JP2006221584A - エネルギーの取引価格評価方法、取引価格評価装置、およびプログラム - Google Patents

エネルギーの取引価格評価方法、取引価格評価装置、およびプログラム Download PDF

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優 池田
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Abstract

【課題】先物市場のないエネルギーのプレミアムを算出することができるようにする。
【解決手段】取引価格評価装置10は、Brentの先物価格に基づいてJCCの回帰分析を行う。取引価格評価装置10は、ボラティリティや正規乱数、シミュレーション期間などを用いて、将来時点でのBrentの先物価格の予測値を算出する。取引価格評価装置10は、Brentの先物価格の予測値を回帰式に適用してJCCのオプション価格を算出し、JCCのオプション価格とオプション取引の行使価格との差のキャッシュフローを算出する。取引価格評価装置10は、キャッシュフローの期待値をJCCのオプションプレミアムとして算出する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エネルギーの取引価格評価方法、取引価格評価装置、およびプログラムに関する。
燃料などのエネルギー調達に係る将来の価格変動リスクをヘッジするためにオプション取引やスワップ取引などが行われている。そのような取引では、将来時点におけるエネルギーの価格が予測され、その予測価格や権利行使価格、ボラティリティなどに応じたプレミアムが決定されている。特許文献1には、ボラティリティ曲面モデルを用いて妥当な期間およびデルタのボラティリティを導出することにより、オプションの市場価格に近い時価評価を行うシステムが提案されている。
特開2002−288436号公報
しかしながら、特許文献1による手法などの従来の手法では、ボラティリティなどの市場データを取得することを前提としているため、先物市場の存在しないエネルギー価格については市場データを取得することができず、プレミアムを求めることができなかった。
本発明は、このような背景を鑑みてなされたものであり、先物市場のないエネルギーのプレミアムを算出することのできる、エネルギーの取引価格評価方法、取引価格評価装置、およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明のうち請求項1に記載の発明は、先物市場のない第1のエネルギーの取引価格の評価方法であって、CPUとメモリと出力装置とを備えるコンピュータが、前記第1のエネルギーの現物価格の履歴と、先物市場のある第2のエネルギーの先物価格の履歴と、前記先物価格に係るボラティリティとを前記メモリに記憶し、前記第2のエネルギーの前記先物価格に基づいて前記第1のエネルギーの前記現物価格の回帰分析を行い、前記第1のエネルギーの将来時点における取引価格となる行使価格の入力を受け付け、前記先物価格の履歴と前記ボラティリティと正規乱数とに基づいて、前記将来時点での前記第2のエネルギーに係る先物価格の予測値である将来先物価格を所定回数算出し、前記将来先物価格のそれぞれを前記回帰分析により求められた回帰式に適用して、前記将来時点における前記第1のエネルギーの取引価格の予測値である将来取引価格を算出し、前記将来取引価格と前記行使価格との差であるキャッシュフローを算出し、前記キャッシュフローを集計して前記第1のエネルギーの取引価格についてのプレミアムを算出し、前記プレミアムを前記出力装置に出力することとする。
本発明の取引価格評価方法によれば、先物市場がない第1のエネルギーについても、先物市場がある第2のエネルギーの先物価格を用いて、第1のエネルギーのオプション取引やスワップ取引、先渡し取引などにおけるプレミアムを算出することができる。したがって、相対取引によるオプション取引などの従事者は、例えば、取引相手が提示する取引価格の妥当性を検証したり、妥当なプレミアムを取引相手に提示したりすることができる。
また、本発明のうち請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、前記コンピュータは、前記将来時点をT、前記ボラティリティをσ、前記正規乱数をε、処理対象となる期間の開始時点における前記先物価格をF、前記将来時点での前記先物価格をF、とした場合に、後述の式(1)に基づいて前記将来先物価格を算出することとする。
