JP2006235872A - プロジェクト管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プロジェクトの進行状況をプロジェクトマネージャの主観によらず、客観的に評価できるプロジェクト管理装置を提供する。
【解決手段】 文書管理DB210に登録されたアウトプット文書をプロジェクト管理指標DB160に予め登録された管理指標に基づいて評価し、かつその評価結果に類似する評価結果及び類似する評価結果が導出されたプロジェクトにおいて取られた対策をプロジェクト評価結果DB170から読み出し、プロジェクトが直面する問題に対する対策をプロジェクトマネージャに提供し、プロジェクトマネージャは、その評価結果及び提案を利用してプロジェクトの現状把握、意思決定を行うことができる。よって、プロジェクトマネージャは、プロジェクトの進捗状況をプロジェクトマネージャの主観に依らず、客観的に評価できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、プロジェクトの進行状況をプロジェクトマネージャの主観によらず、客観的に評価できるプロジェクト管理装置に関する。
近年、各種製品の機能の増加に伴いソフトウェアの規模が増大している。一方では、製品を世の中に出すまでの開発期間の短縮が求められている。そのため、ソフトウェアなどの製品の開発には、開発者のスキル、生産ラインの生産性の向上が期待されている。さらには、各製品の開発を担う各プロジェクトにも、そのプロジェクトの管理方法の向上による、製品の品質の向上及び効率化が求められている。
一般に、プロジェクトでは、まず実行すべき作業内容と手順が定義された方法論が作成される。プロジェクト要員は、その方法論に従い、共同して作業を進行する。複数の要員は、プロジェクトを管理する管理者(プロジェクトマネージャ等)によって、それぞれが担当する作業が割り当てられ、また作業の進行等が調整される。したがって、管理者はプロジェクトの進行を客観的な立場から評価し、各プロジェクト要員に指示を与えなければならない。
具体的には、管理者には、進行中のプロジェクトの状況を正確に把握し、その状況に応じて迅速に対応できるプロジェクトの管理能力が必要とされている。また、上述したように、プロジェクトの管理方法も個人の主観に委ねるのではなく、客観的な立場からプロジェクトを評価し、その進行の効率化を図ることが必要とされている。
プロジェクトを管理する際の指標としては、スケジューリング、コスト、製品の品質、開発者のスキル、リスク管理等が挙げられ、これらを適切に管理することが重要である。
特許文献1では、プロジェクトの遂行時に参照される参照文書と作成されるアウトプット文書を管理する文書管理データベースと、プロジェクトの計画時に、プロジェクトの各工程で作成すべき前記アウトプット文書の空の実体を前記文書管理データベースへ登録し、この登録した空の実体および前記参照文書へのリンク情報を前記工程と関連づけて登録し、プロジェクトの進行状況を管理するプロジェクト情報管理データベースとを有するプロジェクト管理システム、プログラム、及び記録媒体が提案されている。
特許文献2では、上位管理者が予定コスト/期間を超過する兆候のあるプロジェクトを早期に検出し、プロジェクトの状態の経緯を用いてプロジェクトの現状をよりよく理解し、プロジェクト管理者、上位管理者が有効な対策方法であるプロジェクト管理ノウハウを再利用することにより、プロジェクトの状態チェック及び対策作業を高利化させることができるプロジェクト管理システムが提案されている。
特開2003−141320号公報 特開2003−196447号公報
しかし、上記の発明は以下の問題を有している。
特許文献1記載のプロジェクト管理システム、プログラム、及び記録媒体は、プロジェクトで作成される文書をプロジェクトの進行管理と連動させることにより、プロジェクトにおける文書作成の管理の容易化を図っているが、各プロジェクトの進行を客観的に評価し、その状況に応じた情報等を提供することはできない。
特許文献2記載のプロジェクト管理システムは、上位管理者が予定コスト/期間を超過する兆候のあるプロジェクトを早期に検出し、プロジェクトの状態の経緯を用いてプロジェクトの現状をよりよく理解し、プロジェクト管理者、上位管理者が有効な対策方法であるプロジェクト管理ノウハウを再利用することにより、プロジェクトの評価を行っているが、その評価は該プロジェクトを管理するプロジェクトマネージャの主観によるところが大きく、かつプロジェクトの進行状況を迅速に把握し、その状況に応じた情報を収集することができない。
