JP2006260216A - 文書出力管理システム、その方法及びプログラム - Google Patents

文書出力管理システム、その方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 各印刷制御装置に対する印刷依頼の到来ムラを低減してシステム全体の文書出力処理能力を向上させる。
【解決手段】 出力管理サーバ30において、出力管理制御部322は、出力先のプリンタを指定した文書情報の印刷依頼を受付けると、印刷サーバ・プリンタ割当管理部33により管理されている印刷サーバ・プリンタ割当管理情報を参照して出力先のプリンタに相当する論理プリンタに割当てられている印刷サーバを選択して当該文書情報の印刷指示を送出する。割当変更処理部325は、プリンタ稼動状態管理部323で管理される各プリンタの稼動状態と、印刷サーバ稼動状態管理部324で管理される各印刷サーバの稼動状態に基づき、印刷サーバ・プリンタ割当管理情報における各印刷サーバに対する論理プリンタの割当設定を変更する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、出力管理装置と複数の印刷制御装置をネットワークを介して接続し、出力先の出力装置を指定した文書情報の印刷依頼を受付けた出力管理装置が、予め登録された割当管理情報を参照して出力先の出力装置に相当する論理出力装置に割当てられている印刷制御装置を選択して当該文書情報の印刷指示を送出する文書出力管理システムに係わり、詳しくは、各印刷制御装置に対する印刷依頼の到来ムラを低減してシステム全体の文書出力処理能力を向上させることが可能な文書出力管理システム、その方法及びプログラムに関する。
文書出力管理システムの構成として、例えば、出力管理装置(出力管理サーバ)と分散設置される複数の印刷制御装置(印刷サーバ)をネットワークにより接続し、外部機器等から文書情報の印刷依頼を受けた出力管理サーバが、予め登録されている各印刷サーバとその印刷制御対象の出力装置(プリンタ)の割当設定に基づき印刷サーバを選択して当該文書情報の印刷指示を送出するという構成が考えられる。
このように分散設置される複数の処理装置を介して文書情報等の出力を行うシステムの処理分散化技術について、例えば、下記特許文献1には、メールサーバの通信量を均等化して処理の分散を図る技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、印刷ジョブを流す複数のクライアントコンピュータと、それらの印刷ジョブを統括して受けるプリンタサーバコンピュータを共通の通信ネットワーク上に配置し、それぞれのクライアントコンピュータのCPU負荷状態によって処理をクライアントに行わせる技術が開示されている。
また、下記特許文献3には、複数のサーバの負荷を適切に平準化すると共に、目標とするクライアントアプリケーションの応答性または目標性能を確保する技術が開示されている。
特開平8−237296号公報 特開平11−259258号公報 特開平2001−092793号公報
しかしながら、特許文献1乃至3に記載される各技術は、分散先の処理装置が担当する処理が固定されているシステムを前提としたものであり、かかる前提の下でシステム全体の出力管理処理能力を向上させるために、各処理装置にどのように効率良く印刷ジョブを振り分けるかを決めるという技術思想であった。
かかる従来の技術思想を、上述した如く、出力管理装置に分散先の複数の印刷制御装置をネットワーク接続した文書出力管理システムに適用した場合、分散先の印刷制御装置の担当処理が固定されていることが前提となり、論理出力装置の登録状況によっては、ある印刷制御装置に印刷が集中し、別の印刷制御装置には印刷依頼があまり到来しないというムラが生じ、システム全体として本来の文書出力能力を十分に発揮できない場合があるという問題点があった。
また、この種の従来のシステムでは、各印刷制御装置に対応して登録する論理出力装置の数が多い場合、印刷制御装置に論理出力装置を作成(登録)する作業に多くの手間と時間を要するという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解消し、各印刷制御装置に対する印刷依頼の到来ムラを低減してシステム全体の文書出力処理能力を向上させることができると共に、各印刷制御装置に対応して論理出力装置の割当設定を簡単に登録可能な文書出力管理システム、その方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数の印刷制御装置に各々対応して出力制御対象の論理出力装置の割当を設定した割当管理情報を管理する管理手段を有する出力管理装置をネットワークを介して前記複数の印刷制御装置に接続し、出力先の出力装置を指定した文書情報の印刷依頼を受付けた前記出力管理装置が、前記割当管理情報を参照して前記出力先の出力装置に相当する論理出力装置に割当てられている印刷制御装置を選択して当該文書情報の印刷指示を送出する文書出力管理システムの前記出力管理装置に実装される文書出力管理プログラムにおいて、前記管理手段が管理する前記割当管理情報における前記各印刷制御装置に対する前記論理出力装置の割当設定を変更する割当設定変更処理を前記出力管理装置に行なわせることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明において、前記各出力装置の稼動状態を管理する出力装置稼動状態管理処理と、前記各印刷制御装置の稼動状態を管理する印刷制御装置稼動状態管理処理とを前記出力管理装置に更に行なわせ、前記割当設定変更処理では、前記出力装置稼動状態管理処理により管理される各出力装置の稼動状態と、前記印刷制御装置稼動状態管理処理により管理される各印刷制御装置の稼動状態に基づき、前記割当管理情報における前記各印刷制御装置に対する前記論理出力装置の割当設定を変更する処理を行わせることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、上記請求項2記載の発明において、前記出力装置稼動状態管理処理では、前記各出力装置が文書情報を出力した各時間と、前記各出力装置における前記各時間の出力枚数と、前記各時間の出力枚数から算出される前記各出力装置