JP2006259252A - プロジェクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 リア投写用のミラーをプロジェクタ本体と一体に構成し、リア投写時も大画面で投写でき、小型で投写映像の品質を向上させたプロジェクタを提供する。
【解決手段】 プロジェクタ本体2と移動可能に連接されると共に、プロジェクタ本体2の投写レンズ59から投写される投写光を反射するミラー120を回動可能に有するミラー機構部100を有し、ミラー機構部100とプロジェクタ本体2とは、ミラー機構部100にプロジェクタ本体2を収容すると共に投写光を直接投写させることが可能な第1の移動位置と、ミラー120を所定の位置に回動させ投写光をミラー120に反射させて投写させることが可能な第2の移動位置とに移動可能にプロジェクタ1を構成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、映像をフロント投写とリア投写とに切替えて投写するプロジェクタに関する。
プロジェクタには、プロジェクタ本体からの投写光を外部の投影面に直接拡大投写するフロント投写タイプのプロジェクタと、投影面をプロジェクタ本体に備えて、投写光を投影面に透過させて投写するリア投写タイプのプロジェクタとがある。
フロント投写タイプとリア投写タイプを切替えて投写するプロジェクタとしては、特許文献1に記載されるように、キャビネット本体に配設したスクリーン、反射鏡および回転台に載置したプロジェクタ本体により、回転扉を閉じた状態では、リアプロジェクションとして明るい部屋で見ることができ、かつ、回転扉を開ければ検出スイッチが作動し、それに連動する回転体の回転を伝達ベルトで伝達して回転台を180度回転させ、プロジェクタ本体の投写レンズ部を反対に向けさせる構成により、透過光線像を外部に備える大型スクリーンに投写して大画面映像として見ることができる液晶プロジェクション装置がある。
また、特許文献2に記載されるように、プロジェクタとしての使用状態をフロントタイプからリアタイプに切替える際に、使用者から単位操作により加えられた外力によって、内蔵スクリーンが結像位置に移動し、これに連動して自動的に、ミラーが反射位置に移動して画像光線を反射し、第1の投写方向に投写して結像位置の内蔵スクリーンに結像させる。そして、リアタイプからフロントタイプに切替える際に、使用者から単位操作により加えられた外力によって、内蔵スクリーンが収納位置に移動し、これに連動して自動的に、ミラーが非反射位置に移動して、ミラーに反射させずに第2の投写方向に投写する画像投写装置がある。
特開平5−300457号公報 特開平9−236871号公報
しかしながら、特許文献1に記載される液晶プロジェクション装置の構成では、キャビネット本体に配設したスクリーンを投影面とするリア投写を主な目的としており、リア投写とフロント投写を切替えるための回転体や伝達ベルトを用いるために大掛かりな構成となり、プロジェクタも大型化してしまうという課題がある。
また、特許文献2に記載される画像投写装置の構成では、リア投写に切替えた場合、内蔵スクリーンに投写するために、大画面での投写を行うことができないという課題がある。また、リア投写時には、画像投写装置の蓋が開く構成であるため、装置内部に塵埃が入り、液晶パネルなどの光学系の構成部分に付着すると、投写レンズにより投写された映像の輝度の低下や投写された映像に塵埃の影が映るなどの課題がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、リア投写用のミラーをプロジェクタ本体と一体に構成し、リア投写時も大画面で投写でき、小型で投写映像の品質を向上させたプロジェクタを提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明は、プロジェクタであって、プロジェクタ本体と移動可能に連接されると共に、プロジェクタ本体の投写レンズから投写される投写光を反射するミラーを回動可能に有するミラー機構部を有し、ミラー機構部とプロジェクタ本体とは、ミラー機構部にプロジェクタ本体を収容すると共に投写光を直接投写させることが可能な第1の移動位置と、ミラーを所定の位置に回動させ投写光をミラーに反射させて投写させることが可能な第2の移動位置とに移動可能に構成されていることを特徴とする。
このようなプロジェクタによれば、ミラー機構部がプロジェクタ本体と連接されることにより一体に構成される。また、投写光を直接投写させるフロント投写の場合には、ミラー機構部にプロジェクタ本体を収容する第1の移動位置に移動させることにより、プロジェクタを小型化することができる。そして、投写光をミラーに反射させて投写させるリア投写の場合には、ミラーを所定の位置に回動させ、ミラー機構部とプロジェクタ本体とを第2の移動位置に移動させて投写を行うことにより、リア投写時も大画面で投写でき、併せて、プロジェクタ本体に塵埃が入ることはないため、投写映像の品質を従来に対して向上することができる。
なお、本発明において「フロント投写」とは、プロジェクタ本体が有する投写レンズから投写された投写光を、プロジェクタの外部の投影面に直接投写することを意味する。また、「リア投写」とは、プロジェクタ本体が有する投写レンズから投写された投写光を、ミラーに反射させることで、フロント投写の方向とは逆の方向の投影面に投写することを意味する。従って、特許文献1,2で説明したように、投影面をプロジェクタ本体に備えて、投写光を投影面に透過させて投写するリア投写タイプのプロジェクタとは構成が異なり、本発明のプロジェクタは、投影面をプロジェクタ本体に備えていない。しかし、本発明のリア投写の構成を用いて、透過可能な投影面に投写することにより、投写された映像を透過させて観ることは可能となる。
上記プロジェクタにおいて、ミラー機構部は、ミラー機構部の外装を構成するミラー保持筐体と、ミラーを回動するミラー回動部と、プロジェクタ本体をミラー機構部に対して移動させる移動部と、プロジェクタ本体をミラー機構部に対して固定させる固定部とを有することが好ましい。
このようなプロジェクタによれば、ミラー機構部は、ミラー保持筐体によりミラー機構部の外装を構成し、ミラー回動部でミラーを回動し、移動部によりプロジェクタ本体を移動させ、固定部によりプロジェクタ本体を固定することにより、投写光を直接投写させるフロント投写の場合には、ミラー機構部にプロジェクタ本体を収容する第1の移動位置に移動させ固定させることができ、プロジェクタを小型化することができる。そして、投写光をミラーに反射させて投写させるリア投写の場合には、ミラーを所定の位置に回動させ、ミラー機構部とプロジェクタ本体とを第2の移動位置に移動させ固定させることができ、リア投写時も大画面で投写でき、併せて、プロジェクタ本体に塵埃が入ることはないため、投写映像の品質を従来に対して向上することができる。
上記プロジェクタにおいて、ミラー機構部にプロジェクタ本体を収容させた場合、ミラーは、プロジェクタ本体の上面部に対向するように配設されることが好ましい。
このようなプロジェクタによれば、ミラーは、プロジェクタ本体の上面部に対向するように配設されるため、プロジェクタ本体からの投写光を過不足なく反射させるために必要なミラーの面積を確保することが可能となる。また、ミラーを外的な衝撃から保護することも可能となる。
上記プロジェクタにおいて、プロジェクタ本体からの投写光をミラーに反射させて投写させる場合に、ミラー機構部は、ミラーに対してプロジェクタ本体からの投写光の投写角度が所定の角度となるように固定部によりプロジェクタ本体を固定することが好ましい。
