JP2006215095A - 像ぶれ補正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小さな駆動力で補正レンズを移動させることができ、迅速、且つ高精度の像ぶれ補正を行うことのできる像ぶれ補正装置を提供する。
【解決手段】像ぶれ補正装置50は、像のぶれを補正する補正レンズ13Aと、補正レンズ13Aを保持する保持枠52と、保持枠52をそれぞれP、Y方向に移動自在に支持する第1、第2のスライダー60、70と、この第1、第2のスライダー60、70をそれぞれP、Y方向に駆動する第1、第2コイルモータ80、90とによって構成される。第1スライダー60は、P方向に形成された鏡胴(第3移動筒23)用のP案内部61と、Y方向に形成された保持枠52用のY案内部62とによって略L状に形成され、第2スライダー70は、Y方向に形成された鏡胴用のY案内部71と、P方向に形成された保持枠52用のP案内部72によって略L状に形成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は像ぶれ補正装置に係り、特にカメラ等の携帯光学機器における像ぶれ補正装置に関する。
カメラの像ぶれ補正装置は、撮影光軸に直交する面内で補正レンズを移動自在に支持し、カメラに振動が加わった際に、その振動を打ち消す方向に補正レンズをアクチュエータで移動させることによって像ぶれを補正している。例えば、特許文献1に記載の像ぶれ補正装置は、補正レンズの固定枠をピッチ方向に移動自在となるように第1保持枠で保持し、この第1保持枠をヨー方向に移動自在となるように第2保持枠に保持している。そして、固定枠に取り付けたピッチコイルや、第1保持枠に取り付けたヨーコイルを用いて、補正レンズをピッチ方向或いはヨー方向に移動させて、像ぶれを補正している。
特許2641172号
しかしながら、特許文献1に記載の像ぶれ補正装置は、第1保持枠が第2保持枠の上に取り付けられているため、補正レンズをヨー方向に移動させる際に、固定枠と第1保持枠の両方を移動させることになり、大きな駆動力が必要になるという問題があった。このため、電池の消耗が早くなるという問題や、補正レンズの移動が遅れて高精度の像ぶれ補正ができなくなるという問題があった。
また、特許文献1は、補正レンズをヨー方向に移動させる際とピッチ方向で移動させる際とで必要な駆動力が異なり、移動特性が変化するので、高精度の像ぶれ補正ができないという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、小さな駆動力で補正レンズを移動させることができ、迅速、且つ高精度の像ぶれ補正を行うことのできる像ぶれ補正装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は前記目的を達成するために、結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で、異なる第1、第2の方向に移動自在に支持される光学系保持部材と、前記第1方向に沿って形成された案内部を介して前記光学系保持部材を第1方向にスライド自在に支持するとともに、前記第2方向に沿って形成された案内部を介して前記結像光学系の鏡胴に第2方向にスライド自在に支持される略L状の第1スライダーと、前記第2方向に沿って形成された案内部を介して前記光学系保持部材を第2方向にスライド自在に支持するとともに、前記第1方向に沿って形成された案内部を介して前記結像光学系の鏡胴に第1方向にスライド自在に支持される略L状の第2スライダーと、前記第1スライダーに接続され、該第1スライダーを前記第1方向に駆動する第1駆動手段と、前記第2スライダーに接続され、該第2スライダーを前記第2方向に駆動する第2駆動手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1、第2の駆動手段を駆動することによってそれぞれ、第1、第2のスライダーが独立して移動し、補正光学系の光学系保持部材が第1、第2の方向に移動する。すなわち、第1駆動手段を駆動した際には、第1スライダーのみが移動して光学系保持部材が第1方向に移動し、第2駆動手段を駆動した際には、第2スライダーのみが移動して光学系保持部材が第2方向に移動する。したがって、第1駆動手段は、第1スライダーを移動させるだけなので、第2駆動手段や第2スライダーを移動させるための余計な駆動力を必要とせず、少ない動力で保持部材を移動させることができる。同様に、第2駆動手段は、第2スライダーを移動させるだけなので、第1駆動手段や第1スライダーを移動させる余計な駆動力を必要とせず、少ない動力で保持部材を移動させることができる。よって、請求項1の発明によれば、保持部材を少ない動力で移動させることができるので、消費電力を削減することができるとともに、保持部材を迅速、且つ精度よく移動させることによって像ぶれ補正を正確に行うことができる。
