JP2006263308A - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 前身頃と、後身頃と、これら前後身頃の間に位置する股下部とからなり、後身頃の両側縁部に基材シートに機械的ファスナーのフック材を設けたファスニングテープが配置され、前身頃に前記フック材と係合可能な部材からなるターゲットゾーンが配置された使い捨ておむつにおいて、
前記ファスニングテープは、前記基材シートが、熱可塑性樹脂を溶融紡糸して得られる多数の長繊維フィラメントを捕集してウェブを形成した後、該ウェブを特定の凹凸模様を有するエンボスロールと平滑な面を有するプレーンロールの間を通して加熱エンボス処理を行ない、次いで、一対のプレーンロールの間を通して加熱処理を行なって形成した不織布からなることを特徴とする使い捨ておむつ。
【選択図】 図2
Description
一方、基材シートのエンボス面にフック材を配置したファスニングテープの場合、フック材とエンボス面の接着強度が不十分であり、フック材が基材シート面から剥がれてしまう場合がある。
前記ファスニングテープは、前記基材シートが、熱可塑性樹脂を溶融紡糸して得られる多数の長繊維フィラメントを捕集してウェブを形成した後、該ウェブを特定の凹凸模様を有するエンボスロールと平滑な面を有するプレーンロールの間を通して加熱エンボス処理を行ない、次いで、一対のプレーンロールの間を通して加熱処理を行なって形成した不織布からなることを特徴とする使い捨ておむつ。
(3)前記基材シート形成用の不織布は、温度140〜160℃、線圧200〜400N/cmの条件で一対のプレーンロールの間を通して加熱処理されていることを特徴とする(1)項又は(2)項に記載の使い捨ておむつ。
このような構成のファスニングテープを有する本発明の使い捨ておむつは、ファスニングテープの基材シートを形成する不織布が、2回の加熱処理により繊維間の接着力が大きくなり、さらに、一対のプレーンロールの間を通すことにより表面が平滑になるため、フック材を基材シートのプレーン面及びエンボス面のいずれの面に配置した場合でも良好な接着力が得られ、ファスニングテープを着脱する際にフック材が剥がれてしまうことのない、良好なファスニングテープ機能を有する使い捨ておむつを得ることができる。
図1において、使い捨ておむつ1は、液透過性のトップシート2と、液不透過性のバックシート3と、これら両シートの間に配置された吸収体4とを有し、前身頃5と、後身頃6と、前後身頃の間に位置する股下部7とからなり、後身頃6のサイドフラップ8の両側縁部には、不織布からなる基材シート11の端部領域に機械的ファスナーのフック材12を設けたファスニングテープ9が配置されており、前身頃5のバックシート3表面には、フック材12と係合可能な部材からなるターゲットゾーン10が配置されている。
また、股下部7の長手方向両側縁部には脚周り弾性部材13が配置され、後身頃6の長手方向端部領域にはウエスト周り弾性部材14が配置され、さらに、吸収体3の長手方向両側縁部近傍には立体ギャザー15が配置されている。
図2において、ファスニングテープ9は、基材シート11が不織布から形成され、一方の面がエンボス加工が施されたエンボス面16からなり、もう一方の面が平らなプレーン面17からなっており、基材シート11の一方の端部領域のエンボス面16に機械的ファスナーのフック材12が取付けられており、もう一方の端部領域がおむつ本体のサイドフラップ8を構成するトップシート2とバックシート3の間に挟持され、接着固定されている。
また、図2では、ファスニングテープの基材シートをおむつ本体のトップシートとバックシートの間に挟持した状態で接着固定した例を示したが、トップシート表面に接着固定しても良く、あるいは、バックシート表面に接着固定しても良く、特に限定されるものではない。
図3において、通常の不織布製造設備により形成された多数のポリプロピレン長繊維フィラメント(図示せず)が移動する無端ワイヤー18上に捕集されてウェブ19が形成され、次いで、ウェブ19は、矢印の方向に移動しながら、表面に特定の凹凸模様を有するエンボスロール20と平滑な表面を有するプレーンロール21の間を通過して加熱エンボス処理が施され、さらに、一対のプレーンロール21の間を通過して加熱処理が施され、ファスニングテープの基材シート用の不織布22が形成される。
ロール温度が140℃未満になると不織布の繊維間接着力が十分に得られなくなり、基材シートが層間剥離を生じるようになる。一方、ロール温度が160℃を超えて高くなると、不織布繊維が損傷を受け易くなり、基材シートの強度が低下する。
また、線圧が200N/cm未満になると基材シートである不織布の繊維間接着力が十分に得られなくなり、基材シートが層間剥離を生じるようになる。一方、線圧が400N/cmを超えて高くなると不織布繊維が損傷を受け易くなり、基材シートの強度が低下する。
また、図3では、加熱エンボス処理と加熱処理を連続して行なう例を示したが、加熱エンボス処理を行なったウェブを一旦巻取った後、別工程で加熱処理を行なってもよい。
図4において、ロール工程はエンボスロール20の上に2個のプレーンロール21が配置された3段構造になっており、通常の不織布製造設備により形成された多数のポリプロピレン長繊維フィラメント(図示せず)が移動する無端ワイヤー18上に捕集されてウェブ19が形成され、次いで、ウェブ19は、矢印の方向に移動しながら、エンボスロール20とプレーンロール21の間を通過して加熱エンボス処理が施され、さらに、一対のプレーンロール21の間を通過して加熱処理が施され、ファスニングテープの基材シート用の不織布22が形成される。