また、本発明のうち請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、前記コンピュータは、所定期間毎の前記将来取引価格を算出し、前記所定期間毎の前記将来先物価格の平均値を前記回帰式に適用することとする。
アジア型オプションの評価では、期間中の原資産の平均を評価する必要があるため、例えば毎日や毎月のような所定期間毎に原資産価格を再計算する必要があるが、上記の発明によれば、所定期間毎の将来取引価格(パス)を求めることにより、アジア型オプションを評価することができる。
また、本発明のうち請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、前記コンピュータは、ある時点tにおける前記先物価格をF、前記時点tから前記所定期間前における前記先物価格をFt−1、前記所定期間をΔt、前記ボラティリティをσ、前記正規乱数をεとした場合に、後述の式(2)に基づいて前記将来先物価格を算出することとする。
また、本発明のうち請求項5に記載の発明は、請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、前記コンピュータは、前記平均値を求める期間であるアベレージ期間を特定するための期間特定情報の入力を受け付け、前記アベレージ期間における前記所定期間毎の前記将来取引価格を算出し、前記所定期間毎の前記将来取引価格の平均値を前記回帰式に適用することとする。
シミュレーションによるパスの生成にかかる処理負荷は、将来取引価格を算出する上記の所定期間と上記の所定回数に応じて爆発的に増加するが、請求項5に記載の発明によれば、アベレージ期間のみパスを生成するため、シミュレーションに係る処理負荷を軽減することができる。
また、本発明のうち請求項6に記載の発明は、請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、前記コンピュータは、無リスク金利の入力を受け付け、受け付けた前記無リスク金利に応じて前記プレミアムを割り引き、割り引いた前記プレミアムを前記出力装置に出力することとする。
また、本発明のうち請求項7に記載の発明は、請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、前記コンピュータは、前記回帰分析による回帰誤差を前記将来取引価格に加えた価格と前記行使価格との差である第1のキャッシュフロー、並びに前記将来取引価格から前記回帰誤差を差し引いた価格と前記行使価格との差である第2のキャッシュフローを算出し、前記第1のキャッシュフローを集計した第1の前記プレミアムと、前記第2のキャッシュフローを集計した第2の前記プレミアムとを算出し、前記第1および第2のプレミアムを前記出力装置に出力することとする。
また、本発明のうち請求項8に記載の発明は、請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、前記コンピュータは、前記ボラティリティの変動幅を特定するための変動幅特定情報の入力を受け付け、受け付けた前記変動幅指定情報により特定される前記変動幅の下限値と前記先物価格と前記正規乱数とに基づく第1の前記将来先物価格、並びに前記変動幅の上限値と前記先物価格と前記正規乱数とに基づく第2の前記将来先物価格を前記所定回数算出し、前記第1の将来先物価格のそれぞれを前記回帰式に適用した第1の前記将来取引価格と、前記第2の将来先物価格のそれぞれを前記回帰式に適用した第2の前記将来取引価格とを算出し、前記第1の将来取引価格と前記行使価格との差である第1の前記キャッシュフローと、前記第2の将来取引価格と前記行使価格との差である第2の前記キャッシュフローとを算出し、前記第1のキャッシュフローを集計した第1の前記プレミアムと、前記第2のキャッシュフローを集計した第2の前記プレミアムとを算出し、前記第1および第2のプレミアムを前記出力装置に出力することとする。
また、本発明のうち請求項9に記載の発明は、先物市場のない第1のエネルギーの取引価格の評価装置であって、CPUとメモリと出力装置と、前記第1のエネルギーの現物価格の履歴を記憶する現物履歴記憶部と、先物市場のある第2のエネルギーの先物価格の履歴を記憶する先物履歴記憶部と、前記先物価格に係るボラティリティを記憶するボラティリティ記憶部と、前記第2のエネルギーの前記先物価格に基づいて前記第1のエネルギーの前記現物価格の回帰分析を行う回帰分析部と、前記第1のエネルギーの将来時点における取引価格となる行使価格の入力を受け付ける行使価格入力部と、前記先物価格の履歴と前記ボラティリティと正規乱数とに基づいて、前記将来時点での前記第2のエネルギーに係る先物価格の予測値である将来先物価格を所定回数算出する将来先物価格算出部と、前記将来先物価格のそれぞれを前記回帰分析により求められた回帰式に適用して、前記将来時点における前記第1のエネルギーの取引価格の予測値である将来取引価格を算出し、前記将来取引価格と前記行使価格との差であるキャッシュフローを算出するキャッシュフロー算出部と、前記キャッシュフローを集計して前記第1のエネルギーの取引価格についてのプレミアムを算出するプレミアム算出部と、前記プレミアムを前記出力装置に出力する出力部と、を備えることとする。