また、請求項1の発明によれば、第1、第2のスライダーを略L状に形成したので、装置を大型化することなく、補正光学系を大きく移動させることができる。すなわち、請求項1に記載の第1、第2のスライダーは、装置全体を大きくすることなく案内範囲を大きくするのに適した略L状に形成されており、装置の小型化と補正光学系の移動範囲の拡大の両方を達成することができる。
請求項2に記載の発明は請求項1の発明において、前記第1、第2スライダーと、前記保持部材、或いは前記鏡胴との間には、緩衝部材が設けられることを特徴とする。したがって、請求項2の発明によれば、第1、第2スライダーと、保持部材或いは鏡胴が衝突した際に、その衝撃を緩衝部材によって吸収することができるので、衝撃の際に発生する像ぶれを抑制することができる。
本発明に係る像ぶれ補正装置によれば、第1、第2の駆動手段によって第1、第2のスライダーを独立して移動させるようにしたので、保持部材を少ない動力で移動させることができる。また、第1、第2のスライダーを略L状に形成したので、補正光学系の可動範囲を十分に確保しつつ、装置を小型化することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係る像ぶれ補正装置の好ましい実施の形態を説明する。
図1は、本発明に係る像ぶれ補正装置が適用されたレンズ装置を示す断面図である。図1に示すように、レンズ装置10には、第1レンズ群11、第2レンズ群12、第3レンズ群13、及び第4レンズ群14が収容されている。このうち、第1レンズ群11、第2レンズ群12、及び第4レンズ群14は結像光学系を構成しており、第3レンズ群13は結像光学系の像のぶれを補正する補正光学系を構成している。
レンズ装置10は、カメラ本体16に固定される固定筒20と、この固定筒20に対して繰り出し及び繰り込み可能な第1移動筒21、第2移動筒22、及び第3移動筒23とを備えている。第1移動筒21には第1レンズ群11が保持され、第2移動筒22には第2レンズ群12が保持され、第3移動筒23には第3レンズ群13が保持される。また、固定筒20、第1移動筒21、第2移動筒22、第3移動筒23は、光軸Oを中心として内外多重に配設されている。なお、第4レンズ群14は、保持枠24によって保持される。
固定筒20は、一端に開口部を有し、他端を開放した筒状部材である。開口部には、撮影光学系の結像面26が形成されており、この開口部に撮影素子であるCCD28の保持枠30が取り付けられる。保持枠30は、開口部の縁部に掛止され、押え板(不図示)に押さえられて開口部に取り付けられる。これにより、保持枠30に保持されたCCD28が結像面26に配置される。
固定筒20の外側には回転筒25が光軸Oを中心として回動自在に支持されている。この回転筒25は、第1移動筒21にカム機構を介して連結されており、回転筒25を回転させることによって第1移動筒21が光軸O方向に繰り出し、或いは繰り込みされるようになっている。すなわち、回転筒25の内周面にはカム溝32が形成されており、このカム溝32に第1移動筒21のカムピン34が係合される。カムピン34は、固定筒20に形成された光軸O方向のガイド孔36に貫通した状態で配置される。したがって、回転筒25を回転させることによってカム溝32に係合したカムピン34が移動し、このカムピン34がガイド孔36にガイドされて光軸O方向に移動する。これにより第1移動筒21に保持された第1レンズ群11を光軸O方向に移動させることができる。同様に、回転筒25は、第2移動筒22、第3移動筒23に不図示のカム機構を介して接続されており、回転筒25を回転させることによって第2移動筒22、第3移動筒23が光軸O方向に移動するようになっている。
第4レンズ群14を保持する保持枠24は、光軸O方向に配設されたガイド棒38、38にガイドされ、光軸O方向に移動自在に支持されており、第3移動筒23に連動して光軸方向に移動するように構成されている。
