JP2006247253A - 近赤外脳機能イメージング装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 送光ファイバ、受光ファイバの取付作業が容易な近赤外脳機能イメージング装置を提供する。
【解決手段】 近赤外光源21、光検出器31、被験者の頭部に近赤外光を照射するための送光ファイバ53、検出光を伝送して光検出器31に導くための受光ファイバ54、ファイバ取付孔52が形成され、送光ファイバ53および受光ファイバ54をファイバ取付孔52に挿入することにより、一端が頭皮に接触するように固定するファイバホルダ51とを備え、検出光に基づいて脳機能に関する画像を形成する近赤外脳機能イメージング装置10において、照明用光源22、32を設けるとともに、この照明用光をファイバホルダ51に取り付ける側とは反対の送光ファイバ端および受光ファイバ端から送光ファイバおよび受光ファイバを介して送るようにする
【選択図】図1
【解決手段】 近赤外光源21、光検出器31、被験者の頭部に近赤外光を照射するための送光ファイバ53、検出光を伝送して光検出器31に導くための受光ファイバ54、ファイバ取付孔52が形成され、送光ファイバ53および受光ファイバ54をファイバ取付孔52に挿入することにより、一端が頭皮に接触するように固定するファイバホルダ51とを備え、検出光に基づいて脳機能に関する画像を形成する近赤外脳機能イメージング装置10において、照明用光源22、32を設けるとともに、この照明用光をファイバホルダ51に取り付ける側とは反対の送光ファイバ端および受光ファイバ端から送光ファイバおよび受光ファイバを介して送るようにする
【選択図】図1
Description
本発明は、近赤外光を用いて脳の活動を非侵襲で計測し、脳機能を測定する近赤外光脳機能イメージング装置に関する。
近赤外線は、皮膚組織や骨組織を透過し、かつ、血液中のオキシヘモグロビン、デオキシヘモグロビンにより吸収される性質を有する。近赤外光のこのような性質を利用して、近年、非侵襲で脳活動の測定を行うことができる、近赤外分光分析法(Near infrared spectroscopy、以下NIRSと略す)を用いた経頭蓋的測定技術が利用されている。
NIRSでは、被験者の頭皮上から近赤外線を照射し、脳(脳皮質)によって拡散反射された光を頭皮上で受光し、検出する。この検出光により、測定部位でのオキシヘモグロビン濃度、デオキシヘモグロビン濃度、さらにはこれらから算出される全ヘモグロビン濃度を求める。そしてヘモグロビン濃度の変化から脳の活動データを計測し、取得した脳活動データに平均化処理などの画像処理を行って画像化するものである。
NIRSでは、被験者の頭皮上から近赤外線を照射し、脳(脳皮質)によって拡散反射された光を頭皮上で受光し、検出する。この検出光により、測定部位でのオキシヘモグロビン濃度、デオキシヘモグロビン濃度、さらにはこれらから算出される全ヘモグロビン濃度を求める。そしてヘモグロビン濃度の変化から脳の活動データを計測し、取得した脳活動データに平均化処理などの画像処理を行って画像化するものである。
一般に、NIRSに用いる近赤外光光源は、波長純度と光強度とが要求されるため、半導体レーザを用いている。また、NIRSの検出器には、高感度な光電子増倍管(PMT)やアバランシェフォトダイオードを用いている。そして、光源から発せられる照射光を測定部位に送り、また、測定部位からの検出光を検出器に送るために、送光用、受光用の光ファイバを用いている。
NIRSにより脳の活動状態(脳機能)を測定する場合、送光ファイバ、受光ファイバのそれぞれの先端を、頭皮に密着させる。このとき、送光ファイバと受光ファイバとを頭皮上で所定の間隔で配置し、保持しておく必要があることから、図4に示すように、それぞれの送光ファイバ53、受光ファイバ54を取り付ける位置に、ファイバ取付孔52が形成されたファイバホルダ51が用いられている。そしてファイバ取付孔52に、送光ファイバ53、受光ファイバ54の先端を固定するようにして測定がなされる(例えば特許文献1参照)。
