JP2006238769A - 海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置 - Google Patents

海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006238769A
JP2006238769A JP2005058063A JP2005058063A JP2006238769A JP 2006238769 A JP2006238769 A JP 2006238769A JP 2005058063 A JP2005058063 A JP 2005058063A JP 2005058063 A JP2005058063 A JP 2005058063A JP 2006238769 A JP2006238769 A JP 2006238769A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seawater
sterilized
water
electrolysis
produced
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005058063A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Katayose
政彦 片寄
Hiroaki Jinno
洋彰 神野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2005058063A priority Critical patent/JP2006238769A/ja
Priority to PCT/JP2006/303853 priority patent/WO2006093183A1/ja
Publication of JP2006238769A publication Critical patent/JP2006238769A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K63/00Receptacles for live fish, e.g. aquaria; Terraria
    • A01K63/04Arrangements for treating water specially adapted to receptacles for live fish

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Marine Sciences & Fisheries (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

【課題】海水を電解して生成される除菌海水または電解にて生成された殺菌用水を海水に混合して生成される除菌海水からなるを海洋生物の育成用水において、育成用水中に残留する有効塩素に起因する有機ハロゲン化合物の生成を抑制すること。
【解決手段】海洋動物や海洋植物等海洋生物を成育または生育するために使用する育成用水の製造方法であり、海水を濾過処理する濾過処理工程、濾過処理工程で濾過処理された海水を無隔膜電解または有隔膜電解して除菌された海水を生成する電解処理工程、電解処理工程で生成された除菌海水中に残留する有効塩素を除去する除去処理工程を備え、電解処理工程では有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水を生成し、生成された除菌海水を最長1時間以内に除去処理工程にて有効塩素を除去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マグロ、ハマチ、ヒラメ、マダイ等の海洋魚類、カキ、ホタテ等の海洋貝類、ワカメ等の海藻類、動物プランクトン、植物プランクトン等のプランクトン類等、海洋動物を成育するために使用し、かつ、海洋植物を生育するために使用する育成用水の製造方法および製造装置に関する。本発明においては、これらの海洋動物および海洋植物を総称して海洋生物と定義し、かつ、海洋動物の成育および海洋植物の生育を総称して育成と定義する。
海洋生物の集約的に育成する養殖場においては、海洋生物の孵化、成育、生育等の育成に適した環境を形成することが重要であり、海洋生物の育成環境の形成には、育成用水が最も大きく関わっている。このため、海洋生物の良好な育成環境を形成するための育成用水としては、清浄で十分に除菌されて魚病細菌類が皆無または皆無に近い良好な特性の海水が要求される。
育成用水として使用される海水を除菌する手段としては、一般には、海水に紫外線照射する方法、海水を加熱処理する方法、海水を精密濾過する方法、海水に各種の消毒剤や殺菌剤を添加する方法等がある。海水を除菌するこれらの方法は、海洋生物の成育または生育のコストとの面から考慮するとコストが掛かりすぎるきらいがある。また、これらの除菌方法を採用して生成された海水には、良好な育成環境を形成し得ないものもある。最も簡単で大きな装置を要しない消毒剤や殺菌剤を添加する方法では、海洋生物の育成にとってかならずしも良くない残留物が海水中に生成されるおそれがある。
近年、海水を電解して生成される電解生成水の殺菌能に着目し、海水を電解処理して除菌する方法や、電解にて生成された殺菌能を有する電解生成水を海水に添加して除菌処理する方法が提案されている。これらの除菌処理方法は、上記した従来の除菌処理方法に比較してコストの面で有利であるとともに、消毒剤や殺菌剤に起因する育成に影響を及ぼす残留物を生成させることがないという利点がある。しかしながら、海水を被電解水とする電解にて生成された殺菌能を有する電解生成水は、海水の除菌処理に消費される以上の有効塩素を含有していることから、育成用水として使用する海水には、有効塩素がかなりの量残留することになる。このため、育成用水である海水は、程度は低いとしてもなお殺菌能を有することになって、微細藻類等の育成に対して有害に作用し、微細藻類等の増殖に悪影響を及ぼすことになる。微細藻類等は、例えば、海洋無脊椎動物の幼生の培養には重要な餌となるため、微細藻類等の増殖に悪影響を及ぼす育成環境は、海洋生物の育成環境としては良好な環境ということはできない。