第3移動筒23には、第3レンズ群13を構成する固定レンズ13Bと補正レンズ13Aが支持され、さらに補正レンズ13Bの前方にアイリス機構40が取り付けられている。固定レンズ13Bは第3移動筒23に固定され、光軸O上に配置されている。補正レンズ13Aは、光軸Oに直交する面上で移動自在に支持されており、この補正レンズ13Aを移動させることによって像ぶれの補正を行っている。以下、補正レンズ13Aを用いた像ぶれ補正装置について説明する。
図2は、像ぶれ補正装置50を拡大した断面図であり、図3は、像ぶれ補正装置50の分解斜視図である。また、図4は、像ぶれ補正装置50を光軸O方向に見た断面図である。
これらの図に示すように、像ぶれ補正装置50は主として、補正レンズ13Aを保持する保持枠52と、この保持枠52を支持する第1スライダー60、第2スライダー70と、この第1スライダー60、第2スライダー70を移動させる第1コイルモータ80、第2コイルモータ90で構成される。
保持枠52は、光軸Oに直交する面内において、直交する二方向に移動自在に支持されている。この二方向をピッチ方向(第1の方向に相当:以下P方向という)、ヨー方向(第2の方向に相当:以下Y方向という)とする。
保持枠52はその外形が略矩形状に形成されている。図4に示すように、保持枠52の側面には、P方向に配置されたPガイド棒54と、Y方向に配置されたYガイド棒55が取り付けられる。一方、第3移動筒23には、P方向に配置されたPガイド棒56と、Y方向に配置されたYガイド棒57とが保持されている。Pガイド棒56、Yガイド棒57はそれぞれ、光軸Oを挟んでPガイド棒54、Yガイド棒55の反対側に配置される。
第1スライダー60は、P方向に形成されたP案内部61と、Y方向に形成されたY案内部62とを有し、このP案内部61とY案内部62によって略L状に形成されている。P案内部61は、その外側側面の両端に突出部61A、61A(図4参照)を有し、この突出部61A、61Aに、前述したPガイド棒56が挿通されるガイド孔(不図示)が形成されている。したがって、突出部61A、61Aのガイド孔にPガイド棒56を挿通させることによって、第1スライダー60が第3移動筒23に対してP方向にスライド自在に支持される。
第1スライダー60のY案内部62の上面には、その両端部に突出部62A、62Aが形成されており、この突出部62A、62Aに、Yガイド棒55が挿通されるガイド孔(不図示)が形成されている。したがって、突出部62A、62Aのガイド孔にYガイド棒55を挿通させることによって、第1スライダー60が保持枠52に対してY方向に移動自在に支持される。
また、第1スライダー60のY案内部62には、一対の挟持部62B、62Bが外側に突出形成されている。この挟持部62B、62Bは対向して配設され、且つ、図3に示すように円弧状に形成されており、第1コイルモータ80のコイル81を保持できるようになっている。第1コイルモータ80は、駆動時にコイル81をP方向に駆動させるように構成される。
なお、挟持部62Bにはガタつき防止用の突起部62Cが設けられる。この突起部62Cは第3移動筒23に形成された溝63に挿入されて係合され、これによって、第1スライダー60が光軸O方向にガタつくことが防止される。
第2スライダー70は、Y方向に形成されたY案内部71と、P方向に形成されたP案内部72とを有し、Y案内部71とP案内部72によって略L状に形成されている。第2スライダー70は、図4に示すように、光軸Oと直交する面内において、第1スライダー60と同一平面上に配置され、且つ、第1スライダー60と第2スライダー70によって光軸Oを囲む矩形枠体を形成するように配置される。
第2スライダー70のY案内部71は、その外側側面の両端に突出部71A、71Aを有し、この突出部71A、71Aに、前述のYガイド棒57が挿通されるガイド孔(不図示)が形成されている。したがって、突出部71Aのガイド孔にYガイド棒57を挿通させることによって、第2スライダー70が第3移動筒23に対してY方向にスライド自在に支持される。
第2スライダー70のP案内部72の上面には、その両端に突出部72A、72Aが形成されており、この突出部72A、72Aに、前述のPガイド棒54が挿通されるガイド孔が形成されている。したがって、突出部72Aのガイド孔にPガイド棒54を挿通させることによって、第2スライダー70が保持枠52に対してP方向に移動自在に支持される。
また、第2スライダー70のP案内部72には、一対の挟持部72B、72Bが突出形成されている。この挟持部72B、72Bは対向して配置されるとともに、図3に示すように円弧状に形成されており、第2コイルモータ90のコイル91を保持できるようになっている。第2コイルモータ90は、駆動時にコイル91をY方向に駆動させるように構成される。