の所定時間当りの平均印刷枚数と、前記各出力装置の所定時間当りの平均印刷枚数から算出される前記各出力装置の各時間毎の負荷状態と、前記各出力装置の所定時間当りの平均印刷枚数と予め出力装置の機種毎に定義される任意時間当りの出力可能枚数とに基づき算出される前記各出力装置毎の出力能力を含む出力装置稼動状態を記録する出力装置稼動状態記録処理を行わせ、前記印刷制御装置稼動状態管理処理では、前記各印刷制御装置が前記印刷依頼を受けた各時間と、前記各印刷制御装置における前記各時間毎の印刷依頼数と、前記各印刷制御装置における前記時間毎の印刷依頼数と予め定義される任意時間当りの処理可能な印刷依頼数とに基づき算出される前記各印刷制御装置毎の印刷依頼率とを含む印刷制御装置稼動状態を記録する印刷制御装置稼動状態記録処理を行わせることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、上記請求項3記載の発明において、前記割当設定変更処理では、最も負荷状態が高い時間帯に、前記出力能力が予め設定される規定レベルよりも低い出力装置が存在するか否かを判定する第1の判定処理と、前記第1の判定処理により、出力能力が前記規定レベルよりも低い出力装置が存在すると判定された場合、該出力装置を割当変更候補として特定する割当変更候補特定処理と、前記第1の判定処理により、出力能力が前記規定レベルよりも低い出力装置が存在すると判定された場合、当該時間帯に印刷依頼率が予め設定される規定レベルよりも低下している印刷制御装置が存在するか否かを判定する第2の判定処理と、前記第2の判定処理により、印刷依頼率が前記規定レベルよりも低下している印刷制御装置が存在する場合、該印刷制御装置が前記割当変更候補に対して現在割当てられている移動元の印刷制御装置であるか否かを判定する第3の判定処理と、前記第3の判定処理により、前記印刷制御装置が前記移動元の印刷制御装置でないと判定された場合、該印刷制御装置を移動先の印刷制御装置として特定する移動先印刷制御装置特定処理と、前記割当管理情報を操作し、前記割当変更候補の出力装置の割当を、前記移動元の印刷制御装置から前記移動先の印刷制御装置に移動させることにより割当設定を変更する割当管理情報操作処理とを行わせることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、上記請求項1乃至4のいずれか記載の発明において、前記割当設定変更を行う割当設定変更タイミングを設定する設定処理を前記出力管理装置に更に行なわせ、前記割当設定変更処理では、前記割当設定変更タイミング毎に、前記割当設定変更の処理を行わせることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、上記請求項1乃至5のいずれか記載の発明において、前記システムに付加する出力装置に相当する論理出力装置を作成する論理出力装置作成処理と、前記論理出力装置作成処理により作成された論理出力装置を、前記印刷制御装置のいずれか1つに割当設定されるように前記割当管理情報に自動登録する論理出力装置登録処理を前記出力管理装置に更に行なわせることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、上記請求項6記載の発明において、論理出力装置の登録条件を設定する登録条件設定処理を前記出力管理装置に更に行なわせ、前記論理出力装置登録処理では、前記登録条件に従って前記印刷制御装置に対する登録対象の論理出力装置の割当設定を行わせることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、上記請求項7記載の発明において、前記登録条件設定処理では、論理出力装置を機種毎に1台の印刷制御装置にまとめる、同一機種の論理出力装置を異なる印刷制御装置に分散させる、論理出力装置を設置場所毎に対応する印刷制御装置にまとめる、論理出力装置を登録順に印刷制御装置に対応させるという各条件の少なくとも1つを前記登録条件として設定する処理を行わせることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、複数の印刷制御装置に各々対応して出力制御対象の論理出力装置の割当を設定した割当管理情報を管理する管理手段を有する出力管理装置をネットワークを介して前記複数の印刷制御装置に接続し、出力先の出力装置を指定した文書情報の印刷依頼を受付けた前記出力管理装置が、前記割当管理情報を参照して前記出力先の出力装置に相当する論理出力装置に割当てられている印刷制御装置を選択して当該文書情報の印刷指示を送出する文書出力管理システムにおいて、前記出力管理装置は、前記管理手段が管理する前記割当管理情報における前記各印刷制御装置に対する前記論理出力装置の割当設定を変更する割当設定変更手段を具備することを特徴とする。
請求項10記載の発明は、複数の印刷制御装置に各々対応して出力制御対象の論理出力装置の割当を設定した割当管理情報を管理する管理手段を有する出力管理装置をネットワークを介して前記複数の印刷制御装置に接続し、出力先の出力装置を指定した文書情報の印刷依頼を受付けた前記出力管理装置が、前記割当管理情報を参照して前記出力先の出力装置に相当する論理出力装置に割当てられている印刷制御装置を選択して当該文書情報の印刷指示を送出する文書出力管理方法において、前記出力管理装置が、前記管理手段が管理する前記割当管理情報における前記各印刷制御装置に対する前記論理出力装置の割当設定を変更する割当設定変更ステップを有することを特徴とする。
本発明によれば、複数の印刷制御装置に各々対応して出力制御対象の論理出力装置の割当を設定した割当管理情報を管理する管理手段を有する出力管理装置に、該管理手段が管理する割当管理情報における各印刷制御装置に対する論理出力装置の割当設定を変更する割当設定変更処理機能を更に設けたため、ある印刷制御装置に印刷依頼が集中して印刷制御対象の出力装置の出力能力が低下するような稼動状態の発生後、印刷依頼が集中したことのある印刷制御装置に割当設定されている出力能力が低下したことのある出力装置を、当該出力装置の出力能力が低下した上記時点で印刷依頼が少なかった印刷制御装置に対応する印刷制御対象の論理出力装置として割当設定し直す割当設定変更処理を実施することによって、各印刷制御装置に対する印刷依頼のムラを低減してシステム全体の文書出力処理能力を大幅に向上させることができる。