また、本発明のうち請求項10に記載の発明は、先物市場のない第1のエネルギーの取引価格を評価するためのプログラムであって、CPUとメモリと出力装置とを備えるコンピュータに、前記第1のエネルギーの現物価格の履歴と、先物市場のある第2のエネルギーの先物価格の履歴と、前記先物価格に係るボラティリティとを前記メモリに記憶するステップと、前記第2のエネルギーの前記先物価格に基づいて前記第1のエネルギーの前記現物価格の回帰分析を行うステップと、前記第1のエネルギーの将来時点における取引価格となる行使価格の入力を受け付けるステップと、前記先物価格の履歴と前記ボラティリティと正規乱数とに基づいて、前記将来時点での前記第2のエネルギーに係る先物価格の予測値である将来先物価格を所定回数算出するステップと、前記将来先物価格のそれぞれを前記回帰分析により求められた回帰式に適用して、前記将来時点における前記第1のエネルギーの取引価格の予測値である将来取引価格を算出し、前記将来取引価格と前記行使価格との差であるキャッシュフローを算出するステップと、前記キャッシュフローを集計して前記第1のエネルギーの取引価格についてのプレミアムを算出するステップと、前記プレミアムを前記出力装置に出力するステップと、を実行させるようにする。
本発明によれば、先物市場のないエネルギーのプレミアムを算出することができる。
以下、本発明の一実施形態である取引価格評価装置10について説明する。本実施形態では、電力会社が、発電に用いるLNGガスの購入に係るLNG価格の上昇リスクをヘッジするために、金融機関や商社との間でオプション取引を行う際に、取引先から提案されたオプションプレミアムが妥当であるかどうかを検討する状況や、取引先に提案するべきオプションプレミアムを決定する状況を想定している。
なお、LNG価格は、JCC(全日本原油CIF価格;本発明の「第1のエネルギーの取引価格」に該当する。)に連動するものとする。JCCには先物市場はなく、本実施形態では、先物市場のあるエネルギーであるBrent(北海ブレント原油;本発明の「第2のエネルギー」に該当する)の先物価格に基づいて、JCCのオプションプレミアムを算出する。
===装置構成===
図1に、本実施形態の取引価格評価装置10のハードウェア構成を示す。図1に示すように、取引価格評価装置10は、CPU101、メモリ102、記憶装置103、記録媒体読取装置104、入力装置105、出力装置106を備えている。
記憶装置103は、プログラムやデータを記憶する、例えばハードディスクである。記録媒体読取装置104は、記録媒体107に記録されているプログラムやデータを記憶装置103に読み出す、例えば、CD−ROMドライブやDVD−ROMドライブ、フレキシブルディスクドライブ、磁気テープ装置、メモリカードリーダなどである。記録媒体107としては、記録媒体読取装置104に合わせて、例えば、CD−ROMやDVD−ROM、フレキシブルディスク、磁気テープ、メモリカードなどを用いることができる。
CPU101は、記憶装置103に記憶されているプログラムをメモリ102に読み出して実行することにより各種の機能を実現する。
入力装置105は、データの入力を受け付け、例えば、キーボードやマウス、タッチパネル、タブレット、マイクなどである。また、取引価格評価装置10は、これらを複数備えるようにしてもよい。
出力装置106は、データを出力する、例えば、CRTや液晶のディスプレイ、プリンタ、スピーカなどである。また、取引価格評価装置10は、複数の出力装置106を備えるようにしてもよい。
図2は、取引価格評価装置10の機能ブロック図である。図2に示すように、取引価格評価装置10は、先物価格入力部111、現物価格入力部112、設定情報入力部113、回帰分析部114、正規乱数生成部115、先物価格評価部116、プレミアム評価部117、出力部118、先物情報記憶部151、現物情報記憶部152、設定情報記憶部153を備えている。
先物情報記憶部151は、Brentの先物価格などを含む先物情報を記憶する。図3に先物情報記憶部151に記憶される先物情報の構成例を示す。図3に示すように、先物情報には、取引日、先物価格、行使期限が含まれている。
