JP2006254679A - 給電ステーション - Google Patents

Abstract

【課題】本発明は、給電設備を備える電子機器に対して非接触にて必要充分な電力を供給する給電設備を提供することを課題とする。
【解決手段】一般無線通信設備において、給電に特化した無線設備と、これに対応する受信設備を持つ機器に対して非接触により電力を供給することを特徴とする。
【選択図】図１

Description

本発明は、無線設備応用の給電に関する。

従来から電子機器等の装置への電源供給は当然の事実である。しかし、親機、子機に分かれるような無線通信設備においては有線による電力供給は非常に不便なものである。このため子機には電池もしくは充電可能な２次電池などを実装し無線形態を実現していた。

しかしながら電池使用では、一定の電力を消費するたびに電池交換もしくは充電を行なう必要があり時間の制約が付きまとうものである。

一方では子機側の消費電力の省電力化を推進し使用時間を延ばす努力がなされているが根本的な解決には至っていない。

また、ＲＦＩＤなどに代表される無線通信機器、パッシブタイプに分類される装置等では近距離の非接触による電力供給が実現されている。しかし、機器等の物理的な大きさに様々な制限が加わるなどの理由から無線通信設備の小規模化が優先され通信用の電波を共用して電力供給を行なうことが必然とされており、このため満足な電力供給を行なえていない。

本発明は、このような電子機器に対して非接触にて必要充分な電力を供給する給電設備を提供することにある。

一般無線通信設備において、非接触にて電力のみ供給することを特徴とする。

一般無線通信設備において、長距離且つ広範囲に電力供給することを特徴とする。

一般無線通信設備において、給電に特化した無線設備と、これに対応する受信設備を持つ機器に対して非接触により電力を供給することを特徴とする。

本発明により、電力供給に特化した給電設備を用いれば通信と電力供給の独立が成され、通信周波数の制約に依存する事無く安定した電力供給が可能となる。
また通信が電力供給と独立することにより通信自体の電力供給に依存する通信距離や通信品質の問題が改善する。

無線設備である親機と電力給電の機能を分離することにより、親機についても小規模化が期待できるものである。

子機側についても、電力供給用の受信設備を備えるだけで電力供給が可能となり、電池もしくは２次電池等の蓄電設備を実装する必要が無くなり、且つこれらにかかるメンテナンス等の付帯作業が著しく軽減する。

本発明の実施の形態を図１を持って説明する。

主電源１より給電ステーションの電力を得る。電力送信制御部２により必要電力を持つ送信電波に電力を変換し、電力送信用アンテナ３より送信する。尚、主電源１はＡＣ１００Ｖなどの交流電源とする。

本発明の給電ステーションは非接触による電力を供給することを目的とした給電装置であり、使用する電波周波数を限定するものではない。

先述構成による給電ステーションは、単体では給電装置として機能するだけである。従って運用に際しては、電力を受信する電子機器と組み合わせて使用するものである。

本発明の給電ステーションを広範囲に適用する場合においては、無線出力の適用範囲に応じて複数設置する。

本発明の給電ステーションの構成図

符号の説明

１ 主電源
２ 電力送信制御部
３ 電力送信用アンテナ
４ 電源ケーブル
５ 配線

Claims (3)

1. 一般無線通信設備において、非接触にて電力のみ供給することを特徴とする給電ステーション。
2. 一般無線通信設備において、長距離且つ広範囲に電力供給することを特徴とする請求項１の給電ステーション。
3. 一般無線通信設備において、給電に特化した無線設備と、これに対応する受信設備を持つ機器に対して非接触により電力を供給することを特徴とする請求項１の給電ステーション。

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