なお、挟持部72Bにはガタつき防止用の突起部72Cが設けられる。この突起部72Cは第3移動筒23に形成された凹溝73に挿入されて係合され、これによって、第2スライダー70が光軸O方向にガタつくことが防止される。
図4に示すように第1スライダー60、第2スライダー70にはそれぞれ、ホール素子64、74が取り付けられている。また、第3移動筒23には、ホール素子64、74に対向する位置に、マグネット66、76(図3参照)が取り付けられている。したがって、ホール素子64、74とマグネット66、76から成る位置検出センサによって、第1スライダー60、第2スライダー70の位置を検出することができる。なお、位置検出センサの構成はこれに限定されるものではなく、例えばLEDとPSD(Position Sensor Device)から成る非接触式センサを用いてもよい。
上述した第3移動筒23に取り付けたPガイド棒56、Yガイド棒57には、筒状の緩衝部材58、58が取り付けられている。緩衝部材58、58は、衝撃を吸収する材料、例えばゴムやウレタン樹脂等から成り、第1スライダー60と第3移動筒23との間、或いは第2スライダー70と第3移動筒23との間に配置されている。したがって、第1スライダー60と第3移動筒23との衝突時、或いは第2スライダー70と第3移動筒23との衝突時に、その衝撃を緩衝部材58によって吸収することができ、衝撃による第1スライダー、第2スライダー、第3移動筒の破損を防止する。
同様に、保持枠52のPガイド棒54、Yガイド棒55には、筒状の緩衝部材59、59が取り付けられる。緩衝部材59、59は、衝撃を吸収する材料、例えばスポンジやウレタン樹脂等から成り、第2スライダー70と保持枠52、或いは第1スライダー60と保持枠52との間に配置されている。したがって、第2スライダー70と保持枠52との衝突時、或いは第1スライダー60と保持枠52との衝突時に、その衝撃を緩衝部材59によって吸収することができ、衝撃による第1スライダー、第2スライダー、第3移動筒の破損を防止する。
第1コイルモータ80は主として、コイル81と、コ型ヨーク82と、円盤型ヨーク83によって構成され、コイル81は前述した第1スライダー60に保持される。コ型ヨーク82は、第3移動筒23に固定されており、一方の端部82Aがコイル81の中空部に挿通配置される。またコ型ヨーク82の他端部には、コイル81に対向してマグネット84が取り付けられている。円盤型ヨーク83は金属板によってリング状に形成されており、第3移動筒23に固定される。円盤型ヨーク83にはコイル81に対向してマグネット85が取り付けられる。また、円盤型ヨーク83には、図1のアイリス機構40が取り付けられている。円盤型ヨーク83は、アイリス機構40に対する磁気遮蔽部材として兼用されている。
第2コイルモータ90は主として、コイル91、コ型ヨーク92、及び前述の円盤型ヨーク83によって構成され、コイル91は第2スライダー70によって保持される。コ型ヨーク92は、第3移動筒23に取り付けられており、一方の端部92Aがコイル91の中空部に挿通配置される。また、コ型ヨーク92の他端部92Bにはコイル91に対向してマグネット(不図示)が取り付けられる。円盤型ヨーク83は、第1コイルモータ80と兼用されており、コイル91に対向してマグネット95が取り付けられている。
次に上記の如く構成された像ぶれ補正装置50の作用について説明する。
第1コイルモータ80を駆動すると、コイル81が取り付けられた第1スライダー60に駆動力が伝わり、第1スライダー60がP方向に移動する。これにより、第1スライダー60にYガイド棒55を介して取り付けられた保持枠52がP方向に移動し、補正レンズ13AがP方向に移動する。その際、第2スライダー70は保持枠52に対してP方向にスライド自在に支持されているので、第2スライダー70が移動することがない。すなわち、第1コイルモータ80を駆動すると、第2スライダー70は移動せずに、第1スライダー60のみが独立して移動する。
一方、第2コイルモータ90を駆動すると、コイル91に取り付けられた第2スライダー70に駆動力が伝わり、第2スライダー70がY方向に移動する。これにより、第2スライダー70にPガイド棒54を介して取り付けられた保持枠52がY方向に移動し、補正レンズ13AがY方向に移動する。その際、第1スライダー60は保持枠52に対してY方向にスライド自在に支持されているので、第1スライダー60が移動することがない。すなわち、第2コイルモータ90を駆動すると、第1スライダー60は移動せずに、第2スライダー70のみが独立して移動する。
