JP2006239830A - インサート着脱式エンドミル及びインサート - Google Patents

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Abstract

【課題】 切削加工時に、切削加工に使用される切刃が欠損した場合であっても、インサートの他の切刃への欠損の拡大を防止し、他の切刃を確実に使用できるインサート着脱式エンドミル及びこのインサート着脱式エンドミルに使用されるインサートを提供する。
【解決手段】 軸線回りに回転される略円柱形のエンドミル本体の外周に、切刃17を有するインサート11が、軸線回りの回転軌跡がエンドミル本体の先端から基端側に向けて連続するように複数配列されてなるインサート着脱式エンドミルであって、インサート11は、その外形が略多角形平板状とされ、多角形の辺稜部には切刃17が設けられ、多角形の各角部には辺稜部に対して内側に傾いたコーナ部23が設けられるとともに、コーナ部23には、インサート11の内側にくぼむ凹部22が形成されていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、自動車のボディの製造に用いられるプレス金型等を加工する際に使用される壁面荒加工用のインサート着脱式エンドミル及びこれに用いられるインサートに関する。
この種の加工を行う長刃型のエンドミルとしては、ハイス等で一体に構成されたソリッドエンドミルが使用されている。このようなソリッドエンドミルは、エンドミルの外周に向けて設けられた切刃によって被切削材の壁面を切削加工するものであるが、切削加工中に切刃の一部が欠損した場合には、ソリッドエンドミル自体が使用できなくなってしまうので、切刃が欠損しないように、つまり切刃に対する負荷が小さくなるように、エンドミルの送り量や送り速度を過度に低減する必要があり、加工効率が悪くなるといった問題があった。
そこで、特許文献1、特許文献2では、切刃を有するインサートを複数装着したインサート着脱式エンドミルが提案されている。これらのインサート着脱式エンドミルでは、略円柱形をなすエンドミル本体の外周に、この円柱の軸線回りの切刃の回転軌跡が上記エンドミル本体の先端側から基端側に向けて連続するように複数のインサートが配列されている。
上記のインサート着脱式エンドミルでは、切刃の回転軌跡がエンドミル本体の先端側から基端側へ連続するようにインサートが配列されているので、エンドミル本体の先端側から基端側までの複数のインサートの切刃によって、壁面加工を行うことができる。つまり、複数のインサートによって、長刃型を形成しているのである。ここで、複数のインサートのうちの一部の切刃が欠損した場合には、この欠損したインサートのみを交換すれば良いので、エンドミルの送り速度や送り量を適度に大きくすることができ、加工効率を向上させることができる。
また、特許文献2のインサート着脱式エンドミルで使用されているインサートは、その外形が多角形平板状、例えば四角形平板状とされ、該四角形の辺稜部に切刃が設けられたものであり、その4つの切刃を順次使用でき、インサートの使用コストを低減することができるものである。
特開平9−136207号公報 特開平10−113812号公報
しかしながら、特許文献2で提案されているインサート着脱式エンドミルにおいては、インサートの辺稜部に形成された切刃に切削抵抗が負荷されて、このひとつの切刃の欠損が角部を介して隣接する他の切刃にまで伝播した場合には、この角部に交差する2つの辺稜部に形成された切刃が損傷されるため、4つの切刃のうちの2つが使用できなくなってしまうといった問題があった。このようにインサートの切刃を安定して使用できないために、これらのインサート着脱式エンドミルの使用現場においては、インサートの4つの切刃のうちのひとつ若しくはふたつの切刃を使用した時点でインサートを廃棄している状況である。
したがって、複数の切刃を有するインサートを使用するメリットがなく、インサートの使用コストが高くなるとともに、インサート廃棄による環境負荷が増加するなどの問題があった。
