JP2006254294A - 情報提供システム、及び情報提供方法 - Google Patents

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JP2006254294A
JP2006254294A JP2005070781A JP2005070781A JP2006254294A JP 2006254294 A JP2006254294 A JP 2006254294A JP 2005070781 A JP2005070781 A JP 2005070781A JP 2005070781 A JP2005070781 A JP 2005070781A JP 2006254294 A JP2006254294 A JP 2006254294A
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Abstract

【課題】被監視者の実際の存在位置が推察されない、擬似位置情報を監視者へ提供する
情報提供システムを提供すること。
【解決手段】移動体の実際の存在位置と異なる擬似位置の情報を監視者へ提供する情報
提供システムであって、仮想目的地へ到達する経路を算出する経路算出手段22aと、移
動体を仮想的に移動させる仮想移動手段22bとを装備し、仮想的な移動に基づいて得ら
れる移動体の擬似位置関連情報を監視者が使用する情報端末31へ送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は情報提供システム、及び情報提供方法に関し、より詳細には、被監視者の実際
の存在位置と異なる擬似位置の情報を監視者へ提供する情報提供システム、及び情報提供
方法に関する。
ある特定人の移動を監視するシステムは既に実用化されている。このシステムは徘徊老
人や幼児の移動監視によく利用されるが、監視対象は徘徊老人や幼児に限定されず、一般
的な大人が監視対象になることもある。ところが、常時監視されると様々な不都合を生じ
ることがある。
例えば、実際には病院へ行くのだが、家族に要らぬ心配をかけないために「ちょっとデ
パートまで買い物へ行ってくる」などと言って、出掛けるケースが考えられる。しかしな
がら、監視されていると、病院へ行っていることが家族に知られてしまい、心配をかける
ことになる。
このような問題を解決する方法の一つとして、例えば、実際の存在位置を修正し、異な
る位置を通知するといった方法が挙げられる。下記の特許文献1に、実際の存在位置を修
正し、修正位置を通知することによって、プライバシーの保護に配慮したシステムについ
て開示されている。
しかしながら、実際の存在位置を修正した修正位置は、実際の存在位置から遠く離れた
場所にはなり難く、どうしても実際の存在位置から近い場所になってしまう。これでは実
際の存在位置が容易に推察され、病院へ行っていることなどが知られるおそれがある。ま
た、被監視者が修正位置を事前に知っておくことはできないため、「ちょっとデパートま
で買い物へ行ってくる」などと、適当な場所を言うことはできない。
特開2002−314477号公報
課題を解決するための手段及びその効果
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、被監視者の実際の存在位置が推察され
ない、擬似位置情報を監視者へ提供する情報提供システム、及び情報提供方法を提供する
ことを目的としている。
上記目的を達成するために本発明に係る情報提供システム(1)は、移動体の実際の存
在位置と異なる擬似位置の情報を監視者へ提供する情報提供システムであって、前記移動
体を仮想的に移動させる仮想移動手段を備え、該仮想移動手段による前記移動体の仮想的
な移動に基づいて得られる前記移動体の擬似位置関連情報が前記監視者へ告知されるよう
に構成されていることを特徴としている。
上記情報提供システム(1)によれば、移動体(例えば、被監視者や、該被監視者を輸
送する車などの輸送体)を仮想的に移動させることによって擬似位置が決定され、そして
該擬似位置が監視者へ告知される。従って、監視者へ告知される擬似位置は、前記移動体
の実際の存在位置とは直接的に関係しないため、前記擬似位置から前記移動体の実際の存
在位置が推察されないようにすることができる。
また、本発明に係る情報提供システム(2)は、上記情報提供システム(1)において
、仮想目的地へ到達する経路を算出する仮想目的地経路算出手段を備え、前記仮想移動手
段が、前記仮想目的地経路算出手段により算出された経路に従って、前記移動体を仮想的
に移動させるものであることを特徴としている。
上記情報提供システム(2)によれば、仮想目的地へ到達する経路に従って、前記移動
体は仮想的に移動させられることになる。従って、被監視者は、前記移動体が向かう場所
となる前記仮想目的地(例えば、デパート)を、事前に知っておくことができるため、「
ちょっとデパートまで買い物へ行ってくる」などど監視者に対して言うことができる。
また、本発明に係る情報提供システム(3)は、上記情報提供システム(2)において
、仮想経由地が設定されている場合、前記仮想目的地経路算出手段が、前記仮想経由地を
経由して前記仮想目的地へ到達する経路を算出するものであることを特徴としている。
前記仮想移動手段による前記移動体の仮想的な移動に基づいて得られる擬似位置は、基
本的には、前記移動体の実際の存在位置と異なることになる。しかしながら、前記移動体
(例えば、被監視者)はいつかは前記擬似位置へ向かい、合流しなければならない。
というのは、例えば、被監視者が実際には自宅に戻っているにも拘らず、擬似位置が自
宅ではない別の場所であるのはおかしく、またその逆に、擬似位置が自宅を示しているに
も拘らず、被監視者が帰宅していないのはおかしいからである。
ところが、擬似位置は移動しており、移動しているものに合流するのは決して容易なこ
とではない。例えば、時刻Tに地点Xで合流するように予定されていたとしても、被監視
者の地点Xへの到着が遅れた場合、擬似位置は既に別の場所へ移動しており、合流できな
いことになる。そのため、移動しているものではなく、停止しているものに合流させるの
が好ましい。
また、合流後は仮想的な移動に基づいて得られる前記移動体の擬似位置ではなく、被監
視者の実際の存在位置が監視者へ通知されることになる。換言すれば、合流前は擬似位置
が通知され、合流後は実際の存在位置が通知されることになる。合流前と合流後とでは移
動速度などが大きく変化してしまい、監視者に違和感を抱かせるおそれがある。これは好
ましくない。そのため、やはり移動点しているものではなく、停止しているものに合流さ
せるのが好ましいと言える。
上記情報提供システム(3)によれば、前記仮想経由地を経由して前記仮想目的地へ到