従って、海洋生物の良好な育成環境を形成する育成用水としての海水は、微細藻類等の育成に悪影響を及ぼすものでないことが肝要である。本出願人は、かかる問題に対処した海洋生物の育成用水、育成用水の製造方法および製造装置については、すでに特許出願済みである(特許文献1を参照)。
上記した特許文献1にて提案されている育成用水は、無機塩の希薄水溶液を被電解水とする電解生成水にて殺菌処理された海水であって、殺菌能を中和されている海水である。当該育成用水は、海水を電解にて殺菌処理されて無菌または無菌に近くかつ殺菌能を中和された状態にあることから、微細藻類等の育成に悪影響を及ぼすことはなく、海洋生物の育成に良好な育成環境を形成することができる。
特開2003−144001号公報
本発明者等は、上記した特許文献1にて提案されている育成用水が、海洋生物の育成にとって良好な育成環境を形成することができることを確認し、当該育成用水の製造方法について鋭意研究した結果、電解にて殺菌処理された海水の殺菌能を中和するには、殺菌処理された海水中に残留する殺菌能に関わる有効塩素を可能なかぎり少なくしておくこと、当該海水中に残留する有効塩素を的確に除去処理すること、および、当該海水中に残留する有効塩素を除去処理するためには処理するタイミングが重要であること等の知見を得ている。
特に、当該海水中に残留する有効塩素を除去処理するためのタイミングについては、海水を殺菌処理した後所定時間以内に除去処理することが重要であり、殺菌処理された海水中には、残留する有効塩素に起因して有機ハロゲン化合物が生成され、有機ハロゲン化合物の生成量は時間の経過とともに増加する傾向にある。トリハロメタン等の有機ハロゲン化合物は、発癌性を指摘されている化合物であるため、その生成量をできるだけ低く抑える必要がある。
本発明は、これらの知見に基づいてなされたもので、本発明の目的は、これらの知見に対応した育成用水の製造方法および製造装置を提供することにあり、これにより、育成用水中に残留する有効塩素に起因する有機ハロゲン化合物の生成を十分に抑制することにある。
本発明は、海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置に関し、特に、海洋動物や海洋植物等海洋生物を成育または生育するために使用する育成用水を製造する製造方法および製造装置に関する。
本発明に係る製造方法の第1の製造方法は、海水を濾過処理する濾過処理工程と、濾過処理された海水を無隔膜電解または有隔膜電解して除菌された海水を生成する電解処理工程と、同電解処理工程で生成された除菌された海水(除菌海水)中に残留する有効塩素を除去処理する除去処理工程を備え、前記電解処理工程では有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水を生成し、生成された除菌海水を最長1時間以内に前記除去処理工程にて有効塩素を除去することを特徴とするものである。
本発明に係る製造方法の第2の製造方法は、海水を濾過処理する濾過処理工程と、無機塩の希釈水溶液を無隔膜電解または有隔膜電解して殺菌用水を生成する電解処理工程と、同電解処理工程で生成された殺菌用水を濾過処理された海水に混合して除菌海水を生成する除菌海水生成工程と、同除菌海水生成工程で生成された除菌海水中に残留する有効塩素を除去処理する除去処理工程を備え、前記除菌海水生成工程では有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水を生成し、生成された除菌海水を最長1時間以内に前記除去処理工程で有効塩素を除去することを特徴とするものである。
また、本発明は、本発明に係る各製造方法を実施するための製造装置であり、本発明に係る製造装置の第1の製造装置は、海水を濾過処理する濾過装置と、濾過処理された海水を無隔膜電解または有隔膜電解して除菌された海水を生成する無隔膜式または有隔膜式電解装置と、同電解装置で生成された除菌海水中に残留する有効塩素を除去する除去処理装置を備え、前記電解装置では有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水を生成し、生成された除菌海水を最長1時間以内に前記除去処理装置で有効塩素を除去することを特徴とするものである。
本発明に係る製造装置の第2の製造装置は、海水を濾過する濾過装置と、無機塩の希釈水溶液を無隔膜電解または有隔膜電解で殺菌用水を生成する無隔膜式または有隔膜式の電解装置と、同電解装置で生成された殺菌用水を濾過処理された海水に混合して除菌海水を生成する除菌海水生成手段と、同除菌海水生成手段で生成された除菌海水中に残留する有効塩素を除去する除去処理装置を備え、前記除菌海水生成装置では有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水を生成し、生成された除菌海水を最長1時間以内に前記除去処理装置で有効塩素を除去することを特徴とするものである。
本発明に係る製造方法および製造装置によれば、細菌が皆無または皆無に近い除菌された海水で、有機ハロゲン化合物中の特にトリハロメタンの含有量が極めて少なくて、変異原生誘発性能が陰性の海水を得ることができる。当該海水は、海洋生物を育成する育成用水として極めて優れ、当該海水を育成用水として使用することにより、海洋生物の良好な育成環境を形成することができる。また、当該海水は、有機ハロゲン化合物の含有量が少ないことから、育成用水として使用後の廃液は、排水すべき海洋等の海水を汚染させることもない。当該海水は、この点でも、海洋生物の育成用水として極めて有用である。
本発明は、海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置に関する。図1および図2には、無隔膜式の電解装置を採用した第1の製造装置10aおよび第2の製造装置10bを示し、図3および図4には、有隔膜式の電解装置を採用した第3の製造装置20aおよび第4の製造装置20bを示している。