先物価格入力部111は、先物情報の入力を受け付け、受け付けた先物情報を先物情報記憶部151に登録する。なお、先物価格入力部111は、例えば、キーボードやマウスなどの入力装置105を介して先物情報や現物情報の入力を受け付けるようにしてもよいし、例えば証券会社などの先物情報を管理しているサーバ装置に接続し、そのサーバ装置から取得するようにしてもよい。
現物情報記憶部152は、JCCやその取引日を含む現物情報を記憶する。図4に現物情報記憶部152に記憶される現物情報の構成例を示す。図4に示すように、現物情報には、JCCの取引日およびJCC(取引価格)が含まれている。
現物情報入力部112は、現物情報の入力を受け付け、受け付けた現物情報を現物情報記憶部152に登録する。なお、現物情報入力部112は、例えば、キーボードやマウスなどの入力装置105を介して現物情報の入力を受け付けるようにしてもよいし、例えばJCCを発表している政府機関や証券会社などの、現物情報を管理しているサーバ装置に接続し、そのサーバ装置から取得するようにしてもよい。
設定情報記憶部153は、各種の設定項目を含む設定情報を記憶する。図5に設定情報記憶部153に記憶される設定情報の構成を示す。図5に示すように、設定情報には、JCCのオプション行使価格、無リスク金利、Brentの先物価格を求めるシミュレーションの回数、シミュレーションの対象となる期間(以下、シミュレーション期間という。)、アベレージ期間、信頼区間、Brent先物価格のボラティリティ、ボラティリティの変動範囲などが含まれる。無リスク金利は、元本と利払いが保証される利回りのことであり、JCCを現在価値に変換する際に用いられる。アベレージ期間とは、後述するように、所定期間でのシミュレーションによって求められる先物価格の推移(以下、パスという。)における先物価格の平均値を算出する際の所定期間である。信頼区間は、後述する回帰分析の結果における信頼区間である。後述するように、その信頼区間における回帰誤差によって生じるオプションプレミアムの上限と下限とを算出する。ボラティリティの変動範囲は、ボラティリティが取り得る値の範囲を指定するための情報である。本実施形態では、ボラティリティも正規分布に従うものとし、その信頼区間を変動範囲として用いる。
設定情報入力部113は、設定情報の入力を受け付け、受け付けた設定情報を設定情報記憶部153に登録する。
回帰分析部114は、先物情報記憶部151に記憶されているBrentの先物価格の履歴と、現物情報記憶部152に記憶されているJCCの履歴とを用いて、回帰分析を行う。
正規乱数生成部115は、シミュレーションに用いられる正規乱数を生成する。
先物価格評価部116は、シミュレーション期間後のBrentの先物価格の予測値を算出する。シミュレーション期間(日単位)をTとした、シミュレーション期間T後のBrentの先物価格Fは、基準となる時点でのBrentの先物価格をF、正規乱数生成部115が生成する正規乱数をε、Brent先物価格のボラティリティをσ、とすると、以下の式(1)により求められる。
Figure 2006221584
なお、シミュレーション期間T後のBrent先物価格Fを、上記の式(1)で直接求めた様子を図6に示す。しかしながら、アジア型オプションの場合、期間中の原資産の平均を評価する必要があるため、所定期間毎に先物価格を再計算する必要がある。この場合、ある時点tにおける先物価格Fは、所定期間をΔtとすると、以下の式(2)により求められる。
Figure 2006221584
上記(2)を用いて、t=1,2,3,・・・Tのそれぞれの時点における先物価格の推移(パス)を求めた様子を図7に示す。
本実施形態では、シミュレーションにおいて長期に渡るパスの生成にかかる処理負荷を軽減するために、設定情報のアベレージ期間内のみ上記式(2)を用いてパスを求めるようにしている。図8にアベレージ期間内のみパスを計算するようにした様子を示す。図8において、0時点からアベレージ期間の開始時点における先物価格は上記式(1)により算出され、アベレージ期間内における先物価格のパスは式(2)により算出されている。
プレミアム評価部117は、JCCのオプションプレミアムを算出する。プレミアム評価部117は、回帰分析部114が行った回帰分析による回帰式に、先物価格評価部116が算出したBrentの先物価格を適用することにより、JCCのオプション価格を算出し、JCCのオプション価格と設定情報のオプション行使価格との差であるキャッシュフローを算出する。なお、上記先物価格評価部116による先物価格の算出およびプレミアム評価部117によるキャッシュフローの算出は、設定情報に設定されたシミュレーション回数だけ行われる。プレミアム評価部117は、シミュレーション回数分計算したキャッシュフローの期待値を算出して、JCCのオプションプレミアムを決定する。なお、JCCのオプションプレミアムの算出処理の詳細については後述する。