また、本発明では、システムに付加する出力装置に相当する論理出力装置を作成する論理出力装置作成処理機能と、作成された論理出力装置を、印刷制御装置のいずれか1つに割当設定されるように割当管理情報に自動登録する論理出力装置登録処理機能を設けたため、各印刷制御装置に対応して登録する論理出力装置の数が多い場合にも、各印刷制御装置に対応して論理出力装置の割当設定を簡単に登録できる。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係る文書出力管理システムの全体構成を示すブロック図である。
このシステムは、文書情報の印刷依頼を行うクライアント端末(PC:パーソナル・コンピュータ)10、文書情報を保存・管理する文書管理サーバ20、クライアントPC10からの印刷依頼に基づき、該印刷依頼を受けた文書情報を文書管理サーバ20から取得し、自装置に登録されている複数の印刷サーバ40(40A,40B,…)のうちのいずれか1つを選択して当該文書情報の出力指示を送出する文書出力管理処理を行う出力管理サーバ30、出力管理サーバ30から出力指示を受けることにより、該出力指示に含まれる出力先のプリンタ50に当該出力指示された文書情報を印刷出力させる印刷出力制御を行う複数の印刷サーバ40(40A,40B,…)をネットワーク90により接続して構成される。
このシステムにおいて、各印刷サーバ40と、拠点A,B,…に分散設置される複数のプリンタ50〔(50A−1,50A−2,50A−3,…)、(50B−1,50B−2,50B−3,…)、…〕とは、例えば、LAN等の通信手段により接続されている。
かかる構成を利用して、出力管理サーバ30は、どのプリンタ(出力機器)50に対してどの印刷サーバ40経由で出力するかを割当てた印刷サーバ・プリンタ割当管理情報を予め設定しておくことで、クライアントPC10から印刷対象の文書情報と出力先のプリンタ50を含む印刷依頼を受けた際、上記印刷サーバ・プリンタ割当管理情報を参照して上記出力先のプリンタ50に対応する印刷サーバ40を選択し、該選択した印刷サーバ40に対して当該印刷対象の文書情報の印刷指示を送出する。
これにより、出力管理サーバ30は、図1に示す構成において、例えば、拠点Aに設置されるプリンタA1(50A−1)に対する文書出力を行う場合、上記印刷サーバ・プリンタ割当管理情報での印刷サーバ40とプリンタ50の割当設定次第で、印刷サーバ40Aを経由して文書出力を行うことができる他、印刷サーバ40B経由で文書出力を行うことも可能である。
また、本発明に係わる出力管理サーバ30は、印刷サーバ40と該印刷サーバ40の印刷制御対象となるプリンタ50の割当設定を、一旦、印刷サーバ・プリンタ割当管理情報中に登録した後、印刷サーバ40及び各プリンタ50それぞれの稼動状態等に応じて、印刷サーバ40とプリンタ50の割当設定を変更して再登録する割当設定変更処理機能を有している。
以下、本発明に係わる出力管理サーバ30の構成及び処理動作について順次説明していく。
図2は、本発明に係わる出力管理サーバ30の機能構成を示すブロック図である。
図2に示すように、出力管理サーバ30は、ネットワーク90を介して印刷サーバ40等との通信インタフェースを司る通信インタフェース(I/F)部31、通信I/F部31を介してクライアントPC10からの印刷依頼を受付け、この印刷依頼に基づき、該印刷依頼された文書情報を文書管理サーバ20から取得すると共に、印刷依頼時によって指定された出力先のプリンタ50に対応する印刷サーバ40を選択して出力指示を行う文書出力管理処理をはじめとした装置全体の制御を行なう制御部32、制御部32が上記印刷依頼に基づき印刷指示する印刷サーバ40を選択するために用いる印刷サーバ・プリンタ割当管理情報を印刷サーバ・プリンタ割当管理情報テーブル(TB)331を用いて管理する印刷サーバ・プリンタ割当管理部33、制御部32が受付けた印刷依頼に含まれる印刷対象文書情報等の各種情報を記憶する記憶部34、キーボードやマウス等の入力装置を備え、上記印刷サーバ・プリンタ割当管理情報等の各種情報あるいは指令の入力操作を行う入力/操作部35、該入力/操作部35での入力操作に用いる画面や各種情報の表示を行う表示部36を具備して構成される。
この出力管理サーバ30の制御部32には、論理プリンタ登録部321、出力管理制御部322、プリンタ稼動状態管理部323、印刷サーバ稼動状態管理部324、割当変更処理部325が設けられる。
論理プリンタ登録部321は、例えば、あるプリンタ50を任意の拠点に設置して本システムに組み込む場合、上述した出力管理処理で、論理上、該プリンタ50として扱う論理プリンタ(印刷オプションの設定値なども含めた仮想プリンタ)を作成する処理と、この作成した論理プリンタを既に登録されている印刷サーバ40のいずれかに割当ててシステム内(印刷サーバ・プリンタ割当管理情報TB331内)に登録する処理を行う。
出力管理制御部322は、クライアントPC10からの出力先のプリンタ50の指定と印刷対象の文書情報を含む印刷依頼に基づき、指定された出力先のプリンタ50に対応する印刷サーバ40を、上記論理プリンタ登録部321により印刷サーバ・プリンタ割当管理情報TB331内に登録された当該プリンタ50(論理プリンタ)と印刷サーバ40との割当設定を参照して選択し、該選択した印刷サーバ40に印刷対象の文書情報の出力指示を発行する文書出力管理処理を行なう。
プリンタ稼動状態管理部323は、システム内の各プリンタ50の稼動状態を記憶部34の稼動状態記憶部340に記録する処理と、稼動状態記憶部340に記録された各プリンタ50の稼動状態から各プリンタ50毎の出力能力や負荷状態等を算出して記憶・管理する処理を行う。
印刷サーバ稼動状態管理部324は、システム内の各印刷サーバ40の稼動状態を記憶部34の稼動状態記憶部340に記録する処理と、稼動状態記憶部340に記録された各印刷サーバ40の稼動状態から各印刷サーバ40毎の印刷依頼受付率を算出して記憶、管理する処理を行う。
