JP2006242067A - 吸気系センサの異常診断装置 - Google Patents

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徹治 光田
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Abstract

【課題】 スロットルバルブのデポジットの影響で正常な吸気系センサ(吸入空気量センサ、吸気管圧力センサ)を異常と誤診断してしまうことを未然に防止する。
【解決手段】 エアフローメータ14で検出した吸入空気量(第1吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するマスフロー方式のシステムにおいて、まず、吸気管圧力センサ19の出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量)と、空燃比センサ24で検出した空燃比から演算した吸入空気量(第3吸入空気量)とを比較して吸気管圧力センサ19の異常の有無を判定し、該吸気管圧力センサ19が正常と判定された時に第1吸入空気量と第2吸入空気量とを比較してエアフローメータ14の異常の有無を判定する。また、空燃比センサ24で検出した空燃比が所定範囲外となる状態が所定時間継続した時に第1吸入空気量と第2吸入空気量とを比較してエアフローメータ14の異常の有無を判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の吸気系センサ(吸入空気量センサ、吸気管圧力センサ)の異常の有無を診断する吸気系センサの異常診断装置に関する発明である。
従来の吸気系センサの異常診断技術としては、例えば、特許文献1(米国特許第5384707号公報)に記載されているように、スロットル開度センサの出力(スロットル開度)と内燃機関の回転速度とに基づいて算出した吸入空気量(以下「スロットルベース吸入空気量」という)と、吸入空気量センサ(エアフローメータ)で検出した吸入空気量と、空燃比センサで検出した排出ガスの空燃比と燃料噴射量とに基づいて演算した吸入空気量とを比較して吸入空気量センサの異常診断を行うようにしたものがある。
米国特許第5384707号公報(第5頁、第2図等)
ところで、内燃機関の吸気管内に配置されたスロットルバルブには、吸入空気中の塵等が付着することがあり、この付着物(デポジット)が多くなると、スロットル開度が同じでも、スロットルバルブを通過する空気量が減少して、スロットルベース吸入空気量の演算誤差が大きくなるという欠点がある。
このため、上記特許文献1のように、スロットルベース吸入空気量を用いて吸入空気量センサの異常診断を行うシステムでは、スロットルバルブのデポジット量が増加したときに、スロットルベース吸入空気量の演算誤差によって正常な吸入空気量センサを異常と誤診断してしまう可能性がある。
また、吸気管圧力センサで検出した吸気管圧力に基づいて吸入空気量を演算して燃料噴射量を決定するシステムに対して、上記特許文献1の異常診断技術を適用すると、吸気管圧力センサの出力から演算した吸入空気量と、上記スロットルベース吸入空気量と、空燃比と燃料噴射量とに基づいて演算した吸入空気量とを比較して吸気管圧力センサの異常診断を行うことが考えられるが、この場合も、スロットルバルブのデポジット量が増加したときに、スロットルベース吸入空気量の演算誤差によって正常な吸気管圧力センサを異常と誤診断してしまう可能性がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、従って本発明の目的は、スロットルバルブのデポジットの影響で正常な吸気系センサ(吸入空気量センサ、吸気管圧力センサ)を異常と誤診断してしまうことを未然に防止することができる吸気系センサの異常診断装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量センサと、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサと、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサとを備えたシステムに適用され、前記吸入空気量センサで検出した吸入空気量(以下これを「第1吸入空気量」という)と、前記吸気管圧力センサで検出した吸気管圧力に基づいて演算した吸入空気量(以下これを「第2吸入空気量」という)と、前記空燃比センサで検出した空燃比と燃料噴射量とに基づいて演算した吸入空気量(以下これを「第3吸入空気量」という)とを比較して前記吸入空気量センサ及び/又は前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定するようにしたものである。このようにすれば、スロットル開度センサの出力から演算するスロットルベース吸入空気量を用いることなく、吸入空気量センサ及び/又は吸気管圧力センサの異常診断を行うことができるため、スロットルバルブのデポジットの影響で正常な吸入空気量センサ及び/又は吸気管圧力センサを異常と誤診断してしまうことを未然に防止することができ、異常診断の信頼性を向上することができる。
ところで、吸入空気量センサで検出した吸入空気量(第1吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムでは、吸入空気量センサが異常になると、燃料噴射量が異常な値となって、排出ガスの空燃比が空燃比センサの検出精度を確保できる理論空燃比付近の範囲(図4参照)から外れて、空燃比センサの検出誤差が大きくなるため、空燃比センサの出力から演算する吸入空気量(第3吸入空気量)の演算誤差が大きくなり、異常を誤判定する可能性がある。
