JP2006229618A - 映像通信システム、映像通信装置、プログラム、及び映像通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワーク帯域を十分に確保できない環境下でも音声が途切れることなくHDTV映像を送受信することを可能とする。
【解決手段】送信側端末が、外部装置から符号化データを入力し、前記符号化データを音声符号化データと映像符号化データとに分離し、前記映像符号化データから送信対象となるフレームを選択し、選択されたフレームの情報を前記受信側端末へ送信し、選択されたフレームに対応した映像符号化データと前記音声符号化データとを前記受信側端末へ送信し、前記受信側端末は、前記送信側端末から受信したフレームの情報に基づいて、受信した映像符号化データを、そのフレーム数が前記送信側端末におけるフレーム選択前の元のフレーム数となるように再構成し、再構成された映像符号化データと受信した音声符号化データとを結合して音声映像符号化データを生成し、生成された音声映像符号化データを外部装置に出力する。
【選択図】 図7
【解決手段】送信側端末が、外部装置から符号化データを入力し、前記符号化データを音声符号化データと映像符号化データとに分離し、前記映像符号化データから送信対象となるフレームを選択し、選択されたフレームの情報を前記受信側端末へ送信し、選択されたフレームに対応した映像符号化データと前記音声符号化データとを前記受信側端末へ送信し、前記受信側端末は、前記送信側端末から受信したフレームの情報に基づいて、受信した映像符号化データを、そのフレーム数が前記送信側端末におけるフレーム選択前の元のフレーム数となるように再構成し、再構成された映像符号化データと受信した音声符号化データとを結合して音声映像符号化データを生成し、生成された音声映像符号化データを外部装置に出力する。
【選択図】 図7
Description
本発明は、映像をインターネット等のネットワーク上で送受信する映像通信技術に関し、特にHDTV(High-Definition TV:高精細テレビ、ハイビジョンともいう)映像をインターネット等のネットワーク上で送受信する映像通信技術に関するものである。
ハイビジョン映像の原信号は、そのまま伝送しようとすると約1.2Gbpsの符号量が必要となるが、地上デジタル放送等では、MPEG2を用いることによりハイビジョン映像の原信号を25Mbps程度まで圧縮して放送している。
また、ハイビジョン映像をIPネットワーク等のネットワーク上で送受信するためのシステムが提案されており、例えば非特許文献1、非特許文献2に記載されたシステムがある。このようなシステムでは、例えば、ハイビジョンに対応した市販のHDカメラ等を用いてMPEG2で符号化された映像符号化データをPC上でパケット化し、パケット化したデータをネットワークを介して他のPCに送り、受信側のPCからデジタル放送録画再生装置を介してハイビジョン対応TVに表示している。
また、ハイビジョン映像をIPネットワーク等のネットワーク上で送受信するためのシステムが提案されており、例えば非特許文献1、非特許文献2に記載されたシステムがある。このようなシステムでは、例えば、ハイビジョンに対応した市販のHDカメラ等を用いてMPEG2で符号化された映像符号化データをPC上でパケット化し、パケット化したデータをネットワークを介して他のPCに送り、受信側のPCからデジタル放送録画再生装置を介してハイビジョン対応TVに表示している。
既存のデジタル放送録画再生装置は地上・BSデジタル放送のように安定した周期で符号化データを受信しないと正常に復号化できないため、受信側PCではネットワーク遅延を吸収するためのバッファを持たせる工夫をしている。しかしながら、伝送すべきMPEG2データの符号量は19〜25Mbpsであり、現在、一般に普及しているベストエフォート型のインターネットでは、その混雑状況により全てのデータを送ることできず、その結果、映像だけでなく音声も届かないため、遠隔会議や遠隔講演に使用することができないという問題がある。なお、MPEGに関係する文献として非特許文献3がある。
平成17年2月9日検索、インターネットhttp://www.tel.co.jp/cn/product/ruff_systems/index.html 平成17年2月9日検索、インターネットhttp://www.hpk.co.jp/Jpn/products/dv/hd.htm 「ポイント図解式ブロードバンド+モバイル標準MPEG4教科書」(株)アスキー、2003年
