JP2006240815A - 回転位置検出装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】高精度な搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御することができる回転位置検出装置を提供する。
【解決手段】モータの回転力により従動回転するローラと、該ローラと別の自在回転のローラに巻きついて回転移動するエンドレスの搬送ベルトが装着され、該搬送ベルトの片面にはマークが取り付けられ、該マークを検出することによりベルト位置を検出する回転位置検出装置であって、前記マークが前記搬送ベルトの搬送方向と直交する位置に、複数の平行な直線マークとして取り付けられ、一つの直線マークに対して等間隔に傾斜配置した複数のセンサーで前記複数の直線マークを検出し、前記複数のセンサーそれぞれが順次に検出した直線マークの信号を基準に前記搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御する。
【選択図】図4
【解決手段】モータの回転力により従動回転するローラと、該ローラと別の自在回転のローラに巻きついて回転移動するエンドレスの搬送ベルトが装着され、該搬送ベルトの片面にはマークが取り付けられ、該マークを検出することによりベルト位置を検出する回転位置検出装置であって、前記マークが前記搬送ベルトの搬送方向と直交する位置に、複数の平行な直線マークとして取り付けられ、一つの直線マークに対して等間隔に傾斜配置した複数のセンサーで前記複数の直線マークを検出し、前記複数のセンサーそれぞれが順次に検出した直線マークの信号を基準に前記搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御する。
【選択図】図4
Description
本発明は、回転位置検出装置および画像形成装置に関し、具体的には、無端ベルトを回転させ、そのベルトに書き込まれたマークを検出して無端ベルトの回転をフィードバック制御する回転位置検出装置およびその回転位置検出装置を用いた画像形成装置に関する。
印刷装置の搬送位置ずれは印刷の隙間や重なり(バンディング)が画像品質に大きな影響を及ぼすため、高速で高精度な位置決め制御が要求されている。
インクジェット記録方式では、搬送ローラに用紙を挟んで搬送し、この駆動ローラの回転軸や駆動回転軸にロータリーエンコーダを装着して駆動ローラの回転速度をフィードバック制御する技術が提案されている(特許文献1参照)。この技術によると、駆動ローラの回転軸に設けるロータリーエンコーダの検出位置を搬送ローラの回転中心から遠ざけ、検出用スリット数を多くすることにより回転位置検出の分解能が向上するため、精度の良いフィードバック位置制御が可能になる。
しかし、駆動ローラやロータリーエンコーダの偏心により、搬送ローラの回転角度による用紙搬送量が異なる不具合や、検出装置が大きくなるため印刷装置が小型化できない問題がある。
また、駆動ローラの回転角を一定にしても、印刷用紙の厚さ搬送ローラと印刷用紙の滑りにより、搬送量が所定の位置からずれる問題がある。
また、搬送ローラのみで印刷用紙を搬送した場合、印刷用紙に付着するインクに含まれる水分により、印刷用紙が波打ち状態になる現象が発生する。この波打ち現象により、印刷位置がずれ、且つ又インクヘッドのノズル面に印刷用紙が接触し、印刷用紙にノズル面のインクが付着して画像品質が低下する。
また、駆動ローラの回転角を一定にしても、印刷用紙の厚さ搬送ローラと印刷用紙の滑りにより、搬送量が所定の位置からずれる問題がある。
また、搬送ローラのみで印刷用紙を搬送した場合、印刷用紙に付着するインクに含まれる水分により、印刷用紙が波打ち状態になる現象が発生する。この波打ち現象により、印刷位置がずれ、且つ又インクヘッドのノズル面に印刷用紙が接触し、印刷用紙にノズル面のインクが付着して画像品質が低下する。
上述の不具合を解消させるため、搬送ベルトを複数の駆動ローラで搬送し、搬送ベルトのベルト検出手段で速度制御する手法が特許文献2や特許文献3で提案されている。
これにより、搬送ベルトに印刷用紙が密着して搬送されるため印刷汚れがなく、駆動ローラの偏心や駆動ローラと搬送ベルトの滑りによる位置検出誤差が発生しない精度の良い位置検出が可能になる。
しかし、搬送ベルトの位置検出は、搬送ベルトに書き込まれたマークを検出するため、検出用マーク間隔が広くなり、数10μ以下の解像度で高精度な位置検出するためには狭いマーク間隔を検出できる高価な検出装置が必要となる。
特開2003−260841号公報
特開2002−123056号公報
特開平9−175687号公報
これにより、搬送ベルトに印刷用紙が密着して搬送されるため印刷汚れがなく、駆動ローラの偏心や駆動ローラと搬送ベルトの滑りによる位置検出誤差が発生しない精度の良い位置検出が可能になる。
しかし、搬送ベルトの位置検出は、搬送ベルトに書き込まれたマークを検出するため、検出用マーク間隔が広くなり、数10μ以下の解像度で高精度な位置検出するためには狭いマーク間隔を検出できる高価な検出装置が必要となる。