第1の製造装置10aは、海水を被電解水とする無隔膜電解にて除菌された海水(除菌海水)を得て、当該除菌海水に残留する有効塩素を除去処理するものである。第1の製造装置10aは、海洋から採取した海水を貯留する海水貯留タンク11、海水を濾過処理する濾過装置12、海水を被電解水として無隔膜電解する無隔膜式の電解装置13、および、電解装置13にて電解されて生成される電解生成水(除菌海水)中に残留する有効塩素を除去処理する除去処理装置14を備えている。貯留タンク11と濾過装置12とは、第1供給管路15aにて互いに連結されていて、第1供給管路15aに介装されている供給ポンプ16aの駆動により、貯留タンク11に貯留されている海水が濾過装置12に供給されるようになっている。
一方、濾過装置12は、電解装置13に連結する第2供給管路15b、除去処理装置14に連結する第3供給管路15c、および、後述する養殖槽Bに連結する還流管路15dを備えている。また、電解装置13は除去処理装置14に連結する第4供給管路15eを備え、かつ、除去処理装置14は養殖槽Bに連結する第5供給管路15fを備えている。これらの管路で構成される水系回路においては、第1供給管路15aと還流管路15dの連結部に第1切替バルブ16bが介装され、第2供給管路15bと第3供給管路15cの連結部に第2切替バルブ16cが介装されている。また、養殖槽Bには排水管路bを備えていて、還流管路15dは排水管路bに連結されているが、この連結部に第3切替バルブ16dが介装されている。
当該水系回路を有する第1の製造装置10aにおいては、供給ポンプ16aを駆動することにより、貯留タンク11内の海水A1が、第1供給管路15aを通して濾過装置12に供給されて濾過され、濾過された海水(濾過海水A2)は、被電解水として第2供給管路15bを通して電解装置13に供給される。なお、濾過海水A2は、第2切替バルブ16cを切替動作させることにより、第3供給管路15cを通して除去処理装置14に選択的に供給することができる。
一方、電解装置13に供給された濾過海水A2は電解装置13で無隔膜電解されて除菌され、除菌された海水(除菌海水A3)として、第3供給管路15cを通して除去処理装置14に供給される。除去処理装置14に供給された除菌海水A3は、残留する有効塩素を除去処理される。有効塩素を除去されて実質的に有効塩素を含有しない非塩素海水A4は、育成用水として、第5供給管路15fを通して養殖槽Bに供給される。養殖槽Bに供給された育成用水A4は、海洋生物の良好な育成環境を形成する。
なお、第1の製造装置10aは、基本的には、養殖終了した時点の養殖槽B内の育成用水A4を廃液として、近接する海洋等に排水するものであるが、養殖終了した時点の養殖槽B内の育成用水A4に挟雑物等が少ない場合には、養殖終了した時点の養殖槽B内の育成用水A4を、被処理水として、還流管路15dを通して濾過装置12に還流させることもできる。
当該製造装置においては、有効塩素を除去処理する除去処理装置14としては、図5に示す負圧式除去処理装置C1や、図6に示す空気バブリング式除去処理装置C2を採用することができ、かつ、装置の簡単化のために、有効塩素を中和するチオ硫酸ナトリウムを添加する中和式除去装置を採用することもできる。
図5に示す負圧式除去処理装置C1は、タンク本体31内に多孔質パイプ32を屈折した状態で配設してなるもので、タンク本体31には、負圧供給管路33が連結されている。負圧供給管路33には、その途中に減圧ポンプ33aが介装されていて、タンク本体31内に開口している。また、多孔質パイプ32は、気体のみを透過する無数の微細孔を有するもので、上流側には第4供給管路15e、または、第3供給管路15cおよび第4供給管路15eに連結され、かつ、下流側には第5供給管路15fが連結されている。
かかる構成の負圧式除去処理装置C1においては、除菌海水A3が多孔質パイプ32内に導入されて多孔質パイプ32内を流動し、第4供給管路15fを通って、養殖槽Bに供給される。この間、タンク本体31内には負圧供給管路33を通して負圧が供給されて、タンク本体31内が所定の負圧状態となっている。このため、多孔質パイプ32内を流動する除菌海水A3中に含まれる揮発性成分が多孔質パイプ32の周壁を透過してタンク本体31内に流出し、減圧ポンプ33aの吸引作用で、負圧供給管路33を通って系外に排出される。除菌海水A3に含まれる揮発性成分の代表例は、除菌海水A3に残留する有効塩素である。このため、除菌海水A3に残留する有効塩素は、多孔質パイプ32内を流動する間、除菌海水A3からほぼ除去されて、非塩素海水A4(育成用水)となる。
図6に示す空気バブリング式除去処理装置C2は、タンク本体34、空気導入パイプ35、および、排気パイプ36を備えるもので、タンク本体34内には、除菌海水A3を導入する導入パイプ37と、タンク本体34内で除去処理されて生成された非塩素海水A4を導出する導出パイプ38が底部に臨んでいる。導入パイプ37は、第4供給管路15e、または、第3供給管路15cおよび第4供給管路15eに連結されている。また、導出パイプ38には第5供給管路15fが連結されていて、その途中には供給ポンプ38aが介装されている。
空気導入パイプ35は、導入管部35a、空気噴出管部35b、および、導入管部35aに介装されている空気供給ポンプ35cを備えている。空気噴出管部35bは、多数の空気噴出孔35dを備えていて、タンク本体34内の底部に沿って延びている。空気導入パイプ35においては、空気供給ポンプ35cにより、空気が導入管部35aを通して空気噴出管部35bに供給され、多数の空気噴出孔35dからタンク本体34内に噴出される。このため、タンク本体34内に除菌海水A3が収容されている場合には、空気は、多数の空気噴出孔35dから除菌海水A3内に、無数の気泡として噴出する。気泡状の空気は、除菌海水A3に残留する有効塩素と十分に接触し、有効塩素を取り込んでタンク本体34内の上方空間部に滞留する。滞留した有効塩素を含有する空気は、排気パイプ36を通して系外へ排気される。
かかる構成の空気バブリング式除去処理装置C2においては、タンク本体34内に導入された除菌海水A3は、空気噴出孔35dから噴出する無数の気泡状の空気に曝され、残留する有効塩素を除去されて非塩素海水A4となる。非塩素海水A4は、育成用水として、導出パイプ38から第5供給管路15fを通して養殖槽Bに供給される。
