JP2006236297A - ネットワーク型クーポン発券システムおよびネットワーク型クーポン発券装置のクーポン発券方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 ネットワークを活用して、商品等の購入の際に、購入金額の割引等の購入者に有利なクーポン券の発行システムに関するものであって、ユーザの前記クーポン券の不適切な使用を防止すると共に、前記クーポン券の使用によって、より適切な顧客管理が可能なネットワーク型クーポン券発行システムを提供することを目的とするものである。
【解決手段】 ネットワークに接続可能な携帯電話２と携帯端末３と、前記携帯電話２および携帯端末３に対しクーポン情報を管理し、ネットワークを介し前記携帯電話２および携帯端末３と接続可能なクーポン管理サーバ４とからなり、前記クーポン管理サーバ４は、携帯電話２からのクーポン発券要求情報を受信すると、クーポン情報を生成するクーポン情報、認証情報を生成すると共に、クーポン発券情報を生成し、前記携帯電話２に対しクーポン情報および認証情報を、前記携帯端末３に対しクーポン発券情報および認証情報を送信する。
【選択図】 図１

Description

本発明は、商品等の購入の際に、購入金額の割引、商品プレゼント等の購入者に有利な購入形態を生じさせるクーポン券発行システムに関するものであって、特に、購入者の前記クーポン券の不正な使用を防止すると共に、前記クーポン券の使用によって、より適切な顧客管理が可能なクーポン券発行システムに関するものである。

従来、商品等の購入の際に、購入金額の割引、商品プレゼント等の購入者に有利な購入形態を生じさせるクーポン券が例えば雑誌、チラシ等に設けられる形で消費者に提供されている。また、クーポン券は一般的には雑誌等の切抜きとして使用されることが多く、それを使用するためには、財布、鞄等に入れて持ち歩く必要があり、煩わしさがあった。

これらの問題点を解決するために、例えば、図９に示すような特開２００２−２３６８３８公報（以下、従来技術１）記載の技術では、通信ネットワークに接続された入出力可能な双方向通信式の携帯移動端末を用い、商取引において商品等の購入の際に、購入金額の割引、購入に伴う商品プレゼント等の購入者に有利な購入形態を生じさせるクーポン券を表示情報として表示するための電子データ（以下、クーポン情報ともいう）の提供対象者を、新聞、テレビ等の広告媒体による広告と関連付けられたクーポン情報の提供を行うサイト（以下、クーポン情報提供サイトともいう）において会員としてオンライン登録するとともに、その登録において会員の携帯電話番号やメールアドレス等のデータ配信先に関する配信先情報と、氏名、年齢、性別、住所等の会員に関する個人情報とを含んだ会員データを、会員毎に会員データベースに記憶する一方、クーポン情報を、定期的又は不定期的に、或いは会員からのリアルタイムな要求に応じる形で会員固有のデータ配信先に向けて直接的に又は間接的に配信し、さらに、その配信されるクーポン情報により、商品等の購入を行う際に提示するために、携帯移動端末の表示画面上においてクーポン情報が表示されることを特徴とするクーポン情報配信方法を提供されている。
特許公開２００２年第２３６８３８号公報

また、他の方法としては、例えば、図１０に示すような特開２００２−１１７３０７公報（以下、従来技術２）記載の技術では、ネットワークを介して接続された端末より指定されたクーポンを画像形成装置から発券するクーポン発券方法において、端末からクーポンの指定があった際に、該クーポンに対応する認証情報を前記端末に送信するとともに記憶し、画像形成装置から前記認証情報が入力されると、該認証情報に対応するクーポンの印刷に必要なデータを前記画像形成装置に送信することを特徴とする方法、および、ネットワークを介して接続された端末より指定されたクーポンを画像形成装置から発券するクーポン発券装置において、端末および画像形成装置との間で情報の通信を行う通信手段と、端末から指定されたクーポンに対応する認証情報とクーポンの印刷に必要なデータとを管理する管理手段とを具備し、前記管理手段は、前記端末に指定されたクーポンに対応する認証情報を送信するとともに、前記画像形成装置から前記認証情報を受信すると、該認証情報に対応する前記データを前記画像形成装置に送信することを特徴とするクーポン発券装置が提供されている。
特許公開２００２年第１１７３０７号公報