本願発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、切削加工時に、切削加工に使用される切刃が欠損した場合であっても、インサートの他の切刃への欠損の拡大を防止し、他の切刃を確実に使用できるインサート着脱式エンドミル及びこのインサート着脱式エンドミルに使用されるインサートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、この発明は、軸線回りに回転される略円柱形のエンドミル本体の外周に、切刃を有するインサートが、前記軸線回りの前記切刃の回転軌跡が前記エンドミル本体の先端から基端側に向けて連続するように複数配列されてなるインサート着脱式エンドミルであって、前記インサートは、その外形が略多角形平板状とされ、前記多角形の辺稜部には前記切刃が設けられ、前記多角形の各角部には前記辺稜部に対して該多角形の内側に傾いたコーナ部が設けられるとともに、該コーナ部には、前記インサートの内側にくぼむ凹部が形成されていることを特徴とする。
上記のインサート着脱式エンドミルでは、コーナ部に凹部が形成されており、エンドミル本体の外周側に向けられた切刃によって被切削材を切削している際の切削抵抗により、この切刃が欠損した場合でも、欠損の伝播がこの凹部までで留まり、切刃の欠損の拡大が防止されるので、凹部の反対側にある切削加工に供されていない他の切刃が欠損することを防止できる。したがって、切削抵抗によりインサートのひとつの切刃が欠損した場合でも、他の切刃に欠損が拡大することを防止でき、確実にインサートの各辺稜部に設けられた切刃を使用することができるので、インサートの寿命を向上することができ、インサートの使用コストを低減できるとともに、インサートの廃棄による環境負荷を低減することができる。
また、前記コーナ部に、前記辺稜部から連なって延びるR刃を形成し、前記凹部を、前記角部で交差する2つの前記辺稜部に連なる2つの前記R刃の交差部に形成することにより、コーナ部の強度を確保できるとともに、R刃の交差部に形成された凹部によって、切刃の欠損の拡大をより確実に防止することができる。また、R刃が形成されているので、このインサートの切刃によって切削した際に、被切削材の加工面を良好に仕上げることができる。
さらに、前記コーナ部での前記切刃の最大切り込み量をSとし、前記辺稜部から前記凹部までの垂直距離をRとした場合に、S≦Rの関係を有するようにコーナ部を形成することにより、最大切り込み量Sで切削しても、被切削材が凹部に接触することがなく、切削に使用されている切刃に隣接する切刃に連なるR刃が切削に使用されることがないので、一層確実に切刃の欠損が拡大することを防止できる。
また、前記切刃を、前記切刃に交差するように形成されたセレーションによって、波形状とすることにより、切刃が被切削材に切り込む際に、切刃の全長が一度に被切削材と接触しないので、切削抵抗を低減することができる。また、被切削材から生成される切屑を破断して小さくできるので、切屑を外部に排出し易くなり、切削加工を良好に行うことができる。
以上のように、本願発明によれば、切削加工時に、切削加工に使用される切刃が欠損した場合であっても、インサートの他の切刃への欠損の拡大を防止し、他の切刃を確実に使用できるインサート着脱式エンドミル及びこのインサート着脱式エンドミルに使用されるインサートを提供することができる。
本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。図1から図3に本発明の実施形態であるインサート着脱式エンドミルに装着されるインサートを、図4、図5にインサート着脱式エンドミル1を示す。
インサート着脱式エンドミル1は、鋼材等で形成されているエンドミル本体2と超硬合金等の硬質材料から形成されているインサート11とで構成されている。
エンドミル本体2は、図4に示すように外形が略円柱状に形成されており、エンドミル本体2の後端側(図4において上側)には、一段大径とされた大径部3が形成され、この大径部3の先端側(図4において下側)には、長刃型形成部4が設けられている。長刃型形成部4の外周面には、エンドミル本体2の先端側から後端側に向けてエンドミル回転方向(図5において反時計回り方向)の後方側に向かうような螺旋状の溝が、図5に示すように周方向で等間隔に複数(本実施形態においては4本)形成されており、この溝がチップポケット5をなしている。