このように構成した第1の製造装置10aを使用すれば、本発明に係る第1の製造方法および第2の製造方法を実施することができる。第1の製造方法は、濾過海水A2を、第2供給管路15bを通して電解装置13に供給し、同電解装置13にて無隔膜電解して除菌海水A3を生成し、生成された除菌海水A3を、第4供給管路15eを通して除去処理装置14に供給し、除菌海水A3に残留する有効塩素を除去処理し、除去処理して生成された非塩素海水A4を育成用水として、第5供給管路15fを通して養殖槽Bに供給する方法である。
第1の製造方法においては、電解装置13での電解条件を、電解生成水中の有効塩素の濃度が10mg/L以下、好ましくは5mg/Lになるように設定する。生成された有効塩素は、濾過海水A2の細菌類を殺菌して、濾過海水A2を除菌海水A3とする。除菌海水A3は、除去処理装置14内にて、残留する有効塩素を除去処理されるが、最長1時間以内に除去処理に付すことが必要である。除去処理は、除菌海水A3が除去処理装置14内に所定量供給された後、除去処理装置14に滞留させることなく速やかに行うことが好ましい。
本発明に係る第2の製造方法は、濾過海水A2を、第2供給管路15bを通して電解装置13に供給するとともに第3供給管路15cに導入し、同電解装置13にて無隔膜電解して殺菌用水Aを生成して生成された殺菌用水Aを第3供給管路15cに導入し、殺菌用水Aを第3供給管路15c内にて濾過海水A2に混合する。これにより、第3供給管路15c内にて除菌海水A3が生成され、生成された除菌海水A3は除去処理装置14に供給される。除菌海水A3は除去処理装置14内では、残留する有効塩素を除去処理されて非塩素海水A4となり、非塩素海水A4は育成用水として、第5供給管路15fを通して養殖槽Bに供給される。
第2の製造方法においては、電解装置13での電解条件を、電解生成水中の有効塩素の濃度が10mg/Lより高い例えば200mg/Lになるように設定する。生成された有効塩素は殺菌能を有するもので、殺菌用水Aを濾過海水A2に混合することにより、有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水A3を生成する。除去処理装置14内での除去海水A3中に残留する有効塩素の除去処理は、最長1時間以内に除去処理に付すことが必要である。除去処理は、除菌海水A3を除去処理装置内14に滞留させることなく速やかに行うことが好ましい。
図2に示す第2の製造装置10bは、NaClを主要成分とする無機塩の希薄水溶液を被電解水とする無隔膜電解にて生成された電解生成酸性水(殺菌用水)を濾過海水に混合して除菌海水を生成し、当該除菌海水に残留する有効塩素を除去処理するものである。第2の製造装置10bは、第1の製造装置10aとは、この点を除いて、共通する構成であって、類似する製造方法を実施することができるものである。従って、第2の製造装置10bにおいては、第1の製造装置10aと共通する部品および部材については、共通の符号を付して、その構造の詳細な説明を省略する。
当該製造装置10bを構成する電解装置13は、無隔膜電解槽13aを主体とするものであるが、水道水を供給する供給管路13bと、無機塩の高濃度水溶液を調製する調製タンク13cと、高濃度水溶液を供給管路13bの途中に導入する導入管路13dを備えている。当該電解装置13においては、供給管路13bに、無機塩の高濃度水溶液が導入され、供給管路13b内で、無機塩の濃度が所定濃度に希釈された希薄水溶液が生成される。生成された希薄水溶液は、被電解水として電解室Rに供給されて、電解室Rにて電解される。
電解室Rにて生成された電解生成水は殺菌用海水Aとして、濾過装置12に連結されている第3供給管路15cを流通する濾過海水A2に導入されて混合される。これにより、第3供給管路15c内の途中で、残留する有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水A3が生成される。生成された除菌海水A3は、第3供給管路15cを通して除去処理装置14に供給されて、除去処理装置14内で、残留する有効塩素が速やかに除去処理される。残留する有効塩素を除去された除去海水A4は、育成用水として養殖槽Bに供給される。
図3に示す第3の製造装置20aは、海水を被電解水とする有隔膜電解にて生成された電解生成酸性水(殺菌用海水)を濾過海水に混合して除菌海水を生成し、当該除菌海水に残留する有効塩素を除去処理するものである。第3の製造装置20aは、海洋から採取した海水A1を貯留する海水貯留タンク21、海水A1を濾過処理する濾過装置22、濾過海水A2を被電解水として有隔膜電解する有隔膜式の電解装置23、および、電解装置23にて電解されて生成される電解生成酸性水(殺菌用水A)と濾過海水A2とを混合して生成される海水(除菌海水A3)を受け入れて、当該除菌海水A3に残留する有効塩素を除去処理する除去処理装置24を備えている。当該製造装置20aでは、電解装置23以外の貯留タンク21、濾過装置22、除去処理装置24については、第1の製造装置10aを構成する貯留タンク11、濾過装置12、除去処理装置14と同じものを採用している。
当該製造装置20aにおいては、貯留タンク21と濾過装置22とは、第1供給管路25aにて互いに連結されていて、第1供給管路25aに介装されている供給ポンプ26aの駆動により、貯留タンク21に貯留されている海水A1を濾過装置22に供給するようになっている。一方、濾過装置22は、電解装置23に連結する第2供給管路25b、除去処理装置24に連結する第3供給管路25c、および、養殖槽Bに連結する還流管路25dを備えている。電解装置23は、電解槽23a内に形成されている陽極側電解室R1に連通する第1流出管路25eと、陰極側電解室R2に連通する第2流出管路25fを備えている。第1流出管路25eは第3供給管路25cに連結し、かつ、第2流出管路25fは図示しない貯留タンクに連結している。除去処理装置24は、養殖槽Bに連結する第5供給管路25gを備えている。