この対策として、請求項2のように、吸入空気量センサで検出した吸入空気量(第1吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムに本発明を適用する場合は、吸気管圧力センサの出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量)と、空燃比センサで検出した空燃比と燃料噴射量とに基づいて演算した吸入空気量(第3吸入空気量)とを比較して吸気管圧力センサの異常の有無を判定し、その結果、該吸気管圧力センサが正常と判定されたときに、前記第1吸入空気量と前記第2吸入空気量とを比較して前記吸入空気量センサの異常の有無を判定するようにすると良い。このようにすれば、吸入空気量センサで検出した吸入空気量(第1吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムで、吸気管圧力センサが正常に動作することを確認した上で、吸入空気量センサの異常診断を行うことができるので、吸入空気量センサが異常になった場合に、その吸入空気量センサの異常を正確に検出することができる。
更に、このシステムでは、請求項3のように、空燃比センサで検出した空燃比が所定範囲外となる状態が所定時間継続したときに、前記第1吸入空気量と前記第2吸入空気量とを比較して前記吸入空気量センサの異常の有無を判定するようにしても良い。要するに、吸入空気量センサで検出した吸入空気量(第1吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムで、空燃比センサで検出した空燃比が所定範囲外となる状態(空燃比センサの出力から演算する第3吸入空気量の演算精度を確保できない状態)が所定時間継続したときに、吸入空気量センサが異常になっている可能性があると判断して、第3吸入空気量を用いずに、第1吸入空気量と第2吸入空気量とを比較して吸入空気量センサの異常の有無を判定するものである。このようにすれば、吸入空気量センサで検出した吸入空気量(第1吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムで、吸入空気量センサが異常になって第3吸入空気量の演算精度を確保できない場合でも、第1吸入空気量と第2吸入空気量とから吸入空気量センサの異常を検出することができる。
一方、吸気管圧力センサの出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムでは、吸気管圧力センサが異常になると、燃料噴射量が異常な値となって、排出ガスの空燃比が空燃比センサの検出精度を確保できる理論空燃比付近の範囲(図4参照)から外れて、空燃比センサの検出誤差が大きくなるため、空燃比センサの出力から演算する吸入空気量(第3吸入空気量)の演算誤差が大きくなり、異常を誤判定する可能性がある。
この対策として、請求項4のように、吸気管圧力センサの出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムに本発明を適用する場合は、吸入空気量センサで検出した吸入空気量(第1吸入空気量)と、空燃比センサで検出した空燃比と燃料噴射量とに基づいて演算した吸入空気量(第3吸入空気量)とを比較して吸入空気量センサの異常の有無を判定し、その結果、該吸入空気量センサが正常と判定されたときに、前記第1吸入空気量と前記第2吸入空気量とを比較して前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定するようにすると良い。このようにすれば、吸気管圧力センサの出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムで、吸入空気量センサが正常に動作することを確認した上で、吸気管圧力センサの異常診断を行うことができるので、吸気管圧力センサが異常になった場合に、その吸気管圧力センサの異常を正確に検出することができる。
更に、このシステムでは、請求項5のように、空燃比センサで検出した空燃比が所定範囲外となる状態が所定時間継続したときに、前記第1吸入空気量と前記第2吸入空気量とを比較して前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定するようにしても良い。要するに、吸気管圧力センサの出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムで、空燃比センサで検出した空燃比が所定範囲外となる状態(空燃比センサの出力から演算する第3吸入空気量の演算精度を確保できない状態)が所定時間継続したときに、吸気管圧力センサが異常になっている可能性があると判断して、第3吸入空気量を用いずに、第1吸入空気量と第2吸入空気量とを比較して吸気管圧力センサの異常の有無を判定するものである。このようにすれば、吸気管圧力センサの出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステムで、吸気管圧力センサが異常になって第3吸入空気量の演算精度を確保できない場合でも、第1吸入空気量と第2吸入空気量とから吸気管圧力センサの異常を検出することができる。
また、内燃機関の運転状態が過渡状態のときには、吸入空気量の検出・演算精度が低下するため、センサの異常診断を誤診断する可能性がある。