達する経路に従って、前記移動体は仮想的に移動させられることになる。これにより、例
えば、前記移動体が仮想的に移動することのない前記仮想目的地を合流地点とすれば、合
流が非常に容易となり、また、合流前後の通知内容に対し、監視者に違和感を抱かせるの
を防止することができる。
また、前記仮想目的地を合流地点としても、前記仮想経由地を監視者に伝える行く先(
例えば、デパート)とすることができるので、「ちょっとデパートまで買い物へ行ってく
る」などと、監視者に対して言うこともできる。
また、本発明に係る情報提供システム(4)は、上記情報提供システム(3)において
、前記仮想経由地での仮想滞在時間が設定されている場合、前記仮想移動手段が、前記仮
想経由地到着後、前記仮想滞在時間が経過してから前記移動体を前記仮想経由地から出発
させるものであることを特徴としている。
上記情報提供システム(4)によれば、前記仮想経由地(例えば、デパート)到着後、
前記仮想滞在時間が経過してから前記移動体は前記仮想経由地から出発させられることに
なる。これにより、被監視者が自由に使える時間(すなわち、監視者によって監視されず
に済む時間)を効率よく作り出すことができる。
また、本発明に係る情報提供システム(5)は、上記情報提供システム(2)〜(4)
のいずれかにおいて、前記仮想目的地経路算出手段による経路の算出に、交通情報が反映
されることを特徴としている。
工事や事故などで交通が規制され、ある道路が通行止めになれば、実際にはその道路を
走行することはできない。すなわち、交通規制などを考慮に入れなければ、通行止めの道
路を走行させてしまったり、渋滞中の道路を60km/hで走行させるといった、前記移動体
に実際には実現し得ない移動をさせてしまうおそれがある。
上記情報提供システム(5)によれば、前記仮想目的地経路算出手段による経路の算出
に、交通情報が反映される。これにより、前記移動体に実際には実現し得ない移動をさせ
ないようにすることができる。なお、交通情報としては、渋滞情報、工事情報、事故情報
、交通規制情報などが挙げられる。
また、本発明に係る情報提供システム(6)は、上記情報提供システム(2)〜(5)
のいずれかにおいて、前記仮想目的地経路算出手段が、1又は2以上の交通手段を用いて
前記仮想目的地へ到達する経路を算出するものであることを特徴としている。
上記情報提供システム(6)によれば、1又は2以上の交通手段を用いて前記仮想目的
地へ到達する経路が算出される。例えば、前記仮想目的地が近所であれば、徒歩だけによ
る経路が算出され、前記仮想目的地が遠方であれば、徒歩と徒歩以外の別の交通手段(電
車など)とによる経路が算出される。これにより、実際に前記仮想目的地へ向かう場合と
同様の経路に従って前記移動体を移動させることができる。
なお、前記移動体が「人」である場合、前記交通手段としては、徒歩、自転車、自動車
、バス、列車、船、航空機などが挙げられ、前記移動体が「自動車」である場合、前記交
通手段としては、自動車、フェリーなどが挙げられる。
また、本発明に係る情報提供システム(7)は、上記情報提供システム(6)において
、実際に運行している交通手段を仮想的に使用する場合、前記仮想移動手段が、前記交通
手段の運行状況に従って、前記移動体を仮想的に移動させるものであることを特徴として
いる。
徒歩や自動車と異なり、バスや列車、船、航空機など、実際に運行している交通手段を
使用する場合、停留所や駅、船着き場、空港へ到着したからといって直ちに目的地へ向か
って移動できるわけではない。当たり前であるが、実際にはバスが停留所へ到着し、そこ
から出発するまで、前記移動体も移動することはできない。
上記情報提供システム(7)によれば、バスや列車、船、航空機など、実際に運行して
いる交通手段を使用する場合、該交通手段の運行状況に従って、前記移動体が仮想的に移
動させられることになる。例えば、前記移動体がある駅に17時に到着したが、列車の出
発が17時5分である場合、前記移動体はその駅で5分間停止することになる。これによ
り、実際と同じように前記移動体を移動させることができる。
なお、交通手段の運行状況については、運行表(ダイヤグラム)情報や、実際の運行状
況情報などから認識することができる。
また、本発明に係る情報提供システム(8)は、上記情報提供システム(1)〜(7)
のいずれかにおいて、前記仮想移動手段が、交通情報もしくは気象情報、あるいは交通情
報及び気象情報に基づいて、前記移動体の移動速度を調整するものであることを特徴とし
ている。
渋滞になると、たとえ制限速度が60km/hの道路であったとしても、20km/h、30km
/hといった遅い速度での走行になる。事故などによって通行止めになると、当然ではある
が、停止させなければならない。また、雨や雪などが降っているときも、やはり通常時よ
りは速度を抑えた走行になる。
上記情報提供システム(8)によれば、交通情報もしくは気象情報、あるいは交通情報
及び気象情報に基づいて、前記移動体の移動速度が調整される。例えば、制限速度が60
km/hの道路であっても、移動速度が20km/hに調整されたり、0km/h(停止)に調整され
る。これにより、実際と同じように前記移動体を移動させることができる。
また、本発明に係る情報提供システム(9)は、上記情報提供システム(1)〜(8)
のいずれかにおいて、前記仮想移動手段による前記移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる前記移動体の擬似位置関連情報が被監視者へ告知されるように構成されていることを
特徴としている。
上記情報提供システム(9)によれば、前記移動体の擬似位置関連情報が被監視者へ告
知されるので、被監視者は擬似位置を確認することができる。これにより、監視者に対し
てどのような情報が提供されているのかについて、被監視者は認識することができる。
また、本発明に係る情報提供システム(10)は、上記情報提供システム(1)〜(9
)のいずれかにおいて、前記移動体の擬似位置での通信良好状態を判断する通信状態判断
手段を備え、前記擬似位置関連情報の前記監視者もしくは前記被監視者、あるいは前記監
視者及び前記被監視者への告知に、前記通信状態判断手段による判断結果が反映されるこ
とを特徴としている。
前記移動体が通信状態の良好でない場所に存在する場合、前記移動体の実際の存在位置
情報を監視者へ伝えることはできない。
ところが、情報の発信元での通信状態が良好であれば、擬似位置での通信状態が良好で
ないにも拘らず、擬似位置情報が監視者へ伝えられることになる。すなわち、本来ならば
、伝えられないはずの情報が監視者へ伝えられることになる。
上記情報提供システム(10)によれば、前記擬似位置関連情報の前記監視者もしくは
前記被監視者、あるいは前記監視者及び前記被監視者への告知に、前記移動体の擬似位置
での通信状態が反映される。