また、プレミアム評価部117は、後述するように、上記のJCCのオプションプレミアムに加えて、ボラティリティの変動幅の上下限に対応する2つのオプションプレミアムと、回帰誤差の信頼区間の上下限に対応する2つのオプションプレミアムとを算出する。
出力部118は、プレミアム評価部117が決定するJCCのオプションプレミアムを出力装置106に出力する。
===オプションプレミアムの出力処理===
図9は、取引価格評価装置10によるJCCのオプションプレミアムの出力処理の流れを示す図である。
取引価格評価装置10は、先物情報記憶部151に記憶されているBrent先物価格と、現物情報記憶部152に記憶されているJCCとを用いて回帰分析を行う(S201)。回帰分析の結果、例えば、次の式(3)のような回帰式が求められる。
JCC=0.9737×Brent先物価格+0.8816 ・・・(3)
続いて、取引価格評価装置10は、0時点でのBrent先物価格を先物情報記憶部151から読み出し、読み出した先物価格(F)と、設定情報のボラティリティ(σ)、シミュレーション期間の日数(T)、正規乱数生成部115が生成した正規乱数(ε)を上記式(1)に適用して、アベレージ期間の開始時点(S)での先物価格Fを算出する(S202)。取引価格評価装置10は、FをFt−1の初期値、所定期間Δtを1日として、上記式(2)に適用していき、S時点〜T時点のパスを生成する(S203)。取引価格評価装置10は、上記(S201)で求めた回帰式に、T時点でのBrentの先物価格Fを適用し、T時点でのJCC(オプション価格)を算出する(S204)。取引価格評価装置10は、算出したオプション価格と設定情報の行使価格との差をキャッシュフローとして算出する(S205)。
取引価格評価装置10は、以上の(S202)〜(S205)の処理を、設定情報のシミュレーション回数分だけ繰り返す。
次に取引価格評価装置10は、上記のキャッシュフローの期待値を算出する(S206)。この期待値がオプションプレミアムとなる。取引価格評価装置10は、オプションプレミアムと、設定情報の無リスク金利に1.0を加算した値との商を算出して、オプションプレミアムを現在価値に修正(割引き)する(S207)。取引価格評価装置10は、算出したオプションプレミアムを出力装置106に出力する(S208)。
上記のように、本実施形態の取引価格評価装置10によれば、先物市場がないJCCのオプションプレミアムを、先物市場のあるBrentの先物価格を用いて算出して、出力することができる。したがって、JCCのオプション取引を行う電力会社等は、相対取引のような市場取引でない場合にも、妥当な取引価格を取引相手に提示することができる。また同様に、取引相手から提示された取引価格の妥当性を評価することもできる。
図10は、複数の行使価格についてのJCCのオプションプレミアム(評価結果)の計算例である。図10の例では、どの行使価格についても、評価結果よりも取引先の提案するプレミアムの方が20%程度高いものとなっている。オプション取引等の従事者は、本実施形態の取引価格評価装置10から出力されるオプションプレミアムを参考に上記のような判断をするができる。したがって、オプション取引等の従事者は、取引先が提案するオプションプレミアムの妥当性を容易に検討することができる。したがって、LNGガスのオプション取引を行う電力会社等は、妥当なオプションプレミアムを用いて、LNGガスの価格の変動リスクを適正にヘッジすることが可能となる。よって、電力会社等は、安定的な価格でLNGガスを購入することができるので、安定的でリーズナブルな電力サービス等を提供することができる。
===ボラティリティの変動幅===
上記の説明では、Brentのボラティリティは一定であるものとしたが、ボラティリティに変動幅がある場合には、その変動幅に応じて、評価結果となるオプションプレミアムも変動幅を持つことになる。この場合、本実施形態の取引価格評価装置は、ボラティリティの変動幅の上限および下限のそれぞれに基づいてシミュレーションを行い、それぞれに対応するオプションプレミアムを出力するようにする。