割当変更処理部325は、プリンタ稼動状態管理部323により管理される各プリンタ50毎の出力能力や負荷状態と、印刷サーバ稼動状態管理部324により管理される各印刷サーバ40毎の印刷依頼受付率を照合し、該照合結果に基づき、論理プリンタ登録部321により事前に登録されている論理プリンタと印刷サーバ40の割当設定を変更して再登録する割当設定変更処理を行う。
なお、これら論理プリンタ登録部321、出力管理制御部322、プリンタ稼動状態管理部323、印刷サーバ稼動状態管理部324及び割当変更処理部325における上述の該当各処理〔論理プリンタ作成・登録処理(図3参照)、文書出力管理処理、プリンタ稼動状態管理処理、印刷サーバ稼動状態管理処理及び割当設定変更処理(図9参照)〕は、当該出力管理サーバ30の例えば制御部32に実装される文書出力管理プログラムに基づき、各機能部が該当する各処理を分担して実行することにより実現される。
図3は、制御部32の論理プリンタ登録部321における論理プリンタ作成・登録処理を示すフローチャートである。
論理プリンタ登録部321では、入力/操作部35での所定の操作に基づき表示部36に論理プリンタ作成画面(図示せず)を表示し(ステップS101)、該画面上で、入力/操作部35から論理プリンタ作成上必要な情報の入力を受付け(ステップS102)、該入力情報に基づいて論理プリンタを作成する(ステップS103)。
上記ステップS102の処理に際して、ユーザは、論理プリンタ作成画面上で、例えば、システムに新たに組み込むプリンタ50等、新規登録しようとするプリンタ50のプリンタ名、機種情報、設置場所等の情報を入力したうえで作成指示操作(画面上の「作成」ボタン押下等)を行う。
これにより、上記ステップS103において、論理プリンタ登録部321は、上記ステップS102でユーザにより入力された情報に基づき当該プリンタ50に対応する論理プリンタ(アイコン)を作成する。
この作成された論理プリンタを登録するために、ユーザは、更に、登録指示操作を(画面上の「登録」ボタン押下等)行う。
一方、論理プリンタ登録部321は、上記ステップS103で論理プリンタを作成した後、登録操作がなされたか否かを監視し(ステップS104)、登録操作がなされた場合(ステップS104YES)、予め設定された登録条件(登録先サーバ選択条件)に従って当該論理プリンタを既に登録されている複数の印刷サーバ40のうちのいずれかに割当てて自動登録する(ステップS105)。
ここでの登録条件(登録先サーバ選択条件)としては、例えば、「条件1:論理プリンタを機種毎に1台の印刷サーバにまとめる」、「条件2:同一機種の論理プリンタを異なる印刷サーバに分散させる」、「条件3:論理プリンタを設置場所毎に対応する印刷サーバにまとめる」、「条件4:登録順(論理プリンタを登録順に印刷サーバに対応させる)」等が考えられる。
上記ステップS105における論理プリンタの印刷サーバ40に対する自動登録処理が完了することにより、論理プリンタ登録部321は、その登録結果を後述する印刷サーバ・プリンタ割当登録画面360を用いて表示部36に表示し(ステップS106)、その後、所定の終了操作がなされた場合(ステップS106YES)、当該画面を閉じて一連の登録処理を終了する(ステップS107)。
図4は、上記ステップS106における印刷サーバ・プリンタ割当登録画面360の表示例を示す図である。
この印刷サーバ・プリンタ割当登録画面360には、本システムに含まれる出力管理サーバ30と、該出力管理サーバ30の管理下の各印刷サーバ40と、各印刷サーバ40に対応して割当設定されたプリンタ50とが、各々に対応するアイコンを用い、各装置間の対応関係を示すラインで結ばれる形で表示される。
この印刷サーバ・プリンタ割当登録画面360において、出力管理サーバ30に対しては複数の印刷サーバ40A、40B、…が上記ラインで結ばれ、該出力管理サーバ30に対してその出力指示発行先として各印刷サーバ40A、40B、…が登録される様子が示されている。
また、各印刷サーバ40A、40B、…に対しては、各々、(プリンタA1,A2,A3,A4,…)、(プリンタB1,B2,B3,B4,…)、…が上記ラインで結ばれ、これら各印刷サーバ40A、40B、…に対して、その出力制御対象として、各々、(プリンタA1,A2,A3,A4,…)、(プリンタB1,B2,B3,B4,…)、…(但し、いずれも論理プリンタ)が割当設定される様子が示されている。
ここで、斜線を付加して示すプリンタアイコンは、新規登録されるプリンタ50に相当する論理プリンタを示し、それ以外のプリンタアイコンは、既に登録済みのプリンタ50に相当する論理プリンタを表わしている。
これにより、図4の例においては、A3サイズ以上の用紙を用いる機種(大刷り機)である“プリンタA4”が、例えば、登録条件「条件1:論理プリンタを機種毎に1台の印刷サーバにまとめる」に従って、同一機種(大刷り機)である“プリンタA1”、“プリンタA2”、“プリンタA3”(いずれも論理プリンタ)が既に対応付けて登録されている印刷サーバAに割当てられて新規登録されている様子が分かる。
なお、この印刷サーバ・プリンタ割当登録画面360に表示される各印刷サーバ40と各プリンタ50の割当関係は、実際には、印刷サーバ・プリンタ割当管理部33において、図5に示す内容から成る印刷サーバ・プリンタ割当管理情報として保持、管理される。
すなわち、論理プリンタ登録部321は、図3におけるステップS101からS105の処理によって、図5に示す内容の印刷サーバ・プリンタ割当管理情報を印刷サーバ・プリンタ割当管理情報TB331に登録し、登録完了後、ステップS106では、印刷サーバ・プリンタ割当管理情報TB331に記憶される上記印刷サーバ・プリンタ割当管理情報に基づいて図4に示す登録結果を示す印刷サーバ・プリンタ割当登録画面360を表示する。
図5に示すように、印刷サーバ・プリンタ割当管理情報TB331には、出力管理サーバ30の管理下の各印刷サーバA,B,C,…にそれぞれ対応して、該各印刷サーバA,B,C,…の出力制御対象の論理プリンタ〔(プリンタA1,A2,A3,A4,…)、(プリンタB1,B2,B3,B4,…)、…〕を割当設定した印刷サーバ・プリンタ割当管理情報が記憶されている。
図6は、図5に示す内容の印刷サーバ・プリンタ割当管理情報が印刷サーバ・プリンタ割当管理情報TB331に登録されている時の本システム内各装置の論理上の接続状態を示す概念図である。