このようなプロジェクタによれば、プロジェクタ本体からの投写光をミラーに反射させて投写させるリア投写の場合には、ミラー機構部は、ミラーに対してプロジェクタ本体からの投写光の投写角度が所定の角度となるように固定部によりプロジェクタ本体を固定することにより、投写光をミラーに反射させて、投影面に拡大投写することができるため、プロジェクタ本体内部に設置される投写レンズをシフトすることなくリア投写を行うことができる。
上記プロジェクタにおいて、第2の移動位置にミラー機構部とプロジェクタ本体とが移動した場合、プロジェクタは、ミラー機構部とプロジェクタ本体とにより支持される形態となることが好ましい。
このようなプロジェクタによれば、プロジェクタ本体からの投写光が過不足なくミラーに反射させる形態に設定できる。また、ミラー機構部とプロジェクタ本体とにより支持される形態で、机上面などにプロジェクタを安定して載置することができるため、リア投写される投写映像も揺れること無く安定させることができる。
上記プロジェクタにおいて、ミラー機構部に対するプロジェクタ本体の位置を検出する位置検出部と、位置検出部で検出した検出信号に基づいて、プロジェクタ本体からの投写光をミラーに反射させて投写させる位置か、直接投写させる位置かを判断する位置判断部と、位置判断部の判断結果に基づいて、投写する映像の向きを切替える映像方向切替部とを有することが好ましい。
このようなプロジェクタによれば、プロジェクタ本体からの投写光をミラーに反射させて投写させるリア投写の位置と、直接投写させるフロント投写の位置とにより、投写する映像の向きを切替えるため、リア投写とフロント投写とで正常な向きの映像を投写することができる。よって、プロジェクタの利便性が向上する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
図1は、本発明の実施形態に係るプロジェクタの概略斜視図であり、図1(a)は、フロント投写の状態での斜視図であり、図1(b)は、リア投写の状態での斜視図である。図1を用いて、プロジェクタ1の外観の構成を概略説明する。
プロジェクタ1において、プロジェクタ本体2の外観面である全6面に対し、上面部1a、前面部1b、左側面部1c、右側面部1d、背面部1e、底面部1fとして、構成を説明する。
図1に示すように、プロジェクタ1は、プロジェクタ本体2とミラー機構部100とで構成される。また、プロジェクタ本体2とミラー機構部100とは移動可能に連接されている。図1(a)に示すように、フロント投写時には、プロジェクタ本体2は、ミラー機構部100に収容される状態となり、プロジェクタ1は、略直方体で殆ど凹凸のない外観面となる。なお、プロジェクタ本体2が、ミラー機構部100に収容されてフロント投写する位置を第1の移動位置としている。
ミラー機構部100の外装は、ミラー保持筐体105により構成される。ミラー保持筐体105は、ミラー120を内面側に保持するミラー保持ケース110と、前面ケース140と、下面ケース150とで構成される。また、下面ケース150は、右側面ケース160と、左側面ケース170と、下側面ケース180とで構成される。
また、ミラー保持ケース110と前面ケース140とは、2箇所のミラー回動部130により接続されており、ミラー保持ケース110は、前面ケース140に対して回動自在となる。なお、前面ケース140と下面ケース150とは、一体に構成される。
また、右側面ケース160と左側面ケース170との内面側には、固定部200と移動部300とがそれぞれ対向する位置に形成されている。また、左側面ケース170の内面側には、位置検出部400が固定部200の領域に併せて構成されている。
図1(a)に示すように、フロント投写時には、プロジェクタ本体2の上面部1aを覆うようにミラー保持ケース110が位置する。このときミラー120は、ミラー保持ケース110に収容され、プロジェクタ本体2の上面部1aに対向するように配設される。前面ケース140は、プロジェクタ本体2の前面部1bを覆い、右側面ケース160は、プロジェクタ本体2の右側面部1dを覆い、左側面ケース170は、プロジェクタ本体2の左側面部1cを覆い、下側面ケース180は、プロジェクタ本体2の底面部1fを覆うように位置する。なお、前面ケース140には、投写レンズユニット60を突出させるための挿入孔141が形成され、フロント投写時には、挿入孔141を介して投写レンズユニット60の先端部が突出し、プロジェクタ本体2がミラー機構部100に収容される。詳細は後述する。
図1(b)に示すように、リア投写時には、ミラー保持ケース110を回動させて開き、プロジェクタ本体2をミラー機構部100の移動部300に添って移動させて、所定の位置に固定する。そして、投写レンズからの投写光をミラー120に反射させて投影面に投写する。なお、本実施形態では、リア投写時におけるミラー機構部100とプロジェクタ本体2との位置を第2の移動位置としている。詳細は後述する。
なお、プロジェクタ本体2は、プロジェクタ筐体10により外装が構成されている。またプロジェクタ本体2の上面部1aには、プロジェクタ本体2内部に備えるスピーカ37(図2に図示)から出力される音を放音する放音孔15が形成されている。また、背面部1eには、プロジェクタ1の動作を制御するために、リモートコントローラ(以降、リモコンと称する)510からの信号を受信するリモコン受光部17が設けられている。また、外部の映像機器などと接続するためのインターフェース部16が設けられている。
また、プロジェクタ筐体10は、左側面部1c、右側面部1d及び底面部1fにおいて、ミラー機構部100の下面ケース150の形状に対応させて凹部11を形成して、プロジェクタ本体2をミラー機構部100に収容した場合、プロジェクタ1の外観面に凹凸がなくなるように構成される。また、プロジェクタ筐体10の左側面部1cと右側面部1dとの凹部11には、右側面ケース160と左側面ケース170とに形成される固定部200と移動部300とに対応する固定部200と移動部300とが形成され、それぞれを協動させて動作させる。詳細は後述する。
図1に図示する二点鎖線は、投写レンズユニット60から投写された投写光の方向のイメージを示している。
図2は、フロント投写時のプロジェクタの概略側面図、および、固定部と移動部と位置検出部との断面図であり、図2(a)は、プロジェクタの概略側面図であり、図2(b)は、固定部および位置検出部の断面図であり、図2(c)は、移動部の断面図である。図2を用いて、プロジェクタ1のフロント投写時の構成及び動作を説明する。なお、図2(a)は、プロジェクタ本体2内部での光学構成部50および回路構成部も図示している。
図2(a)を用いて、光学構成部50の構成を説明する。
本実施形態のプロジェクタ1は、光学系として発光源にLED(Light Emitting Diode)光源52を用いている。
光学構成部50は、プロジェクタ1の光学系を構成する部分であり、光源51と、光学変換部54と、投写レンズ59とを有して構成される。光源51は、発光源としてのLED光源52と、集光レンズ53とを有して構成される。光学変換部54は、コリメータレンズ57と、伸張レンズ58と、変換部55としての液晶ライトバルブ56とを有して構成される。
光学構成部50は、プロジェクタ本体2の略平面中央及び略断面中央に配設されている。背面部1e側に光源51を配設し、前方に光学変換部54、投写レンズ59の順番に配設され、前面部1bに投写レンズユニット60が投写レンズ59を保持固定して、投写レンズユニット60の先端部が、プロジェクタ本体2から延出する。光学変換部54は、光源51の前方にコリメータレンズ57、伸張レンズ58、変換部55としての液晶ライトバルブ56の順番に配設される。光学構成部50は、上述した配設順番で直線上に配設される。液晶ライトバルブ56は、ライトバルブケーブル24を有して後述する回路ユニット20に接続される。
各構成部の動作を簡単に説明する。
