JP2006250551A - フイルムの目視検査用観察装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 検査対象フイルムに発生するムラ等の欠陥を効率良く安定的且つ再現性良く検査し評価する。
【解決手段】 検査対象フイルム35の目視検査用観察装置において、検査対象フイルム35を曲面状態で支持するスライド自在に設けた曲率調整板23〜27と、曲面状態で支持された検査対象フイルム35を照明する光源28とを備える。曲率調整板23〜27の夫々の位置を調整することで、検査対象フイルム35の曲面状態を変化させることができ、任意の曲率でのフイルム観察が可能となる。
【選択図】 図2
【解決手段】 検査対象フイルム35の目視検査用観察装置において、検査対象フイルム35を曲面状態で支持するスライド自在に設けた曲率調整板23〜27と、曲面状態で支持された検査対象フイルム35を照明する光源28とを備える。曲率調整板23〜27の夫々の位置を調整することで、検査対象フイルム35の曲面状態を変化させることができ、任意の曲率でのフイルム観察が可能となる。
【選択図】 図2
Description
本発明は防眩フイルム等の検査対象フイルムを照明光で照らし検査員がフイルムのムラ等を目視で観察する目視検査用観察装置に関する。
液晶ディスプレイ装置等の各種ディスプレイ装置の画面に画像等を表示させて観賞する場合、部屋の照明光が画面に映り込んだり、ディスプレイ装置の周りに置かれた物体や観賞者本人が画面に映り込むと、画面に表示されている画像等が見づらくなる。このため、映り込み防止の目的で、乱反射効果が得られる防眩フイルムを画面に貼り付けることが行われる。
例えば液晶ディスプレイ装置には、表面にアンチグロス処理等が施された防眩フイルムが用いられる。この防眩フイルムを用いることで、画面の見易さはかなり改善されるが、フイルムの製造条件等に起因してフイルム上の散乱性の不均一ムラや、フイルム膜厚の不均一等による干渉ムラが生じると、却って見づらくなってしまう。そこで、フイルムを製造した後、サンプル的にフイルムの品質検査を行う必要がある。
図3は、特許文献1に記載されている従来の目視検査装置を示し、架台1の上に支柱2を用いて平板状の検査板3を傾倒自在に取り付けている。平板状の検査板3は、検査対象の透明フイルム(図示せず)を載置する透明ガラス板4と、展開した白色フイルム5または黒色フイルム6を担持する透明ガラス板7と、複数の光源8を配置した黒色板9とを順に間隔を空けて積層して構成され、白色フィルム5または黒色フィルム6を透明ガラス板4と透明ガラス板7との間で展開または撤収させるための白色ロールカーテン10および黒色ロールカーテン11を透明ガラス板4と透明ガラス板7の間の上端部に配置して成る。
検査対象フイルムを観察する場合、検査対象フイルムに対する視角を様々に変化させながら検査する必要がある。検査対象フイルムのサイズが小さい場合には、従来の目視検査装置でも、検査対象フイルムを一瞥すればフイルム全面を同一視角で観察することができる。しかし、フイルムサイズが大きくなると、従来の目視検査装置では効率的な検査ができない。それは、従来の検査台3が平板状であり、この検査台3上に検査対象フイルムを広げると、同一視角内で検査できる領域がフイルム全面に対して部分だけになってしまうためである。従って、フイルム全面を検査するには、フイルムの各領域毎に視角が同一となるように検査員は自身の目の位置、見る方向を様々に変化させ移動させなければならない。
また、或る検査員が検査対象フイルムの或る箇所にムラ等の欠陥を見つけ、これを他の検査員に確認してもらう場合、他の検査員もその箇所を同一の視角で検査する必要があるが、フイルムサイズが大きくなる程その欠陥箇所を同一視角で探し出すまでに時間がかかり、検査の再現性が悪いという問題も生じる。更に、検査対象フイルムのサイズが増大するにつれ、検査対象フイルム全面への均一な照明を行うことが難しくなり、これも効率的,安定的な検査を困難にする。
検査対象フイルムの目視による検査や評価は検査員の個人差が大きく、サイズの大きな検査対象フイルムを検査する場合には、上述した様に視線の移動が伴い、検査条件の再現を難しくしている。このため、単に検査台を可動にしただけでは効率的且つ安定的な検査は困難である。
本発明の目的は、検査対象フイルムに発生するムラ等の欠陥を効率良く安定的且つ再現性良く検査し評価することができるフイルムの目視検査用観察装置を提供することにある。
本発明のフイルムの目視検査用観察装置は、検査対象フイルムを曲面状態で支持する曲面支持手段と、曲面状態で支持された前記検査対象フイルムを照明する光源とを備えることを特徴とする。
本発明のフイルムの目視検査用観察装置の前記曲面支持手段は、前記曲面状態を変更する調整手段を備えることを特徴とする。
本発明のフイルムの目視検査用観察装置は、前記光源の種類を変更可能に設けたことを特徴とする。
本発明のフイルムの目視検査用観察装置は、前記光源からの照明光光量を調整する手段を備えることを特徴とする。
本発明のフイルムの目視検査用観察装置は、前記光源から前記検査対象フイルムの表面に照射される照明光の入射角または該検査対象フイルムの受光角を調整する手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、検査対象フイルムを曲面状態に調整し照明光を当てて観察するため、検査対象フイルムの広範囲な欠陥観察を、効率的,安定的且つ再現性良く行うことが可能になる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るフイルムの目視検査用観察装置の分解模式図であり、図2は、その側面模式図である。本実施形態に係る目視検査用観察装置は、水平台20と、この水平台20の左右に立設された支柱21,22と、支柱21,22間に平行に支持され且つ支柱21,22に前後方向スライド自在に支持された本実施形態では5枚の曲率調整板23,24,25,26,27と、支柱21,22の前方に、曲率調整板23〜27の前端縁に平行に配置された長手の蛍光灯等の外部光源28とを備える。
外部光源28は、図示の例では1本だけ設けているが、白色蛍光灯や昼光色蛍光灯,白熱電球など種類の異なる複数の光源を設置し、いずれかの光源を選択して発光させる図示しない光源選択器を設けるのが良い。また、選択された光源の発光量を調整する図示しない調光器を設けるのが好ましい。更に、各種光源の設置位置を移動可能に設けるのも好ましい。
本実施形態の目視検査用観察装置は、更に、5枚の曲率調整板23〜27の内の最上段の曲率調整板23と最下段の曲率調整板27の各前端縁に取り付けられたフイルム留め具29,30と、例えば黒色ゴムシート等の黒色可撓性シート31とを備え、黒色可撓性シート31の上端縁31aが留め具29に留められ下端縁31bが留め具30に留められている。