上述したように、駆動ローラに巻きつけた搬送ベルトの回転移動をフィードバック制御する場合、搬送ベルトの駆動ローラにロータリーエンコーダを固着し、このロータリーエンコーダの出力で搬送ベルトを駆動制御すると、駆動ローラの偏心や駆動ローラと搬送ベルトのスリップにより、搬送ベルトの送り精度が低下し、画質の低下を招くという問題がある。
また、搬送ベルトに位置検出用マークを設け、このマークで搬送ベルトの回転移動をフィードバック制御する場合、印刷装置を小型化できるが、搬送ベルト位置を検出する分解能がロータリーエンコーダより低下するため、高精度な搬送ベルトの送り制御ができず、画質の低下を招くという問題がある。
本発明は、上述のような実情を考慮してなされたものであって、高精度な搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御することができる回転位置検出装置およびこの回転位置検出装置を搭載した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、モータの回転力により従動回転するローラと、該ローラと別の自在回転のローラに巻きついて回転移動するエンドレスの搬送ベルトが装着され、該搬送ベルトの片面にはマークが取り付けられ、該マークを検出することによりベルト位置を検出する回転位置検出装置において、前記マークが前記搬送ベルトの搬送方向と直交する位置に、複数の平行な直線マークとして取り付けられ、一つの直線マークに対して等間隔に傾斜配置した複数のセンサーで前記複数の直線マークを検出し、前記複数のセンサーそれぞれが順次に検出した直線マークの信号を基準に前記搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、モータの回転力により従動回転するローラと、該ローラと別の自在回転のローラに巻きついて回転移動するエンドレスの搬送ベルトが装着され、該搬送ベルトの片面にはマークが取り付けられ、該マークを検出することによりベルト位置を検出する回転位置検出装置において、複数のセンサーが前記搬送ベルトの搬送方向と直交するように一直線に配置され、前記マークが、隣り合うセンサーに対して段階的にずれるように配置した直線マークとして、等間隔で複数個を取り付けられ、前記複数センサーそれぞれが順次に検出した直線マークの信号を基準に前記搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の回転位置検出装置において、前記複数センサーは一体化して装着されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の回転位置検出装置において、前記複数センサーの少なくとも2つは搬送ベルトの直線マークを同時に検出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の回転位置検出装置において、前記複数センサーの少なくとも2つは搬送ベルトの直線マークを同時に検出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1、2または4に記載の回転位置検出装置において、同時に検出すべき2つのセンサーの検出時間が異なる時は、ずれた時間に応じて他のセンサーの検出時間を補正することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の回転位置検出装置において、前記ずれた時間に対する補正量を算出して記憶装置に記憶させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の回転位置検出装置において、前記ずれた時間に対する補正量を算出して記憶装置に記憶させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1または2に記載の回転位置検出装置を搭載した画像形成装置であって、前記搬送ベルトのフィードバック制御は、印刷用紙を搬送ベルトに静電吸着させ、前記複数センサーから出力される検出信号により、副走査方向に移動する速度または位置を制御するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、高精度な搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御することができる回転位置検出装置およびこの回転位置検出装置を搭載した画像形成装置を提供することができる。
また、検出機構の複数センサーを一体形成したことにより、容易に取り付けることができる。
また、センサー間の検出が一定になるため、検出精度が向上し、高精度に制御することができる。
また、センサー間の検出が一定になるため、検出精度が向上し、高精度に制御することができる。