NIRSによる測定では、送光ファイバ53により頭皮から近赤外線を照射したり、受光ファイバ54により頭皮から検出光を検出したりする場合に、毛髪の処理が問題となる。毛髪自体は、光をほとんど通さないため、送光ファイバ53の照射口や受光ファイバ54の検出口と頭皮との間に毛髪が存在すると、毛髪によって測定光あるいは検出光が遮られてしまい、測定精度が大きく低下したり、あるいは、計測できなくなったりする。それゆえ、送光ファイバ53、受光ファイバ54の先端面を頭皮に接触させるときには、慎重に毛髪をかき分けて、頭皮との間に毛髪が入らないようにして取り付ける必要がある。
図3は、ファイバホルダに送光ファイバ、受光ファイバを取り付ける状態を模式的に説明する図である。図3(a)に示すように、ファイバホルダ51(この図ではファイバホルダ51の一部のみを図示)にはファイバ取付孔52が形成されている。ファイバ取付孔52の上方には、ファイバ取付孔52に挿入する直前の送光ファイバ53(あるいは受光ファイバ54)の先端部分と、ガイド57とが、配置してある。この送光ファイバ53の先端部分は、測定光を導波するファイバ本体55と、ファイバ本体55を保護、補強するために、ファイバ本体55の外周を円筒状に被覆する樹脂層56とが一体に形成されている。この樹脂層56により、送光ファイバ53の先端部分は、曲がらないようにしている。樹脂層56は、製作、加工の容易さから、ファイバ本体55の形状と同様に、断面が円形にしてある。
送光ファイバ53の先端部分の外側には、ガイド57が設けてあり、ガイド57の中心に設けた貫通孔に、送光ファイバ53の先端部分(すなわちファイバ本体55と樹脂層56)が通してある。送光ファイバ53の先端は、外力が加わらない状態でガイド57の先端よりも突出するようにしてあり、送光ファイバ53の軸方向に力が加わると、送光ファイバ53のガイド57より突出した部分が、ガイド57の貫通孔内に押し込まれるようになっている。
なお、ガイド57の貫通孔内には、図示しないコイルばねが取り付けてあり、送光ファイバ53への軸方向の力に対して付勢力が働くようにしてある。これにより、再び外力が加わらなくなると、送光ファイバ53の先端は、再び突出するようになっている。
なお、ガイド57の貫通孔内には、図示しないコイルばねが取り付けてあり、送光ファイバ53への軸方向の力に対して付勢力が働くようにしてある。これにより、再び外力が加わらなくなると、送光ファイバ53の先端は、再び突出するようになっている。
ガイド57の外径とファイバ取付孔52の内径とは、ほぼ一致するようにしてあり、送光ファイバ53の先端をファイバ取付孔52に挿入し、押し込んでいくと、まず、送光ファイバ53の突出した先端部分が頭皮に接触する。さらに押し込んでいくと、ガイド57の先端が頭皮に接触するようになる。このとき、送光ファイバ53の先端は、頭皮からの抗力によりガイド57の貫通孔内に押し込まれている。
このときに、毛髪が、頭皮と送光ファイバ53の先端(特にファイバ本体55部分の先端)との間に入り込まないように、ファイバ取付孔52の中央からかき分ける作業を行う。すなわち、ファイバホルダ51を頭皮に取り付けた状態では、図3(b)に示すように、ファイバ取付孔52内には、毛髪Kがいずれかの方向に沿って並んでいる。これを、耳掻き棒のような形状をした器具を用いてかき分け、図3(c)に示すように、ファイバ取付孔52の中央部分に、毛髪Kのない領域Sを形成した上で、送光ファイバ53をファイバ取付孔52に挿入する。受光ファイバ54の取り付けについても同様である。
特開2003−322612号公報
ファイバ取付孔52に、送光ファイバ53、受光ファイバ54を固定する場合の毛髪Kをかき分ける作業は、ファイバ取付孔52の孔内で行うことになる。
しかしながら、ファイバ取付孔52の直径は10mm以下しかなく、ファイバ取付孔52の中に存在する毛髪Kは、ファイバホルダ51の影の影響で見にくく、かき分け作業が困難である。