また、一般に市販されているプロジェクト管理ツールでは、スケジュールに対する差異分析、プロジェクトマネージャの主観による段階的な評価によりプロジェクトを評価するものが多く、プロジェクトを様々な側面から客観的に評価することはできない。
さらに、プロジェクトマネージャもプロジェクトを客観的に評価するための使用を有さず、過去のプロジェクトで得られた勘と経験に基づいて管理を行っている。同様に上級マネージャがプロジェクトの状況を正確にかつ客観的に把握できる手段もなかった。
そこで、本発明は、文書管理DBに登録されたアウトプット文書をプロジェクト管理指標DBに予め登録された管理指標に基づいて評価し、かつその評価結果に類似する評価結果及び類似する評価結果が導出されたプロジェクトにおいて取られた対策をプロジェクト評価結果DBから読み出し、プロジェクトが直面する問題に対する対策をプロジェクトマネージャに提供し、プロジェクトの状況をプロジェクトマネージャの主観に依らず、客観的に評価できるプロジェクト管理システムを提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、プロジェクトの進捗状況を評価するプロジェクト進捗状況評価手段を有するプロジェクト管理装置において、前記プロジェクトを評価する管理指標を記憶するプロジェクト管理指標データベースと、前記プロジェクト進捗状況評価手段による前記プロジェクトの評価結果と前記評価結果を受けた前記プロジェクトの作業実績とを関連づけて記憶するプロジェクト評価結果データベースとを有し、前記プロジェクト進捗状況評価手段は、前記プロジェクトの遂行時に参照・作成された文書を収集する収集手段と、前記収集手段によって収集された前記文書を前記プロジェクト管理指標データベースに記憶された前記管理指標により評価する評価手段と、前記評価手段による前記評価結果に類似する前記評価結果と前記作業実績とを前記プロジェクト評価結果データベースから読み出す読出手段と、前記読出手段によって読み出された前記作業実績から前記プロジェクトが取るべき対策を決定する決定手段とを有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプロジェクト管理装置において、前記文書の空の実体を管理するプロジェクト情報管理データベースと、前記文書の空の実体を前記プロジェクト情報管理データベースに登録するプロジェクト進捗登録手段とを有し、前記プロジェクト進捗状況評価手段は、前記プロジェクトの進捗状況を評価するとき、前記プロジェクト情報管理データベースに登録された前記文書の空の実体を取得する取得手段を有し、前記収集手段は、前記取得手段によって取得された前記文書の空の実体を利用して前記文書を収集することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のプロジェクト管理装置において、前記作業実績は、前記評価結果を受けて前記プロジェクトに講じられた対策であり、前記決定手段は、最も多く採用された前記対策を前記プロジェクトが採用すべき対策に決定することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1又は2記載のプロジェクト管理装置において、前記作業実績は、前記評価結果を受けて前記プロジェクトに講じられた対策の成績であり、前記決定手段は、最も成績がよい前記対策を前記プロジェクトが採用すべき対策に決定することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のプロジェクト管理装置において、前記成績は、前記対策の成功及び失敗に係る情報であり、前記決定手段は、前記対策の成功率を算出し、前記成功率が高い前記対策を前記プロジェクトが採用すべき対策に決定することを特徴とする。
本発明は、文書管理DBに登録されたアウトプット文書をプロジェクト管理指標DBに予め登録された管理指標に基づいて評価し、かつその評価結果に類似する評価結果及び類似する評価結果が導出されたプロジェクトにおいて取られた対策をプロジェクト評価結果DBから読み出し、プロジェクトが直面する問題に対する対策をプロジェクトマネージャに提供し、プロジェクトマネージャは、その評価結果及び提案を利用してプロジェクトの現状把握、意思決定を行うことができる。よって、プロジェクトマネージャは、プロジェクトの進捗状況をプロジェクトマネージャの主観に依らず、客観的に評価できる。
以下に本発明の一実施形態に係るプロジェクト管理装置に構成及び動作について説明する。
まず、本実施形態に係るプロジェクト管理装置の説明に使用する用語を定義する。