これらのチップポケット5のエンドミル回転方向前方側を向く面には、インサート取付座6が、エンドミル本体2の先端側から後端側に向けてエンドミル回転方向後方側にねじれた螺旋階段状に複数(本実施形態では図4に示すように8つ)形成されている。ここで、本実施形態においては、インサート取付座6は、エンドミル本体2の回転軸線Oを挟んで互いに反対側に位置する一対のチップポケット5A、5Aにおいては同じ配置となるように形成されており、すなわち、前記一対のチップポケット5A、5Aは、回転軸線Oに垂直な任意の断面において、回転軸線O中心に互いに180°回転対称となるように形成されている。また、他の一対のチップポケット5B、5Bにおいても、回転軸線Oに垂直な任意の断面において、回転軸線O中心に互いに180°回転対称となるように形成されている。
ここで、本実施形態においては、上記一対のチップポケット5Aに設けられたインサート取付座6Aのうち、最もエンドミル本体2の先端側に位置するインサート取付座6Aaは、エンドミル本体2の先端面2Aに開口するように設けられており、この最もエンドミル本体2の先端側に位置するインサート取付座6Aaから所定の間隔を開けて等間隔に他のインサート取付座6Aが設けられている。一方、上記他の一対のチップポケット5Bに設けられたインサート取付座6Bは、回転軸線Oに沿った方向において、上記一対のチップポケット5Aのインサート取付座6Aとインサート取付座6Aとの間に位置するように形成されている。
インサート取付座6のエンドミル回転方向前方側を向く壁面は、回転軸線Oに垂直な断面においては、図5に示すようにエンドミル回転方向に対して略垂直に位置するように、また、エンドミル本体2を側面視した場合に、図4に示すように、回転軸線Oに対してエンドミル本体2後端側に向かうに従い後退するように傾斜して形成されている。そして、このエンドミル回転方向前方側を向く壁面には、インサート11を固定するクランプネジ30がねじ込まれるネジ孔8が形成されている。
一方、本実施形態で使用されるインサート11は、図1に示すように、その外形が略正方形平板状に形成されており、すくい面とされる上面部12と、着座面とされる底面部と、逃げ面とされる4つの側面部14とを有する。4つの側面部14は、底面部から上面部12に向けて漸次外側に傾斜して設けられており、インサート11は、側面視して略等脚台形状に形成され、側面部14に逃げ角が付されたポジティプインサート11とされている。
上面部12の中央部には、インサート11をインサート取付座6に固定するクランプネジ30が挿通される挿通孔15が、上面部12及び底面部に垂直に交差する方向に貫通するように形成されており、上面部12の挿通孔15周辺には、上面部12がなす正方形と略同形で大きさが小さな平坦面16が形成されている。
また、インサート11は、挿通孔15の中心線に関して90°回転対称であり、さらに2つずつの辺稜部の中点を通る面に対しても対称に形成されている。
正方形をなす上面部12の辺稜部(上面部12と側面部14との交差稜線部)には、切刃17が設けられており、この切刃17の近傍、つまり、上面部12に形成された平坦面16の周囲には、複数の谷部18と山部19とが略等間隔に交互に配列されたセレーションが形成されている。このセレーションを構成する複数の谷部18と山部19は、それぞれ滑らかな曲面によって構成されて互いに滑らかに接続されており、さらに、このセレーションにおける複数の谷部18と山部19が、上面部12の辺稜部に形成された切刃17に対して直交する方向に底面部と平行に延びて、前記側面部14と交差することにより、切刃17は、その略全長が側面視において滑らかな曲線によって構成された波形状を呈するとともに、前記側面部14に逃げ角が付されることによって、上面部12に対向する上面視にも、図2に示すように、緩やかな波形状を呈している。
そして、上面部12がなす正方形の角部には、図2及び図3に示すように、それぞれの辺稜部に形成された切刃17から連なるR刃21がそれぞれ設けられており、つまり、角部には一対のR刃21が備えられており、この一対のR刃21の交差部には、それぞれのR刃21に滑らかに接続する凹曲線状とされた凹部22が形成され、これら一対のR刃21と凹部22とがコーナ部23を構成している。
ここで、切刃17が設けられた辺稜部から凹部22までの垂直距離Rは、図3に示すように、このインサート11の切刃17の最大切り込み量Sよりも大きなものになるように形成されている。
また、このR刃21は、側面視において、切刃17に交差する複数の山部19と谷部18とによって構成された波形に滑らかに連なるように曲線状に形成され、このR刃21のなす円弧の中央部分がセレーションの山部19の頂点と同じ高さとなるように形成されている。