例えば、設定情報には図5の例のように変動範囲として95%が設定されており、95%の信頼区間におけるボラティリティが26.2%〜34.2%であるとき、取引価格評価装置10は、式(1)あるいは式(2)において、ボラティリティσとして26.2を設定した場合と、34.2を設定した場合との2つのオプションプレミアムを算出するようにする。図11は、ボラティリティの変動幅に応じたオプションプレミアムの計算例である。図11に示す例では、取引先の提案額は、取引価格評価装置10が算出したオプションプレミアムをほとんどの場合上回っていることが分かる。このように、ボラティリティの変動による予測誤差を組み込んだオプションプレミアムが出力されることにより、オプション取引の従事者等は、ボラティリティの変動という観点からオプションプレミアムの妥当性を評価することができる。例えば上記の例では、オプション取引の従事者等は、取引相手からの提案額は妥当でないと判断して取引価格の交渉を行うこともできるし、ボラティリティ以外の要素の係るリスクプレミアムを検討するようにすることもできる。
===回帰誤差===
また、本実施形態の取引価格評価装置10は、上述した回帰分析による回帰誤差に応じた2つのオプションプレミアムを出力するようにすることもできる。この場合、取引価格評価装置10は、設定情報の信頼区間において回帰誤差が取り得る値の上下限のそれぞれについてシミュレーションを行い、2つのオプションプレミアムを算出するようにする。すなわち、取引価格評価装置10は、回帰誤差Εとして、以下の式(1’)および式(2’)を、上述の式(1)および式(2)に代えてオプションプレミアムを計算する。
Figure 2006221584
Figure 2006221584
例えば、図5に示すように設定情報に信頼区間として68%が設定されており、68%の信頼区間において回帰誤差が−0.76〜0.76であるときには、取引価格評価装置10は、式(1)あるいは式(2)において、回帰誤差Εに−0.76を設定した場合と、0.76を設定した場合との2つのオプションプレミアムを算出するようにする。図12は、回帰誤差に応じたオプションプレミアムの計算例である。図12に示す例では、取引先の提案額は、回帰誤差によるオプションプレミアムの上限値と同等あるいはそれ以下であるため妥当な額であることが分かる。このように、回帰誤差による予測誤差を組み込んだオプションプレミアムが出力されることにより、回帰誤差という観点からオプションプレミアムの妥当性を評価することができる。
なお、本実施形態において、取引価格評価装置10は、オプション取引に係るオプションプレミアムを算出するものとしたが、例えばスワップ取引や先渡し取引などの取引価格に係るプレミアムを算出するようにすることもできる。
また、本実施形態では、Brentに基づくJCCを算出するものとしたが、その他の先物価格や現物価格を用いることができる。例えば、Brentの先物価格に代えてWTIの先物価格を使うようにすることもできる。
また、本実施形態では、先物価格や現物価格は1日単位で管理するものとしたが、例えば、月単位で管理するようにしてもよい。これにより、月単位でのオプション取引等にも対応することができる。この場合、例えば、日単位での先物価格については、1ヶ月間の平均値を月単位の先物価格として取り扱うようにしてもよい。
また、本実施形態では、アベレージ期間のみのパスを生成するようにしたが、取引価格評価装置10の処理能力によっては、全期間のパスを生成するようにしてもよい。
また、本実施形態では、アベレージ期間におけるパスを生成するようにしたが、パスを生成することなく、式(1)のみを用いてT時点における先物価格を算出するようにしてもよい。この場合、シミュレーションに係る処理負荷を軽減することができる。
また、本実施形態の取引価格評価装置10は、設定情報にひとつの行使価格を設定するのみとしたが、同時に複数の行使価格についてシミュレーションを行うようにしてもよい。この場合、例えば、図10〜図12のように、複数の行使価格について算出したオプションプレミアムを一覧表示することができるので、視認性が高まり、取引価格評価装置10の利用者にとって便利である。
以上、本実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物も含まれる。
本発明の一実施の形態による、取引価格評価装置10のハードウェア構成を示す。 本発明の一実施の形態による、取引価格評価装置10の機能ブロック図である。 本発明の一実施の形態による、先物情報の構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による、現物情報の構成例を示す図である。 本発明の一実施の形態による、設定情報の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態による、シミュレーション期間T後のBrent先物価格Fを、式(1)で直接求めた様子を示す図である。 本発明の一実施の形態による、式(2)を用いて、それぞれの時点における先物価格の推移(パス)を求めた様子を示す図である。 本発明の一実施の形態による、アベレージ期間内のみパスを計算するようにした様子を示す図である。 本発明の一実施の形態による、JCCのオプションプレミアムの出力処理の流れを示す図である。 本発明の一実施の形態による、複数の行使価格について算出されたプレミアム(評価結果)の計算例を示す図である。 本発明の一実施の形態による、ボラティリティの変動幅に応じたオプションプレミアムの計算例である。 本発明の一実施の形態による、回帰誤差に応じたオプションプレミアムの計算例である。