しかし、従来技術１では、紙媒体として流通していたクーポン券は、店員に渡された後は、それ以上顧客に使用されることはなかった。ところが、例えば、従来技術２のような方法で印刷されたり、ダウンロードされた電子化したクーポン券の場合には、クーポン情報はインターネットを経由して何度でもダウンロード可能であるので、同じ顧客が同じクーポン券を何度でも使用することが出来るようになるという問題があった。

この問題を解決するために、クーポン情報にバーコード情報等の識別情報を付加し、すなわち、店のホームページからダウンロードし、携帯電話端末の画面の表示されたクーポン券の画像にはバーコード等の識別情報を表示されようにして、顧客が店の店員に携帯電話端末の画面に表示された識別情報付きのクーポン情報の画像を提示すると、店の店員はバーコードリーダ等の読取装置で、そのバーコード等の識別情報を読み取る。そして、読み取ったバーコードの値に基づいて同じ顧客が同じクーポン情報何度も使用しているかどうかをチェックすることが出来るようにすることが考えられる。

しかしながら、このようにクーポン情報にバーコード情報を付加する場合には、店には携帯電話端末の画面に表示されたバーコード情報を読み取るためのバーコードリーダを予め設置しておく必要がある。また、ＰＯＳシステムなどのソフトウェアも予め店のパーソナルコンピュータに購入してインストールしておく必要がある。すなわち、バーコード情報をクーポン情報に付加したバーコード付きクーポン情報を使用する場合には、店にバーコードリーダやＰＯＳシステムなどが必要になり、このためコストがかかるという課題がある。また、バーコード付きクーポン券の場合には、顧客から提示された携帯電話端末からバーコードリーダで読み取る操作を行う必要があり手間がかかるという課題がある。

これらの問題点を解決するために、例えば、図１１に示すような特開２００３−１１５００２公報記載（以下、従来技術３という。）の技術では、所定の規則に基づいて決められた引数を発行する引数発行会社３０４に設置された引数用サーバ３０５と、クーポン情報を発行するクーポン発行管理会社３０５に設置されたクーポン用サーバ３０７と、発行された前記引数を受け取り、受け取った前記引数を前記引数用サーバ３０５に送り込んで、前記引数用サーバ３０５に前記クーポン情報を要求するユーザが使用する携帯用端末３０３とを備え、前記引数用サーバ３０５は、送り込まれてきた前記引数に基づいて前記携帯用端末に前記クーポン情報を発行するクーポンシステムが開示されている。

また、この従来例では、前記引数用サーバ３０５は、前記クーポン情報を要求するユーザが使用する携帯用端末３０３から送り込まれてきた前記引数が正当なものであるかどうかを判定し、その判定結果が、送り込まれてきた前記引数が正当なものであることを示す場合、前記携帯用端末３０３に前記クーポン情報を発行し、その判定結果が、送り込まれてきた前記引数が正当なものでないことを示す場合、前記第３装置に前記クーポン情報を発行しないまたは前記携帯用端末に前記クーポン情報を発行するがその使用を禁止するようにしたクーポン管理方法が開示されている。
特許公開２００３年第１１５００２号公報

前記従来技術１のようなシステムでは、クーポン情報を、定期的又は不定期的に、会員固有のデータ配信先に向けて直接的に又は間接的に配信するものであるため、会員の意図としないクーポン情報が配信されるという問題点があり、特に、近年、社会的問題となっている迷惑メール、迷惑情報となりかねないという問題もある。