また、たとえ、耳掻き棒のような器具を用いてファイバ取付孔52内の毛髪Kを上手にかき分けたとしても、その後、すぐに送光ファイバ53、受光ファイバ54を取り付けないと、かき分けた毛髪Kが再び元に戻ってしまうことになる。
しかしながら、ファイバ取付孔52の直径は10mm以下しかなく、ファイバ取付孔52の中に存在する毛髪Kは、ファイバホルダ51の影の影響で見にくく、かき分け作業が困難である。
また、たとえ、耳掻き棒のような器具を用いてファイバ取付孔52内の毛髪Kを上手にかき分けたとしても、その後、すぐに送光ファイバ53、受光ファイバ54を取り付けないと、かき分けた毛髪Kが再び元に戻ってしまうことになる。
さらに、毛髪Kをかき分ける際には、毛髪Kの復元力を考慮して、実際にかき分けが必要な領域よりも十分に大きい領域をかき分けておかなければならない。
これらの理由により、ファイバ取付の準備作業には、大変な手間と時間を要することになる。
これらの理由により、ファイバ取付の準備作業には、大変な手間と時間を要することになる。
NIRSの技術進歩に伴い、今後ますます測定ポイント数を増加したいという要望が増え、そのために、ファイバホルダ51へのファイバ取付本数は、さらに増大する可能性がある。ファイバ取付本数が増大するにつれ、ファイバ取付用孔52の孔径を小さくする必要があり、ますます取付孔52内の毛髪が見にくくなり、取付作業が困難となり、取付時間を要することになる。このことは、ファイバを取り付ける作業者の負担のみならず、被験者にも長時間の負担を強いることにある。
そこで、本発明は、ファイバホルダ内での毛髪の処理を容易に行えるようにして、ファイバの取付作業を比較的簡単、かつ、短時間に行えるようにした近赤外光イメージング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の近赤外脳機能イメージング装置は、近赤外光源、光検出器、近赤外光源から発する測定光を伝送して被験者の頭部に照射するための送光ファイバ、被験者の頭部を散乱・透過した検出光を伝送して光検出器に導くための受光ファイバ、複数のファイバ取付孔が形成され、送光ファイバおよび受光ファイバをファイバ取付孔に挿入することにより、送光ファイバの一端および受光ファイバの一端が頭皮に接触するように固定するファイバホルダとを備え、測定光を被験者の頭部に照射することにより得られた検出光に基づいて脳機能に関する画像を形成する近赤外脳機能イメージング装置において、ファイバ取付孔を照らす照明用光源を設けるとともに、この照明用光をファイバホルダに取り付ける側とは反対の送光ファイバ端および受光ファイバ端から送光ファイバおよび受光ファイバを介して送るようにする。
この発明によれば、近赤外光を頭部に照射する際に、送光ファイバの一端を頭皮に接触するようにして固定するとともに、頭皮からの検出光を光検出器に導く際に、受光ファイバの一端を頭皮に接触するようにして固定する。送光ファイバと受光ファイバとを頭皮に接触するために、ファイバホルダに設けられたファイバ取付孔に送光ファイバの一端と受光ファイバの一端とを挿入するが、このときに照明用光源を点灯し、この照明用光をファイバホルダに取り付ける側とは反対の送光ファイバ端および受光ファイバ端から送光ファイバおよび受光ファイバを介して孔内に送るようにする。
これにより、送光ファイバや受光ファイバをファイバホルダのファイバ取付孔に挿入する際に、送光ファイバ、受光ファイバを取付孔に近づけるようにして照明用光で照らすことができ、孔内を見やすくして毛髪の状態を確かめながら、毛髪をかき分けることができる。さらに、毛髪のかき分けができた時点で、すぐにファイバを取付孔に挿入することができるので、毛髪が復元力によって元の位置に戻るまでに、ファイバを頭皮に接触させることができる。
また、受光ファイバが、検出光を光検出器に導く状態と、照明用光をファイバ取付孔に導く状態とを切り替える光路切替機構をさらに備えるようにすれば、受光ファイバをファイバホルダに取り付ける際に照明用光をファイバ取付孔に導くことができる一方で、取り付け後に検出光を検出器に導く際に、受光ファイバが途中で分岐していないので、受光ファイバを通過する検出光をすべて検出器に導くことができ、受光効率を落とすことなく、検出することができる。