このように本実施の形態によれば、第1コイルモータ80、第2コイルモータ90をそれぞれ駆動することによって、第1スライダー60、第2スライダー70が独立して移動するので、少ない動力で補正レンズ13Aの保持枠52をP方向、Y方向に移動させることができる。すなわち、第1コイルモータ80は、第2スライダー70や第2コイルモータ90を移動させる必要がないので、少ない動力で保持枠52をP方向に移動させることができ、同様に、第2コイルモータ90は、第1スライダー60や第1コイルモータ80を移動させる必要がないので、少ない動力で保持枠52をY方向に移動させることができる。したがって、本実施の形態によれば、保持枠52を移動させる動力を削減することができる。
また、本実施の形態によれば、第1コイルモータ80、第2コイルモータ90をそれぞれ駆動することによって、第1スライダー60、第2スライダー70を独立して移動させるので、保持枠52を迅速、且つ正確に移動させることができる。すなわち、第1コイルモータ80を駆動する際には第2スライダー70や第2コイルモータ90の影響を受けることがなく、同様に第2コイルモータ90を駆動する際には第1スライダー60や第1コイルモータ80の影響を受けることがないので、保持枠52を正確に移動させることができる。したがって、保持枠52で保持された補正レンズによって高精度の像ぶれ補正を行うことができる。
さらに、本実施の形態によれば、第1コイルモータ80及び第2コイルモータ90において、コ型ヨーク82、92と円盤型ヨーク83を組み合わせるようにしたので、大きな駆動力を確保し、且つ、第1コイルモータ80及び第2コイルモータ90を小型化することができる。すなわち、円盤状ヨーク83を用いずにコ型ヨークを二つ連結して用いた場合には、二つのコ型ヨークをコイル81、91の中空部に挿入配置するために、コイル81、91の中空部を大きくする必要があり、その分だけコイルモータが大型化するという問題がある。また、その場合には、アイリス機構40に対する磁気遮蔽部材を別途、設ける必要があるために、装置が大型化するという問題がある。これに対して、本実施の形態では、円盤型ヨーク83とコ型ヨーク81、91を組み合わせたので、コイル81、91にはコ字型ヨーク82、92を一つだけ挿入配置すればよく、コイル81、91を小さくすることができる。よって、第1コイルモータ80及び第2コイルモータ90を小型化することができ、さらには円盤型ヨーク83を設けたことによって磁気遮蔽部材を別途設ける必要がないので装置全体を小型化することができる。
本発明に係る像ぶれ補正装置が適用されたレンズ装置の構成を示す断面図 像ぶれ補正装置を示す断面図 像ぶれ補正装置の構成を示す斜視図 像ぶれ補正装置の正面図
符号の説明
13A…補正レンズ、23…第3移動筒、50…像ぶれ補正装置、52…保持枠、54、56…Pガイド棒、55、57…Yガイド棒、60…第1スライダー、70…第2スライダー、80…第1コイルモータ、90…第2コイルモータ

Claims (2)

  1. 結像光学系によって形成される像のぶれを補正する補正光学系と、
    前記補正光学系を保持するとともに、前記結像光学系の光軸に直交する面内で、異なる第1、第2の方向に移動自在に支持される光学系保持部材と、
    前記第1方向に沿って形成された案内部を介して前記光学系保持部材を第1方向にスライド自在に支持するとともに、前記第2方向に沿って形成された案内部を介して前記結像光学系の鏡胴に第2方向にスライド自在に支持される略L状の第1スライダーと、
    前記第2方向に沿って形成された案内部を介して前記光学系保持部材を第2方向にスライド自在に支持するとともに、前記第1方向に沿って形成された案内部を介して前記結像光学系の鏡胴に第1方向にスライド自在に支持される略L状の第2スライダーと、
    前記第1スライダーに接続され、該第1スライダーを前記第1方向に駆動する第1駆動手段と、
    前記第2スライダーに接続され、該第2スライダーを前記第2方向に駆動する第2駆動手段と、
    を備えたことを特徴とする像ぶれ補正装置。
  2. 前記第1、第2スライダーと、前記保持部材、或いは前記鏡胴との間には、緩衝部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の像ぶれ補正装置。
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