また、ユーザが情報端末３で、クーポン情報を入手（ダウンロード）したデータを集計することが可能であるが、実際にクーポン券を入手したユーザが、そのクーポン券を利用して、商品等を購入したか否かは不明であり、興味本位でクーポン券を入手したユーザも集計されることとなり、実際の商取引と異なる集計となるという問題点もある。

さらに、前記従来技術２のような方法では、ユーザが認証情報を一度入手すると何度も印刷、ダウンロードできるので、不適切な使用を防止することができず、また、前記従来技術２のシステムでは、クーポンの発行要求の際、まず認証情報を入手し、その後再度、認証情報を付加して、クーポンの発行要求を行う必要があり、クーポン発行の際、ユーザに非常に煩雑を強いることとなるという問題点があった。

また、前記従来技術３のような方法では、ユーザが入手したクーポン情報を使用する際、店頭にてクーポン情報を提示するよう伝えられ、携帯電話端末３０３のユーザは、携帯電話端末３０３に表示された画面３２６を店の店員に提示するだけでなく、携帯電話端末３を操作して、ボタン３２８を選択する必要があり、また、店の店員は、ボタン３２８がクリックされたことを確認した上で、クーポン情報が使用されたことを認め、例えば、飲み物を無料サービスするなどのクーポン情報のサービス内容に応じたサービスを携帯電話端末３のユーザに提供しなければならず店頭でのやり取りが煩雑化し、スムーズな商取引を阻害する要因となる問題点があった。特に、ユーザが入手したクーポン情報を使用する都度に、携帯電話端末３０３を操作して、携帯電話端末３０２のクーポン要求使用手段３２１により、クーポン用サーバ３０７にクーポン情報を提供するウェブページを要求し、クーポン用サーバ３０７の判定手段３１６が、引数３２５が正当であるかどうかの判断を行い、引数３２５が読み出されたルールを適用することにより生成可能であるかどうかを検討するという煩雑な処理がスムーズな商取引を阻害する要因となっている。

本発明は、これら既存の問題点を鑑み考案されてものであり、商品等の購入の際に、購入金額の割引、商品プレゼント等の購入者に有利な購入形態を生じさせるクーポン券発行システムに関するものであって、ユーザに負担、迷惑をかけることなく、ユーザの前記クーポン券の不適切な使用を防止すると共に、前記クーポン券の使用によって、より適切な顧客管理が可能なクーポン券発行システムおよびその方法を提供することを目的とするものである。

また、ユーザが入手したクーポン情報を使用する際に、店頭にてスムーズな取引ができるクーポン発行システムおよびその方法を提供することを目的とするものである。

さらに、ユーザおよびクーポン発行元の店舗等に特別な装置やシステムが必要ないクーポン発行システムおよびその方法を提供することを目的とするものである。

これらの目的を達成するために、発明１に係るネットワーク型クーポン発行システムは、ネットワークに接続可能な少なくとも１対の第１および第２端末と、前記第１および第２端末に対しクーポン情報を管理し、ネットワークを介し前記第１および第２端末と接続可能なクーポン発券装置とからなるネットワーク型クーポン発券システムであって、前記第１端末は、前記クーポン発券装置にネットワークを介してクーポン発券要求情報を送信する第１送信手段と、前記クーポン発券装置から送信されるクーポン情報を受信する第１受信手段と、から構成され、前記第２端末は、前記クーポン発券装置から送信されるクーポン発券情報を受信する第２受信手段と、発券条件を設定する発券条件情報を前記クーポン発券装置に送信する発券条件情報設定手段と、から構成され、前記クーポン発券装置は、前記第１端末から送信されるクーポン発券要求情報及び第２端末から送信される発券条件情報を受信する第３受信手段と、前記発券条件情報を記憶する第１記憶手段と、前記クーポン発券要求情報とを比較とを比較する比較手段と、前記比較手段の比較結果に基づきクーポン情報を生成するクーポン情報生成手段と、前記第１端末及び第２端末に対しクーポン情報を送信する第３送信手段と、から構成した。

