JP2006215661A - 情報提示システム - Google Patents

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Itaru Kitahara
格 北原
Kiyoshi Kogure
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Abstract

【構成】情報提示システム10は、たとえば無線タグ16の装着されたユーザ宛のメッセージを記憶するサーバ12を含み、サーバ12には表示装置28とタグ検出装置30とを備える情報提示端末14が接続される。情報提示端末14は、タグ検出装置30の検出したタグIDに対応するユーザ宛のメッセージをサーバ12から取得するとともに、タグ検出装置30の検出した受信電波強度に基づいて、ユーザと表示装置28との距離を検出する。そして、情報提示端末14は、検出されたユーザ宛のメッセージがある場合、当該メッセージを、検出した距離に応じて、たとえば視認距離が異なる画像で表示装置28に表示する。
【効果】ユーザに合わせた情報提示を行うことができ、ユーザに効率よく提示情報を伝達できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、情報提示システムに関し、特にたとえば、検知されたユーザへの提示情報を表示装置に表示する、情報提示システムに関する。
特許文献1には、ユーザの過去の物品の使用履歴から行動を予測して、必要なタイミングで必要な情報を提示する技術が開示される。具体的には、部屋内の物品およびユーザには赤外線タグが付けられる。物品タグとユーザ用タグとの赤外線通信の有無に基づいて、物品とユーザとの距離が所定の距離以内にあったと判断される場合に、ユーザによって当該物品が使用されたと判定される。このユーザの過去の物品の使用履歴に基づいてユーザの行動が予測され、予測した行動に対応付けてその行動があったときに必要な情報がデータベースに記憶される。そして、予測した行動が発生したタイミングでその行動に必要な情報が表示される。たとえば、毎日同時刻に薬を飲むことが推定される場合には、その時刻になったとき、薬の服用を促す情報(「薬の時間です。」)が提示される。
特開2003−256648号公報
特許文献1では、ユーザの行動履歴に基づく予測に従って情報が提示される。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、情報を表示する際には、ユーザの状況や提示する情報の内容等は何ら考慮されず、一定の情報がユーザのいる部屋内の表示部に単に表示されるにすぎない。このように一定の情報を単に表示するだけだと、ユーザにその情報を伝達できないおそれがあった。たとえば、ユーザが表示部から遠く離れているような場合には、薬の時間になったときに文字で「薬の時間です。」という情報が表示されたとしても、ユーザはその情報が提示されていることに気付かないおそれがあるし、そのユーザが情報を読み取ることは困難である。
それゆえに、この発明の主たる目的は、ユーザへの提示情報を効率よく伝達することができる、情報提示システムを提供することである。
この発明のさらなる目的は、ユーザに合わせて情報を提示することができる、情報提示システムを提供することである。
請求項1の発明は、ユーザへの提示情報を記憶する記憶手段および提示情報を表示する表示手段を備える情報提示システムであって、ユーザに取り付けられるタグ、タグを検出するタグ検出手段、タグ検出手段によって検出されたタグと表示手段との距離を検出する距離検出手段、および提示情報を、距離検出手段によって検出された距離に応じて異なる画像で表示手段に表示する表示制御手段を備える、情報提示システムである。
請求項1の発明では、情報提示システムは、記憶手段に記憶されているユーザへの提示情報(メッセージ)を表示する表示手段を含む。ユーザにはタグが取り付けられており、情報提示システムはタグ検出手段を含む。実施例では、このタグとして、たとえば識別情報を含むデータを電波で発信する無線タグを使用することができ、タグ検出手段としては、無線タグの発する識別情報と受信電波強度を検出する無線タグ検出装置を使用することができる。距離検出手段は、検出手段によって検出されたタグと表示手段との距離を検出する。この距離はタグ検出手段によって検出されるデータに基づいて検出することが可能である。一例として、検出した受信電波強度に基づいて無線タグと無線タグ検出装置との距離を検出でき、これによってタグと表示手段との距離が検出できる。無線タグ検出装置を表示手段と一体または近傍に設ける場合には、無線タグと無線タグ検出装置との距離はタグと表示手段との距離に相当する。あるいは、無線タグ検出装置を複数設けて3点測量によって無線タグの位置を検出し、これによって表示手段と無線タグとの距離を検出することも可能である。そして、表示制御手段は、ユーザへの提示情報を、検出された距離に応じて異なる画像で表示手段に表示する。たとえば、実施例では、遠距離の場合にはユーザ宛の提示情報があることを示す目立ち易いアイコンが表示される。中距離の場合には、その提示情報の概要を示すアイコンが表示される。近距離の場合には、その提示情報の具体的な内容が表示される。請求項1の発明によれば、提示情報を提示する際に、ユーザと表示手段との距離に応じて、表示する画像を変化させるようにしたので、ユーザに合わせて情報を提示することができる。つまり、ユーザの表示手段との離れ具合に応じて適切な画像を用いて提示情報を表示することができるので、効率よく提示情報を伝達することができる。
請求項2の発明は、請求項1に従属する情報提示システムであって、記憶手段を備えるサーバと、サーバに接続されかつ表示手段、タグ検出手段、距離検出手段および表示制御手段を備える情報提示端末と、複数のユーザに取り付けられて識別情報を発する複数のタグとを含んでいて、情報提示端末は、タグ検出手段で検出されたタグの識別情報に対応するユーザ宛の提示情報の送信をサーバに要求する要求手段をさらに備え、サーバは、要求手段からの要求に応じて提示情報を情報提示端末に送信する返信手段をさらに備える。
請求項2の発明では、情報提示システムはサーバと情報提示端末と複数のタグを含む。サーバは提示情報を記憶する記憶手段を含み、サーバと接続される情報提示端末は、表示手段とタグ検出手段と距離検出手段と表示制御手段を含む。複数のユーザに適用するため、複数のユーザのそれぞれに、識別情報を発するタグが取り付けられる。情報提示端末では、タグ検出手段でタグが検出されると、要求手段が検出されたタグの識別情報に対応するユーザ宛の提示情報の送信をサーバに要求する。サーバでは、返信手段が、情報提示端末の要求に応じて、提示情報をその情報提示端末に送信する。これによって、検出されたユーザ宛の提示情報が記憶手段に記憶されている場合には、情報提示端末の表示手段には、検出されたユーザ宛の提示情報が、検出された距離に応じて異なる画像で表示される。したがって、検出されたユーザ宛の提示情報を効率よく伝達することができる。
請求項3の発明は、請求項1または2に従属する情報提示システムであって、表示手段の近くに設けられてユーザによって操作される第1操作手段をさらに備え、表示制御手段は、第1操作手段からの所定の入力に応じて、提示情報を所定の画像で表示する。
請求項3の発明では、表示手段の近くに第1操作手段が設けられる。情報提示端末を含む場合には第1操作手段は情報提示端末に設けられる。表示制御手段は、第1操作手段からの所定の入力に応じて、提示情報を所定の画像で表示する。つまり、提示情報はユーザと表示手段との距離に応じて異なる画像で表示されるが、所定の画像については、ユーザが第1操作手段で所定の操作をしたことに応じて、表示手段に表示される。したがって、所定の画像がたとえばプライバシーに関わるものであるような場合には、ユーザが周囲の状況を見て所定の画像を表示してもよいかどうかを判断してから、当該所定の画像を表示させることが可能である。このように、ユーザの指示に合わせて情報を提示することができ、たとえばプライバシーに配慮した情報提示を行うことができる。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに従属する情報提示システムであって、タグは、ユーザによって操作される第2操作手段を備えていて第2操作手段の操作に応じて異なるデータを出力し、タグ検出手段は、タグから出力されるデータを検出し、表示制御手段は、タグ検出手段で検出されたタグからのデータが第2操作手段の所定の操作を示すものであることに応じて、提示情報を所定の画像で表示する。