プロジェクトとは、期間と結果が規定されていて、それを満たすことを目標とした行動/行為である。
タスクとは、プロジェクトを構成する論理的な作業の単位を表す。タスクは、分割して小さなタスクにすることができる。
ジョブは、タスクをさらに分割したものであり、実質的な作業の最小単位を表す。ジョブは、分割することができない。また、1タスクが1ジョブを表すこともある。タスクおよびジョブを工程と呼ぶこともある。
プロジェクトマネージャは、プロジェクト全体のタスク/ジョブを管理する管理者である。
タスクリーダは、プロジェクトマネージャによって割り当てられたタスク/ジョブを管理する管理者である。
(作業)要員は、タスク/ジョブを担当する作業者である。
参照文書は、タスク/ジョブの作業上必要な標準、手順書、設計文書等であり、前工程のタスク/ジョブからのアウトプット文書や類似プロジェクトの成果物としての文書が含まれる。
アウトプット文書(成果物)は、タスク/ジョブの作業結果として作成される文書であり、プロジェクトの成果物でもある。上記参照文書を参照してアウトプット文書を作成することもある。または、類似プロジェクトの成果物を流用して作成することもある。
(1)本システムの概略
図1は、本実施形態に係るプロジェクト管理装置が接続されるシステムの概略を説明するためのブロック図である。図1に示すシステムは、プロジェクト管理装置100と文書管理装置200とからなるプロジェクト管理センタ700と、プロジェクトの管理を行うプロジェクトマネージャや実際の作業を行う作業要員のいる事業所300、サテライトオフィス400や開発委託会社500の所有するコンピュータとをインターネットやイントラネット等からなるネットワーク600で接続している。
これらの事業所300、サテライトオフィス400、及び開発委託会社500は、プロジェクトの規模や要員のいる場所等によって1つ以上存在し、プロジェクト管理センタ700と接続されており、このプロジェクト管理センタ700によってプロジェクトで開発される文書や進捗状況の管理が行われる。
本実施形態に係るプロジェクト管理装置100は、プロジェクトの進捗状況および各タスク/ジョブで作成される文書とスケジュールとを関連付けて管理し、文書管理装置200はプロジェクトで作成される文書および参照する参照文書等を管理する。
また、プロジェクト管理装置100や文書管理装置200は、プロジェクト管理センタ700の1箇所だけに設置するのではなく、事業所300、サテライトオフィス400や開発委託会社500のいずれかまたはそれぞれに存在してもよい。この場合には、文書管理装置200で管理される文書は、事業所300、サテライトオフィス400や開発委託会社500で作成されるものだけであり、参照は、そのアクセス権限のある要員であれば、他からも参照できるようにする。プロジェクト管理装置100も同様に設置されるが、そのプロジェクト全体を統合して進捗管理するプロジェクト管理装置100も備えなければならない。
また、プロジェクト管理センタ700をASP(アプリケーション・サービス・プロバイダ)に設置した場合には、各装置(100、200)は1箇所に存在するだけでよいので、プロジェクトを立ち上げるまでおよびその進捗に際しての煩雑さが減少する。
以下、プロジェクト管理センタ700を1箇所に設置し、事業所300、サテライトオフィス400や開発委託会社500からそれぞれ端末によってそのASPにアクセスするものとして本システムを説明する。
図2は、本実施形態に係るプロジェクト管理装置100の機能構成を示すブロック図である。
図2において、プロジェクト管理装置100は、少なくともプロジェクト定義手段110、プロジェクト情報管理DB(データベース)120、プロジェクトテンプレートDB(データベース)130、プロジェクト進捗登録手段140、プロジェクト進捗状況評価手段150、及びプロジェクト管理指標DB160、プロジェクト評価結果DB170を有して構成される。
また、文書管理装置200は、文書管理DB(データベース)210を備えて、このプロジェクト管理装置100で管理される文書群の内容(実体)を登録管理する。この文書管理DB210は、プロジェクト情報管理DB120のタスク/ジョブで参照される参照文書やアウトプット文書からリンクできるのであれば、データベース管理システム、ファイルサーバまたはWeb上に格納された情報のいずれであってもよい。
(2)プロジェクトの定義
プロジェクト定義手段110は、図3に示すような画面から入力されたプロジェクトの一般的事項(プロジェクト名、プロジェクトマネージャ名、プロジェクトの開始日、終了日、使用テンプレート等)により、プロジェクトを定義する。