これらの管路で構成される水系回路においては、第1供給管路25aと還流管路25dの連結部に第1切替バルブ26bが介装され、また、養殖槽Bに設けた排水管路bと還流管路25dとの連結部に第2切替バルブ26cが介装されている。当該水系回路を有する当該製造装置20aにおいては、供給ポンプ26aを駆動することにより、貯留タンク21内の海水A1が、第1供給管路25aを通して濾過装置22に供給されて濾過され、濾過された海水(濾過海水A2)は、被電解水として第2供給管路25bを通して電解装置23の各電解室R1,R2に供給されるとともに、第3供給管路25cを通して除去処理装置24に供給される。
電解装置23に供給された濾過海水A2は、電解装置23で有隔膜電解されて、陽極側電解室R1では電解生成酸性水が生成され、陰極側電解室R2では電解生成アルカリ性水が生成される。電解生成酸性水は、殺菌用海水Aとして第3供給管路25cに導入され、第3供給管路25c内で濾過海水A2と混合して除菌海水A3を生成し、除去処理装置24に供給される。また、電解生成アルカリ性水は、第2流出管路25fを通して図示しない貯留タンクに供給され、各種の装置、設備、および、その他の洗浄用水等として使用される。
除去処理装置24内では、供給された除菌海水A3に残留する有効塩素が除去処理される。有効塩素を除去されて実質的に有効塩素を含有しない非塩素海水A4は、育成用水として、第5供給管路25gを通して養殖槽Bに供給される。養殖槽Bに供給された育成用水A4は、海洋生物の良好な育成環境を形成する。
当該製造装置20aは、第1,第2の製造装置10a,10bと同様、基本的には、養殖終了した時点の養殖槽B内の育成用水A4を廃液として、近接する海洋等に排水するものであるが、養殖終了した時点の養殖槽B内の育成用水A4に挟雑物等が少ない場合には、養殖終了した時点の養殖槽B内の育成用水A4を、被処理水として、還流管路25dを通して濾過装置22に還流させて再使用するようにすることもできる。
当該製造装置20aを使用して実施される製造方法においては、電解装置23での電解条件を、電解生成酸性水中の有効塩素の濃度が10mg/Lより高い例えば30mg/L程度になるように設定する。生成された有効塩素は殺菌能を有するもので、生成される除菌海水A3に残留する有効塩素濃度が10mg/L以下になるようにする。除菌海水A3の除去処理装置24内での除去処理は、除菌海水A3を長時間滞留させることなく、速やかに行うようにする。
図4に示す第4の製造装置20bは、NaClを主要成分とする無機塩の希薄水溶液を被電解水とする有隔膜電解にて生成された電解生成酸性水(殺菌用水A)を濾過海水A2に混合して除菌海水A3を生成し、除菌海水A3に残留する有効塩素を除去処理するものである。第4の製造装置20bは、第3の製造装置20aとは、この点を除いて共通する構成であって、類似する製造方法を実施することができるものである。従って、第4の製造装置20bにおいては、第3の製造装置20aと共通する部品および部材については、共通の符号を付して、その構造の詳細な説明を省略する。
当該製造装置20bを構成する電解装置23は、有隔膜電解槽23aを主体とするものであるが、水道水を供給する供給管路23bと、無機塩の高濃度水溶液を調製する調製タンク23cと、高濃度水溶液を供給管路23bの途中に導入する導入管路23dを備えている。当該電解装置23においては、供給管路23bに高濃度水溶液が導入され、供給管路23b内で、無機塩の濃度が所定濃度に希釈された希薄水溶液が生成される。生成された希薄水溶液は、被電解水として各電解室R1,R2に供給されて、各電解室R1,R2にて電解される。
陽極側電解室R1に生成された電解生成酸性水は、殺菌用海水Aとして、第3供給管路25cを流通する濾過海水A2に導入されて混合される。これにより、第3供給管路25c内の途中で、残留する有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水A3が生成される。生成された除菌海水A3は、第3供給管路25cを通して除去処理装置24に供給されて、除去処理装置24内で、残留する有効塩素が速やかに除去処理される。残留する有効塩素を除去して生成された非塩素海水A4は、育成用水として養殖槽Bに供給される。
(実験1):本実験では、本発明に係る製造方法で製造した除菌海水A3について、除菌海水A3に残留する有効塩素濃度と除菌海水A3に含まれる有機化合物との反応の経時的挙動を確認する実験を試みた。本実験では、本発明に係る製造装置で製造した中間物である除菌海水A3として、残留する有効塩素が0.2mg/Lの除菌海水(供試水1)、残留する有効塩素が2.0mg/Lの除菌海水(供試水2)、残留する有効塩素が5.0mg/Lの除菌海水(供試水3)、残留する有効塩素が10mg/Lの除菌海水(供試水4)、残留する有効塩素が27.2mg/Lの除菌海水(供試水5)を生成し、これらの除菌海水A3を放置した場合の有機ハロゲン化物の生成量を経時的に測定した。各供試水について得られた結果を、表1〜表5に示す。
Figure 2006238769
Figure 2006238769
Figure 2006238769
Figure 2006238769
Figure 2006238769
各表を参照すると、特に注目すべき化合物に、トリハロメタンの一種であるブロモホルムである。ブロモホルムは、除菌海水A3中に残留する有効塩素成分である次亜塩素酸と、海水中に潜在的に含まれている臭素とに由来するもので、発癌性の物質として疑われている化学物質である。除菌海水A3中でのブロモホルムの生成量は、除菌海水A3の放置時間に比例して著しく増加する。このため、除菌海水A3中におけるブロモホルムの生成量を低減するには、除菌海水A3中に残留する有効塩素を可及的速やかに除去することが肝要である。
表1のデータでは、ブロモホルムの生成量を低減させる一つの目安として、放置時間1時間を示唆している。従って、除菌海水A3中でのブロモホルムの生成量を大幅に低減させるには、除菌海水A3に残留する有効塩素の除去処理は、除菌海水A3の生成時から最長1時間以内とすることが肝要であり、好ましくは、除去海水A3を生成した後には、これを放置することなく速やかに除去処理を行うようにする。