この対策として、本発明は、請求項6のように、内燃機関の運転状態が定常状態のときに、吸入空気量センサ及び/又は吸気管圧力センサの異常の有無を判定する処理を実行するようにすると良い。このようにすれば、吸入空気量の検出・演算精度を確保できない過渡運転時には、異常診断を禁止できるので、誤診断を未然に防止できる。
また、吸入空気量が少ない領域では、吸入空気量の検出誤差・演算誤差の影響が大きくなることを考慮して、請求項7のように、前記第1吸入空気量と前記第3吸入空気量、もしくは前記第2吸入空気量と前記第3吸入空気量が所定値以下のときに、吸入空気量センサ及び/又は吸気管圧力センサの異常の有無を判定する処理を禁止するようにすると良い。このようにすれば、吸入空気量の検出精度・演算精度を確保できない低流量領域では、異常診断を禁止できるので、誤診断を未然に防止できる。
また、排出ガスの空燃比が空燃比センサの検出精度を確保できる理論空燃比付近の範囲(図4参照)から外れると、空燃比センサの検出誤差が大きくなることを考慮して、請求項8のように、空燃比センサで検出した空燃比が所定範囲内のときに吸入空気量センサ及び/又は吸気管圧力センサの異常の有無を判定する処理を実行するようにすると良い。このようにすれば、空燃比センサの検出精度を確保できない空燃比領域では、異常診断を禁止できるので、誤診断を未然に防止できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を具体化した2つの実施例1,2を説明する。
本発明をエアフローメータ14(吸入空気量センサ)で検出した吸入空気量(第1吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステム(以下「マスフロー方式のシステム」という)に適用した実施例1を図1乃至図7に基づいて説明する。まず、図1に基づいてエンジン制御システム全体の概略構成を説明する。内燃機関であるエンジン11の吸気管12の最上流部には、エアクリーナ13が設けられ、このエアクリーナ13の下流側に、吸入空気量を検出するエアフローメータ14(吸入空気量センサ)が設けられている。このエアフローメータ14の下流側には、モータ15によって開度調節されるスロットルバルブ16と、このスロットルバルブ16の開度(スロットル開度)を検出するスロットル開度センサ17とが設けられている。
更に、スロットルバルブ16の下流側には、サージタンク18が設けられ、このサージタンク18には、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサ19が設けられている。また、サージタンク18には、エンジン11の各気筒に空気を導入する吸気マニホールド20が設けられ、各気筒の吸気マニホールド20の吸気ポート近傍に、それぞれ燃料を噴射する燃料噴射弁21が取り付けられている。また、エンジン11のシリンダヘッドには、各気筒毎に点火プラグ22が取り付けられ、各点火プラグ22の火花放電によって筒内の混合気に着火される。
一方、エンジン11の排気管23には、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサ24が設けられ、この空燃比センサ24の下流側に、排出ガスを浄化する三元触媒等の触媒25が設けられている。
また、エンジン11のシリンダブロックには、冷却水温を検出する冷却水温センサ26や、エンジン11のクランク軸が所定クランク角回転する毎にパルス信号を出力するクランク角センサ27が取り付けられている。このクランク角センサ27の出力信号に基づいてクランク角やエンジン回転速度が検出される。
これら各種センサの出力は、エンジン制御回路(以下「ECU」と表記する)28に入力される。このECU28は、マイクロコンピュータを主体として構成され、内蔵されたROM(記憶媒体)に記憶された図2の燃料噴射量算出ルーチンを実行することで、エアフローメータ14で検出した吸入空気量(第1吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するマスフロー方式の燃料噴射制御を実行する。図2の燃料噴射量算出ルーチンは、エンジン運転中に所定周期で実行され、まず、ステップ101で、エアフローメータ14の出力を読み込んでエアフローメータ14を通過する空気量[g/s]を検出し、次のステップ102で、この空気量[g/s]を現在のエンジン回転速度[rev/s]で割り算して吸入空気量[g/rev]を求める。この後、ステップ103に進み、この吸入空気量[g/rev]に基づいて燃料噴射量を算出する。
また、ECU28は、後述する図3の吸気系センサ異常診断ルーチンを実行することで、エアフローメータ14で検出した吸入空気量(以下これを「第1吸入空気量」という)と、吸気管圧力センサ19で検出した吸気管圧力に基づいて演算した吸入空気量(以下これを「第2吸入空気量」という)と、空燃比センサ24で検出した空燃比と燃料噴射量とに基づいて演算した吸入空気量(以下これを「第3吸入空気量」という)とを比較してエアフローメータ14と吸気管圧力センサ19の異常診断を実行する。
本実施例1のようなマスフロー方式のシステムでは、エアフローメータ14で検出した吸入空気量(第1吸入空気量MafLoad )に基づいて燃料噴射量を決定するため、エアフローメータ14が異常になると、燃料噴射量が異常な値となって、排出ガスの空燃比λが空燃比センサ24の検出精度を確保できる理論空燃比付近の範囲(図4参照)から外れて、空燃比センサ24の検出誤差が大きくなる(理論空燃比から離れるほど空燃比センサ24の特性ばらつきが大きくなる)。このため、空燃比センサ24の出力から演算する吸入空気量(第3吸入空気量EstLoad )の演算誤差が大きくなり、異常を誤判定する可能性がある。