図6において、出力管理サーバ30の管理下の各印刷サーバA(40A),B(40B),C(40C),D(40D)のうち、印刷サーバAは、図5に示す内容の印刷サーバ・プリンタ割当管理情報の登録により、論理上、プリンタA1,A2,A3,A4(いずれも大刷り機)を出力制御対象として接続される状態となっている。
同様に、印刷サーバB,C,Dは、図5に示す内容の印刷サーバ・プリンタ割当管理情報の登録により、論理上、各々、(プリンタB1,B2,B3,B4),(プリンタC1,C2,C3,C4),(プリンタD1,D2,D3,D4)を出力制御対象として接続される状態となっている。
この状態において、出力管理サーバ30は、制御部32の出力管理制御部322が、クライアントPC10から印刷対象の文書情報と出力先のプリンタ50を含む印刷依頼を通信I/F部31を通じて受信すると、該印刷対象の文書情報を文書管理サーバ20から取得すると共に、上記印刷サーバ・プリンタ割当管理情報TB331内に登録された当該プリンタ50(論理プリンタ)と印刷サーバ40との割当設定を参照して上記印刷依頼に含まれる出力先のプリンタ50に相当する論理プリンタに対応する印刷サーバ40を選択し、該選択した印刷サーバ40に上記印刷対象文書情報の出力指示を発行する文書出力管理処理を行なう。
各印刷サーバ40は、配布管理サーバ30から出力指示を受信すると、該出力指示に含まれる出力先のプリンタ50に対して当該出力指示に含まれる印刷対象の文書情報の印刷要求を送出する。これにより、印刷要求を受けたプリンタ50では該印刷要求と一緒に送られてくる文書情報を印刷出力する。
この制御部30の出力管理制御部322による文書出力管理処理の実施中、同、制御部32のプリンタ稼動状態管理部323は、ネットワーク90、通信I/F部31を通じて各プリンタ50の稼動状態を監視し、該稼動状態を記憶部34の稼動状態記憶部340に記録する。
具体的には、各プリンタ50が出力した枚数と該出力した時間を監視し、該監視結果を基に、各時間に出力した枚数を各プリンタ50毎に、例えば、図7に示す態様で、稼動状態記憶部340内のプリンタ稼動状態ログテーブル343に記録する。
また、プリンタ稼動状態管理部323は、各プリンタ50における上記各時間の出力枚数から当該各プリンタ毎の所定時間当り(例えば、1分当たり)の平均印刷枚数を算出してプリンタ稼動状態ログテーブル343(図7参照)に併せ記録する。
また、プリンタ稼動状態管理部323は、処理能力として例えば1分間当りの出力可能枚数を論理プリンタの機種毎に予め定義しておき、各プリンタ50における各時間の実際の出力枚数と予めプリンタ50の機種毎に定義される任意時間当りの出力可能枚数とに基づき、実際の出力枚数が上記処理能力に対して何パーセントにあたるか(処理能力が何パーセント発揮されているか)の割合を逐次算出し、該算出した割合を出力能力として該当する各プリンタ50に対応付けて時間単位にプリンタ稼動状態ログテーブル343(図7参照)に併せ記録する。
また、プリンタ稼動状態管理部323は、各プリンタの所定時間当りの平均印刷枚数から当該各プリンタの各時間毎の負荷状態を算出し、該算出した各プリンタ50の負荷状態をプリンタ稼動状態ログテーブル343(図7参照)に併せ記録する。
また、出力管理制御部322による上述した文書出力管理処理の実施中、制御部32の印刷サーバ稼動状態管理部324は、ネットワーク90、通信I/F部31を通じて各印刷サーバ40の稼動状態を監視し、該稼動状態を記憶部34の稼動状態記憶部340に記録する。
具体的には、各印刷サーバ40に対する印刷依頼と該印刷依頼の発生時間を監視し、該監視結果を基に、各印刷サーバ40の印刷依頼数を時間毎に当該各印刷サーバ40に対応付けて、例えば、図8に示す態様で、稼動状態記憶部340内の印刷サーバ稼動状態ログテーブル345に記録する。
また、印刷サーバ稼動状態管理部324は、出力能力の基準値として、例えば、時間あたりに処理可能な印刷依頼数を予め定義しておき、各時間の実際の印刷依頼数と上記基準値とに基づき印刷依頼率を算出する。そして、この算出した印刷依頼率を該当する各印刷サーバ40に対応付けて時間単位に印刷サーバ稼動状態ログテーブル345(図8参照)に併せ記録する。
かかる印刷サーバ稼動状態管理部324の処理によれば、例えば、図6に示す接続状態での文書出力管理処理の実行中、ある時間帯において、各印刷サーバA,B,C,Dに対する印刷依頼数に基づき、当該各印刷サーバA,B,C,D毎に、同図に点線枠で示すような印刷依頼受付率が算出され、印刷サーバ稼動状態ログテーブル345(図8参照)に記録される。
この例では、当該時間帯に、A2以上の用紙サイズを指定した複数の印刷依頼があり、これら印刷依頼に基づく上記印刷サーバ・プリンタ割当管理情報(図5参照)を用いた印刷指示先印刷サーバ40の選択によって、上記A2以上の用紙サイズでの印刷に対処可能な機種(大刷り機)であるプリンタA1,A2,A3,A4を出力制御対象として登録されている印刷サーバAに印刷指示が集中し、該印刷サーバAの印刷依頼受付率が100パーセントとなっている。
一方で、当該時間帯においては、A3以下の用紙サイズを指定した印刷依頼が少なく、しかも、これら印刷依頼に基づく上記印刷サーバ・プリンタ割当管理情報(図5参照)を用いた印刷指示先印刷サーバ40の選択によって、上記A3以下の用紙サイズでの印刷に対処可能な機種である各プリンタ〔(プリンタB1,B2,B3,B4)、(プリンタC1,C2,C3,C4)、(プリンタD1,D2,D3,D4)〕を出力制御対象として登録されている印刷サーバB,C,Dに印刷指示が振り分けられる結果、これら各印刷サーバB,C,Dの印刷依頼受付率は、各々、10パーセント,35パーセント,15パーセントとなっている。
このように、例えば、論理プリンタ登録条件「条件1:論理プリンタを機種毎に1台の印刷サーバにまとめる」に従って図5に示す内容の印刷サーバ・プリンタ割当管理情報を登録した場合、ある時間帯によっては、ある印刷サーバ40(図6では、大刷り機がまとめられる印刷サーバA)に印刷依頼が集中し、他の印刷サーバ40(同、印刷サーバB,C,D)には印刷依頼があまり来ないというように印刷依頼のムラが生じ、システム全体としての能力が十分に発揮できない状況が発生する可能性がある。
