JP2006261309A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
基板周辺の膜厚増加を抑制し、成膜の均一性を改善し、処理品質の向上、歩留りの向上を図る。
【解決手段】
複数の基板を収容する処理室12と、前記基板を加熱する加熱手段11と、所要の処理ガスを前記処理室内の任意の位置から供給する供給手段55と、前記処理ガスの供給位置とは異なる位置で前記処理室に開口した排気口59を介して前記処理室内のガスを排気する排気手段67とを備え、前記処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位の表面積密度が、前記排気口周辺に臨接する前記処理室の部位の表面積密度よりも大きくなる様に、前記処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位の表面が加工されている。
【選択図】 図3

Description

本発明はシリコンウェーハ等の基板に薄膜の生成、不純物の拡散、アニール処理等の処理を行う基板処理装置に関するものである。
半導体製造工程として、シリコンウェーハ等の基板に薄膜の生成、不純物の拡散、アニール処理等の処理があり、斯かる処理を行う為の基板処理装置がある。基板処理装置には、複数枚の基板を同時に処理するバッチ式の基板処理装置、或は一枚ずつ処理する枚葉式の基板処理装置があり、いずれの基板処理装置に於いても処理室に処理ガスを導入しつつ排気し、処理ガスと基板とを反応させ基板表面に薄膜を生成する等の処理を行っている。
又、処理ガスを導入排気する場合、処理ガスと基板との接触状態で膜厚が変化する為、処理室内で滞留しない様に処理ガスの導入排気が考慮されている。
然し乍ら、処理室内の処理ガス供給位置近傍では未反応処理ガスが大部分であり、排気位置近傍では反応済処理ガスの割合が増え、基板と未反応処理ガスとの接触状態が、処理ガス供給位置近傍と排気位置近傍では異なっている。この為、処理ガス供給位置近傍に近い基板の周辺部(エッジ部分)で反応が先行し、周辺部の膜厚が増大する。
従来の基板処理装置では、周辺部の膜厚が増大する傾向にあり、膜厚の均一性を悪くしているという問題があった。
本発明は斯かる実情に鑑み、基板周辺の膜厚増加を抑制し、成膜の均一性を改善し、処理品質の向上、歩留りの向上を図るものである。
本発明は、複数の基板を収容する処理室と、前記基板を加熱する加熱手段と、所要の処理ガスを前記処理室内の任意の位置から供給する供給手段と、前記処理ガスの供給位置とは異なる位置で前記処理室に開口した排気口を介して前記処理室内のガスを排気する排気手段とを備え、前記処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位の表面積密度が、前記排気口周辺に臨接する前記処理室の部位の表面積密度よりも大きくなる様に、前記処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位の表面が加工されている基板処理装置に関するものである。
本発明によれば、複数の基板を収容する処理室と、前記基板を加熱する加熱手段と、所要の処理ガスを前記処理室内の任意の位置から供給する供給手段と、前記処理ガスの供給位置とは異なる位置で前記処理室に開口した排気口を介して前記処理室内のガスを排気する排気手段とを備え、前記処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位の表面積密度が、前記排気口周辺に臨接する前記処理室の部位の表面積密度よりも大きくなる様に、前記処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位の表面が加工されているので、供給される処理ガスが反応管の前記処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位で先行して反応し、基板周辺部での膜厚増加を抑制し、膜厚の均一性が向上され、基板の処理品質、歩留りが向上する等の優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1は本発明が実施される基板処理装置を示しており、図1により本発明に係る基板処理装置の概略を説明する。