この対策として、本実施例1では、まず、吸気管圧力センサ19の出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量MapLoad )と、空燃比センサ24で検出した空燃比λと燃料噴射量とに基づいて演算した吸入空気量(第3吸入空気量EstLoad )とを比較して吸気管圧力センサ19の異常の有無を判定し、その結果、該吸気管圧力センサ19が正常と判定されたときに、前記第1吸入空気量MafLoad と前記第2吸入空気量MapLoad とを比較してエアフローメータ14の異常の有無を判定するようにしている。このようにすれば、マスフロー方式のシステムで、吸気管圧力センサ19が正常に動作することを確認した上で、エアフローメータ14の異常診断を行うことができるので、エアフローメータ14が異常になった場合に、そのエアフローメータ14の異常を正確に検出することができる。
更に、本実施例1では、空燃比センサ24で検出した空燃比λが所定範囲外となる状態が所定時間継続したときに、前記第1吸入空気量MafLoad と前記第2吸入空気量MapLoad とを比較してエアフローメータ14の異常の有無を判定するようにしている。要するに、マスフロー方式のシステムで、空燃比センサ24で検出した空燃比λが所定範囲外となる状態(空燃比センサ24の出力から演算する第3吸入空気量EstLoad の演算精度を確保できない状態)が所定時間継続したときに、エアフローメータ14が異常になっている可能性があると判断して、第3吸入空気量EstLoad を用いずに、第1吸入空気量MafLoad と第2吸入空気量MapLoad とを比較してエアフローメータ14の異常の有無を判定するものである。このようにすれば、マスフロー方式のシステムで、エアフローメータ14が異常になって第3吸入空気量EstLoad の演算精度を確保できない場合でも、第1吸入空気量MafLoad と第2吸入空気量MapLoad とからエアフローメータ14の異常を検出することができる。
以上説明した本実施例1のエアフローメータ14と吸気管圧力センサ19の異常診断は、ECU28によって図3の吸気系センサ異常診断ルーチンに従って実行される。この図3の吸気系センサ異常診断ルーチンは、エンジン運転中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう異常診断手段として機能する。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ111で、異常診断実行条件が成立しているか否かを、次の4つの条件(1) 〜(4) を全て満たしているか否かによって判定する。
(1) エンジン暖機が完了していること
(2) エンジン運転状態が定常状態であること
(3) エンジン回転速度が所定範囲内(例えば目標アイドル回転速度から所定値までの範囲内)であること
(4) 車速が所定値以下であること
これら4つの条件(1) 〜(4) は、吸入空気量MafLoad 、MapLoad 、EstLoad の演算精度を確保するために必要な条件である。従って、これら4つの条件(1) 〜(4) のうち、1つでも満たさない条件があれば、吸入空気量MafLoad 、MapLoad 、EstLoad の演算精度を確保できないため、異常診断実行条件が不成立となり、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
これに対して、上記4つの条件(1) 〜(4) が全て満たされていれば、異常診断実行条件が成立していると判断して、ステップ112に進み、空燃比センサ24で検出した空燃比λと燃料噴射量とに基づいて演算した第3吸入空気量EstLoad が所定範囲内(C1<EstLoad <C2)であるか否かを判定する。その結果、第3吸入空気量EstLoad が所定範囲外(EstLoad ≦C1又はEstLoad ≧C2)であると判定されれば、第3吸入空気量EstLoad の演算精度が悪いと判断して、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
一方、第3吸入空気量EstLoad が所定範囲内(C1<EstLoad <C2)であると判定されれば、第3吸入空気量EstLoad の演算精度が確保されていると判断して、ステップ113に進み、空燃比センサ24で検出した空燃比λがその検出精度を確保できる理論空燃比付近の所定範囲内(C3<λ<C4)であるか否かを判定する。その結果、空燃比λが理論空燃比付近の所定範囲内(C3<λ<C4)であると判定されれば、ステップ114に進み、吸気管圧力センサ19の出力から演算した第2吸入空気量MapLoad と、空燃比センサ24で検出した空燃比λから演算した第3吸入空気量EstLoad とがほぼ一致するか否かを、両者の比MapLoad /EstLoad が1.0付近の所定範囲内(C5<MapLoad /EstLoad <C6)であるか否かによって判定する。
その結果、第2吸入空気量MapLoad と第3吸入空気量EstLoad との比MapLoad /EstLoad が所定範囲外(MapLoad /EstLoad ≦C5又はMapLoad /EstLoad ≧C6)であると判定されれば、第2吸入空気量MapLoad が異常な値であると判断して、ステップ121に進み、吸気管圧力センサ19が異常であると判定する。一方、第2吸入空気量MapLoad と第3吸入空気量EstLoad との比MapLoad /EstLoad が所定範囲内(C5<MapLoad /EstLoad <C6)であると判定されれば、第2吸入空気量MapLoad が第3吸入空気量EstLoad とがほぼ一致すると判断して、ステップ121に進み、吸気管圧力センサ19が正常であると判定する。