(実験2):本実験では、除菌海水A3中の残留する有効塩素を除去処理してなる育成用水A4についての安全性を確認するために、2種類の育成用水A3を使用した変異原性試験(Ames試験)を試みた。Ames試験は、多くの化学物質を含有する複雑な組成の環境試料中から、変異原物質や発癌性物質等の遺伝子毒性を検出する手段であって、広く用いられている変異原性試験である。本実験では、変異原性試験に供する育成用水A4としては、残留する有効塩素が0.3mg/Lの除去海水A3を除去処理に付してなる育成用水(供試水6)、および、残留する有効塩素が3.0mg/Lの除去海水A3を除去処理に付してなる育成用水(供試水7)を採用した。また、当該変異原性試験では、プレインキュベーション法を採用した。
先ず、減菌試験管に被試験液である供試水を62.5〜1000μL分注し、代謝活性化法を行う場合には、S9mixを0.5mL加え、陽性対照のみ、直接法の場合に0.1Mナトリウム−リン酸緩衝液を0.5mL加え、前培養したテスト菌株懸濁液を100μL加える。次いで、かかる試験管を振とう培養恒温槽により37℃で20分間振とう(56往復/min)しながら、プレインキュベートする。プレインキュベート後、50℃に調整したトップアガーを加える。なお、直接法の場合には、トップアガーを加える前に、0.1Mナトリウム−リン酸緩衝液を0.5mL加える。なお、コントロールの海水および陽性対照物質については濾過減菌する。また、テスト菌株としては、ネズミチフス菌(Salmonella typhimurium)TA98株およびTA100株を採用した。
Figure 2006238769
トップアガーは、表6に示す組成の3種類のトップアガーA,B,Cを採用し、被試験液の添加量が62.5〜250μLの場合にはトップアガーAを2mL加え、被試験液の添加量が500μLの場合にはトップアガーBを1.5mL加え、被試験液の添加量が1000μLの場合にはトップアガーCを1mL加える。この状態で、試験管内で、泡が生じないように注意しつつ混合し、試験管内容物をプレート上の最小グルコース寒天培養地に注ぎ、これをすばやく一様に広げる。その後、プレートを上下反転し、37℃で48時間培養する。培養終了後には、プレート上の復帰突然変異により生じたコロニー数を数える。得られた結果を表7および表8に示す。
一般的には、被試験物質の復帰変異コロニー数が陽性対照の2倍以上に増加し、用量依存性が認められる場合に、変異原性が陽性と判定される。本試験条件では、突然変異誘発能は認められない。
Figure 2006238769
Figure 2006238769
本発明に係る製造装置の一実施形態である第1の製造装置を模式的に示す概略構成図である。 本発明に係る製造装置の他の一実施形態である第2の製造装置を模式的に示す概略構成図である。 本発明に係る製造装置の他の一実施形態である第3の製造装置を模式的に示す概略構成図である。 本発明に係る製造装置の他の一実施形態である第4の製造装置を模式的に示す概略構成図である。 本発明に係る製造装置で採用する除去処理装置の一例である負圧式除去処理装置を模式的に示す概略構成図である。 本発明に係る製造装置で採用する除去処理装置の他の一例である空気バブルリング式除去処理装置を模式的に示す概略構成図である。
符号の説明
10a…第1の製造装置、10b…第2の製造装置、11…貯留タンク、12…濾過装置、13…電解装置、13a…電解槽、13b…供給管路、13c…調製タンク、13d…導入管路、14…除去処理装置、15a…第1供給管路、15b…第2供給管路、15c…第3供給管路、15d…還流管路、15e…第4供給管路、15f…第5供給管路、16a…供給ポンプ、16b…第1切替バルブ、16c…第2切替バルブ、16d…第3切替バルブ、R…電解室、20a…第3の製造装置、20b…第4の製造装置、21…貯留タンク、22…濾過装置、23…電解装置、23a…電解槽、23b…供給管路、23c…調製タンク、23d…導入管路、24…除去処理装置、25a…第1供給管路、25b…第2供給管路、25c…第3供給管路、25d…還流管路、25e…第1流出管路、25f…第2流出管路、25g…第4供給管路、26a…供給ポンプ、26b…第1切替バルブ、26c…第2切替バルブ、R1,R2…電解室、C1…負圧式除去処理装置、C2…空気バブリング式除去処理装置、31…タンク本体、32…多孔質パイプ、33…負圧供給管路、33a…減圧ポンプ、34…タンク本体、35…空気導入パイプ、35a…導入管部、35b…空気噴出管部、35c…空気供給ポンプ、35d…空気噴出孔、36…排気パイプ、37…導入パイプ、38…導出パイプ、38a…供給ポンプ、B…養殖槽。b…排水管路、A…殺菌用水、A1…海水、A2…濾過海水、A3…除菌海水、A4…非塩素海水(育成用水)。

Claims (4)

  1. 海洋動物や海洋植物等海洋生物を成育または生育するために使用する育成用水を製造する製造方法であり、当該製造方法は、海水を濾過処理する濾過処理工程と、同濾過処理工程で濾過処理された海水を無隔膜電解または有隔膜電解して除菌された海水を生成する電解処理工程と、同電解処理工程で生成された除菌海水中に残留する有効塩素を除去する除去処理工程を備え、前記電解処理工程では有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水を生成し、生成された除菌海水を最長1時間以内に前記除去処理工程にて有効塩素を除去することを特徴とする育成用水の製造方法。
  2. 海洋動物や海洋植物等海洋生物を成育または生育するために使用する育成用水を製造する製造方法であり、当該製造方法は、海水を濾過処理する濾過処理工程と、無機塩の希釈水溶液を無隔膜電解または有隔膜電解で殺菌用水を生成する電解処理工程と、同電解処理工程で生成された殺菌用水を前記濾過処理工程で濾過処理された海水に混合して除菌海水を生成する除菌海水生成工程と、同除菌海水生成工程で生成された除菌海水中に残留する有効塩素を除去する除去処理工程を備え、前記除菌海水生成工程では有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水を生成し、生成された除菌海水を最長1時間以内に前記除去処理工程で有効塩素を除去することを特徴とする育成用水の製造方法。