筐体1内部の前面側には、図示しない外部搬送装置との間で基板収納容器としてのカセット2の授受を行う収納容器授受部としてのカセットステージ3が設けられ、該カセットステージ3の後側には昇降手段としてのカセットエレベータ4が設けられ、該カセットエレベータ4には搬送手段としてのカセット搬送機5が取付けられている。前記カセットエレベータ4の後側には、前記カセット2の載置手段としてのカセット棚6が設けられ、該カセット棚6はスライドステージ7上に横行可能に設けられている。
又、前記カセット棚6の上方には前記カセット2の載置手段としてのバッファカセット棚8が設けられている。更に、該バッファカセット棚8の後側にはクリーンユニット9が設けられ、該クリーンユニット9はクリーンエアを前記筐体1の内部を流通させる様に構成されている。
該筐体1の後部上方には処理炉10が設けられ、該処理炉10はヒータ11、該ヒータ11内部に設けられ、処理室12を画成する反応管13を具備し、前記処理炉10の下側には、気密室としてのロードロック室14が仕切弁としてのゲートバルブ15を介して連設され、前記ロードロック室14の前面には前記カセット棚6と対向する位置に仕切り手段としてのロードロックドア16が設けられている。
前記ロードロック室14には、前記処理炉10に対してボート17(後述)を昇降させる昇降手段としてのボートエレベータ18が内設され、該ボートエレベータ18には蓋体としてのシールキャップ19が取付けられ、該シールキャップ19には基板保持具である前記ボート17が垂直に載置され、該ボート17はウェーハ21を水平姿勢で多段に保持している。
前記ロードロック室14には排気ライン22、ガス供給ライン23が連通され、前記ロードロック室14内が真空引きされ、又窒素ガス等の不活性ガスがガスパージ等の目的で供給可能となっている。
前記ロードロック室14と前記カセット棚6との間には図示しない昇降手段としての移載エレベータが設けられ、該移載エレベータには基板移載手段としてのウェーハ移載機24が取付けられている。
以下、半導体製造装置に於ける一連の作動を説明する。
図示しない外部搬送装置から搬送された前記カセット2は、前記カセットステージ3に載置され、該カセットステージ3で前記カセット2の姿勢を90゜変更され、前記カセットエレベータ4の昇降動作、横行動作及び、前記カセット搬送機5の進退動作の協働により前記カセット棚6又は、前記バッファカセット棚8に搬送される。
前記ウェーハ移載機24により前記カセット棚6から前記ボート17へ前記ウェーハ21が移載される。該ウェーハ21を移載する準備として、前記ボート17が前記ボートエレベータ18により前記ロードロック室14内に降下され、前記ゲートバルブ15により前記処理炉10が閉塞され、更に前記ロードロック室14の内部に前記ガス供給ライン23から窒素ガス等のパージガスが導入される。前記ロードロック室14が大気圧に復圧された後、前記ロードロックドア16が開かれる。
前記スライドステージ7は前記カセット棚6を水平移動させ、移載の対象となる前記カセット2を前記ウェーハ移載機24に対峙する様に位置決めする。該ウェーハ移載機24は昇降動作、回転動作の協働により前記ウェーハ21を前記カセット2より前記ボート17へと移載する。前記ウェーハ21の移載はいくつかの前記カセット2に対して行われ、前記ボート17へ所定枚数のウェーハ21の移載が完了した後、前記ロードロックドア16が閉じられ、前記ロードロック室14が真空引きされる。真空引き完了後に前記ガス供給ライン23よりガスが導入され、前記ロードロック室14内部が前記処理室12内と同圧化される。前記ロードロック室14内を真空雰囲気、或は窒素ガス等不活性ガス雰囲気とすることで、前記ウェーハ21の自然生成が抑制される。
前記ゲートバルブ15が開かれ、前記ボートエレベータ18により前記ボート17が前記処理炉10内に装入され、前記ゲートバルブ15が閉じられ、前記ウェーハ21の処理がなされる。
該ウェーハ21の処理は、減圧雰囲気で前記ヒータ11により400℃〜950℃(処理の内容により加熱温度が選択される)で前記処理炉10内が加熱され、前記処理室12に前記ガス供給ライン23が導入され、前記排気ライン22により反応後のガスが排気され、前記処理室12が所定の温度、気圧に保持された状態で前記ウェーハ21に所要の処理がなされる様になっている。
前記処理炉10内で前記ウェーハ21に所定の処理がなされた後、前記ゲートバルブ15が開かれ、前記ボートエレベータ18により窒素ガス雰囲気とされた前記ロードロック室14内に前記処理炉10から前記ボート17が引出され、前記ロードロック室14内で処理済の前記ウェーハ21が所要の温度迄冷却される。