請求項4の発明では、タグには第2操作手段が設けられる。このタグは第2操作手段の操作に応じて異なるデータを出力する。したがって、タグ検出手段によって検出されたタグからの出力データに基づいて、第2操作手段の操作を判定することが可能である。そして、表示制御手段は、第2操作手段で所定の操作がされたことに応じて、提示情報を所定の画像で表示する。つまり、提示情報はユーザと表示手段との距離に応じて異なる画像で表示されるが、所定の画像については、ユーザが第2操作手段で所定の操作をしたことに応じて、表示手段に表示される。したがって、所定の画像がたとえばプライバシーに関わるものであるような場合には、ユーザが周囲の状況を見て所定の画像を表示してもよいかどうかを判断してから、当該所定の画像を表示させることが可能である。また、第2操作手段はユーザに取り付けられたタグに設けられるので、ユーザは容易に指示することができる。このように、ユーザの指示に合わせて情報を提示することができ、たとえばプライバシーに配慮した情報提示を行うことができる。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに従属する情報提示システムであって、表示制御手段によって表示される距離に応じて異なる画像は、視認距離が異なる画像である。
請求項5の発明では、表示制御手段によって、提示情報は、検出された距離に応じて、視認距離が異なる画像で表示される。たとえば、実施例では、遠距離の場合には、遠距離でも視認可能なように、ユーザ宛の提示情報があることを示す目立ち易いアイコンが表示される。中距離の場合には、中距離で視認可能なように、その提示情報の概要を示すアイコンが表示される。近距離の場合には、近距離で視認可能なように、その提示情報の具体的な内容が文字で表示される。このように、ユーザと表示手段との距離に応じて、視認距離の異なる画像で提示情報を表示するので、ユーザに合わせて適切な情報提示を行うことができ、ユーザに効率よく提示情報を伝達することができる。
この発明によれば、タグの設けられたユーザと表示手段との距離を検出し、ユーザへの提示情報を、距離に応じて異なる画像でその表示手段に表示するようにした。したがって、ユーザに合わせた情報提示を行うことができるので、ユーザに効率よく情報を伝達することができる。
さらに、ユーザが操作可能な操作手段を設けるようにした場合には、ユーザの操作に応じて所定の画像を表示することができ、ユーザの指示に合わせた情報提示を行うことができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例の情報提示システム10は、ユーザに情報を提示するためのものであり、サーバ12、および情報提示端末14を含む。情報提示システム10はまた、ユーザに取り付けられるタグ16を含む。
サーバ12は、図示しないCPU、RAMやHDD等のメモリ、情報提示端末14と通信するための通信装置等を含む。サーバ12はまた、その内部または外部に設けられるユーザ情報データベース(DB)18およびメッセージデータベース(DB)20を含む。メモリにはサーバ12の動作を制御するためのプログラムおよびデータが予め記憶されていて、このプログラムに従ってCPUは一時的なデータをRAMに生成しつつ処理を実行する。サーバ12は、たとえば、ユーザ情報やメッセージ情報を管理したり、メッセージDB20から読み出したユーザ宛のメッセージデータを通信装置を介して情報提示端末14に送信したりする。サーバ12と情報提示端末14とはたとえばLAN(有線もしくは無線LAN)を介して接続されてよいし、あるいは、BluetoothまたはIrDA等によって接続されてよい。
情報提示端末14はCPU22を含み、CPU22にはバス等を介してRAMやHDD等のメモリ24、サーバ12と通信するための通信装置26が接続される。さらに、CPU22には、ユーザに対する情報を表示するための表示装置28、およびタグ16を検出するためのタグ検出装置30等が接続される。メモリ24には情報提示端末14の動作を制御するためのプログラムおよびデータが予め記憶されていて、CPU22はこのプログラムに従って一時的なデータをRAMに生成しつつ処理を実行する。たとえば、CPU22は、検出したユーザ(タグ16)宛の情報(メッセージ)を問い合わせるデータを通信装置26を介してサーバ12に送信する。また、CPU22は、サーバ12から送信されるユーザ宛のメッセージに関するデータを通信装置26を介して受信する。
表示装置28はたとえばLCDであり、CPU22は、受信したメッセージデータに基づいて、ユーザに対する情報をこの表示装置28に表示する。なお、表示装置28はプラズマディスプレイ、有機ELディスプレイあるいはCRTディスプレイ等であってもよい。CPU22は、後述するように、ユーザに対する情報を、ユーザと表示装置28との距離に応じて異なる画像で表示する。
タグ16として、この実施例では、RFID(Radio Frequency Identification)に従った無線タグが適用され、タグ検出装置30としては無線タグ読取装置が適用される。RFIDとは、電磁波を利用した非接触ICタグによる自動認識技術のことをいう。RFIDタグ(無線タグ)16は、識別情報用のメモリや通信用の制御回路等を備えるICチップおよびアンテナ等を含む。そのメモリには、タグ固有識別情報等が予め記憶され、その識別情報等が所定周波数の電磁波・電波等によってアンテナから所定の時間間隔(たとえば1秒)で出力される。
なお、ユーザが表示装置28を視認可能な距離範囲でタグ16が検出されればよいので、データ伝送方式としては、交信距離の比較的長いマイクロ波方式のものを使用することができる。すべての無線タグ16の送信電波強度は同一に設定される。また、電源の方式としては、この実施例ではアクティブ型(タグ16側から発信する方式)が適用されるが、パッシブ型(無線タグ読取装置30側からの問いかけにタグ16が答える方式)が使用されてもよい。
無線タグ読取装置30は、RFIDタグ16からの出力情報を検出するものである。具体的には、この読取装置は、アンテナを含み、RFIDタグ16から送信される識別情報等の重畳された電波をアンテナを介して受信する。さらに、受信した電波信号を増幅し、当該電波信号から識別情報等を分離し、当該識別情報等を復調(デコード)する。そして、この読取装置30は、検出した識別情報等を含むデータをCPU22に与える。なお、タグ16が検出されていない場合には、検出なしを示すデータを出力する。また、読取装置30は受信電波強度を検出することができ、検出された識別情報等のデータだけでなく、受信電波強度に関するデータを出力することができる。この読取装置30は、受信電波強度自体を検出するものであってもよいし、タグ16の検出の有無を分ける受信感度を切り替えによって検出するものであってもよい。
CPU22は、このタグ検出装置30からの受信電波強度データに基づいて、ユーザと表示装置28との距離(厳密にはタグ16とタグ検出装置30との距離)を検出する。具体的には、メモリ24には、受信電波強度と当該強度が検出されるときの距離とを対応付けたテーブルデータが予め記憶される。このデータを参照して、検出された受信電波強度に対応する距離を検出する。テーブルデータにその強度が登録されていない場合には内挿によって距離を算出する。受信電波強度と距離とを対応付けたテーブルデータは、タグ16とタグ検出装置30とを用いた実測によって予め作成される。あるいは、距離は、受信電波強度に基づいて所定の関係式に従って算出するようにしてもよい。