平成17年2月9日検索、インターネットhttp://www.tel.co.jp/cn/product/ruff_systems/index.html 平成17年2月9日検索、インターネットhttp://www.hpk.co.jp/Jpn/products/dv/hd.htm 「ポイント図解式ブロードバンド+モバイル標準MPEG4教科書」(株)アスキー、2003年
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、ネットワーク帯域を十分に確保できない環境下でも音声が途切れることなくHDTV映像を送受信することを可能とした映像通信技術を提供することを目的とする。
上記の課題は、送信側映像通信装置と受信側映像通信装置とがネットワークを介して接続された映像通信システムであって、前記送信側映像通信装置は、外部装置から音声映像符号化データを入力する入力手段と、前記音声映像符号化データを音声符号化データと映像符号化データとに分離する分離手段と、前記映像符号化データをフレーム毎に分離し送信対象となるフレームを選択するフレーム選択手段と、前記フレーム選択手段により選択されるフレームの情報を前記受信側映像通信装置へ送信する選択フレーム情報送信手段と、前記フレーム選択手段により選択されたフレームに対応した映像符号化データと前記音声符号化データとを前記受信側映像通信装置へ送信する符号化データ送信手段とを有し、前記受信側映像通信装置は、前記送信側映像通信装置から受信したフレームの情報に基づいて、受信した映像符号化データを、そのフレーム数が前記送信側映像通信装置におけるフレーム選択前の元のフレーム数となるように再構成する符号化データ再構成手段と、再構成された映像符号化データと受信した音声符号化データとを結合して音声映像符号化データを生成する生成手段と、前記生成手段により生成された音声映像符号化データを外部装置に出力する出力手段とを有することを特徴とする映像通信システムにより解決できる。
また、前記映像符号化データがMPEG形式又はMPEGと同等のフレーム構成を持つ符号化形式で構成される場合、前記送信側映像通信装置の前記フレーム選択手段は、Iフレームのみ、又は、IフレームとPフレームのみ、又は、入力された映像符号化データに含まれる全てのフレームを送信対象フレームとして選択するように構成することができる。
また、前記受信側映像通信装置の前記符号化データ再構成手段は、選択されたフレームの情報に基いて、前記送信側映像通信装置で選択されなかったフレームを、受信した映像符号化データのフレームのうちのベースとなる所定のフレームに対する変化量が0のフレームとして生成し、生成したフレームを受信した映像符号化データに内挿してフレーム選択前の元のフレーム数となるように映像符号化データを再構成する。
また、本発明は、上記の送信側映像通信装置としての機能を有する映像通信装置、上記の受信側映像通信装置としての機能を有する映像通信装置として構成することもできる。また、これらの映像通信装置をコンピュータに実現させるプログラムとして構成することも可能である。
本発明によれば、送信側映像通信装置において、音声符号化データと映像符号化データを分離し、フレームを間引きすることにより映像符号化データを圧縮するので、ネットワーク帯域が狭いインターネット上でも音声が途切れることなくハイビジョン映像を送受信することが可能となる。また、予め選択するフレームの情報を受信側映像通信装置に送っておくことにより、受信側映像通信装置ではリアルタイムにフレームの内挿処理を行うことができるので、内挿処理に伴う受信側映像通信装置での遅延を抑制できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1に、本発明の実施の形態におけるシステム構成を示す。
図1に示すように、本実施の形態のシステムは、符号化した映像データの送受信を行うPC端末1とPC端末2とがインターネット3を介して接続された構成をとる。各PC端末には、ハイビジョン対応のHDカメラ4、5とデジタル放送録画再生装置(D−VHS等)6、7が接続され、デジタル放送録画再生装置6、7の先にハイビジョン対応TV8、9が接続される。一般にHDカメラとデジタル放送録画再生装置はIEEE1394(i-link)で接続される。各HDカメラと各デジタル放送録画再生装置は、現在市販されている一般的なものである。
図1にシステムでは、PC端末1側に設置された各機器と、PC端末2側に設置された各機器とは同じ機能を有し、双方向の映像送受信が可能であるが、以下、PC端末1側からPC端末2側への映像通信を例にとって各装置の機能を説明する。