前記ロードロック室14が真空引きされた状態の場合は、該ロードロック室14内部を窒素ガスにより大気圧に復圧させた後に前記ロードロックドア16が開かれる。前記ロードロック室14内を真空雰囲気、或は窒素ガス等不活性ガス雰囲気とすることで、前記ウェーハ21の自然生成が抑制される。
処理後の前記ウェーハ21は、上記した作動の逆の手順により前記ボート17から前記ウェーハ移載機24により前記カセット2に移載され、該カセット2は前記カセット棚6を経て前記カセットステージ3に移載され、図示しない外部搬送装置により搬出される。
前記カセット搬送機5、前記ウェーハ移載機24等の動作は、搬送制御手段25により制御される。
次に、図2に於いて、前記処理炉10、前記ロードロック室14、前記ボートエレベータ18について説明する。
前記ロードロック室14の外面に下基板27が設けられ、該下基板27に立設したガイドシャフト28の上端に上基板29が設けられ、前記下基板27と上基板29間に掛渡してボール螺子31が回転自在に設けられる。該ボール螺子31は前記上基板29に設けられた昇降モータ32により回転される。前記ガイドシャフト28には昇降台33が昇降自在に嵌合し、該昇降台33は前記ボール螺子31に螺合している。
半導体製造装置が複数台配置される場合には、基板搬送口34を有する側面と隣接する側面側に配置されていくので、該基板搬送口34はメンテナンスの為開放可能に作られる。その場合、前記下基板27は前記基板搬送口34を有する側面と隣接する側面に設ける。
前記昇降台33には中空の昇降シャフト36が垂設され、前記昇降台33と昇降シャフト36の支持部は気密となっている。該昇降シャフト36は前記ロードロック室14の天板14aを遊貫する。前記昇降シャフト36の貫通部は該昇降シャフト36の昇降動に対して接触することがない様充分な余裕があり、又前記ロードロック室14と前記昇降台33間には前記昇降シャフト36の突出部を覆うベローズ37が気密に設けられ、該ベローズ37は前記昇降台33の昇降量に対応できる充分な伸縮量を有し、前記ベローズ37の内径は前記昇降シャフト36の外形に比べ充分に大きく前記ベローズ37の伸縮で接触することがない様になっている。
前記昇降シャフト36の下端には昇降基板38が水平に固着される。該昇降基板38の下面には駆動部カバー39が取付けられ、駆動部収納ケース41が構成されている。前記昇降基板38と駆動部カバー39との接合部にはOリング等のシール部材が挾設され、前記駆動部収納ケース41内部は前記ロードロック室14に対して気密構造となっている。
前記昇降基板38にはボート回転手段42が設けられる。
前記昇降基板38の下面にボート回転モータ43が設けられ、該ボート回転モータ43の出力軸44は前記反応管13と同心であり、上端にはボート受台45が設けられている。又、前記出力軸44の軸受部46は磁性流体シール等により気密にシールされており、該軸受部46には軸受冷却器47が外嵌し、該軸受冷却器47に冷却水が流通されることで前記ボート回転手段42が冷却される様になっている。
前記昇降基板38の上面には前記シールキャップ19がシール材を介して気密に取付けられ、該シールキャップ19は前記出力軸44と同心であり、該出力軸44は前記シールキャップ19を遊貫している。
電力供給ケーブル48が前記昇降シャフト36の上端から該昇降シャフト36の中空部を通って前記ボート回転モータ43に導かれて接続されている。又、前記軸受冷却器47、前記シールキャップ19にはそれぞれ冷却流路49が形成されており、該冷却流路49には冷却水配管51,52が接続されている。尚、該冷却水配管51,52、特に該冷却水配管52は前記ウェーハ21に対して金属汚染等汚染を起こさない金属等の材質が採用される。
前記冷却水配管51は前記昇降シャフト36の中空部を経て導かれて前記軸受冷却器47に接続され、前記冷却水配管52は前記昇降シャフト36の中空部を経て導かれて更に前記昇降基板38を貫通して前記シールキャップ19に接続されている。前記冷却水配管52の前記昇降基板38貫通部は管継手53により気密となっている。
前記昇降モータ32を駆動して前記ボール螺子31を回転させ、前記昇降台33、前記昇降シャフト36、前記昇降基板38を介して前記駆動部収納ケース41を上死点近傍迄上昇させる。前記シールキャップ19が前記処理炉10の炉口54を気密に閉塞し、基板処理が可能な状態となる。
又、前記昇降モータ32を駆動して前記駆動部収納ケース41を下死点近傍迄降下させ前記ボート17を前記処理炉10から引出すと、前記ボート17から処理済のウェーハ21を前記ウェーハ移載機24(図1参照)により払出し可能となる。