なお、この実施例では、識別情報の認識と距離の計測のために、タグ16およびタグ検出装置30としていわゆるRFIDシステムを適用しているが、その他の方式(無線LANまたはBluetooth等)を使用したシステムを適用してもよい。
また、タグ検出装置30を表示装置28と一体的にまたは近傍に設けることによって、タグ16とタグ検出装置30との距離を、ユーザと表示装置28との距離として算出するようにしている。しかし、ユーザと表示装置28との距離は別の方法で検出するようにしてもよい。たとえば、少なくとも3つのタグ検出装置30を表示装置28を含んだ環境内の所定の位置に配置しておく。タグ16と各タグ検出装置30との距離をそれぞれ検出して、メモリ24に予め記憶しておいた各タグ検出装置30の位置に基づいて3点測量の手法でタグ16の位置を検出する。そして、ユーザと表示装置28との距離を、検出したタグ16の位置とメモリ24に予め記憶しておいた表示装置28の位置から算出する。また、無線タグ16および無線タグ検出装置30は、赤外線を利用する赤外線タグおよび赤外線センサ、あるいは超音波を利用する超音波タグおよび超音波受信装置等であってもよい。
また、図1では、1つのタグ16のみを示しているが、複数のユーザで情報提示システム10を利用する場合には、複数のユーザのそれぞれに対して、固有の識別情報を発信するタグ16が装着される。また、図1では、1つの情報提示端末14のみを示しているが、種々の部屋や場所等でユーザに情報を提示したい場合には、サーバ12には複数の情報提示端末14が接続される。
図2に示すように、ユーザ情報DB18には、1または複数のユーザに関する情報(ユーザ情報)が記憶される。具体的には、各ユーザの識別情報(ユーザID)に対応付けて、当該ユーザに取り付けられるタグ16の識別情報であるタグIDが記憶される。図2の例でユーザIDであるユーザA、ユーザB…は、名前、従業員番号等であってよい。タグIDであるI1、I2…は、タグ16が発信する識別情報である。なお、ユーザ情報DB18には、その他にユーザの所属部署、所属グループ、年齢、性別、担当する患者、管理する機器等の属性情報が記憶されてもよい。このようなユーザ情報は、たとえばサーバ12の図示しないキーボードやマウスのような入力装置およびLCDのような表示装置を用いて、管理者によって予め登録される。また、サーバ12に図示しないクライアントコンピュータがたとえばLANを介して接続される場合には、ユーザ情報はクライアントコンピュータで入力されて送信されてよい。
図3に示すように、メッセージDB20には、ユーザに対しての提示情報(メッセージ)に関する情報(メッセージ情報)が記憶される。具体的には、各メッセージの識別情報であるメッセージIDに対応付けて、宛先ID、概要データ、詳細データ等が記憶される。宛先IDは、当該メッセージを提示すべきユーザを指定するデータであり、この宛先IDとしてはユーザIDが設定される。概要データは、当該メッセージの概要を表示するためのデータである。概要データとしては、たとえば、当該メッセージの概要が図柄、絵またはイラスト等で表現されたアイコンの画像データが記憶される。なお、この画像データは、静止画の画像データであってもよいし、動画の画像データであってもよい。また、詳細データは、当該メッセージの詳細を表示するためのデータである。詳細データとしては、たとえば当該メッセージの具体的な内容を文字で表示するためのデータ(テキストデータまたは文書ファイル等)が記憶される。後述するように、この詳細データに基づいて、メッセージの具体的内容を示す表示画面が生成される。
このメッセージ情報も、上述のユーザ情報の場合と同様に、サーバ12の入力装置を用いて入力されてもよいし、クライアントコンピュータから入力されてもよい。管理者やユーザ等がメッセージを入力する場合には、サーバ12もしくはクライアントコンピュータの表示装置には、所定の入力画面が表示される。入力画面では、たとえば、メッセージの宛先(ユーザ名)および概要をそれぞれのリストから指定することができ、メッセージの詳細を文や文章で入力することができる。入力されたメッセージ(宛先、概要、詳細内容)は、図3に示すように、発行されるメッセージIDに対応付けて、メッセージDB20に登録される。なお、複数のメッセージ概要を含むリストおよび複数の概要データは、それぞれサーバ12のメモリに予め記憶されている。メッセージが作成されたとき、対応する概要データがメモリから読み出されてメッセージDB20に登録される。
また、メッセージは、人間の入力だけでなく、たとえばサーバ12に接続された機器やコンピュータ等からのデータ、サーバ12に内蔵される図示しない時計ICの時計データ等に基づいて自動で作成されてもよい。たとえば測定機器が異常を検出したときには、当該測定機器または当該測定機器の接続されているコンピュータ等が、サーバ12に当該異常を示すデータを送信する。サーバ12は、この受信したデータに基づいて、メモリに予め記憶されているデータおよびユーザ情報DB18等を参照して、当該測定機器に関係するユーザを特定するとともに当該ユーザ宛に当該機器の異常を知らせるためのメッセージを作成する。また、たとえば時計ICの時計データに基づいて検診時間になったことが検出されたときは、サーバ12はメモリに予め記憶されているデータおよびユーザ情報DB18等を参照して、当該時刻に検診を行うユーザを特定するとともに当該ユーザ宛に検診時間を知らせるためのメッセージを作成する。測定機器の異常や検診時間等を示す画像データ(概要データ)およびテキストデータ(詳細データ)はサーバ12のメモリに予め記憶されている。そして、サーバ12は、メッセージIDに対応付けて、当該メッセージの宛先ID、概要データ、詳細データをメッセージDB20に登録する。
この情報提示システム10は、医療、看護、介護、福祉等における情報提示、博物館の展示会場における情報提示、各種点検業務における情報提示など、様々な分野で適用できる。この実施例では、病院での看護師等に対する情報提示に適用される場合が説明される。
病院における看護師等への情報提示に適用される場合、メッセージの例としては、患者がベッドを離れたこと、検診時間になったこと、ナースコールがあったこと、ナースコールの対応が終了したこと、ドクターから追加オーダがあったこと、計測機器に異常が発生したこと等のような様々な出来事に対応するメッセージが想定される。このような複数のメッセージの概要に関するデータ(画像データ等)は上述のようにサーバ12のメモリに予め記憶されているので、メッセージの入力または作成の際にサーバ12のCPUは当該メッセージに対応する概要データをメモリから取得することができる。
図3の例では、メッセージIDがm1であるメッセージは、ユーザA宛に患者がベッドから離れたことを伝えるためのものであり、概要データはベッドから患者が離れた様子を表現した図柄や絵等(アイコン)の画像データである。また、その詳細データとしてはたとえば「○○○号室の△△さんがベッドを離れたようなので確認して下さい。」というような他のユーザまたは管理者等によって入力された文を示すデータが登録されている。メッセージIDがm2であるメッセージは、ユーザB宛に検診時間になったことを伝達するためのものであり、概要データは検診時間であることを表現したアイコンの画像データである。また、その詳細データとしてはたとえば「検診時間になりました。」という文を示すテキストデータが登録されている。また、メッセージIDがm3であるメッセージは、ユーザC宛にナースコールがあったことを伝達するためのものであり、概要データはナースコールがあったことを表現したアイコンの画像データである。その詳細データとしてはたとえば「○○号室の××さんからナースコールがありました。対応してください。」という文章を示すデータが登録されている。なお、この図3の例では、ナースコールはユーザC宛のものが登録されるが、ナースコールは複数のユーザ宛に登録されてよい。他のメッセージについても同様に、必要に応じて複数のユーザ宛に登録されてよい。