これにより、情報の発信元での通信状態が良好であったとしても、擬似位置での通信状
態が不良である場合には、監視者へ擬似位置関連情報を伝えないようにすることができる
。また、擬似位置が通信状態の不良な場所に存在することを、被監視者へ知らせるように
することもできる。
また、本発明に係る情報提供システム(11)は、上記情報提供システム(1)〜(9
)のいずれかにおいて、前記移動体の擬似位置が通信禁止領域であるか否かを判断する通
信禁止領域判断手段を備え、前記擬似位置関連情報の前記監視者もしくは前記被監視者、
あるいは前記監視者及び前記被監視者への告知に、前記通信禁止領域判断手段による判断
結果が反映されることを特徴としている。
前記移動体が通信制限領域(例えば、病院、映画館、劇場、機内)に存在する場合、前
記移動体の実際の存在位置情報を監視者へ伝えることができないことがある。
ところが、情報の発信元での通信状態が良好であり、通信も禁止されていなければ、擬
似位置で通信が禁止されているにも拘らず、前記擬似位置情報が監視者へ伝えられること
になる。すなわち、本来ならば、伝えられないはずの情報が監視者へ伝えられることにな
る。
上記情報提供システム(11)によれば、前記擬似位置関連情報の前記監視者もしくは
前記被監視者、あるいは前記監視者及び前記被監視者への告知に、前記移動体の擬似位置
が通信制限領域であるか否かの判断結果が反映される。
これにより、情報の発信元での通信状態が良好であったとしても、擬似位置で通信が禁
止されている場合には、監視者へ擬似位置関連情報を伝えないようにすることができる。
また、擬似位置が通信制限領域に存在することを、被監視者へ知らせるようにすることも
できる。
また、本発明に係る情報提供システム(12)は、上記情報提供システム(9)におい
て、前記移動体の擬似位置がある特定地付近に存在するか否かを判断する特定地付近判断
手段を備え、前記擬似位置関連情報の前記被監視者への告知に、前記特定地付近判断手段
による判断結果が反映されることを特徴としている。
前記擬似位置が監視者の存在する場所付近である場合、実際の存在位置ではなく、擬似
位置を伝えていることが、監視者に気付かれてしまう危険性がある。
上記情報提供システム(12)によれば、前記擬似位置関連情報の前記被監視者の告知
に、前記移動体の擬似位置がある特定地付近(例えば、監視者の存在する場所付近)に存
在するか否かの判断結果が反映される。これにより、例えば、前記擬似位置が監視者の存
在する場所付近であることを被監視者へ伝えることができるようになり、上記危険性を被
監視者に知らせることができる。
また、本発明に係る情報提供システム(13)は、上記情報提供システム(9)におい
て、前記移動体の実際の存在位置と擬似位置との位置関係を算出する位置関係算出手段を
備え、前記擬似位置関連情報の前記被監視者への告知に、前記位置関係算出手段による算
出結果が反映されることを特徴としている。
上記情報提供システム(13)によれば、前記擬似位置関連情報の被監視者への告知(
例えば、告知内容や、告知タイミング)に、前記移動体の実際の存在位置と擬似位置との
位置関係が反映される。
これにより、例えば、前記移動体の実際の存在位置と擬似位置との距離や、擬似位置ま
で到達するのに要する時間などを被監視者へ伝えるようにすることができる(告知内容へ
の反映)。また、前記移動体の実際の存在位置と擬似位置との距離がある一定以上になっ
た場合、被監視者からの要求がなくても、前記擬似位置関連情報を自動的に被監視者へ伝
えるようにすることができる(告知タイミングへの反映)。
また、本発明に係る情報提供システム(14)は、上記情報提供システム(9)におい
て、前記移動体の実際の存在位置と、前記仮想移動手段による前記移動体の仮想的な移動
とに基づいて、前記移動体が擬似位置と合流可能な地点までの経路を算出する合流地点経
路算出手段を備え、該合流地点経路算出手段により算出された合流地点までの経路情報が
前記被監視者へ告知されるように構成されていることを特徴としている。
上記情報提供システム(14)によれば、合流地点までの経路情報が被監視者へ伝えら
れるので、被監視者は無駄なく、効率よく前記合流地点へ向かうことができる。これは、
実際の存在位置や擬似位置が不慣れな地である場合に特に有効となる。
また、本発明に係る情報提供方法(1)は、移動体の実際の存在位置と異なる擬似位置
の情報を監視者へ提供する情報提供方法であって、前記移動体を仮想的に移動させるステ
ップと、前記移動体の仮想的な移動に基づいて得られる前記移動体の擬似位置関連情報を
前記監視者へ告知するステップとを有していることを特徴としている。
上記情報提供方法(1)によれば、移動体(例えば、被監視者や、該被監視者を輸送す
る車などの輸送体)を仮想的に移動させることによって擬似位置を決定し、そして該擬似
位置を監視者へ告知する。従って、監視者へ告知される擬似位置は、前記移動体の実際の
存在位置とは直接的に関係しないため、前記擬似位置から前記移動体の実際の存在位置が
推察されないようにすることができる。
以下、本発明に係る情報提供システム、及び情報提供方法の実施の形態を図面に基づい
て説明する。図1は、実施の形態(1)に係る情報提供システムの要部を概略的に示した
ブロック図である。図中1は被監視者が携帯する携帯端末を示しており、携帯端末1は移
動しながらでの通信を可能にする通信部4を有し、この通信部4を用いて基地局11を介
し、インターネットなどのネットワーク12と繋がることができ、ネットワーク12に接
続されているサーバー21や、監視者によって使用される情報端末31などとの間で情報
のやり取りを行うことができるようになっている。
携帯端末1はマイコン2と、携帯端末1(すなわち、それを携帯する被監視者)の存在
位置を検出するためのGPS受信部3と、上記したように、移動しながらでのネットワー
ク12との接続を可能にする通信部4と、入力操作するための入力部5と、ディスプレイ
を有した表示部6とを含んで構成されている。
サーバー21はマイコン22と、ネットワーク12と接続するための通信部23と、地
図データや施設データなどが記憶された地図データベース24と、監視者の個人情報(例
えば、監視者宅の所在地情報)が記憶された監視者データベース25とを含んで構成され
ている。
また、マイコン22は、仮想目的地までの経路を算出する経路算出手段22aと、移動
体(ここでは、携帯端末1を携帯する被監視者になる)を前記経路に従って仮想的に移動
させる仮想移動手段22bと、仮想的な移動に基づいて得られる被監視者の擬似位置に被
監視者を合流させる地点(すなわち、擬似位置と実際の存在位置とが合流する地点)まで
の経路を算出する経路算出手段22cと、メモリ22dとを含んで構成されている。また