HDカメラ4は、撮影したハイビジョン映像(音声を含む)をMPEG2で符号化し、符号化データをPC端末1に送信する。PC端末1は、受信した符号化データの全部又は一部をインターネット3を介してPC端末2に送信する。PC端末2は、受信した符号化データをデジタル放送録画再生装置7が復号化できる形に再構成し、再構成した符号化データをデジタル放送録画再生装置7に送信する。デジタル放送録画再生装置7は、受信した符号化データを復号化し、ハイビジョン対応TV9に出力する。ハイビジョン対応TV9は、受信したハイビジョン映像と音声を出力する。
図2に、符号化データ送信機能に着目した場合のPC端末1の機能構成を示す。図2に示すように、PC端末1は、カメラから音声映像符号化データを入力する符号化データ入力部11、受信した音声映像符号化データを音声符号化データと映像符号化データに分離する符号化データ分離部12、映像符号化データの中から送信すべきフレームを選択するフレーム選択部13、選択されるフレームの情報を送信する選択フレーム情報送信部14、選択されたフレームを送信する選択フレーム送信部15、及び、インターネットを介した通信を行うためのネットワーク通信部16を有している。
図3に、符号化データ受信機能に着目した場合のPC端末2の機能構成を示す。図3に示すように、PC端末2は、インターネットを介した通信を行うためのネットワーク通信部21、受信した映像符号化データをデジタル放送録画再生装置7で復号化できるようにするために、受信した映像符号化データにおいて不足しているフレームの内挿を行うことにより映像符号化データの再構成を行う符号化データ再構成部22、選択フレーム情報を受信して符号化データ再構成部22に提供する選択フレーム情報受信部23、ネットワーク通信部21を介して受信した音声符号化データと符号化データ再構成部22により再構成された映像符号化データとを結合する多重化部24、及び、音声符号化データと映像符号化データとが結合された音声映像符号化データをデジタル放送録画再生装置7に出力する符号化データ出力部25を有している。
上記の各機能は、CPU、メモリやハードディスク等の記憶装置、カメラやデジタル放送録画再生装置とのインターフェース装置、及びインターネットとのインターフェース装置等を備えた一般的なPC(パーソナルコンピュータ)上で、上記の各機能を実現するためのプログラムを実行させることにより実現できるものである。
次に、PC端末1側からPC端末2側へ映像通信を行う場合におけるPC端末1とPC端末2の処理の流れを図4、5のフローチャートに沿って説明する。まず、PC端末1の処理を図4のフローチャートに沿って説明する。
まず、HDカメラ4が撮影を行い、撮影によって得られた音声映像符号化データをPC端末1がHDカメラ4から受信する(ステップ1)。なお、一般にHDカメラの出力形式として非圧縮のHD-SDI形式と圧縮されたMPEG2形式があるが、本実施の形態では後者のMPEG2形式のみを対象としている。
次に、音声映像符号化データを受信したPC端末1の符号化データ分離部12が、音声映像符号化データを映像符号化データと音声符号化データとに分離する(ステップ2)。ここではMPEG2データを対象とするので、映像符号化データとしてMPEG2ビデオデータが得られ、音声符号化データとしてMPEG2オーディオデータが得られる。
次に、PC端末1のフレーム選択部13が、映像符号化データ(MPEG2ビデオデータ)に対するフレーム選択を行う(ステップ3)。図6を用いて本実施の形態におけるフレーム選択処理について説明する。
一般に、MPEG2ビデオデータは、フレーム内圧縮されたIフレーム、過去のIフレームもしくはPフレームと対象フレームとの差分で構成されるPフレーム、現在及び未来のIフレームもしくはPフレームと対象フレームとの差分で構成されるBフレームからなる。HDカメラ4からPC端末1が受信する映像符号化データが図6(a)に示す通りである場合において、全フレームを選択するものとすれば、選択後のフレーム構成も図6(a)と全く同じ図6(b)のようになる。
また、Iフレーム及びPフレームのみを選択するものとした場合には、フレーム選択後のフレーム構成は図6(c)のようになる。また、Iフレームのみをスキップすることなく選択することとした場合は、図6(d)のようになる。また、Iフレームのみを1つ置きに選択することとした場合(スキップ数が1であるという)、フレーム選択後のフレーム構成は図6(e)のようになる。