また、検出機構の複数センサーのうち少なくとも一つは搬送ベルトの移動位置を同時に検出するようにしたので、マークの検出が等間隔で連続して検出しているかを容易に確認しながら搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御することができる。
また、搬送ベルトの位置を同時に検出する時間がずれた時は、ずれた時間に応じて他のセンサーで検出した検出時間を補正しながら制御タイミングを設定するので、ベルトの伸び縮の変化にも対応でき、高精度な回転位置検出装置を提供することができる。
また、搬送ベルトの位置を同時に検出する検出機構の検出時間ずれに対する補正量を記憶装置に記憶しておくため、補正が容易になり、高速で高精度に対応することができる。
また、搬送ベルトの位置を同時に検出する検出機構の検出時間ずれに対する補正量を記憶装置に記憶しておくため、補正が容易になり、高速で高精度に対応することができる。
また、画像形成装置において、高精度な搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御することができるので、印刷の隙間や重なり(バンディング)が少ない高速で高精度な位置決め制御を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の回転位置検出装置および画像形成装置に係る好適な実施形態について説明する。以下の説明では、画像形成装置をインクジェット記録装置として説明するが、搬送ベルトにマークを配置し、このマークを検出して位置を検出する装置を搭載するものであれば、適用可能である。
図1は、本発明が適用される画像形成装置の機構部の概略斜視説明図である。同図において、画像形成装置(インクジェット記録装置)は、記録装置本体1の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ2、キャリッジ2にインクを供給するインクカートリッジ3、キャリッジ2を主走査方向に自在移動できるようにキャリッジ2下方両側に固設された主ガイドロット4と従ガイドロッド5、キャリッジ2に固定されたベルト6を回転移動させてキャリッジ2を主走査方向に駆動するプーリ7を回転駆動するキャリッジ駆動モータ8、記録用紙をキャリッジ2下のインク吐き出し部に搬送する駆動ローラ9、この駆動ローラ9の用紙吐き出し側に設けられたテンションローラ10と駆動ローラ9に巻きつけられ、駆動ローラ9の回転により用紙を吸着した状態で回転移動するエンドレスの搬送ベルト11、駆動ローラ9の端部に固定されたプーリ12をタイミングベルト13を介して回転駆動する搬送駆動モータ14、キャリッジ2下のインク吐き出し部に付着したインクの清掃やインク吐き出し不良を回復する回復装置15等で構成されている。
図2は、用紙搬送機構部の側面詳細図である。
駆動ローラ9の下側には、用紙19を搬送ベルト11に吸着させるための帯電ローラ17が搬送ベルト11に接触している。一方、駆動ローラ9の上側には、加圧ローラ18が駆動ローラ9上で搬送ベルト11に圧接して自在回転している。図示しない用紙搬送機構により搬送された用紙19を帯電ローラ17で帯電した搬送ベルト11に吸着させ、加圧ローラ18で用紙19を搬送ベルト11に密着させてキャリッジ2下のインク吐き出し部2aに搬送する。
駆動ローラ9の下側には、用紙19を搬送ベルト11に吸着させるための帯電ローラ17が搬送ベルト11に接触している。一方、駆動ローラ9の上側には、加圧ローラ18が駆動ローラ9上で搬送ベルト11に圧接して自在回転している。図示しない用紙搬送機構により搬送された用紙19を帯電ローラ17で帯電した搬送ベルト11に吸着させ、加圧ローラ18で用紙19を搬送ベルト11に密着させてキャリッジ2下のインク吐き出し部2aに搬送する。
駆動ローラ9とテンションローラ10に掛け渡された搬送ベルト11のキャリッジ2下方内側は、プラテン20が固定されている。プラテン20の駆動ローラ9側には穴21が設けられ、プラテン20の穴21には搬送ベルト11に書き込まれた位置検出マーク29を検出する反射型の検出装置22が装着されている。
搬送ベルト11を介して、検出装置22の上方の用紙19進入側には、ガイドローラ23がプラテン20に圧接した状態で固設され、搬送ベルト11と用紙19がばたつかないようにしている。
搬送ベルト11を介して、検出装置22の上方の用紙19進入側には、ガイドローラ23がプラテン20に圧接した状態で固設され、搬送ベルト11と用紙19がばたつかないようにしている。
駆動ローラ9の回転により、搬送ベルト11に密着してキャリッジ2下のインク吐き出し部2aで印刷されながら搬送された用紙19は、テンションローラ10の右上に固定された用紙ガイド24で搬送ベルト11から分離されて排紙ローラ25に搬送され、排紙ローラ25と排紙ローラ25に圧接された拍車26により用紙受け台27に搬送される。
テンションローラ10の下方には徐電ブラシ28が搬送ベルト11に接触した状態で固設され、搬送ベルト11に付着した異物を除去する。徐電ブラシ28で徐電された搬送ベルト11は帯電ローラ17で再帯電される。