、地図データベース24には通信の良/不良状態を示したマップ情報が記憶されており、
マイコン22は各地点それぞれでの通信状態の良/不良を判断することができるようにな
っている。
情報端末31はマイコン32と、ネットワーク12と接続するための通信部33と、地
図データや施設データなどが記憶された地図データベース34と、入力操作するための入
力部35と、ディスプレイを有した表示部36とを含んで構成されている。
次に、携帯端末1のマイコン2、及びサーバー21のマイコン22で行われる処理動作
[1]について、図2に示したフローチャートに基づいて説明する。何らかの処理(例え
ば、サーバー21を介しての情報端末31からの指示)によって、携帯端末1を携帯する
被監視者を監視するための監視モードに入ると、携帯端末1(のマイコン2)は、GPS
受信部3で得られる信号に基づいて、被監視者の存在位置を検出し(ステップS1)、存
在位置情報、及び検出日時情報を通信部4を使用してサーバー21へ送信する(ステップ
S2)。なお、これら処理は監視モードに入ると定期的に行われるようになっている。
サーバー21(のマイコン22)は、携帯端末1から送信されてきた存在位置情報、及
び検出日時情報を受信すると(ステップS3)、受信した存在位置情報を検出日時情報に
対応付けてメモリ22dへ格納する(ステップS4)。これにより、サーバー21は被監
視者の存在位置を管理することができる。なお、携帯端末1を携帯する被監視者が通信状
態の良好な場所に常時いるとは限らない。そのため、サーバー21は携帯端末1から送信
される存在位置情報を受信することができない場合がある。
次に、携帯端末1のマイコン2、及びサーバー21のマイコン22で行われる処理動作
[2]について、図3に示したフローチャートに基づいて説明する。携帯端末1の入力部
5を使って何らかの操作が行われると、携帯端末1(のマイコン2)は、図4に示したよ
うな、仮想目的地などの設定を可能にする『仮想目的地設定』画面を表示部6に表示する
(ステップS11)。この『仮想目的地設定』画面を通じて入力部5から入力された内容
に基づいて、仮想目的地や仮想経由地、該仮想経由地での滞在時間を設定し(ステップS
12)、仮想目的地情報や仮想経由地情報、仮想経由地での滞在時間情報をサーバー21
へ送信する(ステップ13)。なお、仮想経由地や滞在時間については設定されていなく
ても良く、サーバー21へ送信する情報は仮想目的地情報だけであっても良い。
サーバー21(のマイコン22)は、携帯端末1から送信されてきた仮想目的地情報な
どを受信すると(ステップS14)、メモリ22dに格納されている被監視者の存在位置
情報や、地図データベース24に記憶されている地図データ、受信した仮想目的地情報な
どに基づいて、被監視者の存在位置から仮想目的地までの経路を算出し(ステップS15
)、経路算出が完了したことを通信部23を使って携帯端末1へ通知する(ステップS1
6)。なお、仮想目的地までの経路算出処理については、図6に示したフローチャートに
基づいて後で詳しく説明する。
携帯端末1(のマイコン2)は、経路算出完了の通知を受信すると(ステップS17)
、図5に示したような『経路算出完了通知』画面を表示部6へ表示することによって、経
路算出が完了したことを被監視者へ知らせる(ステップS18)。次に、この『経路算出
完了通知』画面を通じて入力部5が操作され、被監視者によって仮想目的地までの経路に
従った仮想移動開始が指示されると、仮想移動開始をサーバー21に対して要求する(ス
テップS19)。
サーバー21(のマイコン22)は、携帯端末1からの仮想移動開始要求を受信すると
(ステップS20)、仮想目的地までの経路に従って、被監視者を仮想的に移動させる(
ステップS21)。なお、仮想移動処理については、図7に示したフローチャートに基づ
いて後で詳しく説明する。
また、ここでは被監視者からの開始指示を受けて、仮想移動を開始させるようにしてい
るが、別の実施の形態では、タイマーをセットしておき、その時間になれば自動的に開始
させたり、さらに別の実施の形態では、開始地点をセットしておき、被監視者がその開始
地点へ到着したときに自動的に開始させるようにしても良い。
次に、サーバー21のマイコン22で行われる『経路算出処理』(図3のステップS1
5)を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、次の目的地Gを決定する
(ステップS31)。仮想経由地が設定されていれば、最初、目的地Gは仮想経由地にな
る。一方、仮想経由地が設定されていなければ、目的地Gは仮想目的地になる。
次に、前回の目的地(但し、最初は被監視者の実際の存在位置となる)から次の目的地
Gまでの距離Sを算出し(ステップS32)、距離Sが所定距離S’(例えば、5km)
以上であるか否かを判断する(ステップS33)。なお、この所定距離S’については被
監視者が自由に設定できるようにするのが好ましい。
距離Sが所定距離S’以上ではない(すなわち、目的地Gまでの距離は徒歩で移動可能
な距離である)と判断すれば、徒歩のみによる目的地Gまでの経路を算出し(ステップS
34)、その後、ステップS36へ進む。一方、距離Sが所定距離S’以上である(すな
わち、目的地Gまで徒歩だけで移動するのは困難である)と判断すれば、徒歩だけでなく
、タクシーやバス、列車など別の交通手段を利用した、目的地Gまでの経路を算出し(ス
テップS35)、その後、ステップS36へ進む。
また、別の実施の形態では、ネットワーク12を利用して別のサーバーなどから交通情
報(例えば、渋滞情報、工事情報、事故情報、交通規制情報)を取得できるようにし、経
路の算出に交通情報を反映させ、例えば、渋滞などを避けた経路を算出するようにしても
良い。また、経路算出に交通情報を反映させるか否かを被監視者が設定できるようにして
も良い。
また、さらに別の実施の形態では、経路算出条件を被監視者が設定できるようにし、例
えば、バス、列車のいずれを優先させるかなどを設定できるようにしても良い。これによ
り、被監視者の嗜好に合った経路を算出することができる。
ステップS36では、他に向かうべき目的地が残っているか否かを判断し、向かうべき
目的地が残っていると判断すれば、ステップS31へ戻って、新たに次の目的地Gを決定
する。これにより、最終目的地となる仮想目的地までの経路を算出することができる。一
方、向かうべき目的地は残っていない(すなわち、最終目的地である仮想目的地までの経
路の算出が完了した)と判断すれば、この『経路算出処理』を終了する。
次に、サーバー21のマイコン22で行われる『仮想移動処理』(図3のステップS2
1)を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、『経路算出処理』(図6
参照)によって算出された経路に従って、移動体(ここでは、携帯端末1を携帯する被監