なお、どのフレームを選択するかは、例えば、PC端末1、PC端末2とインターネットとの接続回線の速さに応じて決定することができる。また、インターネットの混雑具合に応じて決定することもできる。インターネットの混雑具合に応じて決定する場合には、例えば、パケットを通信相手PC端末2に送り、そのパケットが通信相手PC端末2から返送されてくる時間に応じて決定する。あるいは、送信時刻を付したパケットを通信相手PC端末2に送り、通信相手PC端末2が当該パケットを受信したときに当該パケットの伝送に要した時間をパケット送信元PC端末1に送り、PC端末1が当該伝送時間に基づき送信方向のインターネットの混雑具合を判断してどのフレームを選択するかを判断することもできる。どのフレームを選択するかの決定は、例えば一定時間間隔で行う。
続いて、フレーム選択部13は、どのフレームを選択するかを示す選択フレーム情報を選択フレーム情報送信部14に送り、選択フレーム情報送信部14は、選択フレーム情報をPC端末2に向けて送信する(図4のステップ4)。このように、映像符号化データを送信する前に上記の選択フレーム情報を受信側のPC端末2へ送付することにより、受信側PC端末2ではどのようなフレーム構成及び周期で映像符号化データを受信するか予め知ることができる。
次に、PC端末1の符号化データ送信部15が、フレーム選択部13で選択されたフレームを有する映像符号化データと、符号化データ分離部12から受信した音声符号化データとをPC端末2に向けて送信する(ステップ5)。ここでは、一般にインターネット上で、音声及び映像データをやり取りするRTPプロトコルを用いて送信を行う。また、プロキシ等が存在してRTPプロトコルが使用できない場合には、HTTPトンネリング等のトンネリング技術を用いてRTPプロトコルをカプセル化して送信してもよい。
次に、受信側のPC端末2の処理について図5のフローチャートに沿って説明する。ステップ4でPC端末1が選択フレーム情報を送信したことに応じて、PC端末2の選択フレーム情報受信部23がその選択フレーム情報を受信する(ステップ11)。また、選択フレーム情報受信部23は、受信した選択フレーム情報を符号化データ再構成部22に渡す。
続いて、PC端末2は、PC端末1から送信された映像符号化データと音声符号化データとを受信する(ステップ12)。そして、PC端末2の符号化データ再構成部22が、選択フレーム情報に基づく映像符号化再構成処理を行う(ステップ13)。以下、本実施の形態における選択フレーム情報に基づく映像符号化再構成処理について説明する。
本実施の形態のように、一般的なデジタル放送録画再生装置7で映像符号化データを復号するためには、復号する対象となる映像符号化データが、HDカメラ4で取得されたMPEG2ビデオデータの並びとフレームレート(30fps)と同じ並びとフレームレートを持つ必要がある。従って、PC端末2の符号化データ再構成部22は、選択フレーム情報からどのようにフレームの選択が行われているかを把握し、フレームの選択が行われている場合(Iフレームのみの場合やI及びPフレームのみの場合)には、選択方法に応じて不足しているフレームを受信映像符号化データに内挿する。
図7に、符号化データ再構成部22がI及びPフレームのみを受信した場合にBフレームを内挿する方法の一例を示す。図7に示す例では、Iフレームに続くBフレームについては、直前のIフレームのヘッダに含まれるI、P、Bフレーム共通のヘッダ情報(例えば、画像サイズ、フレームレート等)を引き継ぎ、フレームの識別子をBフレームを示す識別子に置き換え、且つ予測方式を順方向のみ(Pフレームと同等)にし、当該Bフレームのヘッダ情報を生成する(例えば、非特許文献3参照)。符号化データは、ヘッダ情報に基づいてIフレームとの差分が0になるように生成する。つまり、当該Bフレームの時間位置のフレームの画像は直前のIフレームの画像と全く同じものであることを意味する。Bフレームに続くBフレームについても上記と全く同じように生成する。
Pフレームに続くBフレームの場合には、Iフレームの場合と同様に、直前のPフレームのヘッダに含まれるI、P、Bフレーム共通のヘッダ情報を引き継ぎ、Bフレームを示す識別子に置き換え、且つ予測方式を順方向のみにし、ヘッダ情報を生成する。符号化データは、ヘッダ情報に基づいてPフレームとの差分が0になるように生成する。
図8は、スキップ数が0の場合(skip=0)でIフレームのみを受信した場合にPフレーム及びBフレームを内挿する方法の一例を示した図である。ここでは、Iフレームに続くBフレームは、図7と同様な方法で生成する。Pフレームは、Iフレームに続くBフレームの場合と同様に、直前のIフレームのヘッダに含まれるI、P、Bフレーム共通のヘッダ情報(例えば、画像サイズ、フレームレート等)を引き継ぎ、Pフレームを示す識別子に置き換え、ヘッダ情報を生成する。符号化データは、ヘッダ情報に基づいてIフレームとの差分が0になるように生成する。Pフレームに続くBフレームは、図7と同様な方法で生成する。