集光レンズ53は、LED光源52で発光した光を前方に出射させる。コリメータレンズ57は、光源51から出射された光を平行光に変換して出射する。伸張レンズ58は、コリメータレンズ57から出射された平行光を液晶ライトバルブ56の所定の入射光領域(図示省略)のサイズに合せて伸張して出射する。
液晶ライトバルブ56は、本実施形態では、透過型カラー液晶パネルを用いており、LCD(Liquid Crystal Display)駆動部34の信号に基づいて駆動し、伸張レンズ58から出射された光を変調して映像に変換する。なお、液晶ライトバルブ56は、透過型液晶パネルに限定されることなく、反射型液晶パネルやデジタルマイクロミラーデバイス等を用いることもできる。
投写レンズ59は、数種類のレンズから構成されており、液晶ライトバルブ56により変調された映像を拡大して、プロジェクタ1の外部に出射する。
上述した光学構成部50の構成及び動作により、プロジェクタ1は、プロジェクタ1の外部に設置したスクリーン500(図6に図示)などの投影面に映像を拡大投写する。
図2(a)を用いて、回路ユニット20の構成を簡単に説明する。
回路ユニット20は、後述するプロジェクタ1の回路ブロックの各回路部を構成する素子を回路基板21に実装したものである。そして、回路ユニット20は、上面部1a側のプロジェクタ筐体10の内面側の所定位置に収容され固定される。
回路ユニット20は、回路基板21をベースとして、各回路部を構成する素子であるCPU(Central Processing Unit)22、電源コネクタ41を構成するコネクタ(図示省略)、スピーカ37、ライトバルブケーブル24を接続するケーブルコネクタ23などが実装される。その他の素子は図示を省略している。
図2を用いて、フロント投写時における固定部200と移動部300との構成および動作を説明する。
図2(a)に示すように、ミラー機構部100の左側面ケース170のプロジェクタ本体2側の面には、プロジェクタ本体2をミラー機構部100に対して固定するための固定部200として、フロント投写時に使用するフロント用固定部210と、リア投写時に使用するリア用固定部220が形成される。また、左側面ケース170に相対するプロジェクタ筐体10の外面には、フロント用およびリア用に共通で使用する固定部200として固定用ユニット230が形成され、それぞれを協動させて動作させる。
また、ミラー機構部100の左側面ケース170のプロジェクタ本体2側の面には、プロジェクタ本体2をミラー機構部100に対して移動するための移動部300として、スライド部310と、リア投写時に、プロジェクタ本体2をミラー機構部100に対して所定の位置まで回動させるためのリア用回動部330とが形成される。また、左側面ケース170に相対するプロジェクタ筐体10の外面には、移動部300としてのスライド用突起315が形成され、それぞれを協動させて動作させる。
なお、ミラー機構部100の右側面ケース160のプロジェクタ本体2側の面と、右側面ケース160に相対するプロジェクタ筐体10の外面にも、左側面ケース170および左側面ケース170に相対するプロジェクタ筐体10の外面に形成したと同様に、固定部200および移動部300が形成される。また、固定部200および移動部300の構成および動作は、左側面ケース170と右側面ケース160とは同様であるため、本明細書では、左側面ケース170での固定部200および移動部300の構成および動作を説明することとし、右側面ケース160における説明は省略する。
図2(b)に示す図は、図2(a)でのB−B断面であり、フロント投写時のフロント用固定部210における拡大断面図である。図2(b)を用いて、フロント用固定部210の構成および動作を説明する。
フロント投写時において、左側面ケース170のプロジェクタ本体2側の面には、半球面凹形状を成し、フロント用固定部210を構成するフロント固定用凹部211が形成されている。また、左側面ケース170に形成されたフロント固定用凹部211に相対するプロジェクタ筐体10の外面には、円柱形状の凹部となる固定ユニット用溝12が形成され、フロント用固定部210およびリア用固定部220を構成する固定用ユニット230が圧入されている。
固定用ユニット230は、固定用凸部235と、固定用バネ236と、固定用凸部235および固定用バネ236を収容する固定ケース237とを有して構成されている。固定ケース237は、円柱の中空形状で、一方の端面には円形の孔を有している。固定用凸部235は、一方は半球面凸形状を有し、他方は円板形状を有している。そして、固定用ユニット230は、詳細には、固定ケース237の円形の孔に固定用凸部235の半球面凸形状部分を突出させるように、固定用バネ236が、固定用凸部235の円板形状部を押圧した状態で収納された構成となっている。
フロント投写時には、固定用ユニット230から突出する固定用凸部235の半球面凸形状部分が、フロント固定用凹部211に入り込むことにより、プロジェクタ本体2がミラー機構部100に固定される。これにより、フロント投写時の位置である第1の移動位置で、ミラー機構部100にプロジェクタ本体2を収容して固定することができる。
なお、ミラー機構部100に対してプロジェクタ本体2を、スライド部310を利用して移動させる場合には、固定用凸部235が固定用バネ236を押縮してフロント固定用凹部211の深さDの距離を乗越える力でプロジェクタ本体2を移動させる必要がある。この力がフロント用固定部210の固定力に相当する。
図2(c)に示す図は、図2(a)でのC−C断面であり、フロント投写時のスライド部310における拡大断面図である。図2(c)を用いて、スライド部310の構成および動作を説明する。
左側面ケース170のプロジェクタ本体2側面には、断面コ字状の凹部を有し、前面ケース140と左側面ケース170との境からリア用回動部330に至る長さでスライド用溝312が形成されている。
そして、スライド用溝312に相対するプロジェクタ筐体10の外面には、断面コ字状の凸部を有し、所定の長さのスライド用突起315が形成されている。そして、スライド用突起315は、スライド用溝312に沿って摺動可能に構成される。従って、プロジェクタ本体2は、ミラー機構部100に対して移動(スライド)することが可能となる。
図2(b)に示すように、フロント固定用凹部211には、後述するミラー機構部100に対するプロジェクタ本体2の位置を検出する位置検出部400としてのフロント位置検出部410が構成されている。図2(b)を用いて、フロント位置検出部410の構成および動作を説明する。
フロント位置検出部410は、プッシュ型の検出スイッチであるマイクロスイッチ411と、それを実装すると同時にマイクロスイッチ411で検出した信号を位置判断部としての制御部38(図6に図示)に送信するケーブルなどが実装された検出回路基板414とで構成される。なお、マイクロスイッチは、本実施形態で用いるマイクロスイッチ411とは異なる仕様のマイクロスイッチを適宜選択して用いることができる。
また、フロント位置検出部410は、フロント用固定部210を構成するフロント固定用凹部211に設けられている。フロント位置検出部410を固定するために、左側面ケース170の外面に形成されたフロント固定用凹部211の内面に突出させた検出回路固定用凸部172が形成されている。検出回路固定用凸部172は、内側にマイクロスイッチ411が収容できる空間となる検出回路用溝173を形成している。また、半球面凹形状を成すフロント固定用凹部211の最下点部分には、マイクロスイッチ411の可動軸412を挿入する軸挿入孔171が形成されている。
ここで、マイクロスイッチ411の可動軸412を軸挿入孔171に挿入することで、マイクロスイッチ411の本体413を検出回路用溝173に位置させて、検出回路基板414の肩を検出回路固定用凸部172の先端部に当接させることによりフロント位置検出部410が固定される。フロント位置検出部410を固定することにより、マイクロスイッチ411の可動軸412が、フロント固定用凹部211の内部に突出量Hを持って固定される。