通常、ソフトウェア等の商品開発では、企画、設計、プログラミング、テスト等の決まった工程があり、各工程には、参照文書として、参照すべき標準、手順書、前工程の設計文書がある。各工程で作成されるアウトプット文書には、次工程に必要な手順書、設計文書が発生する。例えば、プロジェクト経験の浅いマネージャは、ソフトウェアの開発の工程、各工程に必要な文書や文書間の関係等に熟知していない部分がある。こうした問題は、プロジェクトの遅れを発生させる要因となる。そのため、例えば、ソフトウェアの開発プロジェクトであれば、「パッケージソフトウェア開発」、「個別受注ソフトウェア開発」等に対して、タスク(大きな工程)、タスクごとに必要な参照文書、アウトプット文書、参照する手順書・標準書等が定義されているテンプレートを利用して、経験差によるプロジェクトの遅延等のリスクを最小限にすることができる。これらのテンプレートには、ソフトウェア開発だけでなく建築や機械の開発、販売戦略等のような種々のプロジェクトの開発工程とその開発手順やその結果作成される文書群を定義するためのテンプレートが幾つか用意されている。また、このテンプレートはプロジェクトに応じて新規にもまたカスタマイズすることもできる。
プロジェクトの定義時点で、プロジェクトテンプレートDB130から今回実施するプロジェクトに類似したテンプレートを選ぶことによって、そのテンプレートに定義されているタスクおよびそのスケジュールがプロジェクト情報管理DB120に作成される。ここで作成される文書は、書誌事項データ(例えば、文書名、作成者名、部署名、作成日時、完了日時、進行状況、修正日、配布先、文書ファイルリスト等)だけで実体が空の文書を文書管理DB210へ登録する。ここで文書ファイルリストは、文書の内容を格納したファイル(テキスト、図形、イメージ等を格納している)を示すものであり、当初は空とする。また、ここに登録された文書へのリンク情報を各タスク/ジョブと関連付けてプロジェクト情報管理DB120へ登録する。
さらに、展開された各タスクで作成される文書やその文書を作成するときに参照する参照文書(要求仕様書、設計仕様書、ソースコード量、成果物の品質、テストの消化数、ソフトウェアの欠陥発見数、要員のスキル、工数、コスト等)は、その実体が登録されている文書管理装置200の文書管理DB210へのリンク情報を各タスク/ジョブと関連付けてプロジェクト情報管理DB120へ登録する。
また、プロジェクト定義手段110は、先に選択したテンプレートによって、プロジェクトに必要なデフォルトの文書(参照文書およびアウトプット文書)が作成するが、タスク/ジョブの展開に応じて修正、追加して、必要なアウトプット文書とそれに関連した参照文書とを定義する。それらの文書が類似プロジェクトからの流用や前工程でのアウトプット文書のときには、その文書の実体へのリンク情報をプロジェクト情報管理DB120の該当するタスクまたはジョブへ関連付けて登録する。また、新たにアウトプット文書として作成する場合には、文書管理DB210へ書誌事項データとその空の実体とを登録し、その登録した文書へのリンクをプロジェクト情報管理DB120の該当するタスクまたはジョブへ関連付けて登録する。
以上のようにして、プロジェクト定義手段110は、プロジェクトが計画されたときにそのプロジェクトで作成すべき文書の計画も作成するので、プロジェクトの計画段階からその進捗状況が一覧できるようになり、プロジェクト管理が容易に行える。
上述したジョブ/タスクで作成または参照される文書へのアクセス権限範囲(参照のみ、参照および書き込み可、複写可等)をプロジェクトの各要員の役割に与えられる権限としてプロジェクト情報管理DB120へ格納する。各要員が文書管理DB210に登録された文書へアクセスする際には、その要員の役割に基づいてプロジェクト情報管理DB120を調べ、許容された権限内でその文書へアクセスを許すようにする。このアクセス権が文書内容を管理する文書管理DB210の各文書に設定されているのではなくプロジェクト管理情報として設定されているので、作業要員が交代したときにも文書管理DB210のアクセス権を変更する必要がない。
(3)プロジェクトの進捗
作業要員は、後述する担当分のプロジェクト進捗状況を表示させて、進捗を確認しながら、参照文書の内容を確認してアウトプット文書を作成する。プロジェクト進捗登録手段140は、文書管理DB210の参照文書またはプロジェクトテンプレートDB130から該当する手順書/関連資料の雛形または類似プロジェクトから既存文書を流用して作成されたアウトプット文書を文書管理DB210へ登録する。