かかる状況の発生を低減すべく、本発明に係わる出力管理サーバ30では、制御部32内に設けた割当変更処理部325により、各プリンタ50毎の出力能力及び負荷状態と、各印刷サーバ40毎の印刷依頼受付率の照合結果に基づき、印刷サーバ・プリンタ割当管理情報TB331(図5参照)に一旦登録された印刷サーバ・プリンタ割当管理情報における印刷サーバ40と論理プリンタとの割当設定を変更して再登録する割当変更処理を行う。
図9は、本発明の出力管理サーバ30における印刷サーバ・プリンタ割当変更処理を示すフローチャートである。
この処理を行うに当って、出力管理サーバ30では、印刷サーバ40と論理プリンタとの割当設定を変更して再登録する割当設定変更タイミングとして、例えば、「毎日(0時00分)」、「一週間に1回(月曜日:0時00分)」、「一ヶ月に1回(一日:0時00分)」の各割当変更タイミングのうちのいずれかを予め設定(例えば、制御部32内に)しておく。
図9において、出力管理サーバ30では、出力管理制御部322による図6に示すような態様での出力管理処理の実施中、割当変更処理部325が、予め設定されている上記割当設定変更タイミングが到来したか否かを監視している(ステップS201)。
ここで、割当設定変更タイミングが到来したと判定された場合(ステップS201YES)、割当変更処理部325は、稼動状態記憶部340内のプリンタ稼動状態ログテーブル343(図7参照)に記録されている各プリンタ50の負荷状態と出力能力を検索し、最も負荷状態が高い(最も稼動が多い)時間帯に出力能力が規定レベル以下のプリンタ50が存在するか否かをチェックする(ステップS202)。
この処理においては、出力能力のしきい値(規定レベル)として例えば50パーセントを予め規定しておき、プリンタ稼動状態ログテーブル343に記録されている出力能力が上記しきい値以下の場合には規定レベル以下であると判定する。
そして、出力能力が規定レベル以下のプリンタ50が存在しない場合(ステップS202NO)、ステップS201に戻る。
これに対し、出力能力が規定レベル以下のプリンタ50が存在する場合(ステップS202YES)、割当変更処理部325は、当該プリンタ50を割当変更候補として選択し(ステップS203)、その後、割当変更候補として選択されたプリンタ50に関して上記ステップS202で出力能力が規定レベル以下と判定された時間帯を特定する(ステップS204)。
次に、割当変更処理部325は、稼動状態記憶部340内の印刷サーバ稼動状態ログテーブル345(図8参照)に記録されている各印刷サーバ40の印刷依頼受付率を上記特定した時間帯をキーに検索し、当該時間帯に印刷依頼受付率が規定レベル以下の印刷サーバ40が存在するか否かをチェックする(ステップS205)。
この処理においては、印刷依頼率のしきい値(規定レベル)として例えば50パーセントを予め規定しておき、印刷サーバ稼動状態ログテーブル345に記録されている印刷依頼率(但し、プリンタ50の出力能力が規定レベル以下の時間帯の印刷受付率)が上記しきい値以下の場合には規定レベル以下であると判定する。
ここで、プリンタ50の出力能力が規定レベル以下の時間帯に印刷依頼受付率が規定レベル以下の印刷サーバ40が存在する場合(ステップS205)、割当変更処理部325は、当該印刷サーバ40が上記ステップS203で選択された割当変更候補に対する移動元の印刷サーバ40か否か(つまり、現時点で当該割当変更候補が当該印刷サーバ40に割当設定されているか否か)をチェックする(ステップS206)。
ここで、印刷受付率が規定レベル以下の印刷サーバが割当変更候補に対する移動元の印刷サーバ40でない場合(ステップS206NO)、割当変更処理部325は、この印刷受付率が規定レベル以下の印刷サーバ40を移動先の印刷サーバ40として特定し(ステップS207)、上記ステップS203で特定した割当変更候補のプリンタ50を、該プリンタ50が現時点で割当設定されている移動元の印刷サーバ40から上記ステップS207で特定した移動先の印刷サーバ40に移動させる処理(ステップS208)を行う。
この時、該割当変更候補のプリンタ50に関する論理プリンタとしての設定は変更せずに移動し、その後、ステップS201に処理を戻す。
このステップS208での処理により、印刷サーバ・プリンタ割当管理情報TB331(図5参照)内の印刷サーバ・プリンタ割当管理情報は、移動元の印刷サーバ40に対する出力制御対象プリンタ欄から割当変更候補のプリンタ50の情報が削除され、移動先の印刷サーバ40に対する出力制御対象プリンタ欄に割当変更候補のプリンタ50の情報が新規に記憶された内容に更新登録される。
なお、上記ステップS205で印刷依頼受付率が規定レベル以下の印刷サーバ40が存在しない場合(ステップS205NO)、ステップS201に戻って処理を続行する。すなわち、この場合、割当変更処理部325は、割当変更候補に対して現在対応関係にある印刷サーバ40が最適であると判断し、移動先を同じ印刷サーバとする設定を維持する。
また、上記ステップS206で印刷依頼受付率が規定レベル以下の印刷サーバが割当変更候補に対する移動元の印刷サーバ40である場合(ステップS206YES)、つまり、移動元と移動先の印刷サーバ40が同じである場合、割当変更処理部325は、割当変更候補のプリンタ50の移動は行わず、ステップS201に戻る。
図10は、図6に示す接続状態で各印刷サーバ40の印刷依頼受付率が各々同図に示す値となる時間帯を経過して文書出力動作が行なわれる本システムにおいて、当該時間帯後の割当設定変更タイミングで、図9に示す印刷サーバ・プリンタ割当変更処理が適用された時の各装置の論理上の接続状態を示す概念図である。
この場合の割当変更処理では、当該割当設定変更タイミングまでにプリンタ稼動状態ログテーブル343(図7参照)に記録された情報に基づき、図9のステップS202で、プリンタA1,A3に関して最も稼動の多い時間帯(図6に示す動作状態を行う時間帯)に出力能力が規定レベル以下であることが認識され、同、ステップS203でこれらプリンタA1,A3が割当変更候補として特定される。
また、この時、当該割当変更タイミングまでに印刷サーバログテーブル345(図8参照)に記録された情報に基づき、図9のステップS204〜S207の処理を経て、プリンタA1,A3の出力能力が規定レベル以下の時間帯に印刷依頼受付率が規定レベル以下の印刷サーバBと印刷サーバDとが移動先印刷サーバとして特定される。