このようにして、吸気管圧力センサ19が正常であることを確認した上で、ステップ118に進み、吸気管圧力センサ19の出力から演算した第2吸入空気量MapLoad と、エアフローメータ14で検出した第1吸入空気量MafLoad とがほぼ一致するか否かを、両者の比MapLoad /MafLoad が1.0付近の所定範囲内(C7<MapLoad /MafLoad <C8)であるか否かによって判定する。その結果、第2吸入空気量MapLoad と第1吸入空気量MafLoad との比MapLoad /MafLoad が所定範囲外(MapLoad /MafLoad ≦C7又はMapLoad /MafLoad ≧C8)であると判定されれば、第1吸入空気量MafLoad が異常な値であると判断して、ステップ120に進み、エアフローメータ14が異常であると判定する。一方、第2吸入空気量MapLoad と第1吸入空気量MafLoad との比MapLoad /MafLoad が所定範囲内(C7<MapLoad /MafLoad <C8)であると判定されれば、第1吸入空気量MafLoad が、予め上記ステップ114、115で正常と確認された第2吸入空気量MapLoad とほぼ一致すると判断して、ステップ119に進み、エアフローメータ14が正常であると判定する。
一方、上述したステップ113で、空燃比センサ24で検出した空燃比λが所定範囲外(λ≦C3又はλ≧C4)であると判定されれば、ステップ116に進み、空燃比λが所定範囲外となっている状態の継続時間を計測するタイムカウンタCounter をカウントアップし、次のステップ117で、このタイムカウンタCounter の値(空燃比λが所定範囲外となっている状態の継続時間)が所定値C9を越えたか否かを判定し、所定値C9を越えていなければ、そのまま本ルーチンを終了する。
その後、タイムカウンタCounter の値(空燃比λが所定範囲外となっている状態の継続時間)が所定値C9を越えた時点で、エアフローメータ14が異常になっている可能性があると判断して、ステップ118に進み、第2吸入空気量MapLoad と第1吸入空気量MafLoad との比MapLoad /MafLoad が所定範囲内(C7<MapLoad /MafLoad <C8)であるか否かを判定し、この比MapLoad /MafLoad が所定範囲内であると判定されれば、ステップ119に進み、エアフローメータ14が正常であると判定し、この比MapLoad /MafLoad が所定範囲外であると判定されれば、ステップ120に進み、エアフローメータ14が異常と判定する。
図5は、スロットルバルブ16にデポジットが付着して吸入空気量が低下したときの各吸入空気量MafLoad ,MapLoad ,EstLoad の挙動を示している。前述した特許文献1では、スロットル開度センサ17の出力(スロットル開度)とエンジン回転速度とに基づいて演算した吸入空気量(以下「スロットルベース吸入空気量」という)を用いてエアフローメータ14の異常診断を行うようにしていたが、このスロットルベース吸入空気量は、スロットルバルブ16にデポジットが付着しても、付着前と同じ値となるため、スロットルバルブ16にデポジットが付着した後は、スロットルベース吸入空気量が実際の吸入空気量よりも大きくなる。このため、前記特許文献1のように、スロットルベース吸入空気量を用いてエアフローメータ14の異常診断を行うシステムでは、スロットルバルブ16のデポジット量が増加したときに、スロットルベース吸入空気量の演算誤差によって正常なエアフローメータ14を異常と誤診断してしまう可能性がある。
これに対して、本実施例1では、エアフローメータ14で検出した第1吸入空気量MafLoad と、吸気管圧力センサ19の出力から演算した第2吸入空気量MapLoad と、空燃比センサ24で検出した空燃比から演算した第3吸入空気量EstLoad とを比較してエアフローメータ14と吸気管圧力センサ19の異常診断を実行するようにしている。
例えば、エアフローメータ14が異常になると、図6に示すように、吸気管圧力センサ19の出力から演算した第2吸入空気量MapLoad と、空燃比センサ24で検出した空燃比から演算した第3吸入空気量EstLoad とがほぼ一致し、エアフローメータ14で検出した第1吸入空気量MafLoad のみが異なる値となる。これにより、エアフローメータ14の異常が検出される。尚、マスフロー方式のシステムでは、エアフローメータ14が異常になると、燃料噴射量が異常な値となって、排出ガスの空燃比が理論空燃比からずれる。
また、吸気管圧力センサ19が異常になると、図7に示すように、エアフローメータ14で検出した第1吸入空気量MafLoad と、空燃比センサ24で検出した空燃比から演算した第3吸入空気量EstLoad とがほぼ一致し、吸気管圧力センサ19の出力から演算した第2吸入空気量MapLoad のみが異なる値となる。これにより、吸気管圧力センサ19の異常が検出される。尚、マスフロー方式のシステムでは、吸気管圧力センサ19が異常になっても、定常状態では、エアフローメータ14で検出した第1吸入空気量MafLoad に基づいて燃料噴射量が決定されるため、排出ガスの空燃比が理論空燃比付近に制御される。