そして、フロント投写時に、プロジェクタ本体2がフロント用固定部210によりミラー機構部100に固定された場合、固定用ユニット230の固定用凸部235の半球面凸形状部分が、マイクロスイッチ411の可動軸412を押圧してマイクロスイッチ411の本体413側に突出量Hだけ押込むことになる。マイクロスイッチ411が動作するストロークに合せて可動軸412の突出量Hを設定しているため、マイクロスイッチ411はスイッチ入力として動作を行う。この場合、本実施形態では、マイクロスイッチ411の検出信号は「ON」となり、その信号が制御部38に出力される。詳細は後述する。
図3は、リア投写時のプロジェクタの概略側面図、および、移動部の斜視図であり、図3(a)は、プロジェクタの概略側面図であり、図3(b)は、移動部を構成するリア回動部をプロジェクタ本体側から見た斜視図である。図4は、図3(a)に示すE−E断面図である。図3、図4を用いて、プロジェクタ1のリア投写時の形態及び動作を説明する。
最初に、プロジェクタ本体2がミラー機構部100に対して、フロント投写時の第1の移動位置からリア投写時の第2の移動位置に移動するまでの動作を説明する。なお、本実施形態では、ミラー機構部100に対してプロジェクタ本体2を移動させることとして説明する。本発明では、プロジェクタ本体2に対してミラー機構部100を移動させることも当然可能である。
ユーザは、フロント投写の状態で、ミラー保持ケース110を把持して、ミラー保持ケース110の回転が阻止されるまで前面ケース140に対して回転させる。この場合、ミラー保持ケース110は、ミラー回動部130により前面ケース140に対して回動する。そして、ミラー保持ケース110が前面ケース140の肩142に当接することで、ミラー保持ケース110の回転が阻止される。この結果、ミラー保持ケース110は前面ケース140に対して略平行となる。ミラー回動部130に関しては後述する。
次に、ユーザは、プロジェクタ本体2を把持して、ミラー保持筐体105に対して第2の移動位置の方向に引く。これにより、フロント用固定部210において、固定用ユニット230の固定用凸部235がフロント固定用凹部211の段差Dを乗越えることにより固定が解除される。そして、プロジェクタ本体2は、スライド部310のスライド用溝312をスライド用突起315が摺動できる状態となりスライド可能となる。
次に、ユーザは、プロジェクタ本体2を把持したまま、スライドが阻止される位置までプロジェクタ本体2をスライドさせる。これにより、スライド用突起315は、リア用回動部330の位置までスライドした状態となる。リア用回動部330に関しては後述する。
次に、ユーザは、その位置で、プロジェクタ本体2をミラー機構部100に対して回転させる。これにより、プロジェクタ本体2のスライド用突起315はリア用回動部330を中心に回転する。ユーザは、プロジェクタ本体2を回転させ、プロジェクタ本体2の回転が阻止される角度まで回転させる。この場合、プロジェクタ本体2の回転角度が所定の角度になると、リア用固定部220により、プロジェクタ本体2の回転が阻止されて、プロジェクタ本体2は、ミラー機構部100に対して固定される。
なお、リア用固定部220によりプロジェクタ本体2の回転が阻止された位置が、リア投写時の位置(第2の移動位置)である。この状態で、プロジェクタ本体2およびミラー機構部100を机上面600に載置することにより、リア投写が可能な状態となる。その状態が、図3(a)で示す図である。
図3(a)に示すように、リア投写時のプロジェクタ1は、ミラー機構部100の前面ケース140とプロジェクタ本体2の双方のコーナー部を支持部として机上面600に載置される形態となる。このとき、ミラー機構部100とプロジェクタ本体2との連接部となるリア用固定部220およびリア用回動部330を含む双方の領域は、机上面600から浮いた状態となる。
リア投写時には、上述したように、プロジェクタ本体2の前面部1bがミラー機構部100により、持ち上がる状態となる。また、ミラー機構部100もプロジェクタ本体2に対して角度を持つ。それにより、プロジェクタ本体2とミラー機構部100との協動により、投写レンズユニット60から投写される投写光の投写角度とミラー120に反射する反射角度が所定の角度に設定される。その結果、プロジェクタ本体2の投写レンズユニット60から投写された投写光が、過不足なくミラー120に反射することが可能となる。それにより、プロジェクタ1は、プロジェクタ本体2の背面部1eの方向に設置された投影面に映像を拡大投写させることができる。図3(a)に図示する二点鎖線は、投写レンズユニット60から投写された投写光の方向のイメージを示している。
図3(b)に示す図は、移動部300を構成するリア用回動部330をプロジェクタ本体2側から見た斜視図である。また、スライド用突起315(二点鎖線で図示)がスライド用溝312をスライドして、スライド用溝端部313に当接することにより、スライド用突起315のスライドが阻止された状態の図である。
スライド部310は、リア用回動部330と接続されている。リア用回動部330は、リア用回動ユニット332とリア回動逃げ溝337とで構成される。リア回動逃げ溝337は、左側面ケース170のスライド部310を構成するスライド用溝312の深さと同一の深さで概円柱形状に溝が形成されてスライド用溝312に接続されている。
リア用回動ユニット332は、回動シャフト333と、回動シャフト333および駆動系を収容する回動ユニットケース334とを有して構成されている。また、リア用回動ユニット332は、リア回動逃げ溝337の概中心で、リア回動逃げ溝337に形成するリア用回動ユニット固定孔(図示省略)に回動ユニットケース334を圧入して固定される。回動シャフト333は、回動ユニットケース334から、リア回動逃げ溝337の空間に円柱形状で突出している。また、円柱形状を成す回動シャフト333は、スライド用突起315の幅より若干大きい幅を有するスリット状の凹形状となるスライド突起用溝338が形成される。また、回動シャフト333は、リア用回動ユニット332の回動軸335を中心に回動し、任意の角度で所定の固定力を保持して固定される。
上述したリア用回動部330の構成により、スライド用突起315は、スライド用溝312をスライドし、回動シャフト333に形成したスライド突起用溝338をスライドして、リア回動逃げ溝337のスライド用溝312方向に対応した面となるスライド用溝端部313に当接すると、スライドが阻止される。そのとき、スライド用突起315は、回動シャフト333に形成したスライド突起用溝338内に収容された状態と成っている。また、スライド用突起315は、全体がリア回動逃げ溝337の内部に位置した状態となっている。
この状態で、プロジェクタ本体2をミラー機構部100に対して回転させると、スライド用突起315は、スライド突起用溝338の側面となるスライド用突起受面338aを押圧することにより、回動シャフト333を、回動軸335を中心として回転させる。また、スライド用突起315は、リア回動逃げ溝337内を移動する(図中の矢印方向)。
上記回転により、プロジェクタ本体2の回動は、所定の角度に達すると左側面ケース170に形成するリア用固定部220により阻止される。その結果、プロジェクタ本体2は、ミラー機構部100に対して固定される。
図4に示す図は、プロジェクタ本体2の回動が、リア用固定部220により阻止されて、ミラー機構部100に対して固定された状態(リア投写時の状態)での、リア用回動部330と、リア用固定部220およびリア位置検出部420との断面(図3(a)に示すE−E断面)を示している。図4を用いて、各部の構成および動作を説明する。