その後、図9のステップS208では、図6に示す内容で登録されている印刷サーバ・プリンタ割当管理情報を対象として、割当変更候補であるプリンタA1,A3を、それぞれ、移動先印刷サーバBと移動先印刷サーバDに移動させる処理が行われ、当該印刷サーバ・プリンタ割当管理情報が更新される。
これにより、本システムでは、図10に示すように、それまで印刷サーバAに割当てられていたプリンタA1,A3が、上記割当変更処理後には、各々、印刷サーバBと印刷サーバDに割当てられるような接続状態(図10参照)が確立される。
従って、これ以後、本システムでは、仮に図6に例示したようなA2以上の用紙サイズに対応する大刷り機(プリンタA1,A2,A3,A4)を出力先とする印刷依頼が集中する(図6の接続状態では印刷サーバAの印刷依頼率が100パーセントとなる状態)時間帯が生じたとしても、プリンタA1およびA3を出力先とする印刷依頼をそれぞれ印刷サーバBと印刷サーバDに振り分けることで、印刷サーバAの印刷依頼率を例えば50パーセントに維持して割当関係にあるプリンタA2,A4の出力能力を最大限活用した文書出力が行える。
一方、プリンタA1,A3の移動先である各印刷サーバB,Dにおいても、プリンタA1,A3の出力制御対象として割当てを受容しつつも、規定レベル以下の印刷依頼率を保った状態で、これら割当てられた各プリンタ(プリンタB1,B2,B3,B4,プリンタA1),(プリンタB1,B2,B3,B4,プリンタA1)の出力能力を最大限引き出して文書出力を行うことができ、システム全体として文書出力処理能力を大幅に向上させることができる。
また、本発明では、出力管理サーバ30の論理プリンタ登録部321が、作成上必要な情報の入力を受付けて、例えば、システムに付加するプリンタに相当する論理プリンタを作成する論理プリンタ作成処理機能と、作成された論理プリンタを、既に登録済みの印刷サーバ40のいずれか1つに割当設定されるように印刷サーバ・プリンタ割当管理情報に自動登録する論理プリンタ登録処理機能を有するため、各印刷サーバ40に対応して登録する論理プリンタの数が多い場合にも、各印刷サーバ40に対応して論理プリンタの割当設定を簡単に登録することができる。
この種の従来のシステムでは、印刷サーバの配置に関しては、ユーザが処理状況から判断して手動で行わなければならなかったが、本発明のシステムでは、上述した論理プリンタ作成及び登録処理機能と、登録後の印刷サーバ対プリンタの割当設定変更機能との併用によって、ユーザのサーバ設置、最適化処理の負担が大幅に軽減できる。
この他、本発明は、上記し、且つ図面に示す実施例に限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施できるものである。
例えば、上記実施例で述べてきた論理プリンタは、物理プリンタと置き換えることも可能である。
本発明は、出力管理装置と分散設置される複数の印刷制御装置をネットワークにより接続し、外部機器等から文書情報の印刷依頼を受けた出力管理装置が、予め登録されている各印刷制御装置とその印刷制御対象の出力装置の割当設定に基づき印刷制御装置を選択して当該文書情報の印刷指示を送出する文書出力管理システム全般に適用でき、出力管理装置に、割当管理情報における各印刷制御装置に対する論理出力装置の割当設定を変更する割当設定変更処理機能を設けることにより、各印刷制御装置に対する印刷依頼のムラを低減してシステム全体の文書出力処理能力を大幅に向上させることができる。
本発明に係る文書出力管理システムの全体構成を示すブロック図。 本発明に係わる出力管理サーバの機能構成を示すブロック図。 論理プリンタ登録部における論理プリンタ作成・登録処理を示すフローチャート。 印刷サーバ・プリンタ割当登録画面の表示例を示す図。 印刷サーバ・プリンタ割当管理情報の登録例を示す図。 図5に示す印刷サーバ・プリンタ割当管理情報が登録されている時のシステム内各装置の論理上の接続状態を示す概念図。 プリンタ稼動状態ログテーブルの記録内容を示す図。 印刷サーバ稼動状態ログテーブルの記録内容を示す図。 出力管理サーバの印刷サーバ・プリンタ割当変更処理を示すフローチャート。 図6の接続状態での運用に対して印刷サーバ・プリンタ割当変更処理を適用した後のシステム内各装置の論理上の接続状態を示す概念図。
符号の説明
10…クライアント端末(PC)、20…文書管理サーバ、30…出力管理サーバ、31…通信インタフェース(I/F)部、32…制御部、321…論理プリンタ登録部、322…出力管理制御部、323…プリンタ稼動状態管理部、324…印刷サーバ稼動状態管理部、325…割当変更処理部、33…印刷サーバ・プリンタ割当管理部、331…印刷サーバ・プリンタ割当管理情報テーブル(TB)、34…記憶部、340…稼動状態記憶部、343…プリンタ稼動状態ログテーブル、345…印刷サーバ稼動状態ログテーブル、35…入力/操作部、36…表示部、360…印刷サーバ・プリンタ割当登録画面、40,40A,40B,40C,40D…印刷サーバ、50,50A−1,50A−2,50A−3,50A−4,50B−1,50B−2,50B−3,50B−4…プリンタ、90…ネットワーク

Claims (10)

  1. 複数の印刷制御装置に各々対応して出力制御対象の論理出力装置の割当を設定した割当管理情報を管理する管理手段を有する出力管理装置をネットワークを介して前記複数の印刷制御装置に接続し、出力先の出力装置を指定した文書情報の印刷依頼を受付けた前記出力管理装置が、前記割当管理情報を参照して前記出力先の出力装置に相当する論理出力装置に割当てられている印刷制御装置を選択して当該文書情報の印刷指示を送出する文書出力管理システムの前記出力管理装置に実装される文書出力管理プログラムにおいて、
    前記管理手段が管理する前記割当管理情報における前記各印刷制御装置に対する前記論理出力装置の割当設定を変更する割当設定変更処理を前記出力管理装置に行なわせる
    ことを特徴とする文書出力管理プログラム。
  2. 前記各出力装置の稼動状態を管理する出力装置稼動状態管理処理と、
    前記各印刷制御装置の稼動状態を管理する印刷制御装置稼動状態管理処理と