作業要員は、担当分の進捗と文書の実績をプロジェクト情報DB120へ登録する。また、計画外に作成した文書も、その都度、対応するジョブのアウトプット文書として登録する。
(4)プロジェクト進捗状況の評価
プロジェクト進捗状況評価手段150は、文書管理DB210に登録された参照文書及びアウトプット文書をプロジェクト管理指標DB160に予め登録された管理指標に基づいて評価し、かつその評価結果に類似する評価結果及び類似する評価結果が導出されたプロジェクトにおいて取られた対策をプロジェクト評価結果DB170から読み出し、プロジェクトが直面する問題に対する対策をプロジェクトマネージャに提供する。プロジェクトマネージャは、その評価結果及び提案を利用してプロジェクトの現状把握、意思決定を行う。
また、本実施形態に係るプロジェクト管理装置によれば、管理指標によりプロジェクトの評価を実行し、かつプロジェクト評価結果DB170に過去のプロジェクト評価結果及びその対策がプロジェクト評価結果DB170に保存されるため、プロジェクトを評価するためのデータ及び知識がプロジェクトの評価を行う度に蓄積される。よって、多くの評価を行うことにより、より適切にプロジェクトに発生した問題に対する対策を提供することができる装置へと進化させることができる。
ここで、プロジェクト進捗状況評価手段150によってプロジェクトの進捗状況を評価する具体的な処理について図4及び5を用いて説明する。
上述したように、本実施形態に係るプロジェクト管理装置100は、プロジェクト評価結果DB170に過去のプロジェクトの評価結果を全て保存している。
プロジェクトマネージャは、プロジェクトを進行する上で、ある問題に対して複数の選択肢の中からプロジェクトとしての選択を迫られることがある。その際、本実施形態に係るプロジェクト管理装置100は、プロジェクトマネージャに代わって、その問題に対する最適な選択を自動的に導出する。
例えば、あるリスクに対する対策を実施する際に、対策として対策A、対策B、対策Cが考えられるとする。プロジェクト管理装置100は、それらの対策の中から最適と思われる対策を自動的に選択し、プロジェクトマネージャに提示する。その際、自動的に選択する際の基準として、過去のデータを参照することが特徴である。
ネットワークを通じてプロジェクト管理センタ700が事業所300、サテライトオフィス400、又は開発委託会社500からプロジェクトの評価要求を受けると、プロジェクト管理装置100はプロジェクトの評価を開始する。まず、プロジェクト進捗状況評価手段150は、事業所300、サテライトオフィス400、又は開発委託会社500の役割に基づいてプロジェクト管理DB120に格納されているプロジェクト管理情報を取得し(ステップS401)、該プロジェクト管理情報に基づいて文書管理DB210に管理されている文書(参照文書、アウトプット文書)へのアクセスを許可する(ステップS402)。次に、プロジェクト進捗状況評価手段150は、プロジェクト管理指標DB160からプロジェクトの評価に用いる管理指標を読み出し(ステップS403)、該管理指標に基づいてアクセスが許可された文書に係るプロジェクトの評価を実行する(ステップS404)。プロジェクトの評価が終了すると、プロジェクト進捗状況評価手段150は、その評価結果に類似する過去の評価結果をプロジェクト評価結果DB170から読み出す(ステップS405)。その際、過去の評価結果が導かれたプロジェクトに講じられた対策も同時に読み出される。次に、プロジェクト進捗状況評価手段150は、読み出された過去の評価結果に対して最も多く採用された対策を検出し、その対策及び評価結果を事業所300、サテライトオフィス400、又は開発委託会社500に提供する(ステップS406)。
具体的には、評価結果に類似する過去の評価結果に応じて講じられた対策が複数あったとする(例えば、表1に示す対策があったとする)。プロジェクト進捗状況評価手段150は、対策AからCの各対策の採用回数をカウントし、最も多く採用されている対策を提案する。表1によれば対策Bが最も多く採用されているため、対策Bが提案される。本処理によれば、選択肢Cのような、採用実績が少なく信頼性が保証できないような選択肢を排除することができる。
Figure 2006235872
最後に、プロジェクト進捗状況評価手段150は、提供した評価結果及び対策をプロジェクト評価結果DB170に格納する(ステップS407)。