このシステムでは、クーポン発券装置は、第１端末のクーポン情報発券要求に対して、第１記憶手段に記憶された発券条件情報とを比較し、その比較結果に基づいて、クーポン情報を生成し、第１及び第２端末に送信するので、前記第１端末からのクーポン発券要求に対するクーポン発券の際に、何らユーザに煩雑な処理を要求することなく、また、クーポン提供元でも予めクーポン発券条件を設定し、その条件に合ったものだけがクーポン情報を入手できて、ユーザが入手したクーポン情報を使用する際に、店頭にてスムーズな取引ができるようになる。

また、請求項２のネットワーク型クーポン発券システムでは、前記クーポン発券装置は、さらに、前記第１端末からのクーポン発券要求情報に基づき認証情報を生成し、クーポン情報に付加する認証情報生成手段と、を有している。

このシステムでは、クーポン情報に認証情報を付加することができるため、不適切なクーポンの使用をより効果的に防止することができる。

また、請求項３のネットワーク型クーポン発券システムでは、前記クーポン発券装置は、さらに、前記第１記憶手段に記憶された発券条件情報を有効期間別、地域別、ジャンル別、キーワード別の少なくとも１つで検索する検索手段と、を有している。

このシステムでは、多数のクーポン提供者の中から、また、同一の発行元の提供の中からでも、より効果的に検索、抽出できるので、ユーザにとって利用しやすいシステムとなる。

さらに、請求項４のネットワーク型クーポン発券システムでは、前記第１端末は、さらに、前記クーポン発券要求情報に加え、前記第１端末を特定可能な固有情報を送信する第１固有情報送信手段と、を有している。

このシステムでは、クーポン利用者の第１端末が特定できるため、クーポン利用者の集計ができる、すなわち、適切な顧客管理ができるだけでなく、不適切なクーポンの使用をより効果的に防止することができる。

さらに、請求項５のネットワーク型クーポン発券システムでは、前記第１端末、前記第２端末のいずれか一方若しくは双方が、ネットワーク接続可能な携帯電話機であるものであり、このシステムでは、一般に広く普及している携帯電話を利用することで、クーポン利用者、クーポン提供者の双方で特別な装置等を利用しないので、システムの導入に伴う初期投資が非常に安価となり、導入しやすいものである。

本発明によれば、ユーザに負担、迷惑をかけることなく、ユーザの前記クーポン券の不適切な使用を防止すると共に、前記クーポン券の使用によって、より適切な顧客管理が可能なクーポン券発行システムおよびその方法を提供することができる。

また、本発明の別の発明によれば、ユーザが入手したクーポン情報を使用する際に、店頭にてスムーズな取引ができるクーポン発行システムおよびその方法を提供することができると共に、クーポン発行元の店舗等で自由にクーポンの利用条件を設定、変更できるので、よりスムーズな運用が可能となる。

図１は、本発明のネットワーク型クーポン発券システムの概要を示す概略図であり、図中１は、専用回線やインターネット等のネットワークであり、２はクーポン利用者が保有する前記ネットワーク１に接続可能な携帯電話であり、３はクーポン発行元（クーポンサービス提供者）が保有する前記ネットワーク１に接続可能な携帯端末である。

４は、クーポン発行元より提供されたクーポン情報を管理し、また、クーポン利用者の要求に応じてクーポン情報を提供するクーポン管理サーバであり、前記携帯電話２、携帯端末３およびクーポン管理サーバ４は、それぞれネットワーク１を介して、接続可能な状態となっている。

なお、携帯電話２は第１端末に、携帯端末３は第２端末に、クーポン管理サーバ４はクーポン発券装置に、それぞれ対応するものである。

また、４１は前記携帯電話２からのクーポン発行要求データを受信する受信部であり、４２は前記携帯端末３からの発券条件情報に基づいた発券条件を記憶する記憶部であり、４３は前記クーポン発行要求データと発券条件とを比較する比較部であり、４４は前記比較部４３の比較結果に基づいてクーポンデータを生成するクーポンデータ生成部であり、４５は前記携帯電話２からのクーポン発券要求情報に基づき認証データを生成し、クーポン情報に付加する認証データ生成部であり、４６は前記携帯電話２に対しクーポンデータおよび認証データを、また、前記携帯端末３に対しクーポン発券データおよび認証データを送信する送信部である。