斯かる目視検査用観察装置で、例えば表面に乱反射効果による防眩処理を施した検査対象フイルムを観察する場合、図2に示す様に、検査対象フイルム35を黒色可撓性シート31の上に載置し、外部光源28を点灯する。そして、検査員は、各曲率調整板23〜27の位置をスライド調整して被検査対象フイルム35の曲率や曲面状態を変化させながら、ムラ等の欠陥があるか否かを目視により検査する。
このとき、必要に応じて、外部光源28の種類を変えたり、その光量を変えたり、外部光源28の設置位置を移動させて検査対象フイルム35への照明光の入射角やフイルム面での受光角を調整して検査を行う。外部光源28の設置位置を移動させるのではなく、水平台20側を移動させることで、検査対象フイルムへの照明光の入射角やフイルム受光角を調整する様にしてもよい。
これにより、検査対象フイルム35上の散乱状態の不均一性や、フイルム膜厚の不均一性などに起因するムラ等の欠陥を、安定的に観察することができる。検査対象フイルム35のある箇所にムラが観察されたとき、目視検査用観察装置の設定状態をそのままに保てば、他の検査員も同様のムラを観察することができ、再現性の高い検査が可能となる。
また、本実施形態の目視検査用観察装置では、検査対象フイルム35を円筒状曲面にすると共にその曲面内側の表面を外部光源28で照明して観察するため、観察範囲を広くすることができ、広範囲の欠陥検査を効率的に行うことができる。
尚、本実施形態の目視検査用観察装置では、検査対象フイルム35を円筒状曲面にしその曲率を調整可能としたが、例えば、各曲率調整板23〜27を左右の支柱21,22間で複数に分割し各分割調整板を前後方向にスライド自在とすることで、検査対象フイルムを任意形状の曲面状態に調整でき、様々な曲面状態でのフイルム観察が可能となる。
尚、また、上述した実施形態では、黒色可撓性シート31を使用したが、検査対象フイルム35の裏に例えば黒色のPET(ポリエチレンテレフタレート)シート等を貼り付け、これを留め具29,30に取り付けて検査対象フイルム35を観察する様にしても良い。
本発明に係るフイルムの目視検査用観察装置は、フイルムの目視検査を効率的,安定的,再現性良く行うことができるため、防眩フイルム等の欠陥検査を目視で行う検査装置として有用である。
20 水平台
21,22 支柱
23〜27 曲率調整板
28 外部光源
29,30 留め具
31 黒色可撓性シート
35 被検査対象フイルム
21,22 支柱
23〜27 曲率調整板
28 外部光源
29,30 留め具
31 黒色可撓性シート
35 被検査対象フイルム
Claims (5)
- 検査対象フイルムの目視検査用観察装置において、前記検査対象フイルムを曲面状態で支持する曲面支持手段と、曲面状態で支持された前記検査対象フイルムを照明する光源とを備えることを特徴とするフイルムの目視検査用観察装置。
- 前記曲面支持手段は、前記曲面状態を変更する調整手段を備えることを特徴とする請求項1に記載のフイルムの目視検査用観察装置。
- 前記光源の種類を変更可能に設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のフイルムの目視検査用観察装置。
- 前記光源からの照明光光量を調整する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のフイルムの目視検査用観察装置。
- 前記光源から前記検査対象フイルムの表面に照射される照明光の入射角または該検査対象フイルムの受光角を調整する手段を備えることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のフイルムの目視検査用観察装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005063583A JP2006250551A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | フイルムの目視検査用観察装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005063583A JP2006250551A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | フイルムの目視検査用観察装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006250551A true JP2006250551A (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=37091236
Family Applications (1)
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Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080151324A1 (en) * | 2006-12-21 | 2008-06-26 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Surface-reading apparatus, subject verification apparatus and storage medium storing subject verification program |
JP7148181B1 (ja) | 2021-07-13 | 2022-10-05 | 株式会社メック | 検査治具及び検査方法 |
-
2005
- 2005-03-08 JP JP2005063583A patent/JP2006250551A/ja active Pending
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US8422743B2 (en) | 2006-12-21 | 2013-04-16 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Surface-reading apparatus, subject verification apparatus and storage medium storing subject verification program |
JP7148181B1 (ja) | 2021-07-13 | 2022-10-05 | 株式会社メック | 検査治具及び検査方法 |
JP2023012290A (ja) * | 2021-07-13 | 2023-01-25 | 株式会社メック | 検査治具及び検査方法 |
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