    を前記出力管理装置に更に行なわせ、
    前記割当設定変更処理では、
    前記出力装置稼動状態管理処理により管理される各出力装置の稼動状態と、前記印刷制御装置稼動状態管理処理により管理される各印刷制御装置の稼動状態に基づき、前記割当管理情報における前記各印刷制御装置に対する前記論理出力装置の割当設定を変更する処理を行わせる
    ことを特徴とする請求項1記載の文書出力管理プログラム。
  3. 前記出力装置稼動状態管理処理では、
    前記各出力装置が文書情報を出力した各時間と、前記各出力装置における前記各時間の出力枚数と、前記各時間の出力枚数から算出される前記各出力装置の所定時間当りの平均印刷枚数と、前記各出力装置の所定時間当りの平均印刷枚数から算出される前記各出力装置の各時間毎の負荷状態と、前記各出力装置の所定時間当りの平均印刷枚数と予め出力装置の機種毎に定義される任意時間当りの出力可能枚数とに基づき算出される前記各出力装置毎の出力能力を含む出力装置稼動状態を記録する出力装置稼動状態記録処理を行わせ、
    前記印刷制御装置稼動状態管理処理では、
    前記各印刷制御装置が前記印刷依頼を受けた各時間と、前記各印刷制御装置における前記各時間毎の印刷依頼数と、前記各印刷制御装置における前記時間毎の印刷依頼数と予め定義される任意時間当りの処理可能な印刷依頼数とに基づき算出される前記各印刷制御装置毎の印刷依頼率とを含む印刷制御装置稼動状態を記録する印刷制御装置稼動状態記録処理を行わせる
    ことを特徴とする請求項2記載の文書出力管理プログラム。
  4. 前記割当設定変更処理では、
    最も負荷状態が高い時間帯に、前記出力能力が予め設定される規定レベルよりも低い出力装置が存在するか否かを判定する第1の判定処理と、
    前記第1の判定処理により、出力能力が前記規定レベルよりも低い出力装置が存在すると判定された場合、該出力装置を割当変更候補として特定する割当変更候補特定処理と、
    前記第1の判定処理により、出力能力が前記規定レベルよりも低い出力装置が存在すると判定された場合、当該時間帯に印刷依頼率が予め設定される規定レベルよりも低下している印刷制御装置が存在するか否かを判定する第2の判定処理と、
    前記第2の判定処理により、印刷依頼率が前記規定レベルよりも低下している印刷制御装置が存在する場合、該印刷制御装置が前記割当変更候補に対して現在割当てられている移動元の印刷制御装置であるか否かを判定する第3の判定処理と、
    前記第3の判定処理により、前記印刷制御装置が前記移動元の印刷制御装置でないと判定された場合、該印刷制御装置を移動先の印刷制御装置として特定する移動先印刷制御装置特定処理と、
    前記割当管理情報を操作し、前記割当変更候補の出力装置の割当を、前記移動元の印刷制御装置から前記移動先の印刷制御装置に移動させることにより割当設定を変更する割当管理情報操作処理と
    を行わせることを特徴とする請求項3記載の文書出力管理プログラム。
  5. 前記割当設定変更を行う割当設定変更タイミングを設定する設定処理を前記出力管理装置に更に行なわせ、
    前記割当設定変更処理では、前記割当設定変更タイミング毎に、前記割当設定変更の処理を行わせる
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の文書出力管理プログラム。
  6. 前記システムに付加する出力装置に相当する論理出力装置を作成する論理出力装置作成処理と、
    前記論理出力装置作成処理により作成された論理出力装置を、前記印刷制御装置のいずれか1つに割当設定されるように前記割当管理情報に自動登録する論理出力装置登録処理を前記出力管理装置に更に行なわせる
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか記載の文書出力管理プログラム。
  7. 論理出力装置の登録条件を設定する登録条件設定処理を前記出力管理装置に更に行なわせ、
    前記論理出力装置登録処理では、
    前記登録条件に従って前記印刷制御装置に対する登録対象の論理出力装置の割当設定を行わせる
    ことを特徴とする請求項6記載の文書出力管理プログラム。
  8. 前記登録条件設定処理では、
    論理出力装置を機種毎に1台の印刷制御装置にまとめる、同一機種の論理出力装置を異なる印刷制御装置に分散させる、論理出力装置を設置場所毎に対応する印刷制御装置にまとめる、論理出力装置を登録順に印刷制御装置に対応させるという各条件の少なくとも1つを前記登録条件として設定する処理を行わせる
    ことを特徴とする請求項7記載の文書出力管理プログラム。
  9. 複数の印刷制御装置に各々対応して出力制御対象の論理出力装置の割当を設定した割当管理情報を管理する管理手段を有する出力管理装置をネットワークを介して前記複数の印刷制御装置に接続し、出力先の出力装置を指定した文書情報の印刷依頼を受付けた前記出力管理装置が、前記割当管理情報を参照して前記出力先の出力装置に相当する論理出力装置に割当てられている印刷制御装置を選択して当該文書情報の印刷指示を送出する文書出力管理システムにおいて、
    前記出力管理装置は、
    前記管理手段が管理する前記割当管理情報における前記各印刷制御装置に対する前記論理出力装置の割当設定を変更する割当設定変更手段
    を具備することを特徴とする文書出力管理システム。
  10. 複数の印刷制御装置に各々対応して出力制御対象の論理出力装置の割当を設定した割当管理情報を管理する管理手段を有する出力管理装置をネットワークを介して前記複数の印刷制御装置に接続し、出力先の出力装置を指定した文書情報の印刷依頼を受付けた前記出力管理装置が、前記割当管理情報を参照して前記出力先の出力装置に相当する論理出力装置に割当てられている印刷制御装置を選択して当該文書情報の印刷指示を送出する文書出力管理方法において、
    前記出力管理装置が、前記管理手段が管理する前記割当管理情報における前記各印刷制御装置に対する前記論理出力装置の割当設定を変更する割当設定変更ステップ
    を有することを特徴とする文書出力管理方法。
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