リア用回動部330においては、上述したように、スライド用突起315が回動シャフト333のスライド突起用溝338に挟まれた状態で固定されている。
リア用固定部220として、フロント用固定部210と同様に、左側面ケース170のプロジェクタ本体2側の面には、半球面凹形状を成すリア固定用凹部221が形成されている。また、リア固定用凹部221に相対する位置には、フロント用固定部210において使用した固定用ユニット230が位置している。そして、固定用ユニット230から突出する固定用凸部235の半球面凸形状部分が、リア固定用凹部221に入り込むことにより、プロジェクタ本体2がミラー機構部100に固定される。これにより、リア投写時の位置である第2の移動位置において、プロジェクタ本体2がミラー機構部100に固定される。
なお、リア投写時の位置である第2の移動位置から、フロント投写時の位置である第1の移動位置に、ミラー機構部100とプロジェクタ本体2とを移動させる場合は、ミラー機構部100に対してプロジェクタ本体2を上述した場合とは逆の手順で動作を行うことにより移動させることが可能となる。
リア位置検出部420は、フロント位置検出部410と同様に、フロント固定用凹部211に構成されている。従って、リア位置検出部420を構成する検出スイッチであるマイクロスイッチ421(本体423、可動軸422)、検出回路基板424は、フロント位置検出部410を構成する検出スイッチであるマイクロスイッチ411(本体413、可動軸412)、検出回路基板414と同様の仕様である。また、リア位置検出部420を固定するための、軸挿入孔174、検出回路固定用凸部175および検出回路用溝176も、フロント位置検出部410を固定するための、軸挿入孔171、検出回路固定用凸部172および検出回路用溝173と同様に形成されて、リア位置検出部420を同様に固定する。
フロント位置検出部410を検出回路固定用凸部175の先端部に当接させることにより固定することで、マイクロスイッチ421の可動軸422が、リア固定用凹部221の内部に同様に突出量Hを持って固定される。
そして、リア投写時に、プロジェクタ本体2がリア用固定部220によりミラー機構部100に固定された場合、固定用ユニット230の固定用凸部235の半球面凸形状部分が、マイクロスイッチ421の可動軸422を押圧してマイクロスイッチ421の本体423側に突出量Hだけ押込む。それにより、マイクロスイッチ421はフロント位置検出部410のマイクロスイッチ411と同様に、スイッチ入力として動作を行う。この場合、マイクロスイッチ421の検出信号は「ON」となり、その信号が制御部38に出力される。詳細は後述する。
図5は、ミラー回動部を示す斜視図である。図5を用いてミラー回動部130の構成および動作を説明する。
図5に示すように、ミラー回動部130は、ミラー機構部100の前面ケース140に対してミラー保持ケース110を回動させるための機構であり、左右に2箇所構成される。なお、図5に示すミラー回動部130は、図1(b)のA部の拡大図でもあり、左側に構成されるミラー回動部130を示している。右側に構成されるミラー回動部は左側のミラー回動部130と対象に構成され動作は同様のため、左側のミラー回動部130の構成および動作を説明する。
ミラー回動部130は、ミラー回動ユニット132で構成されている。ミラー回動ユニット132は、ミラー保持ケース固定用シャフト133と、ミラー保持ケース固定用シャフト133および駆動部を収納する前面ケース固定用ブラケット134とを有して構成される。前面ケース固定用ブラケット134は、ミラー保持ケース固定用シャフト133の駆動部を収納する円柱形状のブラケット胴部134aと、ブラケット胴部134aに接続するフラット面を有するブラケットフラット部134bとを有して構成される。
ブラケットフラット部134bの平面には2箇所のネジ孔を形成している。また、ミラー保持ケース固定用シャフト133は、ブラケット胴部134aから突出する概直方体形状の平面に2箇所のネジ孔を形成している。ミラー保持ケース固定用シャフト133は、前面ケース固定用ブラケット134に対して、回動軸135を中心に回動し、任意の角度で所定の固定力を保持して固定される。
また、ミラー回動ユニット132は、ミラー保持ケース110に形成する溝111にブラケット胴部134aが収容され、同じくミラー保持ケース110に形成する溝112にミラー保持ケース固定用シャフト133が収容され、ネジ137によりミラー保持ケース110に固定される。また、ブラケットフラット部134bは、前面ケース140に形成する溝143に収容されて、ネジ138により前面ケース140に固定される。
上述した構成により、ミラー回動ユニット132は、前面ケース140に対してミラー保持ケース110を接続し、回動自在にミラー保持ケース110を固定することができる。そして、ミラー保持ケース110は、フロント投写時におけるプロジェクタ本体2の上面部1aを覆う状態(前面ケース140に対して概90度の角度を成す状態)から、回動して、前面ケース140の肩142に当接して回動が阻止され、前面ケース140と概平行となる状態(前面ケース140に対して概180度の角度を成す状態)まで回動する。前面ケース140に対してミラー保持ケース110が概平行となる状態を図5は示している。
なお、本実施形態では、ミラー回動ユニット132は、ミラー保持ケース110に形成する溝111,112と、前面ケース140に形成する溝143に収容される。また、各溝111,112,143は、蓋により覆われる。従って、ミラー回動ユニット132は、外観上、視認不可能と成っている。
図6は、プロジェクタの回路ブロック図である。図6を用いて、プロジェクタ1の回路構成及び動作を説明する。
プロジェクタ1は、パソコン(パーソナルコンピュータ)530と無線により接続される。そして、プロジェクタ1は、アンテナ30、通信部31、信号変換部32、画像処理部33、LCD(Liquid Crystal Display)駆動部34、光学構成部50、LED(Light Emitting Diode)制御部39、音声処理部35、増幅部36、スピーカ37、位置検出部400、リモコン510の信号を受信するリモコン信号受信部40、電源コネクタ41及びプロジェクタ1の動作全体を統括制御する制御部38などを有して構成される。なお、パソコン530は、無線ではなくUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等を用いて有線で接続されても良い。また、プロジェクタ1は、パソコン530だけでなく、例えば、DVD(Digital Versatile Disk)プレイヤーなどの各種映像機器とも接続される。その場合は、プロジェクタ本体2に設けられているインターフェース部16を介して接続される。
プロジェクタ1の各回路部の動作を簡単に説明する。
プロジェクタ1は、アンテナ30及び通信部31により、パソコン530からの符号化された画像データ(静止画像データ及び動画像データ)や音声データなどを受信する。受信した画像データや音声データは、信号変換部32により複合化され、画像データは、画像処理部33に出力され、音声データは、音声処理部35に出力される。
画像処理部33は、信号変換部32から入力した画像データに、フレームレート変換およびスケーリング処理などを行う。また、画像処理部33は、画像データにブライトネス調整、コントラスト調整、ガンマ補正処理などの各種の画像補正も併せて行う。このように加工された画像データは、投写用映像信号としてLCD駆動部34に出力される。LCD駆動部34は、画像処理部33から入力した投写用映像信号に基づき、液晶ライトバルブ56を駆動する。