また、送光ファイバおよび受光ファイバのファイバホルダに取り付ける側の先端に、毛髪をかき分けるための扁平部を形成するようにすれば、送光ファイバや受光ファイバ自体の先端部分を、毛髪をかき分けるための器具として用いることができる。これにより、ファイバの先端を、ファイバ取付孔に近づけた状態で照明用光を照らしつつ、この扁平部で毛髪をかき分ける。かき分けができたら、そのまま、ファイバをファイバ取付孔に押し込むことにより、毛髪が元の位置に戻るまでにファイバを固定することができる。
以下、本発明の近赤外脳機能イメージング装置について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態である近赤外脳機能イメージング装置の概略構成を示す図である。この近赤外脳機能イメージング装置10は、主として、光源部11と、送光ファイバ部12と、ファイバホルダ部13と、検出部14と、受光ファイバ部15とから構成される。
図1は、本発明の一実施形態である近赤外脳機能イメージング装置の概略構成を示す図である。この近赤外脳機能イメージング装置10は、主として、光源部11と、送光ファイバ部12と、ファイバホルダ部13と、検出部14と、受光ファイバ部15とから構成される。
光源部11は、異なる波長(例えば780nm、805nm、830nm)の近赤外光を発生する半導体レーザLD1、LD2、LD3からなる近赤外光源21と、白色LEDあるいはタングステンランプからなる白色光源22と、図示しない制御部からの制御命令により、近赤外光源21や白色光源22の点灯、消灯を切り替える光源部ドライバ23とからなる。この白色光源22は、送光ファイバ部12から照明用光を送るときに用いられる。
送光ファイバ部12は、一端側が、近赤外光源21の3つの半導体レーザLD1〜LD3および白色光源22に接続された複数のファイバ線からなり、各ファイバ線にはそれぞれの光源からの光が導入されるようにしてある。各ファイバ線は、途中で1つに束ねられ、束ねたものを、実質的に一本の送光ファイバ53としてある。あるいは各ファイバ線を光コネクタで結合し、途中で一本のファイバに結合してもよい。そして、頭皮に接する側の他端は、図3で説明したものと同様の構成にしてある。すなわち、ファイバ本体55と、ファイバ本体55を被覆する樹脂層56とが一体に形成され、さらにこの樹脂層56の外側にガイド57が設けられている。
ガイド57の中心に設けた貫通孔に、送光ファイバ53の先端(ファイバ本体55と樹脂層56)が通してある。送光ファイバ53の先端も、図3と同様であり、外力が加わらない状態でガイド57の先端よりも突出するようにしてあり、軸方向に力が加わると、突出部分が、ガイド57の貫通孔内に押し込まれるようになっている。
なお、ガイド57の貫通孔内には、図示しないコイルばねが取り付けてあり、送光ファイバ53への軸方向の力に対して付勢力が働くようにしてある。これにより、再び外力が加わらなくなると、送光ファイバ53の先端は、再び突出するようになっている。
なお、ガイド57の貫通孔内には、図示しないコイルばねが取り付けてあり、送光ファイバ53への軸方向の力に対して付勢力が働くようにしてある。これにより、再び外力が加わらなくなると、送光ファイバ53の先端は、再び突出するようになっている。
ファイバホルダ部13についても、図3で示したものと同じであり、ファイバ取付孔52が形成されたファイバホルダ51からなる。ファイバ取付孔52は、10mm以下の直径を有しており、ガイド57が挿入されることにより、送光ファイバ53や受光ファイバ54が固定できるようにしてある。
検出部14には、検出光を検出するための光電子増倍管からなる光検出器31と、白色LEDあるいはタングステンランプからなる白色光源32と、図示しない制御部からの制御命令により、光検出器31や白色光源32を駆動する検出部ドライバ33を備えている。この白色光源32は、受光ファイバ部15へ照明用光を送るための光源として用いられる。