図9は、スキップ数が1(skip=1)でIフレームのみを受信した場合に、Iフレーム、Pフレーム及びBフレームを内挿する方法の一例を示す図である。ここでは、P及びBフレームは、図8と同様な方法で生成する。スキップされているIフレームは、直前のIフレームと同等とする。スキップされたIフレームが内挿された後、そのIフレームの後に続くBフレーム、Pフレームを図7、図8と同様の方法で内挿する。
前述したように、本実施の形態では、PC端末1がPC端末2に選択フレーム情報を予め通知するので、PC端末2はどのようなフレーム構成で符号化データを受信するかを符号化データを受信する前に把握することができる。従って、PC端末2の符号化データ再構成部22では、次のフレームを待つことなくリアルタイムに内挿フレームを生成できる。すなわち、例えば、Iフレームのみ選択された場合において、PC端末2は、Iフレームを受信してからPフレームを受信すべき時刻まで待つことなくPフレームが選択されていないことを知ることができ、直前のIフレームを受信してすぐに間引かれたPフレームを内挿することができる。また、スキップ数1でIフレームのみ選択された場合において、PC端末2は、Iフレームがスキップされたことを、当該Iフレームを受信すべき時刻まで待つことなく知ることができ、直前のIフレームを受信してすぐにスキップされたIフレームを内挿することができる。
続いて、PC端末2の多重化部24は、符号化データ再構成部22により再構成された映像符号化データと受信した音声符号化データとを多重化することにより音声映像符号化データを生成する(図5のステップ14)。ここではMPEG2ビデオデータとMPEG2オーディオデータを多重化したMPEG2データを生成する。
次に、PC端末2は、符号化データ出力部25を介して多重化部24で生成された音声映像符号化データをデジタル放送録画再生装置7へ送出する(ステップ15)。音声映像符号化データを受信したデジタル放送録画再生装置7では、音声映像符号化データを復号化し、ハイビジョン対応TV9へハイビジョン映像及び音声を出力する。
ここでは、音声と映像を同期させていないが、送信側のPC端末1で音声符号化データと映像符号化データを分離するときに、音声符号化データと映像符号化データの先頭に個別識別ビット列を付加し、受信側のPC端末2で個別識別ビット列に基づいて多重化処理を行い、音声と映像を同期させることもできる。
また、本実施の形態では、PC端末1とPC端末2の端末間通信を例にとって説明したが、インターネット上のサーバを介してPC端末1とPC端末2間で通信を行うようにしてもよい。この場合、サーバが、選択されたフレームからなる符号化データをPC端末1からPC端末2へ中継する。
また、本実施の形態では、PC端末1ではHDカメラ4から出力される符号化データを入力していたが、デジタル放送録画再生装置6に録画映像として蓄積されている符号化データをPC端末1に入力するようにしてもよい。また、PC端末2側では、フレーム再構成により得られた符号化データをデジタル放送録画再生装置7からハイビジョン対応TV9に出力していたが、符号化データをデジタル放送録画再生装置7に蓄積してもよい。また、本実施の形態では符号化方式としてMPEG2を用いているが、MPEG2と同等のフレーム構成を持つ符号化方式であればMPEG2に限らず本発明を適用することが可能である。
本発明の実施の形態で説明したシステムを用いることにより、インターネットのネットワーク帯域が十分に確保できない場合にも音声を途切れさせることなく、インターネットを介してハイビジョン映像を送受信することができる。また、予め送信される選択フレーム情報を受信側に伝えることで、リアルタイムにフレーム内挿入が可能となる結果、処理を高速化することが可能となり、本発明に係るシステムを低遅延が要求されるTV会議や遠隔講義に適用できるようになる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において、種々変更・応用が可能である。
1、2 PC端末
3 インターネット
4、5 HDカメラ
6、7 デジタル放送録画再生装置
8、9 ハイビジョン対応TV
11 符号化データ入力部
12 符号化データ分離部
13 フレーム選択部
14 選択フレーム情報送信部