以上の説明から明らかなように、本実施例1では、マスフロー方式のシステムにおいて、スロットル開度センサ17の出力から演算するスロットルベース吸入空気量を用いることなく、エアフローメータ14と吸気管圧力センサ19の異常診断を行うことができるため、スロットルバルブ16のデポジットの影響でエアフローメータ14と吸気管圧力センサ19の異常診断を誤診断してしまうことを未然に防止することができ、異常診断の信頼性を向上することができる。
次に、本発明を吸気管圧力センサ19の出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量)に基づいて燃料噴射量を決定するシステム(以下「スピードデンシティ方式のシステム」という)に適用した実施例2を図8乃至図9に基づいて説明する。本実施例2のエンジン制御システムも、上記実施例1(図1)と同じく、エアフローメータ14と吸気管圧力センサ19の両方を搭載している。
スピードデンシティ方式では、図8の燃料噴射量算出ルーチンを実行することで、吸気管圧力センサ19の出力から演算した第2吸入空気量MapLoad に基づいて燃料噴射量を決定する。図8の燃料噴射量算出ルーチンは、エンジン運転中に所定周期で実行され、まず、ステップ201で、吸気管圧力センサ19の出力を読み込んで吸気管圧力[Pa]を検出し、次のステップ202で、この吸気管圧力[Pa]に基づいて吸入空気量[g/rev]を算出する。この後、ステップ203に進み、この吸入空気量[g/rev]に基づいて燃料噴射量を算出する。
本実施例2のようなスピードデンシティ方式のシステムでは、吸気管圧力センサ19の出力から演算した吸入空気量(第2吸入空気量MapLoad )に基づいて燃料噴射量を決定するため、吸気管圧力センサ19が異常になると、燃料噴射量が異常な値となって、排出ガスの空燃比が空燃比センサ24の検出精度を確保できる理論空燃比付近の範囲(図4参照)から外れて、空燃比センサ24の検出誤差が大きくなる。このため、空燃比センサ24の出力から演算する吸入空気量(第3吸入空気量EstLoad )の演算誤差が大きくなり、異常を誤判定する可能性がある。
この対策として、本実施例2では、まず、エアフローメータ14で検出した吸入空気量(第1吸入空気量MafLoad )と、空燃比センサ24で検出した空燃比と燃料噴射量とに基づいて演算した吸入空気量(第3吸入空気量EstLoad )とを比較してエアフローメータ14の異常の有無を判定し、その結果、該エアフローメータ14が正常と判定されたときに、前記第1吸入空気量MafLoad と前記第2吸入空気量MapLoad とを比較して吸気管圧力センサ19の異常の有無を判定するようにしている。このようにすれば、スピードデンシティ方式のシステムで、エアフローメータ14が正常に動作することを確認した上で、吸気管圧力センサ19の異常診断を行うことができるので、吸気管圧力センサ19が異常になった場合に、その吸気管圧力センサ19の異常を正確に検出することができる。
更に、本実施例2では、空燃比センサ24で検出した空燃比λが所定範囲外となる状態が所定時間継続したときに、前記第1吸入空気量MafLoad と前記第2吸入空気量MapLoad とを比較して吸気管圧力センサ19の異常の有無を判定するようにしている。要するに、スピードデンシティ方式のシステムで、空燃比センサ24で検出した空燃比が所定範囲外となる状態(空燃比センサ24の出力から演算する第3吸入空気量EstLoad の演算精度を確保できない状態)が所定時間継続したときに、吸気管圧力センサ19が異常になっている可能性があると判断して、第3吸入空気量EstLoad を用いずに、第1吸入空気量MafLoad と第2吸入空気量MapLoad とを比較して吸気管圧力センサ19の異常の有無を判定するものである。このようにすれば、スピードデンシティ方式のシステムで、吸気管圧力センサ19が異常になって第3吸入空気量EstLoad の演算精度を確保できない場合でも、第1吸入空気量MafLoad と第2吸入空気量MapLoad とから吸気管圧力センサ19の異常を検出することができる。
以上説明した本実施例2のエアフローメータ14と吸気管圧力センサ19の異常診断は、ECU28によって図9の吸気系センサ異常診断ルーチンに従って実行される。この図9の吸気系センサ異常診断ルーチンは、エンジン運転中に所定周期で実行され、特許請求の範囲でいう異常診断手段として機能する。本ルーチンが起動されると、まず、ステップ211で、異常診断実行条件が成立しているか否かを、次の4つの条件(1) 〜(4) を全て満たしているか否かによって判定する。
(1) エンジン暖機が完了していること
(2) エンジン運転状態が定常状態であること
(3) エンジン回転速度が所定範囲内(例えば目標アイドル回転速度から所定値までの範囲内)であること
(4) 車速が所定値以下であること
これら4つの条件(1) 〜(4) は、吸入空気量MafLoad 、MapLoad 、EstLoad の演算精度を確保するために必要な条件である。従って、これら4つの条件(1) 〜(4) のうち、1つでも満たさない条件があれば、吸入空気量MafLoad 、MapLoad 、EstLoad の演算精度を確保できないため、異常診断実行条件が不成立となり、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