図4に示すように、この情報提示システム10が病院に適用される場合、たとえば、情報提示端末14の表示装置28は、看護師詰所、師長室、診察室、または通路等のような所定の空間に設けられ、その表示装置28の近傍にタグ検出装置30が設けられる。情報提示端末14は、ユーザが容易に情報を確認することが可能なように、ユーザが移動したり頻繁に訪れたりする空間に設置されるのが望ましい。サーバ12およびクライアントコンピュータ等もそれぞれ所定の空間に配置される。サーバ12およびクライアントコンピュータは、ユーザまたは管理者等がメッセージ入力作業や管理を行い易いような空間に配置されるのが望ましい。また、各ユーザ(看護師等)にはタグ16が装着される。なお、図4では、情報提示端末14の表示装置28およびタグ検出装置30を除く部分は図示されない。
ユーザがタグ検出装置30から所定の距離範囲内に入った場合において、当該ユーザ宛のメッセージがあるときには、表示装置28にその情報が表示される。そして、表示装置28に表示される画面は、ユーザとタグ検出装置30との距離に応じて変更される。つまり、ユーザへのメッセージは、ユーザとタグ検出装置30との距離に応じて異なる画像で表示される。
具体的には、タグ16は上述のように定期的に識別情報を含むデータを発信しており、ユーザが情報提示端末14のタグ検出装置30の通信可能範囲内に入ると、タグ検出装置30はタグ16からのデータを受信する。そして、タグ検出装置30は、受信データから当該タグ16の識別情報(タグID)を検出するとともに、受信電波強度を検出する。情報提示端末14のCPU22は、タグ検出装置30からタグIDを含むデータと受信電波強度に関するデータを取得する。そして、CPU22は、上述のように、受信電波強度に関するデータに基づいてタグ16とタグ検出装置30との距離を検出する。CPU22はまた、検出したタグID宛のメッセージをサーバ12に問い合わせる。
サーバ12は、検出されたタグID宛のメッセージに関する情報を、問い合わせしてきた情報提示端末14に返信する。そのタグID宛のメッセージがメッセージDB20に格納されている場合には、返信されるメッセージ情報には、当該タグID、メッセージID、宛先ID(ユーザ名等)、概要データ、詳細データ、およびメッセージありを示すアイコンの画像データ等が含まれてよい。メッセージありを示すアイコンは、後述のように、ユーザにメッセージの存在を知らせるために表示装置28に表示されるものであり、提示情報の1つであるが、たとえばサーバ12のメモリに予め記憶されている。この画像データは静止画の画像データであってもよいし、動画の画像データであってもよい。一方、検出されたタグID宛のメッセージがメッセージDB20に登録されていない場合には、返信されるメッセージ情報には、当該タグIDとたとえばメッセージなしを示すデータとが含まれてよい。
情報提示端末14のCPU22は、検出タグIDについてのメッセージ情報をサーバ12から受信して、当該タグID宛のメッセージが存在すると判断されるときには、受信したデータに基づいて、検出距離に対応する表示画面を生成して表示装置28に表示する。情報提示端末14のCPU22は、検出されたタグIDのデータと受信電波強度に関するデータとをタグ検出装置30から周期的に取得して、当該タグ16の存在およびタグ検出装置30との距離を検出している。したがって、CPU22は、タグ16とタグ検出装置30との距離の変化に応じた画面を表示装置28に表示することができる。
この実施例では、メッセージの表示画面は、検出距離に基づいて段階的に(たとえば遠距離、中距離、近距離の3段階で)変化される。なお、図4では、ユーザが遠距離の範囲に入ったときの場面が示されており、表示装置28にはユーザ宛のメッセージありを示すアイコンが表示されている。
図5には、検出距離に応じて変化されるメッセージ表示画面の一例が示される。図5(A)は、検出距離が遠距離(たとえば5−10m)である場合の表示画面である。この画面は、表示装置28を視認可能な範囲に入ってきたユーザに対して、メッセージがあることを知らせるためものである。したがって、この遠距離の場合の表示画面には、たとえば、ユーザが表示装置28から遠距離にあっても気付くように目立ち易い図柄および色等で表現されたアイコンが使用される。つまり、遠距離でも視認可能な画像でメッセージが表示される。この画面が表示されることによって、ユーザは表示装置28から比較的遠距離にいても、何らかのメッセージがあるということを容易に知ることができる。この表示画面は、サーバ12から送信されたメッセージ情報に含まれるメッセージありを示すアイコンの画像データに基づいて表示される。あるいは、メッセージありを示すアイコンの画像データは情報提示端末14のメモリ24に予め記憶されていてもよい。
図5(B)は、検出距離が中距離(たとえば1−5m)である場合の表示画面の一例である。この画面は、表示画面にある程度近づいたユーザに対して、メッセージの概要を知らせるためのものである。なお、図5では、患者がベッドを離れたというメッセージを提示する場合が示されており、この図5(B)の画面では、患者がベッドから離れていることが図柄で表現されたアイコンが使用される。つまり、中距離で視認可能な画像でメッセージが表示される。この画面によって、ユーザは、表示装置28へある程度の距離まで近づくだけでメッセージの詳細を見なくても、それがどのような種類のメッセージであるかを把握することができる。この表示画面は、サーバ12から送信されたメッセージ情報に含まれる概要データ(アイコンの画像データ)に基づいて表示される。
図5(C)は、検出距離が近距離(たとえば1m以内)である場合の表示画面の一例である。ユーザが表示装置28に近い距離に存在する場合には、ユーザは画面の文字を読むことができると考えられるので、メッセージの詳細が文字で表示される。つまり、近距離で視認可能な画像でメッセージが表示される。これによって、ユーザにメッセージの具体的な内容を伝達することができる。この図5(C)の画面では、たとえば「○○○号室の△△さんがベッドを離れたようなので確認して下さい。」という文が表示される。この表示画面は、サーバ12から送信されたメッセージ情報に含まれる詳細データ(テキストデータ等)に基づいて生成されて表示される。また、複数のユーザを想定する場合には、この画面には、宛先IDに基づいてメッセージの宛先(ユーザ名)を表示するのが望ましい。
なお、上述の距離範囲の閾値である10m、5m、1mは一例であって、適宜変更され得る。遠距離範囲の上限(10m)は、タグ検出装置30の最大検知可能距離であってよい。この場合には、ユーザがタグ検出装置30の検出可能範囲に入ったときに、メッセージがあれば表示される。あるいは、タグ検出装置30がさらに遠い距離まで検知可能である場合には、遠距離範囲の上限は、表示装置28に表示される情報の見易さを考慮して適切な値に設定する。また、中距離と遠距離の閾値、中距離と近距離の閾値も、同様に、表示装置28に表示される情報の見易さを考慮して適切な値に設定される。
また、この実施例のように、複数のユーザを想定する場合には、遠距離の場合の表示画面、または中距離の場合の表示画面に、メッセージの宛先であるユーザ名等を表示するようにしてもよい。このようにすれば、タグ検出装置30の検知可能範囲に複数のユーザが存在している場合に、各ユーザは自分宛のメッセージであるか否かを、表示装置28の近距離範囲に近づかなくても容易に把握することができる。
このように、この実施例では、ユーザが表示装置28から遠距離および中距離の範囲に存在している場合、つまり、ユーザにとって表示装置28の文字を読み取ることが容易ではないと考えられる場合には、単に見せる画像を表示することでユーザにメッセージを提示する。そして、ユーザが表示装置28から近距離の範囲に存在している場合には、つまり、ユーザによって表示装置28の文字を読み取ることが容易であると考えられる場合には、読ませる画像を表示することでユーザにメッセージを提示する。