次に、基板処理装置に用いられる前記処理炉10の一例を図3により説明する。
該処理炉10は前記反応管13、該反応管13の下端に設けられたマニホールド58、該マニホールド58に排気口59を介して連通されたガス排気管56、前記反応管13の内壁に沿って立設され、上端が該反応管13上部に開口する処理ガス導入ノズル55、該処理ガス導入ノズル55に接続されたガス供給管57、前記マニホールド58の下端部(炉口54)を閉塞し、前記処理室12を気密に密閉する前記シールキャップ19、前記ボート17、前記ボート回転手段42、図示しないヒータ素線と断熱部材により成り前記ウェーハ21を加熱する前記ヒータ11等から構成される。
前記処理炉10に於いて、処理ガスは第1のガス供給源61、第2のガス供給源62、第3のガス供給源63から供給され、ガス流量制御手段としてのMFC64、MFC65、MFC66でその流量が調節された後、前記処理ガス導入ノズル55より前記処理室12の上部から導入される。該処理室12内の雰囲気は、前記ガス排気管56に接続された排気手段(例えば真空ポンプ67)により、前記処理室12から排気される。
次にウェーハ処理の一例として、ウェーハなどの基板に、epi−SiGe膜を成膜する場合を図2、図3により説明する。
未処理のウェーハ21を保持した前記ボート17は、前記昇降モータ32を駆動することにより、前記処理室12に装入される。次に、制御装置75からの命令により排気バルブ74を開けて、前記処理室12内の雰囲気を排気し、該処理室12を所定の圧力まで減圧する。そして、前記制御装置75により前記ヒータ11を制御し、前記処理室12の温度、延いては前記ウェーハ21の温度を所定の温度に維持する。その後、前記制御装置75からの命令により、前記ボート回転手段42が駆動され、前記ボート17を所定の回転速度で回転する。
前記第1のガス供給源61、第2のガス供給源62、第3のガス供給源63には、処理ガスとして、それぞれSiH4 又はSi2 H6 、GeH4 、H2 が封入されており、それぞれのガス供給源には前記MFC64、MFC65、MFC66が設けられている。前記制御装置75からの命令で、前記MFC64、MFC65、MFC66の開度が調節された後、前記ガス供給管57を開閉するバルブ73,70,71,72が開かれる。前記処理ガスが前記ガス供給管57を通じて、前記処理室12の上部から導入され、前記ウェーハ21にepi−SiGe膜を成膜する。
次に、図4、図5により本発明で使用される前記反応管13について説明する。
該反応管13は上端が腕曲面で閉塞された有天筒状をしており、例えば石英等前記ウェーハ21を汚染しない材質で形成されている。
上記した様に、前記処理ガス導入ノズル55は前記反応管13の上端部に開口しており、前記処理ガスが供給される位置は前記処理室12の上部となっている。前記反応管13の内壁の前記処理ガスが供給される周辺に臨接する部分60(図4中、斜線で示す部分)、即ち前記処理ガスが供給される位置又は該位置を含む近傍の空間に臨接する前記部分60ついては表面に凹凸を形成し、単位区画面積当りの表面積、例えば1辺1cmで区画した範囲(区画面積)内の表面積を区画面積より大きくする。尚、以下の説明では、区画内の表面積と区画面積との比(区画内の表面積/区画面積)を表面積密度と定義する。
換言すると、前記処理ガスが供給される位置に臨接する前記部分60については、前記反応管13の内壁表面に凹凸を形成して表面積密度を1より大きくする。又、前記処理ガスが供給される周辺に臨接する部位と前記処理ガスの排気口周辺に臨接する部位の表面積密度とを比較させると、前記処理ガスが供給される周辺に臨接する部位の方が表面積密度が大きくなる様に構成されている。
凹凸の形状としては、例えば図5に示される様に、等ピッチで断面矩形の溝77を円周に沿って刻設し、前記反応管13の中心線に沿って該溝77、突条78を等ピッチで交互に形成したものである。例えば、前記溝77、前記突条78の形状を正方形とした場合は、前記溝77を刻設することで表面積密度は2となり、例えばピッチに対し溝77がピッチの2倍の深さを有している場合は表面積密度は3となる等、溝の深さが深くなる程表面積密度は大きくなる。
上記した前記反応管13が用いられた場合の基板処理について説明する。
前記処理室12に処理ガスを導入して、前記ウェーハ21に前記処理ガスを反応させ処理を行う場合、該処理ガスは前記反応管13の内壁に接触することでも反応し、内壁表面に反応生成物が付着堆積する。