音声処理部35は、信号変換部32から入力したデジタル信号である音声データを、アナログ信号に変換し、増幅部36により増幅し、スピーカ37により音声として放音孔15を介して放音する。
LED制御部39は、制御部38の信号に基づいて、LED光源52の輝度調光を行う。具体的には、画像のシーンに対応させて、LED光源52を駆動する駆動周波数やデューティー比を変化させている。これにより、明るいシーンでは、駆動周波数を上げるまたはデューティー比の「ON」時間を長くすることにより、LED光源52を明るく発光させる。また、暗いシーンでは、逆に、駆動周波数を下げるまたはデューティー比の「ON」時間を短くすることにより、LED光源52の発光を抑えて暗くさせる制御を行う。なお、LED光源52は、白色光(すべての色の光を含む)を発光させる。
リモコン信号受信部40は、リモコン510から送信された信号をリモコン受光部17(図1に図示)を介して受信し、制御部38に出力する。なお、リモコン510は、赤外線を用いた通信を行っている。
制御部38は、光学構成部50や回路構成部としての回路ユニット20を含め、プロジェクタ1の動作全体を統括制御している。
プロジェクタ1を駆動するための電力は、プロジェクタ1とは別に備える電源アダプタ(図示省略)を介して供給される。それにより、電源コネクタ41を備えて、電源アダプタが有するプラグ520と接続される。
位置検出部400における動作を説明する。
位置検出部400は、上述したように、フロント位置検出部410とリア位置検出部420とで構成されて、ミラー機構部100に対するプロジェクタ本体2の位置を検出している。
フロント位置検出部410およびリア位置検出部420からの検出信号は、制御部38にケーブルを介して出力される。制御部38は、入力した検出信号に対して、フロント位置検出部410からの入力信号か、リア位置検出部420からの入力信号かを判断する位置判断部としての機能を備えている。そして、位置判断部の判断結果に基づいて、フロント位置検出部410からの入力信号である場合には、フロント投写に対応する投写映像の向きに切替えるための信号を画像処理部33に出力する。また、リア位置検出部420からの入力信号である場合には、リア投写に対応する投写映像の向きに切替えるための信号を画像処理部33に出力する。
画像処理部33は、位置判断部としての制御部38からの入力信号に基づいて、投写する映像の向きを切替える映像方向切替部としての機能を備えている。従って、制御部38からフロント投写に対応する投写映像の向きに切替えるための信号が入力した場合には、画像処理部33は、フロント投写時に投写映像が正常な向きとなる映像に切替えた画像データを、投写用映像信号としてLCD駆動部34に出力する。また、制御部38からリア投写に対応する投写映像の向きに切替えるための信号が入力した場合には、画像処理部33は、リア投写時に投写映像が正常な向きとなる映像に切替えた画像データを、投写用映像信号としてLCD駆動部34に出力する。
そして、LCD駆動部34は、画像処理部33から入力した投写用映像信号に基づき、液晶ライトバルブ56を駆動する。これにより、投写レンズユニット60は、切替えた映像を投影面に投写する。その結果、ユーザは、フロント投写時およびリア投写時において、正常な向きの投写映像を観ることが可能となる。
詳細には、プロジェクタ本体2が第1の移動位置に位置した場合(フロント投写の位置)、フロント位置検出部410としてのマイクロスイッチ411が固定用ユニット230の固定用凸部235により押圧され、マイクロスイッチ411の検出信号は「OFF」から「ON」となり、その信号が制御部38に出力される。また、同様に、プロジェクタ本体2が第2の移動位置に位置した場合(リア投写の位置)、リア位置検出部420としてのマイクロスイッチ421が固定用ユニット230の固定用凸部235により押圧され、マイクロスイッチ421の検出信号は「OFF」から「ON」となり、その信号が制御部38に出力される。制御部38は、フロント位置検出部410およびリア位置検出部420からの「OFF」から「ON」に変化した信号を受取り、上述した処理を行っている。
なお、制御部38は、フロント位置検出部410およびリア位置検出部420からの入力信号が「OFF」の場合には、光源51を非点灯とする信号をLED制御部に出力する。その信号をLED制御部が受取ると、光源51を非点灯とする。また、入力信号が「ON」の場合には、光源51を点灯する信号をLED制御部に出力する。その信号をLED制御部39が受取ると、光源51を点灯させている。
よって、プロジェクタ本体2がミラー機構部100を移動途中の場合には、フロント位置検出部410およびリア位置検出部420の出力信号は「OFF」、光源51は非点灯となり、プロジェクタ本体2は映像を投写しない。これにより、プロジェクタ本体2がミラー機構部100を移動途中においては、投写光を他のユーザに投写することなどの不具合を防止すると共に、省エネルギーにも寄与させている。
なお、上記において、第1の移動位置と第2の移動位置とに移動させる場合、ミラー機構部100に対してプロジェクタ本体2を移動させることとして説明を行っているが、プロジェクタ本体2に対してミラー機構部100を移動させることでも当然良い。
上述した、実施形態によれば以下の効果が得られる。
(1)本実施形態によれば、プロジェクタ1を構成するプロジェクタ本体2とミラー機構部100とは、移動部300により移動可能に連接されている。また、投写光を直接投写させることが可能な第1の移動位置(フロント投写の位置)と、ミラー120を所定の位置に回動させ、投写光をミラー120に反射させて投写させることが可能な第2の移動位置(リア投写の位置)とに移動可能に構成されている。そして、第1の移動位置と第2の移動位置との間を移動部300により移動することができる。また、第1の移動位置と第2の移動位置とで固定部200によりプロジェクタ本体2とミラー機構部100とを固定することができる。
それにより、ミラー機構部100にプロジェクタ本体2を収容する第1の移動位置に移動させ固定させることでプロジェクタを小型化すると共に、フロント投写を行うことができる。また、第2の移動位置に移動させ固定させることで、リア投写を行うことができる。リア投写時も大画面で投写でき、併せて、プロジェクタ本体2の内部に塵埃が入ることはないため、投写映像の品質を従来に対して向上することができる。
また、このような構成を用いた場合、プロジェクタ本体2からの投写光の投写角度と、ミラー120での反射角度とを設計段階で設定することができるため、リア投写時において、ユーザに視認し易い高さに映像を投写させることができる。それにより、プロジェクタ1と投影面との距離は、フロント投写でリア投写と同じ高さに投写させるのに必要な距離と比べて、短縮することが可能となる。そのため、狭いスペースでの投写にも適しており、プロジェクタ1の利便性が向上する。
(2)本実施形態によれば、フロント投写時には、プロジェクタ本体2の上面部1aを覆うようにミラー保持ケース110が位置し、このとき、ミラー120は、ミラー保持ケース110に収容され、プロジェクタ本体2の上面部1aに対向するように配設される。また、ミラー120の面積はミラー保持ケース110と同程度の面積である。これにより、プロジェクタ本体2からの投写光を過不足なく反射させるために必要なミラー120の面積を確保することが可能となる。また、ミラー120を外的な衝撃から保護することも可能となる。
また、ミラー120は、プロジェクタ本体2の上面部1aに対向するように配設されるために、ミラー120の面積は、プロジェクタ本体2の外形形状の大きさや、投写レンズ59の位置や、投写光の広がりなどとの兼ね合いにより、上面部1aの平面の領域内で、自由に可変して設定することができる。その結果、ミラー120の面積の設定における設計の自由度が拡大する。
