JP2006214498A - ネジ止め構造およびネジ止め方法 - Google Patents

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Masashi Miyauchi
雅司 宮内
Tetsuo Omori
哲男 大森
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Abstract

【課題】
ネジ締結されるプラスチックモールド部品の材料リサイクルを容易にする。
【解決手段】
本発明のプラスチックモールド部品のネジ止め構造は、らせん状の雌ネジ溝を有するモールドボス部と、央部に樹脂が充填された中空部と、前記樹脂の充填時に前記雌ネジ溝に沿って変形して雄ネジ溝を形成する胴部を有するリベットを備え、前記モールドボスと前記リベットとにより部品締結するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パソコンやプリンタ、複写機等の情報処理装置のモールド筐体、モールド部品の締結に係り、特に、リサイクル容易な締結構造や締結方法に関する。
パソコンやプリンタ、複写機等の情報処理装置で、プラスチック等のモールドベースに部品を締結する技術として、ベースに金属インサートナットを埋め込み、金属ねじで固定する方法が一般的におこなわれていた。しかし、環境保全や資源の有効利用の促進のために、情報処理装置のリサイクル制度が制定され、モールドベースから埋め込まれた金属インサートナットを分離して、材料ごとに分別することが必要となってきた。
モールドベースに部品を締結する方法には、インサートネジによる方法以外にも、セルフタップネジによる方法がある。しかし、セルフタップねじを使用すると、強度的にねじ深さが必要で薄型化に不向きで、さらに、ねじを切る時に削りくずが出る、一度外すと再使用ができない、などの問題があった。
このため、インサートネジによる締結方法では、特許文献1に開示されているように、モールド部とインサートネジ部分に分離するための構造を設け、かつ、インサートネジの周囲に補強を有する構造とすることにより、インサートネジの強度を保ちつつ、容易にインサートネジ部分を除去する技術が考案されている。
特開2001−227522号公報
しかし、上記特許文献1に開示された技術では、インサートナットを挿入するためボス部にインサートナットを分離するための溝形状を設けるために、モールド型の形状が複雑になる問題がある。また、このようなボス形状のために、モールド成形性が低下する問題もある。
本発明の目的は、プラスチックベースにベースとは他のものを固定でき、さらに、ベースとその固定されたものを分離した時に、ベースに異種材質の部品が残らず材料リサイクル可能とするネジ止め構造および締結方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のプラスチックモールド部品のネジ止め構造は、らせん状の雌ネジ溝を有するモールドボス部と、央部に樹脂が充填された中空部と、前記樹脂の充填時に前記雌ネジ溝に沿って変形して雄ネジ溝を形成する胴部を有するリベットを備え、前記モールドボスと前記リベットとにより部品締結するようにした。
また、本発明のプラスチックモールド部品のネジは、ネジ止め方法は、中空リベットが挿入される前記プラスチックモールドのボス部に設けられた挿入穴に雌ネジ部を形成する工程と、前記ボス部に設けられた挿入穴に中空リベットを挿入する工程と、前記中空リベットの中空部に樹脂を充填して、前記挿入穴の雌ネジ溝に沿って雄ネジ部を形成する工程とから成るようにした。
本発明によれば、装置の分解時にプラスチックモールド部品にモールド部品と異なる材料の部品が残すことなく分解できるので、材料分別が不要になり、部品のリサイクルが容易になる効果がある。
以下、図面により、本発明の実施例のネジ止め構造およびねじ止め方法を詳細に説明する。
図1は、実施例のネジ止め構造の概略を示す図であり、詳細を後述するリベット3により、パソコンの筐体などのプラスチック製のベース1に、プリント基板2をネジ止め固定している。図2から図6により、ネジ止め工程を詳細に説明する。
図2にしめすように、本実施例によるネジ止めをおこなうベース1には、リベット挿入穴4が設けられ、プリント基板2にも同様のリベット挿入穴4が設けられている。
つぎに、図3にしめすように、ベースに設けられたリベット挿入用の穴(4)の内側側面に熱こてを当てて、らせん状の溝を成型する。これによりリベット挿入用の穴がナット状になる。このとき、熱こては、すぼめた状態でリベット挿入用穴に挿入し、挿入後にこれを押し広げて内側側面にこてを当てて溝を成型する。押し当てた後は、再びこてをすぼめて穴から引き抜く。
つぎに図5にしめすように、このらせん溝が成型された穴に,図4にしめす中空の金属製リベット(6)を挿入する。中空リベット6は、央部にホットメルトなどの樹脂が充填される中空部7を有し、さらに、リベットのフランジ部にドライバ用溝8が設けられている。このドライバ溝8により、ドライバでねじを外す要領でリベットをまわして、容易にベースからプリント基板を取り外すことができる。
中空リベット6には、図6にしめすように、ホットメルトなどの樹脂を加熱しながら高圧で注入する。この時の圧力により、中空のリベットがベースのらせん状の溝の形に合わせて変形し、ねじ状態となる。そして、注入した樹脂は温度が下がれば固まり、雄ねじとなり、ベースにプリント基板が固定できる。
前述したように、リベットの頭にドライバ用の溝を設けられているので、ベースからプリント基板を取り外す場合は、ドライバでねじを外す要領でリベットをまわして、容易に取り外すことができる。これにより、分解した時に、プラスチックベースにナットなどの金属が残らないので、素材ごとの分別が可能となり、リサイクルを促進できる。さらに、保守などで取り外したリベットを再び挿入する場合は、リベットの挿入口とリベットの頭に番号などの目印を付けて対応させておくことにより、同じ箇所にリベットを戻すことができる。
さらに、実施例のネジ止め構造によれば、プリント基板2をベース1に過度に締め付けることがないので、プリント基板2に異常な締め付け力が働くことがなく、プリント基板2に搭載された電子部品に対するストレスを低減できる効果がある。
ベースにプリント基板が固定された状態をしめす図である。 ベースのリベット挿入用穴の成型前の状態をしめす図である。 ベースのリベット挿入用穴に熱こてを当ててらせん状の溝を成型した状態をしめす図である。 成型前の中空リベットをしめす図である。 成型後のベースにプリント基板を挟んで成型前の中空リベットを挿入した状態をしめす図である。 中空リベット内に樹脂を高圧で注入した状態をしめす図である。
符号の説明
1…プラスチックベース、2…プリント基板、3…中空リベット、
4…リベット挿入用の穴、8…ドライバ用の溝、
10…中空リベットに注入される樹脂