符号の説明
10 取引価格評価装置
101 CPU 102 メモリ
103 記憶装置 104 記録媒体読取装置
105 入力装置 106 出力装置
107 記録媒体 111 先物価格入力部
112 現物価格入力部 113 設定情報入力部
114 回帰分析部 115 正規乱数生成部
116 先物価格評価部 117 プレミアム評価部
118 出力部 151 先物情報記憶部
152 情報記憶部 153 設定情報記憶部

Claims (10)

  1. 先物市場のない第1のエネルギーの取引価格の評価方法であって、
    CPUとメモリと出力装置とを備えるコンピュータが、
    前記第1のエネルギーの現物価格の履歴と、先物市場のある第2のエネルギーの先物価格の履歴と、前記先物価格に係るボラティリティとを前記メモリに記憶し、
    前記第2のエネルギーの前記先物価格に基づいて前記第1のエネルギーの前記現物価格の回帰分析を行い、
    前記第1のエネルギーの将来時点における取引価格となる行使価格の入力を受け付け、
    前記先物価格の履歴と前記ボラティリティと正規乱数とに基づいて、前記将来時点での前記第2のエネルギーに係る先物価格の予測値である将来先物価格を所定回数算出し、
    前記将来先物価格のそれぞれを前記回帰分析により求められた回帰式に適用して、前記将来時点における前記第1のエネルギーの取引価格の予測値である将来取引価格を算出し、前記将来取引価格と前記行使価格との差であるキャッシュフローを算出し、
    前記キャッシュフローを集計して前記第1のエネルギーの取引価格についてのプレミアムを算出し、
    前記プレミアムを前記出力装置に出力すること、
    を特徴とするエネルギーの取引価格評価方法。
  2. 請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記将来時点をT、前記ボラティリティをσ、前記正規乱数をε、処理対象となる期間の開始時点における前記先物価格をF、前記将来時点での前記先物価格をF、とした場合に、式
    Figure 2006221584
    に基づいて前記将来先物価格を算出すること、
    を特徴とするエネルギーの取引価格評価方法。
  3. 請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、
    前記コンピュータは、
    所定期間毎の前記将来取引価格を算出し、前記所定期間毎の前記将来先物価格の平均値を前記回帰式に適用すること、
    を特徴とするエネルギーの取引価格評価方法。
  4. 請求項3に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、
    前記コンピュータは、
    ある時点tにおける前記先物価格をF、前記時点tから前記所定期間前における前記先物価格をFt−1、前記所定期間をΔt、前記ボラティリティをσ、前記正規乱数をεとした場合に、式
    Figure 2006221584
    に基づいて前記将来先物価格を算出すること、
    を特徴とするエネルギーの取引価格評価方法。
  5. 請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記平均値を求める期間であるアベレージ期間を特定するための期間特定情報の入力を受け付け、
    前記アベレージ期間における前記所定期間毎の前記将来取引価格を算出し、前記所定期間毎の前記将来取引価格の平均値を前記回帰式に適用すること、
    を特徴とするエネルギーの取引価格評価方法。
  6. 請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、
    前記コンピュータは、
    無リスク金利の入力を受け付け、
    受け付けた前記無リスク金利に応じて前記プレミアムを割り引き、割り引いた前記プレミアムを前記出力装置に出力すること、
    を特徴とするエネルギーの取引価格評価方法。