15 選択フレーム送信部
16、21 ネットワーク通信部
22 符号化データ再構成部
23 選択フレーム情報受信部
24 多重化部
25 符号化データ出力部
3 インターネット
4、5 HDカメラ
6、7 デジタル放送録画再生装置
8、9 ハイビジョン対応TV
11 符号化データ入力部
12 符号化データ分離部
13 フレーム選択部
14 選択フレーム情報送信部
15 選択フレーム送信部
16、21 ネットワーク通信部
22 符号化データ再構成部
23 選択フレーム情報受信部
24 多重化部
25 符号化データ出力部
Claims (10)
- 送信側映像通信装置と受信側映像通信装置とがネットワークを介して接続された映像通信システムであって、
前記送信側映像通信装置は、
外部装置から音声映像符号化データを入力する入力手段と、
前記音声映像符号化データを音声符号化データと映像符号化データとに分離する分離手段と、
前記映像符号化データをフレーム毎に分離し送信対象となるフレームを選択するフレーム選択手段と、
前記フレーム選択手段により選択されるフレームの情報を前記受信側映像通信装置へ送信する選択フレーム情報送信手段と、
前記フレーム選択手段により選択されたフレームに対応した映像符号化データと前記音声符号化データとを前記受信側映像通信装置へ送信する符号化データ送信手段とを有し、
前記受信側映像通信装置は、
前記送信側映像通信装置から受信したフレームの情報に基づいて、受信した映像符号化データを、そのフレーム数が前記送信側映像通信装置におけるフレーム選択前の元のフレーム数となるように再構成する符号化データ再構成手段と、
再構成された映像符号化データと受信した音声符号化データとを結合して音声映像符号化データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された音声映像符号化データを外部装置に出力する出力手段とを有することを特徴とする映像通信システム。 - 前記映像符号化データがMPEG形式又はMPEGと同等のフレーム構成を持つ符号化形式で構成される場合、前記送信側映像通信装置の前記フレーム選択手段は、Iフレームのみ、又は、IフレームとPフレームのみ、又は、入力された映像符号化データに含まれる全てのフレームを送信対象フレームとして選択する請求項1に記載の映像通信システム。
- 前記受信側映像通信装置の前記符号化データ再構成手段は、選択されたフレームの情報に基いて、前記送信側映像通信装置で選択されなかったフレームを、受信した映像符号化データのフレームのうちのベースとなる所定のフレームに対する変化量が0のフレームとして生成し、生成したフレームを受信した映像符号化データに内挿してフレーム選択前の元のフレーム数となるように映像符号化データを再構成する請求項1又は2に記載の映像通信システム。
- 送信側映像通信装置と受信側映像通信装置とがネットワークを介して接続された映像通信システムにおける前記送信側映像通信装置としての機能を有する映像通信装置であって、
外部装置から音声映像符号化データを入力する入力手段と、
前記音声映像符号化データを音声符号化データと映像符号化データとに分離する分離手段と、
前記映像符号化データをフレーム毎に分離し送信対象となるフレームを選択するフレーム選択手段と、
前記フレーム選択手段により選択されるフレームの情報を前記受信側映像通信装置へ送信する選択フレーム情報送信手段と、
前記フレーム選択手段により選択されたフレームに対応した映像符号化データと前記音声符号化データとを前記受信側映像通信装置へ送信する符号化データ送信手段と
を有することを特徴とする映像通信装置。 - 前記映像符号化データがMPEG形式又はMPEGと同等のフレーム構成をもつ符号化形式で構成される場合、前記フレーム選択手段は、Iフレームのみ、又は、IフレームとPフレームのみ、又は、入力された映像符号化データに含まれる全てのフレームを送信対象フレームとして選択する請求項4に記載の映像通信装置。
- 音声映像符号化データにおける映像符号化データから送信対象となるフレームを選択し、選択されたフレームに対応した映像符号化データと前記音声映像符号化データにおける音声符号化データとを送信する送信側映像通信装置と、受信側映像通信装置とがネットワークを介して接続された映像通信システムにおける前記受信側映像通信装置としての機能を有する映像通信装置であって、
前記送信側映像通信装置から、選択されるフレームの情報を受信し、その情報に基づいて、前記送信側映像通信装置から受信した映像符号化データを、そのフレーム数が前記送信側映像通信装置におけるフレーム選択前の元のフレーム数となるように再構成する符号化データ再構成手段と、