これに対して、上記4つの条件(1) 〜(4) が全て満たされていれば、異常診断実行条件が成立していると判断して、ステップ212に進み、空燃比センサ24で検出した空燃比λと燃料噴射量とに基づいて演算した第3吸入空気量EstLoad が所定範囲内(C1<EstLoad <C2)であるか否かを判定する。その結果、第3吸入空気量EstLoad が所定範囲外(EstLoad ≦C1又はEstLoad ≧C2)であると判定されれば、第3吸入空気量EstLoad の演算精度が悪いと判断して、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了する。
一方、第3吸入空気量EstLoad が所定範囲内(C1<EstLoad <C2)であると判定されれば、第3吸入空気量EstLoad の演算精度が確保されていると判断して、ステップ213に進み、空燃比センサ24で検出した空燃比λがその検出精度を確保できる理論空燃比付近の所定範囲内(C3<λ<C4)であるか否かを判定する。その結果、空燃比λが理論空燃比付近の所定範囲内(C3<λ<C4)であると判定されれば、ステップ214に進み、エアフローメータ14で検出した第1吸入空気量MafLoad と、空燃比センサ24で検出した空燃比λから演算した第3吸入空気量EstLoad とがほぼ一致するか否かを、両者の比MafLoad /EstLoad が1.0付近の所定範囲内(C5<MafLoad /EstLoad <C6)であるか否かによって判定する。
その結果、第1吸入空気量MafLoad と第3吸入空気量EstLoad との比MafLoad /EstLoad が所定範囲外(MafLoad /EstLoad ≦C5又はMafLoad /EstLoad ≧C6)であると判定されれば、第1吸入空気量MafLoad が異常な値であると判断して、ステップ221に進み、エアフローメータ14が異常であると判定する。一方、第1吸入空気量MafLoad と第3吸入空気量EstLoad との比MafLoad /EstLoad が所定範囲内(C5<MafLoad /EstLoad <C6)であると判定されれば、第1吸入空気量MafLoad が第3吸入空気量EstLoad とがほぼ一致すると判断して、ステップ221に進み、エアフローメータ14が正常であると判定する。
このようにして、エアフローメータ14が正常であることを確認した上で、ステップ218に進み、エアフローメータ14で検出した第1吸入空気量MafLoad と、吸気管圧力センサ19の出力から演算した第2吸入空気量MapLoad とがほぼ一致するか否かを、両者の比MafLoad /MapLoad が1.0付近の所定範囲内(C7<MafLoad /MapLoad <C8)であるか否かによって判定する。その結果、第1吸入空気量MafLoad と第2吸入空気量MapLoad との比MafLoad /MapLoad が所定範囲外(MafLoad /MapLoad ≦C7又はMafLoad /MapLoad ≧C8)であると判定されれば、第2吸入空気量MapLoad が異常な値であると判断して、ステップ220に進み、吸気管圧力センサ19が異常であると判定する。一方、第1吸入空気量MafLoad と第2吸入空気量MapLoad との比MafLoad /MapLoad が所定範囲内(C7<MafLoad /MapLoad <C8)であると判定されれば、第2吸入空気量MapLoad が、予め上記ステップ214、215で正常と確認された第1吸入空気量MafLoad とほぼ一致すると判断して、ステップ219に進み、吸気管圧力センサ19が正常であると判定する。
一方、上述したステップ213で、空燃比センサ24で検出した空燃比λが所定範囲外(λ≦C3又はλ≧C4)であると判定されれば、ステップ216に進み、空燃比λが所定範囲外となっている状態の継続時間を計測するタイムカウンタCounter をカウントアップし、次のステップ217で、このタイムカウンタCounter の値(空燃比λが所定範囲外となっている状態の継続時間)が所定値C9を越えたか否かを判定し、所定値C9を越えていなければ、そのまま本ルーチンを終了する。
その後、タイムカウンタCounter の値(空燃比λが所定範囲外となっている状態の継続時間)が所定値C9を越えた時点で、吸気管圧力センサ19が異常になっている可能性があると判断して、ステップ218に進み、第1吸入空気量MafLoad と第2吸入空気量MapLoad との比MafLoad /MapLoad が所定範囲内(C7<MafLoad /MapLoad <C8)であるか否かを判定し、この比MafLoad /MapLoad が所定範囲内であると判定されれば、ステップ219に進み、吸気管圧力センサ19が正常であると判定し、この比MafLoad /MapLoad が所定範囲外であると判定されれば、ステップ220に進み、吸気管圧力センサ19が異常と判定する。
以上説明した本実施例2では、スピードデンシティ方式のシステムにおいて、スロットル開度センサ17の出力から演算するスロットルベース吸入空気量を用いることなく、エアフローメータ14と吸気管圧力センサ19の異常診断を行うことができるため、スロットルバルブ16のデポジットの影響でエアフローメータ14と吸気管圧力センサ19の異常診断を誤診断してしまうことを未然に防止することができ、異常診断の信頼性を向上することができる。
本発明は、上記各実施例1,2に限定されず、各吸入空気量MafLoad ,MapLoad ,EstLoad の比較方法を適宜変更しても良い等、種々変更して実施できる。