テンションローラ10の下方には徐電ブラシ28が搬送ベルト11に接触した状態で固設され、搬送ベルト11に付着した異物を除去する。徐電ブラシ28で徐電された搬送ベルト11は帯電ローラ17で再帯電される。
図3は、搬送ベルト11に書き込まれた位置検出マーク29と検出装置22の断面図であり、図4は、検出装置22に一体化されたセンサー22a1、22b1、22c1、22d1と位置検出マーク29の位置説明図である。
搬送ベルト11には、ベルト幅の中央部または端部に位置検出マーク29(図4では、29a1〜29f1までを記した)が搬送ベルト11の回転方向と直角方向の全周に等間隔で書き込まれている。位置検出マーク29の対向位置下方に、プラテン20と、そのプラテン20に検出装置22とが装着され、プラテン20の穴21から位置検出マーク29を検出できるようになっている。
検出装置22には、複数の反射型のセンサー22a1、22b1、22c1、22d1が一体化され一直線に固定されており、検出装置22はセンサー22a1、22b1、22c1、22d1のうち、両端センサー22a1と22d1が位置検出マーク29の隣り合う位置検出マーク29a1、29b1を同時に検出するように固定されている。
搬送ベルト11が回転移動すると位置検出マーク29が矢印方向Aに移動し、検出装置22のセンサー22a1、22b1、22c1は、位置検出マーク29b1を順次検出する。また、センサー22d1は、センサー22a1が位置検出マーク29b1を検出すると同時に位置検出マーク29c1を検出する。
図5は、別の検出装置22と位置検出マーク29の位置説明図である。
検出装置22の反射型のセンサー22a2、22b2、22c2、22d2は、搬送ベルト11回転方向と直角に一直線に固定されている。位置検出マーク29は、等間隔で搬送ベルト11に書き込まれているが、各センサー22a2、22b2、22c2、22d2に対応して、それぞれ隣り合うセンサー22a2、22b2、22c2、22d2に対して位置検出マーク29の間隔の1/3が段階的にずれるようにしている。
検出装置22の反射型のセンサー22a2、22b2、22c2、22d2は、搬送ベルト11回転方向と直角に一直線に固定されている。位置検出マーク29は、等間隔で搬送ベルト11に書き込まれているが、各センサー22a2、22b2、22c2、22d2に対応して、それぞれ隣り合うセンサー22a2、22b2、22c2、22d2に対して位置検出マーク29の間隔の1/3が段階的にずれるようにしている。
センサー22a2が位置検出マーク29b2を検出すると、センサー22d2が位置検出マーク29d2を同時に検出する。センサー22b2、22c2は、センサー22a2が位置検出マーク29b2を検出した後、順次遅れて位置検出マーク29b2を検出する。
図6は、位置検出マーク29に対し、センサー22a、22b、22c、22dが正常に検出した場合の検出タイミング説明図であり、横軸が時間軸であり、縦軸がセンサー22a、22b、22c、22dの位置検出マーク29の検出ONまたはOFFを表示している。
センサー22aの検出パルスに対し、センサー22bは、センサー22aの検出パルス幅Lの1/6時間ずれたLaのタイミングで検出される。
センサー22cは、センサー22aの検出パルス幅Lの2/6ずれたLbのタイミングで検出される。
センサー22dは、センサー22aと同時タイミングで検出される。
センサー22cは、センサー22aの検出パルス幅Lの2/6ずれたLbのタイミングで検出される。
センサー22dは、センサー22aと同時タイミングで検出される。
センサー22a、22b、22cの検出パルス立ち上がり幅と立下り幅は、同じ時間に設定され、それぞれのセンサー22a、22b、22cが検出した立ち上がり時と立下り時に出力信号t1、t2、t3、t4、t5、t6を、図示しないモータ駆動制御部に送る。このように、センサー22aの1パルス間隔(L)に6パルス出力される。
また、図7は、検出装置22の両端センサー22aと22dが同時に検出しない場合の補正説明図である。
搬送ベルト11に書き込まれた位置検出マーク29に対して、検出装置22の取り付け位置がずれた場合、センサー22aと22dの検出は、位置検出マーク29を同時に検出しない。
センサー22aと22dの検出がt時間ずれて検出した場合、S=t/3でS値を算出し記憶させる。図7に示したように、センサー22dの立ち上がり時間がセンサー22aの立ち上がり時間より早い場合は、センサー22bの出力をS時間遅らせて送信し、センサー22cは(S×2)時間遅らせて送信する。
搬送ベルト11に書き込まれた位置検出マーク29に対して、検出装置22の取り付け位置がずれた場合、センサー22aと22dの検出は、位置検出マーク29を同時に検出しない。
センサー22aと22dの検出がt時間ずれて検出した場合、S=t/3でS値を算出し記憶させる。図7に示したように、センサー22dの立ち上がり時間がセンサー22aの立ち上がり時間より早い場合は、センサー22bの出力をS時間遅らせて送信し、センサー22cは(S×2)時間遅らせて送信する。