上記のインサート11は、その底面部を着座面としてインサート取付座6のエンドミル回転方向を向く壁面に当接され、クランプネジ30がインサート11の挿通孔15に挿通されて、インサート取付座6のネジ孔8にねじ込まれることにより、インサート取付座6に装着される。このとき、複数のインサート取付座6に装着されたインサート11のエンドミル外周側に位置する切刃17bは、図5に示すように、略同一円周上に位置するように、すなわち、底面視において、各インサート11の切刃17bが描く回転軌跡が略一致するように配置されている。
また、上記一対のチップポケット5Aに設けられたインサート取付座6Aのうち、最もエンドミル本体2の先端側に位置するインサート取付座6Aaに装着されたインサート11Aaのエンドミル先端側の切刃17aは、図4に示すようにエンドミル本体2の先端面2Aに対して僅かに突き出された状態で装着されており、このインサート11Aaでは、先端側に突き出された切刃17aとエンドミル外周側に向けられた切刃17bとが被切削材の切削に使用される。
そして、上記一対のチップポケット5Aに設けられたインサート取付座6Aが所定の間隔を開けて等間隔に設けられており、上記他の一対のチップポケット5Bに設けられたインサート取付座6Bが、回転軸線Oに沿った方向において、上記一対のチップポケット5Aのインサート取付座6Aとインサート取付座6Aとの間に位置するように形成され、これらのインサート取付座6に装着されたインサート11の切刃17bによって、エンドミル本体2の長刃型形成部4に長刃型が形成される。
上記のインサート着脱式エンドミル1では、エンドミル本体2が回転軸線O回りに回転されつつ回転軸線O方向に交差する方向に送られることにより、エンドミル本体2先端部の長刃型形成部4に装着された複数のインサート11の切刃17によって、被切削材を切削して、被切削材に仕上げ面を形成していく。
上記の構成のインサート着脱式エンドミル1においては、装着されたインサート11が略正方形平板状をなしており、この正方形の辺稜部に切刃17が設けられるとともに、上記正方形の角部には、2つの切刃17に連なるように一対のR刃21が設けられ、この一対のR刃21の交差部に凹部22が設けられているので、インサート11の一つの切刃17bをエンドミル外周側に向けて被切削材を切り込んだときの切削抵抗により、この切刃17bが欠損した場合でも、コーナ部23に設けられた凹部22によって、他の切刃17への欠損の拡大を防止することができる。
したがって、インサート11の4つの辺稜部に形成された切刃17をすべて使用することができ、インサート11の使用コストを低減できるとともに、インサート11の廃棄量を低減でき、環境負荷を大きく低減することができる。
また、コーナ部23に切刃17から連なって延びる一対のR刃21が形成され、この一対のR刃21の交差部に凹部22が形成されているので、このコーナ部23の強度が確保できるとともに、切刃17の欠損の拡大をより確実に防止することができる。また、R刃21が形成されていることにより、このインサート着脱式エンドミル1で切削加工した際に、被切削材に形成される加工面を良好に仕上げることができる。
また、切刃17が設けられた辺稜部から凹部22までの垂直距離Rが、このインサート11の切刃17の最大切り込み量Sよりも大きなものになるように形成されているので、被切削材を切り込んだ際に、凹部22が被切削材に接触することがなく、つまり切削抵抗を直接凹部22によって受けることがなく、切刃17の欠損を防止することができ、インサート11を安定して使用することができる。
また、インサート11の切刃17に交差するように山部19と谷部18とが形成され、切刃17が側面視及び上面視において波形状に形成されているので、切刃17が被切削材に切り込む際に、切刃17全長が一度に被切削材と接触せず切削抵抗を低減させることができるので、チップポケット5の大きさを確保することにより、エンドミル本体2の剛性を高めることが困難な場合でも、このインサート着脱式エンドミル1のビビリを防止することができる。さらに、切刃17が波形状に形成されていることにより、被切削材から生成される切屑を破断して排出し易くすることができるので、切屑排出のためのチップポケット5の大きさを小さくすることができ、エンドミル本体2の剛性を高めることができ、インサート着脱式エンドミル1のビビリを防止できる。
したがって、このインサート着脱式エンドミル1の加工精度を向上させることができるとともに、ビビリに起因するインサート11の欠損を防止して、一層安定してインサート11を使用することができる。