基材シートの不織布としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂を原料とした合成繊維により形成されるが、中でもポリプロピレンが有利に用いられる。また、その坪量は、50〜120g/m2 であることが好ましく、60〜100g/m2 であることがより好ましい。坪量が50g/m2 未満では不織布の強度が低下してしまい、一方、120g/m2 を超えて多くなると加熱処理により十分な繊維間接着力が得られなくなる。
さらに、ターゲットゾーンとしては、フック材と係合可能なループ材、不織布、織布等を使用することができ、これらの材料をそのまま用いても良く、他の材料、例えばフィルムと張り合せた積層構造のものを用いても良い。
また、ファスニングテープには、フック材を備えた部分の外側に、摘持部を有していることが好ましい。
なお、バックシートとしてフィルムからなるシートの外側にフック材と係合可能な不織布からなるカバーシートを張合わせた積層構造のシートを用いた場合には、ターゲットゾーンを省略することもできる。
2:液透過性のトップシート
3:液不透過性のバックシート
4:吸収体
5:前身頃
6:後身頃
7:股下部
8:サイドフラップ
9:ファスニングテープ
10:ターゲットゾーン
11:基材シート
12:フック材
13:脚周り弾性部材
14:ウエスト周り弾性部材
15:立体ギャザー
16:エンボス面
17:プレーン面
18:無端ワイヤー
19:ウェブ
20:エンボスロール
21:プレーンロール
22:基材シート用不織布
Claims (3)
- 液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、これら両シートの間に配置された吸収体とを有し、前身頃と、後身頃と、これら前後身頃の間に位置する股下部とからなり、後身頃の両側縁部に基材シートに機械的ファスナーのフック材を設けたファスニングテープが配置され、前身頃に前記フック材と係合可能な部材からなるターゲットゾーンが配置された使い捨ておむつにおいて、
前記ファスニングテープは、前記基材シートが、熱可塑性樹脂を溶融紡糸して得られる多数の長繊維フィラメントを捕集してウェブを形成した後、該ウェブを特定の凹凸模様を有するエンボスロールと平滑な面を有するプレーンロールの間を通して加熱エンボス処理を行ない、次いで、一対のプレーンロールの間を通して加熱処理を行なって形成した不織布からなることを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記基材シートは、坪量が50〜120g/m2の熱可塑性合成樹脂繊維より形成されている不織布よりなることを特徴とする請求項1記載の使い捨ておむつ。
- 前記基材シート形成用の不織布は、温度140〜160℃、線圧200〜400N/cmの条件で一対のプレーンロールの間を通して加熱処理されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の使い捨ておむつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005088415A JP2006263308A (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | 使い捨ておむつ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005088415A JP2006263308A (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | 使い捨ておむつ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006263308A true JP2006263308A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37199858
Family Applications (1)
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JP2005088415A Pending JP2006263308A (ja) | 2005-03-25 | 2005-03-25 | 使い捨ておむつ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006263308A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012192244A (ja) * | 2012-07-11 | 2012-10-11 | Oji Nepia Co Ltd | 止着テープ及びテープ型使い捨ておむつ |
-
2005
- 2005-03-25 JP JP2005088415A patent/JP2006263308A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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