この実施例によれば、ユーザと表示装置28との距離に応じてメッセージの表示を変化させるので、ユーザに合わせたメッセージ表示を行うことが可能である。つまり、ユーザの表示装置28との離れ具合に応じて適切な画像または適切な表現(視認距離の異なる画像)を用いて提示情報を表示することができるので、ユーザに効率よくメッセージを伝達することができる。
なお、上述のように、遠距離の場合には提示情報が存在することを容易に伝達できるように目立ち易い画像を用い、中距離の場合には提示情報の概要を示す画像を用い、近距離の場合には提示情報の具体的内容を示す画像を用いることは好ましいが、このような提示情報の表現の仕方は一例であり適宜変更されてよい。
図6および図7には、この実施例の情報提示端末14の動作の一例が示される。情報提示端末14のCPU22は、ステップS1で、無線タグ16のID受信を待機する。たとえば一定時間経過したときタグ検出装置30からの出力データを取得する。そして、ステップS3で、タグ検出装置30の出力データに基づいて、タグIDを受信したか否かを判断する。タグ検出装置30はタグ16を検出した場合には、当該タグ16の識別情報(タグID)および受信電波強度を含むデータを出力するので、出力データにタグIDが含まれるか否かを判定する。ステップS3で“NO”であれば処理はステップS1に戻る。
ステップS3で“YES”であれば、ステップS5で、出力データからタグIDと受信電波強度とを検出してメモリ24に記憶する。ステップS7では、受信電波強度からタグ16とタグ検出装置30との距離を算出する。上述したように、たとえばメモリ24には受信電波強度と距離とを対応付けたテーブルデータが記憶されているので、このテーブルデータを参照して、検出された受信電波強度に対応する距離を算出する。
また、ステップS9で、検出されたタグID宛のメッセージをサーバ12に問い合わせる。すなわち、検出されたタグID宛のメッセージの送信をサーバ12に要求する。たとえば、検出タグIDと問い合わせコマンドとを含むデータを通信装置26を介して送信する。そして、ステップS11で、通信装置26を介してサーバ12からのメッセージ情報の受信を試み、受信したデータ(メッセージ情報)をメモリ24に記憶する。なお、サーバ12は、送信要求に応じて、検出タグID宛のメッセージが存在する場合、たとえばメッセージID、検出タグID、宛先ID、概要データ、詳細データ、メッセージありを示すアイコンのデータ等を返信し、一方、検出タグID宛のメッセージが存在しない場合には、たとえば検出タグID、メッセージなしを示すデータ等を返信する。このサーバ12の処理は後述する図8のステップS49でなされる。
そして、ステップS13で、返信されたデータに基づいて検出タグID宛のメッセージがあるか否かを判断し、“NO”であれば処理はステップS1に戻る。一方、ステップS13で“YES”であれば、処理は図7のステップS15へ進む。図7のステップS15以降の処理によって、距離に応じたメッセージの表示が実行される。
図7のステップS15では、ステップS5と同様にして、タグ検出装置30から出力データを取得して、タグIDと受信電波強度を検出する。なお、ステップS15の前には、ステップS1およびS3の処理を実行しているが、図7では省略されている。続いて、ステップS17では、ステップS7と同様にして、受信電波強度から距離を検出する。この検出された距離に応じて表示画面が変更される。
ステップS19では、検出された距離が遠距離範囲(たとえば5m<距離≦10m)に含まれるか否かを判断する。ステップS19で“YES”であれば、ステップS21で、メモリ24のメッセージありを示すアイコンの画像データに基づいて表示画面のデータを生成してこの表示画面を表示装置28に表示する。これによって、たとえば図5(A)に示したようなユーザ宛のメッセージが存在することを知らせる画面が表示装置28に表示される。
一方、ステップS19で“NO”であれば、ステップS23で、検出された距離が中程度の距離範囲(たとえば1m<距離≦5m)に含まれるか否かを判断する。ステップS23で“YES”であれば、ステップS25で、ステップS25で、メモリ24の概要データに基づいてそのメッセージの概要を示すアイコンを含む表示画面のデータを生成してこの表示画面を表示装置28に表示する。これによって、たとえば図5(B)に示したようなそのメッセージの概要を表現したアイコンが表示装置28に表示される。
また、ステップS23で“NO”であれば、ステップS27で、検出された距離が近距離範囲(たとえば距離≦1m)に含まれるか否かを判断する。ステップS27で“YES”であれば、ステップS29で、メモリ24の詳細データに基づいてそのメッセージの詳細ないし内容を示す表示画面のデータを生成してこの表示画面を表示装置28に表示する。これによって、たとえば図5(C)に示したようなそのメッセージの具体的な内容を文字で示した画面が表示装置28に表示される。
なお、ステップS21、S25またはS29の処理を終了すると、再び距離に応じた表示を実行すべく、処理はステップS15に戻る。
一方、ステップS27で“NO”であれば、つまり、タグ16が検出されず、あるいは検出距離が所定の距離(遠距離範囲の上限値。たとえば10m)よりも大きい場合には、ユーザが表示装置28から離れたとみなして、ステップS31で、表示画面を消去する処理を実行する。ステップS31を終了すると、処理は図6のステップS1へ戻る。
なお、このような情報提示を受けたユーザは、そのメッセージが何らかの行動ないし作業を指示するものである場合には、そのメッセージに従って行動をすることになる。そして、その行動ないし作業を終了したときには、サーバ12、または様々な場所に設置されもしくはユーザに携帯されるクライアントコンピュータで、そのメッセージを確認したことや対応する行動ないし作業を終了したこと等を入力することができる。この入力があった場合、サーバ12は、そのメッセージが確認されたことをメモリまたはメッセージDB20に記録する。
図8には、この実施例のサーバ12の動作の一例が示される。サーバ12のCPUは、ステップS41で、メッセージ登録があったか否か判断する。たとえば、サーバ12の入力装置からの入力データに基づいて、メッセージ入力画面でのメッセージ入力の指示があったか否かを判断する。あるいは、通信装置を介して受信したクライアントコンピュータからのデータに基づいて、メッセージ入力の指示があったか否かを判断する。ステップS41で“YES”であれば、ステップS43で、入力されたデータに基づいてメッセージデータをメッセージDB20に登録する。
ステップS41で“NO”であれば、またはステップS43を終了すると、ステップS45で、通信装置を介して情報提示端末14からメッセージ問い合わせを受信したか否かを判断する。なお、情報提示端末14は、タグIDを検出した場合、上述の図6のステップS11の処理で、検出ID宛のメッセージの問い合わせをサーバ12に送信する。
ステップS45で“YES”であれば、ステップS47で、当該検出されたタグID宛のメッセージをメッセージDB20から検索する。具体的には、まず、ユーザ情報DB18を参照して、検出されたタグIDに対応するユーザIDを特定する。そして、メッセージDB20を参照して、当該ユーザIDを宛先IDに含むメッセージを検索する。検出タグIDに対するメッセージが登録されている場合には、メッセージDB20からそのメッセージデータをメモリに取得する。
続いて、ステップS49で、問い合わせを行った情報提示端末14にメッセージ情報を返信する。検出タグIDに対するメッセージがあった場合には、検出タグIDに対応付けて、メッセージID、宛先ID、概要データ、詳細データ、メッセージありを示すアイコンの画像データ等をメッセージ情報として送信する。検出タグIDに対するメッセージが登録されていなかった場合には、検出タグIDに対応付けてメッセージなしを示すデータをメッセージ情報として送信する。