  3. 海洋動物や海洋植物等海洋生物を成育または生育するために使用する育成用水を製造する製造装置であり、当該製造装置は、海水を濾過処理する濾過処理装置と、濾過処理された海水を無隔膜電解または有隔膜電解して除菌された海水を生成する無隔膜式または有隔膜式電解装置と、同電解装置で生成された除菌海水中に残留する有効塩素を除去する除去処理装置を備え、前記電解装置では有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水を生成し、生成された除菌海水を最長1時間以内に前記除去処理装置で有効塩素を除去することを特徴とする育成用水の製造装置。
  4. 海洋動物や海洋植物等海洋生物を成育または生育するために使用する育成用水を製造する製造装置であり、当該製造装置は、海水を濾過処理する濾過処理装置と、無機塩の希釈水溶液を無隔膜電解または有隔膜電解して殺菌用水を生成する無隔膜式または有隔膜式の電解装置と、同電解装置で生成された殺菌用水を前記濾過処理工程で濾過処理された海水に混合して除菌海水を生成する除菌海水生成手段と、同除菌海水生成手段で生成された除菌海水中に残留する有効塩素を除去する除去処理装置を備え、前記除菌海水生成装置では有効塩素濃度が10mg/L以下の除菌海水を生成し、生成された除菌海水を最長1時間以内に前記除去処理装置で有効塩素を除去することを特徴とする育成用水の製造装置。
JP2005058063A 2005-03-02 2005-03-02 海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置 Pending JP2006238769A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005058063A JP2006238769A (ja) 2005-03-02 2005-03-02 海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置
PCT/JP2006/303853 WO2006093183A1 (ja) 2005-03-02 2006-03-01 海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005058063A JP2006238769A (ja) 2005-03-02 2005-03-02 海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006238769A true JP2006238769A (ja) 2006-09-14

Family

ID=36941212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005058063A Pending JP2006238769A (ja) 2005-03-02 2005-03-02 海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2006238769A (ja)
WO (1) WO2006093183A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044611A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Hoshizaki Electric Co Ltd 海水の殺菌処理方法
JP2011005482A (ja) * 2009-05-26 2011-01-13 Omega:Kk 排水の処理機構
WO2022249487A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01 中国電力株式会社 放水方法、水処理方法、残留塩素低減方法及び水処理設備
JPWO2022249488A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102550476B (zh) * 2012-03-07 2013-11-13 安徽华鹰水族用品有限公司 一种用于水产养殖的水质净化***
CN104542433A (zh) * 2015-01-11 2015-04-29 淄博蜀东有机玻璃有限公司 一种原生态清除鱼缸脏物的三管双吸底滤***
CN105613388B (zh) * 2016-03-09 2019-08-16 中国科学院南海海洋研究所 一种利用电解水净化香港牡蛎的方法
NO343947B1 (en) * 2017-12-20 2019-07-22 Soelvpilen As Fish farm and method for operation
GR1010060B (el) * 2020-09-02 2021-08-13 Αθανασιος Δημητριου Ζησοπουλος Πλατφορμα υδατοκαλλιεργειας για βελτιστοποιηση επιπτωσεων κυκλου ζωης και επανυπολογισμο κινδυνων ασφαλισης

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1098978A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 O D I:Kk バイパス機能を備えた観賞用水槽装置
JPH1119648A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Kyoei Aqua Tec Kk 殺菌装置
JP2003144001A (ja) * 2001-11-08 2003-05-20 Hoshizaki Electric Co Ltd 海洋生物の育成用水、育成用水の製造方法および製造装置
JP2003274796A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Rikujo Yoshoku Kogaku Kenkyusho:Kk 閉鎖循環式養殖システム