視者となる)を徒歩によって仮想的に移動させる(ステップS41)。徒歩によって移動
させるとは、移動速度を徒歩速度(例えば、5km/h)に設定することである。なお、徒歩
速度については、被監視者が自由に設定できるようにするのが好ましい。
また、別の実施の形態では、ネットワーク12を利用して別のサーバーなどから交通情
報や気象情報を取得できるようにし、移動体の仮想的な移動に交通情報や気象情報を反映
させ、例えば、信号の点灯状況に合わせて移動体を停止させたり、雨や雪が降っている場
合に移動速度を落とすようにしても良い。また、仮想移動に交通情報や気象情報を反映さ
せるか否かを被監視者が設定できるようにしても良い。
また、さらに別の実施の形態では、渋滞時における走行速度や、雨や雪が降っている場
合の走行速度など、移動条件を被監視者が設定できるようにしても良い。これにより、被
監視者の嗜好に合った移動を実現することができる。
次に、移動体の移動状況に基づいて、移動体が交通手段の切換地点に到着したか否かを
判断し(ステップS42)、切換地点に到着したと判断すれば、経路情報に基づいて、ど
の交通手段に切り換わるのかを判断する(ステップS43)。徒歩に切り換わると判断す
れば、その後、移動体を徒歩によって移動させる(ステップS44)。
自動車(自家用車やタクシーなどであり、運行表に従って運行するバスは除く)に切り
換わると判断すれば、その後、移動体を自動車によって移動させる(ステップS45)。
自動車によって移動させるとは、移動速度を自動車による速度(例えば、法定制限速度)
に設定することである。
また、別の実施の形態では、交通情報や気象情報を取得できるようにし、徒歩の場合と
同様に、移動体の仮想的な移動に交通情報や気象情報を反映させ、例えば、信号の点灯状
況に合わせて移動体を停止させたり、渋滞に遭遇した場合や、雨や雪が降っている場合に
移動速度を落とすようにしても良い。
バスや列車など実際に運行している交通手段に切り換わると判断すれば、移動体をその
交通手段の運行状況に従って移動させる(ステップS46)。例えば、運行表(ダイヤグ
ラム)情報や実際の運行状況情報に基づいて移動体を移動させる。運行表情報については
予めデータベースとして用意しておけば良く、また、実際の運行状況情報についてはネッ
トワーク12を利用して各交通機関から発信されている情報を利用すれば良い。因に、交
通手段がバスや列車に切り換わる地点というのは停留所や駅になる。
一方、ステップS42において、移動体は交通手段を切り換える切換地点に到着してい
ないと判断すれば、現状を維持すれば良いため、ステップS43〜S46を飛ばして、そ
のままステップS47へ進む。
次に、目的地へ到着したか否かを判断する(ステップS47)。なお、ここでいう目的
地は最終目的地(仮想目的地)とは限らず、仮想経由地も含まれる。目的地へ到着したと
判断すれば、その目的地が最終目的地であるか否かを判断し(ステップS48)、最終目
的地ではない(すなわち、仮想目的地ではなく、仮想経由地へ到着した)と判断すれば、
予め設定されている滞在時間に基づいて、その滞在時間分待機する(ステップS49)。
待機が終了すると、次の目的地へ出発し(ステップS50)、その後、ステップS42へ
戻る。また、ステップS47において、目的地へ到着していないと判断した場合にも、そ
のままステップS42へ戻る。
一方、ステップS48において、到着した目的地が最終目的地(仮想目的地)であると
判断すれば、次に、被監視者が最終目的地へ実際に到着し、擬似位置に被監視者が実際に
合流しているか否かを判断する(ステップS51)。合流していると判断すれば、この『
仮想移動処理』を終了する。
次に、サーバー21のマイコン22、及び情報端末31のマイコン32で行われる処理
動作[3]について、図8に示したフローチャートに基づいて説明する。情報端末31(
のマイコン32)は、入力部35が操作されて、監視者によって被監視者の存在位置の確
認が指示されると、通信部33を使用して存在位置情報の送信をサーバー21に対して要
求する(ステップS61)。
サーバー21(のマイコン22)は、情報端末31からの存在位置情報送信要求を受信
すると(ステップS62)、移動体が仮想移動中であるか否かを判断し(ステップS63
)、仮想移動中でないと判断すれば、メモリ22dに格納されている被監視者の実際の存
在位置情報、及び該存在位置を検出した検出日時情報を情報端末31へ送信する(ステッ
プS64)。
ところで、携帯端末1を携帯する被監視者が通信不良な場所にいたり、病院など通信禁
止場所にいて、携帯端末1からサーバー21へ最新の存在位置情報を送信することができ
ない場合がある。このような場合、サーバー21は被監視者の実際の存在位置を把握する
ことはできない。そのため、情報端末31へ送信される存在位置情報が、被監視者の実際
の存在位置からズレた位置を示していることがある。しかし、検出日時情報が情報端末3
1へ送信されるので、監視者は被監視者が通信不良な場所にいたり、通信禁止場所にいる
ことを推察することができる。
一方、ステップS63において、移動体が仮想移動中であると判断すれば、仮想的な移
動に基づいて得られる被監視者の擬似位置情報から、被監視者が通信不良な場所、又は通
信禁止場所に存在することになっているか否かを判断する(ステップS65)。被監視者
が通信不良な場所、及び通信禁止場所のいずれにも存在しないことになっていると判断す
れば、仮想的な移動に基づいて得られる擬似位置情報、及びその位置に存在したことにな
っている日時情報を情報端末31へ送信する(ステップS66)。
ステップS65において、被監視者が通信不良な場所、又は通信禁止場所に存在するこ
とになっていると判断すれば、本来ならばその存在位置を監視者へ伝えることはできない
はずである。そのため、通信不良な場所、又は通信禁止場所へ進入する直前の擬似位置情
報、及びその位置に存在したことになっている日時情報を情報端末31へ送信する(ステ
ップS67)。なお、通信不良な場所や通信禁止場所に存在するか否かの判断については
、地図データベース24に記憶されている地図データや施設データ、通信の良/不良状態
を示したマップ情報に基づいて判断することができる。
情報端末31(のマイコン32)は、サーバー21から送信されてきた位置情報(存在
位置情報、又は擬似位置情報)を受信すると(ステップS68)、受信した位置情報や地
図データベース34に記憶されている地図データに基づいて、表示部36に地図を表示し
、その地図上に被監視者の位置(実際の存在位置、又は擬似位置)を示す(ステップS6
9)。そのとき、日時情報を合わせて表示するのが好ましい。なお、ここでは表示によっ
て被監視者の情報を監視者へ提供するようにしているが、情報提供手段は表示に限定され
