微小流路構造体による溶媒抽出方法
Jeyhani et al. Microfluidic generation of all‐aqueous double and triple emulsions
Liu et al. Droplet‐based microreactor for the production of micro/nano‐materials
Nisisako Microstructured devices for preparing controlled multiple emulsions
TWI499552B (zh) 液滴產生方法及裝置
Liu et al. Microfluidic step emulsification techniques based on spontaneous transformation mechanism: A review
JP3777427B2 (ja) エマルションの製造方法および製造装置
Lee et al. A droplet-based microfluidic system capable of droplet formation and manipulation
Hwang et al. Robust Production of Well‐Controlled Microdroplets in a 3D‐Printed Chimney‐Shaped Milli‐Fluidic Device
Capretto et al. Design, production and optimization of solid lipid microparticles (SLM) by a coaxial microfluidic device
US11097267B2 (en) Large scale microdroplet generation apparatus and methods of manufacturing thereof
JP2008080330A (ja) 微小流路構造体およびそれを用いた微小粒子製造方法
JP4305145B2 (ja) 微小流路による粒子製造方法
JP4639624B2 (ja) 微小流路構造体
JP5146562B2 (ja) 微小流路構造体及び微小流路構造体による溶媒抽出方法
JP2007044692A (ja) ダブルエマルション・マイクロカプセル生成装置
JP2006263694A (ja) 液滴分割構造及び方法
Josephides et al. Microfluidic method for creating monodisperse viscous single emulsions via core–shell templating
US10807054B2 (en) Mixing of fluids
KR20210106607A (ko) 미세유체칩을 이용한 무유기용매 리포좀의 제조방법
JP2005238118A (ja) 微小流路構造体を用いた固化粒子の製造方法及び装置
JP2006239594A (ja) 乳化装置、連続乳化装置、及び乳化方法