なお、前記受信部４１は第１受信手段に、記憶部４２は記憶手段に、比較部４３は比較手段に、クーポンデータ生成部４４はクーポン情報生成手段に、認証データ生成部４５は認証情報生成手段に、送信部４５は第３送信手段にそれぞれ相当するものである。また、クーポン管理サーバ４は、クーポン発行元から管理配布の依頼を受け、ネットワーク上にクーポン情報を公開し、一般ユーザが携帯電話２からアクセスして、クーポン情報の内容を表示させたり、また多くのクーポン情報の中からユーザが要求する条件のクーポンを検索できるようにしたり、また、その中からユーザの条件に合うクーポンを選択させたりするためのサイト（インターネットサイト）を運営するネットワークサーバである。

図２は、携帯電話２がクーポン管理サーバ４にアクセスした際に、処理フローの概要を示すフロー概要図である。

図３から図６は、携帯電話２の表示画面に表示されるサイトの画面例を示すものであり、図３はクーポン発行元の店舗を「地域別」に検索した際の画面例であり、図４は、クーポン発行元の店舗を「ジャンル別」に検索した際のサイト画面例であり、図５は、クーポン発行元の店舗を「キーワード検索」した際のサイト画面例であり、図６は、クーポン発行元の店舗を「使用頻度別」に検索した際のサイト画面例である。

図７は、クーポン発券要求を行う際、携帯電話２を保有するユーザ個人、もしくは、携帯電話２を特定するための情報、例えば、メールアドレス、パスワード、氏名（ニックネーム）などを入力、登録するための画面例であり、図示しないが、その他、生年月日、住所などユーザ個人を特定する情報、若しくは、携帯電話２を特定するための携帯電話番号などを入力できるようにして、クーポン発券要求と同時に、クーポン管理サーバ４に送信するようにしてもよい。

ここで、図２に示すフロー概要図を使い、実際の処理の流れと、図３〜図６に示すその際の画面表示を関連付けて説明する。

まず、携帯電話２がネットワークを介して、クーポン管理サーバ４の運営するサイトにアクセスすると、図２に示されるトップページが携帯電話２の表示画面上に表示される。このときの携帯電話２の表示画面は、図３、４、５及び６の各トップページの表示画面となる。まず、図３の場合、ユーザが「▲１▼地域で検索」を選択すると、地域別にクーポン発行元（クーポンサービス提供者）を検索するもので、ここでは、「千里丘・山田」の地域が選択されている。この地域でよければ、検索アイコンクリックすると、次に、その地域におけるクーポンの種類（ジャンル）を検索する画面が現れる。 ここでは、「食べる」、「買う」、「遊ぶ」のジャンルが選択でき、更なる絞込みができる。 画面例では、「食べる」が選択され、「千里丘・山田」地域における「食べる」ジャンルのクーポン発行元（クーポンサービス提供者）が８店舗あり、一覧として、表示されている。 なお、それ以上、該当する店舗があれば、「次の１０件」をクリックすることで、他の店舗も１０件単位の一覧表として、表示される。 同様に、「前の１０件」をクリックすることで、現在表示されている一覧より、前の１０件の一覧表が表示される。ユーザは、その一覧の中から欲しいクーポン情報があれば、それを選択し、クリックすると、そのクーポンの内容が表示される。