JP2004195415A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd 循環系水の処理方法
JP2005245329A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Rikujo Yoshoku Kogaku Kenkyusho:Kk 閉鎖循環式養殖システム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3583608B2 (ja) * 1998-03-10 2004-11-04 荏原実業株式会社 電気分解殺菌装置及び電気分解殺菌方法
JP2004160349A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Matsushita Electric Works Ltd 魚介類用水浄化装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1098978A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 O D I:Kk バイパス機能を備えた観賞用水槽装置
JPH1119648A (ja) * 1997-07-02 1999-01-26 Kyoei Aqua Tec Kk 殺菌装置
JP2003144001A (ja) * 2001-11-08 2003-05-20 Hoshizaki Electric Co Ltd 海洋生物の育成用水、育成用水の製造方法および製造装置
JP2003274796A (ja) * 2002-03-26 2003-09-30 Rikujo Yoshoku Kogaku Kenkyusho:Kk 閉鎖循環式養殖システム
JP2004195415A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Asahi Organic Chem Ind Co Ltd 循環系水の処理方法
JP2005245329A (ja) * 2004-03-04 2005-09-15 Rikujo Yoshoku Kogaku Kenkyusho:Kk 閉鎖循環式養殖システム

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007044611A (ja) * 2005-08-09 2007-02-22 Hoshizaki Electric Co Ltd 海水の殺菌処理方法
JP2011005482A (ja) * 2009-05-26 2011-01-13 Omega:Kk 排水の処理機構
WO2022249487A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01 中国電力株式会社 放水方法、水処理方法、残留塩素低減方法及び水処理設備
JPWO2022249488A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01
JPWO2022249487A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01
WO2022249488A1 (ja) * 2021-05-28 2022-12-01 中国電力株式会社 放水方法、水処理方法、残留塩素低減方法及び水処理設備

Also Published As

Publication number Publication date
WO2006093183A1 (ja) 2006-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006238769A (ja) 海洋生物の育成用水の製造方法および製造装置
JP6131342B2 (ja) 滅菌養殖水の製造方法およびこれを利用した流水式滅菌水魚類養殖方法
US20030141202A1 (en) Method and apparatus for purging and disinfecting water
JP6251095B2 (ja) 膜ろ過システム、膜ろ過方法、および水中生物の飼育水の製造装置
KR101547566B1 (ko) 전기분해를 이용한 멸균 양식수 제조방법과 이를 이용한 유수식 멸균수 어류 양식방법
JP4776293B2 (ja) 海洋魚介類の養殖方法
JP5471242B2 (ja) 水処理方法および装置
JP6210383B2 (ja) バラスト水処理方法及びそれに用いるバラスト水処理装置
JP3840250B2 (ja) 閉鎖循環式養殖システム及びpH調整装置
JP2008012462A (ja) 濾過装置の洗浄殺菌方法及びその洗浄殺菌システム
JP2005329331A (ja) 水の処理方法および処理装置
JP4846298B2 (ja) 海水の殺菌処理方法
KR20100107592A (ko) 수산물용 물의 처리방법 및 처리시스템
JP2005313098A (ja) 海洋生物の飼育用水およびその製造装置
KR100784940B1 (ko) 해수전해장치와 광촉매볼을 이용한 적조제거장치
JP3671293B2 (ja) 海苔の殺菌方法とその装置
JP2012152695A (ja) 電気分解式塩水滅菌方法及び電気分解式塩水滅菌装置
KR101457026B1 (ko) 열교환기용 생물 부착 방지 겸용 슬라임 제거장치
JP2009241042A (ja) バラスト水製造用の膜の再生方法及び装置
JP2005245327A (ja) 閉鎖循環式養殖システム
KR20150097918A (ko) 미생물을 활용한 이온 활성수 생성방법
JP2009241040A (ja) バラスト水製造用の膜の再生方法及び装置
JP3840245B2 (ja) 閉鎖循環式養殖システム及びpH調整装置
JP6299796B2 (ja) 海水淡水化方法及び海水淡水化設備
JP2005245329A (ja) 閉鎖循環式養殖システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110913