前記処理ガスが前記処理室12に供給された場合、前記処理ガスは前記ウェーハ21の反応で消費されると共に前記反応管13の内壁に反応生成物を付着堆積させることでも消費される。従って、前記処理ガスが供給される位置に臨接する部分については、表面に凹凸を形成して表面積密度を1より大きくすることで、前記反応管13側での処理ガスの消費量が多くなり、即ち前記反応管13側で処理ガスの反応が先行して前記ウェーハ21の周辺での反応が抑制される。
尚、前記処理ガスが供給される位置から離れた位置では、該処理ガスの拡散により処理ガス濃度分布が均一化し、前記ウェーハ21周辺での膜厚の増加は生じない。
而して、前記処理ガスが供給される位置近傍に保持された前記ウェーハ21の周辺での膜厚の増大が防止され、ウェーハ面内での膜厚の均一性の向上が図れる。
尚、前記部分60の長さLについては、前記反応管13の高さ、或は基板処理の内容に応じて決定され、或は表面積密度についても処理状態に対応して適宜決定される。
又、凹凸の形状についても、前記溝77は前記反応管13の内壁周方向に刻設したが、該反応管13の中心線と平行に、即ち内壁の母線に沿って刻設してもよく、更に該母線に対して傾斜して刻設してもよい。
又、表面の凹凸については、前記溝77を形成する以外にサンドブラスト等の工法で面を荒してもよく、要は表面積が増大すればよい。
図7は、前記反応管13の一部である前記処理ガス導入ノズル55の、前記処理ガスが供給される周辺に臨接する部分79について凹凸を形成して、表面積密度を1より大きくしたものである。尚、前記処理ガス導入ノズル55の前記部分79に凹凸を形成した場合の作用、効果については、前記部分60に凹凸を形成した場合と同様であるので説明を省略する。
尚、前記反応管13、前記処理ガス導入ノズル55に限らず、反応管の一部として構成される部材で、前記処理ガスが供給される周辺に臨接する部分について凹凸を形成し、該処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位表面の表面積密度を増大させてよいことは言う迄もない。
又、前記処理ガスが供給される位置、排気口の設けられる位置は炉の構造、基板処理の方式により適宜選択されるものであり、前記処理ガスが供給される位置が前記処理室12の上部、排気口の設けられる位置が前記処理室12の下部に限定されるものではない。更に、本発明は枚葉式の基板処理装置に対しても同様に実施可能であることは言う迄もない。
本発明の実施の形態を示す概略斜視図である。 本発明の実施の形態に於ける処理炉関係部分を示す概略断面図である。 本発明の実施の形態を示す処理炉の断面図である。 該処理炉に使用される反応管の断面図である。 図4のA部拡大図である。 本発明の実施の形態に於ける処理炉に使用される処理ガス導入ノズルの斜視図である。 図6のB部拡大図である。
符号の説明
10 処理炉
11 ヒータ
12 処理室
13 反応管
14 ロードロック室
17 ボート
19 シールキャップ
21 ウェーハ
55 処理ガス導入ノズル
56 ガス排気管
57 ガス供給管
58 マニホールド
59 排気口
60 部分
61 第1のガス供給源
62 第2のガス供給源
63 第3のガス供給源
64 MFC
65 MFC
66 MFC
67 真空ポンプ
70 バルブ
71 バルブ
72 バルブ
73 バルブ
74 排気バルブ
75 制御装置
77 溝
78 突条
79 部分

Claims (1)

  1. 複数の基板を収容する処理室と、前記基板を加熱する加熱手段と、所要の処理ガスを前記処理室内の任意の位置から供給する供給手段と、前記処理ガスの供給位置とは異なる位置で前記処理室に開口した排気口を介して前記処理室内のガスを排気する排気手段とを備え、前記処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位の表面積密度が、前記排気口周辺に臨接する前記処理室の部位の表面積密度よりも大きくなる様に、前記処理ガスの供給位置周辺に臨接する部位の表面が加工されていることを特徴とする基板処理装置。
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JP2017022233A (ja) * 2015-07-09 2017-01-26 東京エレクトロン株式会社 縦型熱処理装置及び縦型熱処理装置の運転方法

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