ず、音声などその他の手段であっても良い。
また、ここでは監視者が要求した場合に、被監視者の存在位置情報を監視者へ提供する
ようにしているが、別の実施の形態では、被監視者の存在位置情報を監視者へ自動的に提
供するようにしても良い。例えば、情報端末31より定期的に発信元(サーバー21)に
対して情報の送信を要求するようにしても良いし、発信元(サーバー21)が情報端末3
1からの要求に関係なく、定期的に自動で送信するようにしても良い。
また、さらに別の実施の形態では、情報提供を受けられる者を登録制にし、あらかじめ
登録されている識別番号などを入力した者だけが情報の提供を受けられるようにしても良
い。この識別番号については、監視者データベース25に監視者情報として登録しておけ
ば良い。これにより、全く関係のない者に存在位置が確認されるといった事態が生じるの
を防止することができる。
次に、携帯端末1のマイコン2、及びサーバー21のマイコン22で行われる処理動作
[4]について、図9に示したフローチャートに基づいて説明する。携帯端末1(のマイ
コン2)は、入力部5が操作されて、被監視者によって擬似位置の確認が指示されると、
通信部4を使用して擬似位置情報の送信をサーバー21に対して要求する(ステップS7
1)。
サーバー21(のマイコン22)は、携帯端末1からの擬似位置情報送信要求を受信す
ると(ステップS72)、仮想的な移動に基づいて得られる擬似位置情報から、被監視者
が通信不良な場所、又は通信禁止場所に存在することになっているか否かを判断する(ス
テップS73)。被監視者は通信不良な場所、及び通信禁止場所のいずれにも存在しない
ことになっていると判断すれば、地図データベース24から擬似位置周辺の地図情報を読
み出し、擬似位置を示した地図情報、及びその位置に存在したことになっている日時情報
を携帯端末1へ送信する(ステップS74)。
一方、被監視者が通信不良な場所、又は通信禁止場所に存在することになっていると判
断すれば、前記地図情報、及び前記日時情報に合わせて、通信不良な場所に存在している
ことになっている旨を示した情報を携帯端末1へ送信する(ステップS75)。
携帯端末1(のマイコン2)は、サーバー21から送信されてきた地図情報を受信する
と(ステップS76)、受信した地図情報に基づいて、表示部6に被監視者の擬似位置が
示された地図を表示する(ステップS77)。これにより、被監視者は擬似位置を確認す
ることができる。なお、擬似位置が通信不良な場所や通信禁止場所に存在することを示し
た情報を受信した場合は、その旨を被監視者へ知らせるようにするのが好ましい。また、
ここでは表示によって、擬似位置情報を被監視者へ提供するようにしているが、情報提供
手段は表示に限定されず、音声などその他の手段であっても良い。
また、ここでは被監視者が要求した場合に、被監視者の擬似位置情報を被監視者へ提供
するようにしているが、別の実施の形態では、擬似位置情報を被監視者へ自動的に提供す
るようにしても良い。例えば、携帯端末1より定期的に発信元(サーバー21)に対して
情報の送信を要求するようにしても良いし、発信元(サーバー21)が携帯端末1からの
要求に関係なく、定期的に自動で送信するようにしても良い。
また、被監視者は表示部6を頻繁に確認するのが難しいことが考えられるため、例えば
、振動などによって擬似位置関連情報を被監視者へ提供するようにしても良い。例えば、
移動速度や交通手段の違いによって振動のリズムを変えたり、目的地到着といった大きな
変化が生じた場合にそれと分かるリズムで振動させるようにしても良い。
次に、携帯端末1のマイコン2、及びサーバー21のマイコン22で行われる処理動作
[5]について、図10に示したフローチャートに基づいて説明する。携帯端末1(のマ
イコン2)は、入力部5が操作されて、被監視者によって擬似位置への合流が指示される
と、通信部4を使用して擬似位置への合流をサーバー21に対して要求する(ステップS
81)。
サーバー21(のマイコン22)は、携帯端末1からの擬似位置への合流要求を受信す
ると(ステップS82)、メモリ22dに格納されている被監視者の実際の存在位置情報
や、地図データベース24に記憶されている地図データ、仮想目的地情報などに基づいて
、被監視者の実際の存在位置から仮想目的地までの経路を算出し(ステップS83)、算
出した経路情報を携帯端末1へ送信する(ステップS84)。なお、この経路については
、図6に示した経路算出処理と同様の処理を行うことによって算出することができる。
携帯端末1(のマイコン2)は、サーバー21から送信されてきた経路情報を受信する
と(ステップS85)、受信した経路情報に基づいて、被監視者を合流地点となる仮想目
的地まで誘導する(ステップS86)。
次に、携帯端末1のマイコン2、及びサーバー21のマイコン22で行われる処理動作
[6]について、図11に示したフローチャートに基づいて説明する。この処理動作[6
]は『仮想移動処理』が行われている時に定期的に行われる動作であり、まず、サーバー
21(のマイコン22)が、擬似位置に関連する擬似位置関連情報を携帯端末1へ送信す
べき条件が成立しているか否か(例えば、移動体が仮想経由地へ到着したか否か)を判断
し(ステップS91)、送信すべき条件が成立していると判断すれば、被監視者の仮想的
な移動に基づいて得られる擬似位置関連情報を携帯端末1へ送信する(ステップS92)
携帯端末1(のマイコン2)は、サーバー21から送信されてきた擬似位置関連情報を
受信すると(ステップS93)、受信した擬似位置関連情報を表示部6へ表示するなどし
て、被監視者へ紹介する(ステップS94)。情報の紹介は、表示に限定されず、音声や
振動などその他のものであっても良い。
次に、サーバー21のマイコン22で行われる図11に示したステップS91、S92
の処理動作を、図12に示したフローチャートに基づいて詳しく説明する。上記したよう
に、これら処理動作は『仮想移動処理』が行われている時に定期的に行われる動作である
まず、移動体の仮想的な移動に基づいて得られる擬似位置情報、仮想目的地情報、仮想
経由地情報に基づいて、移動体が仮想的に目的地(仮想目的地、又は仮想経由地)へ到着
したか否かを判断する(ステップS101)。移動体が目的地へ到着したと判断すれば、
その旨を被監視者へ知らせるために、擬似位置情報、及び目的地へ到着したことを示す目
的地到着情報を携帯端末1へ送信する(ステップS102)。
ステップS101で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、仮想目的地情報、仮想経由地情報に基づいて、移動体が仮想的に次の
目的地(仮想目的地、又は仮想経由地)へ出発したか否かを判断する(ステップS103
)。移動体が次の目的地へ出発したと判断すれば、その旨を被監視者へ知らせるために、