受光ファイバ部15は、一本の受光ファイバ54で構成される。受光ファイバ54の頭皮に接触させる側の端部は、基本的に送光ファイバ部13と同様であるので、説明を省略する。
一方、受光ファイバ部15の検出部14側の端部には、検出部14の光検出器31に検出光を送るときの位置と、白色光源32からの照明用光をファイバホルダ部13の取付孔52に送るときの位置とを切り替える光路切替機構34を備えている。
この光路切替機構34には、受光ファイバ54の端部の位置を切り替える機械的スイッチを用いることができる。
一方、受光ファイバ部15の検出部14側の端部には、検出部14の光検出器31に検出光を送るときの位置と、白色光源32からの照明用光をファイバホルダ部13の取付孔52に送るときの位置とを切り替える光路切替機構34を備えている。
この光路切替機構34には、受光ファイバ54の端部の位置を切り替える機械的スイッチを用いることができる。
なお、本実施形態では、受光ファイバ54を分岐せずに、一本のファイバ線で構成することによって、検出光をすべて光検出器31に送ることができるようにしているが、多少、受光効率が落ちることを許容するのであれば、光路切替機構34を用いることなく、受光ファイバ54を分岐して光検出器31および白色光源32に光路を接続するようにしてもよい。
次に、この近赤外脳機能イメージング装置10における送光ファイバ53や受光ファイバ54の取り付け動作について説明する。
まず、近赤外脳機能イメージング装置10による測定を行う被験者に、送光ファイバ53、受光ファイバ54を取り付ける作業を行う。
被験者の頭部形状を計測し、送光ファイバ53、受光ファイバ54を所望の位置に取り付けることができるように、ファイバホルダ51のファイバ取付孔52の位置を、所望の位置に合わせるように取り付ける。
まず、近赤外脳機能イメージング装置10による測定を行う被験者に、送光ファイバ53、受光ファイバ54を取り付ける作業を行う。
被験者の頭部形状を計測し、送光ファイバ53、受光ファイバ54を所望の位置に取り付けることができるように、ファイバホルダ51のファイバ取付孔52の位置を、所望の位置に合わせるように取り付ける。
続いて、送光ファイバ53をファイバ取付孔52に取り付けるときは、光源部21の白色光源22を点灯した上で、送光ファイバ53の頭皮側の端部をファイバ取付孔52に近づけていく。送光ファイバ53から出射される照明用光をファイバ取付孔52の中に入れる。これにより、ファイバ取付孔52内が照らされるので、毛髪の状態が見えやすくなり、毛髪をかき分ける器具を用いて、ファイバ取付孔52内の毛髪を端の方にかき分ける。
毛髪をかき分けることができた状態で、ファイバ取付孔52に近づけてあった送光ファイバ53の先端を、そのままファイバ取付孔52に挿入する。
毛髪をかき分けることができた状態で、ファイバ取付孔52に近づけてあった送光ファイバ53の先端を、そのままファイバ取付孔52に挿入する。
受光ファイバ54をファイバ取付孔52に取り付けるときは、検出部14の白色光源32を点灯して、上記と同様の動作を行う。
以上の動作により、送光ファイバ53、受光ファイバ54を取り付ける際に、取り付けようとするそのファイバ自身が発する照明用光によりファイバ取付孔52を照らすことができるので、毛髪が見やすくなり、また、毛髪をかき分け作業を終えるとほぼ同時に、ファイバ取付孔52に押し込むことができる。
以上の動作により、送光ファイバ53、受光ファイバ54を取り付ける際に、取り付けようとするそのファイバ自身が発する照明用光によりファイバ取付孔52を照らすことができるので、毛髪が見やすくなり、また、毛髪をかき分け作業を終えるとほぼ同時に、ファイバ取付孔52に押し込むことができる。