このクーポン内容は、クーポン発行元（クーポンサービス提供者）が、携帯端末３で、クーポン発券条件を設定する発券条件情報を前記クーポン発券装置に送信した内容であり、この例では、クーポンの有効期限が設定されており、その内容が表示される。 その他の条件としては、数量が限定されていたり、また、使用回数が限定されていたりすることもある。そして、ユーザがクーポン内容を確認し、その内容でよければ、「クーポン券をＧＥＴ！→ＧＯ！」をクリックすることで、クーポン管理サーバ４にクーポン券発行要求情報を送信するのであるが、ユーザは、その前に、ユーザを特定するために、後述する館員登録及びログインを完了させる必要がある。

登録済みの会員が、後述の所定のログイン手続きを完了した後であれば、クーポン管理サーバ４は、携帯電話２に対して、クーポンデータを、ネットワークを介して、送信する。 本実施例の場合では、電子メールを通じて、クーポンデータを送信するが、その他のウェブ上での送信であっても良いことは、言うまでもない。

また、クーポン発行元（クーポンサービス提供者）が、クーポン発行条件として、使用回数が１回に限定されている場合では、クーポン管理サーバ４は、ユーザのクーポン発行要求の回数をカウントし、１回目であれば、上述のように、クーポンデータを送信するが、２回目であれば、クーポンデータを発行しない。 このように、クーポン管理サーバ４は、クーポン発行元（クーポンサービス提供者）が、携帯端末３で、クーポン発券条件を設定する発券条件、すなわち、第１メモリに記憶された情報を、比較部４３で比較して、クーポン情報を適切に発行することができる。

次に、図４では、トップページから「▲２▼ジャンルで検索」が選択、クリックされた例を示すもので、図３では、まず「地域」を検索し、次に「ジャンル」を検索したが、図４では、まず「ジャンル」で検索し、その後に「地域」を検索するようにしたもので、検索順序が換わっただけなので、詳細な説明は省略する。

図５は、トップページから「▲３▼キーワードで検索」が選択、クリックされた場合であり、クーポン発行元（クーポンサービス提供者）の店舗名、対象の商品名、有効期間、クーポンの詳細内容などの中から、入力されたキーワードに該当するクーポン情報一覧を表示する。 上述と同様、１画面で全ての該当情報が表示できない場合は、「前の１０件」、「次の１０件」を表示させ、順次全該当情報を表示させるようにしている。そして、ユーザが気に入ったクーポン情報があれば、それをクリックすることで、上述同様、クーポン管理サーバ４にクーポン券発行要求情報を送信し、クーポン管理サーバ４は、クーポン発行元（クーポンサービス提供者）が、携帯端末３で、設定したクーポン発券条件（第１メモリに記憶された情報と比較部４３で比較して）を満たしているかをチェックし、クーポン情報を適切に発行することができる。

図６は、トップページから「▲４▼よく行く地域」が選択、クリックされた場合であり、ユーザがよく行く地域、よく利用する地域を検索して、該当するクーポン情報一覧を表示する。 クーポン一覧表からユーザが選択し、所望のクーポンの発行要求を行い、クーポン情報を入手する方法は、上述と同様であるので、ここでは、詳細は省略する。

なお、良く行く地域の検索には、ユーザを特定して、そのユーザに応じた地域検索をする必要があるので、この検索については、後述する会員登録したものだけが行える機能であり、会員がログオンした後に行える検索機能である。

図７は、会員登録画面及び会員登録したユーザがログインするためのログイン画面であり、会員登録画面では、クーポン情報受信のためのメールアドレス、ニックネーム、パスワード、性別、年齢、住所、良く行く地域が入力できる項目がある。ユーザが少なくとも、メールアドレス、ニックネーム、パスワードを入力し、クーポン管理サーバ４に送信する。クーポン管理サーバ４は、受信した各項目を記憶し、会員登録を行う。なお、、登録項目は、これらに限られるものでなく、電話番号や誕生日など、入力、登録できるようにしても良いことは言うまでもない。また、電話番号を登録の必須条件とし、１つの携帯電話２が二重登録とならないよう管理することも可能である。さらに、この会員登録の際、良く行く地域を入力、登録することで、前述の図６で示される「▲４▼よく行く地域」検索が使用可能となり、検索が容易となる。