本発明の実施例1におけるエンジン制御システム全体の概略構成図である。 実施例1の燃料噴射量算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の吸気系センサ異常診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 空燃比センサの検出特性のばらつきを説明する図である。 スロットルバルブにデポジットが付着して吸入空気量が低下したときの各吸入空気量MafLoad ,MapLoad ,EstLoad の挙動を示すタイムチャートである。 エアフローメータが異常になったときの各吸入空気量MafLoad ,MapLoad ,EstLoad とエアフローメータ異常判定フラグと空燃比の挙動を示すタイムチャートである。 吸気管圧力センサが異常になったときの各吸入空気量MafLoad ,MapLoad ,EstLoad とエアフローメータ異常判定フラグと空燃比の挙動を示すタイムチャートである。 実施例2の燃料噴射量算出ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 実施例2の吸気系センサ異常診断ルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
11…エンジン(内燃機関)、12…吸気管、14…エアフローメータ(吸入空気量センサ)、16…スロットルバルブ、17…スロットル開度センサ、19…吸気管圧力センサ、21…燃料噴射弁、22…点火プラグ、23…排気管、28…ECU(異常診断手段)

Claims (8)

  1. 内燃機関の吸入空気量を検出する吸入空気量センサと、吸気管圧力を検出する吸気管圧力センサと、排出ガスの空燃比を検出する空燃比センサとを備えたシステムに適用され、 前記吸入空気量センサで検出した吸入空気量(以下これを「第1吸入空気量」という)と、前記吸気管圧力センサで検出した吸気管圧力に基づいて演算した吸入空気量(以下これを「第2吸入空気量」という)と、前記空燃比センサで検出した空燃比と燃料噴射量とに基づいて演算した吸入空気量(以下これを「第3吸入空気量」という)とを比較して前記吸入空気量センサ及び/又は前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定する異常診断手段を備えていることを特徴とする吸気系センサの異常診断装置。
  2. 前記第1吸入空気量に基づいて燃料噴射量を決定するシステムに適用され、
    前記異常診断手段は、前記第2吸入空気量と前記第3吸入空気量とを比較して前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定し、その結果、該吸気管圧力センサが正常と判定されたときに、前記第1吸入空気量と前記第2吸入空気量とを比較して前記吸入空気量センサの異常の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の吸気系センサの異常診断装置。
  3. 前記第1吸入空気量に基づいて燃料噴射量を決定するシステムに適用され、
    前記異常診断手段は、前記空燃比センサで検出した空燃比が所定範囲外となる状態が所定時間継続したときに、前記第1吸入空気量と前記第2吸入空気量とを比較して前記吸入空気量センサの異常の有無を判定することを特徴とする請求項1又は2に記載の吸気系センサの異常診断装置。
  4. 前記第2吸入空気量に基づいて燃料噴射量を決定するシステムに適用され、
    前記異常診断手段は、前記第1吸入空気量と前記第3吸入空気量とを比較して前記吸入空気量センサの異常の有無を判定し、その結果、該吸入空気量センサが正常と判定されたときに、前記第1吸入空気量と前記第2吸入空気量とを比較して前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の吸気系センサの異常診断装置。
  5. 前記第2吸入空気量に基づいて燃料噴射量を決定するシステムに適用され、
    前記異常診断手段は、前記空燃比センサで検出した空燃比が所定範囲外となる状態が所定時間継続したときに、前記第1吸入空気量と前記第2吸入空気量とを比較して前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定することを特徴とする請求項1又は4に記載の吸気系センサの異常診断装置。
  6. 前記異常診断手段は、内燃機関の運転状態が定常状態のときに前記吸入空気量センサ及び/又は前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定する処理を実行することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の吸気系センサの異常診断装置。
  7. 前記異常診断手段は、前記第1吸入空気量と前記第3吸入空気量、もしくは前記第2吸入空気量と前記第3吸入空気量が所定値以下のときに前記吸入空気量センサ及び/又は前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定する処理を禁止することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の吸気系センサの異常診断装置。
  8. 前記異常診断手段は、前記空燃比センサで検出した空燃比が所定範囲内のときに前記吸入空気量センサ及び/又は前記吸気管圧力センサの異常の有無を判定する処理を実行することを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の吸気系センサの異常診断装置。
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