ステップS49を終了し、またはステップS45で“NO”であれば、処理はステップS41へ戻る。また、図8では省略されているが、上述のように、メッセージの確認がサーバ12の入力装置またはクライアントコンピュータから入力された場合には、サーバ12は当該メッセージが確認されたことをメモリまたはメッセージDB20に記録する。確認されたメッセージは、ステップS47の検索対象から除外される。あるいは、確認されたメッセージはメッセージDB20から削除されてもよい。
なお、上述の実施例では、検出ID宛のメッセージが存在する場合、サーバ12は図8のステップS49で遠距離、中距離および近距離のそれぞれの場合における表示のためのデータをまとめて送信し、情報提示端末14は図6のステップS11でそれらをまとめて受信するようにしている。しかし、他の実施例では、情報提示端末14は、検出した距離に合わせて、当該距離の場合における表示のためのデータをサーバ12に要求するようにしてもよい。つまり、情報提示端末14は、図7のステップS21、S25、S29を初めて実行する際に、各表示に必要なデータの送信要求をサーバ12に送信する。サーバ12は、遠距離、中距離および近距離の場合のそれぞれの要求に対応するデータを情報提示端末14に返送する。なお、この場合、サーバ12はステップS49では検出タグID宛のメッセージの有無のみを返信する。
図9を参照して、他の実施例の情報提示システム10は、操作スイッチ32が設けられた情報提示端末14を含む。なお、この図9実施例の情報提示システム10の構成は、操作スイッチ32以外は図1実施例と同様である。操作スイッチ32は、画面を見たユーザが操作しやすい位置、たとえば表示装置28の筐体の前面や側面など表示装置28と一体にまたは近傍に設けられる。この情報提示端末14では、ユーザが操作スイッチ32を操作することによって、メッセージ表示に対して指示または確認を入力することができる。
上述の各実施例では、検出距離が所定の距離範囲(近距離範囲)になったときに、この近距離に対応する画像、すなわち、メッセージの詳細ないし内容を表示するようにしていた。このため、たとえばユーザの周囲に他の患者などが存在するような場合であっても、メッセージの詳細ないし内容が表示されてしまう。しかし、この他の実施例では、操作スイッチ32の操作があったときに、提示情報を所定の画像で表示し、つまり、メッセージの詳細ないし内容を表示する。つまり、ユーザが操作スイッチ32を操作して指示を出さなければメッセージの内容が表示されない。このように、ユーザの指示に合わせて情報提示を行うことができ、プライバシーに配慮した運用を行うことができる。
具体的には、情報提示端末14のCPU22は、図10に示すフロー図に従って動作する。なお、図10は図6のステップS13の続きである。図10のステップS61で、まず、操作スイッチ32からの操作入力データに基づいて、スイッチの操作があったか否かを判断する。ステップS61で“NO”であれば、ステップS63で、図7のステップS15と同様にして、タグIDと受信電波強度を検出し、ステップS65で、図7のステップS17と同様にして、受信電波強度から距離を検出する。
続いて、ステップS67で、図7のステップS19と同様にして、検出距離が遠距離範囲(たとえば5m<距離≦10m)であるか否かを判断し、“YES”であれば、ステップS69で、図7のステップS21と同様にして、メッセージありを示すアイコンを表示装置28に表示する。ステップS69を終了するとステップS61へ戻る。
一方、ステップS67で“NO”であれば、ステップS71で、検出距離が中程度の距離以下(たとえば距離≦5m)であるか否かを判断し、“YES”であれば、ステップS73で、図7のステップS25と同様にして、メッセージの概要を示すアイコンを表示装置28に表示する。このように、この実施例では、距離が近距離範囲(たとえば1m以下)であっても、操作スイッチ32の操作がなければ、メッセージの概要が表示され、メッセージの詳細は表示されない。ステップS73を終了するとステップS61へ戻る。
また、ステップS71で“NO”であれば、つまり、タグIDが検出されず、あるいは、検出距離が所定の距離(遠距離範囲の上限。たとえば10m)よりも大きい場合には、ステップS75で、図7のステップS31と同様にして、表示を消す処理を実行する。ステップS75を終了すると図6のステップS1へ戻る。
一方、ステップS61で“YES”であれば、ステップS77で、図7のステップS29と同様にして、メッセージの内容ないし詳細を表示装置28に表示する。ステップS77を終了すると、図6のステップS1へ戻る。なお、この場合、ステップS77で表示されたメッセージ内容を示す画面は、たとえば表示から一定時間が経過したとき、ユーザが表示装置28から離れてタグIDが検出されなくなったとき、あるいは検出距離が所定の距離(遠距離範囲の上限)よりも大きくなったとき等には、消去されてよい。
また、図9実施例のように操作スイッチ32を情報提示端末14に設けた場合には、メッセージ内容が表示された後に操作スイッチ32の操作があった場合に、サーバ12に確認応答データを送信するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザがメッセージ内容を確認したことを、メッセージを見たその場で簡単に送信することができるだけでなく、サーバ12にメッセージを確認したことを明示的に与えることができる。したがって、サーバ12では当該メッセージが確認されたことを記録すること等によって、メッセージを容易に管理することができる。
具体的には、情報提示端末14のCPU22は、図11に示すようなフロー図に従って動作する。なお、図11は図6のステップS13の続きである。また、図11のステップS91−S103の処理は、図7のステップS15−S27の処理と同じであるので、重複する説明は省略する。
図11のステップS103で“YES”であれば、ステップS105で、図7のステップS29と同様にして、メッセージの内容ないし詳細を表示装置28に表示する。続いて、ステップS107で、操作スイッチ32の操作を待機する。ステップS105でメッセージ内容を表示してから一定時間が経過するまでに、操作スイッチ32から操作入力データに基づいて、操作スイッチ32の操作があったと判断される場合には、ステップS109で、メッセージ確認応答をサーバ12に送信する。メッセージ確認応答は、メッセージの詳細がユーザに確認されたことを示すデータであり、当該メッセージのメッセージIDを含む。メッセージIDは、サーバ12から送信されたメッセージ情報に含まれており、メモリ24に記憶されている。ステップS109を終了すると、処理は図6のステップS1へ戻る。なお、ステップS105で表示されたメッセージ内容を示す画面は、たとえば表示から一定時間が経過したとき、タグIDが検出されなくなったとき、検出距離が所定の距離(遠距離範囲の上限)よりも大きくなったとき、あるいは、ステップS107で操作スイッチ32の操作があったとき等に、消去されてよい。また、ステップS103で“NO”である場合には、ステップS111で、図7のステップS31と同様に表示画面を消去して、図6のステップS1へ戻る。
図12には、図11に示したようなメッセージ確認応答を送信する情報提示端末14に対応するサーバ12の動作の一例が示される。なお、図12のステップS121−S129の処理は、図8のステップS41−S49の処理と同じであり、重複する説明は省略する。ただし、ステップS125で“NO”である場合、およびステップS129を終了したとき、処理はステップS131へ進む。
ステップS131では、サーバ12のCPUは通信装置を介して情報提示端末14からメッセージ確認応答を受信したか否かを判断する。ステップS131で“YES”であれば、ステップS133で、受信したデータからメッセージIDを検出する。これによって、ユーザに確認されたメッセージIDを特定できる。続いて、ステップS135で、当該メッセージが確認されたことを記録する。たとえば、サーバ12のメモリに、確認済みメッセージIDデータを記憶するようにしてもよいし、メッセージDB20に、メッセージIDに対応付けて、確認済みを示すデータを記憶するようにしてもよい。これによって、サーバ12は、確認済みのメッセージと未確認のメッセージとを把握することができる。確認済みのメッセージをメッセージ問い合わせの検索対象から除外することによって、確認されたメッセージが提示され続けるようなことを回避できる。なお、ステップS131で“NO”である場合、またはステップS135を終了すると、処理はステップS121へ戻る。