なお、本実施形態においては、インサート11の切刃17を波形状としたもので説明したが、図6、図7に示すようにインサート11の上面部12が平滑で切刃17が直線状のものであってもよい。ただし、この場合には、上述した切屑の破断によって切屑の排出を促進させるといった効果を得ることができなくなり、エンドミル本体2のチップポケット5を大きくする必要があるので、本実施形態のように、インサート11の切刃17を波型に形成したものを使用するのが好ましい。
また、インサート11の形状をその外形が正方形平板状をなすもので説明したが、これに限定されることはなく、例えば、正三角形平板状のものや平行四辺形平板状のものであっても良く、その外形が多角形平板状であって、該多角形の辺稜部に切刃17が設けられるとともに、その多角形の角部に、凹部22が備えられたコーナ部23が形成されたものであれば良い。
また、コーナ部23に切刃17から連なるように一対のR刃21を設け、この一対のR刃21の交差部に、それぞれのR刃21に滑らかに接続する凹曲線状の凹部22を形成したもので説明したが、これに限定されることはなく、例えば、コーナ部23に、2つの切刃17を繋ぐように直線状のコーナ刃が設けられ、このコーナ刃の中央部にインサート11の内側に凹んだ凹部を形成したものであっても良い。
また、エンドミル本体2に形成されたチップポケット5が4つのもので説明したが、これに限定されることはなく、チップポケット5はいくつであっても良い。ただし、チップポケット5が多すぎるとチップポケット5の大きさが小さくなり切屑排出が困難となり、チップポケット5の大きさを確保すると、エンドミル本体2の剛性が不足するので、エンドミル本体2の径や被切削材の切屑形状などを考慮して決定するのが好ましい。
本発明の実施形態であるインサートの斜視図である。 本発明の実施形態であるインサートの上面図である。 本発明の実施形態であるインサートの角部拡大図である。 本発明の実施形態であるインサート着脱式エンドミルの側面図である。 本発明の実施形態であるインサート着脱式エンドミルの正面図である。 本発明の他の実施形態であるインサートの上面図である。 本発明の他の実施形態であるインサートの側面図である。
符号の説明
1 インサート着脱式エンドミル
2 エンドミル本体
11 インサート
17 切刃
21 R刃
22 凹部
23 コーナ部

Claims (5)

  1. 軸線回りに回転される略円柱形のエンドミル本体の外周に、切刃を有するインサートが、前記軸線回りの前記切刃の回転軌跡が前記エンドミル本体の先端から基端側に向けて連続するように複数配列されてなるインサート着脱式エンドミルであって、
    前記インサートは、その外形が略多角形平板状とされ、前記多角形の辺稜部には前記切刃が設けられ、前記多角形の各角部には前記辺稜部に対して該多角形の内側に傾いたコーナ部が設けられるとともに、
    該コーナ部には、前記インサートの内側にくぼむ凹部が形成されていることを特徴とするインサート着脱式エンドミル。
  2. 請求項1記載のインサート着脱式エンドミルにおいて、
    前記コーナ部には、前記辺稜部から連なって延びるR刃が形成され、前記凹部が、前記角部で交差する2つの前記辺稜部に連なる2つの前記R刃の交差部に形成されていることを特徴とするインサート着脱式エンドミル。
  3. 請求項1または請求項2に記載のインサート着脱式エンドミルにおいて、
    前記コーナ部での前記切刃の最大切り込み量をSとし、前記辺稜部から前記凹部までの垂直距離をRとした場合に、S≦Rの関係を有することを特徴とするインサート着脱式エンドミル。
  4. 請求項1から請求項3に記載のインサート着脱式エンドミルにおいて、
    前記切刃は、前記切刃に交差するように形成されたセレーションによって、波形状とされていることを特徴とするインサート着脱式エンドミル。
  5. 請求項1から請求項4に記載のインサート着脱式エンドミルに装着されるインサートであって、
    その外形が略多角形平板状とされ、前記多角形の辺稜部には前記切刃が設けられ、前記多角形の各角部には前記辺稜部に対して該多角形の内側に傾いたコーナ部が設けられるとともに、
    該コーナ部には、前記インサートの内側にくぼむ凹部が形成されていることを特徴とするインサート。
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