ログインの際は、登録されたニックネームとパスワードが一致しない場合、ログオンエラーとなり、再度、入力を促す。

以上、ユーザが使用する携帯電話２の表示画面を通じて処理フローの概要を説明した。

次に、クーポン管理サーバ４の処理を図８に示すフローチャートを用いて、説明する。クーポン管理サーバ４は、携帯電話２からアクセスがあると、トップページの情報を送信する（ステップ１及び２）。そして、次に「▲１▼地域で検索」がクリックされれば「地域検索機能」を、「▲２▼ジャンルで検索」がクリックされれば、「ジャンル検索機能」を、「▲３▼キーワードで検索」がクリックされれば、「キーワード検索機能」をそれぞれ機能させ（ステップ３、４及び５）、それぞれに検索結果を一覧にして、ユーザに提供する（ステップ６）。

また、ログインがクリックされれば、ログイン画面を表示させ、携帯電話２から送信されるニックネームとパスワードが一致すれば、ログインを許可し、不一致であれば、ログインを許可しない（ステップ７、８）。

また、初めて利用するユーザが、会員登録がクリックされると会員登録画面を表示させ、携帯電話２から送信されるメールアドレス、ニックネーム、パスワード等の情報を第１メモリ４２に記憶させる。 なお、、この際、二重登録がないようメールアドレス、電話番号等の重複がないかをチェックし、重複がなければ、トップページに戻り、重複する場合には、再度、会員登録画面を表示させる（ステップ９、１０、１１）。会員登録した会員がログインした後、「▲４▼よく行く地域」がクリックされれば、予め登録された各ユーザの良く行く地域で検索した検索結果を一覧にして、ユーザに提供する（ステップ１２）。

そして、各検索結果の検索結果を一覧表示させ、（ステップ１３）、ユーザによるクーポン発行要求があれば、その発行要求と、クーポン発行条件とを比較し、（ステップ１４）、条件が一致しなければ、その旨を表示させ、検索結果一覧に戻る。条件が一致すれば、クーポン情報を生成し、携帯電話２に送信する。また、クーポン発行元へも、クーポン情報を発行した旨の連絡通知を電子メールでネットワーク１を介して行う。こうすることで、クーポン発行元である店舗にとっては、事前にクーポン発行されたことが把握でき、実際にユーザがクーポン内容を使用する際、店頭でスムーズな利用が可能となる。また、これらのデータを集計することで、顧客管理、データの収集にも役立つ。

このようにして、一連の処理を完了する。

その他、図９に、別の実施例の一例を示し、図中のクーポン管理サーバ４では、顧客管理について、説明する。

携帯電話２によるクーポン発行要求を記憶、集計する第２メモリ４７と、比較部４３でクーポン利用可否の判断結果履歴を記憶、集計する第３メモリ４８と、を有しており、第２メモリ４７では、クーポン利用者の氏名等の利用者データを特定するためのデータやクーポン発行要求の時間帯、クーポン対象商品、などデータベース化して記憶されており、さらに、第３メモリ４８では、クーポン利用条件と照合した結果の履歴をデータベース化したもので、今後のクーポン利用条件の見直しなどに用いることができる。

このようにすることで、クーポン発券装置から受信したクーポン発券情報と、クーポンの利用履歴を比較、集計することができるので、クーポンの発券要求だけを行っている興味本位の利用者を排除できるなど、実際の商取引に即した情報が得られるので、より細やかな顧客管理を行うことができる。

なお、携帯端末３でも可能であるが、グラフ化など、より細やかな顧客管理を行う場合、例えば、携帯端末３をパーソナルコンピュータ３１に接続し、より詳細な集計、グラフ化することができる。また、携帯端末３自身をパーソナルコンピュータ３１とすることも可能である。