さらにまた、図9実施例のように操作スイッチ32を情報提示端末14に設けた場合には、操作スイッチ32の操作があったときにメッセージの詳細ないし内容を表示するとともに、その後操作スイッチ32のオフ操作があったときにサーバ12に確認応答データを送信するようにしてもよい。このようにすれば、ユーザの指示に応じてメッセージの内容が表示されるので、プライバシーに配慮した運用を行うことが可能である。さらに、メッセージ内容が確認されたことが明示的に与えられるので、メッセージの管理を容易に行うことができる。
具体的には、図13のフロー図に従って情報提示端末14のCPU22は動作する。なお、図13は、図6のステップS13の続きである。また、図13のステップS151−S167の処理は、図10のステップS61−S77の処理と同じであり、重複する説明は省略する。
ステップS167でメッセージ内容を表示した後、ステップS169で、操作スイッチ32のオフ操作を待機する。ステップS167でメッセージ内容を表示してから一定時間が経過するまでに、操作スイッチ32から操作入力データに基づいて、操作スイッチ32のオフ操作があったと判断される場合には、ステップS171で、図11のステップS109と同様にして、メッセージ確認応答をサーバ12に送信する。これに応じて、サーバ12では、図12に示したようにメッセージの確認を記録すること等によってメッセージの管理を行える。
図14を参照して、その他の実施例の情報提示システム10では、タグ16に操作スイッチ34が設けられる。なお、この図14実施例の情報提示システム10の構成は、操作スイッチ34の設けられたタグ16以外は図1実施例と同様である。
この図14実施例のタグ16では、操作スイッチ34の操作の有無に応じて、出力されるデータが変更または切り替えられる。タグ16から送信されるデータは、識別情報(タグID)と、操作スイッチ34の操作の有無を示す操作フラグとを含む。たとえば、タグ16のメモリには、操作スイッチ34の操作があったときに送信される第1のデータと、操作スイッチ34の操作がないときに送信される第2のデータとが予め記憶される。第1のデータでは操作フラグはオンに設定され、第2のデータでは操作フラグはオフに設定される。タグ16のコントローラは、操作スイッチ34の操作があったときは、メモリから第1のデータを読み出して送信し、操作スイッチ34の操作がないときには、メモリから第2のデータを読み出して送信する。
このような図14実施例では、ユーザは装着しているタグ16を操作することによって、メッセージ表示に対して指示または確認を入力することができる。情報提示端末14のタグ検出装置30は、受信したデータからタグIDと操作フラグを検出して、タグIDと操作フラグとを含む出力データをCPU22に与えることができる。そして、CPU22は、たとえば検出距離が近距離範囲であり、かつ、操作フラグがオンであるときに、メッセージの詳細、すなわち、近距離に対応する画像を表示装置28に表示する。一方、検出距離が近距離範囲であっても、操作フラグがオフであるときには、メッセージの詳細を表示せず、たとえば概要を表示する。
この実施例でも、ユーザの指示に応じて、提示情報を所定の画像で表示する、つまり、メッセージの詳細を表示するので、ユーザの周囲に患者などが存在する場合には、ユーザがタグ16の操作スイッチ34をオフにしておくことによって、メッセージの詳細の表示を回避できる。また、操作スイッチ34は、ユーザに取り付けられるタグ16に設けられるので、ユーザは容易に指示することができる。したがって、ユーザの指示に合わせた情報提示を行うことができ、プライバシーに配慮した情報提示を行うことができる。
具体的には、この情報提示端末14のCPU22は図15に示すフロー図に従って動作する。なお、図15は図6のステップS13の続きである。ステップS181では、メモリ24に記憶されているタグ検出装置30の出力データから、タグIDと操作有無を示す操作フラグと受信電波強度に関する情報とを検出する。続くステップS183−S193の処理は、図7のステップS17−S27の処理と同じであり、重複する説明は省略する。なお、ステップS193で“NO”であれば、ステップS199で、図7のステップS31と同様にして、表示画面を消し、図6のステップS1へ戻る。
ステップS193で“YES”であれば、続くステップS195で、検出した操作フラグのデータに基づいて、操作スイッチ34の操作があったか否かを判断する。ステップS195で“NO”であれば、つまり、操作フラグがオフを示す場合には、処理はステップS191に進み、図7のステップS25と同様にして、メッセージの概要を示すアイコンを含む表示画面を表示装置28に表示する。
一方、ステップS195で“YES”であれば、つまり、操作フラグがオンを示す場合には、ステップS197で、図7のステップS29と同様にして、メッセージの内容ないし詳細を表示装置28に表示する。このように、ユーザと表示装置28との距離が近距離範囲内であり、かつ、操作スイッチ34の操作があったときに、メッセージの詳細をユーザに提示する。ステップS197を終了すると処理は図6のステップS1へ戻る。
さらに、図15のステップS197でメッセージの内容を表示した後に、操作スイッチ34のオフを検出することによって、メッセージの確認応答をサーバ12に送信するようにしてもよい。たとえば、ステップS197でメッセージの内容を表示してから一定時間が経過するまでは、ステップS181と同様の処理で、タグ検出装置30の出力データから操作フラグを検出する。そして、操作フラグがオフを示すと判定されたときには、図11のステップS109と同様にして、メッセージ確認応答をサーバ12に送信する。このようにすれば、ユーザがメッセージを確認したことを明示的にサーバ12に与えることができる。サーバ12では当該メッセージが確認されたことを記録すること等によって、メッセージを容易に管理することができる。
なお、図9実施例と図14実施例とを組み合わせて、情報提示端末14に操作スイッチ32(第1の操作手段)を設けるとともに、タグ16に操作スイッチ(第2の操作手段)を設けるようにしてもよい。この場合には、ユーザは、操作スイッチ32および操作スイッチ34のどちらの操作によってもメッセージの詳細の表示および確認応答の送信等を指示することができる。
また、上述の各実施例では、情報提示端末14は、図6に示すように、タグIDが検出されたときに、当該検出されたタグID宛のメッセージをサーバ12に問い合わせるようにしている。そして、サーバ12は、図8に示すように、情報提示端末14からメッセージ問い合わせがあったことに応じて、検出タグID宛のメッセージに関する情報を返信するようにしている。この場合には、サーバ12は、ユーザがどの情報提示端末14の領域に存在しているのかを把握することができるので、ユーザを常に監視することができ、ユーザの居場所を記録することが可能である。
しかしながら、ユーザの居場所を常に把握できることが問題となるような場合は、次に示す他の実施例のように、サーバ12は、メッセージDB20に登録されているメッセージの宛先に設定されたタグIDのリストを情報提示端末14に対して定期的に(たとえば毎分)送信しておくようにしてもよい。この実施例の場合、情報提示端末14は、タグIDを検出したとき、メッセージの登録されているタグIDのリストを参照して、検出されたタグID宛のメッセージが存在するか否かを判定する。そして、検出されたタグID宛のメッセージがある場合には、サーバ12に当該タグID宛のメッセージの問い合わせを送信する。これに応じて、サーバ12は、検出タグID宛のメッセージ情報をメッセージDB20から取得して、情報提示端末14に返信する。