擬似位置情報、及び次の目的地へ出発したことを示す出発情報を携帯端末1へ送信する(
ステップS104)。
ステップS103で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、及び経路情報に基づいて、交通手段が切り換わったか否か(例えば、
徒歩からバスに切り換わったか否か)を判断する(ステップS105)。交通手段が切り
換わったと判断すれば、その旨を被監視者へ知らせるために、擬似位置情報、及び交通手
段が切り換わったことを示す切換情報(切り換え後の交通手段を示した交通手段情報を含
めるようにしても良い)を携帯端末1へ送信する(ステップS106)。
ステップS105で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、地図データベース24に記憶されている地図データ、及び通信の良/
不良状態を示したマップ情報に基づいて、移動体が通信不良な場所へ進入したか否かを判
断する(ステップS107)。移動体が通信不良な場所へ進入したと判断すれば、その旨
を被監視者へ知らせるために、擬似位置情報、及び通信不良な場所へ進入したことを示す
通信不良情報を携帯端末1へ送信する(ステップS108)。
ステップS107で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、地図データベース24に記憶されている地図データ、及び通信の良/
不良状態を示したマップ情報に基づいて、移動体での通信状態が回復したか否かを判断す
る(ステップS109)。移動体での通信状態が回復したと判断すれば、その旨を被監視
者へ知らせるために、擬似位置情報、及び不良回復情報を携帯端末1へ送信する(ステッ
プS110)。
ステップS109で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、地図データベース24に記憶されている地図データ、及び施設データ
に基づいて、移動体が通信禁止場所へ進入したか否かを判断する(ステップS111)。
移動体が通信禁止場所へ進入したと判断すれば、その旨を被監視者へ知らせるために、擬
似位置情報、及び通信禁止場所へ進入したことを示す通信禁止情報を携帯端末1へ送信す
る(ステップS112)。
ステップS111で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、地図データベース24に記憶されている地図データ、及び施設データ
に基づいて、移動体が通信禁止場所から脱出したか否かを判断する(ステップS113)
。移動体が通信禁止場所から脱出したと判断すれば、その旨を被監視者へ知らせるために
、擬似位置情報、及び禁止脱出情報を携帯端末1へ送信する(ステップS114)。
ステップS113で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、及び交通情報に基づいて、移動体の移動に大きく影響を与える程度に
交通状況が変化したか否か(例えば、通行止めになったか否か)を判断する(ステップS
115)。そのような交通状況の変化が生じたと判断すれば、その旨を被監視者へ知らせ
るために、擬似位置情報、及び交通状況変化情報を携帯端末1へ送信する(ステップS1
16)。通行止めなどになると移動体を移動させることができず、不都合が生じるおそれ
があるため、携帯端末1を操作することによって、目的地や走行する道路の変更をできる
ようにしたり、移動体を直接移動させることができるようにしても良い。
ステップS115で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、及び気象情報に基づいて、移動体の移動に大きく影響を与える程度に
気象状況が変化したか否か(例えば、大雪になったか否か、台風が接近したか否か)を判
断する(ステップS117)。そのような気象状況の変化が生じたと判断すれば、その旨
を被監視者へ知らせるために、擬似位置情報、及び気象状況変化情報を携帯端末1へ送信
する(ステップS118)。
ステップS117で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、及びある特定地情報(例えば、監視者データベース25に記憶されて
いる監視者宅の所在地情報)に基づいて、移動体が前記特定地付近に存在するか否かを判
断する(ステップS119)。前記特定地付近に接近していると判断すれば、その旨を被
監視者へ知らせるために、擬似位置情報、及び接近情報を携帯端末1へ送信する(ステッ
プS120)。監視者宅の近くを走行すると、不都合が生じるおそれがあるため、携帯端
末1を操作することによって、目的地や走行する道路の変更をできるようにしたり、移動
体を直接移動させることができるようにしても良い。
ステップS119で「N」と判断すれば、次に、移動体の仮想的な移動に基づいて得ら
れる擬似位置情報、及び実際の存在位置情報に基づいて、移動体の実際の存在位置と擬似
位置との距離が所定距離(例えば、30km)以上であるか否かを判断する(ステップS1
21)。実際の存在位置から擬似位置が大きく離れていると判断すれば、その旨を被監視
者へ知らせるために、擬似位置情報、及び遠距離情報を携帯端末1へ送信する(ステップ
S122)。
なお、このとき実際に離れている距離(直線距離、実際の走行距離)や、合流するまで
に要する時間などを被監視者へ知らせるようにしても良い。また、実際の存在位置と擬似
位置との距離ではなく、合流するまでに要する時間が所定時間以上となった場合に、上記
のような告知を行うようにしても良い。
また、ここでは擬似位置関連情報を被監視者へ告知する条件として、目的地への到着や
、次の目的地への出発などを挙げているが、告知条件はこれらに限定されない。また、告
知条件を被監視者が自由に選択できるようにしても良い。これにより、目的地への到着は
告知して欲しいが、次の目的地への出発はいらない、といった各被監視者の嗜好に応える
ことができる。
上記実施の形態(1)に係る情報提供システムによれば、被監視者を仮想的に移動させ
ることによって前記擬似位置が決定され、そして該擬似位置が監視者へ告知される。従っ
て、監視者へ告知される前記擬似位置は、被監視者の実際の存在位置とは直接的に関係し
ないため、前記擬似位置から被監視者の実際の存在位置が推察されないようにすることが
できる。
また、上記実施の形態(1)に係る情報提供システムでは、サーバー21に経路算出手
段22a、仮想移動手段22b、経路算出手段22cが装備される場合について説明して
いるが、これら手段はサーバー21に装備されていなくても良く、別の実施の形態では、
携帯端末1に装備するようにしても良い。また、さらに別の実施の形態では、これら手段