反対に、センサー22dの立ち上がり時間がセンサー22aの立ち上がり時間より遅い場合は、センサー22bの出力をS時間早く送信し、センサー22cは(S×2)時間早く送信する。このように、出荷時または定期的に検出ずれを調査し、ずれた値を記憶して補正することにより、精度の高い検出ができる。
ここで、位置検出マーク29を検出するセンサーを22a、22b、22c、22dの4個として説明したが、センサーを多くすることにより分解能が向上することは言うまでもない。
1…記録装置本体、2…キャリッジ、2a…インク吐き出し部、3…インクカートリッジ、4…主ガイドロット、5…従ガイドロッド、6…ベルト、7…プーリ、8…キャリッジ駆動モータ、9…駆動ローラ、10…テンションローラ、11…搬送ベルト、12…プーリ、13…タイミングベルト、14…搬送駆動モータ、15…回復装置、17…帯電ローラ、18…加圧ローラ、19…用紙、20…プラテン、21…穴、22…検出装置、22a,22a1,22a2,22b,22b1,22b2,22c,22c1,22c2,22d,22d1,22d2…センサー、23…ガイドローラ、24…用紙ガイド、25…排紙ローラ、26…拍車、27…用紙受け台、28…徐電ブラシ、29…位置検出マーク、29a1,29a2,29b1,29b2,29c1,29d1,29d2,29e1,29e2,29f1,29f2…位置検出マーク、L…センサー22aの1パルス間隔、La…センサー22aの検出パルス幅Lの1/6時間、t1…センサー22aが検出した立ち上がり時の出力信号、t2…センサー22bが検出した立ち上がり時の出力信号、t3…センサー22cが検出した立ち上がり時の出力信号、t4…センサー22aが検出した立下り時の出力信号またはセンサー22dが検出した立ち上がり時の出力信号、t5…センサー22bが検出した立下り時の出力信号、t6…センサー22cが検出した立下り時の出力信号、t…センサー22aとセンサー22dの検出時間ずれ、A…位置検出マークの移動方向。
Claims (7)
- モータの回転力により従動回転するローラと、該ローラと別の自在回転のローラに巻きついて回転移動するエンドレスの搬送ベルトが装着され、該搬送ベルトの片面にはマークが取り付けられ、該マークを検出することによりベルト位置を検出する回転位置検出装置において、前記マークが前記搬送ベルトの搬送方向と直交する位置に、複数の平行な直線マークとして取り付けられ、一つの直線マークに対して等間隔に傾斜配置した複数のセンサーで前記複数の直線マークを検出し、前記複数のセンサーそれぞれが順次に検出した直線マークの信号を基準に前記搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御することを特徴とする回転位置検出装置。
- モータの回転力により従動回転するローラと、該ローラと別の自在回転のローラに巻きついて回転移動するエンドレスの搬送ベルトが装着され、該搬送ベルトの片面にはマークが取り付けられ、該マークを検出することによりベルト位置を検出する回転位置検出装置において、複数のセンサーが前記搬送ベルトの搬送方向と直交するように一直線に配置され、前記マークが、隣り合うセンサーに対して段階的にずれるように配置した直線マークとして、等間隔で複数個を取り付けられ、前記複数センサーそれぞれが順次に検出した直線マークの信号を基準に前記搬送ベルトの移動速度または移動位置をフィードバック制御することを特徴とする回転位置検出装置。
- 請求項1または2に記載の回転位置検出装置において、前記複数センサーは一体化して装着されていることを特徴とする回転位置検出装置。
- 請求項1または2に記載の回転位置検出装置において、前記複数センサーの少なくとも2つは搬送ベルトの直線マークを同時に検出することを特徴とする回転位置検出装置。
- 請求項1、2または4に記載の回転位置検出装置において、同時に検出すべき2つのセンサーの検出時間が異なる時は、ずれた時間に応じて他のセンサーの検出時間を補正することを特徴とする回転位置検出装置。
- 請求項5に記載の回転位置検出装置において、前記ずれた時間に対する補正量を算出して記憶装置に記憶させることを特徴とする回転位置検出装置。
- 請求項1または2に記載の回転位置検出装置を搭載した画像形成装置であって、前記搬送ベルトのフィードバック制御は、印刷用紙を搬送ベルトに静電吸着させ、前記複数センサーから出力される検出信号により、副走査方向に移動する速度または位置を制御するようにしたことを特徴とする画像形成装置。
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JP2009124083A (ja) * | 2007-11-19 | 2009-06-04 | Juki Corp | 電子部品実装装置 |
JP2010162757A (ja) * | 2009-01-15 | 2010-07-29 | Seiko Epson Corp | 搬送ベルト |
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