このようにすれば、メッセージが登録されているタグIDだけがサーバ12に送信され、メッセージが登録されていないタグIDはサーバ12に送信されない。したがって、サーバ12では、メッセージの登録されているユーザについては、上述の各実施例と同様に、居所が把握され得る。しかし、メッセージが登録されていないユーザについては、タグIDがサーバ12に送信されないので、サーバ12は、その居場所を記録することができず把握することができない。したがって、ユーザのプライバシーに配慮した運用を行うことが可能である。
具体的には、サーバ12のCPUは図16に示すフロー図に従って動作する。なお、ステップS211およびS213、ならびにステップS219−S223の処理は、図8のステップS41およびS43、ならびにステップS45−S49の処理と同様であり、重複する説明は省略する。ステップS211で“NO”である場合、またはステップS213を終了すると、処理はステップS215へ進む。
ステップS215では、タグIDのリストを送信するか否かを判断する。タグIDのリストは、たとえば、一定時間経過ごとに(たとえば毎分)送信するので、図示しない時計ICの出力データまたはメモリに設けたタイマの値に基づいて、送信時刻になったか否かを判定する。ステップS215で“YES”であれば、ステップS217で、メッセージの宛先に設定されているタグIDのリストを生成して、すべての情報提示端末14に送信する。具体的には、メッセージDB20を参照して、登録されているすべてのメッセージの宛先IDをメモリに取得する。そして、取得したすべての宛先IDを基にユーザ情報DB18を参照して、対応するすべてのタグIDをメモリに取得し、取得した全タグIDを含むリストのデータを生成する。そして、通信装置を介して、タグIDリストのデータをすべての情報提示端末14宛に送信する。なお、ステップS215で“NO”である場合、またはステップS217を終了すると、処理はステップS219に進む。
一方、情報提示端末14のCPU22は、図17に示すフロー図に従って動作する。なお、図17は、図6に対応するものであって情報提示端末14がメッセージ情報を取得するまでの処理を示しており、距離に応じたメッセージ表示処理の動作は上述の各実施例と同様である。また、ステップS241−S247、ならびにステップS255およびS257の処理は、図6のステップS1−S7、ならびにステップS9およびS11の処理と同様であり、重複する説明は省略する。ステップS243で“NO”である場合、またはステップS247を終了すると、処理はステップS249へ進む。
ステップS249では、通信装置26を介してタグIDのリストデータを受信したか否かを判断する。ステップS249で“YES”であれば、ステップS251で、受信したタグIDのリストデータをメモリ22のワークエリアに記憶する。ステップS249で“NO”である場合、またはステップS251を終了すると、処理はステップS253に進む。
ステップS253では、メモリ22に記憶されたタグIDのリストデータを参照して、ステップS245で検出されたタグIDがリスト中に含まれているか否かを判断する。ステップS253で“NO”であれば、つまり、検出されたタグID宛のメッセージがメッセージDB20に登録されていない場合には、処理はステップS241に戻る。
一方、ステップS253で“YES”であれば、つまり、検出タグID宛のメッセージが登録されている場合には、処理はステップS255へ進む。このようにして、既に登録されているメッセージの宛先に設定されたユーザのタグIDのみがサーバ12に送信される。
なお、上述の各実施例では、表示装置28およびタグ検出装置30を含む情報提示端末14と、メッセージを記憶するサーバ12とを接続していた。しかし、1または少数の表示装置28でユーザへの情報提示を1箇所または少数の箇所で小規模に行うような場合等には、表示装置28とタグ検出装置30をサーバ12に直接接続して、サーバ12が上述のような情報提示端末14の動作を実行するようにしてもよい。
この発明の一実施例の情報提示システムの構成を示す図解図である。 ユーザ情報DBに記憶されるユーザ情報の内容の一例を示す図解図である。 メッセージDBに記憶されるメッセージ情報の内容の一例を示す図解図である。 この発明の情報提示システムの概要を示す図解図である。 表示装置に表示される情報の一例を示す図解図であり、(A)はユーザとの距離が遠距離の場合の表示画面を示し、(B)はユーザとの距離が中距離の場合の表示画面を示し、(C)はユーザとの距離が近距離の場合の表示画面を示す。 図1実施例における情報提示端末の動作の一例の一部を示すフロー図である。 図6の続きを示すフロー図である。 図1実施例におけるサーバの動作の一例を示すフロー図である。 他の実施例の情報提示システムの構成を示す図解図である。 図9実施例の情報提示端末の動作の一例の一部を示すフロー図である。 図9実施例の情報提示端末の動作の他の例の一部を示すフロー図である。 図11実施例に対応するサーバの動作の一例を示すフロー図である。 図9実施例の情報提示端末の動作のその他の例の一部を示すフロー図である。 他の実施例の情報提示システムの構成を示す図解図である。 図14実施例の情報提示端末の動作の一例の一部を示すフロー図である。 他の実施例の情報提示システムにおけるサーバの動作の一例を示すフロー図である。 図16実施例に対応する情報提示端末の動作の一例の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 …情報提示システム
12 …サーバ
14 …情報提示端末
16 …タグ
18 …ユーザ情報DB
20 …メッセージDB
22 …CPU
24 …メモリ
28 …表示装置
30 …タグ検出装置
32,34…操作スイッチ

Claims (5)

  1. ユーザへの提示情報を記憶する記憶手段および前記提示情報を表示する表示手段を備える情報提示システムであって、
    前記ユーザに取り付けられるタグ、
    前記タグを検出するタグ検出手段、
    前記タグ検出手段によって検出された前記タグと前記表示手段との距離を検出する距離検出手段、および
    前記提示情報を、前記距離検出手段によって検出された距離に応じて異なる画像で前記表示手段に表示する表示制御手段を備える、情報提示システム。
  2. 前記記憶手段を備えるサーバと、前記サーバに接続されかつ前記表示手段、前記タグ検出手段、前記距離検出手段および前記表示制御手段を備える情報提示端末と、複数のユーザに取り付けられて識別情報を発する複数のタグとを含んでいて、
    前記情報提示端末は、前記タグ検出手段で検出された前記タグの識別情報に対応するユーザ宛の前記提示情報の送信を前記サーバに要求する要求手段をさらに備え、
    前記サーバは、前記要求手段からの要求に応じて前記提示情報を前記情報提示端末に送信する返信手段をさらに備える、請求項1記載の情報提示システム。
  3. 前記表示手段の近くに設けられてユーザによって操作される第1操作手段をさらに備え、
    前記表示制御手段は、前記第1操作手段からの所定の入力に応じて、前記提示情報を所定の画像で表示する、請求項1または2記載の情報提示システム。
  4. 前記タグは、ユーザによって操作される第2操作手段を備えていて前記第2操作手段の操作に応じて異なるデータを出力し、
    前記タグ検出手段は、前記タグから出力されるデータを検出し、
    前記表示制御手段は、前記タグ検出手段で検出された前記タグからのデータが前記第2操作手段の所定の操作を示すものであることに応じて、前記提示情報を前記所定の画像で表示する、請求項1ないし3のいずれかに記載の情報提示システム。
  5. 前記表示制御手段によって表示される距離に応じて異なる画像は、視認距離が異なる画像である、請求項1ないし4のいずれかに記載の情報提示システム。
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