図2は、本発明の他の一実施形態である送光ファイバ(または受光ファイバ)を説明する図である。この送光ファイバ53aは、図1および図3で説明した送光ファイバ53において、樹脂層56(図3)の先端に、菱形形状の扁平部56aが形成してある。この扁平部56aの形状は、長円あるいは楕円状であってもよい。要するに毛髪をかき分けやすいように、円筒状ではなく、平たい形状に変形してある。
扁平部56aは、円筒状に形成した樹脂層56の先端部を機械加工することにより形成することができる。
扁平部56aは、円筒状に形成した樹脂層56の先端部を機械加工することにより形成することができる。
このように樹脂層56の先端に、扁平部56aを形成することにより、扁平部56aを用いて毛髪を容易にかき分けることができる。すなわち、送光ファイバ53aの先端の一部をファイバ取付孔52に入れて、ファイバ本体55から照明用光を照らしながら、扁平部56aの長手方向を毛髪の方向に合わせる。そして扁平部56a自身で毛髪をかき分ける動作を行うようにする。これにより、送光ファイバ53a自身で毛髪を除去し、ファイバ取付孔52の中央部分の毛髪が除去できたら、直ちに、その送光ファイバ53aを押しこむようにする。
これにより、毛髪が元の位置に復元する前に、ファイバ本体55を頭皮に接触させることができる。
これにより、毛髪が元の位置に復元する前に、ファイバ本体55を頭皮に接触させることができる。
本発明は、送光ファイバ、受光ファイバの取り付け作業が容易な近赤外脳機能イメージング装置の製作に利用することができる。
10:近赤外脳機能イメージング装置。
11:光源部
12:送光ファイバ部
13:ファイバホルダ部
14:検出部
15:受光ファイバ部
21:近赤外光源
22:白色光源
31:光検出器
32:白色光源
34:光路切替機構
51:ファイバホルダ
52:ファイバ取付孔
53、53a:送光ファイバ
54、54a:受光ファイバ
55:ファイバ本体(送光ファイバ)
56:樹脂層
56a:扁平部
57:ガイド
11:光源部
12:送光ファイバ部
13:ファイバホルダ部
14:検出部
15:受光ファイバ部
21:近赤外光源
22:白色光源
31:光検出器
32:白色光源
34:光路切替機構
51:ファイバホルダ
52:ファイバ取付孔
53、53a:送光ファイバ
54、54a:受光ファイバ
55:ファイバ本体(送光ファイバ)
56:樹脂層
56a:扁平部
57:ガイド
Claims (3)
- 近赤外光源、光検出器、近赤外光源から発する測定光を伝送して被験者の頭部に照射するための送光ファイバ、被験者の頭部を散乱・透過した検出光を伝送して光検出器に導くための受光ファイバ、複数のファイバ取付孔が形成され、送光ファイバおよび受光ファイバをファイバ取付孔に挿入することにより、送光ファイバの一端および受光ファイバの一端が頭皮に接触するように固定するファイバホルダとを備え、被験者の頭部に測定光を照射することにより得られた検出光に基づいて脳機能に関する画像を形成する近赤外脳機能イメージング装置において、
ファイバ取付孔を照らす照明用光源を設けるとともに、この照明用光をファイバホルダに取り付ける側とは反対の送光ファイバ端および受光ファイバ端から送光ファイバおよび受光ファイバを介して送るようにすることを特徴とする近赤外脳機能イメージング装置。 - 受光ファイバは、検出光を光検出器に導く状態と、照明用光をファイバ取付孔に導く状態とを切り替える光路切替機構をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の近赤外脳イメージング装置。
- 送光ファイバおよび受光ファイバのファイバホルダに取り付ける側の先端に、毛髪をかき分けるための扁平部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の近赤外脳イメージング装置。
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Publication Number | Publication Date |
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