  7. 請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記回帰分析による回帰誤差を前記将来取引価格に加えた価格と前記行使価格との差である第1のキャッシュフロー、並びに前記将来取引価格から前記回帰誤差を差し引いた価格と前記行使価格との差である第2のキャッシュフローを算出し、
    前記第1のキャッシュフローを集計した第1の前記プレミアムと、前記第2のキャッシュフローを集計した第2の前記プレミアムとを算出し、
    前記第1および第2のプレミアムを前記出力装置に出力すること、
    を特徴とするエネルギーの取引価格評価方法。
  8. 請求項1に記載のエネルギーの取引価格評価方法であって、
    前記コンピュータは、
    前記ボラティリティの変動幅を特定するための変動幅特定情報の入力を受け付け、
    受け付けた前記変動幅指定情報により特定される前記変動幅の下限値と前記先物価格と前記正規乱数とに基づく第1の前記将来先物価格、並びに前記変動幅の上限値と前記先物価格と前記正規乱数とに基づく第2の前記将来先物価格を前記所定回数算出し、
    前記第1の将来先物価格のそれぞれを前記回帰式に適用した第1の前記将来取引価格と、前記第2の将来先物価格のそれぞれを前記回帰式に適用した第2の前記将来取引価格とを算出し、前記第1の将来取引価格と前記行使価格との差である第1の前記キャッシュフローと、前記第2の将来取引価格と前記行使価格との差である第2の前記キャッシュフローとを算出し、
    前記第1のキャッシュフローを集計した第1の前記プレミアムと、前記第2のキャッシュフローを集計した第2の前記プレミアムとを算出し、
    前記第1および第2のプレミアムを前記出力装置に出力すること、
    を特徴とするエネルギーの取引価格評価方法。
  9. 先物市場のない第1のエネルギーの取引価格の評価装置であって、
    CPUとメモリと出力装置と、
    前記第1のエネルギーの現物価格の履歴を記憶する現物履歴記憶部と、
    先物市場のある第2のエネルギーの先物価格の履歴を記憶する先物履歴記憶部と、
    前記先物価格に係るボラティリティを記憶するボラティリティ記憶部と、
    前記第2のエネルギーの前記先物価格に基づいて前記第1のエネルギーの前記現物価格の回帰分析を行う回帰分析部と、
    前記第1のエネルギーの将来時点における取引価格となる行使価格の入力を受け付ける行使価格入力部と、
    前記先物価格の履歴と前記ボラティリティと正規乱数とに基づいて、前記将来時点での前記第2のエネルギーに係る先物価格の予測値である将来先物価格を所定回数算出する将来先物価格算出部と、
    前記将来先物価格のそれぞれを前記回帰分析により求められた回帰式に適用して、前記将来時点における前記第1のエネルギーの取引価格の予測値である将来取引価格を算出し、前記将来取引価格と前記行使価格との差であるキャッシュフローを算出するキャッシュフロー算出部と、
    前記キャッシュフローを集計して前記第1のエネルギーの取引価格についてのプレミアムを算出するプレミアム算出部と、
    前記プレミアムを前記出力装置に出力する出力部と、
    を備えること特徴とするエネルギーの取引価格評価装置。
  10. 先物市場のない第1のエネルギーの取引価格を評価するためのプログラムであって、 CPUとメモリと出力装置とを備えるコンピュータに、
    前記第1のエネルギーの現物価格の履歴と、先物市場のある第2のエネルギーの先物価格の履歴と、前記先物価格に係るボラティリティとを前記メモリに記憶するステップと、
    前記第2のエネルギーの前記先物価格に基づいて前記第1のエネルギーの前記現物価格の回帰分析を行うステップと、
    前記第1のエネルギーの将来時点における取引価格となる行使価格の入力を受け付けるステップと、
    前記先物価格の履歴と前記ボラティリティと正規乱数とに基づいて、前記将来時点での前記第2のエネルギーに係る先物価格の予測値である将来先物価格を所定回数算出するステップと、
    前記将来先物価格のそれぞれを前記回帰分析により求められた回帰式に適用して、前記将来時点における前記第1のエネルギーの取引価格の予測値である将来取引価格を算出し、前記将来取引価格と前記行使価格との差であるキャッシュフローを算出するステップと、
    前記キャッシュフローを集計して前記第1のエネルギーの取引価格についてのプレミアムを算出するステップと、
    前記プレミアムを前記出力装置に出力するステップと、
    を実行させるためのプログラム。

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