(3)本実施形態によれば、リア投写時には、ミラー機構部100は、ミラー120に対してプロジェクタ本体2からの投写光の投写角度が所定の角度となるように固定部200によりプロジェクタ本体2を固定している。そのため、プロジェクタ本体2内部に設置される投写レンズ59をシフトする必要が無く、リア投写を行うことができる。それにより、プロジェクタ1の利便性が向上する。
(4)本実施形態によれば、第2の移動位置にミラー機構部100とプロジェクタ本体2とが移動した場合、プロジェクタ1は、ミラー機構部100とプロジェクタ本体2とにより支持されて、机上面600に載置される形態となる。そのため、プロジェクタ1は、プロジェクタ本体2からの投写光が過不足なくミラー120に反射させる形態に設定できる。また、ミラー機構部100とプロジェクタ本体2とにより支持される形態で、机上面600などにプロジェクタ1を安定して載置することができるため、リア投写される投写映像も揺れること無く安定させることができる。
(5)本実施形態によれば、ミラー機構部100に対するプロジェクタ本体2の位置を検出する位置検出部400を有している。また、位置検出部400で検出した検出信号に基づいて、プロジェクタ本体2からの投写光をミラー120に反射させて投写させる位置か、直接投写させる位置かを判断する位置判断部としての制御部38を有している。そして、位置判断部の判断結果に基づいて、投写する映像の向きを切替える映像方向切替部としての画像処理部33を有している。それにより、プロジェクタ本体2からの投写光をミラー120に反射させて投写させるリア投写の位置(第2の移動位置)と、直接投写させるフロント投写の位置(第1の移動位置)とにより、投写する映像の向きを切替えるため、リア投写とフロント投写とで正常な向きの映像を投写することができる。よって、プロジェクタの利便性が向上する。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、種々の変更や改良など加えることが可能である。変形例を以下に述べる。
(変形例1)前記実施形態において、リア投写時にミラー120を収容するミラー保持ケース110は、ミラー回動部130により回動させて、前面ケース140の肩142に当接させて回動を規制することにより、前面ケース140に略平行とさせている。しかし、これに限らず、前面ケース140の肩142を無くすことにより、ミラー保持ケース110を前面ケース140に対して更に回動可能としても良い。これにより、リア投写時における投写レンズユニット60(投写レンズ59)からの投写角度とミラー120での反射角度の角度設定での自由度が拡大する。また、ミラー120からの反射光を投影する場合の投影高さを調整することができる。
(変形例2)前記実施形態において、ミラー120は、リア投写時には、ミラー回動部130により前面ケース140に平行となるように回動させている。しかし、これに限らず、ミラー120またはミラー120を収容するミラー保持ケース110と共に、回動後に前面ケース140に対して平行にスライドさせることにより移動させて、リア投写を行っても良い。
この場合、ミラー120のみをスライドさせる場合は、ミラー保持ケース110内にスライド機構を配設することで可能となる。また、ミラー保持ケース110と共にスライドする場合には、前面ケース140に対してスライドさせるスライド機構を配設することにより可能となる。これにより、リア投写時における投写レンズユニット60からの投写角度とミラー120での反射角度の角度設定での自由度が拡大する。また、ミラー120からの反射光を投影する場合の投影高さを調整することができる。
(変形例3)前記実施形態において、ミラー120を収容するミラー保持ケース110は、ミラー回動部130により前面ケース140に対して回動させている。また、この回動により、前面ケース140に対して平行となる。そして、リア投写時には、プロジェクタ本体2の真後ろに投写される。しかし、これに限らず、ミラー保持ケース110を前面ケース140に対して平行になるように回動した後、前面ケース140に対して、左右に回動させることでも良い。
この場合、ミラー回動ユニット132の他に、左右に回動させるための回動ユニットをミラー保持ケース110と前面ケース140との間に設置することにより可能となる。これにより、リア投写時において、プロジェクタ本体2の真後ろに投写できるだけでなく、左右に角度を変化させて投写することが可能と成り、プロジェクタ1の利便性が更に向上する。
(変形例4)前記実施形態において、ミラー保持ケース110に収容されるミラー120の面積は、ミラー保持ケース110と同程度の面積であり、リア投写時には、投写レンズユニット60からの投写光を過不足なく反射させている。しかし、これに限らず、ミラー120の面積は、プロジェクタ本体の外形形状や、投写レンズの位置などにより適宜可変することで良い。これにより、プロジェクタに対応させた効率的なミラーの面積を実現できる。
(変形例5)前記実施形態において、位置検出部400を構成するフロント位置検出部410およびリア位置検出部420は、左側面ケース170にのみ構成されている。しかし、これに限らず、左側面ケース170と右側面ケース160との双方に構成しても良い。この場合、第1の移動位置と第2の移動位置とにおいて、ほぼ同時に検出信号が出力されることになり、位置検出部400でのチャタリングなどを考慮した許容時間内に制御部38が検出信号を入力した場合に、映像方向切替部(画像処理部33)に映像方向を切替える信号を出力する仕様とすることができる。これにより、例えばプロジェクタ1の落下などにより、プロジェクタ本体2またはミラー機構部100が歪んでしまうことにより、適正なフロント投写およびリア投写が行えなくなった場合などの不具合に対しての検出手段として用いることもでき、プロジェクタ1の動作の信頼性を向上することが可能となる。
(変形例6)前記実施形態において、位置検出部400を構成するフロント位置検出部410およびリア位置検出部420は、ミラー保持筐体105を構成する左側面ケース170に構成されている。また、固定部200を構成するフロント用固定部210のフロント固定用凹部211およびリア用固定部220のリア固定用凹部221も左側面ケース170に構成されている。そして、固定部200を構成する固定用ユニット230は、プロジェクタ本体2のプロジェクタ筐体10に構成されている。しかし、これに限らず、位置検出部400をプロジェクタ筐体10に構成し、固定部200を構成するフロント固定用凹部211およびリア固定用凹部221もプロジェクタ筐体10に構成し、そして、固定部200を構成する固定用ユニット230を左側面ケース170に構成しても良い。機構設計や回路設計のし易さにより配置関係を適宜決めることができる。
(変形例7)前記実施形態において、リア投写時においては、リア位置検出部420の検出信号により、映像方向をフロント投写時とは切替えて投写させている。しかし、リア投写時の投影面としてのスクリーン500が透過可能なスクリーンであり、投写された映像を透過させて観る場合においては、映像方向を切替えずにフロント投写時の映像を投写させることで良い。
この場合、プロジェクタ本体2での初期設定で、リア位置検出部420での検出信号に対する映像の向きの切替えをフロント投写時と同様に設定するなどの方法や、リア投写時にリモコン510からの入力信号により適正に切替えるなどの方法で可能となる。これにより、スクリーン500として、反射タイプのみならず透過タイプも使用できプロジェクタ1の利便性が向上する。なお、フロント投写時に透過タイプのスクリーン500を使用する場合には、上述した方法と逆の操作を同様に行うことで実現する。