再構成された映像符号化データと受信した音声符号化データとを結合して音声映像符号化データを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された音声映像符号化データを外部装置に出力する出力手段と
を有することを特徴とする映像通信装置。 - 前記符号化データ再構成手段は、選択されたフレームの情報に基いて、前記送信側映像通信装置で選択されなかったフレームを、受信した映像符号化データのフレームのうちのベースとなる所定のフレームに対する変化量が0のフレームとして生成し、生成したフレームを受信した映像符号化データに内挿してフレーム選択前の元のフレーム数となるように映像符号化データを再構成する請求項6に記載の映像通信装置。
- 送信側映像通信装置と受信側映像通信装置とがネットワークを介して接続された映像通信システムにおける前記送信側映像通信装置としての機能を有する映像通信装置をコンピュータに実現させるプログラムであって、前記コンピュータを、
外部装置から音声映像符号化データを入力する入力手段、
前記音声映像符号化データを音声符号化データと映像符号化データとに分離する分離手段、
前記映像符号化データをフレーム毎に分離し送信対象となるフレームを選択するフレーム選択手段、
前記フレーム選択手段により選択されるフレームの情報を前記受信側映像通信装置へ送信する選択フレーム情報送信手段、
前記フレーム選択手段により選択されたフレームに対応した映像符号化データと前記音声符号化データとを前記受信側映像通信装置へ送信する符号化データ送信手段、
として機能させるプログラム。 - 音声映像符号化データにおける映像符号化データから送信対象となるフレームを選択し、選択されたフレームに対応した映像符号化データと前記音声映像符号化データにおける音声符号化データとを送信する送信側映像通信装置と、受信側映像通信装置とがネットワークを介して接続された映像通信システムにおける前記受信側映像通信装置としての機能を有する映像通信装置をコンピュータに実現させるプログラムであって、前記コンピュータを、
前記送信側映像通信装置から、選択されるフレームの情報を受信し、その情報に基づいて、前記送信側映像通信装置から受信した映像符号化データを、そのフレーム数が前記送信側映像通信装置におけるフレーム選択前の元のフレーム数となるように再構成する符号化データ再構成手段、
再構成された映像符号化データと受信した音声符号化データとを結合して音声映像符号化データを生成する生成手段、
前記生成手段により生成された音声映像符号化データを外部装置に出力する出力手段、
として機能させるプログラム。 - 送信側映像通信装置と受信側映像通信装置とがネットワークを介して接続された映像通信システムにおける映像通信方法であって、
前記送信側映像通信装置は、
外部装置から音声映像符号化データを入力し、
前記音声映像符号化データを音声符号化データと映像符号化データとに分離し、
前記映像符号化データをフレーム毎に分離し送信対象となるフレームを選択し、
選択されたフレームの情報を前記受信側映像通信装置へ送信し、
選択されたフレームに対応した映像符号化データと前記音声符号化データとを前記受信側映像通信装置へ送信し、
前記受信側映像通信装置は、
前記送信側映像通信装置から受信したフレームの情報に基づいて、受信した映像符号化データを、そのフレーム数が前記送信側映像通信装置におけるフレーム選択前の元のフレーム数となるように再構成し、
再構成された映像符号化データと受信した音声符号化データとを結合して音声映像符号化データを生成し、
生成された音声映像符号化データを外部装置に出力する
ことを特徴とする映像通信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005041111A JP2006229618A (ja) | 2005-02-17 | 2005-02-17 | 映像通信システム、映像通信装置、プログラム、及び映像通信方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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CN103312961A (zh) * | 2012-03-06 | 2013-09-18 | 索尼公司 | 摄像装置和图像传输方法 |
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