が携帯端末1へ装備されていれば、サーバー21を介さず、携帯端末1と情報端末31と
の間で情報のやり取りを行うようにしても良い。
また、上記実施の形態(1)に係る情報提供システムでは、仮想的に移動させる移動体
は被監視者そのものであるが、移動体は被監視者に限定されず、携帯端末1と同様の装置
を搭載した輸送体(例えば、車両、船、航空機)であっても良い。輸送体を監視すること
によって、該輸送体に乗っている被監視者を監視することができるようになる。但し、こ
の場合、輸送体から被監視者が離れると、被監視者が擬似位置の確認や各種操作などがで
きなくなるため、輸送体に搭載した装置と、被監視者が携帯する携帯電話などとの間で情
報のやり取りができるようにするのが望ましい。
本発明の実施の形態(1)に係る情報提供システムの要部を概略的に示したブロック図である。 携帯端末のマイコン、及びサーバーのマイコンで行われる処理動作を示したフローチャートである。 携帯端末のマイコン、及びサーバーのマイコンで行われる処理動作を示したフローチャートである。 携帯端末の表示部に表示される操作画面の一例を示した図である。 携帯端末の表示部に表示される操作画面の一例を示した図である。 サーバーのマイコンで行われる処理動作を示したフローチャートである。 サーバーのマイコンで行われる処理動作を示したフローチャートである。 サーバーのマイコン、及び情報端末のマイコンで行われる処理動作を示したフローチャートである。 携帯端末のマイコン、及びサーバーのマイコンで行われる処理動作を示したフローチャートである。 携帯端末のマイコン、及びサーバーのマイコンで行われる処理動作を示したフローチャートである。 携帯端末のマイコン、及びサーバーのマイコンで行われる処理動作を示したフローチャートである。 サーバーのマイコンで行われる処理動作を示したフローチャートである。
符号の説明
携帯端末 1
マイコン 2、22、32
通信部 4、23、33
サーバー 21
経路算出手段 22a、22c
仮想移動手段 22b
情報端末 31

Claims (15)

  1. 移動体の実際の存在位置と異なる擬似位置の情報を監視者へ提供する情報提供システム
    であって、
    前記移動体を仮想的に移動させる仮想移動手段を備え、
    該仮想移動手段による前記移動体の仮想的な移動に基づいて得られる前記移動体の擬似
    位置関連情報が前記監視者へ告知されるように構成されていることを特徴とする情報提供
    システム。
  2. 仮想目的地へ到達する経路を算出する仮想目的地経路算出手段を備え、
    前記仮想移動手段が、前記仮想目的地経路算出手段により算出された経路に従って、前
    記移動体を仮想的に移動させるものであることを特徴とする請求項1記載の情報提供シス
    テム。
  3. 仮想経由地が設定されている場合、
    前記仮想目的地経路算出手段が、前記仮想経由地を経由して前記仮想目的地へ到達する
    経路を算出するものであることを特徴とする請求項2記載の情報提供システム。
  4. 前記仮想経由地での仮想滞在時間が設定されている場合、
    前記仮想移動手段が、前記仮想経由地到着後、前記仮想滞在時間が経過してから前記移
    動体を前記仮想経由地から出発させるものであることを特徴とする請求項3記載の情報提
    供システム。
  5. 前記仮想目的地経路算出手段による経路の算出に、交通情報が反映されることを特徴と
    する請求項2〜4のいずれかの項に記載の情報提供システム。
  6. 前記仮想目的地経路算出手段が、1又は2以上の交通手段を用いて前記仮想目的地へ到
    達する経路を算出するものであることを特徴とする請求項2〜5のいずれかの項に記載の
    情報提供システム。
  7. 実際に運行している交通手段を仮想的に使用する場合、
    前記仮想移動手段が、前記交通手段の運行状況に従って、前記移動体を仮想的に移動さ
    せるものであることを特徴とする請求項6記載の情報提供システム。
  8. 前記仮想移動手段が、交通情報もしくは気象情報、あるいは交通情報及び気象情報に基
    づいて、前記移動体の移動速度を調整するものであることを特徴とする請求項1〜7のい
    ずれかの項に記載の情報提供システム。
  9. 前記仮想移動手段による前記移動体の仮想的な移動に基づいて得られる前記移動体の擬
    似位置関連情報が被監視者へ告知されるように構成されていることを特徴とする請求項1
    〜8のいずれかの項に記載の情報提供システム。
  10. 前記移動体の擬似位置での通信良好状態を判断する通信状態判断手段を備え、
    前記擬似位置関連情報の前記監視者もしくは前記被監視者、あるいは前記監視者及び前
    記被監視者への告知に、前記通信状態判断手段による判断結果が反映されることを特徴と
    する請求項1〜9のいずれかの項に記載の情報提供システム。
  11. 前記移動体の擬似位置が通信制限領域であるか否かを判断する通信制限領域判断手段を
    備え、
    前記擬似位置関連情報の前記監視者もしくは前記被監視者、あるいは前記監視者及び前
    記被監視者への告知に、前記通信制限領域判断手段による判断結果が反映されることを特
    徴とする請求項1〜9のいずれかの項に記載の情報提供システム。
  12. 前記移動体の擬似位置がある特定地付近に存在するか否かを判断する特定地付近判断手
    段を備え、
    前記擬似位置関連情報の前記被監視者への告知に、前記特定地付近判断手段による判断
    結果が反映されることを特徴とする請求項9記載の情報提供システム。
  13. 前記移動体の実際の存在位置と擬似位置との位置関係を算出する位置関係算出手段を備
    え、
    前記擬似位置関連情報の前記被監視者への告知に、前記位置関係算出手段による算出結
    果が反映されることを特徴とする請求項9記載の情報提供システム。
  14. 前記移動体の実際の存在位置と、前記仮想移動手段による前記移動体の仮想的な移動と
    に基づいて、前記移動体が擬似位置と合流可能な地点までの経路を算出する合流地点経路
    算出手段を備え、
    該合流地点経路算出手段により算出された合流地点までの経路情報が前記被監視者へ告
    知されるように構成されていることを特徴とする請求項9記載の情報提供システム。
  15. 移動体の実際の存在位置と異なる擬似位置の情報を監視者へ提供する情報提供方法であ
    って、
    前記移動体を仮想的に移動させるステップと、
    前記移動体の仮想的な移動に基づいて得られる前記移動体の擬似位置関連情報を前記監
    視者へ告知するステップとを有していることを特徴とする情報提供方法。
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