なお、図4に示す処理においては、プロジェクト進捗状況評価手段150は、例えば表1において、最も多く採用されている対策が事業所300、サテライトオフィス400、又は開発委託会社500に提案されている。しかし、プロジェクト管理装置100がある問題に対する対策を講じたプロジェクトの動向を監視し、その結果(成功又は失敗)に係る情報を評価結果及び対策に付加してプロジェクト評価結果DB170に格納しておく。そして、プロジェクト進捗状況評価手段150が対策を提案する際に(図4に示すステップS406)、読み出された過去の評価結果に対して講じられた各対策の成功率を算出し、成功率の高い対策を提案する構成としてもよい。
例えば、対策Aは2つのプロジェクトで選択され、1つが成功しているので、選択肢Aを選択した場合の成功率は50%である。同様に対策Bは335、対策Cは100%である。この場合、対策Cが最も高い成功率であり、プロジェクト管理装置100は、この対策を事業所300、サテライトオフィス400、又は開発委託会社500に対して提案する。本処理によれば、プロジェクト管理装置100は最も成功確率の高い対策を提案することができる。
本実施形態に係るプロジェクト管理装置が接続されたシステムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るプロジェクト管理装置の構成を示すブロック図である。 プロジェクト定義の入力画面例である。 プロジェクト進捗状況を評価する処理のフローチャートである。
符号の説明
100 プロジェクト管理装置
110 プロジェクト定義手段
120 プロジェクト情報管理DB
130 プロジェクトテンプレートDB
140 プロジェクト進捗登録手段
150 プロジェク進捗状況評価手段
160 プロジェクト管理指標DB
170 プロジェクト評価結果DB
200 文書管理装置
210 文書管理DB
300 事業所
400 サテライトオフィス
500 開発委託会社
600 ネットワーク
700 プロジェクト管理センタ

Claims (5)

  1. プロジェクトの進捗状況を評価するプロジェクト進捗状況評価手段を有するプロジェクト管理装置において、
    前記プロジェクトを評価する管理指標を記憶するプロジェクト管理指標データベースと、
    前記プロジェクト進捗状況評価手段による前記プロジェクトの評価結果と前記評価結果を受けた前記プロジェクトの作業実績とを関連づけて記憶するプロジェクト評価結果データベースとを有し、
    前記プロジェクト進捗状況評価手段は、
    前記プロジェクトの遂行時に参照・作成された文書を収集する収集手段と、
    前記収集手段によって収集された前記文書を前記プロジェクト管理指標データベースに記憶された前記管理指標により評価する評価手段と、
    前記評価手段による前記評価結果に類似する前記評価結果と前記作業実績とを前記プロジェクト評価結果データベースから読み出す読出手段と、
    前記読出手段によって読み出された前記作業実績から前記プロジェクトが取るべき対策を決定する決定手段とを有することを特徴とするプロジェクト管理装置。
  2. 前記文書の空の実体を管理するプロジェクト情報管理データベースと、
    前記文書の空の実体を前記プロジェクト情報管理データベースに登録するプロジェクト進捗登録手段とを有し、
    前記プロジェクト進捗状況評価手段は、
    前記プロジェクトの進捗状況を評価するとき、前記プロジェクト情報管理データベースに登録された前記文書の空の実体を取得する取得手段を有し、
    前記収集手段は、前記取得手段によって取得された前記文書の空の実体を利用して前記文書を収集することを特徴とする請求項1記載のプロジェクト管理装置。
  3. 前記作業実績は、前記評価結果を受けて前記プロジェクトに講じられた対策であり、
    前記決定手段は、最も多く採用された前記対策を前記プロジェクトが採用すべき対策に決定することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクト管理装置。
  4. 前記作業実績は、前記評価結果を受けて前記プロジェクトに講じられた対策の成績であり、
    前記決定手段は、最も成績がよい前記対策を前記プロジェクトが採用すべき対策に決定することを特徴とする請求項1又は2記載のプロジェクト管理装置。
  5. 前記成績は、前記対策の成功及び失敗に係る情報であり、
    前記決定手段は、前記対策の成功率を算出し、前記成功率が高い前記対策を前記プロジェクトが採用すべき対策に決定することを特徴とする請求項4記載のプロジェクト管理装置。
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