(変形例8)前記実施形態において、ミラー機構部100は、リア投写を実現させることを主に構成されている。しかし、これに限らず、リア投写を実現させることと併せて、プロジェクタ1を携帯する場合の保護ケースとして使用することでも良い。この場合、ミラー機構部100の外装となるミラー保持筐体105を硬質プラスチック材料やアルミニウム合金などの金属材料を有して構成することにより、落下などの外的衝撃からプロジェクタ1を保護することが可能と成り、プロジェクタ1の利便性が向上する。
(変形例9)前記実施形態において、移動部300、固定部200および位置検出部400は、左側面ケース170および右側面ケース160に構成されている。しかし、これに限らず、下側面ケース180に形成しても良い。これにより、左側面ケース170および右側面ケース160を無くすこともでき、プロジェクタ本体2の外形形状の自由度が拡大する。
(変形例10)前記実施形態において、発光源にLED光源52を用いて、白色光(すべての色の光を含む)を発光させている。しかし、これに限らず、3種類のLED光源を用いて、それぞれのLED光源が、赤色・緑色・青色を個別に発光させる構成としても良い。これにより、プロジェクタの投写光の輝度などを向上させることができる。
(変形例11)前記実施形態において、光学系は、発光源に1つのLED光源52を有し、変換部55には1つの液晶ライトバルブ56を有して構成されている。しかし、これに限らず、発光源には、赤色・緑色・青色を個別に発光させる3種類のLED光源を有し、3種類のLED光源の発光に対応させて、変換部には3つの液晶ライトバルブ(赤色・緑色・青色を用いるいわゆる3板式)を有して光学系を構成しても良い。これにより、プロジェクタの投写光の輝度などを向上させることができる。
(変形例12)前記実施形態において、発光源にLED光源52を用いて、白色光(すべての色の光を含む)を発光させている。しかし、これに限らず、UHE(超高圧水銀灯)ランプなどのランプを光源として用いることでも良い。これにより、プロジェクタ1の投写光の輝度などを向上することができる。
(変形例13)前記実施形態において、位置検出部400の構成、移動部300の構成および固定部200の構成などは、前記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更や改良を行っても良い。
(変形例14)前記実施形態でのプロジェクタ1は、透過型液晶方式のプロジェクタである。しかし、これに限らず、DLP(登録商標)(Digital Light Processing)方式、および、反射型液晶方式であるLCOS(Liquid Crystal On Silicon)方式などを採用したプロジェクタであっても良い。
本発明の実施形態に係るプロジェクタの概略斜視図であり、図1(a)は、フロント投写の状態での斜視図であり、図1(b)は、リア投写の状態での斜視図である。 フロント投写時のプロジェクタの概略側面図、および、固定部と移動部と位置検出部との断面図であり、図2(a)は、プロジェクタの概略側面図であり、図2(b)は、固定部および位置検出部の断面図であり、図2(c)は、移動部の断面図である。 リア投写時のプロジェクタの概略側面図、および、移動部の斜視図であり、図3(a)は、プロジェクタの概略側面図であり、図3(b)は、移動部を構成するリア回動部をプロジェクタ本体側から見た斜視図である。 図3(a)に示すE−E断面図である。 ミラー回動部を示す斜視図である。 プロジェクタの回路ブロック図である。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…プロジェクタ本体、10…プロジェクタ筐体、20…回路ユニット、33…映像方向切替部としての画像処理部、34…LCD駆動部、38…位置判断部としての制御部、39…LED制御部、50…光学構成部、59…投写レンズ、60…投写レンズユニット、100…ミラー機構部、105…ミラー保持筐体、110…ミラー保持ケース、120…ミラー、130…ミラー回動部、132…ミラー回動ユニット、133…ミラー保持ケース固定用シャフト、134…前面ケース固定用ブラケット、134a…ブラケット胴部、134b…ブラケットフラット部、135…回動軸、140…前面ケース、142…前面ケースの肩、150…下面ケース、160…右側面ケース、170…左側面ケース、200…固定部、210…フロント用固定部、211…フロント固定用凹部、220…リア用固定部、221…リア固定用凹部、230…固定用ユニット、235…固定用凸部、300…移動部、310…スライド部、312…スライド用溝、313…スライド用溝端部、315…スライド用突起、330…リア用回動部、332…リア用回動ユニット、333…回動シャフト、334…回動ユニットケース、335…回動軸、337…リア回動逃げ溝、338…スライド突起用溝、338a…スライド用突起受面、400…位置検出部、410…フロント位置検出部、411…マイクロスイッチ、420…リア位置検出部、421…マイクロスイッチ、500…スクリーン、510…リモコン、600…机上面。

Claims (6)

  1. 映像を投写するプロジェクタであって、
    前記プロジェクタのプロジェクタ本体と移動可能に連接されると共に、前記プロジェクタ本体の投写レンズから投写される投写光を反射するミラーを回動可能に有するミラー機構部を有し、
    前記ミラー機構部と前記プロジェクタ本体とは、前記ミラー機構部にプロジェクタ本体を収容すると共に前記投写光を直接投写させることが可能な第1の移動位置と、前記ミラーを所定の位置に回動させ前記投写光を前記ミラーに反射させて投写させることが可能な第2の移動位置とに移動可能に構成されていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記ミラー機構部は、当該ミラー機構部の外装を構成するミラー保持筐体と、
    前記ミラーを回動するミラー回動部と、
    前記プロジェクタ本体を前記ミラー機構部に対して移動させる移動部と、
    前記プロジェクタ本体を前記ミラー機構部に対して固定させる固定部とを有することを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1に記載のプロジェクタであって、
    前記ミラー機構部に前記プロジェクタ本体を収容させた場合、前記ミラーは、前記プロジェクタ本体の上面部に対向するように配設されることを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項2に記載のプロジェクタであって、
    前記プロジェクタ本体からの前記投写光を前記ミラーに反射させて投写させる場合に、前記ミラー機構部は、前記ミラーに対して前記プロジェクタ本体からの前記投写光の投写角度が所定の角度となるように前記固定部により前記プロジェクタ本体を固定することを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のプロジェクタであって、
    前記第2の移動位置に前記ミラー機構部と前記プロジェクタ本体とが移動した場合、前記プロジェクタは、前記ミラー機構部と前記プロジェクタ本体とにより支持される形態となることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクタであって、
    前記ミラー機構部に対する前記プロジェクタ本体の位置を検出する位置検出部と、
    前記位置検出部で検出した検出信号に基づいて、前記プロジェクタ本体からの投写光を前記ミラーに反射させて投写させる位置か、直接投写させる位置かを判断する位置判断部と、
    前記位置判断部の判断結果に基づいて、投写する前記映像の向きを切替える映像方向切替部とを有することを特徴とするプロジェクタ。
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