本発明のネットワーク型クーポン発券システムの概要を示す概略図。 本発明の携帯電話２がクーポン管理サーバ４にアクセスした際に、処理フローの概要を示すフロー概要図。 本発明のクーポン発行元の店舗を「地域別」に検索した際の携帯電話２の画面例。 本発明のクーポン発行元の店舗を「ジャンル別」に検索した際の携帯電話２の画面例。 本発明のクーポン発行元の店舗を「キーワード検索」した際の携帯電話２の画面例。 本発明のクーポン発行元の店舗を「使用頻度別」に検索した際の携帯電話２の画面例。 本発明の会員登録における携帯電話２の画面例。 本発明のクーポン管理サーバ４の処理フローチャート図。 本発明のクーポン管理サーバ４の会員登録処理フローチャート図。 本発明の別実施例におけるネットワーク型クーポン発券システムの概要を示す概略図。 従来技術１のネットワーク型クーポン発券システムの概要を示す概略図。 従来技術２のネットワーク型クーポン発券システムの概要を示す概略図。 従来技術３のネットワーク型クーポン発券システムの概要を示す概略図。

符号の説明

１ ネットワーク
２ 携帯電話
３ 携帯端末
４ クーポン管理サーバ
４１ 受信部
４２ 第１メモリ
４３ 比較部
４４ クーポンデータ生成部
４５ 認証データ生成部
４６ 検索部

Claims (6)

1. ネットワークに接続可能な少なくとも１対の第１および第２端末と、前記第１および第２端末に対しクーポン情報を管理し、ネットワークを介し前記第１および第２端末と接続可能なクーポン発券装置とからなるネットワーク型クーポン発券システムであって、
   前記第１端末は、
   前記クーポン発券装置にネットワークを介してクーポン発券要求情報を送信する第１送信手段と、
   前記クーポン発券装置から送信されるクーポン情報を受信する第１受信手段と、
   から構成され、
   前記第２端末は、
   前記クーポン発券装置から送信されるクーポン発券情報を受信する第２受信手段と、
   発券条件を設定する発券条件情報を前記クーポン発券装置に送信する発券条件情報設定手段と、
   から構成され、
   前記クーポン発券装置は、
   前記第１端末から送信されるクーポン発券要求情報及び第２端末から送信される発券条件情報を受信する第３受信手段と、
   前記発券条件情報を記憶する第１記憶手段と、
   前記クーポン発券要求情報とを比較とを比較する比較手段と、
   前記比較手段の比較結果に基づきクーポン情報を生成するクーポン情報生成手段と、
   前記第１端末及び第２端末に対しクーポン情報を送信する第３送信手段と、
   から構成されたことを特徴とするネットワーク型クーポン発券システム。
2. 前記クーポン発券装置は、さらに、
   前記第１端末からのクーポン発券要求情報に基づき認証情報を生成し、クーポン情報に付加する認証情報生成手段と、
   を有することを特徴とする請求項１記載のネットワーク型クーポン発券システム。
3. 前記クーポン発券装置は、さらに、
   前記第１記憶手段に記憶された発券条件情報を有効期間別、地域別、ジャンル別、キーワード別の少なくとも１つで検索する検索手段と、
   を有することを特徴とする請求項１乃至２のいずれかに記載されたネットワーク型クーポン発券システム。
4. 前記第１端末は、さらに、
   前記クーポン発券要求情報に加え、前記第１端末を特定可能な固有情報を送信する第１固有情報送信手段と、
   を有することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載されたネットワーク型クーポン発券システム。
5. 前記クーポン発券装置は、さらに、
   前記クーポン発券情報を記憶、集計する第１集計手段と、
   前記判断手段の判断結果履歴を記憶、集計する第２集計手段、
   を有することを特徴とする請求項１乃至４のいずれかに記載されたネットワーク型クーポン発券システム。
6. 前記第１端末、前記第２端末のいずれか一方若しくは双方が、ネットワーク接続可能な携帯電話機であることを特徴とする前記請求項１乃至５のいずれか記載されたネットワーク型クーポン発券システム。

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