Claims (3)

  1. プラスチックモールド部品のネジ止め構造において、
    らせん状の雌ネジ溝を有するモールドボス部と、
    央部に樹脂が充填された中空部と、前記樹脂の充填時に前記雌ネジ溝に沿って変形して 雄ネジ溝を形成する胴部を有するリベットを備え、
    前記モールドボスと前記リベットとにより部品締結することを特徴とするネジ止め構造。
  2. 請求項1記載のネジ止め構造において、
    前記リベットのフランジ部にドライバ用溝を設けたことを特徴とするネジ構造。
  3. プラスチックモールド部品のネジ止め方法において、
    中空リベットが挿入される前記プラスチックモールドのボス部に設けられた挿入穴に雌ネジ部を形成する工程と、
    前記ボス部に設けられた挿入穴に中空リベットを挿入する工程と、
    前記中空リベットの中空部に樹脂を充填して、前記挿入穴の雌ネジ溝に沿って雄ネジ部を形成する工程と、とを有することを特徴とするネジ止め方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010224518A (ja) * 2009-02-27 2010-10-07 Canon Inc クリーニング装置、現像装置、カートリッジ、クリーニングブレードの固定方法、現像ブレードの固定方法
JP2019188895A (ja) * 2018-04-20 2019-10-31 八千代工業株式会社 燃料タンク

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